JPH0443078Y2 - - Google Patents

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JPH0443078Y2
JPH0443078Y2 JP6653888U JP6653888U JPH0443078Y2 JP H0443078 Y2 JPH0443078 Y2 JP H0443078Y2 JP 6653888 U JP6653888 U JP 6653888U JP 6653888 U JP6653888 U JP 6653888U JP H0443078 Y2 JPH0443078 Y2 JP H0443078Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は壁面に棚板を設置するための構造に関
する。詳しくは、スリツト付の棚板支承部材を壁
面に固定しておき、該スリツトに棚板を挿入し固
定する棚板設置構造に関する。
[従来の技術] 棚板を壁面に固定させる構造としては、ブラケ
ツト等の棚板用取付部材を使用し棚板をビスで固
着する構造がある。この構造では該ビスの頭が露
出したままで見栄えが悪いという問題があるの
で、棚板で隠れるようにビス孔を配置した取付具
が考案されている(実開昭59−133097号)。
実開昭59−133097号において、取付具には、棚
板が差し込まれる挿入部の奥行面に該取付具を壁
面に固定するためのビス孔が穿設されている。ま
た、該取付具には、棚板を挿入部に固定するため
の雌螺入孔が、ビスを棚板裏側(下側)から締め
込むように穿設してある。これらの孔にビスを螺
じ込むと、ビスの頭は、棚板で隠されたりするこ
とにより目につかないものとなる。
[考案が解決しようとする課題] 実開昭59−133097号の取付具にあつては、次に
点で不便であつた。
(イ) 取付具の下方から螺じ込まれたビスの先端が
挿入部内の棚板の下面を押し、これにより棚板
の上面が挿入部の上面壁に押し付けられて棚板
が固定されるものであり、棚板とビスとの接触
部分が点接触となる。このため棚板のガタが出
やすい。
(ロ) 棚板の材質がガラスなどである場合には、挿
入部に棚板を固定させるためのビスを締め込ん
だときに、ビスの先端が棚板面に強く押し付け
られ、棚板が割れる可能性が高い。
(ハ) 棚板の下側よりビスを締め込むので、ビス締
込作業の姿勢が楽ではなく、また作業の手間も
かかる。
(ニ) 棚板固定用のビスを螺合するために、取付具
に雌螺入孔を設けなければならないが、取付具
の材質が陶器の場合では螺子切りができない。
本考案は、棚板を見栄え良くかつ容易に取り付
けられ、しかも脆性材料製の棚板であつても損壊
させることなく、しつかりと取り付けることが可
能な棚板設置構造を提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案の棚板設置構造は、棚板の端縁が差し込
まれるスリツト付の棚板支承部を前面に有する壁
面構成材と、棚板縁部を挟み込むコ字形状であ
り、コ字形の開放部が該スリツトの開放口に位置
するように該スリツトに嵌着されたホルダと、該
スリツトに嵌着されたホルダに長辺側の端縁が差
し込まれた棚板と、該棚板の板面とホルダとの間
〓に圧入された楔部材とを備えたものである。
[作用] 本考案の取付構造では、棚板を取り付けるに際
しては、予め壁面に装着されているスリツト付壁
面構成材の該スリツトに、ホルダ及び棚板を差し
込み、次いでホルダと棚板板面との間〓に楔を圧
入するだけで良い。また、棚板は楔面全体で支え
られているので、ガラスなどの脆性材料よりなる
棚板も損壊させることなくしつかりと取り付ける
ことが可能である。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図に本考案の実施例に係る棚板取付構造の
斜視断面図を示す。
第1図において、壁面構成材1には棚板支承部
2が一体に形成されており、該棚板支承部2のス
リツト3にホルダ4及び楔5と共に棚板6が挿入
されている。
次にこの実施例構造の詳細を説明する。
第2図に壁面構成材1の正面図、第3図、第4
図にそれぞれ平面図、側面図を示す。この壁面構
成材1の材質は陶磁器であり、壁面への取付面
(背後面)のアンカー部7と前面の棚板支承部2
とが一体に形成されている。なお、この壁面構成
材は壁面を構成するタイル8と同寸法の正面視方
形状のものであり、タイル8と同様にモルタルに
て躯体壁面9に張り付けられている。アンカー部
7は、この壁面構成材1が壁面9から剥がれない
ようにするために壁面構成材1の背面に突出させ
たものであり、本実施例では四角い枠状に形成さ
れている。
棚板支承部2は、壁面構成材1の表側の板面か
ら滑らかに立ち上る側面視形状が三角形のもので
あり、その先端辺に沿つて前記スリツト3が水平
に延在されている。このスリツト3の奥行面3a
にはボルト孔10が壁面構成材1の厚さ方向に貫
設されている。
ホルダ4は、第5図に示す通り上面壁4a、底
面壁4b及び立面壁4cを備えたコ字形状のもの
であり、立面壁4cにはボルト孔11が穿設され
ている。また、底面壁4bには楔部12a,12
bが楔の先端方向をホルダ開放部4A方向に指向
させてホルダ4に一体的に設けられている。な
お、このホルダ4は楔5と同様に合成樹脂など適
宜の弾性を備えるものが好ましい。
第6図に楔5の斜視図を示す。この楔5は左半
体12、右半体13及びこれらを連結するジヨイ
ント14より構成されている。楔5は挿入方向
(矢印A)に対して左右の辺部に平行な2本の角
柱状の枠15を有し、その枠の間に楔部5a,5
bが設けられている。さらに、挿入方向前縁側に
切欠き16があり、これは棚板6の後述するブロ
ツク部18と係合するように設けられている。
楔部5a,5bの中心で別れる左半体12及び
右半体13には、第7図に明示する如く、前記挿
入方向Aに延在する溝17a,17bが設けられ
ており、ジヨイント14は該溝17a,17bに
嵌合されている。なお、第7図は楔5の分解図で
あり、楔5と棚板6との係合状態をも示す。第7
図の如く、棚板6の端縁部分に長方体形状のブロ
ツク18が接着剤等により固着されており、この
ブロツク18は楔5の前記切欠き部16が係合さ
れる。
ジヨイント14は第8図(縦断面図)及び第9
図(正面図)に示す通り、左半体12に及び右半
体13の溝17a,17bに嵌合する2つの突条
19を有するコ字形状部14aと、角柱部14b
とを備え、該コ字形状部14aにより左半体12
と右半体13とが一体化される。該角柱部14b
には凹部20が設けられている。該凹部20はホ
ルダ4内からジヨイント14を抜脱する際、ドラ
イバ等の工具の先端を引掛けるために使用される
ものである。なお、ジヨイント14の厚みl1は楔
5の厚みより厚いと楔効果を阻害するので、楔5
の厚みと等しくするのが好適である。また、長さ
l2は楔5の楔部の長さと等しくするのが好適であ
る。
かかる楔5を用いて棚板6をスリツト3に差し
込むに際しては、まずホルダ4をスリツト3に差
し込む。この際、当然ながらホルダ4の開放部4
A側をスリツト3の開放口側とする。
次いで、このホルダ4に前記ブロツク18付の
棚板6の端縁を差し込む。この際、ブロツク18
がホルダ4内に位置するように棚板の差し込みを
行なう。その後、第6図の如く組み上がつている
楔5を、ホルダ4の底面壁4bと棚板6の下面と
の間に押し込む(第10図参照)。この際は、楔
5の楔部5a,5bがホルダ4の楔部12a,1
2bと係合するように楔部5a,5bが下面側と
なる姿勢にて、かつ前記切欠き部16が先頭側と
なるようにして該楔5の押し込みを行なう。
楔5を十分に差し込むと、楔5が棚板6をホル
ダ4の上面壁4aに強く押し付け、棚板6がしつ
かりと保持される。なお、楔5を深く差し込む
と、切欠き部16がブロツク18に係合し(第7
図参照)、棚板6が左右方向(躯体壁面9に沿う
水平方向)にスライドすることが阻止され、棚板
が極めて堅固に該壁面9に取り付けられた状態と
なる(第1図参照)。
しかも、この取付状態にあつては、楔5の上面
とホルダ4の上面壁4aとが棚板6に接触する
が、この接触は広い面積の面接触となるから、棚
板6に局部的な応力集中が生ずることがなく、棚
板6がガラス等の脆性材料よりなる場合であつて
も損壊するおそれは全くない。
棚板6を取り外す必要が生じた場合は、まず楔
5のジヨイント14に穿設された凹部20にドラ
イバを差し込み、所謂こじる如くしてジヨイント
14を手前に抜脱する。次に、左半体12、右半
体13をそれぞれ楔面に沿つて左右にずらし抜き
取ることにより棚板6を取り外せる。
なお、上記実施例は本考案の一例であり、例え
ば棚板支障部の形状、楔の形状や構造等を図示以
外のものとしても良いことは明らかである。
[効果] 以上詳述した通り、本考案の棚板設置構造によ
れば、棚板を取り付ける際壁面に張り付けられた
壁面構成材と一体に形成された棚板支承部のスリ
ツトにコ字形状のホルダを嵌着し、ホルダの内底
面と棚板底面との間に楔部材を圧入するだけで棚
板を固定することが可能である。この棚板の取付
作業は、楔を使用するためにビスをねじ込んで棚
板を固定する方法に比べ遥かに容易な作業とな
る。そして、使用中は、棚板及び支承部に取付部
分が全て隠れるため、見栄えの非常に良いものと
なる。さらに、棚板の支持部分では楔面全体で棚
板を押圧するため、ガラスなどのような脆性材料
のものでも損壊させることなくしつかりと取り付
けることが可能となる。なお、壁面構成材の材質
も陶磁器など各種のものを採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は壁
面構成材の正面図、第3図は同平面図、第4図は
同側面図、第5図はホルダの斜視図、第6図は楔
の斜視図、第7図は楔の組立斜視図、第8図はジ
ヨイントの断面図、第9図はジヨイントの正面
図、第10図は棚板とホルダとの係合説明斜視図
である。 1……壁面構成材、2……棚板支承部、4……
ホルダ、5……楔、16……棚板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 棚板の端縁が差し込まれるスリツト付の棚板支
    承部を前面に有する壁面構成材と、 棚板縁部を挟み込むコ字形状であり、コ字形の
    開放部が該スリツトの開放口に位置するように該
    スリツトに嵌着されたホルダと、 該スリツトに嵌着されたホルダに長辺側の端縁
    が差し込まれた棚板と、 該棚板の板面とホルダとの間〓に圧入された楔
    部材と、 を備えてなる棚板設置構造。
JP6653888U 1988-05-20 1988-05-20 Expired JPH0443078Y2 (ja)

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JP6653888U JPH0443078Y2 (ja) 1988-05-20 1988-05-20

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JPH01171243U JPH01171243U (ja) 1989-12-04
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JPH01171243U (ja) 1989-12-04

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