JPH0230281Y2 - - Google Patents

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JPH0230281Y2
JPH0230281Y2 JP1985076675U JP7667585U JPH0230281Y2 JP H0230281 Y2 JPH0230281 Y2 JP H0230281Y2 JP 1985076675 U JP1985076675 U JP 1985076675U JP 7667585 U JP7667585 U JP 7667585U JP H0230281 Y2 JPH0230281 Y2 JP H0230281Y2
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JP
Japan
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resin foam
tile
panel
base
tiles
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JP1985076675U
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JPS61191217U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は床タイルパネルに係り、特に施工性が
大幅に改良された床タイルパネルに関する。
〔従来の技術〕
床タイルは従来、住宅の浴室、便所、玄関の床
やビルの屋上等に使われてきたが、近年、ホテル
のロビー、地下街、商店街の歩道、公園等にも多
く使われるようになり、その需要の伸びには目ざ
ましいものがある。
而して、従来の床タイルの施工法では、第2図
の如く、コンクリート1等の上にならしモルタル
(セメント1に対し砂を約4〜6の割合で混合し、
水を少量加えた状態で混練したもの、水の量が少
ないため、ペースト状でなくバサバサの状態にあ
り、「バサモルタル」と一般に称されている。)2
を敷いた後ノロ(砂の入つていないセメントペー
スト)3を塗り伸ばし、この上にタイル4を張り
付けている。この場合、玄関、テラスなど排水の
ための勾配を必要とする箇所における施工では、
バサモルタル2で1/100〜2/100程度の勾配θ
をつけている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来工法では、現場で
個々のタイルを張り付けるため、セメント硬化ま
でに長時間を要する共に、作業員に相当の塾練を
要するという問題があつた。なお、本考案者は、
このような問題を解決するために、石綿板に予め
タイルを貼着したパネルを考案した。このような
タイルパネルにより、タイル張りの作業能率は向
上するものの、排水のための勾配が必要な箇所へ
の施工には、やはり、バサモルタル等で勾配を付
けるという煩雑な作業を要した。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上面が傾斜している樹脂発泡体を用
い、この上面に硬質板を介してタイルを貼着して
床タイルパネルとするものである。
本考案者は、タイル張り付け時のバサモルタル
で勾配をつける作業を解消するべく種々検討を重
ねた。そして厚手の石綿板の表面を削り取つて傾
斜付の板を製作し、これにタイルを貼着して勾配
付タイルパネルを試作した。しかしながらこの場
合、石綿板の切削作業に大変な手間を要する。し
かも、第3図の如くパネルを施工するコンクリー
ト1等の下地に石片5等の異物があつた場合、こ
れを石綿板6が吸収することができず、パネル7
を載置した時に、隣接するパネル8との間に段差
aができ、安定した仕上りとならない。
そこで本考案者は、更に検討を重ねた結果、樹
脂発泡体をタイル貼着用素材として用いることに
より、上記のような製造及び施工における問題が
解決されることを見出し、本考案に致達したので
ある。
〔作用〕
タイルを樹脂発泡体の傾斜した上面に貼着して
あるため、排水用の勾配をタイル施工下地に形成
する必要がない。このためタイル張りの作業性が
大幅に向上される。
また下地と当接する側が樹脂発泡体であるた
め、下地との間に石片等が介在してもこれを吸収
することができる。しかも切断加工等が極めて容
易である。
しかも、樹脂発泡体とタイルとの間に硬質板を
介在させるため、荷重安定性が非常に良好であ
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る床タイルパネル
を施工する方法を説明する断面図である。
本考案の床タイルパネル10は、上面に勾配θの
傾斜を有する樹脂発泡体11に石綿板等の比較的
固い材料からなる板材(石綿板)17を介在させ
て接着剤12により多数のタイル13を貼着して
なるものである。
樹脂発泡体11は、加工性の良い材質の樹脂発
泡体が好ましい。とりわけ、スチロール、塩化ビ
ニール、ポリエチレン、ポリプロビレン等の熱可
塑性樹脂発泡体が好適である。これらの樹脂発泡
体11の発泡倍率は、加工性及び圧縮強度等を考
慮した場合、2〜50倍、特に20〜30倍程度とする
のが好ましい。
樹脂発泡体11と板材17、板材17とタイル
13を貼着する接着剤12としてはエポキシ系接
着剤、ポリマーセメントモルタル等が好適に用い
られるが、これらに限定されるものではない。タ
イル13はこれらの接着剤により必要に応じて目
地詰めされて、板材17に強固に接着される。
本考案の床タイルパネル10の基材となる樹脂
発泡体に傾斜面を設ける方法は、通常の機械切削
加工による方法、あるいは、目的とする傾斜が得
られるような形状の型内で発泡させる方法等が採
用可能である。また、樹脂発泡体が熱可塑性樹脂
製である場合には、第4図に示す如く熱線を用い
て切断することもできる。即ち、樹脂発泡体の板
材21を傾斜付の台22に固定し、台22を矢印
の方向にローラー23で移動させる。そして、所
定高さ上方に張設された熱線(例えば通電したニ
クロ線)24で発泡体の板材21を第4図の破線
に沿つてスライスすることにより、傾斜付き樹脂
発泡体を容易に製造することができる。
このような本考案の床タイルパネル10によれ
ば、タイルの施工現場において、第1図の如く、
水平に打設したコンクリート等の下地14にエポ
キシ系接着剤やポリマーセメントモルタル等の張
付け剤15を塗布しこの上にタイルパネル10を
載置・接着するだけで、容易に排水勾配のついた
床タイル張り仕上げをすることができる。もちろ
ん、樹脂発泡体11の底面に接着剤を塗布しても
良い。而して、第5図の如く、下地14上に石片
16等が存在しても、パネル10の上面より多少
の荷重をかけてパネル10を圧着すれば、石片1
6は樹脂発泡体11の表面にくい込んで吸収され
るため、隣接するパネル10,10′間に段差が
生じることを防止できる。また、下地に段がある
場合にも、これにあわせてパネル底面の樹脂発泡
体をナイフ等で切り欠き加工して下地の段形状に
適合させることも容易に行なえる。
本考案の床タイルパネルは、タイル貼着基材で
ある樹脂発泡体の材質に応じて、発泡体の発泡倍
率を適宜選定することにより、所望の硬度を有す
るパネルを製造することができる。このため、タ
イルを樹脂発泡体に直に張つたものであつても、
人の体重などの荷重がかつた際に、荷重によりタ
イルの沈みが生ずることはない。
〔効果〕
以上詳述した通り、本考案の床タイルパネル
は、樹脂発泡体の傾斜した上面に硬質材を介して
タイルを貼着してなるものであり、 パネルを下地に載置、接着するだけでタイル
張りを行なえ、また熟練者でなくとも正しい施
工することが容易であり、施工ミスにより生ず
る仕上げ不良、タイル接着不良、タイル剥離等
の問題がない。
下地に傾斜面を形成することなく、排水用勾
配を有する床面を形成することができる。
施工現場での工数が大幅に低減され、工期の
大幅短縮が可能である。
基材が樹脂発泡体であるため傾斜を形成する
ための加工や、施工時において下地面に合致さ
せるための切り欠き加工等も極めて容易であ
り、施工現場への対応性に優れる。
下地との間に石片等が介在しても、発泡体に
より吸収することができる。
樹脂発泡体とタイルとの間に硬質板が介装さ
れているため、荷重安定性が非常に良好であ
る。
このように、本考案の床タイルパネルは製造、
施工が極めて容易であるため、低コストでタイル
張りを行なうことが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の床タイルパネルの一実施例
を説明する断面図、第2図は従来のタイル張り施
工方法を説明する断面図、第3図は従来の施工方
法における問題点を説明する断面図、第4図は樹
脂発泡体の傾斜面形成方法の一例を説明する側面
図、第5図は本考案の床タイルパネルの施工状態
を説明する断面図である。 10,10……床タイルパネル、11……樹脂
発泡体、12,15……接着剤、13……タイ
ル、14……下地、θ……勾配。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が傾斜している板状樹脂発泡体の該上面に
    タイルを貼着してなる床タイルパネルであつて、
    該樹脂発泡体とタイルとの間に硬質板が介装され
    ていることを特徴とする床タイルパネル。
JP1985076675U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH0230281Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985076675U JPH0230281Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985076675U JPH0230281Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61191217U JPS61191217U (ja) 1986-11-28
JPH0230281Y2 true JPH0230281Y2 (ja) 1990-08-15

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ID=30619027

Family Applications (1)

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JP1985076675U Expired JPH0230281Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5367775A (en) * 1976-11-30 1978-06-16 Nitto Electric Ind Co Production of assembly comprising foamable plastic sheet and tile
JPS5632747B2 (ja) * 1978-11-24 1981-07-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632747U (ja) * 1979-08-20 1981-03-31

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JPS5632747B2 (ja) * 1978-11-24 1981-07-29

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JPS61191217U (ja) 1986-11-28

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