JPH04282187A - 刺繍ミシンのブロックデータ処理方法 - Google Patents

刺繍ミシンのブロックデータ処理方法

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JPH04282187A
JPH04282187A JP7395491A JP7395491A JPH04282187A JP H04282187 A JPH04282187 A JP H04282187A JP 7395491 A JP7395491 A JP 7395491A JP 7395491 A JP7395491 A JP 7395491A JP H04282187 A JPH04282187 A JP H04282187A
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Fumiaki Asano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は模様を構成する複数のブ
ロックのデータを処理する方法に関するものであり、特
に、直線部と曲線部とから成る模様を構成するブロック
のデータ処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】模様に刺繍を施す場合、模様を複数の四
角形のブロック(2個の頂点が重なって三角形を成すブ
ロックも含む)により構成することがある。このように
すれば、例えば、模様を規定する複数の辺のうちの2本
の辺を少なくとも1個の縫目から成る縫目線で互につな
ぐ刺繍を行う場合、ブロック毎に刺繍を行うことにより
見映良く縫目を形成することができる。四角形のブロッ
クは2本ずつの主辺と副辺とによって画定され、副辺を
共有する状態で並ぶことにより一つの模様を形成し、ブ
ロック毎に2本の主辺を交互に縫目線でつなげば、縫目
線が模様の長手方向に対してほぼ直交して形成される。 そのため、模様全体の互につながれる2本の辺の長さが
相当異なる場合や模様が屈曲している場合等でも、縫目
線が著しく斜めになることはなく、見映良く縫目を形成
することができるのである。このように模様を複数のブ
ロックにより構成するとき、ブロックは、それらにより
構成される模様の輪郭線が模様を滑らかに規定する理想
輪郭線に近づくように設定することが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブロッ
クが4辺がいずれも直線である四角形を成し、模様が直
線部と曲線部とから成る場合、曲線部に見映良く縫目を
形成することができない場合がある。曲線部を滑らかに
規定する理想輪郭線は曲線であるが、ブロックが四角形
の場合、その辺と理想輪郭線とが一致しないからであり
、特に、模様を拡大して刺繍を施す場合、この不一致が
拡大されて見映良く刺繍を施すことができない。本発明
は、上記の場合のように、模様の直線部を構成するブロ
ックのデータと曲線部を構成するブロックのデータとが
混在することに基づく不都合の発生を回避することがで
きるブロックデータ処理方法を提供することを課題とし
て為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、上記の
課題を解決するために、(a)模様を構成する複数のブ
ロックをそれぞれ規定するブロックデータを記憶手段に
記憶させるステップと、(b)複数のブロックデータを
、模様の直線部を構成するブロックデータと曲線部を構
成するブロックデータとに分けるステップとを含むこと
にある。
【0005】
【作用】このように複数のブロックをそれぞれ規定する
ブロックデータが模様の直線部を構成するデータと曲線
部を構成するデータとに分ければ、直線部を構成するブ
ロックのデータと曲線部を構成するブロックのデータと
について異なる処理を行うことができる。例えば、模様
を拡大して刺繍を施す場合には、曲線部を構成するブロ
ックのデータを、直線により輪郭を規定するデータから
曲線により輪郭を規定するデータに変更し、あるいはブ
ロックの数を増すなど、ブロックにより構成される模様
の輪郭線が模様の理想輪郭線に近づくデータとすること
ができ、それにより刺繍を見映良く行うことが可能とな
るのである。
【0006】
【発明の効果】このように本発明の方法によれば、模様
の曲線部を構成するデータと直線部を構成するデータと
が混在する場合に発生する不都合を回避することが可能
となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2において10はミシンテーブルであり
、このミシンテーブル10上にはベッド12およびミシ
ン機枠14が設けられている。ミシン機枠14は、ベッ
ド12から立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部16
の上端から片持ち状にかつベッド12にほぼ平行に延び
る上方アーム18とから成る。このミシン機枠14には
、針棒22が針棒台(図示省略)により上下方向に移動
可能に取り付けられ、その下端部に縫針24が固定され
ている。針棒22は針棒抱き等を介してミシンモータ2
6(図3参照)に接続されており、ミシンモータ26の
駆動によって針棒22および縫針24が上下往復運動さ
せられる。ベッド12の上面には開口が形成されている
。この開口は針板30によって塞がれているが、針板3
0には針孔38が形成されており、縫針24はこの針孔
38から針板30の下方へ突入し、図示しない釜と協力
して縫目を形成する。
【0008】また、ミシンテーブル10,ベッド12上
には、刺繍枠42がミシンの左右方向であるX軸方向と
、前後方向であるY軸方向とに移動可能に取り付けられ
ている。刺繍枠42は円環状の外枠44と、外枠44の
内側に嵌められる内枠46とを有し、それら枠44,4
6により加工布を保持する。外枠44にはX軸方向に延
び出すスライド部48が形成され、ミシンテーブル10
上にY軸方向に設けられた一対のガイドパイプ50に摺
動可能に嵌合されている。これらガイドパイプ50の両
端部は支持台52,54によって支持されている。一方
の支持台52は、送りねじ56,X軸送りモータ58に
よってX軸方向に移動させられるようになっており、他
方の支持台54はミシンテーブル10の上面から離間さ
せられている。これらスライド部48,支持台52,5
4には一対の無端のワイヤ60が係合せられており、ワ
イヤ60が回転伝達軸62,Y軸送りモータ64によっ
て移動させられることによりスライド部48がY軸方向
に移動させられる。刺繍枠42は、支持台52のX軸方
向の移動とスライド部48のY軸方向の移動とによって
水平面内の任意の位置に移動させられるのであり、この
移動と縫針24の上下動とによって加工布に刺繍が施さ
れる。
【0009】本ミシンは、制御装置70によって制御さ
れる。制御装置70は、図3に示すように、CPU72
,ROM74,RAM76およびバス78等を含むコン
ピュータを主体とするものである。バス78には入力イ
ンタフェース80が接続され、入力インタフェース80
にはキーボード82,外部記憶装置84が接続されてい
る。キーボード82は、刺繍を施す模様,糸密度,複数
のブロックの縫い順等を入力するものであり、アルファ
ベット,数字,記号,カナ等刺繍模様を指示するキーを
始めとし、データの入力に必要な種々のキーが設けられ
ている。また、外部記憶装置84には刺繍を施す模様の
輪郭を規定する輪郭データが記憶されている。模様の輪
郭は、座標群,ベクトル,式等により規定される。
【0010】バス78にはまた出力インタフェース10
0が接続され、出力インタフェース100にはモータ駆
動回路104,106,108および表示駆動回路11
0を介してミシンモータ26,X軸送りモータ58,Y
軸送りモータ64および表示装置112が接続されてい
る。表示装置112はデータ入力を支援するコメントや
入力されたデータ,刺繍が施される模様の形状等を画面
に表示するものである。また、RAM76には図4に示
すように、ブロックデータエリア116,糸密度データ
エリア118,縫い順データエリア120,第一カウン
タ122および第二カウンタ124等がワーキングエリ
アと共に設けられている。さらに、ROM74には、図
1にフローチャートで示すブロックデータ修正ルーチン
をはじめとし、刺繍を行うために必要な種々のルーチン
が格納されている。
【0011】本実施例において刺繍は、四角形あるいは
三角形を画定する4本あるいは3本の輪郭線素のうちの
2本を交互に縫目でつなぎ、輪郭線素内を縫目で埋める
ことにより行われ、模様は四角形あるいは三角形のブロ
ックに分割されて各ブロック毎に刺繍が行われる。その
ためブロック毎にブロックデータが設定される。ブロッ
クデータは、ブロックの頂点の座標データおよび頂点に
付された番号データを含む。図5に示す四角形のブロッ
ク132の場合には、縫目で互につながれる2本の輪郭
線素134のうちの一方を規定する2個の頂点に1番,
3番の符号が付され、他方の輪郭線素134を規定する
2個の頂点に2番,4番の符号が付される。この際、1
番および2番が刺繍進行方向(模様が縫目で埋められて
いく方向であり、図中矢印で示される)の一方の側に位
置し、3番および4番が他方の側に位置するように番号
データが付される。このようにブロックデータが作成さ
れたブロック132の場合、図6に示すように縫目が形
成される。また、図7に示すブロック136のように三
角形を成す場合には、3個の頂点の1個は2個の頂点が
重なり合ったものであると考えられ、四角形と同様に4
個の頂点があるものとして扱われ、縫目で互につながれ
る2本の輪郭線素138の各頂点に番号データが付され
る。ブロック136には、図8に示すように縫目が形成
される。なお、ブロックを規定する辺のうち、縫目線に
より互につながれる辺を主辺、隣接するブロックの辺と
重なり合う辺を副辺と称する。
【0012】図9に示す模様140のように複数のブロ
ックが並んで形成される模様の場合、先頭のブロックを
規定するために4個の点が必要であるが、それに続くブ
ロックの場合は前のブロックと2点が共通であり、2点
を設定すればブロックを規定することができる。したが
って、先頭のブロックについて作成されたブロックデー
タの座標データには4個の座標が含まれ、それら座標に
1番〜4番の番号データが付されるのに対し、続くブロ
ックについて作成されたブロックデータの座標データに
は2個の座標が含まれ、それら座標には3番,4番の番
号データが付される。
【0013】このように複数のブロックが1列に並んで
成る模様が模様140のように曲線部を含む場合がある
。しかし、ブロックは四角形を成すため、図10に示す
ように、曲線部を滑らかに規定する理想曲線L1 と、
ブロックの主辺との間に隙間が生じ、模様140を拡大
して刺繍を施す場合、理想曲線L1 と主辺との間の隙
間が拡大して見映良く刺繍を行うことができない。その
ため、図1に示すブロックデータ修正ルーチンでは、模
様の曲線部を構成するブロックのブロックデータを修正
し、拡大しても見映良く刺繍を施すことができるブロッ
クデータが得られるようにされている。以下、模様14
0を構成するブロックのデータの修正について説明する
【0014】まず、ステップS1(以下、S1と略記す
る。他のステップについても同じ。)において刺繍すべ
き模様を構成するブロックのデータ群が外部記憶装置8
4から読み込まれる。模様140は第1〜第6ブロック
B1 〜B6 の6個のブロックに分割され、予め外部
記憶装置84に記憶されている。S1では各ブロック毎
に設定されたブロックデータが読み込まれるとともに、
それらブロックの縫い順,糸密度,各ブロックの刺繍開
始点および終了点等のデータが読み込まれてブロックデ
ータエリア116に格納される。また、この際、ワーキ
ングエリアに、直線部構成ブロックフラグをセットする
領域がブロック数分確保される。次いでS2において総
ブロック数Nが6に設定された後、S3において第一カ
ウンタ122のカウント値C1 が1にセットされた後
、S4〜S9が実行され、C1 番目のブロックが模様
140の直線部を構成するブロックであるか、曲線部を
構成するブロックであるかの判定が行われる。
【0015】S4では、C1 番目のブロックが模様1
40の直線部を構成するブロックであるか否かの判定が
行われる。この判定は、C1 番目のブロックが隣接す
る2個のブロックのうち、少なくとも一方のブロックと
共に直線部を構成するか否かにより行われる。C番目の
ブロックの2本の主辺が、(C1 −1)番目のブロッ
クの2本の主辺あるいは(C1 +1)番目のブロック
の2本の主辺と同一直線上にあるか否かが判定され、あ
れば、そのブロックと共に直線部を構成するブロックで
あると判定される。なお、C1 番目のブロックが隣接
する2個のブロックのうち、少なくとも一方のブロック
と共に直線部を構成すれば、直線部構成ブロックである
とするのは、複数のブロックが直線状に連なって成る2
個のブロック群が、各群の端部のブロックにおいて傾い
てつながっている場合、そのつなぎ部のブロックは、本
来、直線部を構成するブロックであるが、異なるブロッ
ク群側に隣接するブロックについてのみ直線を成すか否
かを判定すれば曲線部構成ブロックと判定されてしまう
からである。なお、2本の主辺が一直線上にあるか否か
は、それら主辺の傾きが同じであるか否かによって判定
できるが、傾きが一定範囲内にあれば直線部を構成する
と判定してもよい。
【0016】模様140の場合、1番目のブロックであ
る第1ブロックB1は、第2ブロックB2 のみと隣接
しているため、これらブロックB1 ,B2 の各主辺
が一直線上に位置するか否かが判定される。第1ブロッ
クB1 の両端に番号1,3が付された主辺と、第2ブ
ロックB2 の両端に番号3が付された主辺とは同一直
線上にあり、また、第1ブロックB1 の両端に番号2
,4が付された主辺と、第2ブロックB2 の両端に番
号4が付された主辺とは同一直線上にあるため、S4の
判定はYESとなり、S5においてC1 番目(1番目
)のブロックについて直線部構成ブロックフラグがセッ
トされる。そして、S6においてカウント値C1 が1
増加させられた後、ルーチンの実行はS4に戻る。
【0017】次にS4においては、第2ブロックB2 
が第1,第3ブロックB1 ,B3 の少なくとも一方
と直線状に位置するか否かにより直線部構成ブロックで
あるか否かの判定が行われる。第2ブロックB2 につ
いてはこの判定がYESとなり、S5において第2ブロ
ックB2 について直線部構成ブロックフラグがセット
される。第3ブロックB3 は、第4ブロックB4 に
対して直線的ではないが、第2ブロックB2 に対して
は直線的であるためS4の判定はYESとなり、第3ブ
ロックB3 についても直線部構成ブロックフラグがセ
ットされる。
【0018】第4ブロックB4 の2本の主辺は、隣接
する第3,第5ブロックB3 ,B5 のいずれの主辺
とも同一直線上にない。そのためS4の判定がNOとな
り、S8においてC1 番目のブロックが刺繍進行方向
に細長いか否かにより直線部構成ブロックか否かの判定
が行われる。模様が長い直線部を有する場合、その部分
を1個のブロックとしてまとめて区切ることが多く、細
長いブロックになり易いからであり、細長いか否かは副
辺と主辺との比が設定値より大きいか否かにより判定さ
れる。この判定が行われることにより、隣接する2個の
ブロックのいずれとも直線的ではないが、長く、直線部
構成ブロックとして扱ってよいブロックが曲線部構成ブ
ロックとして処理されることが回避される。第4ブロッ
クB4 は細長いブロックではないためS8の判定はN
Oとなり、S9において直線部構成ブロックフラグがリ
セットされる。
【0019】次に第5ブロックB5 についてS4が実
行され、直線部構成ブロックであるか否かの判定が行わ
れるが、この判定はNOであり、また、細長いブロック
でもないためS8の判定がNOとなり、S9において直
線部構成ブロックフラグがリセットされる。第6ブロッ
クB6 は、隣接するブロックが第5ブロックB5 1
個しかないが、第5ブロックB5 とは直線的ではない
ため、S4の判定はNOとなり、S8において細長いブ
ロックであるか否かの判定が行われる。第6ブロックB
6 は細長いブロックであるためS8の判定はYESと
なり、S5において直線部構成ブロックフラグがセット
される。このように6個のブロックの全部についてそれ
ぞれ直線部構成ブロックであるか曲線部構成ブロックで
あるかが判定され、図11に斜線を施して示す直線部を
構成する部分と、斜線が施されない曲線部を構成する部
分とに分けられる。
【0020】第6ブロックB6 について直線部構成ブ
ロックであるか否かの判定が行われた後にはS7の判定
がYESとなり、S10においてカウント値C1 が1
にセットされ、S11において第二カウンタ124のカ
ウント値C2 が0にセットされる。次いでS12が実
行され、C1 番目のブロックが曲線部構成ブロックで
あるか否かの判定が行われる。この判定は直線部構成ブ
ロックフラグがセットされているか否かにより行われ、
第1ブロックB1 は直線部構成ブロックであるためS
12の判定はNOとなり、S14においてカウント値C
2 が0でないか否かの判定が行われるが、この判定は
NOであり、S17においてカウント値C1 が1増加
させられる。そして、S18においてカウント値C1 
が総ブロック数Nに1を加えた値であるか否かの判定が
行われる。 この判定が行われる理由は後に述べる。S18の判定は
NOであり、また、S19においてカウント値C1 が
Nに1を加えた値より大きいか否かにより、全部のブロ
ックについて処理が行われたか否かが判定されるが、判
定結果はNOであり、ルーチンの実行はS12に戻る。
【0021】S12では第2ブロックB2 について直
線部構成ブロックであるか否かの判定が行われるが、こ
の判定はNOであり、S14もNOとなり、S18,S
19の実行後、第3ブロックB3 についてS12が実
行される。この場合にもS12の判定はNOとなる。第
4ブロックB4 は曲線部構成ブロックであるためS1
2の判定はYESとなり、S13において第二カウンタ
124のカウント値C2 が1増加させられる。第二カ
ウンタ124は連続する曲線部構成ブロックの数をカウ
ントするものなのである。次いで、S17においてカウ
ント値C1 が1増加させられ、次に第5ブロックB5
 についてS12の判定が行われる。第5ブロックB5
 も曲線部構成ブロックであるためS12の判定はYE
Sとなり、カウント値C2 が1増加させられる。
【0022】次に、第6ブロックB6 についてS12
が実行されるとき、第6ブロックB6 は直線部構成ブ
ロックであるため判定はNOとなり、また、この際、カ
ウント値C2 は2であるためS14の判定がYESと
なる。 そして、S15において連続するC2 個の曲線部構成
ブロックの輪郭線が修正される。修正されるのは、(C
1 −C2 (n))番目,(C1 −C2 (n−1
))番目,・・・(C1 −C2 (1))番目のブロ
ックであり、模様140の場合、第4および第5ブロッ
クB4 ,B5 である。輪郭線の修正は、曲線部構成
ブロックが2個連続している場合には、それらブロック
が円環状のブロックを成すように輪郭データが修正され
る。
【0023】2個のブロックの互につながれる2本の主
辺のうち、長い方の主辺を規定する3個の点と、短い方
の主辺を規定する3個の点と、円であることを指示する
データとが組み合わされ、第4,第5ブロックB4 ,
B5について設定されたブロックデータと置き換えられ
る。また、曲線部構成ブロックが3個以上連続する場合
には、それらブロックの主辺のうち、長い方の主辺を規
定する4個以上の点により得られるスプライン曲線およ
び短い方の主辺を規定する4個以上の点により得られる
スプライン曲線がそれら3個以上のブロックを規定する
データとしてブロックデータと置き換えられる。スプラ
イン曲線はよく知られた一般式で表される数次曲線であ
り、4個以上の点が与えられれば一般式の係数が定まっ
て特定の曲線となる。さらに、曲線部構成ブロックが1
個の場合には、ベジエ曲線を規定するデータで置き換え
られる。このように曲線部構成ブロックの輪郭線を修正
すれば、模様140の曲線部は、図12に示すように滑
らかな曲線により規定されることとなる。ブロックの輪
郭が修正されたならばS16においてカウント値C2 
がクリアされる。
【0024】次に、S17においてカウント値C1 が
1増加させられて7とされ、S18の判定がYESとな
ってS14が実行されるが、カウント値C2 はクリア
されているためS14の判定はNOとなる。そして、S
17においてC1 が8とされるため、S18の判定が
NO、S19の判定がYESとなってルーチンの実行が
終了する。S18が実行されるのは次の理由による。模
様140の場合、最後のブロックである第6ブロックB
6 が直線ブロックであるため、そのブロックについて
S12の判定が行われるとき、判定結果がNOとなって
上述のようにS14〜S16が実行され、曲線部構成ブ
ロックの輪郭修正が行われる。しかし、模様を構成する
最後のブロックが曲線部構成ブロックの場合には、S1
8が設けられていなければ、S14〜S16が行われる
ことなくS19の判定がYESとなり、曲線部構成ブロ
ックの輪郭修正が行われることなくルーチンの実行が終
了してしまう。そのため、S18を設け、最後のブロッ
クが曲線部構成ブロックの場合に、そのブロックを含め
て、その前に連なる曲線部構成ブロックについて輪郭修
正が行われるようにされているのである。
【0025】このように本実施例のブロックデータ処理
方法によれば、模様を構成する複数のブロックを直線部
構成ブロックと曲線部構成ブロックとに分け、曲線部構
成ブロックについては、その曲線部を滑らかに規定する
ようにブロックの輪郭データが修正されるのであり、図
13に示すように模様140を拡大して刺繍を施す場合
、ブロックの輪郭線は滑らかな曲線となり、見映良く縫
目が形成される。
【0026】なお、上記実施例においては、曲線部構成
ブロックの輪郭を修正する場合、隣接する直線部構成ブ
ロックの主辺の傾きとは関係なく行われるようになって
いたが、曲線部構成ブロックの輪郭を、隣接する直線部
構成ブロックの主辺が曲線部構成ブロックのブロックの
接線となるように修正したり、あるいは曲線部構成ブロ
ックの輪郭の修正と共に隣接する直線部構成ブロックの
主辺の全部または一部を修正するなど、それら2種類の
ブロックの輪郭がスムーズにつながるようにしてもよい
【0027】また、上記実施例においては、模様を構成
するブロックがいずれも直線の輪郭線により規定される
ものとされていたが、曲線の輪郭線により規定されるブ
ロックと直線の輪郭線により規定されるブロックとが混
在する模様について、直線の輪郭線により規定されるブ
ロックのうち曲線部を構成するものの修正に本発明の方
法を適用することができる。
【0028】さらに、本発明は、直線の輪郭線により規
定されるブロックと、曲線の輪郭線により規定されるブ
ロックとが混在する模様について、両ブロックを分けて
処理する場合に適用することができる。
【0029】また、上記実施例においては、曲線部構成
ブロックの2本の主辺の両方が修正されるようになって
いたが、一方のみ修正してもよい。
【0030】さらにまた、ブロックの副辺の中点を結ぶ
中心線を求め、隣接するブロックの中心線が一直線上に
位置するか否かにより直線部構成ブロックであるか曲線
部構成ブロックであるかを判定するようにしてもよい。
【0031】また、上記実施例において模様140を構
成する6個のブロックB1 〜B6 は、模様140を
分割して成るものとされていたが、本発明は、模様が当
初から四角形(2個の頂点が重なって三角形を成す四角
形も含む)のブロックの集合で構成されている場合のブ
ロックデータの処理にも適用することができる。
【0032】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例であるブロックデータ処
理方法が実施される刺繍データ作成装置を備えた刺繍ミ
シンの制御装置の主体を成すコンピュータのROMに格
納されたブロックデータ修正ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図2】  上記刺繍ミシンを上記刺繍データ作成装置
と共に示す斜視図である。
【図3】  上記制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】  上記コンピュータのRAMの構成を示す概
念図である。
【図5】  上記刺繍データ作成装置により刺繍データ
が作成される模様が分割された四角形のブロックの一例
を示す図である。
【図6】  図5に示すブロックについて形成される縫
目を示す図である。
【図7】  上記刺繍データ作成装置により刺繍データ
が作成される模様が分割された三角形のブロックの一例
を示す図である。
【図8】  図7に示すブロックについて形成される縫
目を示す図である。
【図9】  上記刺繍データ作成装置により刺繍データ
が作成される模様を示す図である。
【図10】  図9に示す模様の曲線部構成ブロックの
輪郭線と理想輪郭曲線との関係を示す図である。
【図11】  図9に示す模様を構成するブロックが直
線部構成ブロックと曲線部構成ブロックとに分けられた
状態を示す図である。
【図12】  図9に示す模様について曲線部を構成す
るブロックの輪郭線を修正して示す図である。
【図13】  図9に示す模様について曲線部構成ブロ
ックの輪郭線が修正され、拡大された状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
70  制御装置 116  ブロックデータエリア 140  模様

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  刺繍ミシンにより刺繍が施されるブロ
    ックのデータを処理する方法であって、模様を構成する
    複数のブロックをそれぞれ規定するブロックデータを記
    憶手段に記憶させるステップと、前記複数のブロックデ
    ータを、前記模様の直線部を構成するブロックデータと
    曲線部を構成するブロックデータとに分けるステップと
    を含むことを特徴とする刺繍ミシンのブロックデータ処
    理方法。
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