JPH04273241A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH04273241A
JPH04273241A JP3446791A JP3446791A JPH04273241A JP H04273241 A JPH04273241 A JP H04273241A JP 3446791 A JP3446791 A JP 3446791A JP 3446791 A JP3446791 A JP 3446791A JP H04273241 A JPH04273241 A JP H04273241A
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JP
Japan
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silver halide
emulsion layer
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JP3446791A
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Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体上にハロゲン化
銀写真感光材料を用いた画像形成方法に関し、更に詳し
くは高コントラストが得られる画像形成方法に関する。
【0002】
【発明の背景】写真製版工程には連続調の原稿を網点画
像に変換する工程が含まれる。この工程には、超硬調の
画像再現をなしうる写真技術として、伝染現像による技
術が用いられてきた。
【0003】伝染現像に用いられるリス型ハロゲン化銀
写真感光材料は、例えば平均粒子径が約0.2μmで粒
子分布が狭く粒子の形も整っていて、かつ塩化銀の含有
率の高い(少なくとも50モル%以上)塩臭化銀乳剤よ
りなる。このリス型ハロゲン化銀写真感光材料を亜硫酸
イオン濃度が低いアルカリ性ハイドロキノン現像液、い
わゆるリス型現像液で処理することにより、高いコント
ラスト、高鮮鋭度、高解像力の画像が得られる。
【0004】しかしながら、これらのリス型現像液は空
気酸化を受けやすいことから保恒性が極めて悪いため、
連続使用の際において現像品質を一定に保つことは難し
い。上記のリス型現像液を使わずに迅速に、かつ高コン
トラストの画像を得る方法が知られている。例えば特開
昭56−106244号等に見られるように、ハロゲン
化銀写真感光材料中にヒドラジン誘導体を含有せしめる
ものである。これらの方法によれば、保恒性が良く、迅
速処理可能な現像液で処理することによっても硬調な画
像が得ることができる。
【0005】しかしながら、これらヒドラジン化合物を
用いる超硬調な画像形成法は伝染現像を強く促進するた
めに、コントラストの強い文字原稿(特に明朝体の細線
)の撮影時に、細い白地となるべき部分まで黒化してし
まい、文字が黒く潰れて判読できなくなってしまうとい
う問題があった。そのため、明朝体の細線に合わせて露
光を少なめにすると、逆にゴチック文字の潰れが悪化す
るという、露光のラチチュードが狭いという問題があっ
た。同様の問題は網点画撮影においても生じ、網点の白
地として抜ける部分まで黒化しやすく、網階調が非常に
短くなる画質上の欠点をもっている。
【0006】この原因はヒドラジン化合物による硬調化
現像の伝染現像が強いため、露光された部分に隣接する
低露光または未露光部分が現像されてしまうことによる
もので、これを防止するため、伝染現像による画像拡大
を抑制する方法、及び画像部の隣接部の現像を抑制する
現像効果を起こす方法(以下ミクロな現像抑制という)
の開発が望まれていた。
【0007】伝染現像性を抑制する方法は、造核剤の添
加量を下げたり、現像液のpHを下げたりすればよいが
、これでは階調が軟調になり、画線の鮮鋭度がなくなり
、実用的に問題がある。また造核現像系において、ミク
ロな現像抑制を付与することが種々検討されたが、未だ
満足できる方法が見いだされていない。
【0008】本発明ではpHを11.0以下にすること
により造核現像のコントロール即ち画像拡大及びミクロ
抑制を行っている。通常pHを11.0以下にするとガ
ンマ8以上の硬調化が起こらないが、特開平2−103
516号、特開平2−108043号、特開平2−11
3238号に開示されているような方法で充分硬調にす
ることができる。しかし、これらのような硬調化剤を含
むハロゲン化銀写真感光材料をpH 11.0未満の現
像液で処理する画像形成方法の場合、経時によって増感
や軟調化や、現像処理後の未露光部に発生する砂状のカ
ブリ、いわゆる黒ポツが劣化するという問題があり、満
足な性能が得られないのが現状である。
【0009】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、高感度で、未露
光部分に発生する黒ポツの増加が防止され、かつ保存安
定性がよく、迅速処理でも超硬調な画像が得られる画像
形成方法を提供することにある。
【0010】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なく
とも1つのハロゲン化銀乳剤層を有し、該乳剤層または
その他の親水性コロイド層中に下記一般式〔H〕で表さ
れるヒドラジン誘導体を含有するハロゲン化銀写真感光
材料を画像露光後pH11.0以下の現像液で処理し、
ガンマが8以上の黒白画像形成方法において、該ハロゲ
ン化銀乳剤がBr含有率90%以上の単分散ハロゲン化
銀粒子からなり、かつ該乳剤層またはその他の親水性コ
ロイド層中に現像促進剤とメルカプト化合物を含有する
ことを特徴とする画像形成方法により達成される。
【0011】
【化2】
【0012】また本発明における現像時間は15秒以下
であることが特徴である。以下、本発明について詳細に
説明する。
【0013】まず、本発明に用いられる一般式〔H〕で
表されるヒドラジン誘導体について説明する。
【0014】式中Aはアリール基、又は硫黄原子又は酸
素原子を少なくとも一つ含む複素環基を表し、Gは−(
O(O))n−、スルホニル基、スルホキシ基、−P(
O)(R)−基、又はイミノメチレン基を表し、nは1
又は2の整数を表し、A1,A2はともに水素原子或は
一方が水素原子で他方が置換もしくは無置換のアルキル
スルホニル基、又は置換もしくは無置換のアシル基を表
し、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アミノ基、カルバモイル基、
オキシカルボニル基又は−O−R3基を表し、R3はア
ルキル基又は飽和複素環基を表す。
【0015】更に下記一般式〔A〕〔B〕であることが
好ましい。
【0016】
【化3】
【0017】式中、Aはアリール基、又は、硫黄原子又
は酸素原子を少なくとも一つ含む複素環基を表し、nは
1又は2の整数を表す。n=1の時、R1及びR2はそ
れぞれ水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、アルコキ
シ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリ
ールオキシ基、又はヘテロ環オキシ基を表し、R1とR
2は窒素原子と共に環を形成してもよい。n=2の時、
R1及びR2はそれぞれ水素原子、アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、アリール基、飽和又は不飽和複
素環基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルケニルオキ
シ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、又はヘ
テロ環オキシ基を表す。ただしn=2の時、R1及びR
2のうち少なくとも一方はアルケニル基、アルキニル基
、飽和複素環基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルケ
ニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基
、又はヘテロ環オキシ基を表すものとする。R3はアル
キニル基又は飽和複素環基を表す。
【0018】一般式〔A〕又は〔B〕で表される化合物
には、式中の−NHNH−の少なくともいずれかのHが
置換基で置換されたものを含む。
【0019】A,R1,R2については更に詳しくは特
開平2−22638号に記載のものと同義である。
【0020】一般式〔A〕及び〔B〕中の−NHNH−
のH、即ちヒドラジンの水素原子は、スルホニル基(例
えばメタンスルホニル、トルエンスルホニル等)、アシ
ル基(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル、エト
キシカルボニル等)、オキザリル基(例えば、エトキザ
リル、ピルボイル等)等の置換基で置換されていてもよ
く、一般式〔A〕及び〔B〕で表される化合物はこのよ
うなものをも含む。
【0021】本発明においてより好ましい化合物は、一
般式〔A〕のn=2の場合の化合物、及び一般式〔B〕
の化合物である。
【0022】一般式〔A〕のn=2の化合物において、
R1及びR2が水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基、アリール基、飽和又は不飽和複素環基、
ヒドロキシ基、又はアルコキシ基であり、かつR1及び
R2のうち少なくとも一方はアルケニル基、アルキニル
基、飽和複素環基、ヒドロキシ基、又はアルコキシ基を
表す化合物が更に好ましい。
【0023】上記一般式〔A〕,〔B〕で表される代表
的な化合物を下記に挙げる。さらに特願平2−3274
02号第20頁〜第58頁記載の下記化合物を除くH1
〜H187、特開平2−170154号第23頁〜第3
2頁に記載されているI−1〜I−45が挙げられる。
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】次に本発明において好ましく用いられる現
像促進剤としては下記一般式〔1〕,〔2〕で表される
化合物である。
【0030】
【化9】
【0031】〔式中、Yは、ハロゲン化銀に吸着する基
を表す。Xは水素原子、炭素原子、窒素原子、酸素原子
から選ばれた原子または原子群よりなる2個の連結基を
表す。Aは2個の連結基を表す。Bはアミノ基、アンモ
ニウム基及び含窒素ヘテロ環を表し、アミノ基は置換さ
れていてもよい。mは1,2または3を表し、nは0ま
たは1を表す。〕
【0032】
【化10】
【0033】〔式中、R1、Rは各々水素原子または脂
肪族残基を表す。R1とR2は互いに結合して環を形成
してもよい。R3は2価の脂肪族基を表す。Xは窒素、
酸素もしくは硫黄原子を含む2価のヘテロ環を表す。n
は0または1を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、4級アンモニウム塩、4級ホスホニウ
ム塩またはアミジノ基を表す。〕以下一般式〔1〕で表
わされる化合物について説明する。
【0034】Yが表わすハロゲン化銀に吸着する基とし
ては含窒素複素環化合物があげられる。
【0035】Yが含窒素複素環化合物を表わす場合は一
般式〔1〕の化合物は下記一般式〔1a〕で表わされる
【0036】
【化11】
【0037】式中、lは0または1を表わし、mは1,
2または3を表わし、nは0または1を表わす。
【0038】〔(X)n−A−B〕mは前記一般式〔2
〕におけるそれと同義であり、Qは炭素原子、窒素原子
、酸素原子、硫黄原子の少なくとも一種の原子から構成
される5または6員の複素環を形成するのに必要な原子
群を表わす。またこの複素環は炭素芳香環または複素芳
香環と縮合していてもよい。
【0039】Qによって形成される複素環としては例え
ばそれぞれ置換または無置換のインダゾール類、ベンズ
イミダゾール類、ベンゾトリアゾール類、ベンズオキサ
ゾール類、ベンズチアゾール類、イミダゾール類、チア
ゾール類、オキサゾール類、トリテゾール類、テトラゾ
ール類、アザインデン類、ピラゾール類、インドール類
、トリアジン類、ピリミジン類、キノリン類等があげら
れる。
【0040】Mは水素原子、アルカリ金属原子(例えば
ナトリウム原子、カリウム原子、等)、アンモニウム基
(例えばトリメチルアンモニウム基、ジメチルベンジル
アンモニウム基、等)、アルカリ条件下でM=Hまたは
アルカリ金属原子となりうる基(例えばアセチル基、シ
アノエチル基、メタンスルホニルエチル基、等)を表わ
す。
【0041】また、これらの複素環はニトロ基、ハロゲ
ン原子(例えば塩素原子、臭素原子、等)、メルカプト
基、シアノ基、それぞれ置換もしくは無置換のアルキル
基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、t−ブチ
ル基、シアノエチル基、メトキシエチル基、メチルチオ
エチル基、等)、アリール基(例えばフエニル基、4−
メタンスルホンアミドフエニル基、4−メチルフエニル
基、3,4−ジクロルフエニル基、ナフチル基、等)、
アルケニル基(例えばアリル基、等)、アラルキル基(
例えばベンジル基、4−メチルベンジル基、フエネチル
基、等)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基、等)、アリールオキシ基(例えばフエノキシ基、4
−メトキシフエノキシ基、等)、アルキルチオ基(例え
ばメチルチオ基、エチルチオ基、メトキシエチルチオ基
)、アリールチオ基(例えばフエニルチオ基)、スルホ
ニル基(例えばメタンスルホニル基、エタンスルホニル
基、p−トルエンスルホニル基、等)、カルバモイル基
(例えば無置換カルバモイル基、メチルカルバモイル基
、フエニルカルバモイル基、等)、スルフアモイル基(
例えば無置換スルフアモイル基、メチルスルフアモイル
基、フエニルスルフアモイル基、等)、カルボンアミド
基(例えばアセトアミド基、ベンズアミド基、等)、ス
ルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド基、ベン
ゼンスルホンアミド基、p−トルエンスルホンアミド基
、等)、アシルオキシ基(例えばアセチルオキシ基、ベ
ンゾイルオキシ基、等)、スルホニルオキシ基(例えば
メタンスルホニルオキシ基、等)、ウレイド基(例えば
無置換のウレイド基、メチルウレイド基、エチルウレイ
ド基、フエニルウレイド基、等)、チオウレイド基(例
えば無置換のチオウレイド基、メチルチオウレイド基、
等)、アシル基(例えばアセチル基、ベンゾイル基、等
)、ヘテロ環基(例えば1−モルホリノ基、1−ピペリ
ジノ基、2−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニ
ル基、1−ピラゾリル基、1−イミダゾリル基、2−テ
トラヒドロフリル基、テトラヒドロチエニル基、等)、
オキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、フ
エノキシカルボニル基、等)、オキシカルボニルアミノ
基(例えばメトキシカルボニルアミノ基、フエノキシカ
ルボニルアミノ基、2−エチルヘキシルオキシカルボニ
ルアミノ基、等)、アミノ基(例えば無置換アミノ基、
ジメチルアミノ基、メトキシエチルアミノ基、アニリノ
基、等)、カルボン酸またはその塩、スルホン酸または
その塩、ヒドロキシ基などで置換されていてもよい。
【0042】Xが表わす2価の連結基としては例えば、
【0043】
【化12】
【0044】等があげられるが、これらの連結基はQと
の間に直鎖または分岐のアルキレン基(例えばメチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレ
ン基、1−メチルエチレン基、等)を介して結合されて
いてもよい。R7、R8、R9、R10、R11、R1
2、R13、R14、R15およびR16は水素原子、
それぞれ置換もしくは無置換のアルキル基(例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、等)、置
換もしくは無置換のアリール基(例えばフエニル基、2
−メチルフエニル基、等)、置換もしくは無置換のアル
ケニル基(例えばプロペニル基、1−メチルビニル基、
等)、または置換もしくは無置換のアラルキル基(例え
ばベンジル基、フエネチル基、等)を表わす。
【0045】Aは2価の連結基を表わし、2価の連結基
としては直鎖または分岐のアルキレン基(例えばメチレ
ン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシ
レン基、1−メチルエチレン基、等)、直鎖または分岐
のアルケニレン基(例えばビニレン基、1−メチルビニ
レン基、等)、直鎖または分岐のアラルキレン基(例え
ばベンジリデン基、等)、アリーレン基(例えばフエニ
レン、ナフチレン、等)等が挙げられる。Aで表わされ
る上記の基はXとAは任意の組合せで更に置換されてい
てもよい。
【0046】Bの置換もしくは無置換のアミノ基は一般
式〔1b〕で表わされるものである。
【0047】
【化13】
【0048】(式中、R11、R12は同一であっても
異なってもよく、各々水素原子、置換もしくは無置換の
炭素数1〜30のアルキル基、アルケニル基またはアラ
ルキル基を表わし、これらの基は直鎖(例えばメチル基
、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−オク
チル基、アリル基、3−プテニル基、ベンジル基、1−
ナフチルメチル基、等)、分岐(例えばisoプロピル
基、t−オクチル基、等)または環状(例えばシクロヘ
キシル基、等)、でもよい。
【0049】又、R11とR12は連結して環を形成し
てもよく、その中に1つまたはそれ以上のヘテロ原子(
例えば酸素原子、硫黄原子、窒素原子など)を含んだ飽
和のヘテロ環を形成するように環化されていてもよく、
例えばピロリジル基、ピペリジル基、モルホリノ基など
を挙げることができる。又、R11、R12の置換基と
しては例えば、カルボキシル基、スルホ基、シアノ基、
ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子
である。)、ヒドロキシ基、炭素数20以下のアルコキ
シカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基フエノキシカルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル基など)、炭素数20以下のアルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基、ベンジルオキシ基、
フエネチルオキシ基など)、炭素数20以下の単環式の
アリールオキシ基(例えばフエノキシ基、p−トリルオ
キシ基など)、炭素数20以下のアシルオキシ基(例え
ばアセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基など)、炭
素数20以下のアシル基(例えばアセチル基、プロピオ
ニル基、ベンゾイル基、メシル基など)、カルバモイル
基(例えばカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモ
イル基、モルホリノカルボニル基、ピペリジノカルボニ
ル基など)、スルフアモイル基(例えばスルフアモイル
基、N,N−ジメチルスルフアモイル基モルホリノスル
ホニル基、ピペリジノスルホニル基など)、炭素数20
以下のアシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、プロ
ピオニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、メシルアミノ
基など)、スルホンアミド基(エチルスルホンアミド基
、p−トルエンスルホンアミド基など)、炭素数20以
下のカルボンアミド基(例えばメチルカルボンアミド基
、フエニルカルボンアミド基など)、炭素数20以下の
ウレイド基(例えばメチルウレイド基、フエニルウレイ
ド基など)、アミノ基などが挙げられる。
【0050】Bのアンモニウム基は一般式〔1c〕で表
わされるものである。
【0051】
【化14】
【0052】(式中、R13、R14、R15は上述の
一般式〔2−b〕におけるR11およびR12と同様の
基であり、Z−はアニオンを表わし、例えばハライドイ
オン(例えばCl−、Br−、I−など)、スルホナー
トイオン(例えばトリフルオロメタンスルホナート、パ
ラトルエンスルホナート、ベンゼンスルホナート、パラ
クロロベンゼンスルホナートなど)、スルフアトイオン
(例えばエチルスルフアート、メチルスルフアートなど
)、パークロラート、テトラフルオロボラートなどが挙
げられる。pは0または1を表わし、化合物が分子内塩
を形成する場合は0である。)Bの含窒素ヘテロ環は、
少なくとも1つ以上の窒素原子を含んだ5または6員環
であり、それらの環は置換基を有していてもよく、また
他の環と縮合していてもよい。含窒素ヘテロ環としては
例えばイミダゾリル基、ピリジル基、チアゾリル基など
が挙げられる。
【0053】一般式〔1〕のうち好ましいものとしては
、下記一般式〔1m〕、〔1n〕、〔1o〕または〔1
p〕で表わされる化合物が挙げられる。
【0054】
【化15】
【0055】(式中、−(X)n−A−B、M、mは前
記一般式〔1a〕のそれと同義である。Z1、Z2およ
びZ3は前記一般式〔1a〕における−(X)n−A−
Bと同義であるか、又はハロゲン原子、炭素数20以下
のアルコキシ基(例えばメトキシ基)、ヒドロキシ基、
ヒドロキシアミノ基、置換および未置換のアミノ基を表
わし、その置換基としては前記一般式〔1b〕における
R11、R12の置換基の中から選ぶことができる。但
しZ1、Z2及びZ3の内の少なくとも1つは−(X)
n−A−Bと同義である。
【0056】またこれら複素環は一般式〔1〕の複素環
に適用される置換基で置換されてもよい。
【0057】一般式〔1〕で表わされる化合物の具体例
を下記に挙げる。尚この他に特開昭2−103536第
(12)頁〜第(13)頁記載のII−1〜II−19
のうち下記化合物を除くものが使用できる。
【0058】
【化16】
【0059】
【化17】
【0060】次に一般式〔2〕においてR1、R2の脂
肪族残基としては、各々炭素1〜12のアルキル基、ア
ルケニル基およびアルキニル基が好ましくそれぞれ適当
な基で置換されていてもよい。アルキル基としては、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、se
c−ブチル基、シクロヘキシル基などである。アルケニ
ル基としては例えばアリル基、2−ブテニル基、2−ヘ
キセニル基、2−オクテニル基などである。アルキル基
としては例えばプロパルギル基、2−ペンチニル基など
がある。置換基としては、フエニル基、置換フエニル基
、アルコキシ基、アルキルチオ基、ヒドロキシ基、カル
ボキシル基。スルホ基、アルキルアミノ基、アミド基等
である。
【0061】
【化18】
【0062】R1とR2として特に好ましいものは炭素
原子数1〜3のアルキル基で更に好ましくはエチル基で
ある。
【0063】R3の二価の脂肪族基としては−R4−又
は−R4S−が好ましい。ここでR4は二価の脂肪族残
基で、好ましくは炭素数1〜6の飽和及び不飽和のもの
で、例えば−CH2−、−CH2CH2−、−(CH2
)3−、−(CH2)4−、−(CH2)6−、−CH
2CH=CHCH2−、−CH2C≡CCH2−、−C
H2CH(CH3)CH2−などである。
【0064】R4の好ましい炭素数としては2〜4のも
ので、R4としてさらに好ましくは−CH2CH2−及
び−CH2CH2CH2である。なお(X)nのnが0
のときのR3は−R4−だけを表わす。
【0065】Xのヘテロ環としては、窒素、酸素又は硫
黄を含む5及び6員のヘテロ環でベンゼン環に縮合して
いてもよい。ヘテロ環として好ましくは芳香族のもので
例えば、テトラゾール、トリアゾール、チアジアゾール
、オキサジアゾール、イミダゾール、チアゾール、オキ
サゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベ
ンズオキサゾールなどである。このうち特にテトラゾー
ルとチアジアゾールが好ましい。
【0066】Mのアルカリ金属としては、Na+、K+
、Li+などがある。
【0067】アルカリ土類金属としては、Ca++、M
g++、などがある。
【0068】Mの四級アンモニウム塩としては、炭素数
4〜30からなるもので、例えば(CH3)4N+、(
C2H5)4N+、(C4H9)4N+、C6H5CH
2N+(CH3)3、C16H33N+(CH3)3な
どである。四級ホスホニウム塩としては、(C4H9)
4P+、C16H3P+(CH3)3、C6H5CH2
P+(CH3)などである。
【0069】一般式〔2〕で表わされる化合物の無機酸
塩としては例えば塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩などがあり
、有機酸塩としては酢酸塩、プロピオン酸塩、メタンス
ルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスル
ホン酸塩などがある。
【0070】一般式〔2〕で表わされる具体例を下記に
挙げる。さらには特開平2−103536第(14)頁
〜第(15)頁記載のIII−1〜III−22のうち
下記化合物を除くものを用いることができる。
【0071】
【化19】
【0072】次に本発明に用いられるメルカプト化合物
は下記一般式〔3〕で表される化合物が好ましく用いら
れる。
【0073】
【化20】
【0074】式中、Mは水素原子、−NH4基又はアル
カリ金属を表し、Rは水素原子、アルキル基又はアリー
ル基を表す。該アルキル基は好ましくは炭素数1〜8の
もの(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシ
ル基、オクチル基)であり、該アリール基は好ましくは
炭素数6〜10のもの(例えばフェニル基、ナフチル基
)である。
【0075】Zは置換基を有してもよい5員の複素環を
形成するに必要な原子群又はベンゼン環と縮合した5員
の複素環を形成するに必要な原子群を表す。該5員の複
素環としてはイミダゾール環、トリアゾール環、テトラ
ゾール環などが好ましく、該複素環の置換器としては炭
素数1〜8のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、ヘキシル基、オクチル基など)や炭素数6
〜10のアリール基(例えばフェニル基、ナフチル基)
が好ましい。前記ベンゼン環に縮合した5員の複素環と
してはベンズイミダゾール基が好ましい。
【0076】一般式〔3〕で表される化合物は該式中の
少なくとも1個の炭素原子がカルボキシ基若しくはその
塩、カルバモイル基(−CONH2)、ヒドロキシ基、
スルホ基若しくはその塩、アミノ基(−NH2)、又は
低級アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜3のもの、例
えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基で置換され
ているものが好ましい。この中でも特にカルボキシ基若
しくはその塩、スルホ基若しくはその塩が好ましい。
【0077】一般式〔3〕で表される化合物の中でも次
の一般式〔4〕又は一般式〔5〕で表される化合物が特
に好ましい。
【0078】
【化21】
【0079】式中R2は前記したアルキル基(好ましく
は炭素数1〜8のもの)又は前記したアリール基(好ま
しくは炭素数6〜10のもの)を表し、好ましくは水溶
性基で置換されている。水溶性基としてはカルボキシ基
若しくはその塩、カルバモイル基、ヒドロキシ基、スル
ホ基若しくはその塩又はアミノ基が好ましく、中でもカ
ルボキシ基若しくはその塩、スルホ基若しくはその塩が
特に好ましい。
【0080】
【化22】
【0081】式中R3、R4は各々水素原子、ハロゲン
原子又は前記した水溶性基を表す。ただし、R3とR4
の少なくとも一方は水溶性基であることが好ましい。水
溶性基としてはカルボキシ基若しくはその塩、カルバモ
イル基、ヒドロキシ基、スルホ基若しくはその塩、アミ
ノ基又は低級アルコキシ基があり、中でもカルボキシ基
若しくはその塩、スルホ基若しくはその塩が特に好まし
い。
【0082】一般式〔4〕と〔5〕の中では一般式〔5
〕で表される化合物の効果かより大きい。
【0083】次に本発明の一般式〔3〕で表される化合
物の具体例としては下記のものが挙げられる。さらに、
特願昭64−135332号第16頁〜第19頁記載の
(1)〜(21)のうち下記のものを除く化合物を用い
ることができるが、本発明はこれらに限定されない。
【0084】
【化23】
【0085】これら一般式〔3〕で表される化合物は公
知であり、また例えば特公昭42−21842号、特開
昭53−50169号各公報;英国特許第127570
1号明細書;D. A. Berges etal、“
Journal of Heterocyclic C
hemistry”、第15巻981頁(1978年)
;“The Chemstry of Heteroc
yclic Compounds”、Imidazol
e andDerivertives part I、
336〜339頁及び384頁;E.Hoggarth
、“Journal of Chemical Soc
iety” 1949年巻、1160〜1167頁;な
どに記載の方法及びそれに準じた方法によって容易に合
成できる。  一般式〔3〕で表される化合物はハロゲ
ン化銀乳剤層又はその隣接層に添加される。添加時期は
好ましくは各層の塗布前であるが塗布後に該化合物の溶
液を塗布層に含浸させるなどの手段をとることもできる
【0086】前記一般式〔3〕で表される化合物は好ま
しくは銀1モル当り1.0×10−4モル乃至6×10
−3モル、特に好ましくは5×10−4モル乃至5.2
×10−3モルの範囲で使用する。
【0087】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
用いるハロゲン化銀は、臭化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、
塩沃臭化銀が好ましく、Br含有率が90モル%以上で
あって、粒子サイズ分布が95%の粒子が数平均粒子サ
イズの±60%以内、好ましくは±40%以内のサイズ
に入る単分散乳剤であることが好ましい。
【0088】本発明のハロゲン化銀は例えばT.H.J
ames著”The Theory of the P
hotographicProcess”第4版、Ma
cmillan社刊(1977年)88〜104頁等の
文献に記載されている公知の方法を用いて調製すること
ができる。その他、本発明の感光材料には当業界公知の
増感法等、各種技術、添加剤を用いることができる。添
加剤については、例えばリサーチディスクロージャー第
176巻Item17643(1978年12月)及び
同187巻Item18716(1979年11月)に
記載されている。
【0089】本発明に用いる支持体としては、例えばバ
ライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン合成紙
、ガラス板、セルロースアセテート、セルロースナイト
レート、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフ
ィルム等が代表的なものとして包含される。これらの支
持体は、それぞれハロゲン化銀写真感光材料の使用目的
に応じて適宜選択される。
【0090】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
現像に用いられる現像主薬としては特別な制限はないが
、良好な網点品質を得易い点でジヒドロキシベンゼン類
と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組み合わせまた
はジヒドロキシベンゼン類とp−アミノフェノール類の
組み合わせが好ましい。詳しくはT.H.ジェームス著
ザ・セオリィ・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス
第4版(The Theory of Photogr
aphic Process Fourth Edit
ion)第291〜334頁及びジャーナル・オブ・ジ
・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(Journal
 of the American Chemical
 Society)第73巻、第3,100頁(195
1)に記載されているごとき現像剤が本発明に有効に使
用し得るものである。
【0091】現像主薬は通常0.01モル/l〜1.2
モル/lの量で用いられるのが好ましい。
【0092】本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなど
がある。亜硫酸塩は0.15モル/l以上特に0.4モ
ル/l以上が好ましい。また、上限は2.5モル/lま
でとするのが好ましい。
【0093】本発明に用いる現像液のpHは11.0以
下、好ましくは11.0〜9.5である。
【0094】pHの設定のために用いるアルカリ剤には
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリ
ウムの如きpH調節剤を含む。
【0095】特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、
特開昭60−93439号(例えば、サッカロース、ア
セトオキシム、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭
酸塩などの緩衡剤を用いてもよい。
【0096】上記成分以外に用いられる添加剤としては
、臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き
現像抑制剤:エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミド、
メチルセロソルブ、ヘキシレングリコール、エチノール
、メタノールの如き有機溶剤:1−フェニル−5−メル
カプトテトラゾール、2−メルカプトベンツイミダゾー
ル−5−スルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合
物、5−ニトロインダゾール等のインダゾール系化合物
、5−メチルベンツトリアゾール等のベンツトリアゾー
ル系化合物などのカブリ防止剤を含んでもよく、更に必
要に応じて色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、
特開昭56−106244号記載のアミノ化合物などを
含んでもよい。
【0097】本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、
例えば特開昭56−24347号に記載の化合物を用い
ることができる。
【0098】本発明の現像液には、特開昭56−106
244号に記載のアルカノールアミンなどのアミノ化合
物を用いることができる。
【0099】この他L.F.A.メソン著「フォトグラ
フィック・プロセシン・ケミストリー」、フォーカル・
プレス刊(1966年)の226〜229頁、米国特許
第2,193,015号、同2,592,364号、特
開昭48−64933号などに記載のものを用いてもよ
い。
【0100】現像温度及び時間は約25℃〜50℃で1
5秒以下であるが好ましくは30℃〜40℃で6秒〜1
5秒である。   定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、pH3.
8以上、好ましくは4.2〜5.5を有する。
【0101】定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ
硫酸アンモニウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニ
ウムイオンとを必須成分とするものであり、定着速度の
点からチオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の
使用量は適宜変えることができ、一般には約0.1〜約
6モル/lである。
【0102】定着液には硬膜剤として作用する水溶性ア
ルミニウム塩を含んでも良く、それらには、例えば塩化
アルミニウム、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなどがあ
る。定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれらの誘
導体を単独で、あるいは2種以上、併用することてがで
きる。これらの化合物に定着液1lにつき0.005モ
ル以上含むものが有効で、特に0.01モル/l〜0.
03モル/lが特に有効である。具体的には、酒石酸、
酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナ
トリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸カ
リウム、クエン酸リチウム、クエン酸アンモニウムなど
がある。
【0103】定着液には所望により保恒剤(例えば、亜
硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衡剤(例えば、酢酸、硝
酸)、pH調整剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキ
レート剤や特願昭60−213562号記載の化合物を
含むことができる。
【0104】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されるものではない。
【0105】実施例1 (ハロゲン化銀写真乳剤Aの調製)同時混合法を用いて
沃臭化銀乳剤(銀1モル当たり沃化銀2モル%)を調製
した。この混合時にK2IrCl6を銀1モル当たり8
×10−7モル添加した。得られた乳剤は、平均粒径0
.20μmの立方体単分散度粒子(変動係数9%)から
なる乳剤であった。変成ゼラチン(特願平1ー1807
87号の例示化合物G−8)を加え、特願平1ー180
787号の実施例1と同様の方法で水洗、脱塩した。脱
塩後の40℃のpAgは8.0であった。 引き続きこの乳剤に銀1モル当たり0.1モル%の沃化
カリウム水溶液を添加して粒子表面のコンバージョンを
行い、その後化合物〔A〕〔B〕〔C〕の混合物を添加
して乳剤Aを得た。
【0106】
【化24】
【0107】(ハロゲン化銀写真感光材料の調製)両面
に厚さ0.1μmの下塗層(特開昭59−19941号
の実施例1参照)を施した厚さ100μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの一方の下塗層上に、下記処
方(1)のハロゲン化銀乳剤層をゼラチン量が2.0g
/m2、銀量が3.2g/m2になる様に塗設し、更に
その上に下記処方(2)の乳剤保護層をゼラチン量が1
.0g/m2になる様に塗設し、又反対側のもう一方の
下塗層上には下記処方(3)に従ってバッキング層をゼ
ラチン量が2.4g/m2になる様に塗設し、更にその
上に下記処方(4)のバッキング保護層をゼラチン量が
1g/m2になる様に塗設して試料No.1〜18を得
た。
【0108】 処方(1)(ハロゲン化銀乳剤層組成)  ゼラチン 
                         
                         
 2.0g/m2  ハロゲン化銀乳剤A  銀量  
                         
         3.2g/m2
【0109】
【化25】
【0110】   安定剤:4−メチル−6−ヒドロキシ−1,3,3
a,7−テトラザインデン    30mg/m2  
カブリ防止剤:アデニン              
                       10
mg/m2                1−フェ
ニル−5−メルカプトテトラゾール         
  5mg/m2  界面活性剤:サポニン     
                         
         0.1g/m2
【0111】
【化26】
【0112】   本発明に係るヒドラジン化合物         
                   表1に示す量
    本発明に係る現像促進剤          
                        表
1に示す量  本発明に係るメルカプト化合物    
                        表
1に示す量
【0113】
【化27】
【0114】処方(3)(バッキング層組成)
【011
5】
【化28】
【0116】   ゼラチン                   
                         
        2.4g/m2  界面活性剤:サポ
ニン                       
                 0.1g/m2 
           :S−1          
                         
         6mg/m2  コロイダルシリカ
                         
                  100mg/m
2処方 (4) 〔バッキング保護層組成〕  ゼラチ
ン                        
                         
     1g/m2  マット剤:平均粒径5.0μ
mの単分散ポリメチルメタアクリート    50mg
/m2  界面活性剤:S−2           
                         
       10mg/m2  硬膜剤:グリオキザ
ール                       
               25mg/m2   
     :H−1                
                         
      35mg/m2   得られた試料を、ステップウェッジを密着し、32
00Kのタングステン光で5秒間露光した後、下記に示
す組成の現像液及び定着液を投入したコニカ(株)社製
迅速処理用自動現像機GR−26SRにて下記条件で処
理を行った。
【0117】又得られた試料を、23℃50%RHの条
件で24時間保存後、密閉包装し、経時代用サーモ処理
として55℃で3日間放置した。このサーモ処理した試
料を同様に露光、現像定着処理を行った。
【0118】 現像液処方   エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩      
                         
1g  亜硫酸ナトリウム             
                         
          60g  ホウ酸       
                         
                         
 40g  ハイドロキノン            
                         
             35g  水酸化ナトリウ
ム                        
                         
8g  臭化ナトリウム              
                         
            3g  5‐メチルベンゾト
リアゾール                    
                  0.2g  2
‐メルカブトベンゾチアゾール           
                         
0.1g  2−メルカブトベンゾチアゾール−5−ス
ルホン酸                     
  0.2g  1−フェニル−4,4−ジメチル−3
−ピラゾリドン                  
        0.2g  水を加えて      
                         
                         
1l  水酸化ナトリウムにてpH調整       
                         
      10.5定着液処方 (組成A)   チオ硫酸アンモニウム(72.5%W/V水溶液)
                        2
40ml  亜硫酸ナトリウム           
                         
             17g  酢酸ナトリウム
・3水塩                     
                     6.5g   硼酸                     
                         
              6.0g   クエン酸ナトリウム・2水塩          
                         
   2.0g(組成B)   純水(イオン交換水)             
                         
      17ml  硫酸(50%W/Vの水溶液
)                        
                 4.7g  硫酸
アルミニウム(AI2O3換算含量が8.1%W/Vの
水溶液)            26.5g   定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組
成Bの順に溶かし、1lに仕上げて用いた。この定着液
のpHは酢酸で4.8に調整した。
【0119】(現像処理条件) (工程)    (温度)    (時間)現像   
     38℃        13秒定着    
    35℃        15秒水洗     
   30℃        15秒乾燥      
  50℃        15秒得られた試料を光学
濃度計コニカPDA−65で濃度測定し、試料No.1
の濃度2.5における感度を100とした相対感度で示
し、更に濃度0.1と2.5との正接をもってガンマを
表示した。6未満のガンマ値では使用不可能であり、6
.0以上10.0未満のガンマ値ではまだ不十分な硬調
性能である。ガンマ値10.0以上で超硬調な画像とな
り、十分に実用可能となる。
【0120】又、未露光部の黒ポツも40倍のルーペを
使って評価した。全く黒ポツの発生していないものを最
高ランク「5」とし、発生する黒ポツの発生度に応じて
ランク「4」、「3」、「2」、「1」とそのランクを
順次下げて評価するものとする。ランク「1」及び「2
」では黒ポツも実用上好ましくないレベルである。
【0121】この結果を表1に示した。
【0122】
【表1】
【0123】表1からも明らかなように本発明にかかる
試料は、比較に対して高感度、硬調で黒ポツが良く、ま
た経時による性能変動が少ないことがわかる。
【0124】
【発明の効果】本発明により、pH11.0未満の現像
液で迅速処理しても経時による感度変動や軟調化や、未
露光部分に発生する黒ポツの増加が防止された超硬調画
像の形成方法を提供することができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に少なくとも1つのハロゲン
    化銀乳剤層を有し、該乳剤層またはその他の親水性コロ
    イド層中に下記一般式〔H〕で表されるヒドラジン誘導
    体を含有するハロゲン化銀写真感光材料を画像露光後p
    H11.0以下の現像液で処理する黒白画像形成方法に
    おいて、該ハロゲン化銀乳剤がBr含有率90%以上の
    単分散ハロゲン化銀粒子からなり、かつ該乳剤層または
    その他の親水性コロイド層中に現像促進剤とメルカプト
    化合物を含有することを特徴とする画像形成方法。 【化1】
  2. 【請求項2】  現像時間が15秒以下であることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成方法。
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JP (1) JPH04273241A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07120865A (ja) * 1993-10-21 1995-05-12 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料

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