JPH0445259A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JPH0445259A
JPH0445259A JP15235890A JP15235890A JPH0445259A JP H0445259 A JPH0445259 A JP H0445259A JP 15235890 A JP15235890 A JP 15235890A JP 15235890 A JP15235890 A JP 15235890A JP H0445259 A JPH0445259 A JP H0445259A
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JP
Japan
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substrate
processing chamber
raw material
wall surface
vacuum processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP15235890A
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English (en)
Inventor
Masayuki Iijima
正行 飯島
Yoshikazu Takahashi
善和 高橋
Yoshiyuki Ukishima
禎之 浮島
Takao Tobari
戸張 隆雄
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Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、成膜装置に関し、更に詳細には高分子膜の原
料モノマーを蒸発させて基板上に高分子膜を形成する際
に用いる成膜装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の成膜装置としては、第2図示のように真
空処理室a内の下方に高分子膜の原料モノマーb、cを
蒸発させる蒸発源d、eを配置し、真空処理室a内の上
方で該蒸発源d。
eに対向する位置に基板fを保持する基板保持装置gを
配置し、更に基板保持装置gの背面に基板fを加熱する
ヒーターhを配置したものが知られている。
そして、前記装置で高分子膜を形成する場合は、所定圧
に減圧した真空処理室a内で蒸発源cl、  eにより
原料モノマーb、cを蒸発させ、これをヒーターhで所
定温度に加熱された基板f上で蒸着重合させて高分子膜
を形成するものである。
尚、図中、1は真空処理室aの真空排気系、〕はモノマ
ー回収トラップ、kは真空処理室aの壁面、βは蒸発源
d、eのヒーター、mは各蒸発源d、eと基板fの間に
介在させたシャッタ、nは両蒸発源d、e間に配置した
仕切板を夫々示す。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記成膜装置は、蒸発源d。
eから蒸発した原料モノマーb、cは基板f上に蒸着す
るばかりではなく、真空処理室aの壁面にやトラップj
等に付着するので、原料モノマーから得られる高分子膜
の収量は当初の原料モノマー量よりも相当域ることとな
るので、高分子膜を形成した場合、その膜形成に要した
原料モノマーの利用効率(ここでは高分子膜の収量を原
料モノマーの使用量で割った値であり、以下高分子膜の
収率という)は数〜20%程度であり、高分子膜の収率
が極めて低いという問題がある。
本発明は、かかる問題点を解消した成膜装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の成膜装置は、真空処理室内に、高分子膜の原料
モノマーを蒸発させる蒸発源または外部蒸発源からの蒸
発口と、該蒸発源からの原料モノマーの蒸着重合で高分
子膜が形成される基板とを互いに対向して配置した成膜
装置において、真空処理室に蒸発源から基板に至る間の
真空処理室の壁面を加熱する加熱装置を配置したことを
特徴とする。
(作 用) 真空処理室内で蒸発源より原料上ツマ−を蒸発させると
該原料モノマーは基板上で蒸着重合して高分子膜を形成
する。この場合、蒸発源から基板に至る間の真空処理室
の壁面は加熱装置で加熱されるので、原料モノマーは壁
面に到達しても直ちに再蒸発し、付着することなく基板
上に到達する。
(実施例) 本発明の実施の1例を添付図面に基づき説明する。
第1図は本発明装置の1例を示すものであり、図中、l
は真空処理室を示し、該真空処理室1内を真空ポンプ等
の真空排気系2接続した。そして真空処理室1内の下方
に高分子膜の原料モノマーA、Bを蒸発させるためのガ
ラスまたはCu製容器から成る蒸発源3,3を設け、該
蒸発源3の周囲に巻回したヒーター4によって前記原料
モノマーA、Bを所定温度に加熱出来るようにした。ま
た、真空処理室1の上方に蒸発源3に対向させて高分子
膜を形成せしめるべき基板5を基板保持装置6によって
下向きに保持するようにした。
かかる構成は従来のものと特に変わるところがないが、
本発明のものは、真空処理室1に蒸発源3から基板5に
至る間の真空処理室1の壁面7を加熱する加熱装置8を
配置するようにしたもので、図示例では、壁面7をその
上方部分が基板5に近ずくに従い狭められる傾斜状とし
、該壁面7の内面に加熱ヒーター8を巻回し、該加熱ヒ
ーター8で該壁面7を所定温度に設定出来るようにした
また、基板保持装置6を密閉型箱に構成すると共に、該
基板保持装置6に一定温度の液体(例えば温度25℃の
恒温水)を循環させる循環パイプ9を介して循環ポンプ
10を接続し、該循環ポンプ10で該恒温水を循環させ
て基板保持装置6に保持される基板5を所定温度に維持
出来るようにした。
尚、図中、11は基板5の直前に配置したシャッタ、1
2は両蒸発源3間に配置した仕切板、13はモノマーの
回収トラップを夫々示す。
次に、前記装置を用い、高分子膜としてポリイミド膜の
作成例を説明する。
先ず、原料モノマーの蒸発源3,3の一方に原料モノマ
ーAとしてピロメリット酸二無水物と、他方に原料モノ
マーBとして4,4′−ジアミノジフェニルエーテルを
充填し、シャッタ11を閉じた状態で真空処理室1内を
真空排気系2を介して1×1O−6Torrに設定した
また基板保持装置6内に循環ポンプ10て恒温水を循環
させ、基板保持装置6に保持された基板5を温度25℃
になるようにした。
また、加熱装置8て蒸発源3から基板5に至る間の壁面
7を温度150℃になるようにした。
次に、レートモニター(図示せず)で蒸発源3.3から
の各原料モノマーA、Bの蒸発レートを測定しながら各
ヒーター4でピロメリット二無水物を180±2℃に、
また4、4′−ジアミノジフェニルエーテルを160±
2℃に加熱し、この時各原料モノマーA、Bが1:1の
モル比で蒸発するように真空処理室1内の圧力を5 X
 10−6Torrに設定した。
続いて原料モノマーが所定温度に達して所要の蒸発レー
トが得られた後にシャッタ1コーを開き、基板5上に原
料上ツマ−A、Bを100人〆秒の析出速度で厚さ10
μmに蒸着させた。
そして基板5上に蒸着重合された蒸着膜(ここではポリ
アミック酸)を温度200℃で1時間加熱し、高分子化
(ここではイミド化)させて高分子膜を形成した。
尚、基板5は大きさ100m5角のガラスを用い、また
、蒸発源3と基板5との間隔は350illとした。
前記のような高分子膜の形成実験を数回行い、各実験毎
に両蒸発源の充填した原料モノマーの減少量と、基板上
に形成された高分子膜の収量を夫々算出し、高分子膜の
収率を求めたところ65〜70%であった。
また、真空処理室1の壁面7を調べたところ付着してい
た原料モノマーは僅かに5%程度であった。
このように高分子膜の収率が太き(向上したことが確認
された。
また、加熱後の高分子膜を赤外線吸光スペクトル(FT
IR)分析したところポリイミドであった。
このように壁面7を温度150℃に、また基板5を温度
25℃程度に維持することにより、蒸発源3からの原料
モノマーの蒸気は該壁面7に到達しても直ちに再蒸発し
て付着することがなく、また、低温に維持されている基
板5上に到達した原料モノマーは再蒸発することなく蒸
着して蒸着膜を形成する。
次に、高分子膜としてポリュリア膜の作成例を説明する
原料モノマーAとしてピロメリットニ無水物の代わりに
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを、また
原料モノマーBとして4゜4′−ジアミノジフェニルエ
ーテルの代わりに4.4′−ジアミノジフェニルメタン
を用い、また、4.4’ −ジフェニルメタンジイソシ
アネートの加熱温度を70±1℃、4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタンの加熱温度を110±1℃とし、また
、真空処理室1の壁面7温度を100℃とし、原料モノ
マーの蒸発時の真空処理室1内の圧力を5 X 10−
’Torrとした以外は前記実施例と同様の方法で基板
5上に高分子膜を作成した。
そして、前記実施例と同様の方法で高分子膜の収率を求
めたところ60〜70%であった。
このように高分子膜の収率が大きく向上したことが確認
された。
また、作成された高分子膜を赤外線吸光スペクトル分析
したところポリュリアであった。
前記図示例では真空処理室1の壁面7を加熱する加熱装
置8の配置を壁面の内面に巻回としたが、これに限定さ
れるものではなく該加熱装置を壁面の外面に巻回しても
よい。
また、図示例では原料モノマーの蒸発源を真空処理室内
に配置したが、原料モノマーの蒸発源を真空処理室の外
部に配置し、該蒸発源からの原料モノマーの蒸発口を真
空処理室内に設けてもよい。
本発明成膜装置は、前記実施例のような基板上の一部に
高分子膜を形成する場合だけではなく、全方向同時蒸着
法により基板全面に高分子膜を形成させる際にも利用す
ることが出来る。
また、基板5の直前に設けたシャッタ11とは別個に、
真空処理室1内の各蒸発源3の上方に夫々シャッタを設
けることによって、各蒸発源3からの原料モノマーの蒸
発レートを制御しやすくなる。
(発明の効果) このように本発明装置によるときは、真空処理室に蒸発
源から基板に至る間の真空処理室の壁面を加熱する加熱
装置を配置するようにしたので、原料モノマーは加熱さ
れた壁面に到達しても直ちに再蒸発し、付着することな
く基板上に到達し、蒸着させることが出来るから高分子
膜の収率を向上させることが出来る成膜装置を提供する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1実施例の概略断面図、第2図は
従来の成膜装置の概略断面図である。 1・・・真空処理室   3・・・蒸発源5・・・基 
板     7・・・壁 面8・・・加熱装置 特 許 出 願 人  日本真空技術株式会社代   
  理     人   北   村   欣   岬
外3名 第 1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  真空処理室内に、高分子膜の原料モノマーを蒸発させ
    る蒸発源または外部蒸発源からの蒸発口と、該蒸発源か
    らの原料モノマーの蒸着重合で高分子膜が形成される基
    板とを互いに対向して配置した成膜装置において、真空
    処理室に蒸発源から基板に至る間の真空処理室の壁面を
    加熱する加熱装置を配置したことを特徴とする成膜装置
JP15235890A 1990-06-11 1990-06-11 成膜装置 Pending JPH0445259A (ja)

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