JP2508650Y2 - 産業車両の駐車ブレ―キ - Google Patents

産業車両の駐車ブレ―キ

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JP2508650Y2
JP2508650Y2 JP10096490U JP10096490U JP2508650Y2 JP 2508650 Y2 JP2508650 Y2 JP 2508650Y2 JP 10096490 U JP10096490 U JP 10096490U JP 10096490 U JP10096490 U JP 10096490U JP 2508650 Y2 JP2508650 Y2 JP 2508650Y2
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和敏 長谷川
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住友エール株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、産業車両における駐車ブレーキの操作機
構に関するものである。
[従来の技術] 従来公知の産業車両の駐車ブレーキは、いずれも機械
式の手動タイプであり、直接ブレーキシューを押し広げ
るための駐車ブレーキケーブルを機械式にリンク等を利
用して手動により引っ張る方式が一般的である。
[この考案が解決しようとする課題] 上記した従来の方式によれば、車両の停車時または発
進時に、必ず駐車ブレーキレバーの操作を必要とし、そ
の都度人力により操作する必要がある。
産業車両などの作業車は、一般の乗用車と異なり、運
転操作のみならず荷役作業が伴う上、乗り降りの頻度が
多いため、駐車ブレーキのレバー操作は非常に煩わし
く、かつ、疲労の原因となっていた。
この考案は上記問題点を解決することを目的とし、車
両の停車時に、人力によるレバー操作を要せずして、自
動的に、及び電気スィッチの操作により、駐車ブレーキ
がかかりその制動力が自己保持され、発進時には同様に
して駐車ブレーキの自己保持を解除できるような自動駐
車ブレーキを提供することを課題とする。
[課題を解決するための手段] この考案は上記課題を解決するための手段を提供する
ものであって、駐車パーキングケーブル4を牽引するこ
とによって駐車ブレーキを作動させる形式の駐車ブレー
キにおいて、スプリング1により駐車パーキングケーブ
ル4に牽引張力を与えて駐車制動力を自己保持させ、油
圧アクチュエータ10によってリンク8を介して前記スプ
リング1を圧縮することにより駐車制動力の自己保持を
解除するようにしたものであって、前記油圧アクチュエ
ータ10はソレノイドバルブ12によって制御され、該ソレ
ノイドバルブ作動用のソレノイド12aは、手動スイッチ1
4およびシートスイッチ15の双方がONされたときのみ励
磁され、前記油圧アクチュエータ10を圧油供給管路11a
に連通させるようになっており、この圧油供給管路11a
は、エンジンEにより駆動される油圧ポンプPからの圧
油を荷役およびステアリング用に分流させるための油圧
分流回路であるフローディバイダ11の上流側に接続さ
れ、また、圧油供給管路11aには、該圧油供給管路の圧
力が規定値に達したとき閉路されるシャント弁13が挿入
されている。
[実施例] 図面に示した実施例により、考案の構成について説明
する。
図中1はブレーキロッド2を矢符Aで示す制動方向
(図示右方向)に牽引するためのスプリングであって、
ブレーキロッド2の鍔部2aとフレーム3の受圧壁3aとの
間に挿入されている。
ブレーキロッド2はフレーム3に摺動自在に支持され
ており、その先端には左右2本の駐車ブレーキケーブル
4,4の一端がヨークエンド5及びピン6を介して回動自
在に連結されている。
駐車ブレーキケーブル4,4の他端は駐車ブレーキ(図
示せず)に連結されており、スプリング1の張力により
制動力が与えられ駐車ブレーキの自己保持が可能となっ
ている。なお、駐車ブレーキ自体は、ブレーキシューを
押し広げる形式のものでもブレーキバンドを締め付ける
形式のものでもよい。
7は前記フレーム3の受圧壁3aとスプリング1との間
に挿入されたスペーサであって、スプリング1の張力を
調整するためのものである。
前記ブレーキロッド2の基端は、フレーム3に回動自
在に軸支されたリンク8の一端に枢着され、該リンク8
の他端は油圧シリンダ10のシリンダロッド9の先端に枢
着されている。
前記油圧シリンダ10のボトム側はフレーム3に回転可
能に軸支されている。この油圧シリンダ10は、スプリン
グ1の張力による駐車ブレーキの自己保持を解除するた
めの手段として設けられたものであって、シリンダロッ
ド9を伸長させるとリンク8を介してブレーキロッド2
が矢符Bで示す制動解除方向(図示左方向)に押圧さ
れ、スプリング1の張力に抗して駐車ブレーキケーブル
4,4を緩め駐車ブレーキの自己保持を解除することがで
きるようになっている。
油圧シリンダ10を作動させるための圧油は、エンジン
Eにより駆動される油圧ポンプPからの圧油を荷役およ
びステアリング用の分流させるための油圧分流回路であ
るフローディバイダ11から、管路11a,ソレノイドバルブ
12を介して供給される。この圧油供給管路11aにはパイ
ロット型シャント弁13が挿入されており、管内圧力が規
定圧力に達すると閉路されるようになっている。
ソレノイドバルブ12は、ソレノイド12aが励磁された
とき圧油供給管路11aに連通し、無励磁のときはタンク
に通ずる排出管路11bに連通するようになっている。
14は手動によりON/OFFされる手動スイッチ、15は運転
者の着離席によりON/OFFされるシートスイッチで、いず
れもコントローラ16に接続されている。
コントローラ16内のaは車両のイグニッションキーの
挿入によってONされる始動スイッチの接点、bはエンジ
ン運転状態でONとなるエンジン圧力スイッチの接点、c
は手動スイッチ14の接点で、これらはソレノイド12aと
直列に接続されている。
また、前記接点aおよびcと直列でかつ接点bおよび
ソレノイド12aと並列に前記シートスイッチ15の接点d
およびタイムリレーTが接続され、該タイムリレーTの
接点Taが前記b,c間に挿入されている。なお、接点dは
ノルマルクローズで、シートスイッチ15がON(着席)の
とき開、OFF(離席)のとき閉となる接点である。
イグニッションキーを挿入することによって接点aが
閉じ、エンジンが始動するとエンジン圧力スイッチの接
点bが閉じ、手動スイッチをONすることによって接点c
が閉じる。
また、運転者が運転席に着席すると接点dが開き、接
点Taは直ちに閉となる。逆に離席したときは接点dが閉
じタイムリレーTが作動し一定時間(0.5〜1.0sec)後
に接点Taが開く。
これらソレノイド12aと直列に接続された接点a,b,cお
よびTaのすべてが閉じているときのみ、ソレノイド12a
が励磁されてソレノイドバルブ12が作動し、油圧アクチ
ュエータ10に圧油が供給されて駐車ブレーキの自己保持
が解除され、前記接点のうち少なくとも1つが開いたと
きは、ソレノイド12aは無励磁となり油圧アクチュエー
タ10の圧油は排出されスプリング1の張力によって駐車
ブレーキが作動し自己保持される。
[作用] 上記実施例を参照しつつ本考案の作用につて説明する
と、駐車時は、油圧アクチュエータ10が縮長状態にあ
り、スプリング1によって駐車パーキングケーブル4を
制動方向Aに牽引して駐車ブレーキを作動させ、該スプ
リング1の牽引張力によって駐車制動力が自己保持され
ているが、車両の発進に際しては、油圧アクチュエータ
10によってリンク8を介して前記スプリング1を圧縮す
ることにより駐車制動力の自己保持を解除することがで
きる。
前記油圧アクチュエータ10はソレノイドバルブ12によ
って制御され、該ソレノイドバルブ作動用のソレノイド
12aは、手動スイッチ14およびシートスイッチ15の双方
がONされたときのみ励磁され、前記油圧アクチュエータ
10を圧油供給管路11aに連通させるようになっているか
ら、手動スイッチ14がONされており、かつ、運転者が運
転席に着席したことを感知したときのみ油圧アクチュエ
ータ10が作動し、シリンダロッド9が伸長してリンク8
を介して前記スプリング1を圧縮することにより駐車制
動力の自己保持を解除することができる。
このようにして駐車制動力が解除された状態におい
て、手動スイッチ14をOFFし、または運転者が離席して
シートスイッチ15がOFFされた場合には、ソレノイド12a
は無励磁となり、ソレノイドバルブ12はタンク側に連通
するので、油圧アクチュエータ10は縮長し、スプリング
1の張力によって駐車ブレーキが作動しその駐車制動力
は自己保持される。
したがって手動スイッチ14をONしておけば、運転者が
離席すれば自動的に駐車ブレーキがかかり自己保持状態
となるので安全であり、かつ、運転者は駐車ブレーキレ
バーを引く手間が省け、疲労の軽減につながる。また必
要に応じ、運転者着席のまま手動スイッチ14をON/OFFす
ることによっても駐車ブレーキを解除しまたは自己保持
させることができるから、坂道発進等の操作に有効であ
る。
前記圧油供給管路11aは、エンジンEにより駆動され
る油圧ポンプPからの圧油を荷役およびステアリング用
に分流させるための油圧分流回路であるフローディバイ
ダ11の上流側に接続されているから、エンジン始動と同
時にポンプPとフローディバイダ11との間に圧油が発生
し、このフローデバイダ11で絞られた荷役およびステア
リング用の圧油により油圧アクチュエータ10を作動させ
ることができる。したがって、エンジン停止中は油圧ア
クチュエータ10は作動せず確実に駐車ブレーキ力が自己
保持され、エンジン始動後でなければこの駐車ブレーキ
力の自己保持は解除できないので、フェルセーフとして
働き安全である。
また、圧油供給管路11aには、該圧油供給管路の圧力
が規定値に達したとき閉路されるシャント弁13が挿入さ
れているから、油圧アクチュエータ10作動用の油圧を過
大とすることなく、スプリング1による保持圧に耐える
必要圧力に制限することができる。
[効果] この考案によれば、車両の停車時に、人力によるレバ
ー操作を要せずして、スイッチのON/OFFにより、または
自動的にブレーキがかかり、その制動力が自己保持さ
れ、また、発進時にも同様にレバー操作を要せず、スイ
ッチのON/OFFにより、または自動的に駐車ブレーキの自
己保持を解除できるような駐車ブレーキを提供すること
ができるので、運転操作のみならず作業操作が伴い、か
つ、乗り降りの頻度が多い産業車両などの駐車ブレーキ
として好適であり、作業者の疲労の軽減および安全確保
に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の構成を示す説明図であって、第1図は平
面図、第2図は側面図、第3図は背面図第4図は操作回
路図である。 1:スプリング 2:ブレーキロッド 2a:鍔部 3:フレーム 4:駐車ブレーキケーブル 5:ヨークエンド 6:ピン 7:スペーサ 8:リンク 9:シリンダーロッド 10:油圧アクチュエータ 11:フローディバイダ 12:ソレノイドバルブ 12a:ソレノイド 13:シャント弁 14:手動スイッチ 15:シートスイッチ 16:コントローラ

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駐車パーキングケーブル(4)を牽引する
    ことによって駐車ブレーキを作動させる形式の駐車ブレ
    ーキにおいて、スプリング(1)により駐車パーキング
    ケーブル(4)に牽引張力を与えて駐車制動力を自己保
    持させ、油圧アクチュエータ(10)によってリンク
    (8)を介して前記スプリング(1)を圧縮することに
    より駐車制動力の自己保持を解除するようにしたことを
    特徴とする産業車両の駐車ブレーキ。
  2. 【請求項2】油圧アクチュエータ(10)はソレノイドバ
    ルブ(12)によって制御され、該ソレノイドバルブ作動
    用ソレノイド(12a)は、手動スイッチ(14)およびシ
    ートスイッチ(15)の双方がONされたときのみ励磁さ
    れ、前記油圧アクチュエータ(10)を圧油供給管路(11
    a)に連通させることを特徴とする請求項1)記載の駐
    車ブレーキ。
  3. 【請求項3】圧油供給管路(11a)は、エンジン(E)
    により駆動される油圧ポンプ(P)からの圧油を荷役お
    よびステアリング用に分流させるための油圧分流回路で
    あるフローディバイダ(11)の上流側に接続されている
    ことを特徴とする請求項2)記載の駐車ブレーキ。
  4. 【請求項4】圧油供給管路(11a)には、該圧油供給管
    路(11a)の圧力が規定値に達したとき閉路されるシャ
    ント弁(13)が挿入されていることを特徴とする請求項
    3)記載の駐車ブレーキ。
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