JP2547081B2 - 石板の床貼り工法 - Google Patents

石板の床貼り工法

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JP2547081B2 JP63251523A JP25152388A JP2547081B2 JP 2547081 B2 JP2547081 B2 JP 2547081B2 JP 63251523 A JP63251523 A JP 63251523A JP 25152388 A JP25152388 A JP 25152388A JP 2547081 B2 JP2547081 B2 JP 2547081B2
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和彦 柴田
清昭 前田
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Maeda Kogyo Co Ltd
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Ee Bii Shii Shokai Kk
Maeda Kogyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天然石板乃至人造石板を床面に敷設するた
めの石板の床貼り工法に関し、特に既設建築物等での改
修工事のように施工厚みが制限され、接着用モルタル部
を極力薄くしなければならない施工箇所に用いて好適な
石板の床貼り工法に関する。
(従来の技術) 従来より、下地面に含水量の低いモルタル、所謂バサ
モルタルを20〜30mm厚で打設して略水平面状にし、その
上にセメントペーストを塗設し、板厚が例えば9.5〜15m
m程度の単位石板を載置し、該石板の上面を木づち等で
軽く叩いて石材とモルタルとの結合を強固にすると共
に、隣接する他の石板とのレベル調節をして石板床を形
成することが行なわれてきた。
一方、店舗等既設建築物の改修工事等のように、仕上
り床面の高さ、即ち、下地面から床面までの施工厚みが
壁面やドア等との関係から、薄くしなければならない場
合や、新築工事で施工厚みを薄くすることがあるが、こ
のような場合には従来石板を用いていなかった。
(本発明が解決しようとする課題) 例えば、施工厚みを薄くして石板の敷設を試みようと
する場合には、モルタル厚を薄くして施工することが考
えられるが、施工厚みを1〜5mm程度にまで薄くする
と、石板の接着結合とレベル調節のために単位石板を叩
くことによって該部のモルタルが他部に逃げ、該石板の
他部が押し上げられたり、該石板下部のモルタルが周辺
の石板下部にまではみ出して敷設済のレベル調整された
石板を押しあげてしまう恐れがある。
本発明は施工厚みが薄くても石板床が形成できるよう
にするために、上記問題点を踏まえ、隣接石板に影響を
与えることなく、レベル調節の可能な石板の床貼り工法
を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、下地面上に、
単位石板の接着面内の周縁沿い部分に若干巾の無塗着部
分が残るように、この無塗着部分の内側にJIS規格5〜
7号前後の大きさの骨材を混合してなるモルタルを、4
〜6mmの厚肉部と1〜2mmの薄肉部とを有したくし目状
に、且つ塗着部の相対側端部を厚肉部となるように塗着
し、該モルタル上に単位石板を載置押圧してレベル調節
するようにしたことを特徴とする。
(作用) 石板を押圧すれば、押し潰されたモルタルの厚肉部
は、薄肉部及びモルタルの外周部の無塗着部分に展延
し、石板のレベル出しができると同時に石板を確実に接
着する。
(実施例) 以下、本発明に係る一実施例を床の改修工事の場合を
上げて図面によって説明する。
単位石板1は、例えば厚み9.5〜15mm、任意形状でよ
いが、例えば縦横300〜600mm角の正方形をした大理石や
御影石その他適宜天然乃至は人造素材からなっており、
第1図に示す如く下地面2にモルタル3によって接着さ
れる。
先ず、既設床面のPタイルや既設タイル等を取り外し
た後に、適宜手段によってモルタルや接着材等の残材や
汚れを除去して下地面2を研磨平滑化し、さらに、その
際に生じる塵埃等を完全に除去し、うねりや不陸がある
場合には、凹部や不陸部をコンクリート乃至モルタルで
埋め込み、好ましくは1〜5mm程度のレベル出しができ
るように下地面を均す。
次いで、第2,3図の如く下地面2上の単位石板敷設個
所に、該石板の接着面内の内縁沿いに無塗着部4を残す
ようにして該石板の接着面よりも若干小さく、例えば40
0mm角の単位石板の場合はその周縁に約5mm幅の無塗着部
分が残るように、モルタル3を厚み4〜6mmの厚肉部3a
と1〜2mmの薄肉部3bとを交互に配したくし目状にくし
目鏝によって塗着する。
その上で、該モルタル3上に単位石板1を配置し、該
石板の上部を木づち等で軽く叩いて押圧し、レベル調整
しながら敷設し、順次単位石板1を敷設して石板床を形
成する。
この時、くし目状に塗着されたモルタル3の厚肉部3a
が、単位石板1を支承しながら、徐々に押し潰されて薄
肉部3bに移動するために、他のモルタル部分を押し上げ
ることなく叩き具合によってレベル調節が自在にできる
と共に、単位石板1と下地面2を強固に連結し、該石板
を確実に固定する。また、押し潰された厚肉部3aのモル
タルは薄肉部3bに移動すると共に全体として外周に押し
出され、無塗着部分4に逃げて展延することができ、他
の石板下部にまでモルタルを押し出し、他の石板の調整
レベルを乱すことがない。
上記くし目状に塗着するモルタルには、JIS規格5号
〜7号程度の粒径の骨材を使用する。粒径が大きすぎる
と2mm厚前後の薄層に形成し難くなり、小さすぎると押
圧に対する十分な強度が出ず、石材敷設の作業性を損わ
せる。モルタルは、セメント、骨材、エマルジョンの配
合比を一例として重量比1:1〜1.5:2程度とし、骨材は、
珪砂、セラミック系人工骨材、シーアースバルーン等任
意硬質骨材を用いることができる。エマルジョンは一例
としてエマルジョンと水の混合体とし、重量比1:2程度
のものが用いられる。該エマルジョンは、スチレンブタ
ジエンゴムラテックス、ビニル樹脂接着剤、アクリル接
着剤その他任意のエマルジョンが用いられる。
上記本発明によれば、くし目状にモルタルを塗着する
ために、モルタル量が少なく、短時間で例えば上記例の
場合5〜6時間で歩行可能な程度までモルタルが硬化可
能なために、モルタル3の塗着量、厚肉部3aと薄肉部3b
の厚みと間隔等は、石材敷設のモルタル厚が薄層、例え
ば2〜3mm前後となるように適宜に設定すればよい。無
塗着部4の幅も上記モルタル量を勘案しつつ施工時間を
短縮でき、店舗の改修工事等に有効である。
なお、上記実施例では、改修工事の場合を例示した
が、本発明は新設の石板床の施工に用いることができる
のは勿論であり、この場合は、先ず下地面のうねりが5m
2当たり±5mm以内に収まるように打設された下地用コン
クリートの表面のレイタンスをポリッシャー等適機具に
よって研磨除去してから上記改修工事の場合と同様にし
てモルタルをくし目状に塗着し石板を配置敷設すればよ
く、この場合は、上記例の如くモルタルを薄塗りしても
よく、従来工法の如く20〜30mm程度に厚塗りすることも
可能である。
(発明の効果) 以上のようにして、本発明の石板の床貼り工法によれ
ば、石板のレベル調節を他の石板の敷設状態に影響を与
えることなく、各石板ごとに、他の石板と無関係に独立
して行なうことができる。また、改修工事等で施工厚み
をできるだけ薄くしなければならない場所にも、容易に
石板を敷設することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る石板の貼付け工法による敷設状態
を示す斜視図、第2図は石板の敷設前の状態を示す拡大
断面図、第3図はモルタルの下地面への塗着形状を示し
た平面図、第4図は石板の敷設後の状態を示す拡大断面
図である。 1……石板、2……下地面、3……モルタル、3a……厚
肉部、3b……薄肉部、4……無塗着部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−92555(JP,A) 特開 昭59−18851(JP,A) 特開 昭56−153054(JP,A) 実開 昭53−114815(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地面上に、単位石板の接着面内の周縁沿
    い部分に若干幅の無塗着部分が残るように、この無塗着
    部分の内側に、JIS規格5〜7号前後の大きさの骨材を
    混合してなるモルタルを、4〜6mmの厚肉部と1〜2mmの
    薄肉部とを有したくし目状に、且つ塗着部の相対側端部
    を厚肉部となるように塗着し、このモルタル上に単位石
    板を配置押圧してレベル調整することを特徴とする石板
    の床貼り工法。
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