JPH08239067A - ゴムクロ−ラ - Google Patents
ゴムクロ−ラInfo
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- JPH08239067A JPH08239067A JP7061495A JP7061495A JPH08239067A JP H08239067 A JPH08239067 A JP H08239067A JP 7061495 A JP7061495 A JP 7061495A JP 7061495 A JP7061495 A JP 7061495A JP H08239067 A JPH08239067 A JP H08239067A
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- Japan
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- rubber
- lugs
- crawler
- rubber crawler
- lug
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Abstract
用されるゴムクロ−ラに関するものである。 【構成】ゴムクロ−ラ本体内に一定ピッチをもって奇数
本の芯金を埋設し、ゴムクロ−ラの幅方向に左右振分け
状に、かつ隣り合う芯金をまたいでゴムラグaを備えた
ゴムクロ−ラであって、ゴムクロ−ラに奇数本(n)の
芯金を囲む2本の仮想面をえがき、この仮想面に臨むラ
グをこの仮想面をこえて延長し、前記ゴムラグaと類似
形のn個のゴムラグbを仮想面間に前記ゴムラグaの配
列と同順をもって左右に振分けて形成し、かつ、各ゴム
ラグbはゴムクロ−ラの側方から見て重なり合う配列を
有しているゴムクロ−ラ。 P1 、P2 ‥仮想面、a、
a0、b‥ゴムラグ、1‥ゴム弾性体、2‥芯金。
Description
械に好適に使用されるゴムクロ−ラに関するものであ
る。
行部としては、鉄シュ−クロ−ラが用いられていたが、
近年になりゴムクロ−ラが好んで用いられるようになっ
た。しかるに、ゴムクロ−ラは鉄シュ−クロ−ラと比較
すると剛性が劣るため、スプロケット等よりゴムクロ−
ラが外れ易いという大きな欠点がある。このため、ゴム
クロ−ラ中に埋設させる芯金の幅を広くすることが考え
られるが、これでは芯金間のピッチが違ってしまうこと
となり、走行部に備えたスプロケットと係合しなくなっ
てしまう。この点を改良したものが特開平1−2082
84号にて開示されている。これはゴム中に埋設される
芯金を二つにまたがってゴムラグを形成したものであ
り、このゴムラグを左右に振分けて配置してゴムクロ−
ラの剛性を高めようとするものである。
平面図である。図中、11はゴム弾性体であり、これが
上下方向に無端状をなして連続するものである。そして
このゴム弾性体11中に芯金12が一定ピッチをもって
短棚状に埋設されており、この隣り合う芯金12、12
に対してこれをまたいで左右に振分け状にゴムラグ1
3、13が交互に備えられるものである。そして芯金1
2、12間の中央にはスプロケット係合孔14が連続的
に形成されている。
は、隣り合う芯金12、12に対してまたいだ状態で備
えられているため、ゴムクロ−ラの剛性がアップし、こ
のためゴムクロ−ラの走行部からの外れ現象は低減する
こととなったものである。
クロ−ラにも更に改良されるべき点があるのも事実であ
る。即ち、ゴムクロ−ラを遊動輪と駆動輪間に張設する
に際しては、ゴムクロ−ラをこの両輪間で張力調整を行
う必要があり、通常は遊動輪を前後にスライドさせるこ
とによって張力調整をすることとされている。
は、ゴムクロ−ラの周長は元来芯金の埋設ピッチの偶数
倍にしかできず、このため両輪間への装着不能や装着で
きたとしても張力の調整量が大きすぎてこれを調整不可
能となるケ−スも多く、機械走行部とのマッチング不良
をおこすことがしばしば生じていた。
なされたものであって、ゴム弾性体中に埋設される芯金
を奇数個とし、その一定の範囲内においてラグの変則配
置区間を設けてなるものである。
明のゴムクロ−ラは次の構成としたものである。即ち、
本発明の要旨は、ゴムクロ−ラ本体内に一定ピッチをも
って奇数本の芯金を埋設し、ゴムクロ−ラの幅方向に左
右振分け状に、かつ隣り合う芯金をまたいでゴムラグa
を備えたゴムクロ−ラであって、ゴムクロ−ラに奇数本
(n)の芯金を囲む2本の仮想面をえがき、この仮想面
に臨むラグをこの仮想面をこえて延長し、前記ゴムラグ
aと類似形のn個のゴムラグbを仮想面間に前記ゴムラ
グaの配列と同順をもって左右に振分けて形成し、か
つ、各ゴムラグbはゴムクロ−ラの側方から見て重なり
合う配列を有していることを特徴とするゴムクロ−ラに
かかるものである。
2つで1つのペアを組むこととなる関係上、ゴムクロ−
ラの周長の調整は芯金2つ分の長さをもつ調整であっ
て、駆動幅と遊動幅との間隔及びその張力調整装置にお
ける長さの調整範囲を超えたものとなるケ−スが散見さ
れる。
が難しいケ−スに備えるものであって、用いられる芯金
の本数を奇数本とし、その芯金のうちの更に奇数本分に
本来のゴムラグaに類似させたゴムラグbを略均等に配
置し、しかもこのゴムラグbは側方から見て重なり合う
幅を有することを特徴としたものであり、これによって
ゴムクロ−ラ全体としての剛性はそれほど大きな変化を
もたらさないものとなったものであり、ゴムクロ−ラの
剛性アップが図られ、スプロケット等からのゴムクロ−
ラの外れ防止能を有したものとなったものである。
面は、通常はゴムラグa部を形成した有端状ゴム弾性体
をつき合せて再加硫して形成される部位であり、抗張体
であるスチ−ルコ−ドを重ね合せ、この周囲に未加硫ゴ
ムを充填加硫するものであって、この部位を囲む成形金
型に予めゴムラグbを形成するキャビテイを設けること
によって容易に成形することができる。
えてゴムラグaを形成するために、成形品としてのゴム
クロ−ラはこの面の強度がアップされることになる。
尚、ゴムラグbにおける芯金数nは奇数本がえらばれる
が、通常は3又は5本がその取扱上好ましく、かつゴム
クロ−ラ全体としてゴムラグa、bの連続性(剛性の均
等化性)の点で好ましいものとなる。
明する。図1は本発明の第1実施例におけるゴムラグ側
からの平面図であり、図2はその側面図である。この例
では仮想面P1 、P2 に挟まれたB域のゴムラグbに対
応する芯金の数は5本となっている。図において、1は
ゴムクロ−ラを構成するゴム弾性体であり、上下方向に
連続して無端状とされるものである。そしてこのゴム弾
性体1中に芯金2が一定ピッチをもって埋設されること
となる。尚、符号3はスプロケット係合孔である。
は隣り合う芯金2、2をまたいでその左右に振分けられ
て交互にゴムラグa、aがゴム弾性体1に形成されるも
のであって、ゴムクロ−ラのほぼ全長(A域)にこのゴ
ムラグaが振分けられて形成されるものである。この交
互に振分けられた隣り合うラグa、aは、図で分かるよ
うに前記した従来の技術の場合と同様に、側方からみる
とこれが重なり合うものであって、これによってゴムク
ロ−ラの剛性のアップが図られている。
2は5本埋設されるものであって、これを先のゴムラグ
aをそのまま配列してしまった場合には、芯金2が奇数
本であるため前記の配列関係ができなくなり、この部位
の剛性のアップになるどころか極所的に極めて剛性がア
ップするか、逆に極めて剛性がひくい部位が存在するこ
ととなり、この部位に負荷が集中してゴム弾性体切れや
ゴム欠けが生じてゴムクロ−ラの寿命を短くしてしまう
こととなる。
あって、前記したゴムラグaとやや小型の略類似するゴ
ムラグbをもって芯金数(5本)同数のゴムラグbを、
前記A域に備えられたゴムラグaと同順でこれ又振分け
状に配置したものであり、しかも側方から見た場合、こ
のゴムラグbも又重なり合うものであり、ゴムクロ−ラ
の剛性のアップが確保されると共に、ゴムクロ−ラ全体
として略同形のラグ(a、b)が連続して形成されてい
るためスム−ズな曲げ剛性をもたらし、全体的に見ても
ゴムラグの違いが目立たず外観上もすぐれたものとな
る。
P2 をもって無端状加硫接続面としたものであり、A域
を先に加硫成形し、次いでB域を加硫成形するものであ
って、図示しない抗張体(スチ−ルコ−ド)はこの部位
で重ね合され、しかもこの部位を構成するためのモ−ル
ド内にゴム材料を充填し、加硫することによってゴムク
ロ−ラが得られることとなる。そして、この接続面に臨
んだゴムラグはその接続面をこえてのびてゴムラグa0
とされているため、再加硫面(接続面)を保護・強化す
る役目をなすものである。
側の平面図である。この例にあっては、仮想面P1 、P
2 間(B域)には3本の芯金2の部分にゴムラグbを配
置したものであり、ゴムラグa、bは先端がやや一方側
に傾斜したものとなっている。この場合、B域に振分け
られたゴムラグbは勿論3つであり、仮想面P1 、P2
に臨んだゴムラグa0 は、前記例と同様にこれ又仮想面
P1 、P2 にまたがって形成されている。勿論、ゴムク
ロ−ラの左右に振分けられたこれらゴムラグa(a
0 )、bは、これを側面から見た場合、夫々が重なり合
っていることは言うまでもない。
ゴムクロ−ラの剛性がアップするだけでなく、走行部へ
の装着性も向上したものであり、特に鉄シュ−クロ−ラ
との交換使用の際に便ならしめるものである。
ラグ側からの平面図である。
る。
ラグ側からの平面図である。
平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴムクロ−ラ本体内に一定ピッチをもっ
て奇数本の芯金を埋設し、ゴムクロ−ラの幅方向に左右
振分け状に、かつ隣り合う芯金をまたいでゴムラグaを
備えたゴムクロ−ラであって、ゴムクロ−ラに奇数本
(n)の芯金を囲む2本の仮想面をえがき、この仮想面
に臨むラグをこの仮想面をこえて延長し、前記ゴムラグ
aと類似形のn個のゴムラグbを仮想面間に前記ゴムラ
グaの配列と同順をもって左右に振分けて形成し、か
つ、各ゴムラグbはゴムクロ−ラの側方から見て重なり
合う配列を有していることを特徴とするゴムクロ−ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07061495A JP3432938B2 (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | ゴムクロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07061495A JP3432938B2 (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | ゴムクロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08239067A true JPH08239067A (ja) | 1996-09-17 |
JP3432938B2 JP3432938B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=13436666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07061495A Expired - Lifetime JP3432938B2 (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | ゴムクロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3432938B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005054044A1 (en) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Xenith Track Co., Ltd | Elastic crawler |
CN100465047C (zh) * | 2003-12-04 | 2009-03-04 | 杰尼士产业株式会社 | 弹性履带 |
JP2011093331A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Bridgestone Corp | ゴムクローラ用スプロケット |
-
1995
- 1995-03-04 JP JP07061495A patent/JP3432938B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005054044A1 (en) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Xenith Track Co., Ltd | Elastic crawler |
CN100465047C (zh) * | 2003-12-04 | 2009-03-04 | 杰尼士产业株式会社 | 弹性履带 |
US7547079B2 (en) | 2003-12-04 | 2009-06-16 | Xenith Track Co., Ltd. | Elastic crawler |
US7841675B2 (en) | 2003-12-04 | 2010-11-30 | Xenith Track Co., Ltd | Lug arrangement for elastic crawler |
JP2011093331A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Bridgestone Corp | ゴムクローラ用スプロケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3432938B2 (ja) | 2003-08-04 |
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