JP2505141Y2 - 桟の取付装置 - Google Patents

桟の取付装置

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JP2505141Y2
JP2505141Y2 JP1992012138U JP1213892U JP2505141Y2 JP 2505141 Y2 JP2505141 Y2 JP 2505141Y2 JP 1992012138 U JP1992012138 U JP 1992012138U JP 1213892 U JP1213892 U JP 1213892U JP 2505141 Y2 JP2505141 Y2 JP 2505141Y2
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JP
Japan
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locking
cabinet
horizontal frame
plate
crosspiece
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JP1992012138U
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English (en)
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JPH0561509U (ja
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昭雄 小塚
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Sun Wave Corp
Original Assignee
Sun Wave Corp
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、流し台や洗面台等の
キャビネットに取り付けられる横框や縦框などの桟の取
付装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来の、例えば、抽斗用横框の
取り付け例を図9と図10に基き説明すると、一側に抽
斗Hを収納するスペースを形成し、かつ、他側に扉(図
示せず)などで閉塞するスペースを形成してなるキャビ
ネットKを組み立てる場合、先ず、左側板1と背板2及
び底板3を連結し、次に、上記左側板1の手前側上下方
向に所定間隔毎に開設された係止孔4に、横框5Aの両
端部に突設された係止片部6の一方を圧入する。
【0003】次に、上記中仕切板7の手前側上下方向に
所定間隔毎に開設された係止孔(図示せず)を前記横框
5Aの他方の係止片部6に圧入した後、上記中仕切板7
を背板2及び底板3に連結する。尚、上記中仕切板7の
他面手前側上部に開設された係止孔4aには、長尺の横
框5Bの一方の係止片部6が圧入され、この長尺の横框
5Bの他方の係止片部6は右側板8の手前側上部に開設
された係止孔(図示せず)に圧入され、さらに、該右側
板8を背板2及び底板3に連結することで、上記キャビ
ネットKは組み立てられる。
【0004】しかしながら、上記従来の横框5A,5B
の取付作業にあっては、前記手順に従って横框5A,5
Bを取り付けながら左側板1、背板2、底板3、中仕切
板7及び右側板8を順に組み立てなければならないた
め、組み立て工程が非常に複雑かつ煩雑であり、ライン
生産における組み立て効率が非常に悪い、という問題を
有していた。
【0005】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、キャビネット
に框等の桟部材を取り付ける場合において、上記桟部材
を予め組み立てられたキャビネットに後から簡単に取り
付けることができ、以って、この種のキャビネットの組
み立て効率を大幅に向上することができる桟の取付装置
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案にあっては、桟の取付装置を、キャビネッ
トの相対向する部材に夫々止着される一対の係止具と、
この係止具に嵌合係止される桟部材と、から構成し、上
記係止具は、横倒略V字状に突設された係止片部と、こ
の係止片部の先端部に係止段部を有して形成された鏃部
と、を有して構成されていると共に、上記桟部材の中空
部には、上記係止片部の進入を許容し、かつ、嵌合後は
係止具の上記係止段部と係合する横倒略ハ字状の係止弾
片を形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】それ故、この考案に係る桟の取付装置にあって
は、先ず、キャビネットの左側板、中仕切板及び右側板
などの縦板を予め組み立てておき、かつ、一対の係止具
を、その係止片部がキャビネット手前方向に向いた状態
で止着し、この状態から桟部材をキャビネットの手前側
から係止具の係止片部方向へと押し込み、該桟部材の係
止弾片を係止具の係止片部と係合させることで、桟部材
をワンタッチで係止具に取り付けることができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基き、この考
案を詳細に説明する。
【0009】図に示す実施例は、この考案を、桟部材の
一種であるキャビネットの抽斗用横框の取付装置に適用
した場合を例示したものであり、この実施例に係るキャ
ビネットKは、図1に示すように、左側板1、背板2、
底板3、中仕切板7及び右側板8がビス止め或は接着剤
などで予め組み立て固定されている。
【0010】そして、上記左側板1と中仕切板7の対向
面部の手前側上下方向には、ダボ孔4が所定間隔毎に開
設されており、該ダボ孔4には、横框Aを取り付ける一
対の係止具Bが止着される。
【0011】この係止具Bは、図2と図3に示すよう
に、基板10と、この基板10の幅広部に開設されたビ
ス孔11と、上記基板10の手前側方向に突設された横
倒略V字状の係止片部12と、この係止片部12の先端
部に係止段部12aを有して形成された鏃部12bと、
上記係止片部12の左側板1或は中仕切板7の対向面部
側に突設されたダボ13と、から構成されている。
【0012】従って、上記係止具Bは、上記左側板1と
中仕切板7の対向面部に開設された各ダボ孔4に上記ダ
ボ13を圧入し、かつ、ビス14を上記ビス孔11に挿
通してこれを緊締することで、上記左側板1と中仕切板
7の所定対向面部に夫々止着される。
【0013】尚、上記中仕切板7と右側板8の対向面上
部に横框Cを取り付ける場合には、上記中仕切板7と右
側板8の対向面上部にもダボ孔4aを開設し、該ダボ孔
4aに上記一対の係止具Bを同様の手順で止着し、この
係止具Bに長尺の横框Cを嵌合係止することで、簡単に
取り付けることができる。
【0014】横框A,Cは、図4と図5に示すように、
断面略C字状に形成された本体20の手前垂直面部に、
抽斗の鏡板や扉と弾接するクッション材21が上下2列
に貼着或は一体成型で形成されており、上記横框Aは、
上記左側板1と中仕切板7の間隔寸法と同寸法の長さを
有し、また、横框Cは上記中仕切板7と右側板8の間隔
寸法と同寸法の長さを有して形成されている。
【0015】尚、上記クッション材21を上下2列に配
設することで、例えば、上段のクッション材21は、横
框Aの上部に収納される抽斗Hの鏡板9の裏面側下部と
弾接させ、下段のクッション材21は、横框Aの下部に
収納される抽斗Hの鏡板9の裏面側上部と弾接させるこ
とができ、一本の横框Aによって上下段の抽斗Hの破損
や虫の進入を有効に防止することができる。
【0016】また、これら各横框A,Cの中空部22内
には、上記本体20を構成する上下水平板部23,24
の後端部から中空部22の内方向へと延設された横倒略
ハ字状の係止弾片25,26が一体に延設されている。
【0017】そして、これらの係止弾片25,26は、
図6に示すように、上記係止具Bの係止片部12が圧入
されたときには、該係止片部12によって拡開されて該
係止片部12の進入を許容し、かつ、嵌合後は各係止弾
片25,26の終端部が上記係止片部12の鏃部12b
に形成された係止段部12aと係合して係止具Bが各横
框A,Cからみたりに離脱しないように、各横框A,C
と係止具Bとの係合状態を保持するように構成されてい
る。
【0018】次に、上記のように構成された係止具Bを
使用して、例えば、横框Aを取り付ける場合について説
明する。
【0019】キャビネットKは、前記したように、左側
板1、背板2、底板3、中仕切板7及び右側板8が予め
ビス止め或は接着剤などで組み立て固定されている。
【0020】次に、一方の係止具Bのダボ13を左側板
1の所定高さ位置にあるダボ孔4に圧入し、さらに、ビ
ス14を上記ビス孔11に挿通してこれを緊締すること
によって該一方の係止具Bを左側板1に堅牢に止着する
と共に、他方の係止具Bのダボ13を中仕切板7の所定
高さ位置にあるダボ孔4に圧入し、さらに、ビス14を
上記ビス孔11に挿通してこれを緊締することによって
該他方の係止具Bを中仕切板7に堅牢に止着する。この
とき、各係止具Bの各係止片部12は、各鏃部12bが
キャビネットKの手前側に突出するように夫々取り付け
られる。
【0021】このようにして係止具Bを左側板1および
中仕切板7を止着した後、横框AをキャビネットKの手
前方向から各係止具B方向へと押し込み、横框Aの各係
止弾片25,26を各係止具Bの係止片部12に形成さ
れた鏃部12bの係止段部12aと係合させる。これに
より、該横框Aを上記左側板1と中仕切板7との間の所
定高さ位置にワンタッチで組み付けることができる。勿
論、前記横框Cを取り付ける場合にも、上記と同様の手
順により横框Cを中仕切板7と右側板8との間に容易に
取り付けることができる。
【0022】図7と図8は、この考案の第2実施例に係
る桟の取付装置を示しており、この実施例では、前記第
1実施例の係止具Bに形成されたビス孔11を廃止し、
基板10の側部に一対のダボ13a,13bを所定間隔
離間させた状態で突設し、このダボ13a,13bを、
左側板1および中仕切板7に開設された一対のダボ孔に
圧入することで、該係止具Bを左側板1および中仕切板
7により簡単に止着するように構成した他は、他の構成
・作用は前記第1実施例と同様であるので、図面には、
第1実施例と同一の符号を付してその詳細な説明をここ
では省略する。勿論、この考案にあっては、図示はしな
いが、上記一対のダボ13a,13bが形成された上記
基板10に前記第1実施例と同様のビス孔を開設してよ
り強固な止着強度を得るように構成することもできる。
【0023】尚、上記実施例では、この考案を、桟部材
の一種である横框の取付装置に適用した場合を例にとり
説明したが、この考案にあっては、これに限定されない
ことは勿論であり、例えば、縦框や他の棒状体の取り付
けにも適宜応用して適用できる。
【0024】
【考案の効果】この考案に係る桟の取付装置にあって
は、以上説明したように、予め組み立ててられたキャビ
ネットに一対の係止具を、その係止片部がキャビネット
の手前方向に向いた状態で止着し、この状態から桟部材
をキャビネットの手前側から係止具の係止片部方向へと
押し込み、該桟部材の係止弾片を係止具の係止片部と係
合させることで、上記桟部材を所定の取付位置に取り付
けるように構成したので、上記桟部材を、予め概略組み
立てられたキャビネットに後からワンタッチで簡単に取
り付けることができ、その結果、桟部材の取付位置を変
更して、大きさの異なる抽斗の収納スペースを容易に確
保することができ、或は、一のキャビネットに対して種
々の抽斗の収納バリエーションを容易に得ることができ
ると共に、この種のキャビネットの組み立て効率を大幅
に向上することができるので量産にも好適である等、幾
多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係るキャビネットの横
框の取付状態を示す分解斜視図である。
【図2】係止具の構成を示す側面図である。
【図3】同係止具の底面図である。
【図4】横框の構成を示す側面図である。
【図5】同横框の平面図である。
【図6】同係止具と横框との係合状態を示す断面図であ
る。
【図7】この考案の第2実施例に係るキャビネットの横
框の取付装置における係止具の側面図である。
【図8】同係止具の底面図である。
【図9】従来のキャビネットの横框取付状態を示す分解
斜視図である。
【図10】同従来のキャビネットにおける抽斗収納部分
の断面図である。
【符号の説明】
A,C 横框(桟部材) B 係止具 K キャビネット 1 左側板 4 ダボ孔 8 右側板 7 中仕切板 12 係止片部 13,13a,13b ダボ 20 本体 22 中空部 25,26 係止弾片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの相対向する部材に夫々止
    着される一対の係止具と、この係止具に嵌合係止される
    桟部材と、から構成されてなり、上記係止具は、横倒略
    V字状に突設された係止片部と、この係止片部の先端部
    に係止段部を有して形成された鏃部と、を有して構成さ
    れていると共に、上記桟部材の中空部には、上記係止片
    部の進入を許容し、かつ、嵌合後は係止具の上記係止段
    部と係合する横倒略ハ字状の係止弾片を形成したことを
    特徴とする桟の取付装置。
JP1992012138U 1992-01-29 1992-01-29 桟の取付装置 Expired - Lifetime JP2505141Y2 (ja)

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JP1992012138U JP2505141Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 桟の取付装置

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JP1992012138U JP2505141Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 桟の取付装置

Publications (2)

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JPH0561509U JPH0561509U (ja) 1993-08-13
JP2505141Y2 true JP2505141Y2 (ja) 1996-07-24

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114723U (ja) * 1984-07-02 1986-01-28 マツダ株式会社 過給機付エンジンの吸気装置
JPH0613368Y2 (ja) * 1988-04-04 1994-04-06 日野自動車工業株式会社 クリツプとスタツドピンとによる組付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0561509U (ja) 1993-08-13

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