JP3354663B2 - 矩形状布片の展開装置 - Google Patents

矩形状布片の展開装置

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JP3354663B2
JP3354663B2 JP27663193A JP27663193A JP3354663B2 JP 3354663 B2 JP3354663 B2 JP 3354663B2 JP 27663193 A JP27663193 A JP 27663193A JP 27663193 A JP27663193 A JP 27663193A JP 3354663 B2 JP3354663 B2 JP 3354663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーツ等の矩形状布片を
懸垂の状態から張り広げる矩形状布片の展開装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】矩形布類の角の一端辺を把持して載置台
上を牽引し、布片の一辺を展開する装置で、布片引込み
方向と直角方向に移動可能な多数の吸引穴を有する水平
のベルトコンベヤからなる布片載置台上の、布片牽引軌
道面の布縁側の半分面下側に多数の吸引穴をもつ複数の
吸引ダクトが設けてある載置台手段と、載置台凸型前縁
部の凸型に倣った縦側面を形成して水平移動する多数の
吸引穴を有するサクションベルトと、同サクションベル
トの凸面に接して開口しているサクションダクトとによ
る布片幅寄せ手段を有する発明が、従来特願平4−12
5379号で提案されているが、これを図3〜図10に
よって説明する。図3は従来のシーツの展開装置全体を
示す斜視図である。以下まず吸引ダクトを備えた載置台
を主体に展開装置全体を図3〜図6によって説明し、次
にシーツ取込み部に設けた横移動するサクションコンベ
ヤ機構を図7〜図9によって説明する。
【0003】さて図3〜図6及び図10において、人手
によってシーツ15の任意の角端C1と、その角端C1
を含む側縁部Yaとを肩幅の距離を置いて把持具16に
取付けてある2個のクリップ17に把持させる。把持具
16は4個の車輪18によってガイドレール25内を走
行すると共に、上部に設けてあるラックにチエン26を
係合させ、図示しないチエンの駆動手段によって同チエ
ン26を介して駆動する事ができるようになっている。
また把持具16はチエン26との係合を外して、傾斜が
つけられたガイドレール上を自由走行することもでき
る。またシーツ15を吊り下げた把持具16は、チエン
26に駆動されてガイドレール25上を移動し、矢印B
の方向から展開装置上に進入する。シーツ15は凸型前
縁部36で広げられながら載置台35上を引っ張られ
る。また把持具16は載置台35上を進み、シーツ15
の側縁部Ybが載置台35に乗り終えた位置で、クリッ
プ把持解除機構27によってシーツ15を解放する。即
ち、クリップ把持解除機構27において、空圧アクチュ
エータ28が作動し、レバー29が回転して押板30が
クリップの解除腕を押し、上述のようにシーツ15を解
放する。
【0004】次に図4は載置台35の構造を斜視図によ
って示しており、両側のフレーム38,39に支えられ
たモータ45によって間欠駆動されるプーリー40に掛
けられた多数の平ベルト46が、載置台35の主要部で
ある。同平ベルト46は図面の如く多数の小穴が前面に
明けてあるものでもよく、また空気の通り易い粗いメッ
シュのネットベルトでも差し支えない。なお、載置台3
5の中央部は穴明きでないベルトでも良い。また平ベル
ト46の内面に接して吸込みダクト47が載置台35の
全幅に亙って取付けられており、同ダクト47は上面、
即ち平ベルト46に接する面に多数の小穴48が明けら
れている。なお、前記の平ベルト46に対応し、この小
穴48も吸込みダクト47の中央部には無くても良い。
一方フレーム38の上方に光電式センサ49が取付けら
れており、同センサ49は把持具16の通過と、シーツ
15の終縁部Ycの通過を検出するセンサである。この
センサ49が発した信号は、制御装置50に送られて演
算処理される。
【0005】図5は載置台35の平面図で、引き込まれ
て置かれたシーツ15の位置と吸込みダクト47の吸い
込み穴48群の関係位置を示したものであり、図示の如
く吸込みダクト47の吸込みが効く範囲は、引込まれた
シーツ15の軌道面の半分でシーツ15の側縁部Yb
側、シーツ15の進行方向の前後に分けられたEとFで
示された部分である。なお、吸込みの効く範囲を軌道面
全長にしても差し支えないが、この時はシーツ15の引
込み抵抗が過大となる。また吸込みダクト47は管56
によって吸込みブロワ55に繋がっている。
【0006】図6は展開装置の側断面図である。ここで
図3と図6によってシーツ15の全面展開機構の構造を
説明すると、載置台35の平ベルト46よりなるコンベ
ヤの出口部にローラ58が設けられており、同ローラ5
8は空圧アクチュエータ60の作動により軸59を中心
に回転し、平ベルト46に対して押圧をかけたり、離れ
たりできる。またフレーム38,39にバキューム式エ
アスプレッダ65が取付けられており、同エアスプレッ
ダ65は前縁に下向き凸型の広げ板65aを設け、シー
ツ15を下向きの吸込みスリット65bによって吸寄
せ、凸型の広げ板65aの作用を十分に効かせるように
している。なお、エアスプレッダ65も管66によって
吸込みブロワ67に繋がっている。一方載置台35の下
側には、同じモータ70で駆動されるフリクションロー
ラ68と、斜め下方向に走るシーツ15の送出しコンベ
ヤ69が設けられている。また76はフレーム38,3
9に取付けられたガイド75に案内された取込みバーで
あり、同取込みバー76は、図示しないチエンによる間
欠駆動と、チエンの1個所と取込みバー76とを連結す
る図示しないリンク機構によって前記ガイド75にガイ
ドされて往復動する。
【0007】次に以上の如く構成された従来例の布片展
開装置について作用を説明すると、シーツ15の角端C
1と縁端Yaが、把持具16のクリップ17に把持さ
れ、載置台35上を凸型前縁部36で接触抵抗を掛けな
がら引き込まれるとき、もし吸込み力が作用していない
場合は、シーツ15の側縁部Ybはシーツ15の他の部
分に押されてシーツ15全体の形状が末広がりとなって
しまう。しかし、本装置のように吸込みダクト47を設
けることにより、シーツ15の側縁部Ybは図5で示し
たEの部分で吸引されてこの部分の摩耗抵抗が増えるこ
とにより、シーツ15の側縁部Ybの引っ張り力が増
え、シーツ15の他の部分を押し返し、側縁部Ybは真
直ぐに、且つ常に張りを保って引込むことができる。ま
た載置台35上のFで示した吸込み部は、シーツ15が
把持具16のクリップ17から解放されて載置台35上
に置かれるとき、側縁部Ybが張りを保った状態を維持
するのに有効である。もし吸込み部Fがなければ、シー
ツ15の側縁部Ybはクリップ17からの解放と同時に
縮んで皺が生じ易くなる。
【0008】シーツ15が把持具16のクリップ17に
把持されて載置台35に進入するとき、光電センサ49
が把持具16とシーツ15の終縁部Ycを検出して、信
号を制御装置50に送り、同制御装置50において、把
持具16とシーツ15の終縁部Ycの通過のタイミング
と、把持具16の移動速度からシーツ15の載置台35
に対するセンタリングのタイミングを演算して空圧アク
チュエータ28を作動し、クリップ把持解除機構27を
動作させてシーツ15を解放する。また載置台35上に
置かれたシーツ15は、モータ45により駆動される平
ベルト46で矢印Cの方向に移動し、側縁部Ybがロー
ラ58の手前に達した位置で停止する。シーツ15の他
の部分は、平ベルト46端部から下に自由に垂れ下がる
(図6の2点鎖線で示したシーツ15の位置)。
【0009】次に組込みレバー76が作動してシーツ1
5をフリクションローラ68と送出しコンベヤ69上に
押し込むと(図6の破線で示したシーツ15の位置)、
シーツ15はエアスプレッダー65とフリクションロー
ラ68によって張り広げられつつ、送出しコンベヤ69
で次工程のアイロナ80に送られる。図7〜図9は、最
後にシーツ15の側縁部Ybの載置台35上の引込線を
より正確にするために、載置台35の凸型前縁部36の
下部に設けられ、シーツ15の引込み方向と直角方向に
駆動されるサクションベルトによる布片側縁揃え機構を
示す。ここでこのサクションベルトコンベヤユニット2
11の構造を図7及び図8の斜視図によって説明する。
サクションベルトコンベヤユニット211は、シーツ取
込み部である凸型前縁部36の下部にフレーム38に取
付けられて設けられており、サクションベルトコンベヤ
ユニット211の主要構成部品である多数の吸引穴を有
するサクションベルト212は、3個の縁付き縦軸プー
リー215,216,217でガイドされ、縦軸プーリ
ー216により凸型前縁部の凸型に倣った縦側面を形成
して水平走行する。
【0010】またサクションベルト212は、縦軸プー
リー217と、このプーリー217の軸に固着している
従動プーリー218と、駆動ベルト219とを介しモー
タ220によって駆動される。213は縦軸プーリー2
15,216,217の軸を支えるフレームと一体に形
成されたサクションダクトで、同サクションダクト21
3はサクションベルト212の内側に収容されており、
同サクションベルト212の凸型縦面に接する面側に多
数の長穴が開口している。またサクションダクト213
内の空気は、同サクションダクト213の下部に取付け
ある排出管214を通して、図示していない吸い出しブ
ロワによって排出される。134,136は固定部材に
取付けられた光源を兼ねた光電センサで、フレーム38
上のシーツガイド板111のシーツ側縁部引込み線の両
側に設けられ、反射板135,137と組合わされてシ
ーツ15の側縁部が正しいシーツ引込み線に沿った許容
幅内に有るか無いかを検出する。また図示しない制御回
路は、光電センサ134,136の信号によりシーツ側
縁部の偏りを検出し、モータ220に正転又は逆転及び
停止の指令をして布片側縁部の通る位置を補正する。
【0011】図9は光電センサ134,136と反射板
135,137との2組の検出センサの作用図であり、
シーツ15が把持具16で囲まれてシーツガイド板11
1及び載置台35の上を引込まれる工程において、光電
センサ134及び136とシーツガイド板111上に設
けられた反射板135及び137とにより、引込移動中
のシーツ側縁部が正しい引込み許容幅から内側外側のど
ちら側にずれているかを検出する。即ち、光電センサ1
34及び136の双方がシーツ15を検出すれば、シー
ツ15は外側へ寄り過ぎであり、その信号により制御回
路が働いてシーツ側縁部が正しい引込み線に沿うよう
に、サクションベルト212にシーツ15を吸付けて内
側(図9において下向きの矢印方向)に横移動させる。
この横移動中に、シーツ側縁部が正しい引込み許容幅線
内に入ると、光電センサ134がシーツ15無しを検出
し、その信号によりサクションベルト212の移送を止
める。また光電センサ134及び136の双方がシーツ
15を検出しないときは、図9の点線で示したようにシ
ーツ15は内側へ寄り過ぎであり、その信号により制御
回路が働いて、シーツ側縁部が正しい引込み線に沿うよ
うに、サクションベルト212にシーツ15を吸付けて
外側(図9において上向きの矢印方向)に横移動させ
る。そしてシーツ側縁部が正しい引込み許容幅線内に入
ると、光電センサ136がシーツ15有りを検出し、そ
の信号によりサクションベルト212の移送を止める。
サクションベルト212の吸引力は凸型前縁部36にお
けるシーツ15のしごきを強くし、シーツ15の引込み
方向の直線性を改善し、更にシーツ15の皺伸ばしの効
果もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の布片展開装
置においては、載置台の吸引ダクト及び凸型前縁部に設
けられたサクションベルトの吸引源として、図示のよう
に共通のブロワを使用し、一定の回転数の吸引ブロワを
直結した構造となっている。しかしこのような吸引ダク
トの構成では、布片のサイズの大小、或いは布片の通気
性が大幅に異なるものに対しては対応することができな
かった。即ち、布片のサイズが大であるもの、或いは通
気性の悪い布片の場合は吸引穴の大部分が塞がれるの
で、吸引圧力は強くなり、布片の引込み抵抗が大きくな
って布片が損傷したり、把持具から外れたりする不具合
を生ずる。逆に布片サイズが小さかったり、通気性の良
い布片の場合は、空気が容易に通り抜けて吸引圧力は小
さくなり、布片の引込み抵抗が小さくなるため、布片引
込み時の布片縁辺の直線性が悪くなり、それ以降の工程
の展開工程に悪影響を及ぼす虞れがあった。本発明は前
記従来の問題を解決するために提案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、矩形
状布片の展開装置において、布片牽引軌道面の布縁側の
半分面下側に設けられ、多数の吸引穴が形成された布片
載置台手段としての複数の吸引ダクトと、載置台凸型前
縁部において布片を抵抗接触させ、引込み線位置の調整
をする布片引込み調整手段のサクションダクトに、夫々
個別の吸引ブロワを連結すると共に、同各ダクトの吸引
圧力を夫々独立に設定し、保持する圧力制御手段を備え
てなるものであり、また前記載置台手段の複数の吸引ダ
クト及び前記布片引込み調整手段のサクションダクトの
吸引圧力を設定し、保持する圧力制御手段において、各
ダクト配管に取付けられたダクト内圧を検出する真空圧
センサと、同真空圧センサの真空圧表示信号と予め指示
された各ダクト毎の設定圧とを比較し、前記各吸引ブロ
ワの回転数を調整して各ダクト設定圧に制御する真空圧
制御インバータから構成され、各ダクト内圧を夫々単独
に決められた真空圧に制御するようにしたものであり、
更に前記載置台手段の複数の吸引ダクト及び前記布片引
込み調整手段のサクションダクトの吸引圧力を設定し、
保持する圧力制御手段において、各ダクト配管に、設定
圧を調整可能な真空用定圧バルブを設け、各ダクト内圧
を夫々単独に決められた真空圧に保つようにしたもの
で、これを課題解決のための手段とするものである。
【0014】
【作用】本発明は載置台の複数の吸引ダクト及び凸型前
縁部のサクションダクトに、夫々固有の吸引ブロワを連
結してあるため、各ダクトの吸入圧力を夫々別々に一定
の値に設定し、その吸引圧力を保持するようにすれば、
布辺のサイズが大小、或いは通気性の良し悪しに拘わら
ず布辺の吸引圧力を一定とすることができる。従って布
辺の引込み抵抗はほぼ一定となる。
【0015】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の第1実施例を示し、矩形状布辺展開
装置の載置台の吸引ダクトと、載置台凸型前縁部のサク
ションベルトコンベヤユニットと、各吸込みダクトに連
結された吸引ブロワ等を斜視図によって示したものであ
る。なお、この第1実施例を使用する矩形状布辺展開装
置全体の構成、作用については図3〜図7で説明したも
のと同様であるので、ここではこれらの詳細な説明は省
略し、また同一の部品については同一の符号を用いて説
明することにする。
【0016】さて図1において、シーツ15(布片)は
レール25にガイドされた把持具16の2個のクリップ
によって、シーツ15の任意の角端とその角端を含む辺
の1個所を掴まれ、シーツ15を自然に吊下げた後、載
置台35の上面を水平に凸型前縁36においてシーツ1
5を抵抗接触させ、引込み線位置を調整しながら把持具
16で牽引移動し、シーツ15を載置台35上に引込
む。載置台35の上面を構成する水平のベルトコンベヤ
46は、シーツ15の引込み方向と直角方向に移動可能
であり、多数の吸引穴を有する。ベルトコンベヤ46の
シーツ15の牽引軌道面のシーツ15縁側の半分面下側
に、多数の吸引穴をもつ吸引ダクト47が設けてあり、
同吸引ダクト47は3室に仕切られ、第1室47aと第
3室47bにのみダクト配管56a,56bが取付けら
れている。ダクト配管56a,56bの途中には、夫々
真空圧センサ表示計151が取付けられダクト配管56
a,56bの先端に吸引ブロワ55a,55bが連結さ
れている。また載置台凸型前縁部36の凸型に倣った縦
側面には、水平移動する多数の吸引穴を有するサクショ
ンベルトユニット211が設けられ、同サクションベル
トの凸面に接して多数の長穴が開口しているサクション
ダクト213が取付けられている。サクションダクト2
13にはダクト配管214が取付けられており、同ダク
ト配管214の途中には真空圧センサ表示計151が取
付けられ、またダクト配管214の先端には吸引ブロワ
150が連結されている。
【0017】前記各ダクト配管56a,56b,214
に取付けられた真空圧センサ表示計151の真空圧表示
信号は、制御装置221の真空圧制御インバータ(各ダ
クト配管毎に設けられている)に送られるようになって
おり、同真空圧センサ表示計151の検出した真空圧力
が指示された値と異なるときは、各々の吸引ブロワ55
a,55b,150の回転数を変えて夫々の指示真空圧
に制御する。また各ダクトの吸引圧力は夫々独立に設定
できる。また固定部材に取付けられた光源を兼ねた光電
センサ134及び136は、フレーム38上のシーツガ
イド板111のシーツ側縁部引込み線の両側に設けら
れ、反射板135及び137と組合わされてシーツ15
の側縁部が正しいシーツ引込み線に沿った許容幅内に有
るか無いかを検出する。図示しない制御回路は、光電セ
ンサ134及び136の信号によりシーツ側縁部の偏り
を検出し、モータ220に正転又は逆転及び停止の指令
を出してサクションベルトユニット221を左右に移動
させ、布片側縁部の通る位置を補正する。
【0018】次に以上の如く構成された図1の第1実施
例について作用を説明すると、載置台35の吸引ダクト
47a,47b及び凸型前縁部のサクションダクト21
3に、夫々個別に吸引ブロワを55a,55b,150
を連結してあり、前記各ダクト47a,47b,213
の吸入圧力を夫々別々に一定の値に設定し、真空圧セン
サ表示計151の真空圧表示信号により制御装置221
の真空圧制御インバータを通じ、吸引ブロワの回転数を
変えて各ダクトの吸引圧力が一定になるようにすれば、
シーツ15のサイズが大小又は通気性の良し悪し、或い
は載置台35上におけるシーツ15の形状に拘わらず、
布片の吸引圧力を指示圧に保つことができる。従って布
片の引込み抵抗はほぼ一定となる。
【0019】次に図2の第2実施例についてダクトの吸
引圧力を一定にする方法を説明すると、図2の載置台3
5の吸引ダクト47の第1室47aに連結されるダクト
配管56aと吸引ブロワ55aを例に挙げ、これに繋が
る真空圧調整バルブ230を示す。231は配管56a
に結合される接続管であり、これにバルブ本体233が
取付けられている。バルブ本体233は板バルブ232
と組合わされて空気バルブを構成し、同板バルブ232
の軸234の軸受を形成してこれを支えている。235
は前記空気バルブを閉じる方向に働く圧縮バネであり、
同圧縮バネ235の強さはバネ受け236を介し調整ナ
ット237によって調整することができ、これにより空
気バルブの開閉圧力を調整することができる。238は
通気性多孔カバーである。また板バルブ232が図2の
ように開いたときは空気は矢印の方向に流れ、板バルブ
232が閉じた状態は図2の2点鎖線で示した通りであ
る。さて図2において、ダクト配管56aの真空圧を真
空計152によって観察し、適正な値で板バルブ232
が開くように圧縮バネ235の力を調整ナット237で
調整することにより、ダクト配管56a及び吸引ダクト
47a内の圧力をほぼ一定に保つことができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、載置
台の複数の吸引ダクト及び凸型前縁部のサクションダク
トに夫々個別の吸引ブロワを連結してあるので、各ダク
トの吸入圧力を夫々別々に指示設定し、その吸引圧力を
保持することができる。従って布片のサイズの大小、或
いは通気性の良し悪しに拘わらず、布片の吸引圧力は適
正な値を保持することができる。また布片の引込み抵抗
はほぼ一定となり、布片が損傷したり、把持具から外れ
たりする不具合、或いは布片の引込み抵抗が小さくなる
ために発生する布片引込み時の布片縁辺の直線性不良等
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシーツ展開装置の全
体斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る吸引ダクト吸引圧力
調整装置部の断面図である。
【図3】従来のシーツ展開装置の全体斜視図である。
【図4】図3における布片載置台の斜視図である。
【図5】図4における布片載置台の平面図である。
【図6】図3における布片展開装置の側断面図である。
【図7】従来のサクションベルトによる布片側縁揃え機
構の斜視図である。
【図8】図7のサクションベルトの詳細構造を示す斜視
図である。
【図9】図7の布片側縁揃え機構の作用を示す布片の流
れ展開平面図である。
【図10】矩形状布片縁出し装置で処理される矩形状布
片の展開図である。
【符号の説明】
15 シーツ 16 把持具 35 載置台 36 凸型前縁部 46 平ベルトコンベヤ 47 吸込みダクト 55a,55b,150 吸引ブロワ 151 真空圧センサ表示計 211 サクションベルトコンベヤユニット 213 サクションダクト 221 制御装置 230 真空圧調整バルブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状布片の展開装置において、布片牽
    引軌道面の布縁側の半分面下側に設けられ、多数の吸引
    穴が形成された布片載置台手段としての複数の吸引ダク
    トと、載置台凸型前縁部において布片を抵抗接触させ、
    引込み線位置の調整をする布片引込み調整手段のサクシ
    ョンダクトに、夫々個別の吸引ブロワを連結すると共
    に、同各ダクトの吸引圧力を夫々独立に設定し、保持す
    る圧力制御手段を備えてなることを特徴とする矩形状布
    片の展開装置。
  2. 【請求項2】 前記載置台手段の複数の吸引ダクト及び
    前記布片引込み調整手段のサクションダクトの吸引圧力
    を設定し、保持する圧力制御手段において、各ダクト配
    管に取付けられたダクト内圧を検出する真空圧センサ
    と、同真空圧センサの真空圧表示信号と予め指示された
    各ダクト毎の設定圧とを比較し、前記各吸引ブロワの回
    転数を調整して各ダクト設定圧に制御する真空圧制御イ
    ンバータとから構成され、各ダクト内圧を夫々単独に決
    められた真空圧に制御することを特徴とする請求項1記
    載の矩形状布片の展開装置。
  3. 【請求項3】 前記載置台手段の複数の吸引ダクト及び
    前記布片引込み調整手段のサクションダクトの吸引圧力
    を設定し、保持する圧力制御手段において、各ダクト配
    管に、設定圧を調整可能な真空用定圧バルブを設け、各
    ダクト内圧を夫々単独に決められた真空圧に保つことを
    特徴とする請求項1記載の矩形状布片の展開装置。
JP27663193A 1993-11-05 1993-11-05 矩形状布片の展開装置 Expired - Fee Related JP3354663B2 (ja)

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