JPH11156098A - 方形状布類の展開供給装置及び方法 - Google Patents

方形状布類の展開供給装置及び方法

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JPH11156098A
JPH11156098A JP9329295A JP32929597A JPH11156098A JP H11156098 A JPH11156098 A JP H11156098A JP 9329295 A JP9329295 A JP 9329295A JP 32929597 A JP32929597 A JP 32929597A JP H11156098 A JPH11156098 A JP H11156098A
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JP
Japan
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conveyor
conveyors
sheets
sheet
cloths
Prior art date
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Withdrawn
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JP9329295A
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English (en)
Inventor
Atsushi Katayama
敦 片山
Atsushi Ueda
敦士 上田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一台のシーツの展開供給装置で、シーツを2枚
重ねにして展開し供給することと、シーツを一枚ずつ高
効率で展開して供給可能とすることにある。 【解決手段】2組みの搬入コンベア3、4及び繰り出し
コンベア5、6と、ブロア7に接続された吸込みダクト
8と、搬出コンベア9と、受け渡しコンベア10とを具
備する。コンベア9はシーツSの一辺部を把持して移動
する把持具18を有する。コンベア3、4は、把持具に
より搬入されて載置されたシーツを前記搬入の方向と直
角方向に繰り出す。コンベア3、4は展開されたシーツ
をアイロナ2に供給する。ダクト8には搬出コンベアに
繰り出し方向前端側の辺部が保持されたシーツが垂下さ
れる。コンベア10は、繰り出し間隙を通して繰り出さ
れるシーツをダクト8の吸込み口8aの上方を斜めに横
切って搬出コンベアに受け渡す第1位置と吸込み口から
外れた第2位置とにわたり回動可能に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランドリー工場等
において洗濯されたシーツ、包布、敷き布、或いは掛け
布等の大形な方形状布類を展開してプレス機であるアイ
ロナ等に供給するために使用される方形状布類の展開供
給装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばシーツの展開供給装置として特開
平5―112459号に記載の装置が提案されている。
この装置は、一台の繰り出しコンベアと、このコンベア
の上方に設置されたオーバーヘッド型の搬入コンベア
と、繰り出しコンベアに対して上方から接離して接触状
態では繰り出しコンベアに従動回転するニップロール
と、繰り出しコンベアの下側に配置されたエアーノズル
及びプッシュバーと、搬出コンベアとを備えている。
【0003】この展開供給装置では、はじめに、搬入コ
ンベアが有する把持具に洗濯済みのシーツの一辺部を把
持させた状態で、この把持具を繰り出しコンベア上に移
動させて、把持されたシーツを繰り出しコンベア上に引
込むように供給することにより、この供給方向に沿うシ
ーツの辺を繰り出しコンベア上で揃える。次に、繰り出
しコンベアの繰り出し方向前側に位置される辺部をニッ
プローラで挟んだ後、繰り出しコンベアを動作させてそ
の上のシーツを前記供給方向と直角方向に繰り出す。そ
れにより、繰り出しコンベアの搬出方向前端からシーツ
を垂らすとともに、この垂れた状態のシーツにエアノズ
ルから空気を吹き付けてシーツを両側には張り広げる
(展開する)。最後に、シーツに平行に沿ったプッシュ
バーで搬出コンベアに展開されたシーツを送り込むとと
もに、この搬出コンベアによりアイロナに展開されたシ
ーツを供給するようになっている。
【0004】又、前記装置と同様に、シーツの一辺を把
持して一台の繰り出しコンベア上に引き込むことにより
シーツを展開し、繰り出しコンベアで前記引込み方向
(言い換えれば供給方向)と直角方向に繰り出してアイ
ロナ等に供給する技術は特公平6−49119号公報で
も知られている。
【0005】又、この他のシーツ展開供給技術として特
公平3−67720号公報のものが知られている。すな
わち、シーツ展開部の上部に水平方向に移動可能に設け
たシーツ保持具に人手によりシーツの一辺の両端部をつ
かませて、これら保持具を互いに反対方向に移動させる
ことにより、シーツを展開させた後、移動コンベアをシ
ーツに向って移動させて、このコンベアにシーツを載せ
るとともに、展開されたシーツを移動コンベアを介して
供給コンベア(搬出コンベア)に受け渡すようになって
いる。そして、このものでは、シーツ保持具と移動コン
ベアとを夫々2組み備えており、それにより、前記展開
供給動作において、展開されたシーツを供給コンベアに
受け渡す工程と、シーツ展開部でのシーツ張り広げ工程
とを同時に行なわせて、展開されたシーツを交互に供給
コンベアに受け渡すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホテルにお
いては、シーツを取り換える際に、敷きマット用シーツ
と上掛け寝具用シーツとを同時にベッドメーキングする
ために2枚重なったシーツの提供が要請されている。し
かし、前記特願平5−112459号及び特公平6−4
9119号のように洗濯されたシーツを1台の繰り出し
コンベアに引込んだ後、この引込み方向と直角方向に繰
り出しコンベアから搬出して展開されたシーツをアイロ
ナに供給する従来の技術でも、又、シーツ保持具と移動
コンベアとを夫々2組み有して交互に展開されたシーツ
を展開供給できるようにした従来の技術でも、シーツを
一枚一枚単品処理するものであることには変わりがな
く、したがって、2枚のシーツを重ねた状態に展開して
アイロナ等に供給することはできず、前記の要請を満た
すことはできなかった。
【0007】又、ホテルでは大量のシーツを毎日取り替
えなければならないので、それに適応できる展開供給装
置の提供が望まれている。しかし、特願平5−1124
59号及び特公平6−49119号公報の技術では、シ
ーツを一枚ずつ単品処理するので、処理効率が低く、前
記の要請に見合う大量処理には適さない。これに対し
て、特公平3−67720号公報ものでは、2組のシー
ツ展開部で展開されたシーツを交互にアイロナに受渡せ
るために、幾分かは処理効率を向上できる。しかし、機
枠内の前部に前後方向に並べて配置された2組のシーツ
展開部のうち、奥側のシーツ展開部の一対のシーツ保持
具にシーツを保持させる際には、前側のシーツ展開部の
一対のシーツ保持具を移動させる牽引用ワイヤロープが
邪魔になって作業性を損ない易いので、大幅な処理効率
の向上は期待できなかった。
【0008】又、既述のように2枚のシーツを重ね合わ
せて展開して次工程のアイロナ等に供給することと、シ
ーツを一枚ずつ効率よく展開処理してアイロナ等に供給
することの要請について、これらの要請を個々に満たす
シーツ等の展開供給装置は従来提供されていないが、そ
れらを個々に開発する場合には一方の要請しか満たすこ
とができない。しかも、これらの装置を個々に備えるラ
ンドリー工場等においては、設備的にもスペース的にも
負担が大きいと考えられるため、前記2通りの要請を一
台の展開供給装置で満たすようにすることが望まれてい
る。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、方形状布類を2枚重ねにして展開して供給
することと、方形状布類を一枚ずつ高効率で展開して供
給することを選択的に切り換えて使用できる方形状布類
の展開供給装置を得ることにある。
【0010】本発明が解決しようとする第2の課題は、
前記第1の課題を解決するにあたり、方形状布類を2枚
重ねにして展開して供給する際に不良があった場合に、
それを自動的に排出できる方形状布類の展開供給装置を
得ることにある。
【0011】本発明が解決しようとする第3の課題は、
前記第1、第2の課題を解決しつつ、方形状布類を張り
広げる性能を向上できる方形状布類の展開供給装置を得
ることにある。
【0012】本発明が解決しようとする第4の課題は、
方形状布類を2枚重ねにして展開して供給することを可
能とした方形状布類の展開供給方法を得ることにある。
本発明が解決しようとする第5の課題は、形状布類を一
枚ずつ高効率で展開して供給することを可能とした方形
状布類の展開供給方法を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、請求項1の発明に係る装置は、方形状布類の
一辺部を把持して移動する把持具を有した2組みの搬入
コンベアと、これら搬入コンベアの下側に横方向に並べ
て設置され、前記把持具により搬入される前記方形状布
類が載置されるとともに、この載置された方形状布類を
前記搬入の方向と直角方向に繰り出す2組みの繰り出し
コンベアと、これら繰り出しコンベアの下側に設置され
展開された前記方形状布類を次工程の装置に供給する搬
出コンベアと、前記繰り出しコンベアの下側に設置さ
れ、前記搬出コンベアの搬送開始端側に前記繰り出しコ
ンベアの繰り出し方向前端側の辺部が保持された前記方
形状布類が垂下される吸込みダクトと、この吸込みダク
ト内の空気を吸引するブロアと、前記2組みの繰り出し
コンベアの下側に設置され、これらコンベア相互間の繰
り出し間隙を通して繰り出される前記方形状布類を前記
吸込みダクトの吸込み口の上方を横切って前記搬出コン
ベアに受け渡す第1位置と前記吸込み口から外れた第2
位置とにわたって移動可能に設けられた受け渡しコンベ
アと、を具備したものである。
【0014】前記第2の課題を解決するために、請求項
1の発明に従属する請求項2の発明に係る装置は、前記
2組みの繰り出しコンベア側にこれらコンベアから夫々
繰り出される前記方形状布類の繰り出し方向前端側の辺
を検出する2組の位置センサを配置し、かつ、前記吸込
みダクトの前記搬出コンベア側に排出ダクトを並設する
とともに、この排出ダクトの入口を閉じる閉鎖位置と前
記入口を開く開放位置とにわたり前記搬出コンベアの前
記受け渡しコンベア側部分を移動可能に設けて、前記2
組の繰り出しコンベアから夫々繰り出される前記方形状
布類の繰り出し方向前端側の辺が揃っていることを前記
位置センサが検出したとき前記搬出コンベアの受け渡し
コンベア側部分を前記閉鎖位置に移動させるとともに、
前記2組の繰り出しコンベアから夫々繰り出される前記
方形状布類の繰り出し方向前端側の辺が不揃いであるこ
とを前記位置センサが検出したとき前記搬出コンベアの
受け渡しコンベア側部分を前記開放位置に移動させるこ
とを特徴とするものである。
【0015】前記第3の課題を解決するために、請求項
1又は2の発明に従属する請求項3の発明に係る装置
は、前記吸込みダクト内に垂下された前記方形状布類を
張り広げる方向にエアーを吹き出すノズルをダクト壁に
設けるとともに、途中に排気管が接続された送気管で前
記ブロアの吐出し側と前記ノズルとを連通し、前記ブロ
アの排気を前記ノズル又は前記排気管に選択的に切り換
える切換え手段を前記送気管に設け、かつ、前記ブロア
の回転速度を変更可能としたことを特徴とすることを特
徴とするものである。
【0016】前記第4の課題を解決するために、請求項
4の発明に係る方法は、前記請求項1〜3のいずれかに
記載の方形状布類の展開供給装置を用い、前記2組の搬
入コンベアにより2枚の方形状布類を前記2組の繰り出
しコンベア上に個別に載置した後、前記2組の繰り出し
コンベアを互いの搬送方向が向かい合うように駆動し
て、前記2枚の方形状布類を、前記繰り出し間隙を通し
て夫々繰り出すとともに前記第1位置に配置された前記
受け渡しコンベア上で重ね合わせながら前記搬出コンベ
アの前記受渡しコンベア側部分に受け渡し、この受け渡
しコンベア側部分に前記2枚の方形状布類の繰り出し方
向前端側の辺部を保持させるとともに、前記受け渡しコ
ンベアを前記第2位置に移動させてから、前記ブロアの
動作により吸込み空気流を前記吸込みダクトに生起させ
て前記2枚重ねの方形状布類を前記吸込みダクトに吸込
んで垂下させ、前記吸込みダクト内の2枚重ねの方形状
布類を前記搬出コンベアに引込んで次工程に供給するこ
とを特徴とするものである。
【0017】前記第5の課題を解決するために、請求項
5の発明に係る方法は、前記請求項1〜3のいずれかに
記載の方形状布類の展開供給装置を用い、前記2組の搬
入コンベアにより2枚の方形状布類を前記2組の繰り出
しコンベア上に個別に載置した後、前記2組の繰り出し
コンベアを互いの搬送方向が向かい合うように同期駆動
して、前記2枚の方形状布類を、前記繰り出し間隙を通
して夫々繰り出すとともに前記第1位置に配置された前
記受け渡しコンベア上で重ね合わせながら前記搬出コン
ベアの前記受渡しコンベア側部分に受け渡し、この受け
渡しコンベア側部分に前記2枚の方形状布類の繰り出し
方向前端側の辺部を保持させるとともに、前記受け渡し
コンベアを前記第2位置に移動させてから、前記ブロア
の動作により吸込み空気流を前記吸込みダクトに生起さ
せて前記2枚重ねの方形状布類を前記吸込みダクトに吸
込んで垂下させ、前記吸込みダクト内の2枚重ねの方形
状布類を前記搬出コンベアに引込んで次工程に供給する
ことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の
形態に係るシーツ展開供給装置全体の構成を一部断面し
て示す概略側面図であって、この図中符号1はシーツ展
開供給装置を示し、又、符号2は前記装置1により展開
された方形状布類としてのシーツSが供給される次工程
の装置としてのアイロナを示している。アイロナ2は供
給されたシーツSに対してアイロン掛けを施して仕上げ
るものである。これらの設備及びシーツSを洗濯する図
示しない洗濯機等は、シーツSを自動的に洗濯しアイロ
ン掛けする一連のシーツ自動処理設備としてランドリー
工場等に設置される。
【0019】シーツ展開供給装置1は、2組みの搬入コ
ンベア3、4と、2組の繰り出しコンベア5、6と、ブ
ロア7が接続された吸込みダクト8と、搬出コンベア9
と、受け渡しコンベア10と、第1の位置センサ11、
12と、第2の位置センサ13、14と、制御装置15
とを具備している。又、図1及び図2中16はシーツ展
開供給装置1の外部固定部材としての本体フレームを示
し、16a、16bは本体フレーム16の上端部外面に
突出して凹状に形成されシーツガイドを示し、又、図1
及び図6中17は回収ボックスを示している。
【0020】搬入コンベア3、4は無端走行する図示し
ないチェンを内蔵するオーバーヘッド型のコンベアであ
って、前記チェンに所定間隔で連結された把持具18を
夫々有している。各把持具18は水平な姿勢を保持して
搬入コンベア3、4の軸方向に対して直角に交差して夫
々設けられている。これら把持具18は洗濯脱水された
シーツSの一辺部を着脱可能に把持するものであるとと
もに、その把持状態を自動制御により必要な時期に解除
できるようになっている。
【0021】一対の搬入コンベア3、4の一部は、図1
及び図2に示されるように本体フレーム16の上側に位
置し、かつ、本体フレーム16の幅方向(図1を描いた
紙面の表裏方向)に延びて互いに平行に配置されてい
て、それらの部分は、本体フレーム16の上面に向けて
斜めに下がる斜降部位と、この部位の傾斜下端に連なっ
て本体フレーム16の上面に近接して配置される水平部
位とを有している。水平部位の前記斜降部位と反対側の
部分は本体フレーム16の上面よりも外れて配置されて
いる。
【0022】本発明では両搬入コンベア3、4の搬入方
向は同じ方向でも良いが、第1の実施の形態のように互
いに逆方向(図2中矢印で示す)とした構成にあって
は、いずれか一方の搬入コンベア3又は4の把持具18
に吊持されたシーツSに邪魔されることなく、本体フレ
ーム16の幅方向両側の部分での作業空間を多く確保で
きる点で優れている。なお、これらコンベア3、4の把
持具18に洗濯脱水済みのシーツSを人手により取付け
る作業ポジションは、搬入コンベア3、4を延ばして本
体フレーム16の外部、例えば本体フレーム16の周辺
等の任意な場所に設定できる。
【0023】図2に示されるように本体フレーム16の
上面は開口されている。この上面開口に露出して本体フ
レーム16に支持される一対の繰り出しコンベア5、6
が、一対の搬入コンベア3、4の下側に設置されてい
る。これら2組みの繰り出しコンベア5、6は、例えば
水平な姿勢(なお、供給されたシーツが勝手にずり落ち
ない程度に多少傾斜していてもよい。)で、本体フレー
ム16の前後方向(図1において左右方向であって、同
図中右側が本体フレーム16の前側、左側が本体フレー
ム16の後側である。)に所定の間隙を開けて互いに平
行にかつ横方向に並設されている。前記隙間は繰り出し
間隙Gとして使用されるようになっている。両繰り出し
コンベア5、6は、搬入コンベア3、4の搬入方向に延
びる一対の駆動ローラ5a、6aと被動ローラ5b、6
bとに渡って無端のコンベアベルト5c、6cを巻か掛
けてなる同一な大きさのベルトコンベアで形成されてお
り、その駆動ローラ5a、6aは、同期して或いは単独
に回転されるとともに正逆回転ができるものであり、し
かも、その回転は制御装置15により遠隔制御されるよ
うになっている。コンベアベルト5c、6cの上面は本
体フレーム16の上面開口と略同じ高さに設けられてい
て、それらの回転により前記上面に搬入されたシーツS
を前記搬入の方向に対して直角方向に搬出する(繰り出
す)ようになっている。
【0024】一方の第1位置センサ11は、一方の繰り
出しコンベア5における前記シーツガイド16a側の端
部に対向して、このコンベア5の上側に配置されてい
る。同様に、他方の第2位置センサ12が、他方の繰り
出しコンベア6における前記シーツガイド16b側の端
部に対向して、このコンベア6の上側に配置されてい
る。これら第1位置センサ11、12は繰り出しコンベ
ア5、6に夫々搬入されるシーツSの搬入方向前端及び
搬入方向後端を検出するために設けられたもので、例え
ば光電式の位置センサが使用されており、その出力信号
は前記制御装置15に供給されるようになっている。こ
れらの位置センサ11、12はいずれも本体フレーム1
6に図示しない支持部材を介して支持されている。
【0025】例えば光電式位置センサからなる前記第2
位置センサ13、14は、夫々複数個ずつ用意されるも
のであり、一方の第2位置センサ13は、一方の繰り出
しコンベア5における前記繰り出し間隙G側のコンベア
搬出縁部に対向して、このコンベア5の上側にかつシー
ツSの搬入方向に一列に並べて配置されている。同様
に、他方の第2位置センサ14が、他方の繰り出しコン
ベア6における前記繰り出し間隙G側のコンベア搬出縁
部に対向して、このコンベア6の上側にかつシーツSの
搬入方向に一列に並べて配置されている。これら第2位
置センサ13、14は繰り出しコンベア5、6から繰り
出し間隙Gに搬出されるシーツSの繰り出し端、言い換
えれば、繰り出しコンベア5、6から搬出されるシーツ
Sの移動方向前端Sa(図2参照)を検出するために設
けられたもので、例えば光電式の位置センサが使用され
ており、その出力信号は前記制御装置15に供給される
ようになっている。これらの位置センサ13、14はい
ずれも本体フレーム16に図示しない支持部材を介して
支持されている。
【0026】図1に示されるように繰り出しコンベア
5、6の下側に位置して本体フレーム16には前記吸込
みダクト8が設置されている。このダクト8は、開放さ
れた上端からなる吸込み口8aを有した垂直状ダクト部
と、この下側に折れ曲がって連なる水平状ダクト部とか
らL字状をなしている。吸込み口8aは前記繰り出し間
隙Gの真下に対向している。前記水平状ダクト部の上面
にはこれと連通して前記ブロア7が取付けられ、このブ
ロア7の動作により吸込みダクト8内にその吸込み口8
aを通って空気が吸込まれるようになっている。このブ
ロア7が有するファンの回転速度は前記制御装置15の
遠隔操作によるインバータ制御等で適宜変更されるよう
になっている。
【0027】図3等に示されるように前記垂直状ダクト
部を区画する垂直状のダクト壁8b、8cの外面には、
夫々送気チャンバ19が設けられているとともに、これ
らチャンバ19と垂直状ダクト部内とを連通する複数の
ノズル20とが夫々設けられている。各ノズル20は、
エアーを斜め下方向で、かつ、垂直状ダクト部の幅方向
外側に向けて吹き出す姿勢で、ダクト壁8b、8cの幅
方向に沿って一列以上、この実施の形態では2列に設け
られている。なお、図3中点線矢印にエアーの吹き出し
方向を示す。
【0028】これら送気チャンバ19とブロア7のエア
ー吐出し側とは、ブロア7の排気を送気チャンバ19及
びノズル20に導く送気管21を介して連通されてお
り、この管21の中間部には排気管22が接続されてい
る。排気管22の前端は大気中に開放されている。そし
て、この排気管22が接続された部分には、ブロア7の
排気をノズル20又は排気管22に選択的に切換える切
換え手段としての切換え弁23が設けられている。この
弁23は電磁弁等からなり前記制御装置15により遠隔
操作で図1中実線の位置又は2点鎖線で示す位置に切換
えられるようになっている。
【0029】図1等に示されるように前記搬出コンベア
9は、駆動ローラ9aと、複数の被動ローラ9c〜9e
とにわたって無端のコンベアベルト9fを巻き掛けてな
るベルトコンベアで形成され、その受け渡しコンベア側
部分9Aは繰り出しコンベア6の下側に設置されてい
る。このコンベア9は前記部分9Aよりも駆動ローラ側
部分9Bに行くにしたがって次第に低くなるように傾斜
されており、前記部分9Bは前記アイロナ2がその入口
部に有した入口コンベア2aの一端部真上に配置されて
いる。そして、前記受け渡しコンベア側部分9Aの被動
ローラ9c、9dは、コンベアベルト9fの両面に転接
しているとともに、互いの相対的位置関係が変わらない
よう連結されていて、図示しない移動機構により図1中
実線で示す閉鎖位置と図1中2点鎖線で示す開放位置と
にわたり移動される設けられている。この移動に当り、
コンベアベルト9fが弛まないように配慮されている。
【0030】前記本体フレーム16内には、繰り出しコ
ンベア5、6の下側であって、これらと吸込みダクト8
の吸込み口8aとの間に位置して前記受け渡しコンベア
10が設置されている。このコンベア10は、駆動ロー
ラ10aと被動ローラ10bとに渡って無端のコンベア
ベルト10cを巻き掛けてなるベルトコンベアで形成さ
れていて、図3に示される駆動モータ10dにより前記
繰り出しコンベア5と同方向にコンベアベルト10cを
無端走行させるようになっている。
【0031】受け渡しコンベア10は、吸込み口8aの
上方を斜めに横切る第1位置(図1中実線参照)と、吸
込み口8aから外れた位置、例えば図1中2点鎖線で示
す垂直に垂れ下がる第2位置とに渡って移動可能に設け
られている。こうした移動を実現するために第1の実施
の形態では、図3に示されるように駆動ロール10aを
中心に回動可能な回動レバー24を設けて、その自由端
部に被動ローラ10bを支持させるとともに、前記レバ
ー24にエアシリンダ25を連結している。それによ
り、エアシリンダ25のピストンロッドを突出させたと
きに、受け渡しコンベア10を前記第1位置に保持し、
前記ロッドを図3に示すように引っ込めた時に受け渡し
コンベア10を前記第2位置に保持できる。
【0032】前記搬出コンベア9の受け渡しコンベア側
部分9Aと受け渡しコンベア6との間には、シーツSの
吊持手段としてのニップローラ26が設けられている。
図3に示されるようにニップローラ26の両端はアーム
(一方のみ図示)27の一端部に回転自在に支持され、
又両アーム27の他端部は1本の支持軸28に連結され
ており、支持軸28は図示しない軸受によって本体フレ
ーム16に支えられているとともに、その一端は回転ア
クチュエータ29に連結されている。
【0033】ニップローラ26は、前記アーム27、支
持軸、及び回転アクチュエータ29からなる支持機構に
より前記受け渡しコンベア側部分9Aに上方から接離さ
れ、その接触時には被動ローラ9cに裏側から支持され
たコンベアベルト9f部分に接して従動回転されるもの
であり、又、回転アクチュエータ29の動作は前記制御
装置15により遠隔制御されるようになっている。な
お、ニップローラ26に変えて、コンベアベルト9fに
接した状態で従動回転するベルトコンベアからなるニッ
プコンベアを採用してもよいし、コンベアベルト9fと
シーツSとの間の摩擦係数の値を大きくして、その摩擦
抵抗によりシーツSを吊持状態に保持できるようにする
場合には、それを吊持手段として採用し、ニップローラ
26及びその支持機構を省略してもよい。
【0034】ニップローラ26の受け渡しコンベア側部
分9Aへの接離動作を制御するために、ニップローラ2
6の近傍には光電式の第3位置センサ30が配置されて
いる。このセンサ30の出力信号は前記制御装置15に
供給されるようになっている。
【0035】図1等に示すように前記本体フレーム16
内には、吸込みダクト8の搬出コンベア9側に位置して
排出ダクト31が並設されている。このダクト31は、
前記ダクト壁8cと対向するダクト壁31aを設けるこ
とにより形成され、上下両端は夫々開放されている。排
出ダクト31の上端開口は入口31bとして使用され、
この入口31bは前記受け渡しコンベア側部分9Aによ
って開閉されるようになっている。つまり、受け渡しコ
ンベア側部分9Aが前記閉鎖位置に配置された時に入口
31bが閉じられ、前記開放位置に配置された時に入口
31bは開かれるものである。排出ダクト31の下端開
口は出口31cとして使用されている。
【0036】図1等に示すように本体フレーム16の下
端部には排出コンベア32が設置されている。このコン
ベア32は、駆動ローラ32aと被動ローラ32bとに
わたってコンベアベルト32cを巻き掛けてなるベルト
コンベアで形成され、その一端部は前記出口31cの直
下に配置されているとともに、他端部は本体フレーム1
6の外部に突出されている。この突出位置の下側には前
記回収ボックス17が配置されている。このボックス1
7は上面が開放されている。そして、第1の実施の形態
に示すように排出コンベア32の搬出端部及び回収ボッ
クス17を本体フレーム16の前側、言い換えれば、前
記把持具18にシーツSを掴ませて吊持させる作業ポジ
ションに近い位置に配設する構成によれば、後述のよう
に回収されるシーツを、再度、把持具18に把持させる
作業上においてシーツSをいちいち前記作業ポジション
まで運ぶ手間がないので、再度の把持作業を迅速化でき
る点で優れている。
【0037】又、前記制御装置15は、図示しない操作
盤での運転指令、及び各センサ11〜14及び29等か
らの出力信号等に基づいて、把持具18からのシーツ開
放のタイミング制御、繰り出しコンベア5、6の始動、
停止のタイミング制御、及び搬送速度の制御、受け渡し
コンベア10の回動タイミング制御、ニップローラ26
の接離動作のタイミング制御、ブロア7の駆動タイミン
グ制御等の以下説明する各種の動作についての全般的な
自動制御を行なうものである。前記操作盤には動作モー
ドを2枚重ね処理モードと交互処理モードとに指定する
操作子(例えば切換え釦)等が設けられている。
【0038】次に、前記構成のシーツ展開供給装置1を
用いて2枚のシーツSを重ね合わせて展開しアイロナ2
に供給する手順を図4等を参照して説明する。この場合
は2枚重ね処理モードが選択される。
【0039】まず、図示しない作業ポジションにおいて
洗濯脱水済みのシーツSの一辺部を夫々搬入コンベア
3、4の把持具18に把持させて吊持する。この場合、
シーツSの把持される一辺と前記繰り出し間隙G側に位
置されて前記把持される前記一辺Saとがなす角を、把
持具18の前記繰り出し間隙G側の端に一致させて把持
する。こうした把持作業の後に、搬入コンベア3、4を
夫々駆動することにより把持具18を移動させて、把持
されたシーツSを本体フレーム16の上面に露出してい
る繰り出しコンベア5、6に向けて夫々搬入する。
【0040】この搬入においてシーツSは繰り出しコン
ベア5、6の上面に引きずられるように搬入されるとと
もに、その搬入側前端と後端とが繰り出しコンベア5、
6に対向している第1センサ11または12により検出
されるので、これらセンサ11、12が搬入されている
シーツSの搬入方向後端を検出した時点で、制御装置1
5は搬入が完了したと判断して把持具18による把持を
開放させる。それにより、搬入動作が完了する。そうす
ると、把持具18への前記の把持の仕方とあいまって、
搬入コンベア3、4の把持具18と繰り出しコンベア
5、6との相対位置が予め定められているので、シーツ
Sは繰り出しコンベア5、6上のある程度定まった位置
に載置される。
【0041】次に、図4(A)に示すように制御装置1
5は一対の繰り出しコンベア5、6を互いの搬送方向が
向き合うように逆方向に駆動して、その上に載置された
夫々のシーツSを前記搬入の方向とは直角の方向で、か
つ、繰り出し間隙Gに向けて繰り出すように搬送する。
この搬送により、互いに近づけられる2枚のシーツSの
繰り出し方向前端側の辺Saが第2位置センサ13、1
4で検出される。そうすると、制御装置15は、第2位
置センサ13、14の検出情報に基づいて、2枚のシー
ツSの辺Saが同じタイミングで繰り出し間隙Gに到達
するように両繰り出しコンベア5、6の始動時期と駆動
速度等のタイミングを制御する。それにより、両繰り出
しコンベア5、6から繰り出されるシーツSの夫々の前
端側の辺Saが揃えられて同時に繰り出し間隙Gに送り
込まれこの間隙Gを通過するから、図4(B)に示され
るように互いに近づくように繰り出された2枚のシーツ
Sの揃えられた前端部側が、繰り出し間隙Gを下方に通
過しながら、斜めの姿勢に配置されている受け渡しコン
ベア10に到達するとともに、繰り出しコンベア5と同
方向に回転されている受け渡しコンベア10の搬送力
で、搬出コンベア9の受け渡しコンベア10側部分9A
に受け渡される。
【0042】このようにして2枚のシーツSの搬出コン
ベア9への受け渡しが開始されると、その搬送方向前端
が第3位置センサ30により検出されるから、それをも
とに制御装置15は前記支持機構の回転アクチュエータ
29を動作させる。それにより、下向きに回動されるア
ーム27を介してニップローラ26が、被動ローラ9c
との間に2枚重ねのシーツSの揃えられた前端部側を挟
み込んで、その状態を保持してニップローラ26はコン
ベアベルト9fの回転に従動回転する。
【0043】一方、前記のように2枚重ねのシーツSの
搬送方向前端が第2位置センサ30で検出されることに
基づき、制御装置15は受け渡しコンベア10を、第1
位置から図4(C)に示される第2位置に回動させて、
吸込みダクト8の吸込み口8aを開放させる。この時、
制御装置15はブロワ7を駆動するとともに、その排気
が吸込みダクト8外に排出されるように切換え弁23を
排出管22側に切り換える。そのため、ブロア7により
吸込みダクト8内の空気が排気されるに伴い、ダクト8
内にその吸込み口8aを通して前記2枚重ねのシーツS
が吸込まれて、これらのシーツSは吸込みダクト8内に
垂直状に垂れ下がって吊持されるので、2枚重ねのシー
ツSはその自重により展開状態となる。なお、この場
合、搬出コンベア9は走行しているが、これに変えて一
時的に走行動作を中断させて、2枚重ねのシーツSが完
全に垂れ下がって展開されるのを待つようにしてもよ
い。
【0044】こうして2枚のシーツSの展開状態を得た
後に制御装置15はブロワ7からの排気が送気チャンバ
19に至る切換え弁15を切り換えるとともに、ブロワ
7の回転数を使用条件に応じて調整する。そのため、垂
れ下がって展開されている2枚重ねのシーツSに対して
ノズル20からエアーが吹き付けられるので、両シーツ
Sは吸込みダクト8の幅方向に沿って張り広げられる。
【0045】この後、前記搬出コンベア9の搬送力によ
り前端が揃った2枚重ねのシーツSを、搬出コンベア9
上に引込んで、アイロナ2に向けて搬送する。なお、こ
の時、前記2組の繰り出しコンベア5、6上には、洗濯
脱水済みのシーツSが夫々既述のように搬入される。
又、第3センサ30が搬出される2枚重ねのシーツSの
後端を検出することに基づいて、受け渡しコンベア10
が第1位置に戻されるとともに、ニップローラ26が搬
出コンベア9の上方に離れる位置に戻されて、次の2枚
のシーツSの展開供給動作に備える。
【0046】すなわち、以上のようにして2枚のシーツ
Sをその搬送方向前端側の辺Saを揃えて重ね合わせ
て、展開しアイロナ2に供給することができる。次に、
前記構成のシーツ展開供給装置1を用いて、洗濯脱水さ
れたシーツSを一枚ずつ高効率で展開して供給する手順
を図5を参照して説明する。
【0047】まず、図示しない作業ポジションにおいて
洗濯脱水済みのシーツSの一辺部を夫々搬入コンベア
3、4の把持具18に把持させて吊持する。この場合も
既述のようにシーツSの把持される一辺と前記繰り出し
間隙G側に位置されて前記把持される前記一辺とがなす
角を、把持具18の前記繰り出し間隙G側の端に一致さ
せて把持する。こうした把持作業の後に、いずれか一方
の搬入コンベア、例えば搬入コンベア3を駆動すること
によりその把持具18を移動させて、それにより、把持
されているシーツSを本体フレーム16の上面に露出し
ている繰り出しコンベア5に向けて夫々搬入する。この
搬入に伴い繰り出しコンベア5のシーツSの搬入側前端
と後端とが第1センサ12により検出される。その時点
で、制御装置15は搬入が完了したと判断して把持具1
8による把持を開放させて、搬入動作が完了する。
【0048】次に、図5(A)に示すように制御装置1
5は、前記搬入コンベア3に対向した一方の繰り出しコ
ンベア5を駆動して、その上に載置されたシーツSを前
記搬入の方向とは直角の方向で、かつ、繰り出し間隙G
に向けて繰り出すように搬送する。この搬送により、繰
り出しコンベア5上のシーツSは繰り出し間隙Gに送り
込まれこの間隙Gを下方に通過しながら、斜めの姿勢に
配置されている受け渡しコンベア10に到達するととも
に、繰り出しコンベア5と同方向に回転されている受け
渡しコンベア10の搬送力で、搬出コンベア9の受け渡
しコンベア10側部分9Aに受け渡される。このように
1枚のシーツSの搬出コンベア9への受け渡しが開始さ
れると、その搬送方向前端が第3位置センサ30により
検出されるから、それをもとに制御装置15は前記支持
機構の回転アクチュエータ29を動作させる。それによ
り、下向きに回動されるアーム27を介してニップロー
ラ26が、被動ローラ9cとの間に1枚のシーツSの前
端部側を挟み込んで、その状態を保持してニップローラ
26はコンベアベルト9fの回転に従動回転する。
【0049】一方、前記シーツSの搬送方向前端が第2
位置センサ30で検出されることに基づき、制御装置1
5は受け渡しコンベア10を、第1位置から図5(A)
中2点鎖線に示される第2位置に回動させて、吸込みダ
クト8の吸込み口8aを開放させる。この時制御装置1
5はブロワ7を駆動するとともに、その排気が吸込みダ
クト8外に排出されるように切換え弁23を排出管22
側に切り換える。そのため、ブロア7により吸込みダク
ト8内の空気が排気されるに伴い、ダクト8内にその吸
込み口8aを通して前記1枚のシーツSが吸込まれて、
シーツSは吸込みダクト8内に垂直状に垂れ下がって吊
持されるので、前記1枚のシーツSはその自重により展
開状態となる。この場合、搬出コンベア9は走行してい
るが、これに変えて一時的に走行動作を中断させて、シ
ーツSが完全に垂れ下がって展開されるのを待つように
してもよい。
【0050】こうして1枚のシーツSの展開状態を得た
後に制御装置15はブロワ7からの排気が送気チャンバ
19に至る切換え弁15を切り換えるとともに、ブロワ
7の回転数を使用条件に応じて調整する。そのため、垂
れ下がって展開されている1枚のシーツSに対してノズ
ル20からエアーが吹き付けられるので、シーツSは吸
込みダクト8の幅方向に沿って張り広げられる。この
後、前記搬出コンベア9の搬送力によりシーツSを搬出
コンベア9上に引込んで、アイロナ2に向けて搬送す
る。
【0051】この時、他方の搬入コンベア4によりこの
コンベア4に対向する他方の繰り出しコンベア6上に
は、洗濯脱水済みの他のシーツSが夫々既述のように搬
入される。又、第3センサ30が前記のように搬出され
る1枚のシーツSの後端を検出することに基づいて、受
け渡しコンベア10が第1位置に戻されるとともに、ニ
ップローラ26が搬出コンベア9の情報に離れる位置に
戻されて、次の一枚のシーツSの展開供給動作に備え
る。
【0052】この後、図5(B)に示すように制御装置
15は、前記搬入コンベア4に対向した一方の繰り出し
コンベア6を駆動して、その上に載置された他のシーツ
Sを前記搬入の方向とは直角の方向で、かつ、繰り出し
間隙Gに向けて繰り出すように搬送する。この搬送によ
り、繰り出しコンベア6上の他のシーツSは繰り出し間
隙Gに送り込まれこの間隙Gを下方に通過しながら、斜
めの姿勢に配置されている受け渡しコンベア10に到達
するとともに、受け渡しコンベア10の搬送力で搬出コ
ンベア9の受け渡しコンベア10側部分9Aに受け渡さ
れる。このように他の1枚のシーツSの搬出コンベア9
への受け渡しが開始されると、その搬送方向前端が第3
位置センサ30により検出されるから、それをもとに制
御装置15は前記支持機構の回転アクチュエータ29を
動作させる。それにより、下向きに回動されるアーム2
7を介してニップローラ26が、被動ローラ9cとの間
に他方のシーツSの前端部側を挟み込んで、その状態を
保持してニップローラ26はコンベアベルト9fの回転
に従動回転する。
【0053】一方、前記他のシーツSの搬送方向前端が
第2位置センサ30で検出されることに基づき、制御装
置15は受け渡しコンベア10を、第1位置から図5
(B)中2点鎖線に示される第2位置に回動させて、吸
込みダクト8の吸込み口8aを開放させる。この時制御
装置15はブロワ7を駆動するとともに、その排気が吸
込みダクト8外に排出されるように切換え弁23を排出
管22側に切り換える。そのため、ブロア7により吸込
みダクト8内の空気が排気されるに伴い、ダクト8内に
その吸込み口8aを通して他のシーツSが吸込まれて、
このシーツSは吸込みダクト8内に垂直状に垂れ下がっ
て吊持されるので、前記他の1枚のシーツSはその自重
により展開状態となる。この場合、搬出コンベア9は走
行しているが、これに変えて一時的に走行動作を中断さ
せて、他のシーツSが完全に垂れ下がって展開されるの
を待つようにしてもよい。
【0054】こうして他の1枚のシーツSの展開状態を
得た後に制御装置15はブロワ7からの排気が送気チャ
ンバ19に至る切換え弁15を切り換えるとともに、ブ
ロワ7の回転数を使用条件に応じて調整する。そのた
め、垂れ下がって展開されている他の1枚のシーツSに
対してノズル20からエアーが吹き付けられるので、シ
ーツSは吸込みダクト8の幅方向に沿って張り広げられ
る。この後、前記搬出コンベア9の搬送力により他方シ
ーツSを搬出コンベア9上に引込んで、アイロナ2に向
けて搬送する。
【0055】すなわち、以上のようにして対向する2組
の搬入コンベアと繰り出しコンベアの内の一組を用いて
一枚のシーツSを搬送し、それを受け渡しコンベア10
で搬出コンベア9に受け渡して保持させて、吸込みダク
ト8内に垂直状に垂下させて展開させるとともに、エア
ーを吹き付けて張り広げた後、それを搬出コンベア9で
アイロナ2に供給する間に、他の一組の搬入コンベアと
繰り出しコンベアを用いて他の一枚のシーツSを搬送
し、前記のような展開と供給との準備を行なわせるの
で、高い効率をもってシーツSを1枚ずつ交互に展開し
て供給できるので、大量のシーツSを展開し供給する処
理のに適する。しかも、この場合に、本体フレーム16
内においてシーツSを把持具18にセットする必要がな
く、作業空間が制約されないので、作業を容易に行なえ
る。
【0056】又、前記シーツ展開供給装置1での前記2
枚重ねの展開供給において、把持具18へのセット間違
い等に起因して、繰り出しコンベア5、6上に供給され
たシーツSの繰り出し方向前側の辺Saの位置のばらつ
きが大きすぎて、制御装置15による繰り出しコンベア
5、6に対する制御では、両シーツSの前記辺Saを揃
えることが困難となる不揃いシーツの自動排出につい
て、図6を参照して説明する。
【0057】既述のように繰り出しコンベア5、6に搬
入されたシーツSの繰り出し間隙G側の辺Saは第2位
置センサ13、14により検出できるので、その検出情
報に基づいて制御装置15が調整不能(前記ばらつきを
吸収できない)であると判断した場合には、搬出コンベ
ア9の受け渡しコンベア側部分9Aを、前記移動機構を
介して図6中2点鎖線で示す通常配置される閉鎖位置か
ら同図中実線に示され開放位置に移動させる。それによ
り、前記部分9Aが受け渡しコンベア9から離れてアイ
ロナ2側に移動して、排出ダクト31の上端の入口31
bが開放される。そのため、繰り出し間隙Gを下方に向
けて通る2枚のシーツSは、受け渡しコンベア10を経
由して前記入口31bを通って排出ダクト31に投入さ
れ、自重で落下して排出コンベア32上で受けられる。
この排出コンベア32は常時回転、又は前記移動機構の
前記入口開放動作と連動して制御装置15により駆動さ
れるから、その上に落下した不揃いの2枚のシーツSを
本体フレーム16外の回収ボックス17に搬出すること
ができる。こうして回収されたシーツSは再度把持具1
8に把持されて展開処理に供される。
【0058】以上のように前記シーツ展開供給装置1に
よれば、シーツを2枚重ねにして展開供給する際に不揃
いになることが検出された場合には、それを不良シーツ
として自動的に排出することができる。なお、こうした
排出手順に変えて、繰り出しコンベア5、6を逆方向に
回転させて、図6中繰り出しコンベア5で代表して示す
ようにその上のシーツSを繰り出し間隙Gとは逆方向
(図6中点線矢印参照)に繰り出して、落下させて回収
するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。本発明
によれば、搬入コンベアから方形状布類が供給されると
ともに横方向に並設された2組の繰り出しコンベアから
繰り出される夫々の方形状布類を、前記繰り出しコンベ
ア間の繰り出し間隙に通して受け渡しコンベアを介して
搬出コンベアに受け渡すことで、方形状布類を2枚重ね
にするとともに、これら方形状布類をブロアの吸引力で
吸込みダクト内に垂らして展開してから、前記搬出コン
ベアで吸込みダクトから引き上げて次工程に搬出するの
で、方形状布類を2枚重ねにして展開して供給できる。
それだけではなく、前記2組みの繰り出しコンベアを交
互に動かすことで、方形状布類を一枚ずつ前記のように
展開して供給できるが、その場合に一方の繰り出しコン
ベア側に対して他方の繰り出しコンベア側では展開供給
の準備ができるので、工程上無駄がなく連続的に作業す
ることができ、したがって、稼働性が高い。それによ
り、方形状布類を一枚ずつ高効率で展開して供給するこ
とができる。しかも、前記2通りの使用形態を選択的に
切り換えて使用できる。
【0060】又、排出ダクトを設けて、その入口を搬出
コンベアの受け渡しコンベア側部分の移動によって開閉
する構成を有する発明によれば、方形状布類を2枚重ね
にして展開し供給する際に、その合わせが不揃いとなっ
たときには、そうなった2枚の方形状布類を排出ダクト
を通して、自動的に排出できる。
【0061】又、吸込みダクトにノズルを設けるととも
に、送風能力を調整可能なブロアの排気方向を切り換え
ることができる発明によれば、吸込みダクトに方形方布
類を引込む時の風量と引込まれた方形状布類を張り広げ
る時の風量とを夫々適正なものにすることができるの
で、方形状布類の展開状態を効率良く張り広げることが
できる。
【0062】又、本発明装置を用いて実施される方法に
よれば、方形状布類を2枚重ねにして展開して供給する
ことが可能な方形状布類の展開供給方法を提供できる。
更に、本発明装置を用いて実施される他の方法によれ
ば、方形状布類を一枚ずつ高効率で展開して供給するこ
とが可能な方形状布類の展開供給方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシーツ展開供
給装置全体の構成を一部断面して示す概略側面図。
【図2】図1に示されたシーツ展開供給装置が備える2
組みの繰り出しコンベア回りの構成を示す斜視図。
【図3】図1に示されたシーツ展開供給装置が備える吸
込みダクト回りの構成を示す斜視図。
【図4】(A)〜(C)は図1に示されたシーツ展開供
給装置を用いて2枚のシーツを重ね合わせて供給する手
順を示す工程説明図。
【図5】(A)(B)は図1に示されたシーツ展開供給
装置を用いて2枚のシーツを一枚づつ交互に供給する手
順を示す工程図。
【図6】図1に示されたシーツ展開供給装置を用いて2
枚のシーツを重ね合わせて供給する場合に展開不良シー
ツを排出する工程を示す説明図。
【符号の説明】
1…シーツ展開供給装置、 2…アイロナ、 S…シーツ(方形状布類)、 Sa…シーツの繰り出し方向前端側の辺、 3、4…搬入コンベア、 5、6…繰り出しコンベア、 7…ブロア、 8…吸込みダクト、 8a…吸込み口、 8b、8c…ダクト壁、 9…搬出コンベア、 9A…受け渡しコンベア側部分、 10…受け渡しコンベア、 18…把持具、 11、12…第1位置センサ、 13、14…第2位置センサ、 15…制御装置、 G…繰り出し間隙、 20…ノズル、 21…送気管、 22…排気管、 23…切換え弁(切換え手段)、 31…排出ダクト、 31…入口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状布類の一辺部を把持して移動する把
    持具を有した2組みの搬入コンベアと、 これら搬入コンベアの下側に横方向に並べて設置され、
    前記把持具により搬入される前記方形状布類が載置され
    るとともに、この載置された方形状布類を前記搬入の方
    向と直角方向に繰り出す2組みの繰り出しコンベアと、 これら繰り出しコンベアの下側に設置され展開された前
    記方形状布類を次工程の装置に供給する搬出コンベア
    と、 前記繰り出しコンベアの下側に設置され、前記搬出コン
    ベアの搬送開始端側に前記繰り出しコンベアの繰り出し
    方向前端側の辺部が保持された前記方形状布類が垂下さ
    れる吸込みダクトと、 この吸込みダクト内の空気を吸引するブロアと、 前記2組みの繰り出しコンベアの下側に設置され、これ
    らコンベア相互間の繰り出し間隙を通して繰り出される
    前記方形状布類を前記吸込みダクトの吸込み口の上方を
    横切って前記搬出コンベアに受け渡す第1位置と前記吸
    込み口から外れた第2位置とにわたって移動可能に設け
    られた受け渡しコンベアと、を具備した方形状布類の展
    開供給装置。
  2. 【請求項2】前記2組みの繰り出しコンベア側にこれら
    コンベアから夫々繰り出される前記方形状布類の繰り出
    し方向前端側の辺を検出する2組の位置センサを配置
    し、かつ、前記吸込みダクトの前記搬出コンベア側に排
    出ダクトを並設するとともに、この排出ダクトの入口を
    閉じる閉鎖位置と前記入口を開く開放位置とにわたり前
    記搬出コンベアの前記受け渡しコンベア側部分を移動可
    能に設けて、前記2組の繰り出しコンベアから夫々繰り
    出される前記方形状布類の繰り出し方向前端側の辺が揃
    っていることを前記位置センサが検出したとき前記搬出
    コンベアの受け渡しコンベア側部分を前記閉鎖位置に移
    動させるとともに、前記2組の繰り出しコンベアから夫
    々繰り出される前記方形状布類の繰り出し方向前端側の
    辺が不揃いであることを前記位置センサが検出したとき
    前記搬出コンベアの受け渡しコンベア側部分を前記開放
    位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の方
    形状布類の展開供給装置。
  3. 【請求項3】前記吸込みダクト内に垂下された前記方形
    状布類を張り広げる方向にエアーを吹き出すノズルをダ
    クト壁に設けるとともに、途中に排気管が接続された送
    気管で前記ブロアの吐出し側と前記ノズルとを連通し、
    前記ブロアの排気を前記ノズル又は前記排気管に選択的
    に切り換える切換え手段を前記送気管に設け、かつ、前
    記ブロアの回転速度を変更可能としたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の方形状布類の展開供給装
    置。
  4. 【請求項4】前記請求項1〜3のいずれかに記載の方形
    状布類の展開供給装置を用い、 前記2組の搬入コンベアにより2枚の方形状布類を前記
    2組の繰り出しコンベア上に個別に載置した後、 前記2組の繰り出しコンベアを互いの搬送方向が向かい
    合うように駆動して、前記2枚の方形状布類を、前記繰
    り出し間隙を通して夫々繰り出すとともに前記第1位置
    に配置された前記受け渡しコンベア上で重ね合わせなが
    ら前記搬出コンベアの前記受渡しコンベア側部分に受け
    渡し、 この受け渡しコンベア側部分に前記2枚の方形状布類の
    繰り出し方向前端側の辺部を保持させるとともに、前記
    受け渡しコンベアを前記第2位置に移動させてから、前
    記ブロアの動作により吸込み空気流を前記吸込みダクト
    に生起させて前記2枚重ねの方形状布類を前記吸込みダ
    クトに吸込んで垂下させ、 前記吸込みダクト内の2枚重ねの方形状布類を前記搬出
    コンベアに引込んで次工程に供給することを特徴とする
    方形状布類の展開供給方法。
  5. 【請求項5】前記請求項1〜3のいずれかに記載の方形
    状布類の展開供給装置を用い、 前記2組みの搬入コンベアにより方形状布類を前記2組
    の繰り出しコンベア上に交互に載置し、 前記2組の繰り出しコンベアを交互に駆動することによ
    り、駆動される一方の繰り出しコンベア上の1枚の方形
    状布類を、前記繰り出し間隙を通して繰り出すとともに
    前記第1位置に配置された前記受け渡しコンベアを介し
    て前記搬出コンベアの前記受渡しコンベア側部分に受け
    渡し、 繰り出された前記1枚の方形状布類の繰り出し方向前端
    側の辺部を前記受け渡しコンベア側部分に保持させ、前
    記受け渡しコンベアを前記第2位置に移動させてから、
    前記ブロアの動作により吸込み空気流を前記吸込みダク
    トに生起させて繰り出された前記1枚の方形状布類を前
    記吸込みダクトに吸込んで垂下させ、 前記吸込みダクト内の一枚の方形状布類を前記搬出コン
    ベアに引込んで次工程に供給することを特徴とする方形
    状布類の展開供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10829887B2 (en) 2016-03-11 2020-11-10 Jensen Denmark A/S Apparatus for receiving, spreading/extending and flattening

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