JPH03101Y2 - - Google Patents

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JPH03101Y2
JPH03101Y2 JP1984014557U JP1455784U JPH03101Y2 JP H03101 Y2 JPH03101 Y2 JP H03101Y2 JP 1984014557 U JP1984014557 U JP 1984014557U JP 1455784 U JP1455784 U JP 1455784U JP H03101 Y2 JPH03101 Y2 JP H03101Y2
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JP1984014557U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、厨房家具に天板を強固に固定する装
置、特に天板の前面部分の固定装置に関するもの
である。
従来より、流し台や調理台などの厨房家具に用
いられる天板は、その周囲を折り曲げ加工するこ
とによつてエツジ部を形成しているのであるが、
天板全体としては撓み易く剛性の高い状態が得ら
れ難い、特に厨房家具の前面側端縁は、使用中負
荷のかかり易いところであつて、その中間部分は
最も撓みが生じ易く、強度保持のために厨房家具
のキヤビネツトへの組み付け作業に手間取り、作
業効率の向上を期し難い問題点があつた。
そこで、本考案はこのような従来技術の問題点
に鑑み、天板の撓み、変形を防止し、天板とキヤ
ビネツトとを強固に固着することができ、その組
み付け作業を円滑容易に成し得る厨房家具の天板
固定装置を提供することを目的として、その構造
に独自の創意工夫を凝らしたものである。
即ち、本考案は押出型材よりなる前面エツジ材
の前面縦壁中間部に断面円形状の突出部を先端に
備えた突片を突設し、該突片の上方位置に溝状の
収納部を形成し、該収納部に天板前部を嵌合固定
し、又、突片とその下方位置の連結片との間に挟
着嵌合用溝部を形成し、キヤビネツトの上部を構
成する中空材よりなる横枠に結合片と係合片を突
設し、該横枠の結合片を上記連結片に係合止着
し、係合片を円形状突出部に係合して、横枠を上
記挟着嵌合用溝部に嵌合したことを特徴とするも
のである。
以下、本考案を図示した実施例に基づいて説明
する。各図は流し台を示すものであり、シンク1
を有する天板Aは、後部にバツクガード用立上り
部2を有し、前部及び側部に係止用側縁3a,3
bを曲げ加工によつて備えると共に、バツクガー
ド用立上り部2の上部及び側部にも曲げ加工され
た係止用側縁4a,4bが設けられる。
この天板Aの前部に取付けられる前面エツジ材
Bは、断面略E型を成して押出し成形され、幾分
傾斜した状態の前面縦壁5の上端に天板前部に係
合する係合片6を突設し、中央部分には先端に円
形状の突出部7(この実施例においてはタツピン
グホール)を備えた突片8を有すると共に、当該
突片8には一定間隔をおいて係止片9が形成さ
れ、当該突片8と上記係合片6によつて、天板A
の前部に設けられた係止用側縁3aを嵌合する溝
状の収納部10が形成されている。又、下端部分
にはキヤビネツトCへの連結片11を連設して、
該連結片11と上記突片8との間に、後記するキ
ヤビネツトCの上部構成部材である横枠18の挟
着嵌合用溝部11aを形成する。
天板Aの側部に取付けられる側面エツジ材D
は、縦壁12の上方部分に平行な2本の突片1
3,14を連設して、その間に天板Aの係止用側
縁3bを嵌合する凹状の収納部15を有すると共
に、下方の突片14には切欠き加工によつて天板
係止片9aが設けられる。縦壁12の中央部分に
は引掛け片16が設けられ、当該引掛け片16よ
り下方をキヤビネツトCの側板17にネジ止めす
る止着部としている。
この側面エツジ材Dはその前方部分を、上記前
面エツジ材Bの側面に合致すると共に、キヤビネ
ツトCの横枠18の端面を被うように切断加工し
ており、又、その後方部分はバツクガード用エツ
ジ材Eの切断端面と合致するように、斜めの切断
部を有している。
バツクガード用エツジ材Eは断面略E型を成す
押出し形材を曲げ加工して、全体として型を成
すものとして成形されており、中央の突片19と
前方突片20との間にバツクガード用立上り部2
の外周部を嵌合する凹溝状の収納部21を有する
と共に、中央突片19には立上り部2の係止用側
縁4a,4bを押える係止片9bが切欠き加工に
よつて設けられており、又、中央突片19と後方
突片22との間にはキヤビネツト用後板24の取
付溝部23が設けられる。
キヤビネツトCは、第2図に示すように、けこ
み板25を設けた床板26の両側に側板17,1
7を立設すると共に、各側板17,17間に横枠
18を掛け渡して成るものであり、横枠18は中
空部18aの下方に扉27の戸当り壁18bを、
後方に側板上面への止着片18cを、前方に前面
エツジ材Bの連結片11との結合片18dを、そ
して上方に前面エツジ材Bの突片8の先端の突出
部7と係合する係合片18eを夫々連設して成る
ものである。
そして、天板Aの周囲にエツジ材B、D、Eを
取付けるにあたつては、まず、天板Aの係止用側
縁3a,3b,4a,4bを夫々前面エツジ材B
の溝状の収納部10、側面エツジ材Dの凹状の収
納部15及びバツクガード用エツジ材Eの凹溝状
の収納部21内に嵌合し、前面エツジ材Bと側面
エツジ材Dとは、側面エツジ材Dの縦壁12に設
けたネジ孔28に挿通したネジ29を前面エツジ
材Bのタツピングホール7にネジ込むことによつ
て連結すると共に、各係止片9,9aを折曲げる
ことによつて、天板Aの係止用側縁3a,3bを
溝状の収納部10及び凹状の収納部15内で挾着
固定する。
一方、側面エツジ材Dとバツクガード用エツジ
材Eの連結にあたつてはL型の連結具30が用い
られる。即ち、連結具30の一辺を天板Aの係止
用側縁3bを嵌合してある側面エツジ材Dの凹状
の収納部15内へ上記係止用側縁3bと重ねた状
態で嵌合すると共に、連結具30の他片をバツク
ガード用立上り部2の側方部係止用側縁4bを嵌
合したバツクガード用エツジ材Eの凹溝状の収納
部21内へ、上記側方部係止用側縁4bと重ねた
状態で嵌合し、折曲げられる側面エツジ材Dの係
止片9a及びバツクガード用エツジ材Eの係止片
9bによつて、係止用側縁3b,4bともども連
結具30を凹状の収納部15及び凹溝状の収納部
21内で挾着固定するのである。勿論バツクガー
ド用立上り部2の上部係止用側縁4bも、バツク
ガード用エツジ材Eの水平部分にあたる中央突片
19に設けられた係止片9bを折曲げることによ
り凹溝状の収納部21内で挾着固定される。
更に、連結具30は各エツジ材D、Eに挿通さ
れる連結用ネジ31,31によつて各エツジ材
D、Eに一体連結されると共に、各エツジ材D、
Eは連結具30を介して一体状に連結されること
になる。
この結果、天板Aは立上り部2を含めてその外
周囲全体にエツジ材B、D、Eを有し、且つエツ
ジ材B、D、E同士が一体的に連結されているの
で、天板Aは全体として剛性の高いものとなる。
このような天板AをキヤビネツトCに取付ける
には、まず前面エツジ材Bの連結片11上に横枠
18の結合片18dの先端を載せてスライドする
ように挿し込み、突片8先端の円形状の突出部7
の下方より係合片18eを係合して、前面エツジ
材Bの突片8と連結片11との間の挟着嵌合用溝
部11aに横枠18を嵌合状態とした後、連結片
11と結合片18dをネジ止めして連結する。こ
れによつてキヤビネツトCの側板17上に両側面
エツジ材Dの引掛け片16を夫々載置する。さら
にバツクガード用エツジ材Eの取付溝部23にキ
ヤビネツトCの側板17上端より上方に突出した
後板24を嵌合することで組立てる。
以上のように、本考案は天板前部を前面エツジ
材の上方位置の収納部に嵌合固定し、キヤビネツ
トの横枠を前面エツジ材の収納部と別の下方位置
の挟着嵌合用溝部に挟着固定したものであるか
ら、天板の撓み、変形は防止され、一方の横枠は
天板より剛性の高い中空材が用いられ、且つ前面
エツジ材に挟着嵌合して一体化されているので、
キヤビネツトに前面エツジ材をより強固に取付け
ることができ、使用中に最も外力が加わり易い厨
房家具の前面側端縁は負荷がかかつても撓みを生
ずることなく堅牢に組立てられる。又、前面エツ
ジ材および横枠に例え寸法誤差があつても、横枠
の結合片はその先端を前面エツジ材の連結片上に
載せてスライドするように挿し込まれ、係合片は
突片先端の円形状の突出部と摩耗抵抗が小さな点
接触により係合されて取付けられるので、厨房家
具のキヤビネツトへの組み付け作業を円滑に、且
つ極めて容易になし得る等の効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る天板を使用し
た流し台の縦断面図、第2図はキヤビネツトの正
面図、第3図は前面エツジ材と側面エツジ材の斜
視図、第4図は側面エツジ材の取付け状態を示す
要部断面図、第5図は前面エツジ材と側面エツジ
材の連結状態を示す斜視図、第6図は側面エツジ
材とバツクガード用エツジ材の一部切欠せる斜視
図である。 A……天板、B……前面エツジ材、C……キヤ
ビネツト、3a……係止用側縁、5……前面縦
壁、6……係合片、7……突出部、8……突片、
9……係止片、10……収納部、11……連結
片、11a……挟着嵌合用溝部、18……横枠、
18a……中空部、18d……結合片、18e…
…係合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押出型材よりなる前面エツジ材の前面縦壁中間
    部に断面円形状の突出部を先端に備えた突片を突
    設し、該突片の上方位置に溝状の収納部を形成
    し、該収納部に天板前部を嵌合固定し、又、突片
    とその下方位置の連結片との間に挟着嵌合用溝部
    を形成し、キヤビネツトの上部を構成する中空材
    よりなる横枠に結合片と係合片を突設し、該横枠
    の結合片を上記連結片に係合止着し、係合片を円
    形状突出部に係合して、横枠を上記挟着嵌合用溝
    部に嵌合したことを特徴とする厨房家具の天板固
    定装置。
JP1455784U 1984-02-02 1984-02-02 厨房家具の天板固定装置 Granted JPS60126041U (ja)

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JP1455784U JPS60126041U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 厨房家具の天板固定装置

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JP1455784U JPS60126041U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 厨房家具の天板固定装置

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JPS60126041U JPS60126041U (ja) 1985-08-24
JPH03101Y2 true JPH03101Y2 (ja) 1991-01-07

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ID=30499591

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JP1455784U Granted JPS60126041U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 厨房家具の天板固定装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610873Y2 (ja) * 1987-02-02 1994-03-23 松下電工株式会社 カウンタ−への幕板の取付構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS452202Y1 (ja) * 1965-10-07 1970-01-29
JPS5626615U (ja) * 1979-08-06 1981-03-12
JPS56166809A (en) * 1980-05-23 1981-12-22 Eidai Co Ltd Surface mechanism of top plate of kitchen unit
JPS5920111U (ja) * 1982-07-29 1984-02-07 日本精機株式会社 放熱装置

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