JPH04193656A - 自動車の補助制動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の補助制動に利用する。本発明は、リ
ターダおよび排気ブレーキをアクセルペダル解放により
同時に動作させる自動車の補助制動装置に関する。

〔概要〕

本発明は、リターダと排気ブレーキとを備え、リターダ
と排気ブレーキとを各別または同時に動作させる自動車
の補助制動装置において、操作スイッチによりリターダ
および排気ブレーキの作動および解除をアクセルペダル
の操作に連動させることにより、 アクセルペダルが踏み込まれたときには自動的にリター
ダおよび排気ブレーキの動作を解除し、アクセルペダル
を解放したときにはリターダおよび排気ブレーキを同時
に動作させて充分な制動力を与えられるようにしたもの
である。

〔従来の技術〕

従来、この種の装置には特開昭５８−７５４０４号公報
およびＰＣＴ已願公開Ｗ０８８１０６１０７号公報にみ
られるように自動車の走行により生じる機械エネルギを
熱エネルギに変換して放散させ制動力を与えるリターダ
を備え、手動で操作スイッチ回路を操作することによっ
てリターダを動作させるものがある。一方、公知の排気
ブレーキとして、内燃機関の排気管の途中にバルブを設
けこの排気管に流れる排気の流量を制限して内燃機関に
制動力を与える装置が知られている。排気ブレーキの操
作をアクセルペダルの解放時に連動させる技術は知られ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の装置は、操作スイッチ回路の手動による
切換えによってリターダおよび排気ブレーキを各別に動
作させているために、制動モードのままで加速してしま
った場合、リターダが解除されない状態でアクセルペダ
ルが踏み込まれることが起こり得る。このとき、リター
ダを過熱させてしまうことがあり、また、制動モードが
解除された状態では市街地走行中や積載荷重の大きいと
きに十分な制動力が得られない問題がある。

本発明はこのような問題を解決するもので、リターダお
よび排気ブレーキの作動および解除をアクセルペダル操
作に連動させることができ、運転操作を簡易化できる装
置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、自動車の走行により生じる機械エネルギを熱
エネルギに変換して放散させその自動車に制動力を与え
るリターダと、内燃機関の排気管の途中にバルブを設け
この排気管に流れる排気の流量を制限してその内燃機関
に制動力を与える排気ブレーキとを備え、前記リターダ
と前記排気ブレーキとを各別にまたは同時に動作させる
ように切換える操作スイッチ回路が設けられた自動車の
補助制動装置において、前記操作スイッチ回路は、前記
リターダおよび前記排気ブレーキが同時に、かつ、その
自動車のアクセルペダルの解放に同期して動作するよう
に、操作により設定する手段を含むことを特徴とする。

前記リターダは、その自動車の内燃機関の回転軸に直結
された構造であることが望ましい。

〔作用〕

操作スイッチ回路をリターダおよび排気ブレーキ連動モ
ードに設定しておくことにより、アクセルペダルが解放
されたときにリターダおよび排気ブレーキが同時に動作
し、アクセルペダルが踏み込まれたときにはリターダお
よび排気ブレーキが動作しないように制御する。

これにより、リターダ操作レバーがＯＮ状態になフてい
ても電気制動および排気ブレーキ制動の状態のままで加
速されることを防ぐことができ、大きい制動力を必要と
するときにはリターダおよび排気ブレーキの制動力を連
動して得ることができる。したがって運転操作がきわめ
て容易になる。

〔実施例〕

次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明実施例の構成を示す図である。

本発明実施例は、自動車の走行により生じる機械エネル
ギを熱エネルギに変換して放散させ制動力を与えるリタ
ーダ１と、内燃機関２の排気管３の途中にバタフライバ
ルブ４を設けこの排気管３に流れる排気の流量を制限し
てその内燃機関２に制動力を与える排気ブレーキ５とを
備え、リターダ１と排気ブレーキ５とを各別にまたは同
時に動作させるように切換える操作スイッチ回路６が設
けられ、さらに本発明の特徴として、操作スイッチ回路
６には、リターダ１および排気ブレーキ５が同時に、か
つ、アクセルペダル７の解放に同期して動作するように
操作により設定するスイッチ回路６ａを含み、リターダ
１は内燃機関２０回転軸に直結される。

次に、このように構成された本発明実施例の動作につい
て説明する。

操作スイッチ回路６のスイッチ回路６ａが排気ブレーキ
系の端子Ａおよびリターダ系の端子已に接続され、リタ
ーダ操作レバー８がＯＮ状態に設定されると、カットリ
レー９が動作しリターダ制御回路１０の制御によりリタ
ーダ１を動作可能状態にし、同時に連動リレー１１を動
作させてエアタンク１５から排気ブレーキ５へ圧縮空気
を供給するために電磁弁１２を開放する。

このような状態でアクセルペダル７が解放されると、ア
クセルペダルスイッチ１３がＯＮ状態となり、リターダ
制御回路１０がリターダ１を動作させ電気制動を与える
とともに、電磁弁１４を開放してエアタンク１５の圧縮
空気をエアシリンダ１６に供給し、ピストン１７を実線
で示す矢印方向に移動させ、バタフライバルブ４により
排気管３に流れる流量を制限して内燃機関２に排気ブレ
ーキによる制動力を与える。

加速のだ於にアクセルペダル７が踏み込まれた場合には
、アクセルペダルスイッチがＯＦＦ状態となり、電磁弁
１４を閉止するとともに、リターダ制御回路１０が連動
リレー１１を開放して電磁弁１２を閉止し、エアシリン
ダ１６のピストン１７を破線で示す矢印方向に移動させ
て排気ブレーキ５による制動力をなくし、同時にリター
ダ１の動作を停止する。

この場合リターダ操作レバー８がＯＮ状態であってもア
クセルペダルスイッチがＯＦＦ状態になればリターダ１
は動作を停止し、リターダ１による制動力が与えられた
まま加速されることを防止する。

第２図は操作スイッチ回路をハンドルの軸に設けたレバ
ーｌによって操作する例を示したものである。この例で
はＳｌは補助加速を操作指示するスイッチであり、Ｓ２
は電気制動を操作指示するスイッチであるが、本発明実
施例における連動スイッチを操作レバーβによって操作
できるように構成することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、アクセルペダルが
踏み込まれたときに自動的にリターダおよび排気ブレー
キを連動して解除することができ、リターダ操作レバー
がＯＮ状態になっていても制動力が与えられたままで加
速されることを防止してリターダを過熱させることを防
ぐことができる。

また、アクセルペダルを解放したときには自動的にリタ
ーダおよび排気ブレーキを同時に動作させ充分な制動力
を与えることができる。特に積載荷重が大きいとき、あ
るいは市街地走行時にその効果を高めることができる。

これにより運転操作が簡単化される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示す図。 第２図は本発明実施例に係る操作スイッチ回路の操作手
段の例を示す図。 １・・・リターダ、２・・・内燃機関、３・・・排気管
、４・・・バタフライバルブ、５・・・排気ブレーキ、
６・・・操作スイッチ回路、６ａ・・・スイッチ回路、
７・・・アクセルペダルベ８・・・リターダ操作レバー
、９・・・カットリレー、１０・・・リターダ制御回路
、１１・・・連動リレー、１２．１４・・・電磁弁、１
３・・・アクセルペダルスイッチ、１５・・・エアタン
ク、１６・・・エアシリンダ、１７・・・ピストン。 特許出願人　　日野自動車工業株式会社代理人　　弁理
士　井　出　直　孝 Ｍｌ　　記 月　２　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車に制動力を与えるリターダと、内燃機関の排
   気管の途中にバルブを設けこの排気管に流れる排気の流
   量を制限してその内燃機関に制動力を与える排気ブレー
   キとを備えた自動車の補助制御装置において、 前記リターダと前記排気ブレーキとを各別にまたは同時
   に動作させるように切換える操作スイッチ回路が設けら
   れたことを特徴とする自動車の補助制動装置。 ２、前記操作スイッチ回路は、前記リターダおよび前記
   排気ブレーキが同時に、かつ、その自動車のアクセルペ
   ダルの解放に同期して動作するように、操作により設定
   する手段を含む請求項１記載の自動車の補助制動装置。 ３、前記操作スイッチ回路には、アクセルペダルの踏み
   込みに同期して前記リターダの制動力が解放されるよう
   に構成された請求項１記載の自動車の補助制動装置。 ４、前記リターダは、その自動車の内燃機関の回転軸に
   直結された構造である請求項１記載の自動車の補助制動
   装置。