JPH04169657A - 立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法 - Google Patents

立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法

Info

Publication number
JPH04169657A
JPH04169657A JP29422790A JP29422790A JPH04169657A JP H04169657 A JPH04169657 A JP H04169657A JP 29422790 A JP29422790 A JP 29422790A JP 29422790 A JP29422790 A JP 29422790A JP H04169657 A JPH04169657 A JP H04169657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formwork
layer
dimensional pattern
forming
release agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29422790A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoki Tsuchida
土田 捷紀
Yasuo Watanabe
渡邉 泰夫
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUI SEKIKA SANSHI KK
Original Assignee
MITSUI SEKIKA SANSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUI SEKIKA SANSHI KK filed Critical MITSUI SEKIKA SANSHI KK
Priority to JP29422790A priority Critical patent/JPH04169657A/ja
Priority to US07/651,950 priority patent/US5169573A/en
Priority to DE69106731T priority patent/DE69106731T2/de
Priority to NO910509A priority patent/NO179419C/no
Priority to EP91101761A priority patent/EP0441391B1/en
Priority to DK91101761.4T priority patent/DK0441391T3/da
Publication of JPH04169657A publication Critical patent/JPH04169657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成
方法に関し、特に、表層材のカブリを防止することがで
きるため、施工作業が容易で良好な仕上がり面を得るこ
とができる、壁、床等の表面に所望の立体模様を形成す
るのに好適な立体模様型枠およびそれを用いる立体模様
形成方法に関する。
〈従来の技術〉 近年、建築物の床、壁、あるいは駅のプラットホーム、
コンコース、歩道橋、舗装道路の路面などのアスファル
トコンクリート面やセメントコンクリート面の美装化を
図るために、これらの表面に、レンガやタイル様の模様
、あるいは各種の図形を形設することが行われている。
 また、案内標識を壁、床等に直接、立体的に形成する
ことも行われるようになってきている。
このように、壁、床、路面等に各種の模様や図形を立体
的に形成する方法として、例えば、 ■発泡ポリエチレン製の型枠を施工面に貼付け、凸面形
成材を塗布、硬化された後、該型枠を焼いたり、溶解し
て、凹凸模様を形成する方法(特公昭62−47593
号公報) ■上面に剥離用被覆材を有する型枠、すなわち、2層構
造の型枠部材を用い、凸面形成材が固化または硬化する
前に、まず剥離用被覆材を除去し、次いで凸面形成材が
完全に硬化した後、型枠を除去して凹凸模様を形成する
方法(特開昭60−233264号公報) ■上記■の方法と同様の2層構造の型枠部材を用い、剥
離用被覆材を除去した残りの型枠を目地材としてそのま
ま施工面に残す方法(特開昭62−111062号公報
) などが提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記■の方法は、型枠を焼くことにより美装性
が著しく損われたり、溶剤で忍かす場合でも溶剤により
汚れがでたりして好ましくない。 また、■の方法は目
地部の型枠が後に損傷剥離し美観を損うおそれがあるの
で、実用上不利である。
また、■および■の方法は、剥離用被覆材の除去を凸面
形成材が未硬化のときに行わねばならない。 そのため
、剥離用被覆材の上面にカブリを生じた場合、その未硬
化の凸面形成材が、剥離用被覆材の除去の際に凸面を形
成すべき箇所に垂れ落ちるなどして仕上性を損う原因と
なったり、作業を困難にする原因となる。
そこで本発明の目的は、表層材のカブリを防止すること
ができるため、施工作業が容易で良好な仕上がり面を得
ることができる、壁、床等の表面に所望の立体模様を形
成するのに好適な立体模様型枠およびそれを用いる立体
模様形成方法を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、立体模様形成方法に用いる型枠であって、基
材層と、該基材層の上部に最上層として少なくとも1層
設けられている離型剤層とを有する立体模様型枠提供す
るものである。
また、前記離型剤層と、前記基材層の間に剛性を有する
保護層が配設されていると、好ましい。
さらに、前記基材層が、発泡ポリエチレンを主成分とす
るものであると、好ましい。
また、本発明は、前記立体模様型枠を用いる立体模様形
成方法であって、模様を形成すべき施工面に、前記立体
模様型枠を貼着させた後、アクリル系レジンコンクリー
ト組成物からなる表層材を該施工面に流延し、該アクリ
ル系レジンコンクリート組成物が硬化した後に、前記立
体模様型枠を施工面から剥離、除去する工程を含む立体
模様形成方法を提供するものである。
特に、前記アクリル系レジンコンクリート組酸物が、 (A)(メタ)アクリル酔オよびそのエステルから選ば
れる少なくとも1種のモノマー成分、 (B)該(A)のモノマー成分に溶解可能または該モノ
マー成分によって膨潤される重合体、 及び (C)骨材 を含むものであると好ましい。
以下、本発明の立体模様型枠およびそれを用いる立体模
様形成方法について、詳細に説明する。
まず、第1図の斜視図および第2図の模式断面図に示す
、本発明の立体模様型枠の一実施態様にしたがって、本
発明の立体模様型枠を説明する。
本発明の立体模様型枠は、基本的に、基材層1の上面に
離型剤層2を有するものである。
また、基材層1の下面には、後記の目地材の硬化面に該
基材層1を貼着固定させるための粘着剤層3が設けられ
ており、さらに、使用しないときには、その粘着剤層3
の保護のために、離型紙4が粘着剤層3の下面に積層さ
れていると、好ましい。
離型紙4は粘着剤層3に対応する面に離型剤が塗布され
ているものである。
この立体模様型枠の基材層は、例えば、発泡ポリエチレ
ン等の柔軟な素材が用いられ、特に、後記の表層材であ
るアクリル系レジンコンクリートに接着せず、かつレジ
ンコンクリートに侵されない点で、発泡倍率3〜7倍程
度の発泡ポリエチレンからなるものが好ましい。
素材層の厚さは、形成する模様の形状、大きさ等にした
がって、適宜選択すればよ(、特に制限されない。 例
えば、1〜2mm程度である。 また、後記の表層材で
あるアクリル系レジンコンクリート組成物の成分である
骨材の粒径に対応して該骨材の最大粒度の3〜4倍以上
の厚さにすればよ(、例えば、1〜5mm程度である。
また、本発明の立体模様型枠は、前記基材層の上面に最
上層として少なくとも1層の離型剤層を有するものであ
る。
離型剤層を形成するために用いられる離型剤は、使用さ
れる表層材に対する離型性を有するものであれば特に制
限されず、例えば、シリコンゴム系(溶剤)、ワックス
系(溶剤)、PVA系のもの等が挙げられ、その1種単
独または2種以上を、基材層の材質等に応じて適宜選択
すればよい。
この離型剤層の形成は、例えば、基材層の表面に離型剤
を塗布して行なえばよい。 塗布の方法は、噴霧塗布、
刷毛塗り等の公知の方法から適宜選択すればよい。
また、粘着剤層に用いられる粘着剤は、特に限定されず
、例えば、脂肪族系ハイレッッ、芳香族系ベトロジン、
共重合系タックエース等が挙げられる。
粘着剤層の下面に貼着される離型紙は、少なくとも基材
層と接する面に離型剤が塗布されているものであり、未
使用時の粘着剤層の保護のために粘着剤層の下面に貼着
されている。 使用時は、この離型紙を剥して粘着剤層
を施工面に接着すればよい。
用いられる離型紙は、この種の用途に常用されるもので
よく、特に限定されず、例えば、クラフト紙等が挙げら
れ、粘着剤層に用いられる粘着剤に応じて適宜選択すれ
ばよい。
また、本発明の立体模様型枠において、さらに、第3図
に示すように、第1図および第2図に示した構造に加え
て、基材層lの上面の最上層に形成された離型剤層2と
、基材層1との間に剛性を有する保護層5を配設すると
、基材層に適度な剛性を付与することができるため、立
体模様の形成作業において、立体模様型枠を後記の目地
材の硬化面に接着する際の作業性が向上し、大面積の立
体模型型枠であっても、形状が崩れに(<、施工する立
体模様が大面積である程、作業能率の点で有利である。
前記剛性を有する保護層5は、紙やポリエチレン等の合
成樹脂からなり、クラフト紙120戸の持つ剛性のシー
トを基材層の上面に、粘着剤層6によって接着、または
熱融着して形成することができる。
本発明の立体模様型枠は、第1図〜第3図に示すような
レンガ模様に限定されず、表層材を流し込む開口部を所
望の形状に形成すれば、いずれの形状の立体模様をも形
成することができる。 例えば、タイル貼り、石積み、
天然石貼り等の各種模様、動植物、風景のデザインが、
文字、マーク、数字などを自由に形成することができる
次に、上記第1図および第2図に示す本発明の立体模様
型枠を用いて、舗装路面、壁等の平坦な面に立体的なレ
ンガ模様を形成する工程を第4図(A)〜(D)に例示
し、本発明の立体模様形成方法を詳細に説明する。
まず、模様を形成すべき施工面の周囲をマスキングし、
および周囲の汚損を防止するためにシートで被覆して保
護しておくとよい。 マスキングは、ガムテープや市販
のマスキングフィルム(ポリエチレン製)等を貼着して
行えばよく、汚損防止のためのシートとしては、例えば
、ポリエチレンシート等を用いればよい。
次に、前処理として、施工面上の油脂、泥、水等の異物
を除去し、さらに表面の汚れや付着物を除去する。 施
工面が、セメントコンクリートやセメントモルタル舗装
面である場合には、ライナックス、区画線除去機等の表
面処理機を用いて処理してもよいし、アスファルト舗装
の場合には、ワイヤーブラシを装着したポリラシャ−等
を用いて表面処理してもよい。
次いで、必要に応じて、施工面と後記の下地材および目
地材との接着性を向上させるために、ブライマーを塗布
してもよい。
用いられるブライマーとしては、例えば、メチルマタク
リレート(MMA)系またはウレタン変性MMA系(三
井石化産資■製R41、R51およびR51B)のもの
等が挙げられる。
施工面にブライマーを塗布する場合、その塗布量は、通
常、100〜500g/m2程度である。
また、施工面に、段差、不陸、クラック等がある場合に
は、予め路面舗装材を施工面に積層し、施工面の表面を
平坦にしておくとよい。
用いられる路面舗装材は、段差、不陸、クラック等の程
度に応じて、適宜選択すればよい。 例えば、段差、不
陸、クラック等があまり酷くない場合には、メタクリル
酸メチル、メタクリレート系ポリマー等からなる樹脂組
成物と、骨材としての混合珪砂及び顔料、硬化剤からな
るレジンモルタル組成物(例えば、三井石化産資■製R
64SL)等を用い、段差、不陸、クラック等が酷い場
合には、メタクリル酸メチル、メタクリレート系ポリマ
ー等からなる樹脂組成物、砂利、珪砂等の骨材及び炭酸
カルシウム、顔料等のフィラーとからなるレジンコンク
リート(例えば、三井石化産資■製、R17)等を用い
ればよい。
路面舗装材の施工面への積層は、定木仕上げ、レイキ、
コテ塗りで行うことができる。
次に、前記のように、平坦に整えられた施工面に、レン
ガ模様の目地部を形成する目地材を下塗りする。 塗布
は後段における型枠の貼着が、密着性良く行えるように
、塗布面が平坦になるように行う。 また、用いられる
目地材は、後記のアクリル系レジンコンクリート組成物
からなる表層材によって形成される表層部との色のコン
トラスト等を考慮して適宜選択すればよい。 例えば、
着色材として、無機顔料を5〜15重量部、タルク、炭
酸カルシウム、珪砂粉等のフィラーを5〜50重量部、
メタクリル酸メチルメタクリレート樹脂を主成分とする
もの(シリカル■R61三井石化産資■製)100重量
部からなるレジンペースト等が挙げられる。
目地材の塗布量は、通常、厚さ0.1〜2mm程度でよ
い。
次いで、目地材が硬化した後、次工程において立体模様
型枠を所定の位置に正確に貼着するために、墨出しを行
い、立体模様型枠の貼付位置を決定してお(とよい。 
このとき、縦および横の規準線を正確に墨出しをしてお
くとよい。
以上の通りの前処理を行った後、第4図(A)のように
、施工面7の上面に形成された目地材の硬化層8の上に
、墨出しに従って、第1図および第2図に示す本発明の
立体模様型枠9を貼着させる。
立体模様型枠9の貼着は、該型枠9が施工面7と十分に
密着し、浮き上がらないように行うとよい。 また、前
記の目地材の硬化表面にタックが残っていると、立体模
様型枠9と施工面7との密着が十分とならないことがあ
るので、立体模様型枠9の貼着前に確認し、タック等を
修整しておくとよい。
以上の通りにして立体模様型枠9を貼着した後、第4図
(B)のように、表層材10を、立体模様型枠9の型枠
部11内に塗布、あるいは流し込む。 表層材lOとし
てアクリル系レジンコクリート組成物を用いると、好ま
しい。
このアクリル系レジンコンクリート組成物として、例え
ば、 (A)(メタ)アクリル酸およびそのエステル化合物か
ら選ばれる少(とも1種の モノマー成分、 (B)該(A)のモノマー成分に?審問可能または該モ
ノマー成分によって膨潤され る重合体 及び (C)骨材 を含むものが好ましい。
(A)のモノマー成分としては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チルなどの(メタ)アクリル酸アルキル、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メ
タクリル酸−2−ヒドロキシエチル、エチレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレート、プロビレングリコールジ(
メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ
)アクリレート、ポリブロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ヘキシレングリコールジ(メタ)アクリレート、
2.2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイ
ルオキシシクロヘキシル]プロパン、2,2−ビス[3
−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポ
キシフェニル]プロパン、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(
メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(
メタ)アクリレートなどを例示することができる。 こ
れらは1種単独でも2種以上を組合わせても用いられる
(B)の重合体としては上記の七ツマ−1特に(メタ)
アクリル酸エステルの単独又は共重合体が例示できる。
(C)の骨材としては、例えば、硼砂、アルミナ、寒水
石、エメリー石、セラミックサンド、ガラスピーズ等が
挙げられ、本発明においては、表層部を着色するために
、これらの骨材を着色してなる着色骨材を用いることも
できる。
この着色骨材としては、例えば、表面全域もしくは部分
的に、シランカップリング剤、顔料およびバインダー成
分からなる混合成分の着色層が形成されてなるものが挙
げられる。
顔料としては、有機顔料、無機顔料いずれでも使用可能
である。
有機顔料としては、例えば、ベンジジンエロー、ハンザ
エロー、リソールレッド、アリザリンレーキ、ビグメン
トスカーレット3B、ブリリアントカーミン6B、パー
マネントレッドF−5R、パーマネントレッド4R、ロ
ーダミンレーキB、ローダミンレーキY、レーキレッド
C、バラレッド、ピーコックブルーレーキ、フタロシア
ニンブルー、アニリンブラック、パーマネントエローH
R,PVバイオレットBL、キナクリドン、ペリノン、
アンスラキノン、クロモフタールエロ−6G、クロモフ
タールエロ−3G、クロモフタールエロー〇R等が挙げ
られる。
また、無機顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華
、リトポン、鉛白、カドミエロー、黄鉛、チタンエロー
、ジンククロメート、黄土、クロムバーミリオン、赤口
顔料、アンバー、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、カドミウム
レッド、鉛丹、紺青、群青、コバルトブルー、酸化クロ
ームグリーン、ミネラルバイオレット、カーボンブラッ
ク、鉄黒等が挙げられる。
これら、有機顔料及び無機顔料のいずれも使用可能であ
るが、顔料はレジンコンクリートのレジン成分に応じて
適宜選択される。
バインダー成分としては、例えばエポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、アクリルウレタン樹脂等のエマルジョンあるい
は溶液等が挙げられる。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
ス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセチ
ルシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランが好ましく、その他にもビニルトリクロロシラン、
γ−[N−(β−メタクリロキシエチル)−N、N−ジ
メチルアンモニウム(クロリド)コブロビルトリメトキ
シシラン等が挙げられる。
以上の骨材、顔料、バインダー成分およびシランカップ
リング剤による着色骨材の製造は、着色成分のコーティ
ング時にシランカップリング剤を同時に存在させて骨材
に焼き付けることにより行うことができる。
(C)の骨材の配合割合は、通常、液体1に対して1〜
6、好ましくは2〜4程度である。
前記の(A)のモノマー成分、(B)の重合体および(
C)の骨材を主成分とするアクリル系レジンコンクリー
ト組成物は、これら(A>、(B)および(C)の成分
以外に、(D)可塑剤、(E)重合成年飽和結合化合物
を含むことができる。
(D)の可塑剤としては、例えばジメチルフタレート、
ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジ
オクチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジー2−
エチルへキシルフタレート、ジイソデシルフタレート、
ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステルを挙
げることができる。
また、ジエチルマレエート、ジブチルマレエート、ジオ
クチルマレエート、ジブチルフマレート、ジオクチルフ
マレート等の前Hi12(A)のモノマー成分と共重合
可能なa、β−不飽和カルボン酸エステルのごとき内部
可塑剤も挙げることができる。
(E)の重合性不飽和結合化合物としては、例えば、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−ブ
ロビレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−
ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−
プチレングリコールジ(メタ)アクリレートなどのアル
カンジオールジ(メタ)アクリレートなどのアルカンジ
オールジ(メタ)アクリレート、2.2−ビス[3−(
メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ
フェニル]プロパンや)昭和高分子■製の商品名リポキ
シVR−60またはリポキシ VR−90などのエポキ
シ樹脂の(メタ)アクリル酸変性物が例示できる。
一般にこれらの成分の配合割合は、(A)のモノマー成
分が45〜85重量部、(B)の重合体が5〜20重量
部、(D)の可塑剤が1〜25重量部、残部が(E)と
なる割合である。
また、このアクリル系レジンコンクリート組成物の硬化
は、重合開始剤、更に必要に応じ常温硬化促進剤として
アミン類を配合することによって可能である。
かかる重合開始剤としては、ジアシルペルオキシド、ア
ルキルペルオキシド、アラルキルペルオキシド、過酸、
過酸エステルなどの過酸化物、アゾ系化合物などを使用
することができるが、これらのうちではジアシルペルオ
キシドを使用するのが好ましい。 ジアシルペルオキシ
ドとして具体的には、ジベンゾイルペルオキシド、ジア
セチルペルオキシド、シカプリルペルオキシド、ジラウ
ロイルペルオキシド、ジステアロイルペルオキシドなど
を例示することかできる。
アミン類としては、第一アミン、第三アミンのいずれも
使用することができるが、第三アミンが好適に使用され
る。 具体的には、アニリン、トルイジン、キシリジン
、フェニレンジアミン、N、N−ジメチルアニリン、N
、N−ジエチルアニリン、N、N−ジ(β−ヒドロキシ
エチル)アニリン、N、N−ジメチルトルイジン、N、
N−ジエチルトルイジン、N、N−ジメチルアニシジン
、N、N−ジエチルアニシジン、N、N−ジメチル−p
−t−ブチルアニリン、N、N−ジエチル−p−t−ブ
チルアニリン、N、N−ジメチル−p−クロルアニリン
、ジフェニルアミン、N、N−(β−ヒドロキシエチル
)−p−トルイジンなどを例示することができる。 こ
れらの中では、N、N−ジメチル−p−トルイジン、N
、N−ジメチル−p−ブチルアニリン、N、N−ジメチ
ルアニシジン、N、N−ジメチル−p−クロルアニリン
、N、N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−p−トルイ
ジンなどの少なくともベンゼン類のp−位に電子供与体
の置換基を有する第三級アミンが好ましく、N、N−ジ
メチル−p−トルイジン、N、N−ジメチル−p−t−
ブチルアニリンが特に好ましい。
この重合開始剤およびアミン類の配合割合は前記(A)
、(B)、(D)および(E)の合計1. OO重合部
に対して概ね前者が01〜20重量部、後者が0.1〜
20重量部である。
また、空気中の酸素によるラジカル捕捉により表面の硬
化反応が十分進まない事を無くすため固体のパラフィン
、好ましくは融点40〜60℃のパラフィンワックスの
添加が好ましい。 このパラフィンの配合割合は、前記
(A)、(B)、(D)および(E)の合計100重量
部に対し、0.1〜1.0重量部である。
表層材の流延あるいは塗布は、前記アクリル系レジンコ
ンクリート組成物の調製後、速やかに立体模様型枠が浮
き上がらないように、静かに行う。 施工面、表層部の
形状等に従って、コテ等を用いて適宜行い、型枠に表層
材ができるだけカブリを生じないように行えばよい。
表層材の量は、通常、厚さ2mmの場合で4k g /
 m 2程度である。
次に表層材を養生して硬化させる。 養生時間は、通常
、30〜90分程度、好ましくは40〜60分程度であ
る。
表層材が硬化した後、第4図(C)のように、立体模様
型枠9を端部から上方へ、静かに引上げて施工面から剥
離して除去する。
このとき、本発明の立体模様型枠は、上面に離型剤層を
有するため、未硬化の表層材のカブリが少なく、型枠の
除去作業が容易となるため、有利である。
この立体模様型枠の除去作業は、表層材表面が汚損され
ないように注意して、例えば清浄な履物をはくなどして
行なうとよい。
また、立体模様型枠の除去が終了した後、表層材のこぼ
れや目地部のパリなどの美観が損なう細部の補修をする
とよい。
以上の工程によって、第4図(D)のように、施工面7
上に、レンガ状の模様をなす表層部を形成することがで
きる。
また、第3図に示す構造の立体模様型枠を用いる場合は
、前記と同様に、施工面上の油脂、泥、水等の異物を除
去し、さらに表面の汚れや付着物の除去、段差、不陸等
の平坦化、ブライマーの塗布、路面舗装材の積層、目地
材の塗布等の前処理を施工面に施すとともに、離型紙4
を粘着材層3から除去して、第4図(A)のように立体
模様型枠を施工面に貼着する。 このとき、基材層1の
上面に形設されている剛性を有する保護層5によって、
立体模様型枠の剛性が適度に保たれるため、貼着時の作
業性が良好となる。 特に、大面積の模様を形成する場
合、立体模様型枠の剛性を適度にできるため、貼着作業
の作業性が良好となる。
次に、前記の通り、第4図(B)〜(D)に示す工程に
したがって、表層材の流延、硬化、立体模様型枠の基材
層の除去を行なえばよい。 さらに、立体模様型枠を除
去した後、十分に清掃してから、表層部および目地部の
表面全体に汚れ防止や美装性を高めるために、トップコ
ートをむらなく塗布するとよい。 用いられるトップコ
ートの具体例としては、三井石化産資■製のR81クリ
ヤー、R71クリヤー等が挙げられる。  トップコー
トの塗布方法は、ローラー、刷毛、スプレー等の方法を
、塗布面によって適宜選択すればよい。 塗布に際して
は、目地部にトップコートが沸り易いので、滞りを吸収
のよい状態のローラーまたは刷毛で吸い取るようにして
表層面全体にむらなくトップコートがかかるようにする
塗布後、30分程度養生して、トップコートを硬化させ
る。
トップコートの硬化後、マスキングや保護シートを除去
し、工程を完了する。
〈発明の効果〉 本発明の立体模様型枠は、表層材のカブリを防止するこ
とができるため、施工作業が容易で良好な仕上がり面を
得ることができる、壁、床等の表面に所望の立体模様を
形成するのに好適である。
また、本発明の立体模様形成方法は、該立体模様型枠を
用いるため、施工作業が容易となり、仕上がり性の良好
な立体模様を形成することができるため、工業的実用価
値が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の立体模様型枠の一実施態様を示す斜
視図、第2図はその立体模様型枠の構造を説明する模式
断面図、第3図はさらに好適な立体模様型枠の構造を説
明する模式断面図であり、第4図(A)〜(D)は該立
体模様型枠を用いる本発明の立体模様形成方法における
主要な工程を説明する図である。 行号の説明 l・・・基材層、 2・・・離型剤層、 3・・・粘着剤層、 4・・・離型紙、 5・・・保護層、 6・・・粘着剤層、 7・・・施工面、 8・・・目地材の硬化層、 9・・・立体模様型枠、 10・・・表層材、 11・・・立体模様型枠9の型枠部 特許出願人 三井石化産資株式会社、::一仁・−=凸 代  理  人  弁理士   渡  辺  望  稔
〜3ρン一\c7 史゛ゴー7“ F I G、 1 FIG、4 (A)          (C)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立体模様形成方法に用いる型枠であつて、基材層
    と、該基材層の上部に最上層として少なくとも1層設け
    られている離型剤層とを有する立体模様型枠。
  2. (2)前記離型剤層と、前記基材層の間に剛性を有する
    保護層が配設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の立体模様型枠。
  3. (3)前記基材層が、発泡ポリエチレンを主成分とする
    ものである請求項1または2に記載の立体模様型枠。
  4. (4)前記請求項1〜3のいずれかに記載の立体模様型
    枠を用いる立体模様形成方法であって、模様を形成すべ
    き施工面に、前記立体模様型枠を貼着させた後、アクリ
    ル系レジンコンクリート組成物からなる表層材を該施工
    面に流延し、該アクリル系レジンコンクリート組成物が
    硬化した後に、前記立体模様型枠を施工面から剥離、除
    去する工程を含む立体模様形成方法。
  5. (5)前記アクリル系レジンコンクリート組成物が、 (A)(メタ)アクリル酸およびそのエステルから選ば
    れる少なくとも1種のモノマー成分、 (B)該(A)のモノマー成分に溶解可能または該モノ
    マー成分によって膨潤される重合体、 及び (C)骨材 を含むものである請求項4に記載の立体模様形成方法。
JP29422790A 1990-02-09 1990-10-31 立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法 Pending JPH04169657A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29422790A JPH04169657A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法
US07/651,950 US5169573A (en) 1990-02-09 1991-02-07 Method of forming three-dimensional pattern
DE69106731T DE69106731T2 (de) 1990-02-09 1991-02-08 Verfahren zur Herstellung von drei-dimensionalen Mustern.
NO910509A NO179419C (no) 1990-02-09 1991-02-08 Fremgangsmåte for forming av et tredimensjonalt mönster fra en akrylresinbetongsammensetning
EP91101761A EP0441391B1 (en) 1990-02-09 1991-02-08 Method of forming three dimensional patterns
DK91101761.4T DK0441391T3 (da) 1990-02-09 1991-02-08 Fremgangsmåde til dannelse af tredimensionale mønstre

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29422790A JPH04169657A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04169657A true JPH04169657A (ja) 1992-06-17

Family

ID=17804988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29422790A Pending JPH04169657A (ja) 1990-02-09 1990-10-31 立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04169657A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263426A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Aica Kogyo Co Ltd 水系仕上材組成物
JP2009263425A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Aica Kogyo Co Ltd 水系塗材組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263426A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Aica Kogyo Co Ltd 水系仕上材組成物
JP2009263425A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Aica Kogyo Co Ltd 水系塗材組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0441391B1 (en) Method of forming three dimensional patterns
US5502941A (en) Method and apparatus for producing an ornamental concrete surface
JP2790354B2 (ja) 立体模様形成方法
JPH04169657A (ja) 立体模様型枠およびそれを用いる立体模様形成方法
JP2913188B2 (ja) 型枠材及び建築物の表面処理方法
JPH0626002A (ja) 弾性舗装体およびその形成方法
JP2547081B2 (ja) 石板の床貼り工法
JPH04131406A (ja) 立体模様形成方法
JPH0752875Y2 (ja) 型枠除去用治具
JP3207872U (ja) 防草処理材
JP4395126B2 (ja) 舗装方法
JP3210291B2 (ja) 着色コンクリート施工方法
JP3230142B2 (ja) 装飾材を埋込んだコンクリートブロックの製造工法
JP4395125B2 (ja) 舗装方法
JP4372071B2 (ja) 舗装方法
JPH08193185A (ja) 接着剤および仕上げ方法
JP2967853B2 (ja) 着色コンクリート施工方法
JP3774835B2 (ja) コンクリート打放し面の補修方法
JP4074153B2 (ja) 樹脂系防水の施工方法
JP2008144583A (ja) 視覚障害者用点字タイル
JPH08109729A (ja) コンクリート表面に対する模様成形法およびそれに用いる化粧マット
JPH05311843A (ja) カラータイル被覆の形成方法
JP2974113B2 (ja) 着色コンクリート用塗料組成物及び型枠
JPH03233009A (ja) 盲人用凹凸部形成方法
JP4361337B2 (ja) 合成樹脂発泡体製化粧型枠