WO2004052151A1

WO2004052151A1 - 棚受け金具

Info

Publication number: WO2004052151A1
Application number: PCT/JP2003/015875
Authority: WO
Inventors: Tadashi Anzai
Original assignee: Sugatsune Kogyo Co., Ltd.
Priority date: 2002-12-12
Filing date: 2003-12-11
Publication date: 2004-06-24
Also published as: US20060049323A1; CN100471421C; JP4184063B2; EP1576903A1; EP1576903A4; CN1725965A; AU2003289034A1; JP2004187968A; US7347404B2

Abstract

壁体取付けユニット（１）は、壁体Ｗに止めねじ２によって固定され、棚板支持ユニット（４）は、その湾曲した係入部（４ａ）を壁体取付けユニット（１）の相応する被係入部に係入して着脱自在に取付けられる。棚板支持ユニット（４）は、上側部材（４Ａ）と下側部材（４Ｂ）との間隔を調整しつつ棚板挟持用上板（４ｂ）と棚板挟持用下板（４ｅ）との間に挟持し、これらの上下の部材（４Ａと（４Ｂ）とが相互に固定される。従って、棚板（３）は、壁体Ｗの取付け位置ではなく、地上の低い位置で棚板支持ユニット（４）に取付けることができる。

Description

明細書 ' 棚受け金具 . 技術分野

本発明は、住宅の壁面や家具等の壁面に棚板を取り付ける'のに好適に適用することができる棚受け金具に関するものである。背景技術

1つの従来技術による棚受け金具が実公平 7— 1 5 4 7 6号公報に開示されているが、この従来技術の棚受け金具は、同文献に従来技術として記載されでいる第 1 0図に示される'更に古い棚受け金具を改良したものである。

第 1 0図に示される棚受け金具は、棚板 3を受ける受け板 4 1 とこの受け板 4 1の基部から延びていて受け板 4 1 との間で棚板 3を受け入れる略逆 L字形の押当て板 4 2とを有し、受け板 4 1 と共に形成された略三角形状の基部 4 3を木ねじ等で壁体 Wに固定してこの壁体に取付けられ、棚板 3は、図示しないねじを用いて押当て板 4 2と受け板 4 1の一方または双方に対して固定するようにしている。

しかし、この棚受け金具では、棚板 3は、予め壁体 Wの高い位置に固定された棚受け金具の受け板 4 1 と押当て板 4 2との間にその一側端部を差し入れて取付けられるので、高所での作業となるため作業性が悪く、また寸法上の誤差が原因で棚板 3が受け板 4 1 と押当て板 4 2との間に嵌合することができないと、棚板 3の一側端部を削って板厚を調整しなければならないし、また削り具合が不正確であると切削作業を繰り返し行わねばならないため、作業に相当の時間と労力を費やす欠点があった。

また、棚板を削り過ぎると、 '別個の新しい棚板 3を使わねばならないし、予めそれぞれ別々に製作される棚受け金具と棚板 3 との寸法を整合させるために、両者に可成りの寸法精度が必要となり、従って製造が面倒であり、また棚板と棚受け金具とを購入する際に寸法の整合に充分な注意を払わねばならない。

上記特許文献に開示された棚受け金具は、このような欠点を解消するために提案されたものであり、この棚受け金具は、図 1 1に示されている。

この棚受け金具は、単一の部材によって形成するのではなく、上側部材 B 1 と下側部材 B 2 とから成っており、これらの部材 B l、 B 2 は、上側部材 B 1の縦溝 b 1 1に下側部材 B 2の突条 b 2 1を摺動自在に係合して相対的に昇降することができるようにしてある。従って下側部材 B 2に対して上側部材 B 1を昇降動させることにより、上側部材 B 1の上側挟持板部 b 1 2と下側部材 B 2の下側挟持板部 b 2. 2 との離間寸法 _L_を、棚板 3の厚さと整合するように調整し、この状態で、上側部材 B 1 と下側部材 B 2とを、それぞれのねじ貫通孔 b 1 3、 b 2 3を貫通するねじ 2を壁体 Wにねじ込んで两部材 B 1、 B 2を一体に壁体 Wに固定している。

このように、この特許文献に開示された棚受け金具は、それに取付けられるべき棚板 3に合わせて上下の挟持板 b 1 2、 b 2 2の間隔を調整して得られた離間寸法！^を維持した状態で、これらの上下の挟持板 b 1 2、 b 2 2間に、棚板 3を嵌合し、上位挟持板 b 1 2のねじ貫通孔 b 1 3を貫通するねじ 5を螺入させることで、棚板 3を確実に支持する'ことができる。

この従来技術による棚受け金具は、棚板 3の厚さにばらつきがあつても、上側挟持板 b 1. 2 と下側挟持板 b 2 2 との離間寸法！^をアナ口グ的に調整することができるので、第 1 1図（A ) に示すような厚手の棚板 3にも、第 1 1図（B ) に示すような如き薄手の棚板 3にも、その場で棚板 3に合わせて棚受け金具を調整すること.ができ、棚板 3 を削る必要がないので有利である。

しかしこの特許文献に開示された従来技術でも以下の如き種々の問題点がある。

この従来技術の棚受け金具は、上側挟持板 b 1 2と下側挟持板 b 2 2 とを摺動自在に嵌合させた状態で、上下の部材 B 1、 B 2を壁体 W に対して押当てた状態でを維持しつつ、上側部材 B 1を上向きか、下側部材 B 2を下向きに摺動させて、離間寸法！ ^が所定長となるよう調整し、離間寸法 Lが所定の設定された寸法になったときに、ねじ 2を壁体 Wにねじ込んで壁板 Wに固定される。

しかし、上記のような作業は、比較的高所で行われるので、離間寸法 JLの寸法精度を確保しながらねじ 2をねじ込む作業には可成りの時間を要するだけでなく、作業それ自体も面倒となる。また、離間寸法を再調整することが必要となったり、厚さ異なる棚板 3に交換しようとする場合には、棚板 3の取り ^し、ねじ 2の取り外し、その後の棚板 3の取付けを高所で行わなければならないので、同様に作業性が低い欠点があった。

本発明の 1つの目的は、棚板を挟持するために棚板の板厚みに合わせて行われる上下の挟持板の間隔調整'を低い位置で行うことができる棚受け金具を提供することにある。

本発明の他の目的は、棚板が上下の挟持板に対して弛むことなく高い信頼性をもって確実に挟持することができる棚受け金具を提供することにある。

本発明の更に他の目的は、棚板を挟持するために棚板の板厚みに合わせて行われる上下の挟持板の間隔調整と上下の挟持板と棚板との固定とを同時に行って作業性を向上することができる棚受け金具を提供することにある。

本発明の更に他の目的は、板厚が小さい棚板でも上下の挟持啄に確実に挟んで支持することができる棚受け金具を提供することにある。発明の開示

本発明の第 1の基本的な形態によれば、上向き又は下向きに湾曲又は曲折して囬ませ又は突出して形成された被係入部を有し壁体に取付けることができる壁体取付けユニットと、上向きまたは下向きに湾曲して凹ませ又は突出して形成されて壁体取付けュニットの被係入部に係入されるべき係入部を有して棚板の一側端部に着脱自在に取付けられる棚板支持ュ-ットとから成り、この棚板支持ユエットは、係入部と一体の棚板挟持用上板部を有する押圧用上板とこの押圧用上板から垂下する棚厚調整縦板とを備えた上側部材と、棚板を受載する棚板挟持用下板部とこの下板部から垂直に上方に延びる棚厚調整縦板とを備えた下側部材とから成り、この下側部材の棚厚調整縦板に上側部材の棚厚調整縦板を昇降自在にビス止めすることによって、棚板の一側端部を下側部材の棚板挟持用下板部と上側部材の棚板挟持用上板部との間に挟着するようにしたことを特徴とする棚受金具が提供される。本発明の第 1の基本的な形態において、 '上側部材の棚厚調整縦板は、調厚用長孔を有し、下側部材の棚厚調整縦板は、上側部材の棚厚調整縦板が嵌入されるべき上向きに開口する嵌入溝を形成する 1対の板壁から成り、この棚厚調整縦板の 1対の板壁は、ビス頭部貫通孔とビス螺合孔とをそれぞれ有する態様とすることができ、必要に応じて上下の部材の棚厚調整縦板の枏互の圧接面に滑止用凹凸を形成することができる。

本発明の第 1の基本的な形態において、上記の態様に代えて、下側部材の棚厚調整縦板は、調厚用長孔を有し、上側部材の棚厚調整縦板は、下側部材の棚厚調整縦板が嵌入されるべき下向きに開口する嵌入溝を形成する 1対の板壁から成り、この縦板の 1対の板壁は、ビス頭部貫通孔とビス螺合孔とをそれぞれ有する態様とすることができ、必要に応じて上下の部材の棚厚調整縦板の相互の圧接面に滑止用凹凸を形成することができる。

本発明の第 1の基本的な形態において、上側部材の棚厚調整縦板は調厚用長孔を有し、下側部材の棚厚調整縦板はビス螺合孔を有する形態とすることもでき、必要に応じ上下の部材の棚厚調整縦板の相互の圧接面に滑止用凹凸を形成することができ、逆に、下側部材の棚厚調整縦板は厚用長孔を有し、上側部材の棚厚調整縦板はビス螺合孔を有する形態とすることができ、この場合も、必要に応じ上下の部材の棚厚調整縦板の相互の圧接面に滑止用凹凸を形成することができる。本発明の第 2の基本的な形態によれば、上向き又は下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成された被係入部を有し壁体に取付けることができる壁体取付けュニットと、上向きまたは下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成されて壁体取付けュニットの被係入部に係入すべき係入部を有して棚板の一側端部に着脱自在に取付けられる棚板支持ュニットとから成り、この棚板支持ュ-ットは、係入部と一体の棚板挟持用上板部を有する押圧用上板とこの押圧用上板から垂下する棚厚調整縦板と'を備えた上側部材と、棚板を受載する棚板挟持用下板部とこの下板部から垂直に上方に延びる棚厚調整縦板とを備えた下側部材とから成り、この下側部材の棚厚調整縦板に上側部材の棚厚調整縦板を昇降自在にビス止めすることによって、棚板の一側端部を下側部材の棚板挟持用下板部と上側部材の棚板挟持用上板部との間に挟着するようにし、下側部材は、壁体に係合する壁体支持部とこの壁体支持部から延びる調整部とから成る支承脚を含み、この支承脚は、下側部材の下板部の先端から壁体に向けて下向きに延びる支持腕の先端に相対的に位置調節しつつ相互に調節ビスによって固定されるようにした棚受け金具が提供される。

本発明の第 2の基本的な形態において、支承脚と支持腕との相互の係合面に滑止用囬凸を形成することができる。

本発明の第 3の基本的な形態によれば、上向き又は下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成された被係入部を有し壁体に取付けることができる壁体取付けュニットと、上向きまたは下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成されて壁体取付けュニットの被係入部に係入すべき係入部を有して棚板の一側端部に着脱自在に取付けられる棚板支持ュュットとから成り、この棚板支持ユニットは、係入部と一体の棚板挟持用上板部を有する押圧用上板とこの押圧用上板から垂下する棚厚調整縦板とを備えた上側部材と、棚板を受載する棚板挟持用下板部とこの下板部から垂直に上方に延びる棚厚調整縦板とを備えた下側部材とから成り、下側部材の棚厚調整縦板を貫通して取付けられたねじが上側部材の棚厚調整縦板を昇降自在に貫通して棚板の一側端縁面に螺入されることによって、棚板の一側端部を下側部材の棚板挟持用下板部と上側部材の棚板挟持用上板部との間で挟着するようにしたことを特徴とする棚受け金具が提供される。

本発明の第 3の基本的な形態において、ねじは、下側部材の棚厚調整縦板に設けられた頭部用孔から、上側部材の棚厚調整縦板に設けられた調厚用長孔を介して棚板の一側端縁面に螺入され、下側部材は、その棚厚調整縦板と棚板挟持用下板部との間に上側部材の棚厚調整縦板が係入することができる係入溝を有し、板厚の小さい棚板が取付けられる場合には、この係入溝に棚厚調整縦板の下端部が係入することによって、この板厚の小さな棚板が上側部材の棚板,挟持用上板部と下側部材の棚板挟持用下板部との間に挟着されるようにした形態とすることができる。

本発明の第 1の基本的な形態によると、棚板支持ュュットに支持された棚板を把持しながらこの棚板を操作して棚板支持ユニットの係入部を壁体側の壁体取付けュ-ットに迅速且つ容易に取り付け取り外しができるので、棚板支持ュニットに棚板を支持する作業を地上の低い位置で行うことができ、棚板の厚みに応じて厚み調整を含む面倒な棚板支持作業を安全な位置で容易に行うことができる。また、棚板側の棚板支持ユニットは、上側部材と下側部材とにより構成し、下側部材の棚厚調整縦板に上側部材の棚厚調整縦板を昇降自在なるようビス止めするので、棚板をその厚み寸法に整合させて下側部材の棚板挟持用下板部と上側部材の棚板挟持用上板部との間に簡易な操作により迅速かつ容易に挟着したりこれらの部材から取り外したりすることができる。

上側部材の棚厚保調整用縦板と下側部材の棚厚調整縦板とは対面接. 触して相互の垂直位置を調整することによって棚厚を調整することができるが、特に、上側部材の棚厚調整縦板に調厚用長孔を設けてこの棚厚調整縦板が下側部材の棚厚調整縦板に形成された嵌入溝に嵌入してこの嵌入状態を棚厚調整縦板の嵌入溝内で縦板を挟着するように棚厚調整縦板をねじ締め付けしたり、これとは逆に、下側部材の棚厚調整縦板に調厚用長孔を設けてこの棚厚調整縦板が上側部材の棚厚調整縦板に形成された嵌入溝に嵌入してこの嵌入状態を縦板の嵌入溝内で下側の棚厚調整縦板を挟着するように縦板をねじ締め付けしたりすると、上下の部材の垂直位置を容易に調節して種々の板厚の棚板の挟着作業を高い強度で容易に達成することができるので一層有利である。

この場合、特に、上下の棚厚調整縦板の相互の圧接面に滑止用凹凸を設けると、両者の密着性が向上し、挟着状態の不本意な弛緩を確実に阻止することができる。

更に、下側部材の支持腕の先端部に支承脚を伸縮自在にビス止めし、支承脚の壁体支持部を壁体に係合するようにすると、下側部材の先端側の荷重を確実に壁体に支持することができる。

棚板の厚さに整合させた状態で、上下の部材をビス止めするのではなく、下側部材の棚厚調整縦板に上側部材の棚厚調整縦板を昇降動自在なるよう緩く貫通したねじによって棚板の一側端縁面に螺入されるようにして棚板を挟着すると、棚板の挟着作用と棚板と下側部材とのねじ止め作用とが協働して棚板に大きな負荷が加えられても棚板の挟着状態が確保される。

下側部材の棚厚調整縦板と棚板挟持用下板部との間に形成された係入溝に棚厚調整縦板を係入するようにすると、板厚が薄い棚板でも確実に挟着することができるので有利である。

図面の簡単な説明 .

第 1図は、本発明の 1つの実施の形態による棚受け金具の使用状態を示し、同図（A ) は厚手の棚板を用いた場合の縦断面図、同図. （B ) は薄手の棚板を用いた場合の縦断面図、.同図（C ) は同図（A ) ( B ) の棚受け金具の棚板指示ュニットの上下の部材の棚厚調整縦板の係合部分の拡大縦断面図、第 2図は、第 1図の棚受け金具の要部の部分斜視図、第 3図は、第 1図の壁体取付けユニットの一部の正面図、第 4 図は、第 1図の実施の形態を変形した形態による棚受け金具の使用状態の縦断面図、第 5図は、本発明の異なる実施の形態による棚受け金具の使用状態の縦断面図、第 6図は、第 5図の実施の形態を変形した形態による棚受け金具の使用状態の縦断面図、第 7図は、第 1図の棚板支持ユニットの下側部材の一部の正面図、第 8図は、棚板支持ュニットの下側部材の支持腕の先端部に設けられた可調節支承脚の拡大縦断面図、第 9図は、本発明の更に他の実施の形態による棚受け^具の使用状態を示し、同図（A ) は厚手の棚板を用いた場合の縦断面図、同図（B ) は薄手の棚板を用いた場合の縦断面図、第 1 0図は、 1つの従来技術の棚受け金具の使用状態の縦断面図、第 1 1図は、他の従来技術の棚受け金具の使用状態を示し、同図（A ) は、厚手の棚板を用いた場合の縦断面図、同図（B ) は薄手の棚板を用いた場合の縦断面図である。

発明を実施するための最良の形態

本発明の 1つの実施の形態による棚受け金具をその使用状態と共に第 1図及ぴ第 2図を参照して詳細に述べる。

棚受け金具 1 0は、壁体 Wに取付けられるべき壁体取付けュニット 1 と、棚板を支持して壁体取付けュニット 1に着脱自在に取付けられるべき棚板支持ュニット 4とから成っている。壁体取付けュニット 1、棚板支持ユニット 4及び棚板 3は、金属、木材、プラスチックその他の適宜の材料から作ることができる。

壁体取付けュニット 1は、横長に形成されており、図示の形態では、止めねじ 2が貫通するねじ孔 2 aを有し、また軽量化の目的で多数の空洞を有する。壁体取付けユニット 1は、棚板支持ュ-ット 2の後に述べる上側部材 4の係入部 4 aが係入すべき被係入部 1 aを有し、図示の態様では、この被係入部 l aは、奥行きに向けて上向きに湾曲された湾曲溝の形態を有する。

もちろん、この被係入部 l aは、とれに限るものではなく、下向き湾曲させたり、湾曲ではなく上下へ曲折させるようにしてもよく、何れにしても、被係入部 1 aに第 2の棚板支持ユニット 4の係入部 4 a を抜け止め状態で着脱自在に係入することができればよい。

棚板支持ユニット 4は、壁体取付けユニット 1'の被係入部 1 aに係 Λすべき係入部 4 aを一体に有する棚板挟持用上板部 4 bを備えた押圧用上板 4 c と、この押圧用上板 4 cから垂下する棚厚調整縦板 4 d とを備えた上側部材 4 Aと、棚板 3を受載すべき棚板挟持用下板部 4 e とこの下板部 4 eから上方に延びる棚厚調整縦板 4 f とを備えている下側部材 4 Bとから成っている。

この棚板支持ュ-ット 4は、この下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f に上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dを垂直方向に位置調節することができるように係合し、所定の相対位置でビス 4 gにより上下の部材 4 ' A、 4 Bを固定することによって棚板 3の一側端部 3 aをその厚みに合わせて下側部材 4 Bの棚板挟持用下板部 4 e と上側部材 4 Aの棚板挟持用上板部 4 b との間に挟着するようになつている。従って、本発明の棚受け金具 1 0は、第 1図（A ) ( B ) に示されるように、棚板 3の厚さに応じて棚板挟持用上板部 4 b と棚板挟持用下板部 4 e との間隔を調整して棚板 3をこれらの間に確実に挟着することができる。

第 1図及び第 2図の形態では、上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dは、調厚用長孔 4 hを有し、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f は、棚厚調整縦板 4 dが嵌入されるべき上向きに開口する嵌入溝 4 j を形成する 1対の板壁から成っており、この棚厚調整縦板 4 f の 1対の板壁は、ビス 4 gの頭部が貫通する頭部用孔 4 g dとビス螺合孔 4 i とをそれぞれ有する。図示の態様では、棚厚調整縦板 4 f の 1対の板壁は、底部が連続していて略 u字状に形成されている。

第 1図（C ) に詳細に示すように、上側の棚厚調整縦板 4 dと下側の棚厚調整縦板 4 f との相互の圧接面には滑止用囬凸 4 kが形成されており、この滑止用凹凸 4 kは、棚厚調整縦板 4 d と 4 f との不本意な滑りによって棚板 3の挟着状態が弛緩するのを防止する機能を有する。

.このように、棚板 3の一側端部 3 aが上側部材 4 Aの棚板挟持用上板部 4 b と下側部材 4 Bの棚板挟持用下板部 4 e との間の間隔を調整して挟持すると、棚板 3を簡易且つ迅速に支持することができ、またこの挟持状態の確認後にビス 4 gを締め付けることによって棚板 3を高い強度で棚板支持ユニット 4に支持することができる。なお、ビス 4 gは、第 7図から解るように、横方向に間隔をあけて設けられているビス頭部貫通孔 4 g d及びビス螺合孔 4 i (第 7図にほ 4 g dは示されていない）毎に設けられているので、棚板 3は、確実に棚板支持ユニット 4に固定される。

第 4図には第 1図及び第 2図の形態による棚受け金具 1 0の変形例が示されており、この変形例では、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f は、第 1図の形態とは異なって単一の板壁から成り、この棚厚調整縦板 4 f は、調厚用長孔 4 h dを有し、一方、上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dは、棚厚調整縦板 4 f が嵌入されるべき下向きに開口する嵌入溝 4 j uを形成する 1対の板壁から成っている。従って、第 4図の変形例では、上下の棚厚調整縦板 4 dと 4 f との嵌入状態が第 1図及ぴ第 2図の形態の嵌入状態と全く逆となっていることが解る。この場合も、上側の棚厚調整縦板 4 dの 1対の板壁と下側の棚厚調整縦板 4 f との相互の圧接面に滑止用凹凸 4 kが形成されている。

第 5図には第 1図乃至第 4図の形態による棚受け金具 1 0を更に簡素化した変形例が示されており、この変形例では、上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dも下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f も単一の板壁から成っており、上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dは、調厚用長孔 4 hを有し、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 ίは、ビス 4 gが螺合するビス螺合孔 4 i を有する。図示の例では下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f が棚板 3側に位置している。

この変形例でも、上下の部材 4 A、 4 Bの棚厚調整縦板 4 d、 4 f の相互の圧接面にそれぞれ滑止用凹凸 4 kを形成することが望ましい第 6図は、第 5図の変形例と実質的に同じ例を示すが、上下の部材 4 A、 4 Bの棚板 3に対する位置が逆となっており、従って、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f に調厚用長孔 4 h dが設けられ、一方、上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dにビス 4 gの螺合孔 4 i uが設けられている点で第 5図の例と異なる。

第 1図乃至第 6図の形態の棚受け金具 1 0は、下側部材 4 Bを壁体 Wに調整自在に支持する支承脚 4 rを備えている。この支承脚 4 rは、壁体 Wに係合する壁体支持部 4 p とこの壁体支持部 4 pから延びる伸縮調整部 4 qとから成っている。伸縮調整部 4 qは、長孔 4 vを有し、調整ビス 4 sは、この長孔 4 Vを貫通して下側部材 4 Bの下板部 4 e の先端から壁体 Wに向けて下向きに延びる支持腕 4 mの先端にねじ込まれる。伸縮調整部 4 qは、ビス 4 sの長孔 4 Vの締め付け位置を調整することによって支承脚 4 rを含む支持碗 4 mの長さを適宜設定することができる。

この支承脚 4 rは、調整ビス 4 sを弛めた状態で調整部 4 qを支持腕 4 mから引き出して、棚板支持ュニット 4を壁体取付けュニット 1 に取付ける際、壁体支持部 4 pが壁体 Wの表面に係合する状態になつたとき調整ビス 4 sを締め付けて支持腕 4 mを壁体 Wに支持するようにする。

このようにすると、下側部材 4 Bを壁面 Wに確実に支持することができ、棚板 3に載置される大きな荷重にも充分に耐えることができる。 ' なお、第 1図、第 4図乃至第 8図において、符号 4 wは支持腕 4 mの先端部 4 nに設けられて調整ビス 4 sが螺合するねじ孔を示す。

上下の棚厚調整縦板 4 f 、 4 dの相互の圧接面に滑止凹凸 4 kを設けて両者間の弛みを防止するのと同様にして、支,承脚 4 r と支持腕 4 mとの係合面にも滑止用凹凸 4 tを設けるのが望ましい。'

なお、上記のように、支承脚 4 rにより棚板 3に加わる荷重を支持する必要がない場合には、下側部材 4 Bが壁面 Wから離間していてもよく、また後に第 9図を参照して述べる本発明の他の実施の形態に示すように、可調整の支承脚 4 rを用いることなく、下側部材 4 Bを直接に壁体 Wに支持させてもよいし（第 9図（A ) 参照）、下側部材 4 Bをクッション材 4 uを介して壁体 Wに支持させてもよい（第 9図 ( B ) 参照）。

本発明の異なる実施の形態による棚受け金具 1 0が第 9図に示されており、第 1図、第 2図、第 4図乃至第 6図と同じ部分には同じ符号が付されている。

この実施の形態による棚受け金具 1 0も、先の実施の形態の棚受け金具と同様に、上向きまたは下向きに湾曲又は曲折して形成された凹状又は ώ状の被係入部 1 _aを有して壁体 Wに取付けられる壁体取付けュニット 1 と、上向き又は下向きに湾曲又は曲折して形成されて壁体取付けュニット 1の被係入部 1 aに係入すべき凸状又は凹状の係入部 4 aを有して棚板 3の一側端部 3 aを着脱自在に支持する棚板支持ュニット 4とから成っており、この棚板支持ュニット 4は、係入部 4 a を一体に有する棚板挟持上板部 4 bから成る押圧用上板 4 c とこの上板 4 cから垂下する棚厚調整縦板 4 dとを具備した上側部材 4 Aと、棚板 3を受載する棚板挟持下板 4 eを備えた下側部材 4 Bとを備えている。

第 9図の実施の形態による棚受け金具 1 0は、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f と上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 d とを貫通して棚板 3 にねじ込まれるねじ、例えば木ねじ 4 Xを備えている。図示の形態では、この木ねじ 4 Xは、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f の頭部用孔 4 yに頭部を係入して上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dの調厚用長孔 4 hを貫通しており、従って上下の部材 4 A、 4 Bは、相対的に垂直位置を調節することができるように上下の縦板 4 f 、 4 dの対面位置を換えることができ、このようにして棚板 3の厚みに応じて相互の垂直位置を設定した状態で木ねじ 4 Xを棚板 3の一側端縁面 3 bに螺入することによって、棚板 3の一側端部 3 aを下側部材 4 Bの棚板挟持用下板部 4 e上側部材 4 Aの棚板挟持用上板部 4 b との間に挟着すると同時に棚板 3をこれらの上下の部材 4 A、 4 Bに固定することがでさる。

また、第 9図の実施の形態では、下側部材 4 Bの棚厚調整縦板 4 f と棚板挟持用下板部 4 e との間に上例部材 4 Aの棚厚保調整縦板 4 d の下端部が係入することができる係入溝 4 zを有する。

このように係入溝 4 zを有すると、第 9図（B ) に示すように、板厚の小さい棚板 3が上下の部材 4 A、 4 Bの棚厚調整縦板 4 d、 4 f の聞に挟持される場合に、上側部材 4 Aの棚厚調整縦板 4 dの下端部が下側部材 4 Bの係入溝 4 zに係入して、板厚の小さな棚板 3でも、上下の部材 4 A、 4 Bの棚板挟持用上板部 4 bと棚板挟持用下板部 4 e との間に強固に挟着することができることが解る。

次に、本発明に係る棚受け金具 1 0を用いて棚板 3を壁体 Wに取付ける方法を第 1図乃至第 3図に関連して説明する。

第 1図に示すように、壁側取付けユニット 1は、止めねじ 2を用いて壁体 Wに取付けることができるが、この止めねじ 2に代えて接着その他の適宜の手段によって壁体 Wに取付けてもよい。壁側取付けュニット 1は、棚板 3の幅に応じて所要の横長を有するが、これは必ずしも棚板 3の幅（横寸法）と同じでなくてもよく、それより短くてもよレ、。壁体取付けユニット 1の前面には、図示の例では、上向きに湾曲する溝状の被係入部 1 aが前面に開口するよう設けられている。もちろん、この被係入部 l aは、溝状ではなく、前方に突出する凸状の形態であってもよい。

一方、この壁体取付けユニット 1の取付け作業とは別個に、この取付け作業と同時に又はそれと相前後して棚板 3を棚板支持ュニット 4 に支持する。この棚板支持作業は、壁体 Wとは無関係に地上の低い位置で行うことができる。棚板 3を棚板支持ュ-ット 4に支持する方法は、第 1図及び第 2図を参照して既に述べた通りである。このように棚板 3を支持した棚板支持ユニット 4は、棚板 3 .の先端面 3 aの後方 (第 1図の左方）に向けて上向きに湾曲して突出する凸状の係入部 4 a を有する。この係入部 4 aは、壁体取付けユニット 1の凹状の被係入部 1 aを補完する形状と大きさを有する。

従って、壁体 Wに既に取付けられている壁側取付けュ-ット 1の被係入部 1 aに、棚板 3を支持している棚板支持ュニット 4の係入部 4 aを係入し、支承脚 4 rの壁体支持部 4 pが壁体 Wに係合するまで棚板支持ュニット 4を第 1図の時計方向に回し込むことによって棚板支持ュニット 4を壁体取付けユエット 1に固定することができる。この棚板支持ュニット 4の取付け作業は、棚板支持ュニット 4が取付けられた棚板 3を手に持って行うことができる。この場合、支承脚 4 rの伸縮調整部 4 qは、棚板 3が水平に維持されるように支持腕 4 mの長さを調整する機能を有する。

このようにして、棚板 3は壁体 Wに対して固定されるが、必要に応じ棚板 3を手で持ちながら手前側へ第 1図及び第 2図の例では反時計方向に回しながら上向きに引き出すようにすることによって、棚板 3 を壁体 Wから取り外すことができる。

図示の形態では、壁体 Wは、根太 J と外壁パネル Pと化粧パネル M pとから成っており、壁体取付けユニット 1は、根太： [に直接取付けられ、外壁パネル： Pは、この壁体取付.けユニット 1を除く部.分に貼り付けられ、化粧パネル M Pは、壁'体取付けュニット 1 の被係入部 1 a を除いてこの壁体取付けユエット 1を含む外壁に貼り付けられる。従って、化粧パネル M Pの表面には壁体取付けュニット 1の被係入部 l a とその上下の縁 l b、 1 cの前端縁だけが露出しているだけであるので、外観を損なうことがない。産業上の利用可能性

本発明によれば、棚板は、壁体の取付位置とは無関係に低い位置で棚板支持ュ-ットに棚厚調整しながら支持することができるので、高所作業を少なくし、棚板の取付け作業を安全に且つ効率よく行うことができ、種々の棚板の取付けに.有利に利用することができ,る。

Claims

請求の範囲

1. 上向き又は下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成された被係入部（ l a ) を有し壁体（W) に取付けることができる壁体取付けユニット（ 1 ) と、上向きまたは下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成されて前記壁体取付けュニットの被係入部に係入すべき係入部（4 a ) を有して棚板（3 ) の一側端部（3 a ) に着脱自在に取付けられる棚板支持ユニット（4) とから成り、前記棚板支持ユニットは、前記係入部と一体の棚板挟持用上板部（4 b ) を有する押圧用上板（4 c ) と前記押圧用上板から垂下する棚厚調整縦板（4 d ) とを備えた上側部材 4 Aと、前記棚板を受載する棚板挟持用下板部（4 e ) と前記下板部から垂直に上方に延びる棚厚調整縦板 (4 f ) とを備えた下側部材 4 Bとから成り、前記下側部材の棚厚調整縦板に前記上側部材の棚厚調整縦板を相互の垂直位置を調整することができるようにしてビス止めすることによって、前記棚板の一側端部を前記下側部材の棚板挟持用下板部と前記上側部材の棚板挟持用上板部との間に挟着するようにしたことを特徴とする棚受け金具。

2. 請求の範囲 1に記載の棚受け金具であって、前記上側部材の棚厚調整縦板は、調厚用長孔（4 h) を有し、前記下側部材の棚厚調整縦板は、前記上側部材の棚厚調整縦板が嵌入される上向きに開口する嵌入溝（4 j ) を形成する 1対の板壁から成り、前記下側部材の棚厚調整縦板の 1対の板壁は、ビス頭部貫通孔（4 g d) とビス螺入孔（4 i ) とをそれぞれ有することを特徴とする棚受け金具。

3. 請求の範囲 1に記載の棚受け金具であって、前記下側部材の棚厚調整縦板は、調厚用長孔（4 h d) を有'し、前記上側部材の棚厚調整縦板は、前記下側部材の棚厚調整縦板が嵌入される下向きに開口する嵌入溝（4 j u) を形成する 1対の板壁から成り、前記上側部材の棚厚調整縦板の 1対の板壁は、ビス頭部貫通孔（4 g u) とビス螺入孔（4 i u) とをそれぞれ有することを徴とする棚受け金具。

4. 請求の範囲 1に記載の棚受け金具であって、前記上側部材の棚厚調整縦板は調厚用長孔（4 h) を有し、前記下側部材の棚厚調整縦板はビス螺入孔（4 i ) を有することを特徴とする棚受け金具。

5. 請求の範囲 1に記載の棚受け金具であって、前記下側部材の棚厚調整縦板は調厚用長孔（4 h d) を有し、前記上側部材の棚厚調整縦板はビス螺入孔（4 i u) を有することを特徴とする棚受け金具。

6. 請求の範囲 2乃至 5のいずれかに記載の棚受け金具であって、前記上下の部材の棚厚調整縦板の相互の圧接面に滑止用！！!]凸（4 k) が形成されていることを特徴とする棚受け金具。

7. 上向き又は下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成された被係入部（ l a ) を有し壁体（W) に取付けることができる壁体取付けユニット（ 1 ) と、上向きまたは下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成されて前記壁体取付けュニットの被係入部に係入すべき係入部（4 a ) を有して棚板（ 3 ) の一側端部（ 3 a ) に着脱自在に取付けられる棚板支持ユニット（4) とから成り、前記棚板支持ユニットは、前記係入部と一体の棚板挟持用上板部（4 b ) を有する押圧用上板（4 c ) と前記押圧用上板から垂下する棚厚調整縦板（4 d) とを備えた上側部材（4 A) と、前記棚板を受载する棚板挟持用下板部（4 e ) と前記下板部から垂直に上方に延びる棚厚調整縦板（4 f ) とを備えた下側部材（4 B) とから成り、前記下側部材の棚厚調整縦板に前記上側部材の棚厚調整縦板を相互の垂直位置を調整することができるようにビス止めすることによって、前記棚板の一側端部を前記下側部材の棚板挟持用下板部と前記上側部材の棚板挟持用上板部との間に挟着するようにし、前記下側部材は、前記壁体に係合すべき壁体支持部（₄ p) と前記壁体支持部から延びる伸縮調整部

(4 q) とから成る支承脚（4 r ) を含み、前記支承脚は、前記下側部材の下板部の先端から前記壁体に向けて延びる支持腕（4 m) の先端に相対的に位置調節しつつ相互に調節ビス（4 s ) によって固定されるようにした棚受け金具。

8 . 請求の範囲 7に記載の棚受け金具であって、前記支承脚の調整部と前記支持腕の先端との相互の係合面に滑止用凹凸（4 t ) が形成されていることを特徴とする棚受け金具。

9. 上向き又は下向きに湾曲又は曲折して凹ませ又は突出して形成された被係入部（ l a ) を有し壁体（W) に取付けることができる壁体取付けユニット（ 1 ) と、上向きまたは下向きに湾曲して凹ませ又は突出して形成され前記壁体取付けュニットの被係入部に係入すべき係入部（4 a ) を有して棚板（3 ) の一側端部（ 3 a ) に着脱自在に取付けられる棚板支持ユエット（4 ) とカゝら成り、前記棚板支持ュ- ットは、係入部と一体の棚板挟持用上板部（4 b ) を有する押圧用上板（4 c ) と前記押圧用上板から垂下する棚厚調整縦板（4 d ) とを備えた上側部材（4 A) と、前記棚板を受載する棚板挟持用下板部（4 e ) と前記下板部から垂直に上方に延びる棚厚調整縦板（4 f ) 'とを備えた下側部材（4 B) とから成り、前記下側部材の棚厚調整縦板を貫通して取付けちれたねじ（4 x ) が前記上側部材の棚厚調整縦板を垂直位置を調節することができるように貫通して前記棚板の一側端縁面に螺入されることによって、前記棚板の一側端部を前記下側部材の棚板挟持用下板部と前記上側部材の棚板挟持用上板部との間で挟着するようにしたことを特徴とする棚受け金具。

1 0. 請求項 9に記載の棚行け金具であって、前記ねじは、前記下側部材の棚厚調整縦板に設けられた頭部用孔かち、前記上側部材の棚厚調整縦板に設けられた調厚用長孔を介して棚板の一側端縁面に螺入され、前記下側部材は、その棚厚調整縦板と棚板挟持用下板部との間に前記上側部材の棚厚調整縦板が係入することができる係入溝を有し. 板厚の小さい棚板が取付けられる場合には、前記係入溝に前記上側部材の棚厚調整縦板の下端部が係入するようにしたことを特徴とする棚受け金具。