JP3001191U - 組立式家具 - Google Patents

組立式家具

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JP3001191U
JP3001191U JP1994000765U JP76594U JP3001191U JP 3001191 U JP3001191 U JP 3001191U JP 1994000765 U JP1994000765 U JP 1994000765U JP 76594 U JP76594 U JP 76594U JP 3001191 U JP3001191 U JP 3001191U
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JP1994000765U
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圭一 滝沢
謙雄 滝沢
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有限会社マルタキ産業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観意匠が良好で、強度的に優れると共に、
組立が容易な組立式家具を提供する。 【構成】 棚板2,2,2Aを上下複数段に横設すると
共に、それら棚板2,2,2Aの最上段に天板3を横設
する。棚板2,2,2A間及び天板3とこの天板3の下
段の棚板2との間に縦方向の側板4と仕切り板5とを組
み立てる。各段の側板4,4及び中段の棚板2,2とに
それぞれ縦孔6及び連結孔17を貫通状態で形成する。こ
れら孔6,17に連結棒7を挿入する。この連結棒7の上
下を天板3と最下段の棚板2Aに固定する。 【効果】 最下段の棚板2Aに固定した連結棒7を、縦
孔6及び連結孔17に挿入して簡便に組立ることができ
る。側板4の外面に棚板固定用金具などが露出せず、外
観意匠に優れたものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上下複数段に設けられる棚板と天板とこれらの間に各段ごとに設け られる側板と仕切り板とを組立てる組立式家具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の組立式家具として、特開平4−231011号公報には、二分割された 後パネルと側パネルの縦方向縁部にそれぞれ略L字型の端部分を形成し、前記二 分割された後パネルの端部分相互を別体のパネル接続部により嵌着して一体に組 み立てるとともに、前記後パネルと側パネルの端部分をインターロックするよう に90°回転して組立て、その側パネルの内面に複数のタブを設け、棚の両端に 形成したフランジを前記タブに係止して該棚を組立て、また、前記側パネルの上 端に形成した一対の孔に、上部部材の両端に形成した一対の孔を合わせ、それら 孔にナイロンパネルクリップを挿入して前記上部部材を組立てる棚組立体が提案 されている。また、特開平2−45010号公報には、側板の表面に、所定間隔 で一対のダボ穴を長手方向に沿って多数形成し、前記側板の上下にそれぞれ連結 孔を穿設し、この連結孔に、上下の幕板と台輪に形成した長穴に挿通した連結ね じを螺着して前記側板を固定し、かつ両側板間には中仕切板を設け、前記側板と 中仕切板間又は中仕切板相互間に固定棚板を横設し、この固定棚板の両端部には 結合金具取付け用の一対の切り込みを前記ダボ穴に対応して形成し、その結合金 具を介して前記側板と中仕切板間又は中仕切板相互間を固定する棚が提案されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記特開平4−231011号公報の棚組立体では、二分割された後パネルと 側パネルの縦方向縁部にそれぞれ略L字型の端部分を形成し、さらに別体のパネ ル接続部を使用するため、これら部材の加工が複雑となり、コストアップを招く という問題があった。また、組立にあっては、比較的長さ寸法が大きい後パネル 及び側パネルを初めに組立て、これら後パネル及び側パネルにより組立棚の外枠 を一体化してから中段の棚を組み込むものであるため、組立作業が煩雑となり、 また、それら後パネル及び側パネルにより棚組立体の高さが決まってしまうため 、棚組立体の高さ寸法を自由に変えることができなかった。さらにその外枠とし て組立てた側パネルの上部間に天板となる上部部材を取付ける際、側パネルの外 側からナイロンパネルクリップを挿入して該上部部材を取付けるため、上部部材 の取付けが煩雑になると共に、そのナイロンクリップが露出して商品価値を低下 させるという問題があった。さらにまた左右の側パネル間に設ける棚は、単に側 パネルのタブに係止されるだけであって、前記後パネル、側パネル及び上部部材 のみが固定される構造であるため、強度的に弱い面があり、これを解消するため 、側パネル間に挟んで設ける前記棚を固定する場合には、前記ナイロンパネルク リップや固定用金具であるねじなどを側パネルの外側から止着しなければならず 、これらが側パネルの外面に露出して意匠上好ましくなかった。
【0004】 また上記特開平2−45010号公報の棚も、台輪、幕板及び長さ寸法が大き い左右の側板を初めに組立てるものであるため、組立が煩雑となり、また、台輪 及び幕板の内側から連結ボルトを側板に止着するため、その連結ボルトの螺合作 業が面倒なものになるという問題が有るとともに、台輪及び幕板を側板と連結ボ ルトにより部分的に連結するものであるため、強度的に弱い面もあった。さらに またその側板の高さ寸法によって棚の高さが決まるため、棚本体の高さ寸法を自 由に変更することができなかった。
【0005】 そこで本考案は、外観意匠が良好で、強度的に優れると共に、組立が容易な組 立式家具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、棚板を上下複数段に横設すると共に、それら棚板の最上段 に天板を横設し、上下の前記棚板の間及び前記天板とこの天板の下段の棚板との 間に縦方向の側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、各段の前記側板と 中段の前記棚板とを貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に連結棒を挿入し、こ の連結棒の上下を前記天板と最下段の前記棚板に固定するものである。
【0007】 請求項2の考案は、棚板を上下複数段に横設すると共に、それら棚板の最上段 に天板を横設し、上下の前記棚板の間及び前記天板とこの天板の下段の棚板との 間に縦方向の側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、前記各段の前記側 板と仕切り板にそれぞれ複数の縦孔を貫通状態で形成し、この縦孔に挿通する連 結棒を該縦孔とほぼ等しい長さに形成すると共に、その連結棒の上下に相互に螺 合可能な雌螺子部と雄螺子部をそれぞれ設け、最下段の前記棚板には、前記連結 棒の雄螺子部を螺着する雌螺子体を設け、中段の前記棚板には、下段の前記側板 及び仕切り板の縦孔に挿通した前記連結棒の上端と上段の前記連結棒の下端とを 挿入する連結孔を形成し、前記天板には、下段の前記側板及び仕切り板に挿通し た前記連結棒の雌螺子部に螺合する天板固定用ねじを挿入するねじ孔を形成した ものである。
【0008】 請求項3の考案は、前記天板固定用ねじが、六角レンチに係合する六角穴付き ねじであり、前記連結棒の下部側に、前記六角レンチを挿通可能で該連結棒の長 さ方向にほぼ直交する工具孔を穿設したものである。
【0009】 請求項4の考案は、前記天板は、天枠部とこの天枠部を下部に収納可能な凹所 を有する天板部とを重ね合わせてなり、前記天枠部に前記ねじ孔を形成すると共 に、このねじ孔の上部に前記六角穴付きねじの頭部を収納可能な段付き孔を形成 し、前記天板部の下面に該下面と面一に複数の永久磁石を埋設固定し、これら永 久磁石に対応して前記天枠部の上面に該永久磁石が吸着する金属製吸着片を該上 面と面一に埋設固定したものである。
【0010】 請求項5の考案は、前記連結棒を円筒形の金属製中空パイプから形成し、この パイプの上端内周面に前記雌螺子部を形成すると共に、下端に前記雄螺子部を設 け、前記縦孔を平面四角形に形成したものである。
【0011】
【作用】
上記請求項1の構成により、最下段の棚板に固定した連結棒に各部材の貫通孔 を挿入して簡便に組立ることができ、連結棒の上端を天板に固定すると、それら 天板と最下段の棚板の間に挟まれた各段の側板と棚板とが固定される。また、側 板に連結棒が挿通されているため、該側板の外面に側板固定用金具などが露出す ることがない。
【0012】 上記請求項2の構成により、最下段の棚板の雌螺子体に連結棒を螺着して固定 し、この連結棒に、側板及び仕切り板の縦孔を挿入してこれらを固定し、これら 側板及び仕切り板の上面から突出した連結棒の上端に棚板の連結孔を合わせて該 棚板を固定し、その連結棒の雌螺子部に上段の連結棒の雄螺子部を連結し、順次 下から上へと連結棒、側板及び仕切り板、棚板を組み立てていき、最後に天板を 天板固定用ねじにより連結棒の上端に固定し、天板と最下段の棚板の間に挟まれ た各段の側板及び仕切り板と棚板とが固定される。そして、側板に連結棒が挿通 されているため、該側板の外面に側板固定用金具などが露出することがない。
【0013】 上記請求項3の構成により、六角穴付きねじを螺合する六角レンチを、連結棒 の螺合の際、工具孔に挿入して連結棒の螺合作業を簡便に行うことができ、その 工具孔は雄螺子部に近い下部側に穿設されているため、連結棒が回し易くなる。
【0014】 上記請求項4の構成により、螺着した六角穴付きねじの頭部が段付き孔内に収 納されて邪魔になることがなく、また、永久磁石と金属製吸着片の吸着により、 天板部の凹所に正しく天枠部が嵌まり、天枠部と天板部とを簡便に組み立てるこ とができる。
【0015】 上記請求項5の構成により、パイプの内周面に雌螺子部を形成するため、該雌 螺子部の加工が容易となり、また、縦孔に連結棒を挿入する際、該連結棒と縦孔 の内角部と間に隙間ができ、連結棒をスムーズに挿入することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図8は本考 案の第1実施例を示し、同図において、1は組立式家具であり、この組立式家具 1は、棚板2,2,2Aを上下複数段に横設すると共に、それら棚板2,2,2 Aの最上段に天板3を横設し、上下の前記棚板2,2,2Aの間及び前記天板3 とこの天板3の下段の棚板2との間に、左右両側に位置する縦方向の側板4,4 とこれら側板4,4のほぼ中央に位置する縦方向の仕切り板5とを組み立ててな り、前記棚板2,2,2A、天板3、側板4,4及び仕切り板5さらには後述す る背面板は、合板,パーティクルボード,LVL,MDFなどの木質基板の露出 する表面を化粧した化粧板より構成され、前記側板4と仕切り板5には、前後に 間隔を置いてそれぞれ2個の縦孔6,6が貫通状態で形成され、この縦孔6は平 面四角形状に形成されている。前記縦孔6には、該縦孔6とほぼ等しい長さの連 結棒7が挿通され、この連結棒7は円筒形の金属製中空パイプから形成され、そ の上端内周面に雌螺子部8を形成すると共に、下端に雄螺子部9を溶着などによ り固定して設けており、前記雌螺子部8に前記雄螺子部9が螺合可能に形成され 、上,下段の連結棒8,8同志が連結できるようになっている。またその連結棒 8にはユニクロメッキが施されている。前記連結棒8の下部側には、前記雄螺子 部9側に近接して六角レンチ10を挿入可能な工具孔11を該連結棒8の長さ方向に ほぼ直交して穿設している。前記六角レンチ10は断面六角形をなす金属棒をL字 形に屈曲形成したものである。最下段の前記棚板2Aには、前記側板4,4及び 仕切り板5の縦孔6に対応して前記雄螺子部9が螺合する雌螺子体12が設けられ 、この雌螺子体12は上面が該棚板2A上面と面一となる取付板部13を上部に一体 に有し、前記棚板2Aに形成した取付凹部14に前記雌螺子体12を挿入配置し、前 記取付板部13に穿設したテーパ付き孔15にねじ16を挿通し、このねじ16を前記棚 板2Aに螺着して固定されている。
【0017】 中段の前記棚板2,2、すなわち最下段の前記棚板2Aと天板3との間に位置 する棚板2,2には、下段の前記側板4及び仕切り板5の縦孔6に挿通した前記 連結棒7の上端と、上段の前記連結棒7の下端とを挿入する平面円形の連結孔17 が穿設されており、下段の棚板2Aに連結棒7を螺着し、この螺着した連結棒7 を側板4及び仕切り板5の縦孔6に挿通し、さらにこれら側板4及び仕切り板5 から突出した前記連結棒7の上端を前記棚板4の連結孔7に挿入した状態で、図 3に示すように、その連結棒7の上端が、該棚板2の厚さ方向略中央に位置する ように該連結棒7の長さが設定され、また図5に示すように、最上段の側板4及 び仕切り板5に挿入した連結棒7は、その上端が縦孔6内に位置するようにその 連結棒7の長さが設定されている。そして前記組立式家具1において、下から最 下段の前記縦孔6、二段目の棚板2の連結孔17、二段目の縦孔6、三段目の連結 孔17及び三段目の縦孔6により、各段の前記側板4と中段の前記棚板5とを貫通 する貫通孔18を構成している。
【0018】 前記天板3は、前記棚板2,2Aとほぼ同形の天枠部21とこの天枠部21を覆う ように重ね合わせる天板部22とからなり、前記天板部22の下面22Aに、左右及び 前部の平面コ字形をなすコ字形枠部23を形成し、このコ字形枠部23内に前記天枠 部21を収納する凹所24を形成している。前記天枠部21には前記側板4,4及び仕 切り板5の縦孔6に対応して天板固定用ねじである六角穴付きねじ25を挿通する ねじ孔26が穿設され、このねじ孔26は透孔であり、また、前記六角穴付きねじ25 は前記連結棒7の雌螺子部8に螺合すると共に、その頭部27に前記六角レンチ10 が係合する六角穴である工具溝28を有するものである。また、前記ねじ孔26の上 部には、前記六角穴付きねじ25の頭部27が収納可能な段付き孔29が形成されてい る。さらに前記天板部22の下面22Aには、左右両側のそれぞれ三箇所に磁石取付 凹部30が形成され、この磁石取付凹部30内に接着材などにより永久磁石31が埋設 固定され、この永久磁石31の下面31Aが前記天板部22の下面22Aと面一にされて いる。また、この永久磁石31に対応して前記天枠部21の上面21Aに該永久磁石31 が吸着する金属製吸着片32を該上面21Aと面一に埋設固定し、この金属製吸着片 32は天枠部21の上面21に形成した吸着片収納凹部33内に取付けねじ34によって固 着されている。
【0019】 前記棚板2,2Aの上面後部には、例えば深さ4ミリ程度の浅溝41が形成され るとともに、この浅溝41に対応して前記棚板2,2Aの下面後部及び天板部22の 下面後部には、例えば深さ10ミリ程度の深溝42が形成され、これら対向する浅 溝41と深溝42との間隔に比べて高さ寸法が僅かに低い背面板43を形成し、この背 面板43は前記両溝41,42の幅より狭い厚さを有し、図8に示すように、後方から 該背面板43の上縁を前記深溝42に斜めに挿入した後、その下縁を前方に押し出し て前記浅溝41に嵌める所謂倹飩式によって前記組立式家具1の背面に組み込まれ る。さらに前記側板4及び仕切り板5の前面には、溝44を介して木製の引き戸45 とガラス製の引き戸46が設けられる。
【0020】 次に上記構成の組立式家具1の組立方法につき説明すると、まず最下段の棚板 2Aの雌螺子体12に連結棒7の雄螺子部9を螺着して該連結棒7を立設する。こ の場合、連結棒7の下部側に穿設した工具孔11に六角レンチ10を挿通し、該六角 レンチ10を持って連結棒7を簡便に回転して螺合することができる。そして連結 棒7の上端に、対応する側板4及び仕切り板5の縦孔6を合わせ、これら側板4 及び仕切り板5の下面が最下段の棚板2Aに当接するまで押し下げる。これによ り側板4及び仕切り板5にはそれぞれ2本の連結棒7が挿通され、これら連結棒 7によって側板4及び仕切り板5が平面方向に位置づれを起こすことなく正しく セットされ、また、その連結棒7を挿通する縦孔6が平面四角形に形成されてい るため、連結棒7と縦孔6の内角部6Aとの間に隙間ができ、スムーズに連結棒 7を挿入することができる。またその状態で側板4及び仕切り板5の上面から連 結棒7の上端が突出し、この上端に二段目の棚板2の連結孔17を合わせて側板4 及び仕切り板5にセットする。続いて各連結孔17に二段目となる連結棒7の下端 を差し入れ、連結孔6内の連結棒7上端の雌螺子部8に二段目となる連結棒7下 端の雄螺子部9を螺着する。そして一段目と同様に側板4及び仕切り板5を連結 棒7に固定し、続いて三段目の棚板2をセットし、さらにこの上に連結棒7を螺 合し、三段目の側板4及び仕切り板5を連結棒7に固定する。次にこれら三段目 の側板4及び仕切り板5の縦孔6に、天枠部21のねじ孔26を合わせ、六角穴付き ねじ25を挿通して連結棒7上端の雌螺子部8に螺合する。これにより各段の連結 棒7を介して最下段の棚板2Aと天板3を構成する天枠部21とが固定され、これ らの間の各段の側板4及び仕切り板5と棚板2とが強固に固定される。この場合 、前記連結棒7の螺合に使用した六角レンチ10を工具溝28に係合して六角穴付き ねじ25を簡便に螺着することができる。また、螺着した六角穴付きねじ25の頭部 27は段付き穴29内に収納されて邪魔になることがなく天枠部21上に天板部22を重 ね合わせることができ、かつ永久磁石31と金属製吸着片32の吸着により、天板部 22の凹所24に正しく天枠部21が嵌まり、天枠部21と天板部22とが一体化される。
【0021】 このように本実施例では請求項1に対応して、棚板2,2,2Aを上下複数段 に横設すると共に、それら棚板2,2,2Aの最上段に天板3を横設し、上下の 棚板2,2,2Aの間及び天板3とこの天板3の下段の棚板2との間に縦方向の 側板4と仕切り板5とを設ける組立式家具であって、各段の側板4,4と中段の 棚板2,2とを貫通する貫通孔18を形成し、この連通孔18に連結棒7を挿入し、 この連結棒7の上下を天板3と最下段の棚板2Aに固定するものであるから、最 下段の棚板2Aに固定した連結棒7に各部材の貫通孔18を構成する縦孔6及び連 結孔17を挿入することにより簡便に組立ることができ、連結棒7の上下を天板3 と最下段の棚板2Aに固定すると、それら天板3と最下段の棚板2Aの間に挟ま れた各段の側板4と棚板2とが強固に固定され、また、側板4に連結棒7が挿通 されているため、該側板4の外面に固定用金具などが露出せず、外観意匠に優れ たものとなる。
【0022】 このように本実施例では請求項2に対応して、棚板2,2,2Aを上下複数段 に横設すると共に、それら棚板2,2,2Aの最上段に天板3を横設し、上下の 棚板2,2,2Aの間及び天板3とこの天板3の下段の棚板2との間に縦方向の 側板4と仕切り板5とを設ける組立式家具であって、各段の側板4と仕切り板5 にそれぞれ複数の縦孔6を貫通状態で形成し、この縦孔6に挿通する連結棒7を 該縦孔6とほぼ等しい長さに形成すると共に、その連結棒7の上下に相互に螺合 可能な雌螺子部8と雄螺子部9をそれぞれ設け、最下段の棚板2Aには、連結棒 7の雄螺子部9を螺着する雌螺子体12を設け、中段の棚板2には、下段の側板4 及び仕切り板5の縦孔6に挿通した連結棒7の上端と上段の連結棒7の下端とを 挿入する連結孔17を形成し、天板3には、下段の側板4及び仕切り板5に挿通し た連結棒7の雌螺子部8に螺合する天板固定用ねじを挿入するねじ孔26を形成し たものであるから、最下段の棚板2Aの雌螺子体12に連結棒7を螺着して固定し 、この連結棒7に、側板4及び仕切り板5の縦孔6を挿入してこれらを固定し、 側板4及び仕切り板5の上面から突出した連結棒7の上端に棚板2の連結孔17を 合わせて該棚板2を固定し、その連結棒7の雌螺子部8に上端の連結棒7の雄螺 子部9を連結し、順次下から上へと連結棒7、側板4及び仕切り板5、棚板2を 組み立てていき、従来のように一定長さの側板を初めに組み立てるものに比べて 組立作業が容易となり、最後に天板3を天板固定用ねじである六角穴付きねじ25 により連結棒7の上端に固定することにより、これら天板3と最下段の棚板2A の間に挟まれた各段の側板4及び仕切り板5と棚板2とを強固に一体化すること ができる。また、側板4に連結棒7が挿通されているため、該側板4の外面に棚 板固定用金具などが露出することがなく、外観意匠に優れたものとなる。さらに 、逆に六角穴付きねじ25を外せば簡単に分解することもできる。
【0023】 このように本実施例では請求項3に対応して、天板固定用ねじが、六角レンチ 10に係合する六角穴付きねじ25であり、連結棒7の下部側に、六角レンチ10を挿 通可能で連結棒7の長さ方向にほぼ直交する工具孔11を穿設したものであるから 、連結棒7の螺合及び六角穴付きねじ25の螺合を共通した六角レンチ10を用いて 簡便に行うことができると共に、その工具孔11は雄螺子部9に近い下部側に穿設 されているため、該連結棒7が回し易くなり、組立作業を容易に行うことができ る。
【0024】 このように本実施例では請求項4に対応して、天板3は、天枠部21とこの天枠 部21を下部に収納可能な凹所24を有する天板部22とを重ね合わせてなり、天枠部 21にねじ孔26を形成すると共に、このねじ孔26の上部に六角穴付きねじ25の頭部 27を収納可能な段付き孔29を形成し、天板部22の下面22Aに該下面22Aと面一に 複数の永久磁石31を埋設固定し、これら永久磁石31に対応して天枠部21の上面21 Aに永久磁石31が吸着する金属製吸着片32を該上面21Aと面一に埋設固定したも のであり、螺着した六角穴付きねじ25の頭部27が段付き孔29内に収納されて邪魔 になることがなく、また、永久磁石31と金属製吸着片32の吸着により、天板部22 の凹所24に正しく天枠部21が嵌まり、天枠部21と天板部22とを簡便に組み立てる ことができ、また、逆に取り外すことも簡便にできる。
【0025】 このように本実施例では請求項5に対応して、連結棒7を円筒形の金属製中空 パイプから形成し、このパイプの上端内周面に雌螺子部8を形成すると共に、下 端に雄螺子部9を設け、縦孔6を平面四角形に形成したものであり、予め穴が開 いたパイプの内周面に雌螺子部8を形成するため、雌螺子部8の加工が容易とな り、また、縦孔6に連結棒7を挿入する際、連結棒7の外周面と縦孔6の内角部 6Aとの間に隙間ができ、連結棒7をスムーズに挿入することができる。
【0026】 図9は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、棚板2,2Aを上下二 段に横設すると共に、それら棚板2,2Aの最上段に天板3を横設し、上下の前 記棚板2,2Aの間及び前記天板3とこの天板3の下段の棚板2との間に、左右 両側に位置する縦方向の側板4,4とこれら側板4,4のほぼ中央に位置する縦 方向の仕切り板5とを、二段に連結する連結棒7,7により組み立てるものであ り、最下段に比べて二段目の側板4,仕切り板5及び連結棒7の高さ寸法を大き く形成し、また、側板4の内面と仕切り板5の両面にダボ穴51を形成し、このダ ボ穴51を介して可動棚板52を組み込んでおり、このように側板4、仕切り板5及 び連結棒7の高さ寸法を変えることにより、多様な棚板間隔を形成することがで きる。
【0027】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能であり、例えば本考案の組立式家具は、茶ダンス, 飾り棚、シューズボックスあるいは洋服ダンスなど各種家具に適用可能である。 また、棚板の段数は実施例で示した三段に限らず、四段以上にすることもできる 。また、仕切り板は各段に2枚以上設けるようにしてもよい。さらに側板や仕切 り板は内部に空洞部を形成すれば、軽量化が可能で、かつ安価なものとなる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1の考案は、棚板を上下複数段に横設すると共に、それら棚板の最上段 に天板を横設し、上下の前記棚板の間及び前記天板とこの天板の下段の棚板との 間に縦方向の側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、各段の前記側板と 中段の前記棚板とを貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に連結棒を挿入し、こ の連結棒の上下を前記天板と最下段の前記棚板に固定するものであり、外観意匠 が良好で、強度的に優れると共に、組立が容易な組立式家具を提供することがで きる。
【0029】 請求項2の考案は、棚板を上下複数段に横設すると共に、それら棚板の最上段 に天板を横設し、上下の前記棚板の間及び前記天板とこの天板の下段の棚板との 間に縦方向の側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、前記各段の前記側 板と仕切り板にそれぞれ複数の縦孔を貫通状態で形成し、この縦孔に挿通する連 結棒を該縦孔とほぼ等しい長さに形成すると共に、その連結棒の上下に相互に螺 合可能な雌螺子部と雄螺子部をそれぞれ設け、最下段の前記棚板には、前記連結 棒の雄螺子部を螺着する雌螺子体を設け、中段の前記棚板には、下段の前記側板 及び仕切り板の縦孔に挿通した前記連結棒の上端と上段の前記連結棒の下端とを 挿入する連結孔を形成し、前記天板には、下段の前記側板及び仕切り板に挿通し た前記連結棒の雌螺子部に螺合する天板固定用ねじを挿入するねじ孔を形成した ものであり、外観意匠が良好で、強度的に優れると共に、組立が容易な組立式家 具を提供することができる。
【0030】 請求項3の考案は、前記天板固定用ねじが、六角レンチに係合する六角穴付き ねじであり、前記連結棒の下部側に、前記六角レンチを挿通可能で該連結棒の長 さ方向にほぼ直交する工具孔を穿設したものであり、六角レンチを兼用して六角 穴付きねじと連結棒の螺合作業を行うことができ、外観意匠が良好で、強度的に 優れると共に、組立が容易な組立式家具を提供することができる。
【0031】 請求項4の考案は、前記天板は、天枠部とこの天枠部を下部に収納可能な凹所 を有する天板部とを重ね合わせてなり、前記天枠部に前記ねじ孔を形成すると共 に、このねじ孔の上部に前記六角穴付きねじの頭部を収納可能な段付き孔を形成 し、前記天板部の下面に該下面と面一に複数の永久磁石を埋設固定し、これら永 久磁石に対応して前記天枠部の上面に該永久磁石が吸着する金属製吸着片を該上 面と面一に埋設固定したものであり、天板の組立を簡便に行うことができ、外観 意匠が良好で、強度的に優れると共に、組立が容易な組立式家具を提供すること ができる。
【0032】 請求項5の考案は、前記連結棒を円筒形の金属製中空パイプから形成し、この パイプの上端内周面に前記雌螺子部を形成すると共に、下端に前記雄螺子部を設 け、前記縦孔を平面四角形に形成したものであり、縦孔に連結棒をスムーズに挿 入することができ、外観意匠が良好で、強度的に優れると共に、組立が容易な組 立式家具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す組立て後の斜視図で
ある。
【図2】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図4】本考案の第1実施例を示す組立作業を説明する
斜視図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す天板の一部切欠き平
面図である。
【図6】本考案の第1実施例を示す図5のX−X線断面
図である。
【図7】本考案の第1実施例を示す図6のY−Y線断面
図である。
【図8】本考案の第1実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図9】本考案の第2実施例を示す組立て後の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 組立式家具 2 2A 棚板 3 天板 4 側板 5 仕切り板 6 縦孔 7 連結棒 8 雄螺子部 9 雌螺子部 10 六角レンチ 11 工具孔 12 雌螺子体 21 天枠部 21A 上面 22 天板部 22A 下面 24 凹所 25 六角穴付きねじ(天板固定用ねじ) 26 ねじ孔 28 工具溝 29 段付き孔 30 永久磁石 31 金属製吸着片

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚板を上下複数段に横設すると共に、そ
    れら棚板の最上段に天板を横設し、上下の前記棚板の間
    及び前記天板とこの天板の下段の棚板との間に縦方向の
    側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、各段の
    前記側板と中段の前記棚板とを貫通する貫通孔を形成
    し、この貫通孔に連結棒を挿入し、この連結棒の上下を
    前記天板と最下段の前記棚板に固定することを特徴とす
    る組立式家具。
  2. 【請求項2】 棚板を上下複数段に横設すると共に、そ
    れら棚板の最上段に天板を横設し、上下の前記棚板の間
    及び前記天板とこの天板の下段の棚板との間に縦方向の
    側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、前記各
    段の前記側板と仕切り板にそれぞれ複数の縦孔を貫通状
    態で形成し、この縦孔に挿通する連結棒を該縦孔とほぼ
    等しい長さに形成すると共に、その連結棒の上下に相互
    に螺合可能な雌螺子部と雄螺子部をそれぞれ設け、最下
    段の前記棚板には、前記連結棒の雄螺子部を螺着する雌
    螺子体を設け、中段の前記棚板には、下段の前記側板及
    び仕切り板の縦孔に挿通した前記連結棒の上端と上段の
    前記連結棒の下端とを挿入する連結孔を形成し、前記天
    板には、下段の前記側板及び仕切り板に挿通した前記連
    結棒の雌螺子部に螺合する天板固定用ねじを挿入するね
    じ孔を形成したことを特徴とする組立式家具。
  3. 【請求項3】 前記天板固定用ねじが、六角レンチに係
    合する六角穴付きねじであり、前記連結棒の下部側に、
    前記六角レンチを挿通可能で該連結棒の長さ方向にほぼ
    直交する工具孔を穿設したことを特徴とする請求項2記
    載の組立式家具。
  4. 【請求項4】 前記天板は、天枠部とこの天枠部を下部
    に収納可能な凹所を有する天板部とを重ね合わせてな
    り、前記天枠部に前記ねじ孔を形成すると共に、このね
    じ孔の上部に前記六角穴付きねじの頭部を収納可能な段
    付き孔を形成し、前記天板部の下面に該下面と面一に複
    数の永久磁石を埋設固定し、これら永久磁石に対応して
    前記天枠部の上面に該永久磁石が吸着する金属製吸着片
    を該上面と面一に埋設固定したことを特徴とする請求項
    3記載の組立式家具。
  5. 【請求項5】 前記連結棒を円筒形の金属製中空パイプ
    から形成し、このパイプの上端内周面に前記雌螺子部を
    形成すると共に、下端に前記雄螺子部を設け、前記縦孔
    を平面四角形に形成したことを特徴とする請求項4記載
    の組立式家具。
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