JP3322375B2 - 連結リンク式履帯ゴムシュー - Google Patents
連結リンク式履帯ゴムシューInfo
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Description
械の走行部に使用される履帯ゴムシューに関し、更に詳
しくは連結リンク式履帯ゴムシューに係るものである。
設機械においては、舗装路面上を走行する際に路面を損
傷しないため、更には低騒音、低振動、コンクリートに
対しての摩擦が大きく又牽引力が大きい等より、履帯用
ゴムシューが好んで使用されるようになってきた。
は、履帯のリンク11に取り付けられたシュー12の接
地面側で一対のグローサ13、13間にゴムパッド10
を介し、これをボルト14及びナット15によって固着
されるのが通例である。又、シュー12に直接このパッ
ド10を加硫接着してしまう方法もとられている例もあ
る。
ーは、前述したように一つひとつのリンクに対応してボ
ルトにて固着されるものであって、このため取扱いが面
倒であり、かつ隣接する履帯ゴムシュー間は、例えヘツ
ド19やテール20が形成されていても、この部位が大
きく開いたり閉じたりすることになるため、小石や土砂
がこの間にはさまることにもなり耐久上よい結果となっ
ていなかった。更に、この土砂が履帯ゴムシュー間をぬ
けてリンク機構部へ侵入することもあり、リンク部の錆
の発生はもとより亀裂や破損にもつながるものであっ
た.
6号において、これらの欠点を解決すべく新しい連結リ
ンク式履帯ゴムシューを提供した。この提案にあって
は、建設機械等における走行用シューリンクに固定され
る複数の芯金を走行方向と直角に配設し、これら芯金を
ゴム弾性体にて囲繞すると共に、前記リンクの取付孔に
対応して接地面側より芯金を貰通するボルト締結孔を形
成した履帯ゴムシューに係るものである。このため、使
用時にあっては芯金と芯金との間がゴム(橋渡し部)で
連結されているために、接地面側からの土砂や小石等が
この間に侵入することがなく、履帯ゴムシュー自体は勿
論のことリンク機構への悪影響を及ぼさないという特徴
を有しており、更に乗り心地においても十分に振動が吸
収される等の特徴を持ったものである。
を更に改良したものであって、アイドラーやスプロケッ
トに巻き掛けされる際に、引張歪の極めて少ない連結リ
ンク式履帯ゴムシューを提供することを目的とするもの
である。
に本発明の連結リンク式履帯ゴムシューは次の構成とし
たものである。即ち、本発明の第1は、走行用シューリ
ンクに固定される芯金を走行方向と直角に配設し、これ
ら芯金の前記走行用シューリンクに対向する面をのぞい
て内表面側に至るまでゴム弾性体にて囲繞すると共に、
隣り合う芯金の橋渡し部の実質長さが、当該隣り合う芯
金の端部間の間隔よりも大であり、かつ、当該橋渡し部
のゴム弾性体中に補強材が芯金と重り合う投影域で分断
されて埋設され、更に、芯金の外周側にゴムラグを同時
に形成し、前記リンクの取付孔に対応して芯金及びゴム
ラグを貰通するボルト締結孔を形成したことを特徴とす
る連結リンク式履帯ゴムシューに係るものである。
ンクに固定される芯金を走行方向と直角に走行用シュー
リンクのピッチよりも大なるピッチをもって芯金を配設
し、これら芯金の前記走行用シューリンクに対向する面
をのぞいて内表面側に至るまでゴム弾性体にて囲繞する
と共に、隣り合う芯金の橋渡し部のゴム弾性体は芯金の
存在する部位よりも肉薄に形成され、当該橋渡し部のゴ
ム弾性体中に補強材が芯金と重り合う投影域で分断され
て埋設され、シューリンクに芯金が連結された際にかか
る橋渡し部が履帯の内又は外周面側に湾曲し、かつ、芯
金の外周側にゴムラグを同時に形成し、前記リンクの取
付孔に対応して芯金及びゴムラグを貰通するボルト締結
孔を形成したことを特徴とする連結リンク式履帯ゴムシ
ューに係るものである。
に一体に連結した連結リンク式履帯ゴムシューに係るも
のであり、特に言えば、芯金間の橋渡し部を走行用シュ
ーリンクに固定された際に、かかるゴム弾性体よりなる
橋渡し部が引張り状態にない形状としたものである。こ
のため、橋渡し部の実質長さが、当該隣り合う芯金の端
部間の間隔よりも大であり、又、肉薄に形成されたもの
であり、シューリンクに芯金をもって連結された際に、
当該橋渡し部が履帯ゴムシューの内周又は外周面側に湾
曲して装着されるものである。
金の対向する端部のほぼ全域に渡って形成されるケー
ス、端部の中央域にて形成されるケース、端部の両側域
に形成されるケースがあるが、好ましくは、芯金の対向
する端部のほぼ全域に渡って形成されるのがよく、こう
することによって、小石等がリンク側へ入り込むことが
なくなるからである。
ールコードや織布が埋設され、芯金と重り合う投影域で
分断されているものであって、この補強材は芯金の内又
は外表面のいずれの側に埋設されていてもよい。そし
て、通常の状態では、橋渡し部のゴム弾性体が引張り状
態にないため、この部位に埋設された補強材が切断する
ことはなく、加硫後の脱型がし易くなったものである。
る隣り合う芯金が金属材料にて連結されているものであ
る。
未装着時の芯金ピッチと連結リンクのピッチとが等しい
場合、この履帯ゴムシューがアイドラーやスプロケット
に巻き掛けした際には橋渡し部が伸ばされ、この部位に
繰り返し屈曲によるゴム亀裂が発生したり、岩や鉱石等
の鋭利なものを踏んだ場合、ゴムが引張状態にあるため
カット傷が入り易いという不具合があったものである。
の橋渡し部を形成するゴム弾性体が引張り状態にない形
状としたものであるため、アイドラーやスプロケットに
巻き掛けした際に橋渡し部が伸ばされる割合を小さくす
ることができたものであり、この部位の屈曲疲労性や耐
カット性を向上したものであり、巻き掛けの際のゴムの
引張歪が0〜30%程度が特に効呆が大きい。
は、1本或いは複数本を合わせて無端帯として使用する
ものである。
更に詳細に説明する。図1は本発明の連結リンク式履帯
ゴムシューの第1例の内側平面図であり、図2は図1の
A−A線での断面図、図3は図1におけるB−B線での
断面図、図4はC−C線での断面図、図5は外側平面図
である。
に固定される芯金であって、これにはリンク取付孔11
があけられている。そして、ゴム弾性体2によって芯金
1、1‥‥を順次連結し、芯金1の外側にゴムラグ3を
形成するものである.このゴム弾性体2は隣り合う芯金
1、1の対向する端部10 、10 の両側域に、橋渡し部
21 を形成して連結している。この橋渡し部21 は履帯
の内周側に向けて湾曲して癖付けされている。又、ゴム
弾性体2は芯金1の中央域、即ちシューリンクとの固定
部を残し、両端域を内周表面までゴム22 にて覆ったも
のである。尚、ゴムラグ3には、芯金1にあけたリンク
取付孔11 に対応してボルト締結孔31が設けられてい
る。
ッチPは、この芯金1、1が固定されるリンクのピッチ
P1 と同じか或いはこれよりも若干大きく形成されてお
り、両者が連結された際に橋渡し部21 に引張力が働か
ないように設計されるものである。このため、例示しな
いアイドラーやスプロケット等に巻き掛けされた際に
も、橋渡し部21 にそれほど無理がかからず繰り返し引
張歪によるゴム疲労は極めて低減されることとなる。
芯金1、1の端部の両側域に形成したが、これを端部全
域に渡って形成してもよく、或いは図例とは逆に中央域
にのみ形成することもできることは言うまでもない。
又、芯金の脱落し散逸してしまうのを防止するため、隣
り合う芯金1、1間をスチールワイヤーやチエーン等で
連結しておくことも可能である.
21 内にはスチ−ルコ−ド(補強材)4が埋設され、芯
金1の外周側の部位で分断された例である。勿論、芯金
1の内周側の部位で分断することも可能である。場合に
よっては芯金1をはさんで内外周に補強材4、4を配置
してもよい。
レ状の繊維層或いは繊布等が採用され、特に橋渡し部2
1 を補強することによって、ゴム成型後の脱型時に橋渡
し部21 の補強となるばかりでなく、リンクヘ装着して
走行に供された際の橋渡し部21 の補強効果をもたらす
ものである。
すと同様の断面図である。この例にあっては、芯金1、
1間の橋渡し部21 は前例とは逆に履帯ゴムシューの外
周側にU字状に癖付けされているものである。そして、
この外周側に癖付けされた橋渡し部21 によって、路面
側からの小石等の侵入を効果的に防ぐことができ、更に
アイドラーやスプロケット等への巻き掛けの際にも何ら
問題のない形状となったものである。尚、この例にあっ
てもこの橋渡し部21 に補強材4が埋設されていること
は当然である。
−C線と同様の断面図である。この例にあっては、芯金
1、1間の橋渡し部21 は補強材4が埋設されるととも
に、蛇腹状として癖付けされているものである。この蛇
腹状の橋渡し部21 のため、履帯ゴムシューとリンクと
の取り付け作業に余裕ができ、又、この部位に付着する
泥土の落下が促進されることとなる。
に芯金のピッチをリンクのピッチと同一としてモールド
内に配置し、これにゴム弾性体を充填して全体を連結
し、この際、橋渡し部を湾曲、U字、V字状等に癖付け
させる方法や、芯金のピッチをリンクのピッチよりもや
や拡げてモールド内に配置し、この状態でゴム弾性体を
充填して履帯ゴムシューとすることもでき、この場合に
は、リンクと芯金の連結時に橋渡し部がやや湾曲状にな
って装着されることとなる。勿論、後者の場合にあって
も、橋渡し部に予め湾曲状に或いはU字又はV字にこれ
を癖付けさせて製造することも可能である。
巻き掛けされる際に、芯金間の橋渡し部が引張歪の極め
て少ない連結リンク式履帯ゴムシューを提供するもの
で、この部位の屈曲疲労性や耐カット性を向上したもの
である。
シューの内側平面図である。
同様の断面図である。
同様の断面図である。
1 ‥‥リンク取付孔、2‥‥ゴム弾性体、21 ‥‥橋渡
し部、22 ‥‥内周表面ゴム、3‥‥ゴムラグ、31 ‥
‥ボルト締結孔、4‥‥補強材。
Claims (3)
- 【請求項1】 走行用シューリンクに固定される芯金を
走行方向と直角に配設し、これら芯金の前記走行用シュ
ーリンクに対向する面をのぞいて内表面側に至るまでゴ
ム弾性体にて囲繞すると共に、隣り合う芯金の橋渡し部
の実質長さが、当該隣り合う芯金の端部間の間隔よりも
大であり、かつ、当該橋渡し部のゴム弾性体中に補強材
が芯金と重り合う投影域で分断されて埋設され、更に、
芯金の外周側にゴムラグを同時に形成し、前記リンクの
取付孔に対応して芯金及びゴムラグを貰通するボルト締
結孔を形成したことを特徴とする連結リンク式履帯ゴム
シュー。 - 【請求項2】 走行用シューリンクに固定される芯金を
走行方向と直角に走行用シューリンクのピッチよりも大
なるピッチをもって芯金を配設し、これら芯金の前記走
行用シューリンクに対向する面をのぞいて内表面側に至
るまでゴム弾性体にて囲繞すると共に、隣り合う芯金の
橋渡し部のゴム弾性体は芯金の存在する部位よりも肉薄
に形成され、当該橋渡し部のゴム弾性体中に補強材が芯
金と重り合う投影域で分断されて埋設され、シューリン
クに芯金が連結された際にかかる橋渡し部が履帯の内又
は外周面側に湾曲し、かつ、芯金の外周側にゴムラグを
同時に形成し、前記リンクの取付孔に対応して芯金及び
ゴムラグを貰通するボルト締結孔を形成したことを特徴
とする連結リンク式履帯ゴムシュー。 - 【請求項3】 隣り合う芯金が金属材料にて連結されて
いる請求項第1項又は第2項記載の連結リンク式履帯ゴ
ムシュー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28445694A JP3322375B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 連結リンク式履帯ゴムシュー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28445694A JP3322375B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 連結リンク式履帯ゴムシュー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08119160A JPH08119160A (ja) | 1996-05-14 |
JP3322375B2 true JP3322375B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17678779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28445694A Expired - Lifetime JP3322375B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 連結リンク式履帯ゴムシュー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322375B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28445694A patent/JP3322375B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08119160A (ja) | 1996-05-14 |
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