JPH06304060A

JPH06304060A - カーテンレールセット取付方法及び同方法に用いる取付金具並びに治具

Info

Publication number: JPH06304060A
Application number: JP11915293A
Authority: JP
Inventors: Shin Yamaoka; 森山岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-04-21
Filing date: 1993-04-21
Publication date: 1994-11-01

Abstract

(57)【要約】【目的】窓の四角な木製枠の上枠に長期に亙って使用
に耐えるカーテンレールセットを取付ける。【構成】木製上枠１０の上面と壁用ボード１１の間に
断面Ｌ形の取付金具２の下片２ｃを挿入し取付金具２の
垂直片２ａの内面をボード１１に当接させ、直交する鉛
直基準部５ａと水平指示部５ｃとの間を湾曲部５ｂで結
んで形成した治具５の水平指示部５ｃを上枠１０の下面
に当てると共に鉛直基準部５ａを取付金具の垂直片２ａ
外面に当て、水平指示部５ｃの案内孔５ｄからキリ１７
を挿入し上枠１０を貫いて下片２ｃのネジ孔２ｄに達す
る下孔を穿孔したのち、治具５を取除き、上枠１０の下
側からビス２０を挿入し、下片ネジ孔１９に螺合して締
付け、取付金具２の垂直片２ａにカーテンレールセット
１３を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】建築済の建物の窓に後からカーテ
ンを取付けるときに用いるカーテンレールセット取付金
具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図１・図２を参考にして従来の第１例を
説明する。木製上枠１０上の壁用ボード１１に取付金具
１２を当て、透孔２３にタッピングスクリュー２２を挿
入し壁用ボード１１に捻込んで締付け、取付金具１２を
壁用ボード１１に固定していた。そして、取付金具１２
の隆起部のネジ孔２１を利用してカーテンレールセット
１３を取付金具１２に取付けていた。１４はカーテンで
ある。

【０００３】図３・図４を参考にして従来の第２例を説
明する。この第２例においては、取付金具１２をタッピ
ングスクリュー２２によって木製上枠１０の室内側の側
面に取付けている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】図１・図２に示す従来
の第１例においては、長期間使用していると移動するカ
ーテン１４の荷重によって、ボード１１がバカ孔にな
り、タッピングスクリュー２２が緩んで抜出る欠点があ
った。図３・図４に示す従来の第２例においては、木製
上枠１０の板厚Ｔが不足する。このため、カーテン１４
の移動時に図４においてタッピングスクリュー２２を支
点として取付金具１２に右まわり・左まわりのモーメン
トが反復して加わり、タッピングスクリュー２２のネジ
部に緩みが出来、木製上枠１０がバカ孔になり、タッピ
ングスクリュー２２が外れ出る恐れがあった。

【０００５】本発明は、長期に亙って確実に取付金具を
木製上枠に固定することが出来るようにしようとするも
のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】図５乃至図１２を参考に
して説明する。第１の発明に係るカーテンレール取付方
法は、木製上枠１０の上面と壁用ボード１１の間に断面
Ｌ形の取付金具２の下片２ｃを挿入し取付金具２の垂直
片２ａの内面をボード１１に当接させる工程、上枠１０
の下側からビス２０を挿入し下片ネジ孔２ｄに螺合して
締付ける工程、取付金具２の垂直片２ａにカーテンレー
ルセット１３を固定する工程からなるものである。

【０００７】第２の発明に係るカーテンレール取付方法
は、木製上枠１０の上面と壁用ボード１１の間に断面Ｌ
形の取付金具２の下片２ｃを挿入し取付金具２の垂直片
２ａの内面をボード１１に当接させる工程、直交する鉛
直基準部５ａと水平指示部５ｃとの間を湾曲部５ｂで結
んで形成した治具５の水平指示部５ｃを上枠１０の下面
に当てると共に鉛直基準部５ａを取付金具の垂直片２ａ
外面に当てる工程、水平指示部５ｃの案内孔５ｄからキ
リ１７を挿入し上枠１０を貫いて下片２ｃのネジ孔２ｄ
に達する下孔を穿孔する工程、治具５を取除く工程、上
枠１０の下側からビス２０を挿入し下片ネジ孔２ｄに螺
合して締付ける工程、取付金具２の垂直片２ａにカー
テンレールセット１３を固定する工程からなるものであ
る。

【０００８】第３の発明に係るカーテンレールセット取
付金具は、木製上枠１０の上面と壁用ボード１１の間に
挿入する下片２ｃとボード１１に当接させ且つカーテン
レールセット１３を取付ける垂直片２ａとからなる断面
Ｌ形をしており、上枠１０を貫いたビス２０を螺合する
ネジ孔１９を下片２ｃに設けたものである。

【０００９】第４の発明に係るカーテンレールセット取
付金具は、第３の発明において、下片２ｃの先端部を上
に凸に若干湾曲２ｅさせたものである。

【００１０】第５の発明に係るカーテンレールセット取
付金具用治具は、壁用ボード１１の外面に配置する取付
金具垂直片２ａに当てる鉛直基準部５ａと木製上枠１０
の下面に当てる水平指示部５ｃとの間を湾曲部５ｂで結
んだ形状をしており、且つ取付金具下片２ｃのネジ孔２
ｄに対応する案内孔５ｄを水平指示部５ｃに設けてなる
ものである。

【００１１】

【実施例】木製上枠１０の上面と壁用ボード１１の間に
挿入する下片２ｃとボード１１に当接させ且つカーテン
レールセット１３を取付ける垂直片２ａとからなる断面
Ｌ形をしており、上枠１０を貫いたビス２０を螺合する
ネジ孔１９を下片２ｃに設けてカーテンレールセット取
付金具２が構成されている。２１はカーテンレールセツ
ト取付用ネジ孔である。

【００１２】この場合下片２ｃの先端部を上に凸に若干
湾曲させれば効果的である。

【００１３】壁用ボード１１の外面に配置する取付金具
垂直片２ａに当てる鉛直基準部５ａと木製上枠１０の下
面に当てる水平指示部５ｃとの間を湾曲部５ｂで結んだ
形状をしており、且つ取付金具下片２ｃのネジ孔２ｄに
対応する案内孔５ｄを水平指示部５ｃに設けて、カーテ
ンレールセット取付金具用治具５が構成されている。即
ち取付金具２の垂直片２ａの外面とネジ孔２ｄの水平方
向間隔Ｓは、鉛直基準部５ａの垂直片２ａに対する接触
面と案内孔５ｄの水平方向間隔Ｓに等しく構成されてい
る。

【００１４】

【作用】木製上枠１０の上面と壁用ボード１１の間に断
面Ｌ形の取付金具２の下片２ｃを挿入し取付金具２の垂
直片２ａの内面をボード１１に当接させる。上枠１０の
下側からビス２０を挿入し下片ネジ孔１９に螺合して締
付ける。取付金具２の垂直片２ａにカーテンレールセッ
ト１３を固定する。

【００１５】なお、ボード１１に当接させた状態で直交
する鉛直基準部５ａと水平指示部５ｃとの間を湾曲部５
ｂで結んで形成した治具５の水平指示部５ｃを上枠１０
の下面に当てると共に鉛直基準部５ａを取付金具の垂直
片２ａ外面に当て、水平指示部５ｃの案内孔５ｄからキ
リ１７を挿入し上枠１０を貫いて下片２ｃのネジ孔２ｄ
に達する下孔を穿孔し、治具５を取除いてから、上枠１
０の下側からビス２０を挿入すると下片ネジ孔１９に螺
合して締付ける作業がやり易い。

【００１６】

【発明の効果】本発明においては、取付金具２が確実に
上枠１０に固定されるので長期の使用に耐えることが出
来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】壁用ボードに取付けた従来の取付金具の正面図
である。

【図２】図１の垂直切断側面図である。

【図３】窓の木製上枠に取付けた従来の取付金具の正面
図である。

【図４】図３の垂直切断側面図である。

【図５】本発明の取付金具の垂直切断側面図である。

【図６】図５の平面図である。

【図７】本発明の取付治具の側面図である。

【図８】図７の平面図である。

【図９】取付の第１工程を示す側面図である。

【図１０】取付の第２工程を示す側面図である。

【図１１】取付後の状態を示す側面図である。

【図１２】図１１の正面図である。

【符号の説明】

２取付金具２ａ垂直片２ｃ下片２ｄ下片ネジ孔２ｅ湾曲部５治具５ａ鉛直基準部５ｂ湾曲部５ｃ水平指示部５ｄ案内孔１０窓の木製上枠１１壁用ボード１２従来品の取付金具１３カーテンレールセット１４カーテン１５治具１７キリ１８キリアナ２０ビス２１カーテンレールセット取付用ネジ孔２２タッピングスクリュー２３透孔Ｓ水平方向間隔Ｔ板厚

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】木製上枠（１０）の上面と壁用ボード
（１１）の間に断面Ｌ形の取付金具（２）の下片（２
ｃ）を挿入し、取付金具（２）の垂直片（２ａ）の内面
をボード（１１）に当接させる工程、上枠（１０）の下側からビス（２０）を挿入し、下片ネ
ジ孔（２ｄ）に螺合して締付ける工程、取付金具（２）の垂直片（２ａ）にカーテンレールセッ
ト（１３）を固定する工程、からなるカーテンレール取付方法。
【請求項２】木製上枠（１０）の上面と壁用ボード
（１１）の間に断面Ｌ形の取付金具（２）の下片（２
ｃ）を挿入し、取付金具（２）の垂直片（２ａ）の内面
をボード（１１）に当接させる工程、直交する鉛直基準部（５ａ）と水平指示部（５ｃ）との
間を湾曲部（５ｂ）で結んで形成した治具（５）の水平
指示部（５ｃ）を上枠（１０）の下面に当てると共に鉛
直基準部（５ａ）を取付金具の垂直片（２ａ）外面に当
てる工程、水平指示部（５ｃ）の案内孔（５ｄ）からキリ（１７）
を挿入し上枠（１０）を貫いて下片（２ｃ）のネジ孔
（２ｄ）に達する下孔を穿孔する工程、治具（５）を取除く工程、上枠（１０）の下側からビス（２０）を挿入し、下片ネ
ジ孔（２ｄ）に螺合して締付ける工程、取付金具（２）の垂直片（２ａ）にカーテンレールセッ
ト（１３）を固定する工程からなるカーテンレール取付
方法。
【請求項３】木製上枠（１０）の上面と壁用ボード
（１１）の間に挿入する下片（２ｃ）とボード（１１）
に当接させ、且つカーテンレールセット（１３）を取付
ける垂直片（２ａ）とからなる断面Ｌ形をしており、上
枠（１０）を貫いたビス（２０）を螺合するネジ孔（２
ｄ）を下片（２ｃ）に設けたカーテンレールセット取付
金具。
【請求項４】下片（２ｃ）の先端部を上に凸に若干湾
曲（２ｅ）させた請求項３記載のカーテンレールセット
取付金具。
【請求項５】壁用ボード（１１）の外面に配置する取
付金具垂直片（２ａ）に当てる鉛直基準部（５ａ）と木
製上枠（１０）の下面に当てる水平指示部（５ｃ）との
間を湾曲部（５ｂ）で結んだ形状をしており、且つ取付
金具下片（２ｃ）のネジ孔（２ｄ）に対応する案内孔
（５ｄ）を水平指示部（５ｃ）に設けてなるカーテンレ
ールセット取付金具用治具。