JPH04292651A - 液晶性ポリエステル樹脂組成物、その製造方法およびその成形品 - Google Patents

液晶性ポリエステル樹脂組成物、その製造方法およびその成形品

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JPH04292651A
JPH04292651A JP5733191A JP5733191A JPH04292651A JP H04292651 A JPH04292651 A JP H04292651A JP 5733191 A JP5733191 A JP 5733191A JP 5733191 A JP5733191 A JP 5733191A JP H04292651 A JPH04292651 A JP H04292651A
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crystalline polyester
polyester resin
iii
structural unit
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Toru Yamanaka
亨 山中
Masaru Okamoto
勝 岡本
Shunei Inoue
井上 俊英
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性、成形性、機械的
特性、表面外観に優れ、とりわけ異方性の小さい機械的
特性を有する成形品を与え得る液晶性ポリエステル樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年プラスチックの高性能化に対する要
求がますます高まり、種々の新規性能を有するポリマが
数多く開発され、市場に供されているが、なかでも特に
分子鎖の平行な配列を特徴とする光学異方性の液晶ポリ
マが優れた機械的性質を有する点で注目されている。
【0003】異方性溶融相を形成する液晶ポリマとして
はたとえばp−ヒドロキシ安息香酸にポリエチレンテレ
フタレートを共重合した液晶ポリマ(特開昭49−72
393号公報)、p−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸を共重合した液晶ポリマ(特開昭
54−77691号公報)、またp−ヒドロキシ安息香
酸に4,4´−ジヒドロキシビフェニルとテレフタル酸
、イソフタル酸を共重合した液晶ポリマ(特公昭57−
24407号公報)などが知られている。
【0004】また、液晶ポリマの耐熱性と機械的強度を
向上させる目的でガラス繊維を配合することが知られて
いる。さらに、液晶ポリマの寸法精度を向上させる目的
で重量平均繊維径0.15〜0.60mmのガラス繊維
を配合することが知られている(特開昭63−1014
48号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この液
晶ポリマとしてこれまで知られているものは荷重たわみ
温度が190℃未満と低く耐熱性が不十分であったり、
荷重たわみ温度は190℃以上と耐熱性は良好であるが
液晶開始温度が高すぎて400℃以上でないと成形でき
ず溶融粘度も高いなど耐熱性と成形性のバランスの有し
た液晶ポリマを得ることは困難であった。
【0006】また、液晶ポリマにガラス繊維を配合する
ことにより機械的強度、耐熱性は向上するが成形性が低
下したり、成形品の表面外観が不良になるなどの問題が
あった。
【0007】また、このような光学異方性を有する液晶
ポリマの成形品はウェルド部の強度が低い、機械的特性
の異方性が大きいなどという問題を有しており、これら
液晶ポリマにガラス繊維を配合した場合も、ウェルド部
の強度や、機械的特性の異方性が十分改良されたとは言
えないことが分かった。
【0008】よって本発明は上記の問題を解決し、耐熱
性、成形性、高温時の機械的特性に優れ、とりわけ液晶
性ポリマに特有のウェルド部強度や機械的特性の異方性
が改良された液晶性ポリエステル樹脂組成物を得ること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、下記構造単位(I)
、(II)、(III )、(IV)からなる液晶性ポ
リエステル樹脂(A)100重量部に対して、平均繊維
径が3〜15μmのガラス繊維(B)5〜200重量部
を充填してなり、該組成物中のガラス繊維の数平均繊維
長が0.12〜0.25mm、かつ重量平均繊維長が0
.25〜0.60mmである液晶性ポリエステル樹脂組
成物および、
【0011】
【化6】
【0012】(ただし、式中のR1 は
【0013】
【化7】
【0014】から選ばれた1種以上の基を、R2 は

0015】
【化8】
【0016】から選ばれた1種以上の基を示す。また式
中のXは水素原子または塩素原子を示す。)上記記載の
液晶性ポリエステル組成物を成形してなり、該成形品中
のガラス繊維の数平均繊維長0.10〜0.20mm、
かつ重量平均繊維長が0.15〜0.40mmであるこ
とを特徴とする液晶性ポリエステル樹脂成形品を提供す
るものである。
【0017】本発明における液晶性ポリエステル樹脂(
A)の上記構造単位(I)は、p−ヒドロキシ安息香酸
から生成したポリエステルの構造単位を、上記構造単位
(II)は4,4´−ジヒドロキシビフェニルから生成
した構造単位を、上記構造単位(III )は3,3´
,5,5´−テトラメチル−4、4´−ジヒドロキシビ
フェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノン
、フェニルハイドロキノン、2,6−ジヒドロキシナフ
タレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4´−ジ
ヒドロキシジフェニルエーテルおよびエチレングリコー
ルから生成した構造単位を、構造単位(IV)はテレフ
タル酸、イソフタル酸、4,4´−ジフェニルジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン−4,4´−ジカルボン酸、1,
2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4´−
ジカルボン酸および4,4´−ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸から選ばれた一種以上の芳香族ジカルボン酸か
ら生成した構造単位を各々示す。
【0018】構造単位(III )としてはエチレング
リコールまたは2,6−ジヒドロキシナフタレンから生
成した構造単位が好ましく、構造単位(IV)としては
テレフタル酸から生成した構造単位が好ましい。
【0019】本発明における液晶性ポリエステル樹脂(
A)は上記構造単位(I)、(II)、(III )お
よび(IV)からなる共重合体である。
【0020】上記構造単位(I)、(II)、(III
 )および(IV)の共重合量は任意である。しかし、
流動性と耐熱性の点から次の共重合量であることが好ま
しい。すなわち、上記構造単位[(I)+(II)]は
[(I)+(II)+(III )]の60〜95モル
%であることが好ましく、80〜92モル%であること
が特に好ましい。 また、構造単位(III )は[(I)+(II)+(
III )]の40〜5モル%が好ましく、20〜8モ
ル%であることが特に好ましい。また、構造単位(I)
/(II)のモル比は75/25〜95/5が好ましく
、構造単位(IV)は実質的に構造単位[(II)+(
III )]と等モルである。
【0021】さらに、本発明に使用する液晶性ポリエス
テル樹脂(A)として特に好ましい例として具体的に以
下のものが挙げられる。
【0022】すなわち、(i)上記構造単位(III 
)がエチレングリコールから生成した構造単位であり、
構造単位(IV)がテレフタル酸から生成した構造単位
である場合(以下、本発明におけるこのような液晶性ポ
リエステル樹脂を(A−1)と表記する)、
【0023】
【化9】
【0024】上記構造単位[(I)+(II)]は[(
I)+(II)+(III )]の60〜95モル%で
あることが好ましく、80〜93モル%であることがよ
り好ましい。また、構造単位(III )は[(I)+
(II)+(III )]の40〜5モル%が好ましく
、20〜7モル%であることが特に好ましい。また、構
造単位(I)/(II)のモル比は75/25〜93/
7が好ましく、85/15〜92/8がより好ましい。 さらに、構造単位(IV)は実質的に構造単位[(II
)+(III )]と等モルである。
【0025】(ii)上記構造単位(III )が2,
6−ジヒドロキシナフタレンから生成した構造単位であ
り、構造単位(IV)がテレフタル酸から生成した構造
単位である場合(以下、本発明におけるこのような液晶
性ポリエステル樹脂を(A−2)と表記する)、
【00
26】
【化10】
【0027】上記構造造単位[(I)+(II)]は[
(I)+(II)+(III )]の80〜99モル%
であることが好ましく、88〜98モル%であることが
より好ましい。また、構造単位(III )は[(I)
+(II)+(III )]の20〜1モル%が好まし
く、12〜2モル%であることが特に好ましい。また、
構造単位(I)/(II)のモル比は75/25〜95
/5が好ましく、80/20〜90/10がより好まし
い。さらに、構造単位(II)/(III )のモル比
は90/10〜40/60が好ましく、85/15〜4
5/55がより好ましい。この場合も、構造単位(IV
)は構造単位[(II)+(III )]と実質的に等
モルである。
【0028】(i)、(ii)いずれの場合も上記の好
ましい組成範囲を外れると流動性や耐熱性が損なわれる
傾向がある。
【0029】本発明に使用する液晶性ポリエステル樹脂
(A)の製造方法については特に限定するものではなく
、公知のポリエステルの重縮合方法に準じて製造できる
が特に好ましい液晶性ポリエステル樹脂(A−1)は1
)の方法で、(A−2)は2)の方法で製造するのが好
ましい。
【0030】1)  p−ヒドロキシ安息香酸、4、4
´−ジヒドロキシビフェニルと無水酢酸およびテレフタ
ル酸とポリエチレンテレフタレートポリマ、オリゴマ、
またはビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート
を反応させ、溶融状態で脱酢酸重合によって製造する方
法。
【0031】2)  p−ヒドロキシ安息香酸、4、4
´−ジヒドロキシビフェニルと無水酢酸、2,6−ジア
セトキシナフタレンおよびテレフタル酸を反応させ、溶
融状態で脱酢酸重合によって製造する方法。
【0032】これらの重縮合反応は無触媒でも進行する
が、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸ナトリ
ウムおよび酢酸カリウム、三酸化アンチモン、金属マグ
ネシウム等の金属化合物を添加した方が好ましいときも
ある。
【0033】かくして得られる、本発明に使用する特に
好ましい液晶性ポリエステル樹脂(A−1)の融点(T
m,℃)は下記(1)式を、(A−2)の融点(Tm,
℃)は下記(2)式を満足するものが好ましい。
【0034】 |Tm+5.89x−385.5|<10  …(1)
|Tm+7.70x−374.4|<10  …(2)
ここに(1)および(2)式中のxは構造単位(III
 )の[(I)+(II)+(III )]に対する割
合(モル%)を示す。
【0035】本発明に使用する特に好ましい液晶性ポリ
エステル樹脂(A−1)、(A−2)において構造単位
(I)〜(IV)の組成比が上記の条件を満足し、上記
(1)および(2)式の融点を満足する場合にはポリマ
の組成分布、ランダム性が好ましい状態になり、流動性
、成形品の耐熱性および機械特性のバランスが極めて優
れたものとなり、高温時でもポリマの分解がほとんど起
こらず好ましいものとなる。ここで、融点(Tm)とは
示差走査熱量計により、昇温速度20℃/分で測定した
際に観測される吸熱ピーク温度、後述のTm2 を指す
【0036】また、前述の示差熱量測定においては、重
合を完了したポリマを室温から融点以上の温度まで20
℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク
温度(以下Tm1 と略す)と、Tm1 の観測後Tm
1 +20℃の温度で5分間保持した後20℃/分の降
温条件で室温まで一旦冷却した後、再度20℃/分の昇
温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(以下
Tm2 と略す)の間に|Tm1 −Tm2 |≦10
℃の関係があるのが好ましく、|Tm1 −Tm2 |
≦6℃がより好ましい。この温度差が10℃以下の場合
に、ポリマの構造が均一な状態であるといえる。
【0037】また、本発明に使用する液晶性ポリエステ
ル樹脂(A)の対数粘度は、0.1g/dl濃度、60
℃のペンタフルオロフェノール中で測定した値が、0.
8〜10.0dl/gが好ましい。対数粘度の値が0.
8dl/g未満では機械的特性が不十分であり、10.
0dl/gを越える場合は流動性が損なわれるためいず
れの場合も好ましくない傾向がある。また、特に好まし
い液晶性ポリエステル樹脂(A−1)の場合、1.0〜
3.0dl/gが好ましく、1.3〜2.5dl/gが
特に好ましく、液晶性ポリエステル樹脂(A−2)の場
合、3.0〜10.0dl/gが好ましく、3.5〜7
.5dl/gが特に好ましい。
【0038】本発明に使用する液晶性ポリエステル樹脂
(A)の溶融粘度は100〜2,000ポイズが好まし
く、特に100〜1,000ポイズが好ましい。
【0039】なお、この溶融粘度は(融点(Tm)+1
0)℃でずり速度1,000s−1の条件下で高化式フ
ローテスターによって測定した値である。
【0040】なお、本発明で使用する液晶性ポリエステ
ル樹脂(A)を重縮合する際には上記構造単位(I)〜
(IV)を構成する成分以外に3,3´−ジフェニルジ
カルボン酸、2,2´−ジフェニルジカルボン酸などの
芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸、
ヘキサヒドロテレフタル酸などの脂環式ジカルボン酸、
クロルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、4,4
´−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4´−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン等の芳香族ジオール、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂肪族、脂環
式ジオールおよびm−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ヒ
ドロキシナフトエ酸などの芳香族ヒドロキシカルボン酸
、p−アミノフェノール、p−アミノ安息香酸および芳
香族イミド化合物などを本発明の目的を損なわない程度
の少割合の範囲でさらに共重合せしめることができる。
【0041】本発明の液晶性ポリエステル樹脂組成物に
使用するガラス繊維(B)としては、弱アルカリ性のも
のが機械的強度の点ですぐれており、本発明に好ましく
使用できる。
【0042】また、ガラス繊維はエポキシ系、ウレタン
系、アクリル系などの被覆あるいは収束剤で処理されて
いることが好ましく、エポキシ系が特に好ましい。また
シラン系、チタネート系などのカップリング剤、その他
表面処理剤で処理されていることが好ましく、エポキシ
シラン、アミノシラン系のカップリング剤が特に好まし
い。
【0043】本発明の液晶性ポリエステル樹脂組成物の
製造に用いるガラス繊維(B)の平均繊維径は3〜15
μmであり、繊維の長さは30〜104 μmが好まし
く、更に好ましくは1000〜4000μm、充填量は
液晶性ポリエステル100重量部に対して5〜200重
量部、好ましくは10〜100重量部である。ガラス繊
維の平均径が3μm未満では、補強効果が小さく異方性
減少効果が少なく好ましくない。一方、15μmより大
きいと成形性が低下し、表面外観も悪化する上、異方性
減少効果も十分ではなく好ましくない。
【0044】本発明の液晶性ポリエステル樹脂組成物は
上記液晶性ポリエステル樹脂(A)および平均繊維径は
3〜15μmのガラス繊維(B)からなるものであるが
、該組成物中のガラス繊維の数平均繊維長が0.12〜
0.25mm、かつ重量平均繊維長が0.25〜0.6
0mmである必要があり、特に、重量平均繊維長は0.
25〜0.50mmが好ましい。また、該組成物中のガ
ラス繊維の平均アスペクト比は35〜80であるのがよ
り好ましい。ここで言う平均アスペクト比とは該組成物
中のガラス繊維の重量平均繊維長をガラス繊維の平均繊
維径で除した値を意味する。組成物中のガラス繊維の数
平均繊維長が0.12mm未満または、重量平均繊維長
が0.25mm未満の場合、成形品の機械的特性の異方
性が大きく、機械的強度も十分ではなく、数平均繊維長
が0.25mmを越えるかまたは、重量平均繊維長が0
.60mmよりも大きい場合は成形時の流動性や成形品
の外観が損なわれるため、いずれの場合も好ましくない
【0045】本発明の液晶性ポリエステル組成物にはさ
らにガラス繊維以外の充填剤を含有させることも可能で
ある。
【0046】本発明に用いることができる充填剤として
は炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、チタン酸カリウム
繊維、石コウ繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、スチー
ル繊維、セラミックス繊維、ボロンウイスカ繊維、マイ
カ、タルク、シリカ、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、
ガラスフレーク、ガラスマイクロバルーン、クレー、ワ
ラステナイト、酸化チタン等の繊維状、粉状、粒状ある
いは板状の無機フィラーが挙げられる。
【0047】更に、本発明の組成物には、本発明の目的
を損なわない程度の範囲で、酸化防止剤および熱安定剤
(たとえばヒンダードフェノール、ヒドロキノン、ホス
ファイト類およびこれらの置換体など)、紫外線吸収剤
(たとえばレゾルシノール、サリシレート、ベンゾトリ
アゾール、ベンゾフェノンなど)、滑剤および離型剤(
モンタン酸およびその塩、そのエステル、そのハーフエ
ステル、ステアリルアルコール、ステアラミドおよびポ
リエチレンワックスなど)、染料(たとえばニグロシン
など)および顔料(たとえば硫化カドミウム、フタロシ
アニン、カーボンブラックなど)を含む着色剤、可塑剤
、帯電防止剤、難燃剤などの通常の添加剤や他の熱可塑
性樹脂を添加して、所定の特性を付与することができる
【0048】本発明の液晶性ポリエステル樹脂組成物の
製造には公知の溶融混練技術を適用することも可能では
あるが、本発明の液晶性ポリエステル組成物は前記した
如く、特定範囲の数平均繊維長および重量平均繊維長を
有する必要があるため、通常の単純な押出技術では目的
とするものを得ることは困難なことが多い。
【0049】例えば、通常の単軸押出機を用い、液晶性
ポリエステル樹脂(A)とガラス繊維(B)を溶融混練
し、組成物とした場合、得られるペレットの形状が安定
しないという問題があり、また、通常の2軸押出機を使
用した場合には組成物中のガラス繊維が前記した特定範
囲の数平均繊維長および重量平均繊維長を満たさない場
合が多いという問題がある。
【0050】本発明の液晶性ポリエステル樹脂組成物の
製造には以下の(イ)〜(ハ)の方法による溶融混練法
を適用することがより好ましい。
【0051】(イ)  液晶性ポリエステル樹脂(A)
とガラス繊維(B)を溶融混練し組成物とする際に、2
軸押出機を使用し、液晶性ポリエステル樹脂(A)、ガ
ラス繊維(B)の順に、逐次かつ連続的に該押出機に供
給する方法により製造する。具体的には、2軸押出機の
原料投入口からノズル部の間の任意の位置にさらに別の
投入口を設け、溶融状態の液晶性ポリエステル樹脂(A
)にガラス繊維(B)が連続的に供給されるようにする
【0052】(ロ)  液晶性ポリエステル樹脂(A)
の融点(Tm)以上融点(Tm)+20℃以下の樹脂温
度で溶融混練して組成物とする。
【0053】(ハ)  押出時に、該2軸押出機のスク
リューアレンジメントやスクリュー回転数を変更したり
、ダイの手前に通過抵抗を与える8〜20メッシュのス
クリーンを取り付けるなどの方法により、溶融混練をお
こなう。
【0054】上記(イ)〜(ハ)の方法の少なくとも1
つを採用することは、本発明の組成物の製造を容易にす
る。従って、本発明の組成物は、かくなる特殊技術によ
り、初めて容易に製造されるということができる。
【0055】かくして得られる本発明の液晶性ポリエス
テル組成物は射出成形、押出成形、ブロー成形などの通
常の成形方法により優れた耐熱性、成形性、機械的特性
、表面外観を有し、とりわけ異方性の小さい機械的特性
を有する三次元成形品、シート、容器、パイプなどに加
工することが可能である。
【0056】本発明の液晶性ポリエステル組成物の優れ
た特性を発現させるためには、成形品中のガラス繊維の
数平均繊維長が0.10mm〜0.20mm、かつ重量
平均繊維長が0.15〜0.40mmであることが好ま
しく、さらに、該成形品中のガラス繊維の平均アスペク
ト比が20〜40であることがより好ましく、このよう
な成形品は特に優れた特性を有する。
【0057】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに説明する
【0058】参考例1 留出管、攪拌翼を備えた反応容器にp−ヒドロキシ安息
香酸(I)994.5重量部、4,4´−ジヒドロキシ
ビフェニル(II)125.7重量部、テレフタル酸1
12.1重量部、固有粘度が約0.6のポリエチレンテ
レフタレート(III )216.2重量部および無水
酢酸960.2重量部を仕込み、次の条件で脱酢酸重合
を行った。
【0059】まず窒素雰囲気下130〜150℃で4時
間反応させた後、2.5時間かけて250℃まで昇温し
、さらに250℃で2.5時間反応を続けた。さらに、
2時間かけて系内温度を320℃まで昇温させた後、1
.5時間で系内を0.3mmHgまで減圧し、さらに3
0分間反応を続け重縮合を完結させた。上記の反応の結
果、ベージュ色の樹脂(a−1)が得られた。
【0060】このポリマの理論構造式は次のとおりであ
り、このポリエステルの元素分析結果は理論値とよい一
致を示した。
【0061】
【化11】
【0062】また、このポリエステルを偏光顕微鏡の試
料台にのせ、昇温して光学異方性の確認を行った結果、
液晶開始温度は294℃であり、良好な光学異方性を示
した。  このポリマの融点をパーキンエルマー社製D
SC−7型を用いて、昇温速度20℃/分の条件で測定
したところ、Tm1 のピーク温度は316℃、Tm2
 のピーク温度は314℃であった。
【0063】なお、このポリマの対数粘度は1.82d
l/gであり、溶融粘度は324℃、ずり速度1000
(1/秒)で520ポイズと流動性が極めて良好であっ
た。
【0064】参考例2 留出管、攪拌機を備えた反応容器にp−ヒドロキシ安息
香酸994重量部、4,4´−ジヒドロキシビフェニル
223重量部、2,6−ジアセトキシナフタレン147
重量部、テレフタル酸299重量部および無水酢酸10
77重量部を仕込み、次の条件で脱酢酸重合を行った。
【0065】まず、窒素ガス雰囲気下に100〜250
℃で6時間、250〜330℃で2.0時間反応させた
後、330℃、2時間で0.5mmHgに減圧し、さら
に1.5時間反応させ、重縮合を完結させたところ、ほ
ぼ理論量の酢酸が留出し下記の理論構造式を有するベー
ジュ色の樹脂(a−2)を得た。
【0066】
【化12】
【0067】このポリマの融点をパーキンエルマー社製
DSC−7型を用いて、昇温速度20℃/分の条件で測
定したところ、Tm1 のピーク温度は326℃、Tm
2 のピーク温度は323℃であった。
【0068】なお、このポリマの対数粘度は4.86d
l/gであり、溶融粘度は333℃、ずり速度1000
(1/秒)で460ポイズと流動性が極めて良好であっ
た。
【0069】参考例3 p−アセトキシ安息香酸1296重量部、6−アセトキ
シ−2−ナフトエ酸414重量部を脱酢酸重合反応させ
、下記理論構造式を有するベージュ色の樹脂(b)を得
た。
【0070】
【化13】
【0071】また、このポリエステルを偏光顕微鏡の試
料台にのせ、昇温して光学異方性の確認を行った結果、
液晶開始温度は296℃であった。
【0072】このポリマの融点をパーキンエルマー社製
DSC−7型を用いて、昇温速度20℃/分の条件で測
定したところ、Tm1 のピーク温度は320℃、Tm
2 のピーク温度は317℃であった。なお、このポリ
マの対数粘度は4.06dl/gであった。
【0073】実施例1 中間添加口を有する30mmφの2軸押出機を用い、ダ
イの手前に通過抵抗を与えるため12メッシュのスクリ
ーンを入れ、押出樹脂温度(実測値)320℃、スクリ
ュー回転数180rpmの条件で、参考例1と同じ方法
で得られた液晶性ポリエステル樹脂(a−1)を押出し
、中間添加口からガラス繊維(10μm径、3mm長チ
ョップドストランド)をポリマ(a−1)100重量部
に対して42重量部となるように連続的に供給し、溶融
混練後ペレタイズした。
【0074】得られた組成物ペレットからポリマ成分を
燃焼させ除去し残存したガラス繊維の重量平均繊維長を
求めた。結果を表1に示す。
【0075】次に得られたペレットを住友ネスタール射
出成形機プロマット(住友重機械工業(株)製)に供し
、シリンダー温度320℃、金型温度90℃の条件で2
mm厚×70mm×70mmの角板を成形した。また、
角板成形品中のガラス繊維の重量平均繊維長を上記と同
様に求めた。
【0076】この角板を流動方向、直角方向に14mm
幅に切り、ひずみ速度1mm/分、スパン間距離40m
mの条件でASTM  D790規格にしたがい曲げ弾
性率の測定を行った。
【0077】また、成形性の評価として上記の成形機を
用いて射出速度99%、射出圧力500kgf /cm
2 の条件で0.5mm厚×12.7mm幅の試験片の
流動長さ(棒流動長)を求めた。その結果を表2に示す
【0078】実施例2〜3、比較例1〜4参考例1また
は2の方法で得られた液晶性ポリエステル樹脂(a−1
)または(a−2)を用い、実施例1と同じ30mmφ
2軸押出機を使用し、表1に示す押出条件でガラス繊維
(10μm径および6μm径、3mm長チョップドスト
ランド)を配合し、溶融混練後ペレタイズした。さらに
、実施例1と同じ射出成形機に供し、表2に示す成形条
件で実施例1と同様の成形を行い、評価を行った。また
、組成物ペレットおよび角板成形品中のガラス繊維の重
量平均繊維長を実施例1と同様に求めた。組成物中のガ
ラス繊維長については表1に、成形品の評価結果につい
ては表2に示す。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】表1に示すごとく、組成物中のガラス繊維
の重量平均繊維長が0.60mmを越えた比較例1の組
成物は成形流動性および成形品外観が損なわれることが
分かった。また、組成物中のガラス繊維の重量平均繊維
長が0.25mm未満の比較例2、3および4の組成物
は、本発明の組成物に比べ、機械的特性の異方性が大き
いことが分かる。
【0082】比較例5 参考例1の液晶性ポリエステル樹脂(a−1)100重
量部とガラス繊維(B)(10μm径、3mm長チョッ
プドストランド)42重量部をドライブレンド後40m
mφの単軸押出機に一括して投入し、スクリュー回転数
80rpm、押出樹脂温度330℃の条件で溶融混練を
行い組成物ペレットを得た。この組成物ペレットは形状
が不揃いで、嵩比重が小さく、いわゆる不良品であった
【0083】さらに、この組成物について実施例1と同
じ成形機を用い、シリンダー温度320℃、金型温度9
0℃の条件で2mm厚×70mm×70mmの角板を成
形したが成形品の外観は凹凸があり著しく不良であった
。結果を表1および2にあわせて示す。
【0084】比較例6 参考例3の液晶性ポリエステル樹脂(b)100重量部
とガラス繊維(B)(10μm径、3mm長チョップド
ストランド)42重量部をドライブレンド後40mmφ
の単軸押出機に一括して投入し、スクリュー回転数80
rpm、押出樹脂温度335℃の条件で溶融混練を行い
組成物ペレットを得た。この組成物ペレットは形状が不
揃いで、発泡がみられ、嵩比重が小さく、いわゆる不良
品であった。さらに、この組成物について実施例1と同
じ成形機を用い、シリンダー温度330℃、金型温度9
0℃の条件で2mm厚×70mm×70mmの角板を成
形したが成形品の外観は凹凸があり著しく不良であった
。結果を表1および2にあわせて示す。
【0085】
【発明の効果】本発明の液晶性ポリエステル組成物は、
耐熱性、成形性、機械的特性、表面外観に優れ、とりわ
け異方性の小さい機械的特性を有する成形品を与えるた
め、電気・電子部品など種々の用途に使用することがで
きる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記構造単位(I)、(II)、(I
    II )、(IV)からなる液晶性ポリエステル樹脂(
    A)100重量部に対して、平均繊維径が3〜15μm
    のガラス繊維(B)5〜200重量部を充填してなり、
    該組成物中のガラス繊維の数平均繊維長が0.12〜0
    .25mm、かつ重量平均繊維長が0.25〜0.60
    mmである液晶性ポリエステル樹脂組成物。 【化1】 (ただし、式中のR1 は 【化2】 から選ばれた1種以上の基を、R2 は【化3】 から選ばれた1種以上の基を示す。また式中のXは水素
    原子または塩素原子を示す。)
  2. 【請求項2】  組成物中のガラス繊維(B)の平均ア
    スペクト比が35〜80である請求項1記載の液晶性ポ
    リエステル樹脂組成物(ただし、平均アスペクト比とは
    、組成物中のガラス繊維の重量平均繊維長を平均繊維径
    で除した値を意味する)。
  3. 【請求項3】  液晶性ポリエステル樹脂(A)の上記
    構造単位(III )、(IV)中のR1 、R2 が
    、【化4】 であり、構造単位[(I)+(II)]が[(I)+(
    II)+(III )]の60〜95モル%、構造単位
    (III )が[(I)+(II)+(III )]の
    40〜5モル%、構造単位(I)/(II)のモル比が
    75/25〜95/5であり、かつ融点(Tm,℃)が
    (1)式を満足し、対数粘度が1.0〜3.0dl/g
    である請求項1記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。 |Tm+5.89x−385.5|<10  …(1)
    ここに(1)式中のxは構造単位(III )の[(I
    )+(II)+(III )]に対する割合(モル%)
    を示す。
  4. 【請求項4】  液晶性ポリエステル樹脂(A)の上記
    構造単位(III )、(IV)中のR1 、R2 が
    、【化5】 であり、構造単位[(I)+(II)]が[(I)+(
    II)+(III )]の80〜99モル%、構造単位
    (III )が[(I)+(II)+(III )]の
    20〜1モル%、構造単位(I)/(II)のモル比が
    75/25〜95/5、(II)/(III)のモル比
    が90/10〜40/60であり、かつ融点(Tm,℃
    )が(2)式を満足し、対数粘度が3.0〜10.0d
    l/gである請求項1記載の液晶性ポリエステル樹脂組
    成物。 |Tm+7.70x−374.4|<10…(2)ここ
    に(2)式中のxは構造単位(III )の[(I)+
    (II)+(III )]に対する割合(モル%)を示
    す。
  5. 【請求項5】  液晶性ポリエステル樹脂(A)の、融
    点(Tm)+10℃の温度、剪断速度1000s−1で
    測定した溶融粘度が100〜1000ポイズである請求
    項1記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。
  6. 【請求項6】  液晶性ポリエステル樹脂(A)とガラ
    ス繊維(B)を2軸押出機を用い、該液晶性ポリエステ
    ル樹脂(A)の融点(Tm)以上融点(Tm)+20℃
    以下の樹脂温度で溶融混練することにより製造された、
    請求項1記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。
  7. 【請求項7】  液晶性ポリエステル樹脂(A)とガラ
    ス繊維(B)を2軸押出機を用い溶融混練する際に、液
    晶性ポリエステル樹脂(A)、ガラス繊維(B)の順に
    逐次かつ連続的に該押出機に供給することにより製造さ
    れた請求項6記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。
  8. 【請求項8】  請求項1記載の液晶性ポリエステル組
    成物を成形してなり、該成形品中のガラス繊維の数平均
    繊維長が0.10〜0.20mm、かつ重量平均繊維長
    が0.15〜0.40mmである液晶性ポリエステル樹
    脂成形品。
  9. 【請求項9】  請求項1記載の液晶性ポリエステル組
    成物を成形してなり、該成形品中のガラス繊維の平均ア
    スペクト比が20〜40である液晶性ポリエステル樹脂
    成形品。
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