JPH042582A - 連結リンク式ゴムクローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は移動式建設機械等に装着されるゴムクロー＝う
に関し、特に鉄クローラとゴムクローラとを兼用できる
タイプの車両に装着して好適な連結リンク式ゴムクロー
ラに関する。

（従来の技術及び問題点） 移動式建設機械等に装着されるゴムフロラとしては従来
専ら鉄クローラであシ、このうち一部でゴムシューが使
用されているが、；）ｊ　ｎゴムクローラが好んで使用
されるものとなっている。

第１図は従来の鉄クローラの１例の断面図であり、１１
は外つげ転輪、１２は鉄クローラシュー　１２ａはシュ
ープレート、１２１）はシューリンク、１２０は連結ピ
ン、１２（１はラグ（鉄製）である。第２図はゴムシュ
ーの１例の断面図であす、１３はゴムシュー　１．３ａ
はシュプレー１・、１３１〕はシューリンク、１３Ｃは
連結ピン、ｌａｄはゴムラグである。第３図は従来のゴ
ムクローラの断面図であシ、１４はゴムクローラ、１４
Ｃはラグ、１５は芯金、１６はスチールコードである。

第１〜３図において転輪はいずれも同じ外つげ転輪を兼
用することができる。

ところで鉄クローラは （１）　　内周にトラックリンクが連結して連続した転
輪軌道となるため振動が小であり、（２）　　周方向及
び幅方向に伸び及び位相のずれがないためクローラ外れ
が少ない、 （３）各リンク等の機械的結合が犬であるため耐久性に
優れる 等の長所を有するが、反面 （１）騒音が大 （２）　　クツション性が乏しく、運転者の疲労が大き
い （３）路面を損傷する 等の欠点を有する。

これに対しゴムクローラは、 （１）騒音が小さい （２）　　クツション性が良好で運転者の疲労が少ない （３）路面を損傷しない （４）重量が比較的小で、かつ１．２の特性のため、走
行速度を比較的に大とすることができる。

等の長所を有するが、欠点としては、 （１）　　内周面に突呂する芯金を転輪軌道とするため
、前後の突起間で転輪が落ち込みを生じ、このため振動
がやや大となること （２）■　抗伸長体としてのスチールコードがクローラ
本体内部で、やや波打ち状に 埋入されていること、及びスチールコ ードの両端の重ね合わせ部には中間に 薄いゴム層が介在していることのため に、周方向に異常に高い伸長力が加え られた場合にクローラが伸びること。

■　横幅方向に外力が加えられた場合にクローラ本体の
芯金間で捩れること。

■　■、■の原因のためクローラ外れが生じる。

（３）　　ゴムクローラの機械的強度はゴム質と芯金及
びスチールコードとの接着力を基本とするものであって
、金属とゴムとの境界面の接着力に影響されるものであ
り、鉄クローラの機械的強度よりもかなり劣るものであ
るだめ、耐久性の点でもゴムクローラは鉄クローラよシ
も劣る。

とじて、鉄クローラのシュープレートの接地側にゴムラ
グを設けた構成のゴムシューカー部使用されている。と
ころで、ゴムシューの製法は一例として、シュープレー
トと未加硫ゴムを所定の金型の中に配置してプレス加硫
を行い、シュープレートの表面にゴムラグを加硫成型と
同時に接着せしめたものであるが、（１）　　シュープ
レートとゴムラグとの接着力は鉄クローラの構成におい
ては最も弱い点となるのであり （２）　　ゴムラグが、銅体としてのシュープレートと
地面との間に圧迫されて逃げ場のない構成となるため、
ゴムラグの損傷が促進されるのであシ （３）　　スプロケット及びアイドラーと巻回する部分
では、連結ピンに対してシュープレートが外周側にかな
シ離間しているため、前後のシュープレート間隔が開く
のであって、このためゴムラグをシュープレートｌ？ｆ
ｌ隔に亘って連続させることができないのであシ、軟弱
路面においてはシュープレート間より泥土が侵入するた
め浮力不足となる。これを改良するためシュープレート
幅を拡大して接地圧の減少を図ると重量増加となって浮
力は殆ど向上しないのであシ、一方走行速度が低下する
などの改悪となるのである。

（４）　　又、シュープレート各個を金型に↓シブレス
加硫する方法は、かなりなコストアップとなる。

等の欠点があシ、結局ゴムクローラを凌駕するものとす
ることができないのである。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はゴムクローラの上記欠点を解決せんとするもの
であって、鉄クローラの構成を取シ入れることによシ鉄
クローラの長所でもってゴムクローラの欠点を解決せん
とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の特徴は、クローラ本体の内周側に周方向に連続
する一対のトラックリンクを有する連結リンク式ゴムク
ローラにおいて、相対立するトラックリンクのそれぞれ
前後に重合するピン孔にピンを貫通して、該ピンの両側
端はクローラ本体に埋設したことにある。

（実施例） 以下、本発明による実施例を説明する。

第４図において１はピン、２は埋設部材であッテ、２ａ
、２ａは管部、２ｂは中間部、Ｈは管部２ａの内部の中
空孔であり、ピン１の外径は中空孔Ｈに適度に内嵌しう
る寸法としである。

第５図は上記埋設部材２を埋設したゴムクローラ３を示
すものであり、Ａは平面図、Ｂは正面図、ＣはＡのｘ−
Ｘ線切断側面図であって４は凹溝、５はラグである。

本実施例は凹溝４の巾Ｗを埋設部材２の中間部２ｂの間
隔と等しくし、凹溝４の埋設部材２が位置する対向面Ｕ
ＳＵには中空孔Ｈが開通したものとなされており、又埋
設部材２の長すヲゴムクローラの横巾と等しくシテ、ゴ
ムクローラ３の両側面Ｓ、Ｓにも中空孔Ｈが開通したも
のとなす。なお、Ｐは埋設部材２の間隔である。

第６図はトラックリンク６の構成を示すものでＡは平面
図、Ｂは正面図であってＨｌはピン孔、ｙは上辺縁、ｔ
は厚さである。こ−に左右のピン孔間隔ｌは埋設部材２
の間隔Ｐと等しい寸法となすと共に、ピン孔Ｆ（＋の周
辺は左右位置で相互に相反する関係に薄肉部（肉厚ｔの
因）に形成してあり、これにより前後するトラックリン
ク同志の連結が同一の肉厚状態で行われるものとなしで
ある。なお、上辺縁ｆは平面として転輪軌道とするもの
である。

第７図は本実施例の一部破断斜視図であって、凹溝４の
両側面Ｕ、Ｕに近接してトラックリンク６．６・・・を
並べて、前後に重合するピン孔Ｈ１及び中空孔Ｈに一ピ
ン１を貫通させるのである。このさい、Ｅはブツシュで
あって本実施例ではこのためにブツシュＥがスフ。

ロケットの歯と係合するものとなるが、上記左右トラッ
クリンクの離間手段は別の方法でも良いのであってスプ
ロケットの歯がピン１と直接係合するものとしても良い
。又、ピン１の中空孔Ｈからの抜は落ちを防止するため
ピンの両端に抜は防止機構（例示せず）を設けるのであ
る。

第８図は本実施例の断面図であって、図に示すようにト
ラックリンク６、の上面ｙが転輪軌道となって転輪Ｔが
回動するのである。但し、ｋは凹溝４の側面Ｕの上縁に
連続して設けた欠肉部であって、該欠肉部ｋを設けない
場合において機体の横揺れによシ転輪の外つ第９図は別
の実施例を示すものであり、図ン に示すごとく埋設部材２の管部ゝ飄の外周側にリンクが
全周に強固に連結されているため、従来のゴムクローラ
では不可欠のスチールコード等の抗伸長体を埋設しなく
ても良いのであるが、上記前後の埋設部材間のクローラ
本体ゴム質のみであって補強材がないだめ、この部分が
石等の障害物に乗り上げて極度に弓き伸ばされて損傷す
ることを未然に防止するためである。尚、補強芯Ｆは高
強度の天然又は合成繊維もしくは金属繊維の織物の外、
これらの繊維コードが使用されるのであり、スチールコ
ードを少数本使用しても良い。

上記の実施例において、埋設部材２は一方の管部２ａの
長さを短くして、該短い管部が埋設された方の側面Ｓに
は中空孔Ｈが開通しないものとしても良い。この場合は
中空孔Ｈが開通している方の側面Ｓの側にのみ抜は防止
機構を設けるのである。

又、埋設部材２を使用しないでピン１を直接クローラ本
体に埋設しても良いのであって、この場合にはピンを挿
入したトラックリンクを未加硫ゴムと共に長尺金型の中
に配置してプレス加硫を行い、クローラ本体の加硫成型
と同時にピンを埋設する二うになすのである。

本発明の実施において、クローラ本体のゴム質には通常
のゴム弾性体の他に、ウレタンゴム或はウレタン梅脂そ
の他の硬質ゴム又はプラスチックス弾性体を含むものと
する。

（発明の効果） 本発明によれば従来のゴムクローラの欠点を、下記のよ
うに改良することができる。

（１）　　内周側にトラックリンクを連結して連続した
転輪軌道となるため、振動が小となる。

（２）トラックリンクが機械的に強固に連結しているた
め、 ■　周方向の伸び及び幅方向の捩れが正しないため、ク
ローラ外れが殆ど発生 しない。

■　トラックリンクの連結強度が、即ゴムクローラの強
度となって耐久性が向 上する。

■　周方向に充分なる抗張力を有し、しかも伸びが生じ
ないため、従来のゴム クローラに不可欠なスチールコードの 使用を省略することができる。

（３）従来のゴムクローラに不可欠な芯金のター使用を
省略することができる。

（４）　　上記ヌチ〜ルコード及び芯金の使用を省略す
ることができるのであり、但し管材及び補強芯が必要と
なるが、全体として大幅にコストダウンとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の鉄クローラ例の断面図、第２図は従来の
ゴムシュー例の断面図、第３図は従来のゴムクローラの
断面図、第４図は本発明で使用される埋設部材の斜視図
、第５図゛ば上記埋設部材を埋設したゴムクローラを示
、すものであってＡは平面図、Ｂは正面図、ＣはＡのｘ
−Ｘ線切断側面図、第６図はトラックリンクを示すもの
でＡは平面図、Ｂは正面図、第７図は本実施例の一部破
断斜視図、第８図は本実施例の断面図、第９図は同他の
実施例を示す。 １・・・ピン　　　２ ３　・・・　ゴムクローラ ５自・ラグ　　６ １１　　・・・外つば転輪 １３・・・ゴムシュー １６　　・・・スチールコード Ｈ・・・・中空孔 ・・・埋設部材 ４・・・凹溝 ・・・　トラックリンク １２　・・°・鉄クローラシュー １５・・・芯金 Ｂ・・・ブツシュ Ｆ・・・補強芯 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 クローラ本体の内周側に周方向に連結する 一対のトラックリンクを有するゴムクローラにおいて、
   相対立するトラックリンクのそれぞれ前後に重合するピ
   ン孔にピンを貫通して、該ピンの両側端はクローラ本体
   に埋設したことを特徴とする連結リンク式ゴムクローラ
   。