JPH05270126A - 多色感熱記録体 - Google Patents
多色感熱記録体Info
- Publication number
- JPH05270126A JPH05270126A JP4072071A JP7207192A JPH05270126A JP H05270126 A JPH05270126 A JP H05270126A JP 4072071 A JP4072071 A JP 4072071A JP 7207192 A JP7207192 A JP 7207192A JP H05270126 A JPH05270126 A JP H05270126A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】混色やニジミの少ない鮮明な色調の画像を形成
し得る多色感熱記録体を提供する。 【構成】支持体上に、それぞれ異なった色調に発色する
少なくとも高温感熱記録層、中温感熱記録層、低温感熱
記録層の3層を順次設けた多色感熱記録体であって、
高温感熱記録層は赤色系に、中温感熱記録層は青色系
に、低温感熱記録層は黄色系に各々発色し、少なくと
も中温感熱記録層と低温感熱記録層は、ロイコ染料と呈
色剤の反応によって発色する発色層であり、しかも中
温感熱記録層と低温感熱記録層は、該発色層の隣接する
位置に消色剤を有する消色剤層を設けるか、該発色層中
に消色剤を含有せしめられており、且つ消色剤を含有
する少なくとも一層が、消色剤としてテトラキス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートを含有
することを特徴とする多色感熱記録体である。
し得る多色感熱記録体を提供する。 【構成】支持体上に、それぞれ異なった色調に発色する
少なくとも高温感熱記録層、中温感熱記録層、低温感熱
記録層の3層を順次設けた多色感熱記録体であって、
高温感熱記録層は赤色系に、中温感熱記録層は青色系
に、低温感熱記録層は黄色系に各々発色し、少なくと
も中温感熱記録層と低温感熱記録層は、ロイコ染料と呈
色剤の反応によって発色する発色層であり、しかも中
温感熱記録層と低温感熱記録層は、該発色層の隣接する
位置に消色剤を有する消色剤層を設けるか、該発色層中
に消色剤を含有せしめられており、且つ消色剤を含有
する少なくとも一層が、消色剤としてテトラキス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートを含有
することを特徴とする多色感熱記録体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ異なった色調
に発色する発色層を複数有する多色感熱記録材料に関す
るものである。
に発色する発色層を複数有する多色感熱記録材料に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発色剤と該発色剤と接触して呈色
する呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発色物質
を接触せしめて発色像を得るようにした感熱記録体は良
く知られている。かかる感熱記録体は比較的安価であ
り、また記録機器がコンパクトでかつその保守も比較的
容易であるため、ファクシミリや各種計算機等の記録媒
体としてのみならず巾広い分野において使用されてい
る。
する呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発色物質
を接触せしめて発色像を得るようにした感熱記録体は良
く知られている。かかる感熱記録体は比較的安価であ
り、また記録機器がコンパクトでかつその保守も比較的
容易であるため、ファクシミリや各種計算機等の記録媒
体としてのみならず巾広い分野において使用されてい
る。
【0003】しかし、用途の拡大に伴って要求される性
能、品質も多様化しており、例えば高感度化、画像安定
化、多色記録等が挙げられている。特に多色記録につい
ては応用範囲が広いため、現在までに多数の記録材料が
研究提案されている。
能、品質も多様化しており、例えば高感度化、画像安定
化、多色記録等が挙げられている。特に多色記録につい
ては応用範囲が広いため、現在までに多数の記録材料が
研究提案されている。
【0004】従来の多色記録材料を大別すると以下の2
つに分けられる。第1は低温加熱時に低温感熱発色層を
発色させ、高温加熱時には低温感熱発色層と高温感熱発
色層の両方を発色させてその混色を得る方法である。も
うひとつは上記第1の方法において、高温加熱時に低温
発色の発色系に対して消色作用を有する消色剤を併用す
ることによって高温加熱時に高温感熱発色層のみの発色
色調を得る方法である。
つに分けられる。第1は低温加熱時に低温感熱発色層を
発色させ、高温加熱時には低温感熱発色層と高温感熱発
色層の両方を発色させてその混色を得る方法である。も
うひとつは上記第1の方法において、高温加熱時に低温
発色の発色系に対して消色作用を有する消色剤を併用す
ることによって高温加熱時に高温感熱発色層のみの発色
色調を得る方法である。
【0005】第1の方法では混色により画像が不鮮明と
なりニジミも発生するため多色の画像を得る方法として
は第2の方法が一般に適している。そして、第2の方法
では、塩基性ロイコ染料と有機酸性物質とより成る発色
系に対して消色効果を有する各種の消色剤が提案されて
いる。しかし、これらの消色剤を単に高温発色層に隣接
させて使用した場合、高温加熱時に充分な発色濃度が得
られなかったり、染料本来の色調が変化するという欠点
が付随する。
なりニジミも発生するため多色の画像を得る方法として
は第2の方法が一般に適している。そして、第2の方法
では、塩基性ロイコ染料と有機酸性物質とより成る発色
系に対して消色効果を有する各種の消色剤が提案されて
いる。しかし、これらの消色剤を単に高温発色層に隣接
させて使用した場合、高温加熱時に充分な発色濃度が得
られなかったり、染料本来の色調が変化するという欠点
が付随する。
【0006】通常、第2の方法では、消色剤を消色しよ
うとする感熱発色層に対して消色作用し得る隣接する層
に設けるのが一般的である。しかし、この場合充分な消
色作用を得るには消色剤を含有する層の塗布量を多くす
る必要があるが、塗布量を増やすと熱エネルギー的に高
温記録が不充分になる。また製造工程も複雑となる。一
方、消色しようとする感熱発色層中に消色剤を使用する
と、一般に発色が妨げられてしまう。特に、感熱発色層
を3層以上設ける多色記録材料においては、とりわけ色
調に濁りが生じ易く、また濁りを改良すべく消色剤層や
中間層等の塗布量を増やしたりすると高温記録の充分な
ものが得られ難くなり、実用化が困難であるのが実情で
ある。
うとする感熱発色層に対して消色作用し得る隣接する層
に設けるのが一般的である。しかし、この場合充分な消
色作用を得るには消色剤を含有する層の塗布量を多くす
る必要があるが、塗布量を増やすと熱エネルギー的に高
温記録が不充分になる。また製造工程も複雑となる。一
方、消色しようとする感熱発色層中に消色剤を使用する
と、一般に発色が妨げられてしまう。特に、感熱発色層
を3層以上設ける多色記録材料においては、とりわけ色
調に濁りが生じ易く、また濁りを改良すべく消色剤層や
中間層等の塗布量を増やしたりすると高温記録の充分な
ものが得られ難くなり、実用化が困難であるのが実情で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、混色やニジ
ミの少ない鮮明な色調の画像を形成し得る多色感熱記録
体を提供するものである。
ミの少ない鮮明な色調の画像を形成し得る多色感熱記録
体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の如き
課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、各発色層の
積層順を特定し、更に特定の消色剤を使用することによ
り、鮮明な色調の画像が分離性よく形成される多色感熱
記録体が得られることを見出したのである。
課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、各発色層の
積層順を特定し、更に特定の消色剤を使用することによ
り、鮮明な色調の画像が分離性よく形成される多色感熱
記録体が得られることを見出したのである。
【0009】即ち本発明は、支持体上に、それぞれ異な
った色調に発色する少なくとも高温感熱記録層、中温感
熱記録層、低温感熱記録層の3層を順次設けた多色感熱
記録体であって、高温感熱記録層は赤色系に、中温感
熱記録層は青色系に、低温感熱記録層は黄色系に各々発
色し、少なくとも中温感熱記録層と低温感熱記録層
は、ロイコ染料と呈色剤の反応によって発色する発色層
であり、中温感熱記録層と低温感熱記録層は、該発色
層の隣接する位置に消色剤を有する消色剤層を設ける
か、該発色層中に消色剤を含有せしめられており、且つ
消色剤を含有する少なくとも一層が、消色剤としてテ
トラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レートを含有することを特徴とする多色感熱記録体であ
る。
った色調に発色する少なくとも高温感熱記録層、中温感
熱記録層、低温感熱記録層の3層を順次設けた多色感熱
記録体であって、高温感熱記録層は赤色系に、中温感
熱記録層は青色系に、低温感熱記録層は黄色系に各々発
色し、少なくとも中温感熱記録層と低温感熱記録層
は、ロイコ染料と呈色剤の反応によって発色する発色層
であり、中温感熱記録層と低温感熱記録層は、該発色
層の隣接する位置に消色剤を有する消色剤層を設ける
か、該発色層中に消色剤を含有せしめられており、且つ
消色剤を含有する少なくとも一層が、消色剤としてテ
トラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レートを含有することを特徴とする多色感熱記録体であ
る。
【0010】
【作用】本発明は、赤色系の高温感熱記録層、青色系の
中温感熱記録層、黄色系の低温感熱記録層の順に支持体
上に設けることが特徴である。低温感熱記録層は、ロイ
コ染料と呈色剤の反応により黄色系に発色する層であ
り、ロイコ染料としては、例えば、3,6−ジメトキシ
フルオラン、3,6−ジブトキシフルオラン、1−(4
−メトキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレ
ン、1−(4−オクトキシフェニル)−2−(2−キノ
リル)エチレン、1−(3−メトキシ−4−ラウリルオ
キシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレン、1−
(4−メトキシフェニル)−2−(6−エトキシ−2−
キノリル)エチレン、1−(4−ミリスチロキシフェニ
ル)−2−(2−キノリル)エチレン)、1−(3−メ
トキシ−4−ミリスチロキシフェニル)−2−(6−エ
トキシ−2−キノリル)エチレン等の化合物が挙げられ
る。勿論これらに限定されるものではなく、また二種類
以上を併用してもよい。
中温感熱記録層、黄色系の低温感熱記録層の順に支持体
上に設けることが特徴である。低温感熱記録層は、ロイ
コ染料と呈色剤の反応により黄色系に発色する層であ
り、ロイコ染料としては、例えば、3,6−ジメトキシ
フルオラン、3,6−ジブトキシフルオラン、1−(4
−メトキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレ
ン、1−(4−オクトキシフェニル)−2−(2−キノ
リル)エチレン、1−(3−メトキシ−4−ラウリルオ
キシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレン、1−
(4−メトキシフェニル)−2−(6−エトキシ−2−
キノリル)エチレン、1−(4−ミリスチロキシフェニ
ル)−2−(2−キノリル)エチレン)、1−(3−メ
トキシ−4−ミリスチロキシフェニル)−2−(6−エ
トキシ−2−キノリル)エチレン等の化合物が挙げられ
る。勿論これらに限定されるものではなく、また二種類
以上を併用してもよい。
【0011】中温感熱記録層は、ロイコ染料と呈色剤の
反応により青色系に発色する層であり、ロイコ染料とし
ては、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジメ
チルアミノフェニル)−3−(4−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3
−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−エチル
−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4
−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,7−ビス
(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノチアジ
ン、N−ブチル−3−〔ビス{4−(N−メチルアニリ
ノ)フェニル}メチル〕カルバゾール等の化合物が挙げ
られる。勿論これらに限定されるものではなく、また二
種類以上を併用してもよい。
反応により青色系に発色する層であり、ロイコ染料とし
ては、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジメ
チルアミノフェニル)−3−(4−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3
−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−エチル
−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4
−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,7−ビス
(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノチアジ
ン、N−ブチル−3−〔ビス{4−(N−メチルアニリ
ノ)フェニル}メチル〕カルバゾール等の化合物が挙げ
られる。勿論これらに限定されるものではなく、また二
種類以上を併用してもよい。
【0012】高温感熱記録層は、赤色系に発色する層で
あり、ロイコ染料と呈色剤の反応、ジアゾ化合物とカプ
ラーとの反応等、感熱記録体の分野で公知の発色機構が
利用できる。ロイコ染料と呈色剤の反応が一般的である
ので、ロイコ染料について例示する。3−ジエチルアミ
ノ−7−クロロフルオラン、3−(N,N−ジエチルア
ミノ)−7,8−ベンゾフルオラン、3−クロロ−6−
シクロヘキシルアミノフルオラン、N−(2−クロロフ
ェニル)ローダミンBラクタム、2−ブロモ−3−メチ
ル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、1,3−ジ
メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、3,6−ビス
(ジエチルアミノ)フルオラン−2−アニリノラクタ
ム、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−2−
(4′−ニトロ)−アニリノラクタム、3,3−ビス
(1−n−ブチル−2−メチル−インドール−3−イ
ル)フタリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチル
−インド−ル−3−イル)フタリドなどが挙げられる。
勿論これらに限定されるものではなく、また二種類以上
を併用してもよい。
あり、ロイコ染料と呈色剤の反応、ジアゾ化合物とカプ
ラーとの反応等、感熱記録体の分野で公知の発色機構が
利用できる。ロイコ染料と呈色剤の反応が一般的である
ので、ロイコ染料について例示する。3−ジエチルアミ
ノ−7−クロロフルオラン、3−(N,N−ジエチルア
ミノ)−7,8−ベンゾフルオラン、3−クロロ−6−
シクロヘキシルアミノフルオラン、N−(2−クロロフ
ェニル)ローダミンBラクタム、2−ブロモ−3−メチ
ル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、1,3−ジ
メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、3,6−ビス
(ジエチルアミノ)フルオラン−2−アニリノラクタ
ム、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−2−
(4′−ニトロ)−アニリノラクタム、3,3−ビス
(1−n−ブチル−2−メチル−インドール−3−イ
ル)フタリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチル
−インド−ル−3−イル)フタリドなどが挙げられる。
勿論これらに限定されるものではなく、また二種類以上
を併用してもよい。
【0013】前記の各発色層のロイコ染料と組み合わせ
て発色系を構成する呈色剤としては、各種公知の化合物
が使用でき、例えば下記が例示される。4−tert−ブチ
ルフェノール、α−ナフトール、β−ナフトール、4−
アセチルフェノール、4−tert−オクチルフェノール、
4,4′−sec −ブチリデンジフェノール、4−フェニ
ルフェノール、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメ
タン、4,4′−イソプロピリデンジフェノール、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、1,4−ビス(p−ヒドロキシクミル)ベンゼ
ン、ハイドロキノン、4,4′−シクロヘキシリデンジ
フェノール、4,4′−(1,3−ジメチルブチリデ
ン)ビスフェノール、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルサルファイド、4,4′−チオビス(6−tert−ブチ
ル−3−メチルフェノール)、2,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′−トリメ
チレンジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3′,
4′−テトラメチレンジフェニルスルホン、3,4−ジ
ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、ビス
(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プ
ロピル〕ベンゼン、1−〔α−メチル−α−(4′−ヒ
ドロキシフェニル)エチル〕−4−〔α′,α′−ビス
(4″−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、ジ
(p−ヒドロキシフェニルチオエトオキシ)メタン、ジ
(p−ヒドロキシフェニルチオエチル)エーテル、ヒド
ロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒドロキシベンゾ
フェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,
4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒド
ロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安
息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−sec −ブチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ
安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、
4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香
酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプ
ロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック型フェノ
ール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化合物、
安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息
香酸、テレフタル酸、テレフタルアルデヒド酸、3−se
c −ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−シクロヘキ
シル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、3−イソプロピル
サリチル酸、3−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ
−tert−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、
3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−
5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニル
−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,
5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸等の芳香族カル
ボン酸、およびこれらフェノール性化合物、芳香族カル
ボン酸と例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カ
ルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価
金属との塩等の有機酸性物質等。尚、上記の呈色剤は勿
論必要に応じて2種類以上を併用することができる。
て発色系を構成する呈色剤としては、各種公知の化合物
が使用でき、例えば下記が例示される。4−tert−ブチ
ルフェノール、α−ナフトール、β−ナフトール、4−
アセチルフェノール、4−tert−オクチルフェノール、
4,4′−sec −ブチリデンジフェノール、4−フェニ
ルフェノール、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメ
タン、4,4′−イソプロピリデンジフェノール、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、1,4−ビス(p−ヒドロキシクミル)ベンゼ
ン、ハイドロキノン、4,4′−シクロヘキシリデンジ
フェノール、4,4′−(1,3−ジメチルブチリデ
ン)ビスフェノール、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルサルファイド、4,4′−チオビス(6−tert−ブチ
ル−3−メチルフェノール)、2,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′−トリメ
チレンジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3′,
4′−テトラメチレンジフェニルスルホン、3,4−ジ
ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、ビス
(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プ
ロピル〕ベンゼン、1−〔α−メチル−α−(4′−ヒ
ドロキシフェニル)エチル〕−4−〔α′,α′−ビス
(4″−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、ジ
(p−ヒドロキシフェニルチオエトオキシ)メタン、ジ
(p−ヒドロキシフェニルチオエチル)エーテル、ヒド
ロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒドロキシベンゾ
フェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,
4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒド
ロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安
息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−sec −ブチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ
安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、
4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香
酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプ
ロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック型フェノ
ール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化合物、
安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息
香酸、テレフタル酸、テレフタルアルデヒド酸、3−se
c −ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−シクロヘキ
シル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、3−イソプロピル
サリチル酸、3−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ
−tert−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、
3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−
5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニル
−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,
5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸等の芳香族カル
ボン酸、およびこれらフェノール性化合物、芳香族カル
ボン酸と例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カ
ルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価
金属との塩等の有機酸性物質等。尚、上記の呈色剤は勿
論必要に応じて2種類以上を併用することができる。
【0014】とりわけ、4,4′−シクロヘキシリデン
ジフェノール、4,4′−(1,3−ジメチルブチリデ
ン)ビスフェノール、4−ヒドロキシ−4′−イソプロ
ポキシジフェニルスルホン、2,4′−ジヒドロキシジ
フェニルスルホン、1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシ
フェニル)−2−プロピル〕ベンゼンを、より好ましく
は4,4′−シクロヘキシリデンジフェノールを用いる
と、発色濃度が高く、かつ高温側での消色が速やかであ
る点が望ましい。
ジフェノール、4,4′−(1,3−ジメチルブチリデ
ン)ビスフェノール、4−ヒドロキシ−4′−イソプロ
ポキシジフェニルスルホン、2,4′−ジヒドロキシジ
フェニルスルホン、1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシ
フェニル)−2−プロピル〕ベンゼンを、より好ましく
は4,4′−シクロヘキシリデンジフェノールを用いる
と、発色濃度が高く、かつ高温側での消色が速やかであ
る点が望ましい。
【0015】塩基性染料と呈色剤の使用比率は、用いる
呈色剤の種類に応じて適宜選択すべきもので、特に限定
するものではないが、一般に塩基性染料100重量部に
対して50〜700重量部、好ましくは100〜400
重量部程度の呈色剤が使用される。
呈色剤の種類に応じて適宜選択すべきもので、特に限定
するものではないが、一般に塩基性染料100重量部に
対して50〜700重量部、好ましくは100〜400
重量部程度の呈色剤が使用される。
【0016】中温感熱記録層と低温感熱記録層は、該発
色層の隣接する位置に消色剤を含有する消色剤層を設け
るか、該発色層中に消色剤を含有せしめられるが、本発
明は消色剤を含有する層の少なくとも一層が、消色剤と
してテトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカル
ボキシレートを用いることが特徴である。この化合物を
用いることにより消色剤層の塗布量を少なくても充分に
消色作用があり、ニジミ等が生じ難いことを見いだした
のである。
色層の隣接する位置に消色剤を含有する消色剤層を設け
るか、該発色層中に消色剤を含有せしめられるが、本発
明は消色剤を含有する層の少なくとも一層が、消色剤と
してテトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカル
ボキシレートを用いることが特徴である。この化合物を
用いることにより消色剤層の塗布量を少なくても充分に
消色作用があり、ニジミ等が生じ難いことを見いだした
のである。
【0017】とりわけ、中温感熱記録層にロイコ染料と
して3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド及び/又は3−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−
メチルフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドを用
い、記録層中に該消色剤を含有せしると、鮮明に発色
し、しかも効率的に消色できるので、更には中温感熱記
録用の消色剤層が一層不要となるのでので特に好まし
い。この場合の消色剤の使用量は、塩基性染料100重
量部に対して、50〜1500重量部、好ましくは10
0〜700重量部の範囲で用いるのが望ましい。なお、
この消色剤は、水、有機溶媒、油等に分散して用いても
よいし、カプセルに内包してもよい。また、本発明の効
果を妨げない程度に、従来知られている消色剤を併用す
ることも可能である。
して3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド及び/又は3−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−
メチルフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドを用
い、記録層中に該消色剤を含有せしると、鮮明に発色
し、しかも効率的に消色できるので、更には中温感熱記
録用の消色剤層が一層不要となるのでので特に好まし
い。この場合の消色剤の使用量は、塩基性染料100重
量部に対して、50〜1500重量部、好ましくは10
0〜700重量部の範囲で用いるのが望ましい。なお、
この消色剤は、水、有機溶媒、油等に分散して用いても
よいし、カプセルに内包してもよい。また、本発明の効
果を妨げない程度に、従来知られている消色剤を併用す
ることも可能である。
【0018】その他の消色剤については特に限定される
ものではなく、脂肪族アミン類、アミド類、ピペリジン
類、ピペラジン類、ピリジン類、イミダゾール類、イミ
ダゾリン類、モルホリン類、グアニジン類、アミジン
類、ポリエーテル類、グリコール類等が好ましく用いら
れる。
ものではなく、脂肪族アミン類、アミド類、ピペリジン
類、ピペラジン類、ピリジン類、イミダゾール類、イミ
ダゾリン類、モルホリン類、グアニジン類、アミジン
類、ポリエーテル類、グリコール類等が好ましく用いら
れる。
【0019】具体的には、例えば以下の化合物がそれぞ
れ各種の公知文献に記載されている。ビスフェノール類
の酸化アルキレン化合物(特開昭54−139741号公報)、
テレフタル酸の酸化エチレン付加物(特開昭55− 25306
号公報)、長鎖1,2−グリコール(特開昭55− 27217
号公報)、グリセリン脂肪酸エステル(特開昭55−1520
94号公報)、尿素誘導体(特開昭55−139290号公報)、
直鎖グリコールの酸化アルキレン付加物(特開昭55−15
2094号公報)、モルホリン誘導体(特開昭56−40588号
公報)、ポリエーテルおよびポリエチレングリコール誘
導体(特公昭50− 17867号公報、特公昭50− 17868号公
報)、グアニジン誘導体(特公昭51− 29024号公報)、
アミン又は第四級アンモニウム塩(特開昭50− 18048号
公報)、ピペリジン誘導体(特開昭64− 82986号公
報)、脂肪族及び芳香族カルボン酸のジ置換アミド化合
物(特開昭61−120792号公報、特開昭61−169277号公
報)等が挙げられる。上記の如き各種消色剤は、各記録
層におけるロイコ染料と呈色剤の合計重量に対し0.1
〜20重量%程度、より好ましくは0.5〜6重量%程
度の範囲で調節される。なお、消色剤を二種以上併用す
ることも勿論可能である。
れ各種の公知文献に記載されている。ビスフェノール類
の酸化アルキレン化合物(特開昭54−139741号公報)、
テレフタル酸の酸化エチレン付加物(特開昭55− 25306
号公報)、長鎖1,2−グリコール(特開昭55− 27217
号公報)、グリセリン脂肪酸エステル(特開昭55−1520
94号公報)、尿素誘導体(特開昭55−139290号公報)、
直鎖グリコールの酸化アルキレン付加物(特開昭55−15
2094号公報)、モルホリン誘導体(特開昭56−40588号
公報)、ポリエーテルおよびポリエチレングリコール誘
導体(特公昭50− 17867号公報、特公昭50− 17868号公
報)、グアニジン誘導体(特公昭51− 29024号公報)、
アミン又は第四級アンモニウム塩(特開昭50− 18048号
公報)、ピペリジン誘導体(特開昭64− 82986号公
報)、脂肪族及び芳香族カルボン酸のジ置換アミド化合
物(特開昭61−120792号公報、特開昭61−169277号公
報)等が挙げられる。上記の如き各種消色剤は、各記録
層におけるロイコ染料と呈色剤の合計重量に対し0.1
〜20重量%程度、より好ましくは0.5〜6重量%程
度の範囲で調節される。なお、消色剤を二種以上併用す
ることも勿論可能である。
【0020】なお、本発明において、各発色層には更
に、発色温度を調節する等の目的で適切な熱可融性物質
を併用してもよい。熱可融性物質としては各種公知の化
合物が使用でき、例えば、ステアリン酸アミド、ステア
リン酸メチレンビスアミド、ステアリン酸エチレンビス
アミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ
脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド、4,4′−ブチリデン
ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフ
ェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、p−ベン
ジルビフェニル、p−(4−トリオキシ)ビフェニル、
1,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−オキサ
−ペンタン、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,
2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビ
ス(3−メチルフェノキシ)エタン、1−(2−メチル
フェノキシ)−2−(4−メトキシフェノキシ)エタ
ン、2−ナフトールベンジルエーテル等のエーテル類、
ジベンジルテレフタレート、2−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸−フェニルエステル、シュウ酸ジベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)エステル、シュ
ウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステル等のエステル
類、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3′,5′−
ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエイト、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−
ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチ
ル−5′−メチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
tert−アミノフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−5′−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−オクチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−
3′−(3″,4″,5″,6″−テトラ−ヒドロフタ
ールイミドメチル)−5′−メチルフェニル〕ベンゾト
リアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−3′,5′−ビ
ス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕2H−ベン
ゾトリアゾール等の紫外線吸収剤、および各種公知の熱
可融性物質を増感剤として併用することができる。
に、発色温度を調節する等の目的で適切な熱可融性物質
を併用してもよい。熱可融性物質としては各種公知の化
合物が使用でき、例えば、ステアリン酸アミド、ステア
リン酸メチレンビスアミド、ステアリン酸エチレンビス
アミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ
脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド、4,4′−ブチリデン
ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフ
ェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、p−ベン
ジルビフェニル、p−(4−トリオキシ)ビフェニル、
1,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−オキサ
−ペンタン、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,
2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビ
ス(3−メチルフェノキシ)エタン、1−(2−メチル
フェノキシ)−2−(4−メトキシフェノキシ)エタ
ン、2−ナフトールベンジルエーテル等のエーテル類、
ジベンジルテレフタレート、2−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸−フェニルエステル、シュウ酸ジベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)エステル、シュ
ウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステル等のエステル
類、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3′,5′−
ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエイト、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−
ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチ
ル−5′−メチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
tert−アミノフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−5′−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−オクチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−
3′−(3″,4″,5″,6″−テトラ−ヒドロフタ
ールイミドメチル)−5′−メチルフェニル〕ベンゾト
リアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−3′,5′−ビ
ス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕2H−ベン
ゾトリアゾール等の紫外線吸収剤、および各種公知の熱
可融性物質を増感剤として併用することができる。
【0021】とりわけ、2−(2′−ヒドロキシ−5′
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)
−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)
−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′,5′−ジ−tert−アミノフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
〔2′−ヒドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″
−テトラ−ヒドロフタールイミド−メチル)−5′−メ
チルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒド
ロキシ−3′,5′−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール等のベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を熱可融性物質として用い
ると、発色濃度が高く、かつ高温側で速やかに消色する
ので好ましい。記録層中に含有せしめられる熱可融性物
質の使用量ついては、必ずしも限定できるものではない
が、塩基性染料100重量部に対して、好ましくは50
〜500重量部、より好ましくは100〜300重量部
の範囲で配合される。
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)
−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)
−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′,5′−ジ−tert−アミノフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
〔2′−ヒドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″
−テトラ−ヒドロフタールイミド−メチル)−5′−メ
チルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒド
ロキシ−3′,5′−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール等のベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を熱可融性物質として用い
ると、発色濃度が高く、かつ高温側で速やかに消色する
ので好ましい。記録層中に含有せしめられる熱可融性物
質の使用量ついては、必ずしも限定できるものではない
が、塩基性染料100重量部に対して、好ましくは50
〜500重量部、より好ましくは100〜300重量部
の範囲で配合される。
【0022】これらを含む各感熱記録層用塗液の調製
は、一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライタ
ー、サンドミル等の攪拌・粉砕機により、染料、呈色剤
を、必要に応じて前記特定の消色剤、熱可融性物質等を
適宜一緒に又は別々に分散するなどして加え、調製す
る。
は、一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライタ
ー、サンドミル等の攪拌・粉砕機により、染料、呈色剤
を、必要に応じて前記特定の消色剤、熱可融性物質等を
適宜一緒に又は別々に分散するなどして加え、調製す
る。
【0023】かかる塗液中には、通常バインダーとして
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキ
シ基変性ポリビニルアルコール、スルホン基変性ポリビ
ニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニアルコ
ール、シリコン変性ポリビニルアルコール等の各種変性
ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
ブタジエン共重合体エマルジョン、コロイダルシリカ粒
子複合スチレン・アクリル酸エステル共重合体エマルジ
ョン等が全固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜2
5重量%程度配合される。勿論、これらのバインダー類
は2種類以上を併用することも可能である。
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキ
シ基変性ポリビニルアルコール、スルホン基変性ポリビ
ニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニアルコ
ール、シリコン変性ポリビニルアルコール等の各種変性
ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
ブタジエン共重合体エマルジョン、コロイダルシリカ粒
子複合スチレン・アクリル酸エステル共重合体エマルジ
ョン等が全固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜2
5重量%程度配合される。勿論、これらのバインダー類
は2種類以上を併用することも可能である。
【0024】とりわけ、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
ブタジエン共重合体エマルジョン、コロイダルシリカ粒
子複合スチレン・アクリル酸エステル共重合体エマルジ
ョン、中でもコロイダルシリカ粒子複合スチレン・アク
リル酸エステル共重合体エマルジョンを用いると、経時
的な塗料の安定性が良い点で好ましい。
合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
ブタジエン共重合体エマルジョン、コロイダルシリカ粒
子複合スチレン・アクリル酸エステル共重合体エマルジ
ョン、中でもコロイダルシリカ粒子複合スチレン・アク
リル酸エステル共重合体エマルジョンを用いると、経時
的な塗料の安定性が良い点で好ましい。
【0025】さらに、塗液中には各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染
料等が挙げられる。
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染
料等が挙げられる。
【0026】また、記録ヘッドへのカス付着を改善する
ためにカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼
成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、
活性白土等の無機顔料、スチレンマイクロボール、ナイ
ロンパウダー、ポリエチレンパウダー、尿素・ホルマリ
ン樹脂フィラー、澱粉粒子等の有機顔料を添加すること
もできる。さらに、記録機器や記録ヘッドとの接触によ
ってスティッキングを生じないようにステアリン酸、ポ
リエチレン、カルナバロウ、パラフィンワックスステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、エステルワック
ス等の分散液やエマルジョン等を添加することもでき
る。
ためにカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼
成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、
活性白土等の無機顔料、スチレンマイクロボール、ナイ
ロンパウダー、ポリエチレンパウダー、尿素・ホルマリ
ン樹脂フィラー、澱粉粒子等の有機顔料を添加すること
もできる。さらに、記録機器や記録ヘッドとの接触によ
ってスティッキングを生じないようにステアリン酸、ポ
リエチレン、カルナバロウ、パラフィンワックスステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、エステルワック
ス等の分散液やエマルジョン等を添加することもでき
る。
【0027】記録層の形成方法については特に限定され
るものではなく、従来から周知慣用の技術に従って形成
することができる。例えば感熱記録層用の塗液を、支持
体上にエアーナイフコーター、ブレードコーター、ロッ
ドブレードコーター、バーコーター、グラビアコータ
ー、カーテンコーター、ダイコーター等の適当な塗布装
置で塗布、乾燥して記録層を形成する。また塗液の塗布
量についても特に限定されるものではなく、一般に乾燥
重量で1.0〜12g/m2 、好ましくは1.5〜10
g/m2 の範囲で調節される。
るものではなく、従来から周知慣用の技術に従って形成
することができる。例えば感熱記録層用の塗液を、支持
体上にエアーナイフコーター、ブレードコーター、ロッ
ドブレードコーター、バーコーター、グラビアコータ
ー、カーテンコーター、ダイコーター等の適当な塗布装
置で塗布、乾燥して記録層を形成する。また塗液の塗布
量についても特に限定されるものではなく、一般に乾燥
重量で1.0〜12g/m2 、好ましくは1.5〜10
g/m2 の範囲で調節される。
【0028】支持体としては紙、プラスチックフィル
ム、合成紙等が用いられるが、異なった色調を鮮明に区
分するためには高平滑な支持体の使用が適しているの
で、プラスチックフィルムや合成紙が好ましい。勿論、
着色した支持体を用いても構わない。
ム、合成紙等が用いられるが、異なった色調を鮮明に区
分するためには高平滑な支持体の使用が適しているの
で、プラスチックフィルムや合成紙が好ましい。勿論、
着色した支持体を用いても構わない。
【0029】なお、必要に応じて低温発色層上に記録層
を保護する等の目的で保護層を設けたり、記録像を鮮明
にする目的で発色層と発色層の間或いは発色層と消色層
との間に顔料やバインダーからなる中間層を設けること
も可能である。支持体と高温発色層との間に別の色調
(例えば黒)で更に高温の発色層を設けることもでき
る。さらに、支持体に下塗り層を設けたり、各層塗抹後
にスーパーカレンダー掛けをすることも可能であり、ま
た記録体裏面に粘着剤層を設けたり、磁気記録層を設け
るなど、感熱記録体製造分野における各種の公知技術が
必要に応じて付加し得るものである。
を保護する等の目的で保護層を設けたり、記録像を鮮明
にする目的で発色層と発色層の間或いは発色層と消色層
との間に顔料やバインダーからなる中間層を設けること
も可能である。支持体と高温発色層との間に別の色調
(例えば黒)で更に高温の発色層を設けることもでき
る。さらに、支持体に下塗り層を設けたり、各層塗抹後
にスーパーカレンダー掛けをすることも可能であり、ま
た記録体裏面に粘着剤層を設けたり、磁気記録層を設け
るなど、感熱記録体製造分野における各種の公知技術が
必要に応じて付加し得るものである。
【0030】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。ま
た、特に断らない限り例中の「部」及び「%」はそれぞ
れ「重量部」及び「重量%」を示す。
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。ま
た、特に断らない限り例中の「部」及び「%」はそれぞ
れ「重量部」及び「重量%」を示す。
【0031】実施例1 A液調製 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン 10部、
メチルセルロース5%水溶液 5部及び水 25部から
なる組成物をサンドミルで平均粒子径が0.9μmとな
るまで粉砕した。
メチルセルロース5%水溶液 5部及び水 25部から
なる組成物をサンドミルで平均粒子径が0.9μmとな
るまで粉砕した。
【0032】B液調製 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド10部、メチルセルロース5%水
溶液 5部及び水 25部からなる組成物をサンドミル
で平均粒子径が0.9μmとなるまで粉砕した。
メチルアミノフタリド10部、メチルセルロース5%水
溶液 5部及び水 25部からなる組成物をサンドミル
で平均粒子径が0.9μmとなるまで粉砕した。
【0033】C液調製 1−(3−メトキシ−4−ラウリルオキシフェニル)−
2−(2−キノリル)エチレン 10部、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル 20部、メチルセルロース5%水溶液 15部及び
水 80部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が
0.8μmとなるまで粉砕した。
2−(2−キノリル)エチレン 10部、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル 20部、メチルセルロース5%水溶液 15部及び
水 80部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が
0.8μmとなるまで粉砕した。
【0034】D液調製 4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール 30部、
メチルセルロース5%水溶液 30部及び水 70部か
らなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.1μmと
なるまで粉砕した。
メチルセルロース5%水溶液 30部及び水 70部か
らなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.1μmと
なるまで粉砕した。
【0035】E液調製 テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート 40部、メチルセルロース5%水溶液 20
部及び水 88部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が1.0μmとなるまで粉砕した。
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート 40部、メチルセルロース5%水溶液 20
部及び水 88部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が1.0μmとなるまで粉砕した。
【0036】G液調製 テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート 40部、メチルセルロース5%水溶液 20
部及び水 88部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が1.0μmとなるまで粉砕した。
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート 40部、メチルセルロース5%水溶液 20
部及び水 88部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が1.0μmとなるまで粉砕した。
【0037】〔高温感熱記録(赤発色)層用塗液の調
製〕 A液20部、D液65部、カオリン(商品名:UW−9
0,EMC社製)60部、20%酸化澱粉水溶液100
部、水155部を混合、攪拌し塗液とした。
製〕 A液20部、D液65部、カオリン(商品名:UW−9
0,EMC社製)60部、20%酸化澱粉水溶液100
部、水155部を混合、攪拌し塗液とした。
【0038】〔中間層用塗液の調製〕 酸化珪素顔料(商品名:ミズカシルP−527,吸油量
170cc/100g,水澤化学社製)35部、30%
パラフィンワックス液(商品名:ハイドリンP−7,中
京油脂社製)25部、10%ポリビニルアルコール水溶
液75部、水115部を混合、攪拌し塗液とした。
170cc/100g,水澤化学社製)35部、30%
パラフィンワックス液(商品名:ハイドリンP−7,中
京油脂社製)25部、10%ポリビニルアルコール水溶
液75部、水115部を混合、攪拌し塗液とした。
【0039】〔中温感熱記録(青発色)層用塗液の調
製〕 B液40部、E液148部、D液130部、酸化珪素顔
料(商品名:ミズカシルP−527,水澤化学社製)2
0部、軽質炭酸カルシウム微粉末20部、コロイダルシ
リカ粒子複合スチレン・アクリル酸エステル共重合体エ
マルジョン(商品名:モビニール8200,固形分44
%,ヘキストジャパン社製)30部、20%酸化澱粉水
溶液40部、30%ステアリン酸亜鉛分散液40部、水
125部を混合、攪拌し塗液とした。
製〕 B液40部、E液148部、D液130部、酸化珪素顔
料(商品名:ミズカシルP−527,水澤化学社製)2
0部、軽質炭酸カルシウム微粉末20部、コロイダルシ
リカ粒子複合スチレン・アクリル酸エステル共重合体エ
マルジョン(商品名:モビニール8200,固形分44
%,ヘキストジャパン社製)30部、20%酸化澱粉水
溶液40部、30%ステアリン酸亜鉛分散液40部、水
125部を混合、攪拌し塗液とした。
【0040】〔低温感熱記録(黄色発色)層用塗液の調
製〕 C液125部、D液130部、酸化珪素顔料(商品名:
ミズカシルP−527,水澤化学社製)20部、軽質炭
酸カルシウム微粉末20部、コロイダルシリカ粒子複合
スチレン・アクリル酸エステル共重合体エマルジョン
(商品名:モビニール8200,固形分44%,ヘキス
トジャパン社製)30部、20%酸化澱粉水溶液40
部、30%ステアリン酸亜鉛分散液40部、水125部
を混合、攪拌し塗液とした。
製〕 C液125部、D液130部、酸化珪素顔料(商品名:
ミズカシルP−527,水澤化学社製)20部、軽質炭
酸カルシウム微粉末20部、コロイダルシリカ粒子複合
スチレン・アクリル酸エステル共重合体エマルジョン
(商品名:モビニール8200,固形分44%,ヘキス
トジャパン社製)30部、20%酸化澱粉水溶液40
部、30%ステアリン酸亜鉛分散液40部、水125部
を混合、攪拌し塗液とした。
【0041】〔消色剤層用塗液の調製〕 G液148部、10%ポリビニルアルコール水溶液75
部を混合、攪拌し塗液とした。
部を混合、攪拌し塗液とした。
【0042】〔記録層の形成〕 坪量60g/m2 の合成紙の上に、高温感熱記録層用塗
液、中間層用塗液、中温感熱記録層用塗液、中間層用塗
液、消色剤層塗液、低温感熱記録層用塗液を、この順で
乾燥後の塗布量がそれぞれ7g/m2 、3g/m2 、6
g/m2 、3g/m2 、2g/m2 、4g/m2 となる
ように塗布乾燥し、スーパーキャレンダー掛けして多色
発色感熱記録体を得た。
液、中間層用塗液、中温感熱記録層用塗液、中間層用塗
液、消色剤層塗液、低温感熱記録層用塗液を、この順で
乾燥後の塗布量がそれぞれ7g/m2 、3g/m2 、6
g/m2 、3g/m2 、2g/m2 、4g/m2 となる
ように塗布乾燥し、スーパーキャレンダー掛けして多色
発色感熱記録体を得た。
【0043】実施例2 G液調製において、テトラキス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレートの代わりに、α−トリフェ
ニルグアニジンを用いた以外は、実施例1と同様にして
多色感熱記録体を得た。
ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレートの代わりに、α−トリフェ
ニルグアニジンを用いた以外は、実施例1と同様にして
多色感熱記録体を得た。
【0044】比較例1〜2 E液調製において、テトラキス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレートの代わりに、α−トリフェ
ニルグアニジン(比較例1)、1,3−ジ−o−トリル
グアニジン(比較例2)を各々用いた以外は、実施例1
と同様にして多色感熱記録体を得た。
ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレートの代わりに、α−トリフェ
ニルグアニジン(比較例1)、1,3−ジ−o−トリル
グアニジン(比較例2)を各々用いた以外は、実施例1
と同様にして多色感熱記録体を得た。
【0045】比較例3 A液調製において、3−ジエチルアミノ−7−クロロフ
ルオランの代わりに、1−(3−メトキシ−4−ラウリ
ルオキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレン
を、C液調製において、1−(3−メトキシ−4−ラウ
リルオキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレン
の代わりに、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラ
ンを各々用いた以外は実施例1と同様にして、低温感熱
記録層が赤色系に、高温感熱記録層が黄色系に発色する
多色感熱記録体を得た。
ルオランの代わりに、1−(3−メトキシ−4−ラウリ
ルオキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレン
を、C液調製において、1−(3−メトキシ−4−ラウ
リルオキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレン
の代わりに、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラ
ンを各々用いた以外は実施例1と同様にして、低温感熱
記録層が赤色系に、高温感熱記録層が黄色系に発色する
多色感熱記録体を得た。
【0046】かくして得られた5種類の多色発色感熱記
録体を感熱紙印字評価試験機(印加電圧 12V,パル
ス幅2〜16ms)にて発色させ、色分離について目視
判断した。
録体を感熱紙印字評価試験機(印加電圧 12V,パル
ス幅2〜16ms)にて発色させ、色分離について目視
判断した。
【0047】「評価」実施例1の多色感熱記録体は、黄
色、青色、赤色が明瞭に判別できるパルス領域があり、
実用的である。実施例2の多色感熱記録体は、実施例1
よりも黄色が明瞭に判別できるパルス領域が少ないが、
問題なく黄色、青色、赤色が明瞭に判別でき実用的であ
る。比較例1の多色感熱記録体は、青色が殆ど消色せず
混色し、色調が不鮮明である。比較例2の多色感熱記録
体は、青色が殆ど消色せず混色し、色調が不鮮明であ
る。比較例3の多色感熱記録体は、黄色、青色が赤味を
帯び、色調が不鮮明である。
色、青色、赤色が明瞭に判別できるパルス領域があり、
実用的である。実施例2の多色感熱記録体は、実施例1
よりも黄色が明瞭に判別できるパルス領域が少ないが、
問題なく黄色、青色、赤色が明瞭に判別でき実用的であ
る。比較例1の多色感熱記録体は、青色が殆ど消色せず
混色し、色調が不鮮明である。比較例2の多色感熱記録
体は、青色が殆ど消色せず混色し、色調が不鮮明であ
る。比較例3の多色感熱記録体は、黄色、青色が赤味を
帯び、色調が不鮮明である。
【0048】
【発明の効果】本発明の多色感熱記録体は、混色やニジ
ミのない、極めて鮮明な色調の記録像を得ることができ
る。
ミのない、極めて鮮明な色調の記録像を得ることができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】支持体上に、それぞれ異なった色調に発色
する少なくとも高温感熱記録層、中温感熱記録層、低温
感熱記録層の3層を順次設けた多色感熱記録体であっ
て、高温感熱記録層は赤色系に、中温感熱記録層は青
色系に、低温感熱記録層は黄色系に各々発色し、少な
くとも中温感熱記録層と低温感熱記録層は、ロイコ染料
と呈色剤の反応によって発色する発色層であり、中温
感熱記録層と低温感熱記録層は、該発色層の隣接する位
置に消色剤を有する消色剤層を設けるか、該発色層中に
消色剤を含有せしめられており、且つ消色剤を含有す
る少なくとも一層が、消色剤としてテトラキス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートを含有
することを特徴とする多色感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4072071A JPH05270126A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 多色感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4072071A JPH05270126A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 多色感熱記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05270126A true JPH05270126A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13478811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4072071A Pending JPH05270126A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 多色感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05270126A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102205757A (zh) * | 2010-03-11 | 2011-10-05 | 株式会社理光 | 热敏记录介质 |
WO2014181745A1 (ja) | 2013-05-10 | 2014-11-13 | 王子ホールディングス株式会社 | 金色メタル調の色調を示す感熱記録体、及び/又は異なる2色の発色色調を示す感熱記録体 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4072071A patent/JPH05270126A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102205757A (zh) * | 2010-03-11 | 2011-10-05 | 株式会社理光 | 热敏记录介质 |
WO2014181745A1 (ja) | 2013-05-10 | 2014-11-13 | 王子ホールディングス株式会社 | 金色メタル調の色調を示す感熱記録体、及び/又は異なる2色の発色色調を示す感熱記録体 |
KR20160006216A (ko) | 2013-05-10 | 2016-01-18 | 오지 홀딩스 가부시키가이샤 | 골드 메탈 색조를 나타내는 감열 기록체, 및/또는 상이한 2색의 색조를 나타내는 감열 기록체 |
US9751352B2 (en) | 2013-05-10 | 2017-09-05 | Oji Holdings Corporation | Heat-sensitive recording medium displaying gold metal tone, and/or heat-sensitive recording medium displaying two different color tones |
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