JP2006069293A - 芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造 - Google Patents

芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造 Download PDF

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JP2006069293A JP2004252917A JP2004252917A JP2006069293A JP 2006069293 A JP2006069293 A JP 2006069293A JP 2004252917 A JP2004252917 A JP 2004252917A JP 2004252917 A JP2004252917 A JP 2004252917A JP 2006069293 A JP2006069293 A JP 2006069293A
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Shuichi Matsuo
修一 松尾
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Abstract

【課題】ゴムクローラの駆動突起とスプロケットとの噛み合いを完全なものとし、駆動突起への接触当初の歪みの集中を回避し、脱輪や歯飛びをなくすことを目的とするものである。
【解決手段】 ゴムクロ−ラの内周面に一定のピッチをもって形成した駆動突起と噛み合うスプロケットであって、前記駆動突起は側面視で略二等辺三角形をなし、当該スプロケットは円盤状の輪体と、この周縁側部より突出する噛合部とから構成され、この噛合部は接触の当初では面接触をなす径方向に拡角の二等辺部位を備えたことを特徴とする芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造。10‥ゴムクロ−ラ、11、11a‥駆動突起、12a、12b‥駆動突起の二等辺部位、20‥スプロケット、
21‥噛合部、22a、22b‥噛合部の二等辺部位。
【選択図】図2

Description

本発明は、芯金レスゴムクロ−ラに用いられるスプロケットの新たな構造を提供するものである。
従来よりゴムクロ−ラは農機具、建設機械、土木作業機械等に広く用いられているが、近年に至り、比較的高速走行に供せられる車両等にも用いられるようになってきた。そして、前者にあっては、ゴムクロ−ラ中に芯金が埋設されているが、後者の場合には、芯金が埋設されている場合には振動等が発生してしまう。従って、芯金レスゴムクロ−ラが用いられるが、このため、駆動力の伝達にはゴムクロ−ラの内周側に一定ピッチをもって駆動突起を形成し、これと接触・噛み合う噛合部を備えたスプロケットが用いられる。
しかるに、通常のスプロケットにあっては、駆動突起と接触・噛み合う噛合部はピン構造をなしており、その断面は円形をなしている。
図1はゴムクロ−ラ10とスプロケット20との接触状態を示す図である。11はゴムクロ−ラ10の内周側に一定ピッチをもって形成された駆動突起であり、この駆動突起11は、側面視で略二等辺三角形(二等辺三角形の頂部を切断した形状を含む)をなしている。一方、スプロケット20は輪体20Aとこの周縁側部より突出する断面形状が円形の噛合部(ピン)21であり、駆動突起11の二等辺部位とピン21の周表面が接触・噛み合って駆動力が伝達される。
ピン21は駆動突起11の二等辺部位の先端より接触を始め、駆動突起11、11間の谷部と噛み合って駆動力が伝達されるものである。しかるに、ピン21と駆動突起11とは同一ピッチで夫々に備えられており、駆動突起11aとピン21との接触・噛み合いは駆動突起11aの二等辺部位の頂部近辺に接触して噛み合いが始まり、特に、ピン21の断面が円形であるために二等辺部位のほぼ一か所に集中的に接触・干渉が行われる。
この両者の接触当初の集中的な接触・干渉を避けるために、駆動突起11を低くする必要がある。このようにすることによって接触・干渉の集中は避けられるが、一方で問題点もあり、駆動突起11の背丈が低いために転輪との間で脱輪が発生したり、駆動突起11とピンとの噛み合いがずれるいわゆる歯飛びが生じたりしてしまう。
本発明は、以上のような従来の技術に鑑みてなされたものであり、駆動突起とスプロケットとの噛み合いを完全なものとし、駆動突起への接触当初の歪みの集中を回避し、脱輪や歯飛びをなくすことを目的とするものである。
本発明の要旨は、ゴムクロ−ラの内周面に一定のピッチをもって形成した駆動突起と噛み合うスプロケットであって、前記駆動突起は側面視で略二等辺三角形をなし、当該スプロケットは円盤状の輪体と、この周縁側部より突出する噛合部とから構成され、この噛合部は接触の当初では面接触をなす径方向に拡角の二等辺部位を備えたことを特徴とする芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造であって、通常は、前記噛合部の径方向端部は円弧状をなす構造となっている。
本発明にあって、駆動突起を形成する二等辺の先端面がスプロケットの噛合部との間の接触時に一か所に集中的に接触することが避けられたことにより駆動突起に集中歪みがなくなり、駆動突起の耐久性が増し、駆動突起の背丈を低くせずに済む。このため、脱輪や歯飛びが発生しにくいという特徴を備えることとなる。
本発明のスプロケット構造はゴムクロ−ラにおける駆動突起の二等辺に合わせ、両者の接触の当初では面接触をなすようにしたもので、径方向に拡角の二等辺部位を備えたことを特徴とする。そして、通常は噛合部の径方向端部は円弧状をなす構造となっている。
通常の駆動突起11にあっては、図2に示すように側面視でほぼ正三角形状をなしており、これがゴムクロ−ラ10の内側に一定ピッチをもって点設されている。そして、スプロケット20の駆動用の噛合部21はスプロケット20に巻き掛けされている部位の直前の駆動突起11aと初めて接触し合うこととなる。従って、接触の位置での、スプロケット20の半径方向の角度aと駆動突起11の二等辺12a、12bの接触側の角度との間に角度差bがある。
本発明はかかる角度差bを両者の接触時になくすように噛合部21に二等辺部位22a、22bを形成したものであり、具体的には、両者が面接触をなす径方向に拡角の二等辺部位22a、22bを備えたものである。全体形状としては噛合部の駆動力を伝える部分(二等辺部位22a、22b)が、外側より内側の幅が狭い形状をしている。
このため、駆動突起11の二等辺22の先端近傍がスプロケットと一点にて接触・干渉しにくいので、駆動突起の耐久性が向上し、駆動突起自体の背丈が高くできる。そのため、脱輪や歯飛びが発生しにくいという特徴がある。
そして、噛合部21の二等辺22a、22bにて囲まれた外周側表面23は円弧状をなしており、この部位が駆動突起11の谷部11bに圧接された状態で回転し、この部位によってゴムクロ−ラ10に駆動力が伝達されることになる。尚、この例におけるスプロケット20は一対の輪体20A間に噛合部(ピン)21が差し渡された構造で、輪体20Aの周縁が駆動突起11の左右側面のゴムクロ−ラの内周面に接触する構造である。
スプロケットの噛合部の具体例は上記のピン形状が一般的であるが、特に限定されるものではなく、例えば一対の輪体間に歯車状の噛合部を備えたものであってもよい。
更に、本発明のスプロケットの別例としては、一つの輪体とその両面に噛合部を形成した構造のものがある。このスプロケットに対して、ゴムクロ−ラには左右一対の駆動突起が形成され、輪体がその間を通過し左右の噛合部にて駆動突起と接触する構造である。
本発明は以上の通りであり、駆動突起とスプロケットとの噛み合わせにおける駆動構造に全て採用可能であり、その効果は極めて大きい。
図1は従来のゴムクロ−ラとスプロケットとの接触状態を示す図である。 図2は本発明のゴムクロ−ラとスプロケットとの接触状態を示す図である。
符号の説明
10‥ゴムクロ−ラ、
11、11a‥駆動突起、
12a、12b‥駆動突起の二等辺部位、
20‥スプロケット、
20A‥輪体、
21‥噛合部、
22a、22b‥噛合部の二等辺部位。

Claims (2)

  1. ゴムクロ−ラの内周面に一定のピッチをもって形成した駆動突起と噛み合うスプロケットであって、前記駆動突起は側面視で略二等辺三角形をなし、当該スプロケットは円盤状の輪体と、この周縁側部より突出する噛合部とから構成され、この噛合部は接触の当初では面接触をなす径方向に拡角の二等辺部位を備えたことを特徴とする芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造。
  2. 前記噛合部の径方向端部が円弧状をなす請求項1記載の芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造。
JP2004252917A 2004-08-31 2004-08-31 芯金レスゴムクロ−ラのスプロケット構造 Pending JP2006069293A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10633043B2 (en) 2015-04-16 2020-04-28 Bridgestone Corporation Elastic crawler and elastic crawler drive mechanism

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