JPH0445200B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アイロンかけ装置の折畳装置等の
後行程処理のための洗濯機装置への洗濯物品の供
給装置に関する。ここに、“洗濯物品”という用
語はシート、枕カバー、タオルケツト等の洗濯機
で処理される布製品などの布帛物品を包含するも
のである。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕

この出願人による欧州特許公開EP−Ａ−
0153069号で開示される洗濯機供給装置ではコン
ベヤが設けられ、供給される物品はコンベヤの前
部に保持装置により保持される。同時に、物品を
吸引保持装置から開放すると、コンベヤを包囲す
るトンネルが吸引を受け、物品の先端部がコンベ
ヤに引き込まれる。機械の全体的なスピードは保
持装置及びコンベヤに加わる吸引を制御するバル
ブのON、OFF速度、並びに夫々の領域で得られ
る吸引の強さに依存する。この装置で達成可能で
あるよりもつと迅速な作動が要望されており、ま
たその装置は複雑でかつ費用が嵩むものであるの
で、この点でも改良を加えることが要望されてい
る。この要望は装置がマルチレーンのものである
ときは強い。このマルチレーン形の装置では広幅
のコンベヤは一列の吸引／保持装置を有し、これ
らの吸引／保持装置は機械の入口の横方向に離間
して配置され、供給される物品の幅に応じて、全
部若しくは一部の装置をリンクした協調的に作動
するように使用されるか又は個々に使用される。
そのため、各吸引／保持装置のために個々のバル
ブ機構が必要であり、かつ各各吸引／保持装置に
加えられるバキユームを離間する必要があり、そ
の結果機械は全体的に極度に複雑化されることに
なる。

〔課題を解決するための手段〕

この発明の物品洗濯機は、空気の流通性をもつ
た無端コンベヤを有し、該コンベヤは該コンベヤ
上への物品を受け取る自由端と、物品を洗濯装置
の別の箇所に搬送する送出端とを具備し、コンベ
ヤの自由端のためのエンクロージヤがコンベヤの
進路の少なくとも一部に沿つて延設され、該エン
クロージヤはコンベヤの自由端に開口する入口と
コンベヤによつて搬送される物品のための出口と
を形成し、更に、コンベヤの下側でエンクロージ
ヤから空気の排出を行うことにより、コンベヤを
横切ると同時に入口を通しての空気流を形成する
手段を有していて、物品はコンベヤ上に引き込ま
れかつコンベヤの前記出口まで搬送され、前記入
口に閉鎖部材が出没自在に設けられ、該閉鎖部材
はコンベヤに導入すべき物品を入口に近接して一
時的に吊り下げて保持する手段を有しており、か
つ前記閉鎖部材をエンクロージヤ内に後退させて
物品をしてエンクロージヤ内及びコンベヤ上に導
入する手段を具備していることを特徴とする。

本発明によれば、コンベヤの自由端が位置する
エンクロージヤの内部はフアンにより常時負圧に
よる吸引下にあり、コンベヤを下に向けて横切る
ような空気流が形成されると同時に、入口を通し
て外部よりエンクロージヤの内部への空気流が形
成されており、かつエンクロージヤの入口に出没
自在な閉鎖部材が設けられ、該閉鎖部材はコンベ
ヤに導入すべき物品を入口に近接して一時的に吊
り下げて保持する手段（小孔）を有しており、閉
鎖部材を後退手段によつてエンクロージヤ内に後
退させることにより物品はエンクロージヤ内及び
コンベヤ上に導入される。

本発明によれば、エンクロージヤ内に恒常的に
形成される負圧は通気性のコンベヤの下側より吸
引による空気流を惹起させ、エンクロージヤの入
口から内部へ引き込むような空気の流れとあいま
つて被選択物品（シート）をコンベヤ上に確実に
かつしわを発生することなく保持する効果（スム
ージング効果）を奏する。

以下この発明の特定の実施例を添付図面を参照
にしながら説明する。

〔実施例〕

図面はシート、枕カバー、タオル、毛布等の洗
濯物品を高速で供給する多数の手動装填式の供給
機構を示すもので、同装置はアイロンかけ装置
や、折畳装置等に対し一連に配置されるものであ
る。まず、第１図から第８図の第１実施例につい
て説明する。

供給機構は基部構造１０を有し、この基部構造
１０上に一対の直立側壁１１，１２が取付られ、
これらの側壁間に全体的にみて水平に延びるコン
ベヤ機構１３が取付られる。コンベヤ機構は多数
の狭い間隔をもつて離間したベルト１４を有し、
各ベルトは後述のように空気の通過が可能となつ
ている。コンベヤ機構は、側壁間のエンクロージ
ヤ１６に含まれる前端と、側壁間で突出するコン
ベヤの後端１７とを有し、供給機構が供給を行う
べき、アイロンかけ装置、折り畳み装置若しくは
その他の洗濯装置の入口と整列するように使用さ
れる。

エンクロージヤ１６は側壁１２間を延設される
頂壁１８を有し、その前壁１９は下向きに折り曲
げられている。前壁１９は細長い入口開口２０を
形成しており、同開口２０は供給機構の全幅に亙
つて広がつており、複数（図示の実施例では５
個）の矩形閉鎖部材２１が入口にそつてサイドバ
イサイドに配置され、後述のように入口を個別的
も若しくは一体的に開放することができる。前壁
１９は入口の下方において接続部１９ａに接続し
ており、この接続部１９ａは、下向きかつ前向き
のアングル状の下側片２２に到つておりオーバハ
ングを形成し、かつ垂直壁２３において終端して
いる。後述のように、作業員は機械の前壁１９の
前方に立ち、被処理洗濯物品はエンクロージヤの
オーバハング部の下方の空間に収納、若しくは供
給され、作業員により必要に応じて取り上げられ
る。

入口ポート２０の閉鎖部材２１は供給機構を複
数の類似したレーンに分かつたものであり、以下
第３図−第５図によつて説明する。これちの図は
そのようなレーンの一つる沿う断面図で供給機構
の内部をより詳細に示すものである。

先に説明したように、コンベヤ機構は複数のフ
レキシブルな孔空きベルト１４を具備しており、
同ベルトは、側壁１１，１２上に軸受によつて取
付られる多数の離間した水平ローラの周囲を延設
されている。第１のローラ２４は全体からみてエ
ンクロージヤ１６と同心に配置され、ローラ２４
の回りをベルトは矢印の方向に巡らされ、ここが
コンベヤの全部自由端を形成する。それから、ベ
ルトはエンクロージヤ１６の後部に向かつてロー
ラ２５まで浅く傾斜しながら進み、ローラ２５の
箇所でエンクロージヤから外に出てローラ２６よ
り、外端ローラ２７まで緩く傾斜しながら降下す
る。ローラ２７（第１図参照）は側壁１１，１２
から片持的に取付られる。ローラ２７はコンベヤ
の送出側の端部１７を形成するもので、この点か
らベルトは、ローラ２６の下方に位置するローラ
２８上を通過して、エンクロージヤの後部に戻
り、それからローラ２７の回りを巡らされる。以
下詳細に説明するように、空気はエンクロージヤ
１６から排出され、そして、エンクロージヤの背
後での空気の導入を制限するために別の浮動ロー
ラ２９がローラ２５の上方でコンベヤと接触する
ように配置され、フレキシブルな密封ストリツプ
３０はローラ２９の上側に接触する。密封ストリ
ツプ３０は、エンクロージヤの頂部を構成する箱
型構造体３２に固定されるブラケツト３１上に取
付けられる。エンクロージヤ１６はクロス部材３
５において終端する下側の後壁３４を有し、クロ
ス部材３５の上方をコンベヤ１５の下側が走行す
ることになる。細長いブラケツト３６がクロス部
材３５に離間した位置で固定され、これらの間に
コンベヤベルトが通過する狭いスリツトが形成さ
れ、かつ密封ストリツプ３７はローラ２５の下側
に接触するようにブラケツトの上面に固定され
る。

エンクロージヤ１６の頂部は供給機構の長さ方
向に延びる箱型部として形成され、直立アーム３
８上にエンクロージヤの後部で取付られる。ここ
に直立アーム３８は、その下端が、側壁１１，１
２に固定されるピボツトピン３９上に枢着され
る。頂部壁３２は、コンベヤの前端を露出するた
め、複動型の空圧ラム４０によつてピボツト軸３
９の回りを持ち上げることができる。この空圧ラ
ム４０は第４図に示すように側壁１１の外側に取
付けられ、側壁内の弓状スロツト４２通して作動
するピン４１を介してアーム３８の一方に連結さ
れる。

閉鎖部材の前壁の開口２０の閉鎖部材２１は複
数の小さな孔を形成した矩形のプレートより成
る。プレートは、上方に延びるクランク状のアー
ム４４を有した側部シート３４上に取りつけら
れ、アーム４４は上壁３２に固定されるピボツト
４５に取付られ、前壁は上壁に沿つて延びる水平
軸線の回りを揺動することができる。閉鎖部材２
１は、第３図に示すように、複動空圧ラム４６に
よつて、入口２０が閉鎖された実線位置及び鎖線
で示した開放位置の回りを枢着される。前記の複
動空圧ラム４６は閉鎖部材の頬部材４３及びトツ
プ部材３２の後部のブラケツト４７に連結され
る。ラムはバルブ制御型の空気供給装置を有して
おり、開放方向に閉鎖部材２１を揺動させるべく
ラムを収縮することができると共に、後述のよう
に入口閉鎖位置に向かつて閉鎖部材を復帰させる
べく伸長させることができる。光−電気型近接セ
ンサ４８が閉鎖部材２１の内部に設けられ、セン
サからの光束を閉鎖部材２１内の開口を通して外
方に導くことができる。供給すべき物品の上縁が
センサ上方においてプレート上に載せられると、
光束が遮断される結果センサ４８の信号を後述の
供給機構用マイクロコンピユータ式制御機構に出
力する。センサ４８はプレート２１の下側縁上方
の所定位置に位置し次のことが確保される。即
ち、コンベヤの自由端への搬送のため充分な深さ
の材料がプレート上に載せられ、かつ案内線がプ
レート上にマークされており、プレート上で物品
のエツジを整列させる作動を補助することができ
る。

第５図に示すように、図の機構の下部は側壁１
１，１２の間で同機構の長さ方向に延びる大きな
チヤンバ４８を形成する。同チヤンバ内の離間し
た位置に二つの遠心フアン４９が設けられ、各フ
アンは二重軸方向入口５０および一つの上向きの
出口５１を有する。出口５１は供給機構の長さ方
向に延びる別のチヤンバ５２に連通される。同チ
ヤンバ５２は湾曲した上部壁５３を有し、この上
部壁５３は出口５１からの空気流を供給機構の全
長さに亙つて延びる矩形排気開口５４に導く。排
気開口５４は、平行な孔空きプレート５５，５６
より成る細長い箱状のバツフル構造によつて被覆
される。フアンからの空気はこのバツフル構造を
強制的に通過せしめられ、フアンから集中した空
気流が分散される。

エンクロージヤ１６の下部は先細の口５７を形
成し、その一側はアングル状の下側片２２によつ
て形成され、その一側は内壁５８によつて形成さ
れ、口部は側壁間で供給機構の全長に亙つて延び
ている。先細口５７は壁２２、下壁２３の内部で
狭い平行側壁を持つたダクト５９に到り、６０の
箇所でチヤンバ４８に開口し、フアン４９はエン
クロージヤ１６から空気を吸引する。低圧領域は
第６図の斜線によつて表示され、空気はエンクロ
ージヤを流下し矢印のようにダクト５９に到る。

フアンは連続的に作動され、一方供給機構は作
動し、エンクロージヤ１６内に一定の低圧が生成
される。閉鎖部材２１の背後の低圧は閉鎖部材の
孔で吸引を起こさせ、供給機構によつてシートの
先端縁が閉鎖部材２１上に載せられると、シート
は閉鎖部材に付着される。光−電気センサ４８は
シートの存在を検出し、後述のように、先に供給
されたシートがダクト５９を一旦開放すると、ラ
ム４６の収縮を開始せしめる。閉鎖部材２１は、
コンベヤ１５の前部自由端上の第５図のように示
される弓状進路を通して収縮される。バツフアプ
レート６１がエンクロージヤの頂部材３２の下側
にその後部に向けて取付られ、コンベヤの自由端
上を前方に延び、第６図に示されるコンベヤの前
部を通してダクト５９により口に引き込まれる空
気流を集中する。

供給機構により供給されるシートのような洗濯
物品は閉鎖部材２１若しくは広い物品の場合は集
合作動するように配置された複数の閉鎖部材上で
シート若しくはその他の物品の先端縁と重ねられ
る。光−検知センサ４８の物品の存在を検出し、
空気圧ラム４６の収縮を開始せしめ、閉鎖部材２
１が収縮される。閉鎖部材が上方コンベヤ１５の
前部上方に掃引されるにしたがつて、コンベヤの
前端を通して空気流が閉鎖部材２１からコンベヤ
にシートの先端縁を引き込み、次いでコンベヤは
入口を介してエンクロージヤに吸引するのを開始
する。

入口２０の下側境界を限定する前部壁部１９の
上縁１９ａは下向きかつ外向きに屈曲された縁部
６３を有し、この縁部は入口の長さに延びており
シートがエンクロージヤに引き込まれるにつれて
シートの尾端が通過する円滑なエツジを提供す
る。エツジ部６２の下方で、その長さ方向に沿つ
て前壁部１９は離間した複数のポート６９を形成
し、該ポート６９を介して空気がダクト５９の口
５８に吸引され、開口２１の下方で吸引ポートを
提供し、エンクロージヤへの引き込みに先立つて
エンクロージヤの前部にシートの上部を保持する
のを補助する。被駆動ローラ６３はスムージング
エツジ６２に直近した開口２０の下縁に沿つてエ
ンクロージヤに取りつけられ、ローラ６３はベル
ト駆動機構によつて駆動され、このベルト駆動機
構は後述のようにコンベヤをも駆動する。ローラ
６３の回転方向は、ローラ上周がエンクロージヤ
に対して内方に高速で移動し、シートをエンクロ
ージヤに引き込むべく、設定される。また、この
ためローラの表面は適当に粗面とされている。ロ
ーラの駆動装置は摩擦クラツチを有し、そのため
ローラが何らかの理由で抵抗を受けると、その回
転は止まる。

フアン４９により口５７及びダクト５９に生成
される強い吸引作用によりローラ６３により補助
されるシートの尾端がダクト５９に引き込まれ、
シートの凌駕を通過する急速な空気流により、特
に、シートがコンベヤ１５によつてダクトから引
き込まれる際にシートをスムージングするのを補
助する。第６図の矢印に示されるように、空気は
壁面２２を介してダクトに引き込まれると共に、
コンベヤを通して壁面５８を介してもダクトに引
き込まれ、空気流がシートの両側に形成され、シ
ートのスムージングに寄与することになる。

別のスムージングエツジ６４がコンベヤの前端
の直下のダクトの口を横切る中間に設けられ、こ
のスムージングエツジ６４上を、シートがダクト
から吸引されるときシートの尾端が通過し、シー
トのスムージングを補助する。エツジ６４は、シ
ートがダクトの口部に受け止められないようにす
ると共に、シートの背後からダクトへの空気流を
防止する。

第２の光−電気装置５０が前壁部１９ａの内部
に設けられる反射装置６６を向いて設けられる。
光−電気装置６５は供給機構のための前記のマイ
クロプロセツサ制御装置に接続され、別のシート
がエンクロージヤに入るのを許容する空圧ラム４
６の作動を禁止し、一方、装置６５と反射装置６
６その間の光束はダクト５９に延びるシートによ
つて阻止される。シートが一旦ダクトから引き出
される、マイクロプロセツサ機構により支配され
るドエル期間が経過すると、空圧ラム４６は収縮
され、次のシートの先端部がコンベヤの前端に来
るのを許容し、かくしてコンベヤ上にシートが連
続的に堆積される。

閉鎖部材２１の下縁はブラシ６７を有し、この
ブラシ６７は閉鎖部材とローラ６３との間の部分
的な空気シールを形成し、作業員の指が閉鎖部材
２１の下方のエンクロージヤ内に無意識的に侵入
することを防止する。

コンベヤローラの駆動機構は第４図に示され
る。駆動機構は側壁１１の外側に位置され、電動
モータ７０を有し、その駆動プーリ７１はベルト
駆動機構７２によつて軸７４上の大きな被駆動プ
ーリ７３に連結される。軸７４は小さな駆動輪７
５を有し、これはベルト駆動機構７６によつて軸
７８の端部のホイール７７に連結され、軸７８上
にコンベヤローラ２４が取付られ、コンベヤを一
方向に駆動することができる。この軸７８は別の
駆動輪７９を担持しており、この駆動輪７９はプ
ーリ８１および８２の回りで別の駆動ベルト８０
を反対方向に駆動する。プーリ８１は頂部ローラ
２９に連結され、プーリ８２はアイドラプーリで
ある。ローラ６３の駆動機構は軸７８の他端から
取り出され、かつ別のベルト駆動機構によつて
４：１の比率でギヤツプされる。

運転社は機械の前方に立ち、シート、テーブル
クロス、テイータオル等の洗濯物品を機械のオー
バハングの下方に保持される物品供給部から引き
出す。シートは持ち上げられ、その上縁が拡開さ
れ、プレート２１上に第９図の位置で同プレート
上に示される案内線に沿つて載せられる。光−電
気装置４８の光束をが中断される結果、ラム４６
によりプレート２１は収縮せしめられ、第１０図
に図示されるように、コンベヤ１５の前端におい
てシートの先端縁がエンクロージヤ内に引き込ま
れる。コンベヤの前端を通して吸引される空気に
よりシートの先端縁は第１１図に示すようにコン
ベヤ上に引き込まれる。同時に、ローラ６３が回
転することと、コンベヤの前端とローラ間のダク
ト５９の口５８を介して空気が吸引されることと
が組合せられて、第１１図及び第１２図に示すよ
うにシートの尾端部がダクト５９の中に引き込ま
れる。シートは光−電気装置６５からの光束を妨
害し、光−電気装置６５はマイクロプロセツサ制
御装置を介してラム４６のプレート２１の収縮作
動及びエンクロージヤに別のシートが導入される
のを禁止する。空気流がダクト内でシートの両側
に形成されることで、シート内の折れや襞をスム
ージングするのを補助する。コンベヤは空気流に
抗してスムージングエツジ６４上でシートをダク
トから引き出す。シートから壁や折れが取り除か
れ、かつシートの後端縁が光−電気装置６５を一
旦通過すると、制御装置はプレート上の次のシー
トをエンクロージヤに導入するのをトリガする。

コンベヤは手動操作することもできるが、これ
はエンクロージヤの頂部１６を第３図の破線に示
す位置に傾斜させることによりコンベヤの前端を
露出させ、物品の先端縁をコンベヤ上に直接的る
載せるのを可能とするためである。

制御装置は閉鎖部材２１の自動開放を非作動と
することがきるようにもなつており、押しボタン
はエンクロージヤの前壁の適当な位置に設けら
れ、閉鎖部材の開放をトリガするように配置さ
れ、シートの先端部においてコンベヤへの供給を
行わしめ、次いでコンベヤは上述の自動モードと
同様に実施例装置により取り扱われる。

第８図は上述の供給機構の基本的な電気−空気
圧回路を示す。閉鎖部材上の光−電気センサは４
８で示され、ダクトの口を横切るように指向され
る光−電気センサは６５で示される。装置８５は
遅延時間がON、OFF調整可能な時間遅延機構で
ある。これらの遅延装置は次のように調整され
る。

(1) 作業員が物品を閉鎖部材に載せるのに必要な
時間。

(2) 回路のリセツトに先立つ機械作動の経過時
間。

(3) 閉鎖部材を開けることにより第２の物品を導
入するに先立つてコンベヤに第１の物品のクリ
ヤランスのため禁止される時間。この調整によ
り物品がエツジからエツジに亙つて最大の生産
効率で供給することが可能となる。

８６で示される部品はソレノイド作動の空気圧
バルブ（複数）であつて閉鎖部材２１のための空
気圧シリンダの膨張及び収縮を制御するため設け
られる。ソレノイド作動バルブ８６はスイツチ８
７によつて相互に連結され、供給するべきシート
の幅に応じて閉鎖部材の個別作動及び協調作動が
選択することができる。

始めに述べたように、光−電気センサ４８をシ
ートの先端縁によつて被覆することによりスイツ
チ８５はソレノイドバルブ８６を励磁し、ラム４
７が収縮せしめられる。ソレノイドバルブが消磁
されると、バルブはラム４６への流れを逆転し、
ラムはプレート２１をして閉鎖位置に復帰せしめ
る。

上記供給機構の実施例の変形例は第１３図に示
され、一対のラム９０が側部材１１，１２上にお
いてその後部に向かつて供給機構の頂部に取付け
られ、エンクロージヤの頂部上方を前方に向け延
びている。アーム案内路９１を担持し、その案内
路９１その上に一つ若しくは複数のラム駆動シー
トクランプ９２がエンクロージヤの下壁に延びる
ように設けられる。シートクランプの支持及び作
動配置は、例えば、欧州特許出願第893040856に
記載され、説明されたものと同様とすることがで
きる。クランプは、作業員により載せられたシー
トの隅を受け取るようにクランプが相互に近接配
置された受取ステーシヨンから動かすことがで
き、それから、クランプは自動的に離間するよう
に動かされ、閉鎖部材２１に近接してエンクロー
ジヤの前端に沿つてシートを拡開する。クランプ
が拡開位置に到達すると、クランプは自動的に開
口するように配置され、シートは、前記と同様
に、閉鎖部材のポートにおける吸引作用により閉
鎖部材に引き込まれる。それ以後は装置は前と同
様に作動する。それから、クランプは次のシート
を受け取るように移動される。第１４図は供給装
置に適用される一対のクランプを示しており、第
１５図は供給機構の二つの別のレーンを供給する
供給機構に提要される一対のクランプを示す。ク
ランプのためのアーム取付物品９０は、不必要時
にクランプがエンクロージヤの前部からの上方に
回動されるのを許容する。

第１６図は更に別の実施例を示すもので、入口
２０の閉鎖部材は上側固定部１００を具備し、こ
の上側固定部１００は吸引ポートを形成する多数
の開口を形成し、供給機構を介して供給されるシ
ートの上部を受取かつ保持し、更に、固定プレー
トの下縁にそつて１０２の箇所で蝶番連結される
小板１０１を有し、前記と同様に空圧ラム４６に
よつて入口を開、閉する。入口をエンクロージヤ
に対して開閉する光−電気センサは固定部１００
の背後に取付られ、同固定部１００に物品の先端
エツジが当てがわれることによつて起動されるよ
うになつている。この場合、シートの先端物品は
プレート１０１に付着され、しかしながら、プレ
ート１０１が開放位置になるときシートが露出さ
れる入口物品２０への減圧は前述と同様にシート
の先端部をエンクロージヤおよびコンベヤの前端
に引き込むのに充分である。

第１７図は別の実施例を示し、前記実施例にお
ける遠心フアンの代わりに軸流フアン１０５が使
用され、空気はコンベヤの下方の広い領域よりエ
ンクロージヤ下方のチヤンバに引き込まれ、前の
実施例と違つてエンクロージヤの前部に近接した
ダクトに集中が起こらない。

更に、第１図−第１２図に示す実施例の別の実
施例ではローラ６３はクラツチ／ブレーキ機構を
有し、このクラツチ／ブレーキ機構はマイクロプ
ロセツサ装置により駆動制御され、シートの先端
部がエンクロージヤ内のコンベヤ先端部に引き込
まれるに従つてローラ６３は不動に保持される。
不動ローラにより惹起される引つ張り作用により
シートの先端部に引き込み張力が発生され、シー
トのその部分に壁や折り畳みが形成されるのが防
止される。シートの先端縁がコンベヤに搬送さる
のを許容する閉鎖部材の開口からのドエル期間の
経過後に、ローラのブレーキが解除され、クラツ
チは係合され、ローラは回転され、前記と同様に
シートの尾端が牽引されるのが補助される。

【図面の簡単な説明】

第１図は別の洗濯装置へ洗濯物品を供給する供
給機構の斜視図。第２図は供給機構の前面図。第
３図は第１図の供給機構の上部の断面図で、その
構成をより詳細に示している。第４図は駆動機構
の側面図。第５図は供給機構への入口が閉鎖状態
で表した供給機構の概略断面図。第６図は第５図
と類似しているが、空気が排気される供給機構の
低圧領域を斜線で示している。第７図は第５図と
類似しているが供給機構への入口が開放してい
る。第８図は供給機構の制御システムの電気／空
気圧回路概略図。第９図から第１２図は供給作動
のシーケンスステツプを示す第５図と類似した
図。第１３図はシートクランプ機構が加わつた第
５図と類似の図。第１４図及び第１５図は別形態
のクランプ機構を持つた供給機構の前面図。第１
６図は第５図と類似するが別の実施例を示す。第
１７図は第５図と類似するが更に別の実施例を示
す。 １０……基部構造、１１，１２……側壁、１３
……搬送機構、１４……ベルト、１５……孔、１
６……エンクロージヤ、１７……コンベヤ機構、
１８……上壁、１９……前壁、２０……入口、２
１……閉鎖部材、２６，２７，２８……ローラ、
３０……シールストリツプ、３２……箱状構造
体、３５……クロス部材、３８……直立アーム、
４０……空気圧ラム、４８……光−電気センサ、
４９……遠心フアン、５２……チヤンバ、５５，
５６……孔空きプレート、５７……先細口、５９
……ダクト、６２，６４……エツジ部、６５……
光−電気装置、６６……反射装置、６７……ブラ
シ、７０……電動モータ、７２……ベルト機構、
８６……ソレノイド作動バルブ、８７……スイツ
チ、１００……上部固定部、１０５……軸流フア
ン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 空気の流通性をもつた無端コンベヤ１３を有
   し、該コンベヤは該コンベヤ上への物品を受け取
   る自由端と、物品を洗濯装置の別の箇所に搬送す
   る送出端とを具備し、コンベヤ１３の自由端のた
   めのエンクロージヤ１６がコンベヤの進路の少な
   くとも一部に沿つて延設され、該エンクロージヤ
   １６はコンベヤの自由端に開口する入口２０とコ
   ンベヤによつて搬送される物品のための出口とを
   形成し、更に、コンベヤの下側でエンクロージヤ
   １６から空気の排出を行うことにより、コンベヤ
   １３を横切ると同時に入口２０を通しての空気流
   を形成する手段４９を有していて、物品はコンベ
   ヤ１６上に引き込まれかつコンベヤ１６の前記出
   口まで搬送される物品洗濯機の供給装置におい
   て、前記入口２０に閉鎖部材２１が出没自在に設
   けられ、該閉鎖部材２１はコンベヤに導入すべき
   物品を入口２０に近接して一時的に吊り下げて保
   持する手段を有しており、かつ前記閉鎖部材２１
   をエンクロージヤ内に後退させて物品をしてエン
   クロージヤ内及びコンベヤ１６上に導入する手段
   ４６を具備していることを特徴とする物品洗濯機
   の供給装置。