JP2011093331A - ゴムクローラ用スプロケット - Google Patents

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【課題】スプロケットの歯部のクローラ本体の駆動突起部への係合状態を良好に保ち、かつ歯部と駆動突起部との接触面積を減らし、駆動突起部の摩耗や発熱を抑制可能なゴムクローラ用スプロケットを提供すること。
【解決手段】無端帯状のクローラ本体と、クローラ本体の内周面側に所定の間隔を置いて形成された駆動突起部と、を有するゴムクローラの駆動突起部に、歯部が係合して駆動力を伝達するゴムクローラ用スプロケットにおいて、スプロケットは、回転駆動される所定厚さの円形基部と、円形基部の周縁部に、周方向に所定間隔を置いて突出形成された複数の歯部と、を有し、歯部は、回転の軸方向には所定の突出形状を有して形成され、周方向に隣り合うもの同士では、厚さ方向の突出形状は周方向視で重ならないようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴムクローラ用スプロケット、特にクローラ本体の内周面上に形成された駆動突起部に係合し、ゴムクローラを駆動するゴムクローラ用スプロケットに関する。
近年、クローラ本体の内周面上に駆動突起部を形成し、この駆動突起部に走行機体の回転駆動軸に取り付けられたスプロケットの歯部を係合させ、駆動力を印加することによって、ゴムクローラを周回駆動させるタイプのものが多用されている。
図5は、特許文献1に開示されているゴムクローラに関し、クローラ本体とスプロケットの歯部との係合部分の概略側面断面図である。ただし、スプロケット30の歯部32が駆動突起部24に係合し駆動力が印加されている様子を示す。また、図5では、スプロケット30が回転する方向を矢印Aで示した。図6は、スプロケットに関し、図5のB−B’断面図(縦断面図)である。図7は、クローラ本体の内周面側の展開平面図である。
クローラ本体34には、複数の芯金22がクローラ本体34の幅方向に翼部22aを延在した姿勢で、クローラ本体34の周方向に所定の間隔を置いて埋設されている。クローラ本体34の幅方向には、後述する一対の駆動突起部24、24が形成されている。クローラ本体34の内周面側であって、芯金22と芯金22の間には、凹部20が形成されている。クローラ本体34の接地面E側にはラグ部28が形成されている。
凹部20は、クローラ本体34の内周面側の芯金22が埋設されている間に形成されており、クローラ本体34の幅方向の中央部分に平面視で略矩形状に形成されている。凹部20の深さは、歯部32が駆動突起部24に係合したときに、ほぼ完全に埋まる深さを有している。凹部20を形成するクローラ本体周方向の側壁は、歯部32の外側形状と合うように湾曲されて形成されている。この凹部20は、駆動突起部24を構成する1部分とみなすことができ、スプロケット30の歯部32が駆動突起部24に係合したときに、回転駆動力を駆動突起部24に効率良く印加するために形成されている。
芯金22のクローラ本体34の幅方向の中央部分には、クローラ本体34の内周面側に突出する一対の突起部22c、22cが形成されており、これらがクローラ本体34と同じゴム部材で覆われて、前述の一対の駆動突起部24、24を形成している。この駆動突起部24は、スプロケット30の歯部32からの駆動力を受けてゴムクローラ34を周回駆動させる機能と、転輪(図示していない)をガイドする機能を有している。
スプロケット30は、円形基部31と歯部32を有し、歯部32は、スプロケット30の円形基部31の周縁部から径方向に突出し、かつ円形基部31の厚さ方向に所定の形状を有して突出形成されている。したがって、歯部32は周方向視で図6に示すように所定の形状を有している。この歯部32は、周縁上に等間隔で設けられている。スプロケット30の歯部32の円形基部31の厚さ方向の幅は、クローラ本体34の幅方向略中央部に形成された2つの駆動突起部24、24に跨る長さを有しており、また、クローラ本体34の内周面側に形成された凹部20のクローラ本体幅方向の長さと略同一である。図7において、歯部32が凹部20に接触する領域を斜線で示した。凹部20の平面視の領域と略同一である。
なお、左右一対の駆動突起部24、24のクローラ本体幅方向の間であって、凹部20を形成する側壁の上部領域にはゴム部材を肉盛して隆起部26が形成されている。これによりクローラ本体34がスプロケット30に巻き掛かる際に、歯部32とクローラ本体34の接触面積を大きくし、歯部32によって作用される面圧を低下させることができる。
特許文献2には、スプロケット30の歯部32に関して、特許文献1とは異なる構成が開示されている。すなわち、スプロケットは2つの輪体から構成され、その間にピンが形成されている。このピンは、特許文献1の歯部32に相当し、このピンが駆動突起部であるゴム突起に駆動力を印加する構成になっている。ただし、ピンは2つの輪体に跨っているのではなく、中央部分を切り欠いた構成になっている。
また、特許文献3には特許文献2と同様に、2つの輪体(円状プレート)の間にピンが形成されたスプロケットが複数種類開示されており、その中にピンがいわゆる千鳥状に配置されているものがある。すなわち、円状プレートの間隔が一定に維持され、円上プレートの円縁近傍に立設されたピンは、交互に左右の円状プレートに立設されており、ピンの他端は固定されていない構成である。
特開2009−78796号公報 特開2006−69294号公報 特開平11−5572号公報
上述のように、特許文献1のゴムクローラにおいては、スプロケット30の歯部32がクローラ本体34に形成された駆動突起部24に係合して駆動力がゴムクローラに印加される。この係合時、歯部32はクローラ本体34の凹部20に完全に埋まるために、歯部32と凹部20との間に噛み込まれた泥や草等は、凹部20に繰り返し噛み込まれて押し固められ、スプロケット30の歯部32の係合が不十分となり、ゴムクローラに良好に駆動力を伝達することが困難となる場合があった。また、クローラ本体34の凹部20には、周回毎にスプロケット30の歯部32が必ず嵌り込む、若しくは接触するため、歯部32との接触回数が多く、クローラ本体34の凹部20を形成しているゴム部材の発熱や摩耗も懸念されていた。
また、特許文献2に開示されているスプロケットでは、ピンの真ん中が空いているので、泥や草等の噛み込みは発生し難いが、ピンの中央部がないため駆動突起部に駆動力を伝達する点では難点がある。更に、特許文献3のスプロケットでは、ピンの端部が空いているので、特許文献2のスプロケットと同様に泥や草等の噛み込みは発生し難いが、ピンの中央部が駆動突起部に周回毎に当接することとなり、それによる発熱や摩耗の心配がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スプロケットの歯部のクローラ本体の駆動突起部への係合状態を良好に保ち、かつ歯部と駆動突起部との接触面積を減らし、駆動突起部の摩耗や発熱を抑制可能なゴムクローラ用スプロケットを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のゴムクローラは、
回転駆動される所定厚さの円形基部と、該円形基部の周縁部に、周方向に所定間隔を置いて突出形成された複数の歯部と、を有し、前記歯部は、前記円形基部の厚さ方向に所定の突出形状を有するように形成され、ゴムクローラの無端帯状クローラ本体の内周面側に所定の間隔を置いて形成された駆動突起部に、前記歯部が係合して駆動力を伝達するゴムクローラ用スプロケットにおいて、
前記歯部は、周方向に隣り合うもの同士では、前記厚さ方向の突出形状は周方向視で重ならない形状に構成されたことを特徴とする。
この構成により、隣り合う歯部は、円形基部の厚さ方向に突出形成された所定の形状が周方向視で重ならないため、駆動突起部は、歯部との係合において、歯部と接触しない部分が必ず生じる。したがって、駆動突起部と歯部との間に噛み込まれた泥や草等は、次の周回では駆動突起部の別の部分に歯部が接触するので、前の周回で噛み込まれた泥や草等は噛み固められることがなく、容易にリリースされ、ゴムクローラの駆動に支障をきたすことが防止される。また、駆動突起部と歯部との接触回数が減るので、駆動突起部の摩耗や発熱を抑えることが可能である。更に、スプロケットを従来のものよりも軽量にすることができる。
請求項2に記載のゴムクローラ用スプロケットは、請求項1に記載のゴムクローラ用スプロケットにおいて、
前記歯部の前記厚さ方向の突出形状は、周方向に千鳥状に形成されていることを特徴とする。したがって、駆動突起部へは左右の歯部が交互に接触するので、前の周回で噛み込まれた泥や草等は噛み固められることがなく、一層容易にリリースされ、ゴムクローラの駆動に支障をきたすことが防止される。また、歯部が千鳥状に形成されているのでスプロケットはバランスを崩すことなく円滑に回転することが可能であり、スプロケットを軽量にすることができる。
請求項3に記載のゴムクローラ用スプロケットは、請求項1に記載のゴムクローラ用スプロケットにおいて、
周方向に隣り合う歯部の前記厚さ方向の突出形状が周方向視で前記駆動力伝達用の所望の形状となることを特徴とする。したがって、例えば、歯部を周方向視で、中央部とその中央部の両外側の2股形状との2種の形状に構成することが可能であり、駆動するゴムクローラに合わせて歯部を構成することができる。したがって、ゴムクローラの駆動力を良好に保ちながら、ゴムクローラの駆動に支障をきたすことを防止することができる。
請求項4に記載のゴムクローラ用スプロケットは、請求項1から3の何れか1項に記載のゴムクローラ用スプロケットにおいて、
前記円形基部の周縁部に形成される前記複数の歯部の個数は偶数であり、前記クローラ本体の内周面側に形成される前記駆動突起部の個数は奇数であることを特徴とする。したがって、前の周回で歯部が接触した駆動突起部には、次の周回では歯部が接触せず、更に次の周回で接触することになるので、ゴムクローラの駆動に支障をきたすことがなく、駆動突起部を構成するゴム部材の発熱や摩耗が防止されゴムクローラの長寿命化が図られる。
本発明のゴムクローラによれば、クローラ本体の内周面側に形成された駆動突起部とスプロケットの歯部が係合する際に、歯部が接触する駆動突起部は、前の周回で接触した部分は次の周回では接触しないので、駆動突起部と歯部との間に噛み込まれた泥や草等は再度噛み込みことが防止され、泥や草等が噛み固められることによるゴムクローラの駆動不良を防止できるとともに、歯部との接触回数が減るのでゴムクローラの耐久性が向上し、長期に亘り走行機体を安心して作業等に用いることができる。
本発明のゴムクローラ用スプロケットの第1の実施の形態に係り、歯部の縦断面図である。 本発明のゴムクローラ用スプロケットの第1の実施の形態に係り、図1の歯部が駆動突起部に係合するときの、凹部の接触箇所を示す概略展開平面図である。 本発明のゴムクローラ用スプロケットの第2の実施の形態に係り、歯部の縦断面図である。 本発明のゴムクローラ用スプロケットの第2の実施の形態に係り、図3の歯部が駆動突起部に係合するときの、凹部の接触箇所を示す概略展開平面図である。 従来のゴムクローラ用スプロケットに係り、一部概略断面図である。ただし、スプロケットの歯部がクローラ本体の駆動突起部に係合して駆動力を印加している様子を示す。 従来のゴムクローラ用スプロケットに係り、歯部の縦断面図である。 従来のゴムクローラ用スプロケットに係り、図6の歯部が駆動突起部に係合するときの、凹部の接触箇所を示す概略展開平面図である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を、以下、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明のゴムクローラ用スプロケットの第1の実施の形態に係り、歯部の縦断面図である。ただし、スプロケットに形成される2種類の歯部について同図(a)、同図(b)にそれぞれ示している。
なお、クローラ本体34は、背景技術で示したものと同一である。すなわち、芯金22が翼部22aをゴムクローラ34の幅方向に延在する態様で、所定の間隔でクローラ本体34の周方向に埋設されている。クローラ本体34の内周面側であって芯金22と芯金22の間には凹部20が形成されている。また、芯金22の一対の突起部22b、22bが、クローラ本体34の周方向内側に突出され、ゴム部材が被せられて一対の駆動突起部24、24が形成されている。また、凹部20は、背景技術で示したのと同様に、ゴムクローラの内周面側であって、芯金22と芯金22の間、ゴムクローラ幅方向の中央部分に略矩形状に形成されている(背景技術の図7、又は後述する図2、4参照)。
本発明のゴムクローラ用スプロケット10は、円形基部11と歯部12a、12bを有し、歯部12a、12bは円形基部11の周縁部から径方向及び厚さ方向に突出形成されている。図1(a)に示す歯部12aは、背景技術で示した歯部32(図6参照)の縦断面図の右半分を有するものであり、図1(b)に示す歯部12bは歯部32(図6参照)の縦断面図の左半分を有するものである。スプロケット10の歯部12a、12bは、スプロケット10の周縁上に等間隔で交互に設けられており、クローラ本体34の内周面側に形成された一対の駆動突起部24、24に係合する。
図2は、本発明のゴムクローラ用スプロケットの第1の実施の形態に係り、図1の歯部32が駆動突起部24に係合するときの、凹部20の接触箇所を示す概略展開平面図である。スプロケット10の歯部12a、12bは、スプロケット10の周縁上に交互に設けられているので、ゴムクローラ34の凹部20に接触する箇所は、図2の斜線で示した部分となる。図2に示すように、凹部20に歯部12a、12bが接触する領域は平面視で従来の半分になっている。すなわち、凹部20を、駆動突起部24を構成する一部とみなせば、駆動突起部24には歯部12a、12bが交互に接触することとなる。
また、スプロケット10には歯部12a、12bが合計で偶数個形成されており、ゴムクローラ34に形成される一対の駆動突起部24、24の個数を奇数(したがって、凹部20の個数も奇数)にしているので(奇数リンク)、凹部20のゴムクローラ幅方向の右側領域20aが歯部12aと接触した場合、次の周回では、この凹部20の左側領域20bが歯部12bと接触する。したがって、凹部20はクローラ本体34が周回する毎に右側領域20aと左側領域20bが交互に歯部12a、12bと係合し、駆動突起部24に駆動力を印加するように構成されている。
これにより、泥や草等を噛み込んでも次の周回では噛み込んだ反対側の領域が歯部16a、16bと接触するので、前の周回で噛み込んだ泥や草等は再度噛み込まれることがないので、噛み固められることはない。したがって、泥や草等は容易にリリースされることとなり、泥や草等を噛み込んで駆動力が良好に伝達されない状態が抑制される。
また、駆動突起部24を構成する凹部20の半分の領域に着目すれば、これまでクローラ本体34が周回するときには、毎回に亘り歯部32が係合していたが、その接触面積が半分となるので、駆動突起部24の発熱や摩耗が抑えられることとなる。したがって、泥や草等の噛み込みが防止されるとともに、ゴムクローラ34の耐久性が向上し、長期に亘り走行機体を安心して作業等に用いることができる。また、スプロケット10の重量も軽くすることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明のゴムクローラ用スプロケットの第2の実施の形態に係り、歯部の縦断面図である。ただし、スプロケットに形成される2種類の歯部について同図(a)、同図(b)で示している。
本実施の形態に係るゴムクローラ用スプロケット14は、円形基部15と歯部16a、16bを有し、歯部16a、16bは円形基部14の周縁部から径方向及び厚さ方向に突出形成されている。図3(a)に示す歯部16aは、背景技術で示した歯部32(図6参照)においてゴムクローラ幅方向の中央部分を切り欠いた二股形状を有し、図3(b)に示す歯部16bは、上述の切り欠いた部分を残した形状を有する。スプロケット14の歯部16a、16bは、スプロケット14の周縁上に等間隔で交互に設けられており、クローラ本体34の内周面に形成された一対の駆動突起部24、24に交互に係合する。
図4は、本発明のゴムクローラ用スプロケットの第2の実施の形態に係り、図3の歯部16a、16bが駆動突起部24に係合するときの、凹部20の接触箇所を示す概略展開平面図である。スプロケット14の歯部16a、16bは、スプロケット14の周縁上に交互に設けられているので、クローラ本体34の凹部20に接触する箇所は、図4の斜線で示した部分となる。
具体的に、歯部16aは、凹部20を平面視でゴムクローラ幅方向に4等分して4つの区画に分けた場合、中央の2区画20cの両外側の2区画20dに接触するように構成されている。また、歯部16bは、凹部20の上記中央の2区画20cに接触するように構成されている。
また、スプロケット14には歯部16a、16bが合計で偶数個形成されており、ゴムクローラ34に形成される凹部20を奇数個にしているので(奇数リンク)、凹部20のゴムクローラ幅方向の中央の2区画20cが歯部16bと係合した場合、次に、この凹部20の上記2区画の両外側の2区画20dが歯部16aと係合することとなる。したがって、凹部20はゴムクローラ34が周回する毎に中央の2区画20cと、この両外側の2区画20dが交互に歯部16a、16bと係合し、駆動突起部24に駆動力を効率良く印加することとなる。
したがって、本実施例のゴムクローラ用スプロケット14によれば、駆動突起部24を構成する凹部20において、歯部16a、16bが係合する部分がクローラ本体34の内周面の平面視で半分の面積となったので、泥や草等の噛み込みが防止されるとともに、ゴムクローラの耐久性が向上し、長期に亘り走行機体を安心して作業等に用いることができる。
また、第1の実施の形態と比較して、歯部16a、16bが駆動力をゴムクローラ34に印加する際に、クローラ本体34の幅方向の中心に対してバランス良く駆動力が印加できる構成となっている。更に、従来のスプロケットよりも軽量にすることが可能である。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第1及び第2の実施の形態では、クローラ本体には一対の駆動突起部があり、歯部が接触する凹部が存在する構成について説明したが、駆動突起部が1つであり、また凹部が存在しないクローラ本体にも適用可能である。
10、14、30 スプロケット
11、15、31 円形基部
12a、12b 歯部(第1の実施の形態)
16a、16b 歯部(第2の実施の形態)
20 凹部
20a 右側領域
20b 左側領域
20c 中央の2区画
20d 中央の2区画の両外側の2区画
22 芯金
22a 翼部
22b 突起部
24 駆動突起部
26 隆起部
28 ラグ部
32 歯部(背景技術)
34 クローラ本体
A 回転方向
E 接地面

Claims (4)

  1. 回転駆動される所定厚さの円形基部と、該円形基部の周縁部に、周方向に所定間隔を置いて突出形成された複数の歯部と、を有し、
    前記歯部は、前記円形基部の厚さ方向に所定の突出形状を有するように形成され、
    ゴムクローラの無端帯状クローラ本体の内周面側に所定の間隔を置いて形成された駆動突起部に、前記歯部が係合して駆動力を伝達するゴムクローラ用スプロケットにおいて、
    前記歯部は、周方向に隣り合うもの同士では、前記厚さ方向の突出形状は周方向視で重ならない形状に構成されたことを特徴とするゴムクローラ用スプロケット。
  2. 前記歯部の前記厚さ方向の突出形状は、周方向に千鳥状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ用スプロケット。
  3. 周方向に隣り合う歯部の前記厚さ方向の突出形状が周方向視で前記駆動力伝達用の所望の形状となることを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ用スプロケット。
  4. 前記円形基部の周縁部に形成される前記複数の歯部の個数は偶数であり、前記クローラ本体の内周面側に形成される前記駆動突起部の個数は奇数であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のゴムクローラ用スプロケット。
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