JPH0433315Y2 - - Google Patents

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JPH0433315Y2
JPH0433315Y2 JP15042687U JP15042687U JPH0433315Y2 JP H0433315 Y2 JPH0433315 Y2 JP H0433315Y2 JP 15042687 U JP15042687 U JP 15042687U JP 15042687 U JP15042687 U JP 15042687U JP H0433315 Y2 JPH0433315 Y2 JP H0433315Y2
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coupling tube
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【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る取替手摺の支柱結合部は、ベラ
ンダ等に設けられる手摺が古くなつた場合にこれ
を除去し、新たな手摺を設ける場合に使用して、
新たな手摺の設置作業を容易に行なえる様にする
ものである。
(従来の技術) 鉄筋コンクリート建造物のベランダ等に手摺を
設ける場合、支柱の下端部を床面等、手摺の取付
面を構成するコンクリート中に埋設するが、長期
間経過した場合、この支柱の下端部で、取付面上
に露出した部分が腐食し、手摺が倒壊する危険が
生じる為、新たな手摺と交換する必要が生じる。
この様な古い手摺との交換で新たに設ける手摺
の支柱は、取付面を構成するコンクリート中に埋
設する事は困難である為、従来は、例えば第7〜
9図に示す様な構造により、支柱の下端部を取付
面上に植設している。
即ち、古い手摺の支柱の下端部を切断する事で
除去したコンクリート床面1に、スタツド2,2
を埋設すると共に、この床面1をモルタル3によ
り水平にし、このモルタル3の上面に、鋼板等十
分な剛性を有する金属板製の基板4を上記スタツ
ド2,2とナツト5,5との螺合、緊締により固
定する。
手摺を支持する為の支柱6は、この様にしてモ
ルタル3の上面に固定した基板4の上面中央部
に、溶接により垂直に固定した支持ブラケツト7
に、支柱6の下端部に穿設した円孔8,8とこの
支持ブラケツト7に穿設した上下方向に長い長孔
9,9とを挿通したボルト10とナツト11とを
互いに螺合し、緊締する事で固定する。支柱6の
上下位置調節は、ボルト10を長孔9に沿つて上
下方向に移動させる事で行なう。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述の様に構成される従来の取替手
摺の支柱結合部の場合、支柱6の下端部を支持す
る床面1部分の寸法、形状が異なつた場合、基板
4を異なつた寸法、形状のものと交換する必要が
生じ、施工現場に合わせて多種類の基板4を用意
しなければならず、面倒である。
本考案の取替手摺の支柱結合部は、この様な不
都合を解消するものである。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の取替手摺の支柱結合部は、基板と、この
基板の上面に固定される結合筒と、基板と結合筒
とを挿通するボルトと、このボルトとナツトとの
螺合、緊締により結合筒の上面を抑える抑え板
と、結合筒に外嵌される支柱とから構成されてい
る。
この内の基板は、中央部に設けた、上面が平坦
な台座部にボルト挿通用の円孔を、この台座部を
挟む位置にスタツド挿通用の複数の長孔を、それ
ぞれ穿設し、複数の長孔を挿通したスタツドとナ
ツトとの螺合、緊締により取付面上に固定され
る。
又、結合筒は、下縁をこの基板中央の台座部の
上面に当接させる筒状に形成されている。
ボルトは、台座部に穿設した円孔と結合筒の内
側とを下方から挿通して、この結合筒の上端より
も上方に突出する長さを有している。
又、ナツトは、この抑え板の上面から突出した
ボルトの上端部に螺合し緊締されて、結合筒を基
板の上面中央部に固定するものである。
支柱は、結合筒にがたつきなく外嵌され、ボル
トとナツトとによりこの結合筒に対して固定され
て、結合筒と基板とを介して取付面上に固定され
る。
(作用) 上述の様に構成される本考案の取替手摺の支柱
結合部に組み立てる場合、基板中央の台座部の円
孔に、予め下方からボルトを挿通しておき、この
基板に形成した長孔に、モルタルにより水平にさ
れた取付面上に予め植設したスタツドを挿通す
る。
この状態からスタツドを長孔に沿つて移動さ
せ、基板の位置を適当に定めたならば、このスタ
ツドにナツトを螺合し、更に緊締して、基板を取
付面上に固定する。
次いで結合筒を、基板中央部から上方に突出し
たボルトに外嵌する様にして、基板の上面に組み
合わせ、この結合筒の下縁を、基板中央の台座部
上面に当接させる。
この状態から、結合筒の上端から突出したボル
トの上端部を、抑え板の円孔に挿通し、この抑え
板の上面から突出したボルトの上端部にナツトを
螺合し、更に緊締して、抑え板の下面を結合筒の
上縁に強く押し付け、この結合筒を基板上面に固
定する。
結合筒を基板の上面に固定したならば、手摺を
構成する支柱の下端部を結合筒に外嵌する。
結合筒と、この結合筒に外嵌した支柱の下端部
とは、両部材を水平方向に貫通したボルトとナツ
トとにより、互いに不離に結合する。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更
に詳しく説明する。
第1〜5図は本考案の取替手摺の支柱結合部の
第一実施例を示しており、第1図は分解斜視図、
第2図は部分縦断正面図、第3図は同平面図、第
4図は基板の平面図、第5図は同半部縦断正面図
である。
この取替手摺の支柱結合部は、基板12と、こ
の基板12の上面に固定される結合筒17と、基
板12と結合筒17とを挿通するボルト19,1
9と、このボルト19,19とナツト23,23
との螺合、緊締により結合筒17の上面を抑える
抑え板21と、結合筒17に外嵌される支柱24
と、この支柱24の下端部に外嵌される覆筒28
とから構成されている。
鋼板等、十分な剛性を有する金属厚板をプレス
成形する事により造られた基板12の中央部に
は、上面が平坦な台座部13を設け、この台座部
13の4個所に、ボルト挿通用の円孔14,14
を穿設している。
又、基板12の両端部で、上記台座部13を挟
む位置には、支柱24を固定すべき床面1に植設
したスタツド2,2を挿通する為の長孔15,1
5を穿設し、各長孔15,15を挿通したスタツ
ド2,2と袋ナツト16,16との螺合緊締によ
り、この基板12を、支柱24を固定すべき床面
1上に固定する様にしている。
アルミニウム合金等の一体押出成形により四角
筒状に造られた結合筒17は、上下両端面を、長
さ方向に対して直角に切断されており、互いに対
向する側面の上下2個所位置には、それぞれ上下
方向に長い長孔18,18を穿設している。又、
反対側面に形成した長孔18,18同士は、互い
に整合する様にしている。
この様な結合筒17を、前記基板12に結合固
定する為の4本のボルト19,19は、基板12
中央の台座部13に穿設した円孔14,14と結
合筒17の内側とを下方から挿通して、更にこの
結合筒17の上端よりも上方に突出する長さを有
している。又、基板12の下面で、台座部13と
反対面に形成された凹部20の深さd(第5図)
は、上記4本のボルト19,19の頭部の厚さt
(第2図)よりも大きく(d>t)して、このボ
ルト19,19による基板12と結合筒17との
結合固定時に、上記頭部の一部が基板12の下面
よりも下方に突出しない様にしている。
結合筒17の外周とほぼ等しい形状と大きさと
を有する抑え板21には、上記4本のボルト1
9,19を挿通する為の4個の円孔22,22を
穿設している。
4本のボルト19,19の上端部に螺合する為
の4個のナツト23,23は、上記抑え板21の
上面から突出したボルト19,19の上端部に螺
合し緊締されて、前記基板12との間で結合筒1
7を強く挟持し、この結合筒17を基板12の上
面中央部に固定する。
手摺の構成部材である支柱24は、アルミニウ
ム合金等を一体押出成形する事で、四角筒状に形
成されており、互いに対向する側面の内側には、
それぞれ2本ずつのタツピング溝25,25を形
成する為の突条26,26が、各面に4本ずつ形
成されている。この支柱24を上記結合筒17に
外嵌した場合、上記突条26,26と別の突条3
6,36との先端部が結合筒17の外側面に当接
し、この支柱24が結合筒17にがたつきなく外
嵌される。
又、支柱24の下端部の上下2個所位置には、
ボルト10,10を挿通する為の円孔27,27
が、反対側面の互いに整合する位置に穿設されて
いる。支柱24の一側面側からこの円孔27,2
7に挿通したボルト10,10は、前記結合筒1
7に形成した長孔18,18も挿通して、支柱2
4の反対側面から突出させ、この突出部に袋ナツ
ト35,35を螺合し、更に緊締する事で、支柱
24を結合筒17に対して固定し、支柱24を結
合筒17と基板12とを介して床面1上に固定す
る。
合成樹脂等により短四角筒状に造られた覆筒2
8は、上述の様にして基板12に固定される支柱
24の下端部に、支柱24の外周面との間に隙間
なく外嵌され、下縁部を上記基板12の上面に密
接させて、支柱24下縁と基板12上面との不連
続部を隠すもので、互いに反対側に位置する側面
上部には、覆筒28が前記ボルト10と袋ナツト
35との螺合、緊締作業の妨げとならない様に、
円弧状の切り欠き部29,29が形成されてい
る。又、この様な切り欠き部29,29を形成し
ていない側面には、上下方向に長い長孔30,3
0を形成し、覆筒28を支柱24に対して固定す
る為のタツピング螺子31,31を挿通出来る様
にしている。前記支柱24の下端部側面には、こ
のタツピング螺子31,31を螺入させる為の円
孔32が穿設されている。
上述のように構成される本考案の取替手摺の支
柱結合部を組み立てる場合、先ず基板12中央の
台座部13に形成した4個の円孔14,14の総
てに、予め下方からボルト19,19を挿通して
おき、この基板12に形成した長孔15,15
に、床面1上に植設したスタツド2,2を挿通す
る。基板12を固定する床面1をモルタル3によ
り予め水平にしておく事は、前述した従来の場合
と同様である。
この状態からスタツド2,2を長孔15,15
に沿つて移動させ、基板12の位置を適当に定め
たならば、このスタツド2,2にそれぞれ袋ナツ
ト16,16を螺合し、更に緊締して、基板12
を床面1上に固定するが、後から位置調節作業を
行なう事を考慮し、袋ナツト16,16の緊締は
緩めとしておく。
尚、袋ナツト16,16の下面と基板12の上
面との間には、それぞれ円形のワツシヤ33,3
3を挟持するが、このワツシヤ33,33は、ス
タツド2,2と長孔15,15との位置関係に拘
らず、長孔15,15を覆えるだけの大きさを有
するものとし、且つ各ワツシヤ33,33の下面
には、ゴム等のシール性材料を被覆して、ワツシ
ヤ33,33の下面と基板12の上面との間か
ら、長孔15,15内に雨水等が進入しない様に
している。
この様にして基板12を床面1上に固定したな
らば、次いで結合筒17を、基板12中央の台座
部13から上方に突出したボルト19,19に外
嵌する様にして、基板12の上面に組み合わせ、
この結合筒17の下縁を基板12中央の台座部1
3上面に当接させる。但し、結合筒17の下縁と
台座部13の上面との間には、マツトシーラと呼
ばれるシート状のシール材34を挟持し、結合筒
17の下縁と台座部13の上面との間の水密保持
を図る。
この様に結合筒17を組み付けた状態から、結
合筒17の上面に抑え板21を載せるが、この
際、結合筒17の上端から突出したボルト19,
19の上端部を、抑え板21の円孔22,22に
挿通する。そして、この抑え板21の上面から突
出したボルト19,19の上端部にナツト23,
23を螺合し、更に緊締して、抑え板21の下面
を結合筒17の上縁に強く押し付け、この結合筒
17を基板12上面に固定する。
この様にして結合筒17を基板21の上面に固
定したならば、手摺を構成する支柱24の下端部
を結合筒17に外嵌するが、この支柱24の下端
部には予め覆筒28を外嵌しておく。
支柱24の下端部を結合筒17に外嵌したなら
ば、支柱24の側面に形成した円孔27,27と
結合筒17の側面に形成した長孔18,18とに
挿通したボルト10,10と袋ナツト35,35
とを螺合し、更に緊締して、結合筒17と支柱2
4とを互いに不離に結合する。この際、ボルト1
0を長孔18に沿つて上下に移動させる事によ
り、支柱24の高さ調節を行なうが、この調節に
伴なつて支柱24の下縁と基板12の上面との間
に隙間が生じた場合、この隙間を覆筒28で隠
し、支柱結合部の体裁を整える。
覆筒28は、その下縁を基板12の上面に当接
させた状態で、長孔30,30を挿通したタツピ
ング螺子31,31を、支柱24の円孔32に螺
合させる事により、支柱24に対して固定する。
尚、上述の実施例に於いては、手摺の直線状部分
に設ける支柱の結合部に適用する構造に就いて説
明したが、手摺の角部に設ける支柱の結合部の場
合、基板の形状を、第6図に示した第二実施例の
様に、L字形とする。
c 考案の効果 本考案の取替手摺の支柱結合部は、以上に述べ
た通り構成され作用する為、支柱を設ける床面の
寸法形状に関係なく、同じ構造で支柱の結合を行
なう事が出来る為、施工現場に合わせて各種の部
品を用意する必要がなくなり、部品の製作、管理
の手間を軽減する事が出来、しかも溶接作業を必
要としない為、現場作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の取替手摺の支柱結合部の
第一実施例を示しており、第1図は分解斜視図、
第2図は部分縦断正面図、第3図は同平面図、第
4図は基板の平面図、第5図は同半部縦断正面
図、第6図は第二実施例を示す、第3図同様の
図、第7図は従来の支柱結合部の分解斜視図、第
8図は同縦断側面図、第9図は同横断平面図であ
る。 1……コンクリート床面、2……スタツド、3
……モルタル、4……基板、5……ナツト、6…
…支柱、7……支持ブラケツト、8……円孔、9
……長孔、10……ボルト、11……ナツト、1
2……基板、13……台座部、14……円孔、1
5……長孔、16……袋ナツト、17……結合
筒、18……長孔、19……ボルト、20……凹
部、21……抑え板、22……円孔、23……ナ
ツト、24……支柱、25……タツピング溝、2
6……突条、27……円孔、28……覆筒、29
……切り欠き部、30……長孔、31……タツピ
ング螺子、32……円孔、33……ワツシヤ、3
4……シール材、35……袋ナツト、36……突
条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に設けた上面が平坦な台座部にボルト挿
    通用の円孔を、この台座部を挟む位置にスタツド
    挿通用の複数の長孔を、それぞれ穿設し、複数の
    長孔を挿通したスタツドとナツトとの螺合、緊締
    により取付面上に固定される基板と、下縁をこの
    基板中央の台座部の上面に当接させる筒状の結合
    筒と、台座部に穿設した円孔と結合筒の内側とを
    下方から挿通してこの結合筒の上端よりも上方に
    突出するボルトと、このボルトを挿通する為の円
    孔を有し、結合筒の上面に載せられる抑え板と、
    この抑え板の上面から突出したボルトの上端部に
    螺合し緊締されて、結合筒を基板の上面中央部に
    固定するナツトと、結合筒にがたつきなく外嵌さ
    れ、ボルトとナツトとによりこの結合筒に対して
    固定される筒状の支柱とから成る、取替手摺の支
    柱結合部。
JP15042687U 1987-10-02 1987-10-02 Expired JPH0433315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15042687U JPH0433315Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15042687U JPH0433315Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02

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Publication Number Publication Date
JPS6457234U JPS6457234U (ja) 1989-04-10
JPH0433315Y2 true JPH0433315Y2 (ja) 1992-08-10

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ID=31423560

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JP15042687U Expired JPH0433315Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02

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