JPH0534161Y2 - - Google Patents

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JPH0534161Y2
JPH0534161Y2 JP15261287U JP15261287U JPH0534161Y2 JP H0534161 Y2 JPH0534161 Y2 JP H0534161Y2 JP 15261287 U JP15261287 U JP 15261287U JP 15261287 U JP15261287 U JP 15261287U JP H0534161 Y2 JPH0534161 Y2 JP H0534161Y2
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parking brake
power steering
seat
brake cylinder
operator
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電気式フオークリフト等の電
気式車両に適用されるデツドマンブレーキ装置の
改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の電気式車両としては、例えば第
3図乃至第5図に示したものが知られている。
当該電気式車両100は、ドライブモータ10
1を起動し得る前後進スイツチ102,103
と、前後進スイツチ102,103の作動に依り
起動されるパワステモータ104と、パワステモ
ータ104の起動に依り回転されるパワステポン
プ105と、常時制動状態を呈するパーキングブ
レーキ106と、オペレータが着座し得るシート
107と、パーキングブレーキ106とシート1
07との間に設けられてオペレータのシート10
7への着座時にはパーキングブレーキ106を開
放し得るプツシユプルケーブル108等から構成
されている。
而して、この様なものは、前後進スイツチ10
2,103を作動すると、ドライブモータ101
とパワステモータ104が起動される事に依り車
両の操行が行なわれると共に、オペレータがシー
ト107から離座すると、パーキングブレーキ1
06が自動的に掛る様になつている。
ところが、この様なものは、オペレータがシー
トに着座した際には、直ちにパーキングブレーキ
が開放されるので、例えば坂道に駐車している場
合にはオペレータの意志に反して車両が移動する
為に極めて危険であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
オペレータがシートに着座しても直ちにパーキン
グブレーキが開放されない様にして安全性を向上
させた電気式車両用デツドマンブレーキ装置を提
供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の電気式車両用デツドマンブレーキ装置
は、ドライブモータを起動し得る前後進スイツチ
と、前後進スイツチの作動に依り起動されるパワ
ステモータと、パワステモータの起動に依り回転
されるパワステポンプとを具備した電気式車両に
用いられるものであつて、常時制動状態を呈する
パーキングブレーキと、オペレータが着座し得る
シートと、パワステポンプからの圧油に依り作動
してパーキングブレーキを開放し得るパーキング
ブレーキシリンダと、パワステポンプとパーキン
グブレーキシリンダとの間に設けられてオペレー
タのシートへの着離座に依り作動して着座時には
パワステポンプからの圧油をパーキングブレーキ
シリンダへ送り得ると共に離座時にはパーキング
ブレーキシリンダの圧油をタンクへ送り得る制御
弁と、から構成した事に特徴が存する。
(作用) オペレータがシートに着座すると、制御弁が作
動してパワステポンプからの圧油をパーキングブ
レーキシリンダへ送り得る状態になる。
この様な状態から、オペレータが前後進スイツ
チを作動すると、ドライブモータとパワステモー
タが起動して車両が操行する。
この時、パワステポンプは、パワステモータの
起動に依り回転し、これからの圧油が制御弁を解
してパーキングブレーキシリンダへ送られるの
で、パーキングブレーキシリンダが作動してパー
キングブレーキが開放される。
この様な状態から、オペレータが前後進スイツ
チを非作動にすると、ドライブモータとパワステ
モータが停止する。
パワステモータが停止すると、パワステポンプ
が停止してこれからの圧油がパーキングブレーキ
シリンダへ送られなくなる。
そして、オペレータがシートから離座すると、
制御弁が元に戻つてパーキングブレーキシリンダ
の圧油がタンクへ送られる。
この為、パーキングブレーキシリンダは、元に
戻つてパーキングブレーキが制動状態になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の実施例に係る電気式車両を
示す構成図。第2図は、電気回路図である。
電気式車両1は、前後進スイツチ2,3、パワ
ステモータ4、パワステポンプ5、パーキングブ
レーキ6、シート7、パーキングブレーキシリン
ダ8、制御弁9とからその主要部が構成されてい
る。
前後進スイツチ2,3は、ドライブモータ10
を起動し得るものである。
この例では、車体11に前後傾可能に前後進レ
バー(図示せず)を設け、これの中立時には両ス
イツチ2,3が非作動してドライブモータ10
非起動、前傾時には前進スイツチ2が作動してド
ライブモータ10が前進起動、後進時には後進ス
イツチ3が作動してドライブモータ10が後進起
動する様にしてある。
而して、ドライブモータ10は、車輪(図示せ
ず)に連繋してある。
パワステモータ4は、前後進スイツチ2,3の
作動に依り起動するものである。
この例では、前後進レバーの中立時以外の前傾
時又は後傾時に前後進スイツチ2,3のいずれか
が作動する事に依り起動する様にしてある。
パワステポンプ5は、パワステモータ4の起動
に依り回転するものである。
この例では、タンク12に接続してあると共
に、ハンドル13に依り作動されるパワステバル
ブ14を介して車輪(図示せず)を換向するパワ
ステシリンダ15に接続してある。
パーキングブレーキ6は、常時制動状態を呈す
るものである。
この例では、パーキングリンク16を備えたド
ラムブレーキ17と、車体11に枢着されたパー
キングレバー18と、パーキングリンク16とパ
ーキングレバー18の一端を連結するプツシユプ
ルケーブル19と、車体11とパーキングレバー
18の他端との間に介設されてドラムブレーキ1
7を常時制動状態に付勢するリターンスプリング
20と、から成つている。
シート7は、オペレータが着座し得るものであ
る。
この例では、車体11に対して俯仰可能に設け
られていると共に、車体11との間に介設した復
帰バネ21に依り常時仰動すべく付勢されてい
る。
パーキングブレーキシリンダ8は、パワステポ
ンプ5からの圧油に依り作動してパーキングブレ
ーキ6を開放し得るものである。
この例では、単動型のものを用いて居り、車体
11とパーキングレバー18の他端との間に介設
してあり、ロツド室は、タンク12に接続してあ
る。
制御弁9は、パワステポンプ5とパーキングブ
レーキ8との間に設けられてオペレータのシート
7への着離座に依り作動して着座時にはパワステ
ポンプ5からの圧油をパーキングブレーキシリン
ダ8へ送り得ると共に離座時にはパーキングブレ
ーキシリンダ8の圧油をタンク12へ送り得るも
のである。
この例では、パワステポンプ5とパーキングブ
レーキシリンダ8のテール室との間に介設した逆
止弁22と、パーキングブレーキシリンダ8のテ
ール室とタンク12との間に介設した可変絞り弁
23並びに電磁弁24と、パワステポンプ5とタ
ンク12との間に介設した調整弁25とから成つ
ている。
而して、シート7近傍の車体11には、電磁弁
24を制御するシートスイツチ26が設けられ、
これは、シート7の仰俯に依り開閉する様になつ
ている。
次に、この様な構成に基づいて作用を述解す
る。
第1図、第2図は、駐車状態を示している。
この様な状態から、オペレータがシート7に着
座すると、復帰バネ21に抗してシート7が俯動
してシートスイツチ26が閉成し、電磁弁24が
第1図の右側ポジシヨンに切換つてパワステポン
プ5からの圧油をパーキングブレーキシリンダ8
へ送り得る状態になる。
この時、パーキングブレーキ6は、依然として
制動状態になつているので、車両が移動する事が
ない。
この様な状態から、前後進スイツチ2,3を作
動すると、ドライブモータ10とパワステモータ
が起動するので、車両が操行する。
例えば、前後進レバーを前傾して前進スイツチ
2を作動すると、ドライブモータ10が前進起動
して車両が前進すると共に、パワステモータ4が
同時に起動してパワステポンプ5が回転し、これ
からの圧油がハンドル13の操作に依り作動する
パワステバルブ14を介してパワステシリンダ1
5へ送られる事に依り車両が換向する。
この時、パワステポンプ5からの圧油は、調整
弁25に依り圧力調整された後、逆止弁22を介
してパーキングブレーキシリンダ8のテール室へ
送られるので、これがリターンスプリング20に
抗して伸長し、パーキングレバー18、プツシユ
プルケーブル19、パーキングリンク16を介し
てドラムブレーキ17が作動し、パーキングブレ
ーキ6が開放状態になる。
前記の状態から、オペレータが前後進レバーを
中立に戻して前後進スイツチ2,3を非作動にす
ると、ドライブモータ8とパワステモータ4が停
止する。
パワステモータ4が停止すると、パワステポン
プ5が停止してこれからの圧油がパーキングブレ
ーキシリンダ8のテール室へ送られなくなる。
然し、パーキングブレーキシリンダ8のテール
室の圧油は、逆止弁22と電磁弁24の逆止弁に
依りタンク12へ還流されないので、パーキング
ブレーキシリンダ8が伸長状態に保たれ、パーキ
ングブレーキ6が開放状態のままとなる。
そして、オペレータがシート7から離座する
と、復帰バネ21に依りシート7が仰動してシー
トスイツチ26が開成し、電磁弁24が第1図の
左側ポジシヨンに戻る。
電磁弁24が戻ると、パーキングブレーキシリ
ンダ8のテール室の圧油は、可変絞り弁23から
電磁弁24を経てタンク12に還流するので、パ
ーキングブレーキシリンダ8がリターンスプリン
グ20に依り短縮すると共に、パーキングレバー
18、プツシユプルケーブル19、パーキングリ
ンク16を介してドラムブレーキ17が作動され
てパーキングブレーキ6が制動状態に戻る。
尚、パーキングブレーキ6とパーキングブレー
キシリンダ8は、先の実施例では、別体のもので
あつたが、これに限らず、一体的に構成しても良
い。
シート7は、先の実施例では、車体11に対し
て全体が可動するものであつたが、これに限ら
ず、例えばシート7の一部が可動する様にしても
良い。
パーキングブレーキシリンダ8とリターンスプ
リング20は、先の実施例では、別体のものであ
つたが、これに限らず、例えば一体的に構成して
も良い。
制御弁9は、先の実施例では、パワステポンプ
5からの圧油を切換制御せずにパーキングブレー
キシリンダ8からの圧油のみを切換制御するもの
であつたが、これに限らず、例えば両方の圧油を
切換制御すものであつても良い。
制御弁9は、先の実施例では、電磁弁24を用
いたが、これに限らず、例えばこれに代えてシー
ト7の可動の依り作動する切換弁を用いても良
い。この場合は、シートスイツチ26を省略でき
る。
(考案の効果) 以上既述した如く、本考案に依れば、次の様な
優れた効果を奏する事ができる。
(1) 前後進スイツチ、パワステモータ、パワステ
ポンプ、パーキングブレーキ、シート、パーキ
ングブレーキシリンダ、制御弁とで構成したの
で、オペレータがシートに着座しても直ちにパ
ーキングブレーキが開放されず、安全性を向上
させる事ができる。
(2) パワステポンプを利用する様にしているの
で、専用の油圧源を別途設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る電気式車両を
示す構成図。第2図は、電気回路図。第3図は、
従来の電気式車両のパワステ装置部分を示す構成
図。第4図は、デツドマンブレーキ装置部分を示
す構成図。第5図は、電気回路図である。 1……電気式車両、2……前進スイツチ、3…
…後進スイツチ、4……パワステモータ、5……
パワステポンプ、6……パーキングブレーキ、7
……シート、8……パーキングブレーキシリン
ダ、9……制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドライブモータ10を起動し得る前後進スイツ
    チ2,3と、前後進スイツチ2,3の作動に依り
    起動されるパワステモータ4と、パワステモータ
    4の起動に依り回転されるパワステポンプ5とを
    具備した電気式車両1に用いられるデツドマンブ
    レーキ装置であつて、常時制動状態を呈するパー
    キングブレーキ6と、オペレータが着座し得るシ
    ート7と、パワステポンプ5からの圧油に依り作
    動してパーキングブレーキ6を開放し得るパーキ
    ングブレーキシリンダ8と、パワステポンプ5と
    パーキングブレーキシリンダ8との間に設けられ
    てオペレータのシート7への着離座に依り作動し
    て着座時にはパワステポンプ5からの圧油をパー
    キングブレーキシリンダ8へ送り得ると共に離座
    時にはパーキングブレーキシリンダ8の圧油をタ
    ンク12へ送り得る制御弁9と、から構成した事
    を特徴とする電気式車両用デツドマンブレーキ装
    置。
JP15261287U 1987-10-05 1987-10-05 Expired - Lifetime JPH0534161Y2 (ja)

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JP15261287U JPH0534161Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05

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JPH0158202U JPH0158202U (ja) 1989-04-12
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