JPH05311843A - カラータイル被覆の形成方法 - Google Patents

カラータイル被覆の形成方法

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JPH05311843A
JPH05311843A JP11283592A JP11283592A JPH05311843A JP H05311843 A JPH05311843 A JP H05311843A JP 11283592 A JP11283592 A JP 11283592A JP 11283592 A JP11283592 A JP 11283592A JP H05311843 A JPH05311843 A JP H05311843A
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JP
Japan
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color tile
film
composition
color
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP11283592A
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English (en)
Inventor
Masujiro Arita
益二郎 有田
Fumio Nakazawa
文雄 中澤
Yoshinori Sato
義則 佐藤
Chika Konno
親 今野
Takeo Konishi
偉夫 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した製品品質を有するカラータイル被覆
が形成でき、かつ短時間に、低コストでカラータイル被
覆を形成する方法を提供する。 【構成】 工場内で表面にカラータイル模様の形成され
た50cm四方のアクリル樹脂板を多数作成する。駅の
コンコース、ホーム、歩道などのコンクリート路面や屋
外のコンクリート壁面上に、下塗り組成物の被膜を形成
し、この被膜上に樹脂板を敷きつめ、下塗り組成物を硬
化させ、カラータイル被覆を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の内部や周辺等の
床面、構造物の壁面、あるいは舗道等の路面上に、カラ
ータイル被覆を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の内部や周辺等の床面、構造
物の壁面あるいは舗道等の路面のような基盤面上に、各
種のカラー装飾被覆が施されている。
【0003】カラー装飾被覆を合理的に形成する代表的
な方法として、耐候性に優れたアクリル系樹脂を用いる
型枠式カラータイル工法が知られている。この方法は、
基盤面を下地調整した後、カラータイルの目地となる下
地材を塗布し、次いでこの下地材上に型枠を貼り込む。
次いで表層材を型枠の厚さに塗り込み、表層材がある程
度硬化した後型枠を除去し、トップコートしてカラータ
イル被覆の形成が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の工法におい
ては、型枠の貼り込み以後の工程がカラータイル被覆の
仕上がりの良否を決定し、かつ最も時間のかかる工程で
あった。しかし、通常これらの工程は屋外で実施される
ため、気候条件によって製品の品質にばらつきが生じ
た。また、雨や雪の際には工事を中止しなければなら
ず、コストアップが避けられなかった。
【0005】本発明の目的は、安定した製品品質を有す
るカラータイル被覆を形成することのできる方法を提供
することにある。
【0006】本発明の他の目的は、屋外に形成されるカ
ラータイル被覆を、より短時間に、低コストで形成する
工法を提供することにある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明は、
壁、床、舗道等の基盤面上に、下塗り組成物の被膜を形
成する工程と、該被膜上に、表面にカラータイル模様の
形成された矩形板を敷きつめる工程と、下塗り組成物を
硬化させる工程とを有するカラータイル被覆の形成方法
である。
【0008】
【作用】本発明の方法においては、先ず壁、床、舗道等
のカラータイル被覆を施工する基盤面上に、下塗り組成
物の被膜を形成する工程を実施する。
【0009】本発明の方法に用いる下塗り組成物として
は、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、ビニールエステル樹脂等種々の樹脂が用いられる
が、特に従来より型枠式カラータイル工法の下地材のバ
インダーとして用いられているアクリル系樹脂が好まし
い。アクリル系樹脂の代表的なものとして(メタ)アク
リル酸エステル(a)51〜85重量%、(メタ)アク
リル酸エステルの(a)に可溶な重合体(b)5〜24
重量%、(a)に可溶な可塑剤(c)0.1〜10重量
%、架橋剤(d)及びパラフィン(e)0.1〜5重量
%からなる組成物が例示される。
【0010】通常、下塗り組成物には、硬化剤のみを添
加して塗工(被膜の形成)に供されるが、塗工箇所を明
示するために着色剤を添加したり、壁面等の垂直面塗布
の際に組成物に揺変性を付与するためにアスベスト、セ
ビオライト、アエロジルのような揺変剤を添加すること
ができる。
【0011】また、空気中の酸素がアクリル樹脂系下塗
り組成物の硬化を阻害するような場合でも、本発明の方
法では下塗り組成物の被膜上に硬化した表面にカラータ
イル模様の形成された矩形板が敷きつめられ、これが空
気を遮断することによって下塗り組成物の硬化も早い。
【0012】このような下塗り組成物を基盤面上へ塗工
する方法としては、スプレー方式、金ごて仕上げ、刷毛
塗り、ローラーコーティング等の方法を用いることがで
きる。
【0013】なお、基盤とカラータイル被覆との接着性
を向上するために、基盤面上の埃、油脂、水、泥等を除
去清掃した後、予めプライマーを塗布してもよい。基盤
面がコンクリート、モルタル等の多孔表面である場合に
は、プライマーを使用することが特に好ましい。
【0014】プライマーとしては、従来公知の各種組成
物が使用でき、代表的なものとして、特開昭58−20
7449号公報に開示されている不飽和βヒドロキシエ
ステル(f)30〜60重量%、(メタ)アクリル酸メ
チルを80重量%以上含有する不飽和単量体(g)70
〜40重量%、および40℃以上の融点を有するパラフ
イン又はワックス(h)0.1〜5重量%を主成分とす
る組成物が例示される。
【0015】本発明の方法は、このようにして形成され
た下塗り組成物の被膜上に、表面にカラータイル模様の
形成された矩形板(以下、プレハブ製品と略称する)を
敷きつめる工程を実施する。
【0016】プレハブ製品1は、図1に示されるよう
に、薄板2上にカラータイル模様3が形成されてなるも
のである。プレハブ製品の大きさとしては、下塗り組成
物被膜上への敷きつめの際の作業性の観点から、一辺が
25〜100cm程度が好ましく、30〜80cmが特
に好ましい。本発明にいう矩形板とは、長方形板に限定
されず、被膜上へ相互に重なることなくかつ隙間なく敷
きつめることが可能な形状の板であればよく、三角形や
正六角形の板をも包含する。また、カラータイル模様
は、施工完了後の被覆面に全体としてカラータイル模様
が現われればよく、プレハブ製品の一部はその表面にカ
ラータイル模様がなくプレーンなものであってもよい。
【0017】プレハブ製品の基材となる薄板は、接着性
の観点から下塗り組成物とほぼ同一の組成物の硬化物で
あることが好ましい。薄板の厚みとしては、10mm以
下が好ましい。薄板の厚みが薄い場合には、下塗り組成
物中のモノマーが薄板中に浸透して薄板を軟化させるの
で、施工面に多少の凹凸があってもそれに追随させるこ
とが可能である。一方、薄板の厚みが10mmを超える
と、凹凸に追随させることが困難となる。
【0018】カラータイル模様3を構成する樹脂として
は、型枠式カラータイル工法で表層材として用いられて
いる骨材を含む各種の樹脂が使用できるが、耐候性に優
れたアクリル系樹脂を好ましいものとして挙げることが
できる。
【0019】プレハブ製品は、工場内で予め作成され
る。プレハブ製品の製造方法は特に限定されるものでは
ないが、表面に剥離を容易にする材料、例えばテフロン
をコートした磨き鋼板上において、従来の型枠式カラー
タイル工法と同じ方法を実施することによって製造でき
る。また、プレハブ製品の表面模様が単純なものについ
ては、射出成形等の成形法により製造してもよい。プレ
ハブ製品の製造時に基材として離型紙を使用すると少な
くとも一面に離型紙を貼付した状態となり、プレハブ製
品のストック、施工現場への搬送に便利であるととも
に、薄板が極めて薄い場合に、補強材としても機能させ
ることができる。
【0020】本発明の方法において下塗り組成物を硬化
させる工程は、プレハブ製品を基盤面上に敷きつめた
後、所望により目地、隅出し等の微細な修正をした後、
放置することにより実施される。もちろん、養生シート
をカラータイル被覆上に被せて実施してもよい。硬化時
間は、外気温等によっても影響されるが、通常20分〜
2時間程度である。
【0021】このようにしてカラータイル被覆が形成さ
れるが、プレハブ製品の接合部の修正をも兼ね、更にト
ップコートを被覆表面に施してもよい。
【0022】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明の方法をより具
体的に説明する。 実施例1 工場内で、テトラフルオロエチレンをコートしたステン
レス製鋼板上に、下地材を1.0mmの厚みでバーコー
ターで塗工した。次いで厚さ2.0mmの発泡ポリエチ
レン製の所定の模様を有する型枠を貼り込んみ、表層材
を型枠に合わせて金ごてで塗り込んだ。次いで型枠を除
去し、約10分後ステンレス板上にカラータイル被覆を
形成した。このカラータイル被覆を50cm四方の正方
形板に切断し、プレハブ製品を得た。
【0023】高さ2.5m、長さ5.0mの屋外のコン
クリート壁面に、プライマー組成物をローラーを用いて
約0.5mmの厚みで塗布し、気温15℃で30分で硬
化した塗膜を形成した。引き続いてこの塗膜上に、下塗
り組成物をローラーを用いて約1.0mmの厚みで塗布
し、直ちに先のプレハブ製品を下塗り組成物の塗膜上に
間隙なく敷きつめた。敷きつめに要した時間は、2人で
作業して15分であった。40分間放置し、下塗り組成
物の硬化完了後、トップコート用シラップをローラーで
0.3mmの厚さになるようにコートし、カラータイル
被覆の施工を完了した。
【0024】なお、この実施例で用いた各種樹脂組成物
の組成を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明のカラータイル被覆の形成方法に
よれば、カラータイル被覆のプレハブ製品を工場内で製
造するため、常に一定の品質の製品が提供できるととも
に、施工時間の大幅な短縮が可能となった。また、複雑
な絵柄を有し、絵柄作成に長時間要したものでも、天候
を心配せずに確実に施工できる。更に、垂直な壁面上へ
の施工の場合にも、硬化したプレハブ製品を敷きつめる
ので、未硬化のカラータイル被覆で問題となった変形の
心配が不要である。
【0027】更に、アクリル系樹脂のカラータイル被覆
の形成に本方法を適用すると、従来下塗り組成物にワッ
クスを添加して硬化を阻害する空気を遮断していたが、
本発明の方法ではプレハブ製品が空気を遮断するのでワ
ックスの添加が不要で、硬化も早い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いる表面にカラータイル模様
の形成された矩形板(プレハブ製品)を表わす断面図で
ある。
【符号の説明】
1 カラータイル模様の形成された矩形板 2 薄板 3 カラータイル模様 4 離型紙
フロントページの続き (72)発明者 今野 親 東京都中央区京橋2丁目3番19号 三菱レ イヨン株式会社内 (72)発明者 小西 偉夫 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁、床、舗道等の基盤面上に、下塗り組
    成物の被膜を形成する工程と、該被膜上に表面にカラー
    タイル模様の形成された矩形板を敷きつめる工程と、下
    塗り組成物を硬化させる工程とを有するカラータイル被
    覆の形成方法。
  2. 【請求項2】 下塗り組成物の被膜を形成するに先立
    ち、前記基盤面上に、プライマー組成物を塗布する工程
    を有する請求項1記載のカラータイル被覆の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記矩形板が、下塗り組成物の硬化薄板
    上にカラータイル模様が形成されてなるものである請求
    項1または2記載のカラータイル被覆の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記下塗り組成物がアクリル系樹脂であ
    る請求項1、2または3記載のカラータイル被覆の形成
    方法。
JP11283592A 1992-05-01 1992-05-01 カラータイル被覆の形成方法 Pending JPH05311843A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4853093A (en) * 1986-11-06 1989-08-01 Hoechst Aktiengesellschaft Aluminum or an aluminum alloy support material for use in offset printing plates
JP2005083054A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 樹脂製タイルおよびその接着方法
JP2011140871A (ja) * 2003-09-08 2011-07-21 Anzen Kotsu Shiken Kenkyu Center 視覚障害者用点字タイル

Cited By (5)

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JP2012082685A (ja) * 2003-09-08 2012-04-26 Anzen Kotsu Shiken Kenkyu Center 視覚障害者用点字タイル
JP2012097561A (ja) * 2003-09-08 2012-05-24 Anzen Kotsu Shiken Kenkyu Center 視覚障害者用点字タイル

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