JPH04270683A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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Publication number
JPH04270683A
JPH04270683A JP3032714A JP3271491A JPH04270683A JP H04270683 A JPH04270683 A JP H04270683A JP 3032714 A JP3032714 A JP 3032714A JP 3271491 A JP3271491 A JP 3271491A JP H04270683 A JPH04270683 A JP H04270683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
bis
chloride
carbon atoms
ascorbyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP3032714A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Abe
幸浩 阿部
Tetsuo Tsuchida
哲夫 土田
Haruo Omura
春夫 尾村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3032714A priority Critical patent/JPH04270683A/ja
Publication of JPH04270683A publication Critical patent/JPH04270683A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関し、特に
記録像の保存安定性に優れた感熱記録体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】無色又は淡色の塩基性染料と有機又は無
機の呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発色物質
を接触させて記録像を得るようにした感熱記録体はよく
知られている。これらの記録材料には、記録濃度及び記
録感度が充分であること、更には熱、湿度、薬品等の外
部環境下における記録像の保存性及び白紙部の白色度保
存性に優れていること等の性能が要求される。かかる感
熱記録体は比較的安価であり、又、記録機器がコンパク
トで且つその保守も容易なため、ファクシミリや感熱プ
リンター等の記録媒体としてのみならず巾広い分野にお
いて使用されている。その利用分野の1つとして例えば
、小売店等のPOS(point of sales)
 システム化の拡大に伴って感熱記録ラベルとして使用
されるケースが増大している。
【0003】しかし、スーパーマーケット等でPOSシ
ステムを導入した場合、ラベルは水、ラップフィルム類
、油、酒などに触れることが多く、結果的にその影響で
感熱ラベルの記録像(印字)が退色したり、カブリを生
じたりする欠陥が認められる。このような欠陥を改善す
るために、感熱記録層中に各種の保存性改良剤を添加す
る方法あるいは感熱記録層上に水溶性高分子化合物等の
保護層を設ける方法などが提案されている。
【0004】しかし、従来提案されている保存性改良剤
では、必ずしも充分な効果が得られなかったり、或いは
記録像の保存性改良効果はあるものの地肌カブリを生じ
、記録層の白色度が低下するといった新たな欠点を招い
てしまう。また、記録層上に保護層を設ける方法でも、
必ずしも満足しうる程の改善効果が得られていない。そ
のため、印字保存性、特に耐可塑剤性や耐溶剤性に極め
て優れ、しかも記録層の白色度低下を伴わない感熱記録
体が切望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐可
塑剤性や耐溶剤性等の記録像の保存性が大幅に改善され
た感熱記録体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、支持体上に
、熱により発色する組成物として、少なくとも無色また
は淡色のテトラゾリウム塩、アスコルビン酸誘導体及び
無色または淡色の塩基性染料を塗布してなる感熱記録体
を提供することにより、本発明の課題を解決せしめるも
のである。
【0007】
【作用】本発明で使用されるテトラゾリウム塩は、生化
学における酸化還元酵素の確認に指示薬として広く使わ
れている。テトラゾリウム塩は、無色または淡色である
が、熱により還元剤からプロトンを引き抜くことにより
還元され、ホルマザン構造をとり発色し、生成したホル
マザンは水及び有機溶媒に不溶である。この還元反応は
、塩基性化合物の存在により著しく促進される。
【0008】本発明では、かかる塩基性化合物として、
特に無色または淡色の塩基性染料を使用するものである
。即ち、前記塩基性染料は還元剤からのプロトン引抜き
の触媒であり、同時にアスコルビン酸誘導体と反応し呈
色するという極めて効果的な役割を果たすものである。 よって、該塩基性染料の種類を選択することにより、様
々な色調の感熱記録体が得られ、しかもホルマザンによ
る記録像の安定性を有した優れた感熱記録体となるもの
である。
【0009】ところで、上記テトラゾリウム塩の具体例
としては例えば下記[化3]〜[化5]のものが知られ
ている。
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R7 、R8 は置換基を有して
いてもよい、フェニル基、チアゾリル基、スチリルフェ
ニル基、2−ベンゾチアゾリル基、フリル基、キノリル
基、チエニル基、ナフチル基、ピローリル基、ピリジル
基を示す。R9 は水素原子、分岐していてもよい鎖状
の炭素数1〜12のアルキル基、炭素数5〜7のシクロ
アルキル基、フェニル基、アルアルキル基、チアゾリル
基、スチリルフェニル基、2−ベンゾチアゾリル基、フ
リル基、キノリル基、チエニル基、ナフチル基、ピロー
リル基、ピリジル基、アミノ基、チオカルバモイル基を
示し、更にこれらの基は置換基を有していてもよい。X
− は、アニオンを示す。)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R7 、R9 、X− は、[化
3]に同じ。Zは、アルキレン基、置換または未置換の
フェニレン基、置換または未置換のビフェニレン基、及
び下記〔表1〕に示した官能基の一つを示す。)
【00
14】
【表1】
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R7  、R8 、X− は[化
3]に同じ。Yは、アルキレン基、フェニレン基、ビフ
ェニレン基を示す。)
【0017】次に、[化3]〜[化5]で示されるテト
ラゾリウム塩の具体例を示す。 [化3]の具体例 2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム=クロライド
、2,3−ジフェニル−5−(p−ジフェニル)テトラ
ゾリウム=クロライド、2,5−ジフェニル−3−(p
−ジフェニル)テトラゾリウム=クロライド、2,5−
ジフェニル−3−(p−スチリルフェニル)テトラゾリ
ウム=クロライド、2,3−ジフェニル−5−チエニル
−(2)−テトラゾリウム=クロライド、2−(p−ヨ
ードフェニル)−3−(p−ニトロフェニル)−5−フ
ェニルテトラゾリウム=クロライド、3−[4,5−ジ
メチルチアゾリル−(2)]−2,5−ジフェニルテト
ラゾリウム=クロライド、2,3−ビス(p−ジフェニ
ル)−5−フェニルテトラゾリウム=クロライド、2,
5−ジフェニル−3−(m−トリル)テトラゾリウム=
クロライド、2,5−ジフェニル−3−(o−トリル)
テトラゾリウム=クロライド、2,5−ジフェニル−3
−(p−トリル)テトラゾリウム=クロライド、2,3
,5−トリス(p−ジフェニル)テトラゾリウム=クロ
ライド、2,5−ジフェニル−3−α−ナフチルテトラ
ゾリウム=クロライド、2,5−ジフェニル−3−β−
ナフチルテトラゾリウム=クロライド、2,3−ビス(
m−クロロフェニル)−5−フェニルテトラゾリウム=
クロライド、2,3−ビス(p−クロロフェニル)−5
−フェニルテトラゾリウム=クロライド、2,3−ビス
(p−エチルフェニル)−5−フェニルテトラゾリウム
=クロライド、2,3−ビス(m−フルオロフェニル)
−5−フェニルテトラゾリウム=クロライド、2,3−
ビス(p−メトキシフェニル)−5−フェニルテトラゾ
リウム=クロライド、3−(o−ニトロフェニル)−5
−メチル−2−フェニルテトラゾリウム=クロライド、
3−(m−ニトロフェニル)−5−メチル−2−フェニ
ルテトラゾリウム=クロライド、3−(p−ニトロフェ
ニル)−5−メチル−2−フェニルテトラゾリウム=ク
ロライド、2,3−ジフェニル−5−メチルテトラゾリ
ウム=クロライド、2−フェニル−3−(m−トリル)
−5−メチルテトラゾリウム=クロライド、2,3−ジ
フェニル−5−エチルテトラゾリウム=クロライド、3
−[4,5−ジメチルチアゾリル−(2)]−5−チエ
ニル−(2)−2−フェニルテトラゾリウム=クロライ
ド、2−フェニル−3−(p−アセトアミノフェニル)
−5−メチルテトラゾリウム=クロライド、3−[4,
5−ジメチルチアゾリル−(2)]−5−(m−ニトロ
フェニル)−2−フェニルテトラゾリウム=クロライド
、2,3−ジフェニル−5−(p−クロロフェニル)テ
トラゾリウム=クロライド、2−ベンゾチアゾリル−(
2)−5−フェニル−3−(p−ニトロフェニル)テト
ラゾリウム=クロライド、2−ベンゾチアゾリル−(2
)−3,5−ジフェニルテトラゾリウム=クロライド、
2−フェニル−3−(p−ジフェニル)−5−メチルテ
トラゾリウム=クロライド、2,3−ジフェニル−5−
(p−トリル)テトラゾリウム=クロライド、2,3−
ジフェニル−5−(p−メトキシフェニル)テトラゾリ
ウム=クロライド、2,3−ジ−α−ナフチルテトラゾ
リウム=クロライド、2,5−ジ(p−トリルフェニル
)−3−フェニルテトラゾリウム=クロライド、2,3
−ジ(p−トリルフェニル)−5−フェニルテトラゾリ
ウム=クロライド、3−(2,6−ジメチルフェニル)
−2,5−ジフェニルテトラゾリウム=クロライド、2
,3,5−トリ(p−トリル)テトラゾリウム=クロラ
イド、3−(4−ニトロ−α−ナフチル)−2,5−ジ
フェニルテトラゾリウム=クロライド、2−フェニル−
5−ウンデシル−3−(p−ニトロフェニル)テトラゾ
リウム=クロライド、2,3−ジ(p−ジフェニル)テ
トラゾリウム=クロライド、3−(p−フェニルアゾフ
ェニル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウム=クロラ
イド、2,5−ジフェニル−3−(p−ジメチルアミノ
フェニル)テトラゾリウム=クロライド、2−フェニル
−3−(p−ジフェニル)−5−tert−ブチルテト
ラゾリウム=クロライド、2−フェニル−3−(p−ジ
フェニル)−5−シクロヘキシルテトラゾリウム=クロ
ライド、2−フェニル−3−(p−ジフェニル)−5−
チオカルバモイルテトラゾリウム=クロライド、2−フ
ェニル−3−(p−ジフェニル)−5−スチリルテトラ
ゾリウム=クロライド、2,3−ジフェニル−5−(β
−ナフチル)テトラゾリウム=クロライド、2−フェニ
ル−3−(p−ニトロフェニル)−5−ベンジルテトラ
ゾリウム=クロライド、2,3−ビス(p−ジフェニル
)−5−アミノテトラゾリウム=クロライド、2,3−
ジフェニル−5−[ベンゾチアゾリル−(2)]テトラ
ゾリウム=クロライド、2−フェニル−3−(2−メト
キシフェニル)−5−(2−フリル)テトラゾリウム=
クロライド、2,3−ジフェニル−5−(2−キノリル
)テトラゾリウム=クロライド、2−フェニル−3−(
p−ニトロフェニル)−5−(2−ピローリル)テトラ
ゾリウム=クロライド、2−フェニル−3−(p−ジフ
ェニル)−5−(2−ピリジル)テトラゾリウム=クロ
ライド、2−フリル−(2)−3−(2−メトキシフェ
ニル)−5−フェニルテトラゾリウム=クロライド、2
−キノリル−(2)−3−(2−メトキシフェニル)−
5−フェニルテトラゾリウム=クロライド、2−チエニ
ル−(2)−3−(2−メトキシフェニル)−5−フェ
ニルテトラゾリウム=クロライド、2−ピリジル−(2
)−3−(2−メトキシフェニル)−5−フェニルテト
ラゾリウム=クロライド、2−ピローリル−(2)−3
−(2−メトキシフェニル)−5−フェニルテトラゾリ
ウム=クロライド等。
【0018】[化4]の具体例としては、3,3’−(
3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ビス
(2,5−ジフェニルテトラゾリウム=クロライド)、
3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス[2−(p−ニトロフェニル)−5−フェ
ニルテトラゾリウム=クロライド)、3,3’−(4,
4’−ビフェニレン)ビス(2,5−ジフェニルテトラ
ゾリウム=クロライド)、2,2’,5,5’−テトラ
−p−ニトロフェニル−3,3’−(3,3’−ジメト
キシ−4,4’−ビフェニレン)テトラゾリウム=ジク
ロライド、3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4
’−ビフェニレン)ビス[2−(p−ニトロフェニル)
−5−(p−チオカルバモイルフェニル)テトラゾリウ
ム=クロライド]、3,3’−(3,3’−ジメトキシ
−4,4’−ビフェニレン)ビス[5−(2−フリル)
−2−フェニルテトラゾリウム=クロライド]、3,3
’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン
)ビス[5−(2−チエニル)−2−フェニルテトラゾ
リウム=クロライド]、3,3’−(3,3’−ジメト
キシ−4,4’−ビフェニレン)ビス(5−フェニル−
2−ベラトリルテトラゾリウム=クロライド)、3,3
’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン
)ビス[5−シクロヘキシル−2−(2−ピリジル)テ
トラゾリウム=クロライド]、3,3’−(3,3’−
ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ビス[2−(2
−ピローリル)−5−アミノテトラゾリウム=クロライ
ド]、3,3’−(3,3’−ジメチル−4,4’−ビ
フェニレン)ビス[2−(α−ナフチル)−5−ベンジ
ルテトラゾリウム=クロライド]、3,3’−(3,3
’−ジメチル−4,4’−ビフェニレン)ビス[2−(
β−ナフチル)−5−ベンジルテトラゾリウム=クロラ
イド]、3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’
−ビフェニレン)ビス[2−(2−キノリル)−5−メ
チルテトラゾリウム=クロライド]、3,3’−(3,
3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ビス[2
−(p−トリル)−5−スチリルテトラゾリウム=クロ
ライド]、3,3’−(4,4’−ビフェニレン)ビス
[2−フェニル−5−(α−ナフチル)テトラゾリウム
=クロライド]、3,3’−(4,4’−ビフェニレン
)ビス[2−フェニル−5−(β−ナフチル)テトラゾ
リウム=クロライド]、3,3’−(3,3’−ジメト
キシ−4,4’−ビフェニレン)ビス[2−フェニル−
5−(2−キノリル)テトラゾリウム=クロライド]、
3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス[2−フェニル−5−(2−ピリジル)テ
トラゾリウム=クロライド]、3,3’−(3,3’−
ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ビス[2−フェ
ニル−5−(2−ピローリル)テトラゾリウム=クロラ
イド]、3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’
−ビフェニレン)ビス[2−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−5−tert−ブチルテトラゾリウム=クロラ
イド]、N,N’−ビス[4−(2,5−ジフェニルテ
トラゾリウム=クロライド−3−イル)フェニル]チオ
尿素、ビス[4−(2,5−ジフェニルテトラゾリウム
=クロライド−3−イル)フェニル]スルフォキシド、
3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス[2−(p−ジメチルアミノフェニル)−
5−フェニルテトラゾリウム=クロライド]、3,3’
−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)
ビス[2−(2−チエニル)−5−フェニルテトラゾリ
ウム=クロライド]、3,3’−(3,3’−ジメトキ
シ−4,4’−ビフェニレン)ビス[2−(2−ベンゾ
チアゾリル)−5−フェニルテトラゾリウム=クロライ
ド]、3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−
ビフェニレン)ビス{2−[4,5−ジメチルチアゾリ
ル−(2)]−5−フェニルテトラゾリウム=クロライ
ド}、3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−
ビフェニレン)ビス[2−(p−スチリルフェニル)−
5−フェニルテトラゾリウム=クロライド]、3,3’
−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)
ビス[2−(2−フリル)−5−フェニルテトラゾリウ
ム=クロライド]、3,3’−(3,3’−ジメトキシ
−4,4’−ビフェニレン)ビス[2−フェニル−5−
(α−ナフチル)テトラゾリウム=クロライド]、3,
3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレ
ン)ビス[2−フェニル−5−(2−チアゾリル)テト
ラゾリウム=クロライド]、3,3’−(1,4−ブチ
レン)ビス[2−(p−ニトロフェニル)−5−フェニ
ルテトラゾリウム=クロライド]、3,3’−(1,2
−エチレン)ビス[2,5−ジフェニルテトラゾリウム
=クロライド]、3,3’−(1,4−フェニレン)ビ
ス[2−(p−ニトロフェニル)−5−フェニルテトラ
ゾリウム=クロライド]、3,3’−(1,4−フェニ
レン)ビス[2,5−ジフェニルテトラゾリウム=クロ
ライド]、N,N’−ビス[4−(2,5−ジフェニル
テトラゾリウム=クロライド−3−イル)フェニル]尿
素、N,N’−ビス{4−[2−フェニル−5−(p−
トリル)テトラゾリウム=クロライド−3−イル]フェ
ニル}尿素、ビス{4−[2−フェニル−5−(p−ト
リル)テトラゾリウム=クロライド−3−イル]フェニ
ル}メタン等。
【0019】[化5]の具体例としては、ビス[2−フ
ェニル−3−(2−メトキシフェニル)テトラゾリウム
=クロライド−5−イル]メタン、ビス[2−(4−ニ
トロフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)テトラ
ゾリウム=クロライド−5−イル]メタン、ビス(2,
3−ジフェニルトラゾリウム=クロライド−5−イル)
メタン、1,2−ビス[2−フェニル−3−(2−メト
キシフェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル
]エタン、1,2−ビス[2,3−ジフェニルテトラゾ
リウム=クロライド−5−イル]エタン、1,2−ビス
[2−(4−ニトロフェニル)−3−(2−メトキシフ
ェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]エタ
ン、1,4−ビス[2−フェニル−3−(2−メトキシ
フェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベ
ンゼン、1,4−ビス(2,3−ジフェニルテトラゾリ
ウム=クロライド−5−イル)ベンゼン、1,4−ビス
[2−(4−ニトロフェニル)−3−(2−メトキシフ
ェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベン
ゼン、4,4’−ビス[2−フェニル−3−(2−メト
キシフェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル
]ビフェニル、4,4’−ビス[2−(4−ニトロフェ
ニル)−3−(2−メトキシフェニル)テトラゾリウム
=クロライド−5−イル]ビフェニル、ビス{2−フェ
ニル−3−[4,5−ジメチルチアゾリル−(2)]テ
トラゾリウム=クロライド−5−イル}メタン、1,4
−ビス{2−フェニル−3−[4,5−ジメチルチアゾ
リル−(2)テトラゾリウム=クロライド−5−イル}
ベンゼン、4,4’−ビス{2−フェニル−3−[4,
5−ジメチルチアゾリル−(2)]テトラゾリウム=ク
ロライド−5−イル}ビフェニル、1,4−ビス[2,
3−ジ(2−ベンゾチアゾリル)テトラゾリウム=クロ
ライド−5−イル]ベンゼン、1,4−ビス[2−フェ
ニル−3−(2−ベンゾチアゾリル)テトラゾリウム=
クロライド−5−イル]ベンゼン、1,4−ビス[2−
(4−ニトロフェニル)−3−(2−ベンゾチアゾリル
)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、
1,4−ビス[2−フェニル−3−(2−チアゾリル)
テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1
,4−ビス[2−フェニル−3−(2−チアゾリル)テ
トラゾリウム=クロライド−5−イル]ブタン、1,4
−ビス[2−チアゾリル−3−(p−ニトロフェニル)
テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1
,3−ビス[2−チアゾリル−3−(p−ニトロフェニ
ル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]プロパン
、1,4−ビス[2,3−ジ(p−ジメチルアミノフェ
ニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼ
ン、1,2−ビス[2,3−ジ(p−ジメチルアミノフ
ェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]エタ
ン、1,4−ビス[2−フェニル−3−(p−ジメチル
アミノフェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イ
ル]ベンゼン、4,4’−ビス[2−フェニル−3−(
p−ジメチルアミノフェニル)テトラゾリウム=クロラ
イド−5−イル]ビフェニル、1,4−ビス[2−(2
−フリル)−3−フェニルテトラゾリウム=クロライド
−5−イル]ベンゼン、4,4’−ビス[2−(2−フ
リル)−3−フェニルテトラゾリウム=クロライド−5
−イル]ビフェニル、1,4−ビス[2−(p−ジフェ
ニル)−3−フェニルテトラゾリウム=クロライド−5
−イル]ベンゼン、1,4−ビス[2,3−ジ(p−ジ
フェニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]ベ
ンゼン、1,3−ビス[2,3−ジ(p−ジフェニル)
テトラゾリウム=クロライド−5−イル]プロパン、1
,4−ビス[2−フェニル−3−(2−ピリジル)テト
ラゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1,4
−ビス[2−(2−ピローリル)−3−フェニルテトラ
ゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1,4−
ビス[2−フェニル−3−(2−キノリル)テトラゾリ
ウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1,4−ビス
[2−(p−スチリルフェニル)−3−フェニルテトラ
ゾリウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1,4−
ビス[2−(2−チエニル)−3−フェニルテトラゾリ
ウム=クロライド−5−イル]ベンゼン、1,4−ビス
[2−(β−ナフチル)−3−フェニルテトラゾリウム
=クロライド−5−イル]ベンゼン等。
【0020】これらのテトラゾリウムはいずれも上記塩
素イオンの他に対イオンとして、沃素イオン、臭素イオ
ン、テトラフェニルホウ酸陰イオン、ヘキサフルオロリ
ン酸陰イオン、ヘプタデシルフルオロオクチルスルフォ
ン酸陰イオン、ペンタデシルフルオロヘプチルスルフォ
ン酸陰イオン、トリフルオロメチルスルフォン酸陰イオ
ン、ホウフッ素酸陰イオン等が挙げられる。また、これ
らのテトラゾリウム塩を2種以上を併用してもよい。
【0021】本発明ではテトラゾリウム塩の還元剤とし
て、又塩基性染料の呈色剤としてアスコルビン酸類が用
いられるがこのアスコルビン酸類の具体例としては、例
えば、2,6−ジパルミチン酸アスコルビル、6−パル
ミチン酸アスコルビル、6−ステアリン酸アスコルビル
、6−フェニル酢酸アスコルビル、6−α−ナフトエ酸
アスコルビル、6−β−ナフトエ酸アスコルビル、2,
6−ジペンタン酸アスコルビル、2,6−ジヘキサン酸
アスコルビル、2,6−ジヘプタン酸アスコルビル、2
,6−ジオクタン酸アスコルビル、2,6−ジデカン酸
アスコルビル、6−デカン酸アスコルビル、6−ウンデ
カン酸アスコルビル、2,6−ジウンデカン酸アスコル
ビル、6−ドデカン酸アスコルビル、2,6−ジペンタ
コサン酸アスコルビル、6−ペンタコサン酸アスコルビ
ル、2,6−ジヘキサコサン酸アスコルビル、6−ヘキ
サコサン酸アスコルビル、2,6−ジヘプタコサン酸ア
スコルビル、6−ヘプタコサン酸アスコルビル、2,6
−ジオクタコサン酸アスコルビル、6−オクタコサン酸
アスコルビル、2,6−ジノナコサン酸アスコルビル、
6−ノナコサン酸アスコルビル、2,6−ジトリアコン
タン酸アスコルビル、6−トリアコンタン酸アスコルビ
ル、2,6−ジイソデカン酸アスコルビル、2,6−ジ
(2−エチルヘプタン酸)アスコルビル、6−安息香酸
アスコルビル、6−p−メチル安息香酸アスコルビル、
6−o−メチル安息香酸アスコルビル、6−m−メチル
安息香酸アスコルビル、6−p−トリル酢酸アスコルビ
ル、6−o−トリル酢酸アスコルビル、6−m−トリル
酢酸アスコルビル、6−(1−メトキシ−2−ナフトエ
酸)アスコルビル、6−(1−エトキシ−2−ナフトエ
酸)アスコルビル、6−(2−メトキシ−1−ナフトエ
酸)アスコルビル、6−(2−エトキシ−1−ナフトエ
酸)アスコルビル、6−p−メトキシ安息香酸アスコル
ビル、6−o−メトキシ安息香酸アスコルビル、6−m
−メトキシ安息香酸アスコルビル、6−O−アリル−2
−O−(p−tert−ブチルベンゾイル)アスコルビ
ン酸、6−O−エチル−2−O−フェニルアセチルアス
コルビン酸、6−O−エチル−2−O−α−ナフチルカ
ルボニルアスコルビン酸、2−O−オクタデシル−6−
O−ドデシルアスコルビン酸、2−O−(tert−ブ
チル)−6−O−(3−フェニルプロパノイル)アスコ
ルビン酸、2−O−オレオイル−6−O−ステアリン酸
アスコルビン酸、2,6−ジオレイン酸アスコルビル、
6−O−ベンジルアスコルビン酸、2−O−オクタデカ
ノイル−6−O−ベンジルアスコルビン酸、6−O−フ
ェネチルアスコルビン酸、2−O−オクタデカノイル−
6−O−フェネチルアスコルビン酸、2−ベンジル−6
−オクタデカノイルアスコルビン酸、2−O−(p−メ
チルベンジル)−6−O−オクタデカノイルアスコルビ
ン酸、アスコルビン酸、5,6−O−(p−n−オクチ
ルオキシベンジリデン)アスコルビン酸、5,6−O−
ドデシリデンアスコルビン酸、5,6−O−オクタデシ
リデンアスコルビン酸、5,6−O−シクロヘキシリデ
ンアスコルビン酸、5,6−ジステアリン酸アスコルビ
ル、5,6−ジパルミチン酸アスコルビル、3,6−ジ
ステアリン酸アスコルビル、3,6−ジパルミチン酸ア
スコルビル、2,5,6−トリステアリン酸アスコルビ
ル、6−(18−メトキシオクタデカン酸)アスコルビ
ル、2−O−トリフルオロメチルカルボニル−6−O−
オクタデシルアスコルビン酸、2−O−(18−クロロ
オクタデシル)−6−O−ドデシルアスコルビン酸等が
挙げられる。
【0022】上記アスコルビン酸類の内、特に下記[化
1]で表されるアスコルビン酸誘導体は、地肌カブリ等
に優れた性能を有するためより好ましい。
【0023】
【化1】
【0024】〔式中R1 、R2 は、それぞれ独立に
分岐してもよく不飽和結合を有してもよい炭素数2〜3
0のアルキルカルボニル基、分岐してもよく不飽和結合
を有してもよい炭素数2〜30のアルキル基(尚、これ
らのアルキル基は置換基を有していてもよい。)、置換
または未置換のベンゾイル基、置換または未置換のナフ
トイル基、置換または未置換のアルアルキルカルボニル
基、置換または未置換のアルアルキル基、又は水素原子
を示す。但し、R1 とR2 が同時に水素原子となる
ことはない。〕
【0025】アスコルビン酸誘導体の使用量は特に規定
するものではないが、テトラゾリウム塩1重量部に対し
て0.5〜60重量部、好ましくは1〜25重量部程度
用いられる。
【0026】また、無色または淡色の塩基性染料の具体
例としては、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(
4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチル−4
−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド、3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2
−メチル−4−ジエチルアミノフェニル)−6−ジメチ
ルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル
)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(
1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−
アザフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミ
ノフェエル)−3−(1−オクチル−2−メチルインド
ール−3−イル)−4−アザフタリド、3,3−ビス(
1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチ
ルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルイ
ンドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1−メチ
ル−2−フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチ
ルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−
3−(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチル
アミノフタリド等のトリアリールメタン系染料、4,4
′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエー
テル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジフ
ェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブルー
、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチア
ジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3
−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシベンゾ
)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラ
ン等のスピロ系染料、ローダミン−B−アニリノラクタ
ム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ロー
ダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系
染料、;3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレン−
9−スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)フタリド
、3−ジエチルアミノ−6(N−アリル−N−メチルア
ミノ)フルオレン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチ
ルアミノ)フタリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)
−3’−メチルスピロ[フルオレン−9,6’−6H−
クロメノ(4,3−b)インドール]、3,6−ビス(
ジエチルアミノ)−3’−メチルスピロ[フルオレン−
9,6’−6H−クロメノ(4,3−b)インドール]
等のフルオレン系染料、3,3−ビス[1,1−ビス(
4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル]−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス[1
,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−
イル]−4,5,6,7−テトラブロモフタリド、3,
3−ビス[1,1−ビス(4−ジメチルアミノフェニル
)エチレン−2−イル]−4,5,6,7−テトラブロ
モフタリド、3,3−ビス[1−(4−ジメチルアミノ
フェニル)−1−(4−メトキシフェニル)エチレン−
2−イル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、
3,3−ビス[1−(4−ピロリジノフェニル)−1−
(4−メトキシフェニル)エチレン−2−イル]−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド等のジエチレンフタ
リド系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−N−メチ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メ
チルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジエチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメト
キシ−フェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−フェニルアミノフルオラン、3,6−ビス(ジ
フェニルアミノ)フルオラン等及び下記[化2]で表さ
れるフルオラン系染料が挙げられるが、勿論これらの染
料に限定されるものではなく、2種以上の化合物の併用
も可能である。これらのなかでも[化2]で表されるフ
ルオラン誘導体を併用することにより、発色色調は鮮明
な黒色で且つ発色性に優れ、しかも印字保存性にも優れ
た感熱記録紙が得られる。
【0027】
【化2】
【0028】(式中、R3 、R4 は、分岐していて
もよい炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜7のシク
ロアルキル基、分岐していてもよい炭素数2〜8のアル
コキシアルキル基、テトラヒドロフルフリル基、モルホ
リノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、置換基を有して
いてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアル
アルキル基を表わす。R5 は、水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜4のアルキル基を表わす。R6 は、ハ
ロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のハロゲン化アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル
基を表わす。nは、0〜5の整数を表わす。)
【0029】[化2]で表されるフルオラン誘導体とし
ては、具体的には以下のものが挙げられる。3−(N−
エチル−N−p−トリル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−p−
トリル)アミノ−6−メチル−7−(p−トルイジノ)
フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジブチルア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピ
ペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェ
ニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(
o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−(N−メ
チル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル
−N−n−プロピル)アミノ−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−p−ブチルフェニルアミノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−イソブチル)アミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−ヘ
キシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−モルホリノ−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシル
)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
、3−(N−エチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−
エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−シクロペンチル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−エト
キシプロピル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−(N−メチル−N−エトキシプロピ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)アミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−
メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−(p−エトキシフェニル
)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−
フルオロフェニル)アミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−(p−メトキシフェニル)アミ
ノフルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−
(p−エトキシフェニル)アミノフルオラン、3−ジメ
チルアミノ−6−メチル−7−(p−メトキシフェニル
)アミノフルオラン、3−[4’−(4”−アニリノア
ニリノ)アニリノ]−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン等。勿論これらの染料に限定されるものではない。
【0030】塩基性染料の使用量は特に規定するもので
はないが、テトラゾリウム塩1重量部に対して0.1〜
50重量部、好ましくは0.1〜20重量部用いられる
。これらの塩基性染料は、通常、テトラゾリウム塩、ア
スコルビン酸誘導体とともに塗料を調製し支持体上に塗
布される。
【0031】また、感熱記録層の塗液中には、通常バイ
ンダーとして澱粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチ
ン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、
カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、アセトアセ
チル基変性ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無
水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共
重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン
・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合
体エマルジョン、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂
等が塗液の全固形分に対して1〜50重量%程度配合さ
れる。
【0032】さらに、塗液中には必要に応じて各種の助
剤を添加することができ、例えばジオクチルスルフォコ
ハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナト
リウム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム
塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫
外線吸収剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染料等が適
宜添加される。
【0033】又、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワッ
クス類、カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、
焼成カオリン、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリ
カ、活性白土等の無機顔料等を添加することも可能であ
る。
【0034】更に、必要に応じて通常の感熱記録体に使
用されている各種の増感剤を併用することもできる。か
かる増感剤の具体例としては、例えばステアリン酸アミ
ド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレイン酸アミ
ド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸
アミド類、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
tert−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデン
ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)
、2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−tert
−ブチルフェノール)、2,4−ジ−tert−ブチル
−3−メチルフェノール等のヒンダードフェノール類、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ
ベンゾフェノン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)
エタン、1,2−ジ(4−メチルフェノキシ)エタン、
4−メチルベンジル−4’−メチルチオフェニルエーテ
ル、1−(2−メチルフェノキシ)−2−(4−メトキ
シフェノキシ)エタン、p−ビフェニル−p−トリルエ
ーテル、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベ
ンゼン、1,5−ビス(p−メトキシフェノキシ)−3
−オキサ−ペンタン、シュウ酸ビス(4−メチルベンジ
ル)、1,2−ジフェノキシエタン、1−フェノキシ−
2−(4−メチルフェノキシ)エタン、1−フェノキシ
−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、1−フェノ
キシ−2−(4−クロロフェノキシ)エタン、p−ベン
ジルビフェニル、ナフチルベンジルエーテル、ベンジル
−4−メチルチオフェニルエーテル、テレフタル酸ジメ
チルエステル、テレフタル酸ジブチルエステル、テレフ
タル酸ジベンジルエステル、イソフタル酸ジブチルエス
テル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステ
ル、シュウ酸ジベンジルエステル、安息香酸−1−ナフ
チルエステル、安息香酸−2−ナフチルエステル、ベン
ジル、N−ステアリルベンズアミド、1,4−ビス(2
−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等が挙げられる。これ
らの熱可融性物質の使用量については特に限定するもの
ではないが、アスコルビン酸誘導体100重量部に対し
て50〜500重量部の範囲で調節される。
【0035】本発明ではさらに、通常の感熱記録紙に使
用されているフェノール性化合物、芳香族カルボン酸類
、フェノール樹脂、無機酸等を併用することも可能であ
る。
【0036】また、グアニジン類、有機アミン類、イミ
ダゾール類、イミダゾリン類、チアゾール類、ピペラジ
ン類、アミジン類、モルホリン類、ピロール類、ピリミ
ジン類、トリアゾール類、ピペリジン類等の有機塩基性
化合物、またはこれらの有機塩基性化合物と有機カルボ
ン酸類との塩を併用することも可能である。
【0037】かくして調製された感熱記録層用の塗液は
、通常エアーナイフコーター、バーコーター、ブレード
コーター、ショートドウェルコーター、カーテンコータ
ー等の公知の塗布装置によって支持体上に塗布・乾燥さ
れる。塗布量については特に限定するものではないが、
乾燥重量で2〜12g/m2 の範囲となるように調節
するのが好ましい。また、感熱記録層の形成後に、必要
に応じてスーパーキャレンダー掛け等の平滑化処理を施
すことができる。尚、支持体としては特に限定するもの
ではなく、紙、フィルム、合成紙等を適宜目的に応じて
選択すればよい。更に、記録層上に記録層を保護する等
の目的でオーバーコート層を設けることも可能であり、
支持体に裏塗り層を設けたり、基紙と記録層との間に断
熱効果等を付与する目的で下塗り層を設けるこも勿論可
能である。加うるに、粘着加工を施すなどの感熱記録体
分野における各種の公知技術が付加し得るものである。
【0038】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明の要旨を越えない限り、これら
に限定されるものではない。又例中の部および%は特に
断わらない限り、それぞれ重量部及び重量%を表わす。
【0039】実施例1 〔A液調製〕 3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス(2,5−ジフェニルテトラゾリウム=ト
リフルオロメチルスルフォン酸)        10
部メチルセルロース5%水溶液           
                         
      5部水                
                         
                       40
部この組成物をサンドミルで平均粒子径2μmまで粉砕
した。 〔B液調製〕 6−ステアリン酸アスコルビル           
                         
  20部メチルセルロース5%水溶液       
                         
          5部水            
                         
                         
  55部この組成物をサンドミルで平均粒子径2μm
まで粉砕した。 〔C液調製〕 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン      10部メチルセルロース5%水
溶液                       
                   5部水   
                         
                         
           40部この組成物をサンドミル
で平均粒子径2μmまで粉砕した。 〔記録層の形成〕A液30部、B液80部、C液30部
、酸化珪素顔料(吸油量180ml/100g)15部
、20%酸化澱粉水溶液50部、水65部を混合、攪拌
して感熱記録層用塗液を得た。得られた塗液を49g/
m2 の原紙にエアーナイフコーターで乾燥後の塗布量
が4g/m2 となるように塗布・乾燥し、スーパーキ
ャレンダー処理して感熱記録紙を得た。
【0040】実施例2〜実施例9 実施例1のC液調製において、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに以
下の化合物を使用した以外は、実施例1と同様にして8
種類の感熱記録紙を得た。
【0041】実施例2 3−(N−エチル−N−イソペンチル)アミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン
【0042】実施例3 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン
【0043】実施例4 3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミ
ノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
【00
44】実施例5 3−(N−エチル−N−p−トリル)アミノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン
【0045】実施例6 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド
【0046】実施例7 3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチ
ル−4−ジエチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド
【0047】実施例8 3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェエル)−
3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル
)−4−アザフタリド
【0048】実施例9 3,6−ビス(ジフェニルアミノ)フルオラン
【004
9】実施例10〜実施例13 実施例1のA液調製において、3,3’−(3,3’−
ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ビス(2,5−
ジフェニルテトラゾリウム=トリフルオロメチルスルフ
ォン酸)の代わりに以下の化合物を使用した以外は、実
施例1と同様にして5種類の感熱記録紙を得た。。
【0050】実施例10 3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス(2,5−ジフェニルテトラゾリウム=ヘ
プタデシルフルオロオクチルスルフォン酸)
【0051
】実施例11 3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス(2,5−ジフェニルテトラゾリウム=ク
ロライド)
【0052】実施例12 2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム=ヘプタデシ
ルフルオロオクチルスルフォン酸)
【0053】実施例13 3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)ビス(2,5−ジフェニルテトラゾリウム=ヘ
キサフルオロリン酸)
【0054】実施例14〜実施例20 実施例1のB液調製において、6−ステアリン酸アスコ
ルビルの代わりに以下の化合物を使用した以外は、実施
例1と同様にして7種類の感熱記録紙を得た。
【0055】実施例14 2,6−ジステアリン酸アスコルビル
【0056】実施例15 6−パルミチン酸アスコルビル
【0057】実施例16 2,6−ジパルミチン酸アスコルビル
【0058】実施例17 6−安息香酸アスコルビル
【0059】実施例18 6−フェニル酢酸アスコルビル
【0060】実施例19 6−α−ナフトエ酸アスコルビル
【0061】実施例20 アスコルビン酸
【0062】実施例21〜実施例25 実施例2のA液調製において、3,3’−(3,3’−
ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ビス(2,5−
ジフェニルテトラゾリウム=トリフルオロメチルスルフ
ォン酸)の代わりに以下の化合物を使用した以外は、実
施例2と同様にして5種類の感熱記録紙を得た。
【0063】実施例21 2,5−ジフェニル−3−(3−トリル)テトラゾリウ
ム=ヘプタデシルフルオロオクチルスルフォン酸
【00
64】実施例22 2,5−ジフェニル−3−(p−ジフェニル)テトラゾ
リウム=ヘプタデシルフルオロオクチルスルフォン酸

0065】実施例23 2,3−ジフェニル−5−チエニル−(2)−テトラゾ
リウム=ヘキサフルオロリン酸
【0066】実施例24 1,4−ビス(2,3−ジフェニルテトラゾリウム=ク
ロライド−5−イル)ベンゼン
【0067】実施例25 1,2−ビス[2−フェニル−3−(2−メトキシフェ
ニル)テトラゾリウム=クロライド−5−イル]エタン
【0068】比較例1 実施例1のB液調製において、6−ステアリン酸アスコ
ルビルの代わりに4,4’−イソプロピリデンビスフェ
ノールを使用し、B液80部、C液60部、酸化珪素顔
料(吸油量180ml/100g)15部、20%酸化
澱粉水溶液50部、水70部を混合、攪はんして感熱記
録層用塗液を得た。得られた塗液を49g/m2 の原
紙にエアーナイフコーターで乾燥後の塗布量が4g/m
2 となるように塗布・乾燥し、スーパーキャレンダー
処理して感熱記録紙を得た。
【0069】比較例2 実施例1のA液60部、B液80部、酸化珪素顔料(吸
油量180ml/100g)15部、20%酸化澱粉水
溶液50部、水70部を混合、攪はんして感熱記録層用
塗液を得た。得られた塗液を49g/m2 の原紙にエ
アーナイフコーターで乾燥後の塗布量が4g/m2 と
なるように塗布・乾燥し、スーパーキャレンダー処理し
て感熱記録紙を得た。
【0070】このようにして得られた27種類の感熱記
録紙について、以下の品質試験を行ない、その結果を表
2に示した。
【0071】[発色性]感熱ファクシミリ(日立HIF
AX−700型、日立社製)を使用して印字し、その発
色濃度をマクベス濃度計(RD−914型、マクベス社
製)を用いて各サンプルの色調に応じたフィルターを通
して画像濃度を測定した。
【0072】[耐湿性]発色試験で得られた記録紙を、
40℃、90%RHの条件下に30時間放置した。
【0073】[耐可塑剤性]発色後の感熱記録紙の発色
面に塩化ビニリデンフィルムを重ねて、室温で1週間放
置した。それぞれの保存性試験終了後、残存した印字部
分の濃度をマクベス濃度計で測定した。
【0074】
【表2】
【0075】
【効果】本発明の感熱記録体は、表2の結果から明らか
なように、高湿度条件下に曝された後でも、地肌かぶり
、印字部分の退色がほとんど無く、耐可塑剤性にも優れ
た記録体であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、熱により発色する組成物とし
    て、少なくとも無色または淡色のテトラゾリウム塩、ア
    スコルビン酸誘導体及び無色または淡色の塩基性染料を
    塗布してなる感熱記録体。
  2. 【請求項2】アスコルビン酸誘導体が、下記[化1]で
    表わされる化合物である請求項1記載の感熱記録体。 【化1】 〔式中R1 、R2 は、それぞれ独立に分岐してもよ
    く不飽和結合を有してもよい炭素数2〜30のアルキル
    カルボニル基、分岐してもよく不飽和結合を有してもよ
    い炭素数2〜30のアルキル基、(尚、これらのアルキ
    ル基は置換基を有していてもよい。)、置換または未置
    換のベンゾイル基、置換または未置換のナフトイル基、
    置換または未置換のアルアルキルカルボニル基、置換ま
    たは未置換のアルアルキル基、又は水素原子を示す。但
    し、R1 とR2 が同時に水素原子となることはない
    。〕
  3. 【請求項3】無色または淡色の塩基性染料が、下記
    [化2]で表わされる化合物である請求項1又は2記載
    の感熱記録体。 【化2】 (式中、R3 、R4 は、分岐していてもよい炭素数
    1〜8のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基
    、分岐していてもよい炭素数2〜8のアルコキシアルキ
    ル基、テトラヒドロフルフリル基、モルホリノ基、ピペ
    リジノ基、ピロリジノ基、置換基を有していてもよいフ
    ェニル基、置換基を有していてもよいアルアルキル基を
    表わす。R5 は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1
    〜4のアルキル基を表わす。R6 は、ハロゲン原子、
    炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロゲン化
    アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基を表わす。 nは、0〜5の整数を表わす。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1939192A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-02 Neuropharma S.A. Cyclopentanone derivatives, method of synthesis and uses thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1939192A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-02 Neuropharma S.A. Cyclopentanone derivatives, method of synthesis and uses thereof
WO2008080988A3 (en) * 2006-12-28 2011-04-21 Neuropharma, S.A. Cyclopentanone derivatives, method of synthesis and uses thereof

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