JP3107684B2 - 中空建築用板材の取付方法 - Google Patents

中空建築用板材の取付方法

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JP3107684B2 JP05203443A JP20344393A JP3107684B2 JP 3107684 B2 JP3107684 B2 JP 3107684B2 JP 05203443 A JP05203443 A JP 05203443A JP 20344393 A JP20344393 A JP 20344393A JP 3107684 B2 JP3107684 B2 JP 3107684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中空建築用板材の取付方
法、さらに詳しくは、例えば外壁材等を形成すべく中空
建築用板材を下地材に取付ける場合に適用される中空建
築用板材の取付方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種中空建築用板材の取付方法
としては、例えば特開昭59-138656 号公報所載の発明が
存在する。
【0003】即ち、この従来のものは図5(イ) に示すよ
うに、板材本体2aの側端面に複数の角形貫通孔3cを形成
し、該貫通孔3cに挿入した断面略コの字状の受金具10を
介してビス7aにより板材本体2aを下地材4aに留付けるよ
うに構成したものである。
【0004】而して、当該手段によると受金具10を介し
て板材本体2aが下地材4aに留付けられるため、ビス7aを
多数使用しなくても下地材4aに固定できる利点はある
が、断面略コの字状からなる受金具10の製作は非常に困
難であり、且つコストも嵩むという不都合があった。
【0005】かかる不都合を解消すべく考案されたの
が、実開昭62-118815 号公報所載のものである。これ
は、図5(ロ) のように板材本体2bに形成される貫通孔3d
のうち、中間部に位置する貫通孔3dを、板材本体2bの表
裏面に平行な幅広部3eと垂直な幅狭部3fとからなる正面
凸形状に形成し、同図(ハ) の如く幅広部3eに挿入した板
状金物1aを介してビス7aより下地材4aに留付可能に構成
したものであり、かかる板状金物1aの製作は容易で且つ
安価に行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは貫通孔3dの幅狭部3fの上方位置に於ける肉厚
が薄いために、実際の施工時に於いて図5(ハ) のように
ビス7aが貫通孔3dの幅広部3eにまで貫通して螺入されて
しまい、その結果ビス7aによる留付力が大幅に低下して
板材本体2bを下地材4aに強固に固定できないという大な
る問題点を有していたのである。
【0007】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、簡易な部材を使用し
てコストを高めることなく、中空建築用板材を確実且つ
強固に下地材に取付可能にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本発明は板材本体2の表裏面に対して略平行
な一対の透孔3aと、該透孔3aを連通すべく設けた連通孔
3bとからなる正面略エの字状の貫通孔3が側端面に形成
された中空建築用板材6を下地材4に取付けるべく、少
なくとも表面側に位置する一方の透孔3aに板状金物1を
挿着すると共に、中空建築用板材6を下地材4に対向配
置する第1工程と、該中空建築用板材6の表面側から止
具7を前記板状金物1を通るようにして下地材4に螺入
又は打込んで固定する第2工程とからなる中空建築用板
材の取付方法である。
【0009】
【作用】従って、中空建築用板材6を下地材4に取付け
る場合は、先ず貫通孔3のうち少なくとも表面側に位置
する一方の透孔3aに板状金物1を挿着する。
【0010】その後、該板状金物1に向けて板材本体2
の表面側から、例えば止具7としてのビスを螺入する
と、板材本体2及び板状金物1が穿孔されて、下地材4
に留付けられることとなる。
【0011】かかるビスの螺入時に於いて、該ビスの頭
部が前記板状金物1に係合するために、それ以上の螺入
は規制され、よってビスの頭部が一方の透孔3aの表面側
に位置する部位に配置された状態で、中空建築用板材6
が下地材4に固定されるのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。
【0013】先ず、図1のように板状金物1を平面略矩
形状の板状本体2の側端面に形成した所望の貫通孔3に
挿着するのであるが、かかる貫通孔3は板材本体2の表
裏面に対して略平行で且つ所定間隔を有して形成した一
対の透孔3aと、該透孔3aの略中央を連通すべく設けられ
た連通孔3bとからなる正面略エの字状に形成されてな
り、表面側の透孔3aに前記板状金物1を挿着する。
【0014】そして、図2の如く下地材4の所望位置に
固定した取付金具5に、中空建築用板材6の下端部を保
持させて該中空建築用板材6を下地材4に対向配置した
状態で、その貫通孔3の中央位置、即ち貫通孔3の連通
孔3bを通過するように中空建築用板材6の表面側からビ
ス7を螺入すると、板材本体2及び前記板状金物1が穿
孔されて、中空建築用板材6が下地材4に留付けられる
ことになる。そして、同様に複数のビス7を所望位置に
螺入して中空建築用板材6を下地材4に固定する。
【0015】この場合に於いて、貫通孔3の表面側の透
孔3aには板状金物1が挿着されているために、かかる板
状金物1にビス7の頭部が係合して、該頭部が中空建築
用板材6の表面から若干没する状態でビス7のそれ以上
の螺入は規制される。
【0016】これにより、ビス7が必要以上に中空建築
用板材6に螺入されて、該ビス7による留付力を低下せ
しめることなく、板状金物1を介して中空建築用板材6
を確実且つ強固に固定することが可能となる。
【0017】また、製作容易な板状金物1を使用するも
のであるために、コストが嵩むこともない。
【0018】尚、上記実施例では中空建築用板材6をそ
の表面側からビス留めしたが、裏面側から留付けること
も可能である。例えば、図3に示すように下地材4に略
L字状の取付金具8を固定し、その折曲片9の表面に中
空建築用板材6の裏面を当接させた状態で、該折曲片9
の裏面側から挿通孔9aを介してビス7を螺入する。この
場合は、少なくとも裏面側の透孔3aに板状金物1を挿着
しておけばよく、該板状金物1及び板材本体2がビス7
により穿孔されて、中空建築用板材6が下地材4に固定
されることとなる。
【0019】また、上記実施例のように板材本体2の貫
通孔3を全て断面エの字状に形成すると、板材本体1を
切断した場合にも所定の貫通孔3の透孔3aに板状金物1
を挿着してビス留めできるという利点があるが、本発明
が適用可能な中空建築用板材6は決してこれに限定され
るものではなく、例えば図4のように所定の貫通孔3の
み断面エの字状に形成し、他の貫通孔3は角孔で構成し
ても構わない。
【0020】さらに、中空建築用板材6の下地材4等へ
の留付手段も、ビス7に代えて例えば釘等の止具を使用
してもよい。
【0021】また、板状金物1は中空建築用板材6を下
地材4に対向配置した後に、透孔3aに挿着してもよく、
さらには板状金物1を貫通孔3の両方の透孔3aに挿着し
て留付けることも可能である。
【0022】その他、本発明に係る中空建築用板材6は
決して外壁材としての用途に限定されず、その他各種の
建築用板材として幅広く適用できることは言う迄もな
い。
【0023】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は少なくともビス等
の止具の進入側に位置する透孔に板状金物を挿着するこ
とにより、板材本体に螺入等した止具の頭部が板状金物
に係合するため、止具のそれ以上の進入は規制されるこ
とになる。
【0024】従って、貫通孔を正面凸形状にした従来の
もののように、止具が板材本体に必要以上に螺入等され
て、該止具による留付力を低下せしめることなく、板状
金物を介して中空建築用板材を確実且つ強固に固定する
ことができるという格別の効果を得るに至った。
【0025】また、上述の如く本発明に係る中空建築用
材は極めて簡易な構成からなるために、該中空建築用材
の留付時に使用される板状金物を含めて、その製作が安
価で且つ容易に行えるという実用的効果も奏するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中空建築用板材の一実施例を示す
一部断面側面図。
【図2】使用状態を示す断面側面図。
【図3】他の使用例を示す要部拡大断面図。
【図4】他の実施例を示す中空建築用板材の一部断面側
面図。
【図5】(イ) 乃至(ハ) は従来例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…板状金物 2…板材本体 3…貫通孔 3a…透孔 3b…連通孔 4…下地材 6…中空建築用板材 7…止具 8…取付金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材本体(2) の表裏面に対して略平行な
    一対の透孔(3a)と、該透孔(3a)を連通すべく設けた連通
    孔(3b)とからなる正面略エの字状の貫通孔(3)が側端面
    に形成された中空建築用板材(6) を下地材(4) に取付け
    るべく、少なくとも表面側に位置する一方の透孔(3a)に
    板状金物(1) を挿着すると共に、中空建築用板材(6) を
    下地材(4) に対向配置する第1工程と、該中空建築用板
    材(6) の表面側から止具(7) を前記板状金物(1) を通る
    ようにして下地材(4) に螺入又は打込んで固定する第2
    工程とからなることを特徴とする中空建築用板材の取付
    方法。
  2. 【請求項2】 板材本体(2) の表裏面に対して略平行な
    一対の透孔(3a)と、該透孔(3a)を連通すべく設けた連通
    孔(3b)とからなる正面略エの字状の貫通孔(3)が側端面
    に形成された中空建築用板材(6) を下地材(4) に固定し
    た取付金具(8)を介して取付けるべく、少なくとも裏面
    側に位置する一方の透孔(3a)に板状金物(1) を挿着する
    と共に、中空建築用板材(6) を下地材(4) に対向配置す
    る第1工程と、前記取付金物(1) を介して中空建築用板
    材(6) の裏面側から止具(7) を、前記板状金物(1) を通
    るようにして中空建築用板材(6) に螺入又は打込んで固
    定する第2工程とからなることを特徴とする中空建築用
    板材の取付方法。
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