JPH084671B2 - 布類の投入装置 - Google Patents
布類の投入装置Info
- Publication number
- JPH084671B2 JPH084671B2 JP35377593A JP35377593A JPH084671B2 JP H084671 B2 JPH084671 B2 JP H084671B2 JP 35377593 A JP35377593 A JP 35377593A JP 35377593 A JP35377593 A JP 35377593A JP H084671 B2 JPH084671 B2 JP H084671B2
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- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- conveyor
- suction
- port
- suction port
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体の正面に開口
した投入口から投入された布類を正面から後方へ搬送す
るコンベアを備えた布類の投入装置に関するものであ
る。
した投入口から投入された布類を正面から後方へ搬送す
るコンベアを備えた布類の投入装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】シーツや包布その他の大型布類或はタオ
ル等を洗濯し、アイロナーへ送り或は折り畳む作業等を
自動的に行なう装置は公知であり、それらの装置に布類
を投入するための装置も種々開発されている。投入装置
には例えば特開平２−９８４００号として公開された供
給装置があり、これはコンベアの下方から空気を排出
し、入口からコンベアを横切る空気流により布類をコン
ベア上へ吸引する構成を有する。
ル等を洗濯し、アイロナーへ送り或は折り畳む作業等を
自動的に行なう装置は公知であり、それらの装置に布類
を投入するための装置も種々開発されている。投入装置
には例えば特開平２−９８４００号として公開された供
給装置があり、これはコンベアの下方から空気を排出
し、入口からコンベアを横切る空気流により布類をコン
ベア上へ吸引する構成を有する。
【０００３】しかしこの発明の場合、入口の内方が全体
的に低圧化されているに過ぎないため、布類を装置にあ
ずけて保持させ、コンベア上へ移行させるために、入口
からコンベア上まで布類を吸引保持し、コンベア上で放
す閉塞部材という保持及び移行手段と、これを動かすシ
リンダ機構とが必須不可欠である。このため布類をコン
ベアへ受け渡すタイミングがずれ易く布類の先端が綺麗
に置かれず皺になったり、形がくずれたりする問題があ
る。またシリンダ構成と、保持及び移行手段により投入
口付近が複雑化する欠点もある。
的に低圧化されているに過ぎないため、布類を装置にあ
ずけて保持させ、コンベア上へ移行させるために、入口
からコンベア上まで布類を吸引保持し、コンベア上で放
す閉塞部材という保持及び移行手段と、これを動かすシ
リンダ機構とが必須不可欠である。このため布類をコン
ベアへ受け渡すタイミングがずれ易く布類の先端が綺麗
に置かれず皺になったり、形がくずれたりする問題があ
る。またシリンダ構成と、保持及び移行手段により投入
口付近が複雑化する欠点もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは布類を移行
させるような機構を使用することなく、布類を綺麗にコ
ンベア上に投入し、仕上げ品質を高めることである。
みなされたもので、その課題とするところは布類を移行
させるような機構を使用することなく、布類を綺麗にコ
ンベア上に投入し、仕上げ品質を高めることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、投入口１１に対して拡開し、コンベア１２の
内方で狭まった側面ほぼテーパ状の吸引空間１３を本体
内に設け、該空間内の空気を排出する吸引口手段１４、
１５をコンベア般送面の下側と上側に夫々設置し、投入
口１１を閉じて吸引空間１３を負圧状態にするように布
類を吊り下げる布類の保持部材１６を投入口上部に取り
付け、その布類が保持部材１６から離れたときにその先
端部を吸引空間内へ押し出す気流を噴射するノズル１７
を投入口前方に設置するという手段を講じたものであ
る。
本発明は、投入口１１に対して拡開し、コンベア１２の
内方で狭まった側面ほぼテーパ状の吸引空間１３を本体
内に設け、該空間内の空気を排出する吸引口手段１４、
１５をコンベア般送面の下側と上側に夫々設置し、投入
口１１を閉じて吸引空間１３を負圧状態にするように布
類を吊り下げる布類の保持部材１６を投入口上部に取り
付け、その布類が保持部材１６から離れたときにその先
端部を吸引空間内へ押し出す気流を噴射するノズル１７
を投入口前方に設置するという手段を講じたものであ
る。
【０００６】
【実施例】実施例はシーツのような大型の布類Ｓを投入
する装置に適したもので、装置の本体１０の正面に布類
Ｓを投入する投入口１１が開口しており、その布類Ｓを
正面側から後方（奥）へ搬送するコンベア１２が本体内
に設置されている（図１、図２参照）。
する装置に適したもので、装置の本体１０の正面に布類
Ｓを投入する投入口１１が開口しており、その布類Ｓを
正面側から後方（奥）へ搬送するコンベア１２が本体内
に設置されている（図１、図２参照）。
【０００７】コンベア１２は投入口側の前部ロール１８
ａと本体後側の後部ロール１８ｂに掛回された多数の無
端の条帯１８ｃからなり、通気性を得るため無数の通気
孔１８ｄを有する各条帯間に隙間を設けた構造を有する
（図４参照）。さらに例示のコンベア１２は、投入口１
１から中間ロール１９までの所定範囲の部分が内方へ行
くにつれて上昇するように先上がりに傾斜した傾斜搬送
面１２′になっている（図３参照）。
ａと本体後側の後部ロール１８ｂに掛回された多数の無
端の条帯１８ｃからなり、通気性を得るため無数の通気
孔１８ｄを有する各条帯間に隙間を設けた構造を有する
（図４参照）。さらに例示のコンベア１２は、投入口１
１から中間ロール１９までの所定範囲の部分が内方へ行
くにつれて上昇するように先上がりに傾斜した傾斜搬送
面１２′になっている（図３参照）。
【０００８】投入口１１の奥には、該投入口１１に向か
って拡開し、コンベア内方で挟まった側面ほぼテーパ状
の吸引空間１３が設けてある。
って拡開し、コンベア内方で挟まった側面ほぼテーパ状
の吸引空間１３が設けてある。
【０００９】その吸引空間１３の下側は傾斜搬送面１
２′の下に位置する下部吸引口手段１４によって画成さ
れる。下部吸引口手段１４は、傾斜搬送面１２′の下面
に接するように配置された板状の下部画板１４ａと、そ
の一部に、吸引空間１３へ向かってラッパ状に開いた吸
引口を形成する下部吸引口部材１４ｂとを有している。
なお１４ｃは下部吸引口部材１４ｂに設けた切換弁であ
り、この開閉で吸引、停止を制御できる。
２′の下に位置する下部吸引口手段１４によって画成さ
れる。下部吸引口手段１４は、傾斜搬送面１２′の下面
に接するように配置された板状の下部画板１４ａと、そ
の一部に、吸引空間１３へ向かってラッパ状に開いた吸
引口を形成する下部吸引口部材１４ｂとを有している。
なお１４ｃは下部吸引口部材１４ｂに設けた切換弁であ
り、この開閉で吸引、停止を制御できる。
【００１０】前記吸引空間１３の上側には、吸引空間１
３の上限を画成する同様の上部画板１５ａが設けてあ
る。また上部画板１５ａの一部に、吸引空間１３へ向か
ってラッパ状に開いた吸引口を形成する上部吸引口部材
１５ｂが設けてあり、画板１５ａと吸引口部材１５ｂと
は上部吸引口手段１５を構成している。また１５ｃは上
部吸引口部材１５ｂに設けた下部同様の切換弁を示す。
なお、上部画板１５ａはほぼ水平乃至は傾斜搬送面１
２′より遥かに弱い傾斜に設定される。
３の上限を画成する同様の上部画板１５ａが設けてあ
る。また上部画板１５ａの一部に、吸引空間１３へ向か
ってラッパ状に開いた吸引口を形成する上部吸引口部材
１５ｂが設けてあり、画板１５ａと吸引口部材１５ｂと
は上部吸引口手段１５を構成している。また１５ｃは上
部吸引口部材１５ｂに設けた下部同様の切換弁を示す。
なお、上部画板１５ａはほぼ水平乃至は傾斜搬送面１
２′より遥かに弱い傾斜に設定される。
【００１１】布類Ｓを吊り下げるためにその先端部を保
持する保持部材１６が投入口１１の上部に適当数設けら
れる。保持部材１６の設置位置は、吊り下げた布類Ｓに
よって投入口１１を閉じることができるような位置であ
る。なお、投入口１１の左右及び吸引空間１３の左右の
各幅は布類Ｓの幅よりも狭ければ最良の吸引効率が得ら
れるが、左右に透き間があいていてもそれほどの吸引効
率の低下はなく、目的を十分達することができる。保持
手段としては、例えば、布類先端部を固定部と可動部と
の間で挾持するようなもので、左右に移動できると良
い。
持する保持部材１６が投入口１１の上部に適当数設けら
れる。保持部材１６の設置位置は、吊り下げた布類Ｓに
よって投入口１１を閉じることができるような位置であ
る。なお、投入口１１の左右及び吸引空間１３の左右の
各幅は布類Ｓの幅よりも狭ければ最良の吸引効率が得ら
れるが、左右に透き間があいていてもそれほどの吸引効
率の低下はなく、目的を十分達することができる。保持
手段としては、例えば、布類先端部を固定部と可動部と
の間で挾持するようなもので、左右に移動できると良
い。
【００１２】さらに布類Ｓが保持部材１６から離れたと
きにその先端部付近に気流を噴射するノズル１７が投入
口前方の上部に設けられる。このノズル１７は布類Ｓの
先端部を吸引室空間内へ押し出すためのもので、投入部
１１の左右方向へ所要の幅にわたって設けてある。
きにその先端部付近に気流を噴射するノズル１７が投入
口前方の上部に設けられる。このノズル１７は布類Ｓの
先端部を吸引室空間内へ押し出すためのもので、投入部
１１の左右方向へ所要の幅にわたって設けてある。
【００１３】このように構成された本発明の装置では、
作業者は布類Ｓの先端部Ｓ′を保持部材１６に保持させ
る作業を行なえば良い（図５（ａ）、（ｂ）参照）。次
いで制御盤２０の操作により上下各吸引口手段１４、１
５に通じた排気手段を作動させると、吸引空間１３から
空気が外部へ排出され、投入口１１の前を覆っている布
類Ｓにより吸引空間内外が遮断され、吸引空間１３内は
負圧となる。そこで投入口内から気流を布類先端部付近
へ向けて噴射すると同時に、布類Ｓの保持を止め布類先
端部を放すと、該先端部は吸引空間１３内に吸引され、
下部の吸引口手段１４上に落ち、その間引続いて吸引作
用を受けているので布類Ｓはきちんと延べ拡げられた状
態でコンベア上に渡される。
作業者は布類Ｓの先端部Ｓ′を保持部材１６に保持させ
る作業を行なえば良い（図５（ａ）、（ｂ）参照）。次
いで制御盤２０の操作により上下各吸引口手段１４、１
５に通じた排気手段を作動させると、吸引空間１３から
空気が外部へ排出され、投入口１１の前を覆っている布
類Ｓにより吸引空間内外が遮断され、吸引空間１３内は
負圧となる。そこで投入口内から気流を布類先端部付近
へ向けて噴射すると同時に、布類Ｓの保持を止め布類先
端部を放すと、該先端部は吸引空間１３内に吸引され、
下部の吸引口手段１４上に落ち、その間引続いて吸引作
用を受けているので布類Ｓはきちんと延べ拡げられた状
態でコンベア上に渡される。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、比較的簡単な気密性の吸引空間１３
があれば良く、それを投入対象である布類により覆って
得た負圧によりその布類先端部をノズル１７からの気流
で押してコンベア上に渡すので、布類は気流以外から外
力を受けず、しかも綺麗に延べ拡げられるので、正確、
迅速な作業が可能になり、仕上げ品質を向上させること
ができるという効果を奏する。
るものであるから、比較的簡単な気密性の吸引空間１３
があれば良く、それを投入対象である布類により覆って
得た負圧によりその布類先端部をノズル１７からの気流
で押してコンベア上に渡すので、布類は気流以外から外
力を受けず、しかも綺麗に延べ拡げられるので、正確、
迅速な作業が可能になり、仕上げ品質を向上させること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る布類の投入装置の１実施例を示す
正面図。
正面図。
【図２】同上側面から見た縦断説明図。
【図３】同上要部の拡大図。
【図４】コンベア投入部の斜視図。
【図５】（ａ）布類を保持させた状態の側面図。 （ｂ）同上状態の正面図。
【図６】（ａ）ノズルから気流を噴射させた状態の側面
図。 （ｂ）同上状態の正面図。
図。 （ｂ）同上状態の正面図。
【図７】投入状態の側面図。
Claims (4)
- 【請求項１】 装置本体の正面に開口した投入口から投
入された布類を正面から後方へ搬送するコンベアを備え
た布類の投入装置であって、投入口１１に対して拡開
し、コンベア１２の内方で狭まった側面ほぼテーパ状の
吸引空間１３を本体内に設け、該空間内の空気を排出す
る吸引口手段１４、１５をコンベア般送面の下側と上側
に夫々設置し、投入口１１を閉じて吸引空間１３を負圧
状態にするように布類を吊り下げる布類の保持部材１６
を投入口上部に取り付け、その布類が保持部材１６から
離れたときにその先端部を吸引空間内へ押し出す気流を
噴射するノズル１７を投入口前方に設置したことを特徴
とする布類の投入装置。 - 【請求項２】 コンベア１２は、投入口側の前部ロール
１８ａと吸引空間奥の中間ロール１９とで位置決めされ
た、先上りの傾斜搬送面１２′を有している請求項第１
項記載の布類の投入装置。 - 【請求項３】 下部吸引口手段１４は、コンベア搬送面
の下側にあって吸引空間１３の下部を画成する下部画板
１４ａと、その一部にあってラッパ状に開いた吸引口を
形成する吸引口部材１４ｂとを有する請求項第１項記載
の布類の投入装置。 - 【請求項４】 上部吸引口手段１５は、コンベア搬送面
の上方にあって吸引空間１３の上部を画成する上部画板
１５ａと、その一部にあってラッパ状に開いた吸引口を
形成する吸引口部材１５ｂとを有する請求項第１項記載
の布類の投入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35377593A JPH084671B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 布類の投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35377593A JPH084671B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 布類の投入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07194900A JPH07194900A (ja) | 1995-08-01 |
| JPH084671B2 true JPH084671B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=18433139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35377593A Expired - Lifetime JPH084671B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 布類の投入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084671B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0971062B1 (en) * | 1998-07-08 | 2004-11-10 | Henry John Weir | Apparatus for separating laundry articles |
| JP4512561B2 (ja) * | 2006-03-03 | 2010-07-28 | 恭宏 小澤 | 矩形状布片の展開装置 |
| BE1018069A3 (nl) | 2008-03-28 | 2010-04-06 | Lapauw Dominique | Inrichting voor het invoeren, strijken en vouwen van vlakgoed. |
| BE1018070A3 (nl) * | 2008-03-28 | 2010-04-06 | Lapauw Dominique | Invoerinrichting voor het invoeren van een te strijken stuk vlakgoed in een strijkeenheid en strijkinrichting voorzien van een dergelijke invoerinrichting. |
| JP2016059733A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | 株式会社プレックス | 方形状布類展開装置 |
| CN115667619A (zh) * | 2020-05-25 | 2023-01-31 | 简森丹麦有限公司 | 亚麻布铺展机装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35377593A patent/JPH084671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07194900A (ja) | 1995-08-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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