JPH0135853Y2 - - Google Patents

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JPH0135853Y2
JPH0135853Y2 JP17519283U JP17519283U JPH0135853Y2 JP H0135853 Y2 JPH0135853 Y2 JP H0135853Y2 JP 17519283 U JP17519283 U JP 17519283U JP 17519283 U JP17519283 U JP 17519283U JP H0135853 Y2 JPH0135853 Y2 JP H0135853Y2
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plate
handrail
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kasagi
parapet
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JP17519283U
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JPS6082038U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビルデイングの屋上など屋外に配設
される手摺構造物の改良に関し、さらに詳しく
は、手摺の親柱を正確に起立調節して施工するこ
とができる新式の屋外手摺に関するものであり、
エクステリア業界における利用度は頗る高いもの
と云える。
〔従来の技術、および解決すべき技術的課題〕
近年、ビルデイングの屋上などのパラペツトを
笠木型のプレートで覆うという手段を講ずること
によつて、建物への雨水浸入の防止とパラペツト
頂部の装飾を兼ねさせることが多くなつている。
そして、このようなビルデイングの屋上パラペツ
トなどには、墜落事故を防止するため、その上に
更に手摺(balustrade)が廻らされる。
しかしながら、パラペツト頂部に被蓋した笠木
型プレートの上面への手摺の溶接固定は当該手摺
の水平・垂直精度を正確にしようとすると、余り
にも手間隙が掛り過ぎるため工費的にも工事進捗
の面からみても不利である。もちろん、予じめ工
場において笠木に手摺を熔接した規格量産品とし
て製作しておくという方法も考えられるが、実際
のビルデイングは敷地や施主の好み、あるいは建
築家の設計思想などによつて多種多様に変化して
決して規格されてはおらず、それゆえ、工場生産
の規格品では現場対応性に欠けると云わざるを得
ない。
このような事情に対応するため、従来において
は、現場施工を簡略化できるように、手摺を構成
する部品をモジユール化して各々の部品を施工現
場で組み立てるプレフアブ方式の手摺も提案され
るようになつたのであるが、先にも指摘したとお
りビルデイングにおける手摺施工現場における寸
法関係や施工精度は様々であつて、誤差も多く、
実際には手摺を配設すべきパラペツトに傾斜して
いたり、起伏があつたりするなど机上では考えら
れないような施工上の問題があつたのである。
本考案は、ビルデイングの屋上などパラペツト
に配設する手摺に前述のごとき施工上の問題があ
つたことに鑑みてなされたもので、熔接によるこ
となく起立角度および高さレベルを正確に調節し
ながらパラペツト上の笠木型プレートに沿つて簡
易に配設することができる新しい方式の屋外手摺
構造物を提供することを技術的課題とするもので
ある。
〔課題解決のために採用した手段〕
本考案者が上記課題を解決するために採用した
手段を、添附図面を参照して説明すれば、次のと
おりである。
即ち、本考案は、上記課題を解決するために、 A パラペツトWの頂部を被覆せる笠木型プレー
トPに沿つて、その長手方向へ延びるごとく配
設される従来周知の手摺を技術的前提として、 B 笠木型プレートPに一定間隔をもつて開設さ
れた柱穴Hを貫通して列設される手摺Tの筒状
親柱L,L…の下端内筒に嵌装可能な立柱2を
上面に有する支柱プレート1なる親柱支持手段
と、 C 前記パラペツトWの頂部に敷設され、その上
面の隅部には調節ボルト4,4…が立設された
ベースプレート6なる基礎手段と、 D 前記支柱プレート1が載置固定されると共
に、それ自体は前記ベースプレート6上に底面
の尖りボス5において点支持状態に載置されて
おり、かつ、その隅部に隅部切欠3a,3a,
3a,3aがあり、これを貫通して前記ベース
プレート6の調節ボルト4,4…が突出してい
て、これらのボルト4,4…にナツト9,9…
を螺合調節せしめることにより、前記尖りボス
5の下端を支点として面角度が調節されるチル
トプレート3なる親柱角度調節手段と、 E 前記各親柱Lのレベルを調節して該当する支
柱プレート1の立柱2に連結せしめるボルトナ
ツト10,10aなる親柱高さ調節連結手段
と、 を採用した点に要旨が存する。
〔実施例〕 以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例手摺構造物の斜視図で
あり、第2図にその要部縦断面および内部構造を
示される。
即ち、手摺構造物Tの筒状親柱L,L…は、笠
木型プレートPの柱穴Hを貫通して突出する立柱
2…に外嵌状態に、かつ、高さ調節可能に支持さ
れている。そして、前記立柱2は、フラツトな支
柱プレート1の上面に一体に立設されており、こ
の支柱プレート1はチルトプレート3上に更に載
置され、同チルトプレート3はその4隅部に隅部
切欠3a,3a,3a,3aが設けられ、これら
隅部切欠から突出する調節ボルト4,4…と、こ
の調節ボルトに捻込・捻戻し自在に螺合され当該
チルトプレート3の押え位置を調節せしめるナツ
ト9,9…と、当該チルトプレート中央底面に突
設された尖りボス5の支点作用とによつて傾斜角
度が調節可能であり、このチルトプレート3の傾
斜角度を調節すると、その上に載つている支柱プ
レートの立柱2の起立角度が調節され、最終的に
は手摺Tの親柱L,L…の角度が補正される。
この点を更に詳しく説明すると、図示例では、
上記調節ボルト4,4…は、パラペツトW上に幅
方向へ位置調節可能にアンカーボルト7,7…に
より固定されたベースプレート6上に植立されて
おり、この調節ボルト4,4…がチルトプレート
3の隅部切欠3a,3a…を貫通して突出されて
いる。それゆえ、このチルトプレート3の上に、
上記支柱プレート1を載せてxおよびy軸方向へ
調節し、押えプレート8,8を介して締付けダブ
ルナツト9,9…をもつて支持プレート1をチル
トプレート3に対して挟圧固定すると共に、各調
節ボルト4,4…の相対的な締付具合を調節する
ことによりチルトプレート3上の支柱プレート1
に設けた立柱2の起立角度が適正に補正されるこ
とになるのである。
このようにして垂直に固定された支柱2に、手
摺を構成する親柱Lを外嵌させ、図示例のごとく
支柱2の対向する側面に貫通した上下に延びる長
孔2a,2a…を介して長ボルト10を挿通し、
z軸方向、すなわち所定の高さに調節して親柱L
を対ナツト10aで固定し、該脚柱Lを笠木型プ
レートPの柱孔Hから突出させるようにして笠木
型プレートPを所定の方法でパラペツトW頂部に
配設するとともに、垂直に突出する親柱Lに手摺
Tを取付ける。
したがつて、以上の構成を採用することによ
り、笠木型プレートPが壁面Wの頂部に傾斜した
狂いのある状態に配設されていたとしても、それ
に制約されることなく、また如何にパラペツト頂
部が蛇行状態であつても、また起伏があつても水
平でなくとも、支柱2およびそれに嵌合する親柱
Lはxyz軸方向に調節して補正でき、それゆえ、
手摺構造物Tは水平かつ一直線に配設することが
できる。更に、傾斜および高さレベルの調節がボ
ルトの締付けによつて容易に行えるので、現場施
工にとつて誠に実用的である。
なお、上記構造の場合、支柱2の垂直調節の都
合上笠木Pには支柱2および脚柱Lを遊嵌できる
柱孔Hが設けられるので、かゝる突出孔Hの間隙
を介して雨水が内部に浸透する恐れがある。そこ
で、脚柱Lの周囲に防水用シーリングを施すよう
にしてもよいが、第2図に示すように浸透する雨
水を建造物内に誘導するよう台部上面を溝切りし
て水切り板11を付設しておけば、シーリング材
のようにそれ自体の劣化、手摺の揺動により防水
不能となることがないので好都合である。
本実施例は概ね上記のように構成されるが、本
考案は前述の実施例に限定されるもので決してな
く、「実用新案登録請求の範囲」の記載内におい
て、その要旨を逸脱することなく種々変形可能で
あり、例えば前述の実施例においては親柱Lと立
柱2との高さ調節連結を立柱側面に開設した長孔
2aを利用しボルトナツト10,10aにより締
結するものとしてあつたが、長孔2aは必ずしも
必要でなくて親柱Lの高さを整えてから親柱Lお
よび立柱2にドリルなどでボルト孔を貫通し、其
処へボルトナツト10,10aを締結させること
も当然可能であり、本考案の技術的範囲に属する
ことは云うまでもない。
〔本考案の効果〕
以上実施例をもつて説明したとおり、本考案に
よれば、現場における寸法関係や施工精度が様々
な変化があつても、またパラペツト工事に粗相で
パラペツトが傾斜していたり、また起伏があつた
りするなどしていても、起立角度および高さレベ
ルを正確に調節しながらパラペツト上の笠木型プ
レートに沿つて簡易に配設することができるので
あり、屋外手摺の配設工事を大いに簡易かつ迅速
化することができ、工期の短縮化や工費の軽減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の1実施例を示すものであり、
第1図は本実施例手摺構造物の斜視図、第2図は
その要部縦断面図、第3図はその内部構造を表わ
す要部斜視図、第4図は上記構造を構成する各部
材の分解斜視図である。 1……支柱プレート、2……立柱、3……チル
トプレート、4……調節ボルト、5……尖りボ
ス、6……ベースプレート、8……押えプレー
ト、9……ナツト、10,10a……ボルトナツ
ト、H……柱穴、L……親柱P……笠木型プレー
ト、T……手摺、W……パラペツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パラペツトWの頂部を被覆せる笠木型プレート
    Pに沿つて、その長手方向へ延びるごとく配設さ
    れる手摺であつて、 笠木型プレートPに一定間隔をもつて開設され
    た柱穴Hを貫通して列設される手摺Tの筒状親柱
    L,L…の下端内筒に嵌装可能な立柱2を上面に
    有する支柱プレート1と、 前記パラペツトWの頂部に敷設され、その上面
    の隅部には調節ボルト4,4…が立設されたベー
    スプレート6と、 前記支柱プレート1が載置固定されると共に、
    それ自体は前記ベースプレート6上に底面の尖り
    ボス5において点支持状態に載置されており、か
    つ、その隅部に隅部切欠3a,3a,3a,3a
    があり、これを貫通して前記ベースプレート6の
    調節ボルト4,4…が突出していて、これらのボ
    ルト4,4…にナツト9,9…を螺合調節せしめ
    ることにより、前記尖りボス5の下端を支点とし
    て面角度が調節されるチルトプレート3と、 前記各親柱Lのレベルを調節して該当する支柱
    プレート1の立柱2に連結せしめるボルトナツト
    10,10aと、 を包含することを特徴とした屋外手摺構造物。
JP17519283U 1983-11-11 1983-11-11 屋外手摺構造物 Granted JPS6082038U (ja)

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JP17519283U JPS6082038U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 屋外手摺構造物

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JP17519283U JPS6082038U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 屋外手摺構造物

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JPS6082038U JPS6082038U (ja) 1985-06-06
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JPS62253856A (ja) * 1986-04-25 1987-11-05 株式会社ツヅキ 笠木取付方法
JPS634163A (ja) * 1986-06-24 1988-01-09 ワイケイケイ株式会社 手摺り支柱等の支柱下端部の排水装置
JPS634162A (ja) * 1986-06-24 1988-01-09 ワイケイケイ株式会社 手摺り支柱等の支柱下端部の排水装置

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