JPH0415070Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415070Y2 JPH0415070Y2 JP1987073068U JP7306887U JPH0415070Y2 JP H0415070 Y2 JPH0415070 Y2 JP H0415070Y2 JP 1987073068 U JP1987073068 U JP 1987073068U JP 7306887 U JP7306887 U JP 7306887U JP H0415070 Y2 JPH0415070 Y2 JP H0415070Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- shelf
- holding part
- wires
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、家庭の台所やその他の部屋におい
て吊棚を設置するための棚吊枠に関するものであ
る。
て吊棚を設置するための棚吊枠に関するものであ
る。
「従来の技術」
従来、この種の棚吊枠は概ね帯板を方形状に曲
げた方形枠体の内部定位置に、棚板支持用の係止
片又は固定片や締付具等を設け、枠体の垂直部や
水平部に取付孔を設けてなるものであつた。
げた方形枠体の内部定位置に、棚板支持用の係止
片又は固定片や締付具等を設け、枠体の垂直部や
水平部に取付孔を設けてなるものであつた。
「考案が解決しようとする問題点」
ところで、前記の帯板折曲げ製の棚吊枠により
吊棚を設置した場合には、枠体の取付孔位置が一
定しているので、取付対象物に対する取付場所が
制限されて取付範囲が限定し、又、枠体内での棚
板固定位置も内部に定着した支持片により高さが
限定されるので、使用者の体格や取付場所の状態
等に適合させて棚の位置を決めることがむつかし
くなり、棚の設置上と使用上において不都合な場
合が起つている。
吊棚を設置した場合には、枠体の取付孔位置が一
定しているので、取付対象物に対する取付場所が
制限されて取付範囲が限定し、又、枠体内での棚
板固定位置も内部に定着した支持片により高さが
限定されるので、使用者の体格や取付場所の状態
等に適合させて棚の位置を決めることがむつかし
くなり、棚の設置上と使用上において不都合な場
合が起つている。
そこで、本考案においては、前記不都合な点を
解消し棚の取付範囲を広くするために、棚吊枠の
取付位置を前後方向と上下方向とに調節できると
共に、棚吊枠内での棚板の固定位置をも自由に上
下調節ができるようにし、前記二様の位置調節機
能を設けてそれを併用することにより、最適の位
置に吊棚が設置できるよう構成し、吊棚の利用価
値を高めることを目的とする。
解消し棚の取付範囲を広くするために、棚吊枠の
取付位置を前後方向と上下方向とに調節できると
共に、棚吊枠内での棚板の固定位置をも自由に上
下調節ができるようにし、前記二様の位置調節機
能を設けてそれを併用することにより、最適の位
置に吊棚が設置できるよう構成し、吊棚の利用価
値を高めることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
前記目的達成の手段として、互に相似形をなす
方形状の大小両枠線材を内外に嵌合させ、複数の
横棧により両枠線材を結合することにより内外両
枠線材間に均等な間隙を形成し、前記間隙内に棚
板固定用の締付具を移動可能に挿設した棚吊枠で
あつて、前記両枠線材の適所を抱持する曲面を有
する抱持部イの一端から外方へ腕部ハと取付片ニ
とをL形状に屈曲延設した曲板4aと、前記抱持
部イと対向状に配して抱持部との中間部に両枠線
材を挟持する当板4bと、該抱持部と当板とを締
付ける螺子4cとで挟着手段による取付具4を構
成し、該取付具4を前記棚吊枠の後端垂直部と上
端水平部とに夫夫一対を装着させるものである。
方形状の大小両枠線材を内外に嵌合させ、複数の
横棧により両枠線材を結合することにより内外両
枠線材間に均等な間隙を形成し、前記間隙内に棚
板固定用の締付具を移動可能に挿設した棚吊枠で
あつて、前記両枠線材の適所を抱持する曲面を有
する抱持部イの一端から外方へ腕部ハと取付片ニ
とをL形状に屈曲延設した曲板4aと、前記抱持
部イと対向状に配して抱持部との中間部に両枠線
材を挟持する当板4bと、該抱持部と当板とを締
付ける螺子4cとで挟着手段による取付具4を構
成し、該取付具4を前記棚吊枠の後端垂直部と上
端水平部とに夫夫一対を装着させるものである。
「作用」
取付具の抱持部と当板とで内外両枠線材を挟持
し、両者を螺子で締付けることにより取付具が固
定し、螺子の締付けを緩めて取付具を間隙に沿つ
て摺動することにより取付具の位置を変更するこ
とができるから、枠体の垂直部においては取付具
位置が上下方向に調節でき、水平部においては前
後方向に調節できる。従つて、取付対象物に対し
て枠体取付位置を自在に調節することができる。
し、両者を螺子で締付けることにより取付具が固
定し、螺子の締付けを緩めて取付具を間隙に沿つ
て摺動することにより取付具の位置を変更するこ
とができるから、枠体の垂直部においては取付具
位置が上下方向に調節でき、水平部においては前
後方向に調節できる。従つて、取付対象物に対し
て枠体取付位置を自在に調節することができる。
更に又、両枠線材間の間隙に挿設する締付具も
間隙内を上下位自在に移動できるから、棚板側端
部の固定位置(高さ)を自由に調節でき、棚吊枠
内において棚板の高さを自由に調節できる。
間隙内を上下位自在に移動できるから、棚板側端
部の固定位置(高さ)を自由に調節でき、棚吊枠
内において棚板の高さを自由に調節できる。
従つて、前記二様の位置調節機能の併用によ
り、吊棚を最適の位置に設置することを可能にす
る。
り、吊棚を最適の位置に設置することを可能にす
る。
「実施例」
本考案の一実施例を添付図面により説明する。
第1図において、1と2は互に相似形をなす長
方形状の大小両枠線材を示し、この両枠線材1と
2を内外に嵌合し、嵌合体の上、中、下段部を夫
夫横棧3,3′,3″で結合することにより内外両
枠線材間周囲に夫夫均等な間隙Gを形成した枠体
Aを構成している。
方形状の大小両枠線材を示し、この両枠線材1と
2を内外に嵌合し、嵌合体の上、中、下段部を夫
夫横棧3,3′,3″で結合することにより内外両
枠線材間周囲に夫夫均等な間隙Gを形成した枠体
Aを構成している。
4は前記枠体Aの後端垂直部と上端水平部とに
夫夫一対を装着した取付具であつて、第2図にそ
の単体拡大図を、第3図にその単体分解図を示し
てあるように、帯板をL形に折曲げた曲板4aと
方形状の当板4b及び螺子4cで成るものであつ
て、曲板4aは内外両枠線材の一面部を抱持する
三方曲面を形成した抱持部イの中心部に透孔ロを
設け、抱持部イの一端から外方へ腕部ハを折曲げ
延設し、更に、腕部ハの外端から内方へ直角状に
曲成した取付片ニの中心部に横方向の長孔ホを設
けたものである。当板4bは方形板の上下両端中
央部に夫夫内外両枠線材の間隙Gに挿入できる挿
入突起ヘを直角方向に延設し、中心部に螺孔トを
設けてある。
夫夫一対を装着した取付具であつて、第2図にそ
の単体拡大図を、第3図にその単体分解図を示し
てあるように、帯板をL形に折曲げた曲板4aと
方形状の当板4b及び螺子4cで成るものであつ
て、曲板4aは内外両枠線材の一面部を抱持する
三方曲面を形成した抱持部イの中心部に透孔ロを
設け、抱持部イの一端から外方へ腕部ハを折曲げ
延設し、更に、腕部ハの外端から内方へ直角状に
曲成した取付片ニの中心部に横方向の長孔ホを設
けたものである。当板4bは方形板の上下両端中
央部に夫夫内外両枠線材の間隙Gに挿入できる挿
入突起ヘを直角方向に延設し、中心部に螺孔トを
設けてある。
そして、第1図又は第2図に示すように、前記
曲板4aの抱持部イを内外両枠線材1,2の外面
部に当てがつて両枠線材を共に包持し、その内面
部に対向して当板4bを当てがつた上、抱持部外
方より螺孔4cを透孔ロ、間隙Gに挿通し、螺子
内端部を螺孔トへ螺挿して締付けることにより取
付具4が枠体Aの適当な部位に固設される。
曲板4aの抱持部イを内外両枠線材1,2の外面
部に当てがつて両枠線材を共に包持し、その内面
部に対向して当板4bを当てがつた上、抱持部外
方より螺孔4cを透孔ロ、間隙Gに挿通し、螺子
内端部を螺孔トへ螺挿して締付けることにより取
付具4が枠体Aの適当な部位に固設される。
尚、前記長孔ホは、この取付具を取付対象物で
ある壁面等へ取付けるためのねじ釘の挿通孔とな
り、この長孔により取付具の固定位置が少し調節
できる。
ある壁面等へ取付けるためのねじ釘の挿通孔とな
り、この長孔により取付具の固定位置が少し調節
できる。
5は棚板固定用の締付ねじであつて、前記枠体
Aの間隙Gにより適当な位置に挿設できて移動自
在であるから、枠体Aの内側に当接したパイプ棚
B又は網棚Cの側端縁6又は7の前後二箇所の螺
孔へ螺入することにより各棚板の側端部を枠体に
固定でき、上下移動可能であるからその締付けを
緩めれば、棚の上下位を自由に調節できる。
Aの間隙Gにより適当な位置に挿設できて移動自
在であるから、枠体Aの内側に当接したパイプ棚
B又は網棚Cの側端縁6又は7の前後二箇所の螺
孔へ螺入することにより各棚板の側端部を枠体に
固定でき、上下移動可能であるからその締付けを
緩めれば、棚の上下位を自由に調節できる。
尚又、枠体Aに横架固着した各横棧3,3′,
3″を内方へ向けて枠体を配置し、その横棧上に
棚板の側端部を載置すれば、固定部が一層安定す
るが、この棚側端部は横棧上を避けた他部におい
ても締付ねじ5の締付けにより強力に固定される
から確実性は保持でき、棚の上下位置は維持され
る。
3″を内方へ向けて枠体を配置し、その横棧上に
棚板の側端部を載置すれば、固定部が一層安定す
るが、この棚側端部は横棧上を避けた他部におい
ても締付ねじ5の締付けにより強力に固定される
から確実性は保持でき、棚の上下位置は維持され
る。
この様にして左右一対の棚吊枠Aを壁部等に対
設して適宜な高さに吊棚を設置するものであつ
て、取付具により取付位置を自在に変更できる。
設して適宜な高さに吊棚を設置するものであつ
て、取付具により取付位置を自在に変更できる。
「考案の効果」
本考案は上述の構成としたので、枠体Aの内外
両枠線材の間隙Gが取付具の摺動溝となつて取付
具が適宜な位置へ移動できるので、取付対象の壁
部横棧や天井部の棧材等の位置に対応させて棚吊
枠を取付けることが容易であり、且つ又、前記間
隙Gにより棚固定用の締付ねじ5の挿設位置をも
自由に調節できるので、前述の枠体取付位置調節
機能と、枠体内での棚板固定位置調節機能との両
機能が相俟つて、吊棚の高さや左右位置が所望の
通りに設定でき、吊棚の設置範囲を広範囲にして
吊棚の利用価値を高めることができる。
両枠線材の間隙Gが取付具の摺動溝となつて取付
具が適宜な位置へ移動できるので、取付対象の壁
部横棧や天井部の棧材等の位置に対応させて棚吊
枠を取付けることが容易であり、且つ又、前記間
隙Gにより棚固定用の締付ねじ5の挿設位置をも
自由に調節できるので、前述の枠体取付位置調節
機能と、枠体内での棚板固定位置調節機能との両
機能が相俟つて、吊棚の高さや左右位置が所望の
通りに設定でき、吊棚の設置範囲を広範囲にして
吊棚の利用価値を高めることができる。
第1図は本考案実施例の吊棚左側部を示す斜視
図、第2図はその棚吊枠取付具の拡大斜視図、第
3図は同取付具の分解斜視図である。 A……棚吊枠、B……パイプ棚、C……網棚、
G……間隙、1……大枠線材、2……小枠線材、
3,3′,3″……横棧、4……取付具、4a……
曲板、4b……当板、4c……螺子、イ……抱持
部、ロ……透孔、ハ……腕部、ニ……取付片、ホ
……長孔、ヘ……挿入突起、ト……螺孔、5……
締付ねじ、6,7……棚側端縁。
図、第2図はその棚吊枠取付具の拡大斜視図、第
3図は同取付具の分解斜視図である。 A……棚吊枠、B……パイプ棚、C……網棚、
G……間隙、1……大枠線材、2……小枠線材、
3,3′,3″……横棧、4……取付具、4a……
曲板、4b……当板、4c……螺子、イ……抱持
部、ロ……透孔、ハ……腕部、ニ……取付片、ホ
……長孔、ヘ……挿入突起、ト……螺孔、5……
締付ねじ、6,7……棚側端縁。
Claims (1)
- 互に相似形をなす方形状の大小両枠線材1,2
を内外に嵌合させ、複数の横棧3,3′,3″によ
り両枠線材を結合して内外両枠線材間に均等な間
隙Gを形成し、前記間隙G内に棚板固定用の締付
具5を移動可能に挿設した棚吊枠Aにおいて、前
記両枠線材1,2の適所を抱持する曲面を有する
抱持部イの一端から外方へ腕部ハと取付片ニとを
屈曲延設した曲板4aと、前記抱持部イと対向し
て抱持部との中間に両枠線材1,2を挟持する当
板4bと、該抱持部と当板とを締付ける螺子4c
とで挟着手段による取付具4を構成し、該取付具
4を前記棚吊枠Aの後端垂直部と上端水平部とに
夫夫一対を装着させた棚吊枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073068U JPH0415070Y2 (ja) | 1987-05-16 | 1987-05-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073068U JPH0415070Y2 (ja) | 1987-05-16 | 1987-05-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63181333U JPS63181333U (ja) | 1988-11-22 |
JPH0415070Y2 true JPH0415070Y2 (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=30917072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987073068U Expired JPH0415070Y2 (ja) | 1987-05-16 | 1987-05-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0415070Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5430020U (ja) * | 1977-08-03 | 1979-02-27 |
-
1987
- 1987-05-16 JP JP1987073068U patent/JPH0415070Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63181333U (ja) | 1988-11-22 |
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