JPH0424035Y2 - - Google Patents
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- JPH0424035Y2 JPH0424035Y2 JP11288386U JP11288386U JPH0424035Y2 JP H0424035 Y2 JPH0424035 Y2 JP H0424035Y2 JP 11288386 U JP11288386 U JP 11288386U JP 11288386 U JP11288386 U JP 11288386U JP H0424035 Y2 JPH0424035 Y2 JP H0424035Y2
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- Japan
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- self
- leveling
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- floor
- materials
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- Expired
Links
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（技術分野）
本考案は床下地構造に係り、更に詳しくは合成
樹脂発泡粒と無機質材とを混練したセメントモル
タル層を木質基板上に形成して成る下地材の上面
にセルフレベリング材を打設した床下地材の構造
に関する。
樹脂発泡粒と無機質材とを混練したセメントモル
タル層を木質基板上に形成して成る下地材の上面
にセルフレベリング材を打設した床下地材の構造
に関する。
（従来の技術及びその問題点）
近年建築の床に要求される性能として、安全性
（防火性、強度）、居住性（遮音性、断熱性）、耐
久性（耐水性、耐衝撃性）の他施工性、経済性、
多様性（表面施工材のバリエーション）、歩行感
が良いこと等がありその要求も高くなつている。
しかしながらこれ等の要求を十分満たす床構造が
無かつた。又、平滑な床面を形成する為には土
台、梁、大引き又はコンクリートスラブ上に床根
太等によつて形成された床組みと、その床組み上
に形成される床下地材とを予め平滑にする施工を
別個要していた。一方近年床材として自己水平性
をもたらす水硬性材料であるレベリング材が使用
されているが、通常の木質系床組みの構造の下地
材として直接上記水硬性材料を使用するには、木
毛板や合板等を使用したものがあるが特別な型
枠、養生材等を必要とし、しかも床荒板とセルフ
レベリング材との一体的付着が十分に得られず実
用面で問題点が残つていた。
（防火性、強度）、居住性（遮音性、断熱性）、耐
久性（耐水性、耐衝撃性）の他施工性、経済性、
多様性（表面施工材のバリエーション）、歩行感
が良いこと等がありその要求も高くなつている。
しかしながらこれ等の要求を十分満たす床構造が
無かつた。又、平滑な床面を形成する為には土
台、梁、大引き又はコンクリートスラブ上に床根
太等によつて形成された床組みと、その床組み上
に形成される床下地材とを予め平滑にする施工を
別個要していた。一方近年床材として自己水平性
をもたらす水硬性材料であるレベリング材が使用
されているが、通常の木質系床組みの構造の下地
材として直接上記水硬性材料を使用するには、木
毛板や合板等を使用したものがあるが特別な型
枠、養生材等を必要とし、しかも床荒板とセルフ
レベリング材との一体的付着が十分に得られず実
用面で問題点が残つていた。
（問題点を解決するための手段）
本考案は上記問題点を解決すべく案出されたも
ので、合成樹脂発泡粒と無機質とを混練したセメ
ントモルタル層を形成して成る下地材を根太上に
敷設し、該下地材上面にセルフレベリング材を打
設したものである。これによつてセルフレベリン
グ材の自己水平性により平滑なる下地面が形成さ
れ、又弾力性と断熱性を有する合成樹脂発泡粒と
防火性と強度を有する無機質材とを混練したセメ
ントモルタル層上でセルフレベリング材が一体的
に硬化する状態となり木質基板と硬いセルフレベ
リング材との層間で、その中間的性質を持つセメ
ントモルタル層が建物の内外部からの衝撃、振
動、音、熱、応力を吸収、緩和する為、極めて良
好な床下地材が提供できるものである。
ので、合成樹脂発泡粒と無機質とを混練したセメ
ントモルタル層を形成して成る下地材を根太上に
敷設し、該下地材上面にセルフレベリング材を打
設したものである。これによつてセルフレベリン
グ材の自己水平性により平滑なる下地面が形成さ
れ、又弾力性と断熱性を有する合成樹脂発泡粒と
防火性と強度を有する無機質材とを混練したセメ
ントモルタル層上でセルフレベリング材が一体的
に硬化する状態となり木質基板と硬いセルフレベ
リング材との層間で、その中間的性質を持つセメ
ントモルタル層が建物の内外部からの衝撃、振
動、音、熱、応力を吸収、緩和する為、極めて良
好な床下地材が提供できるものである。
（実施例）
以下図面に基づき本考案の床下地構造について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図は本考案に係る床下地構造を示す側断面
概略図であり、第２図は第１図に於るＸ部拡大図
である。本考案の床下地構造としては、基礎１０
上の土台１１に根太掛け１２を取付け、所望位置
に立設された床朿１３，１３上に大引き１４，１
４を架設し、該根太掛け１２と大引き１４，１４
間に根太１５，１５…を架設して床組みを形成す
る。この床組み上に下地材２を第３図の平面図で
示す如く敷設する。
概略図であり、第２図は第１図に於るＸ部拡大図
である。本考案の床下地構造としては、基礎１０
上の土台１１に根太掛け１２を取付け、所望位置
に立設された床朿１３，１３上に大引き１４，１
４を架設し、該根太掛け１２と大引き１４，１４
間に根太１５，１５…を架設して床組みを形成す
る。この床組み上に下地材２を第３図の平面図で
示す如く敷設する。
下地材２は合板又はハードボード、パーテイク
ルボード等の木質基板２１上にセメントモルタル
層２２を形成して成るものである。セメントモル
タル層２２はポリスチレン、ポリウレタン等の合
成樹脂発泡粒２２ａとセメント等の無機質材２２
ｂの混練物である。通常ナイフコーター等によつ
て木質基板２１上にセメントモルタル層２２が所
望する厚さに塗着される。又合成樹脂発泡粒２２
ａは直径略１乃至10mm程度の合成樹脂発泡粒子体
が用いられる。
ルボード等の木質基板２１上にセメントモルタル
層２２を形成して成るものである。セメントモル
タル層２２はポリスチレン、ポリウレタン等の合
成樹脂発泡粒２２ａとセメント等の無機質材２２
ｂの混練物である。通常ナイフコーター等によつ
て木質基板２１上にセメントモルタル層２２が所
望する厚さに塗着される。又合成樹脂発泡粒２２
ａは直径略１乃至10mm程度の合成樹脂発泡粒子体
が用いられる。
尚必要に応じて木質基板２１とセメントモルタ
ル層２２間には防水膜層が形成される。
ル層２２間には防水膜層が形成される。
上記下地材２，２を根太１５，１５上に載置
し、接着剤や釘等によつて固定する。又隣接する
下地材２，２間に生じる目地ｍ，ｍ…には必要に
応じてセメントモルタルをグラウテイングして目
地処理する。
し、接着剤や釘等によつて固定する。又隣接する
下地材２，２間に生じる目地ｍ，ｍ…には必要に
応じてセメントモルタルをグラウテイングして目
地処理する。
上記の如く下地材２，２…が床組み上に敷設さ
れ、下地材２，２…の外周に堰板（図示せず）を
設ける。そしてこの下地材２，２…と堰板内にセ
ルフレベリング材３を打設してゆく。セルフレベ
リング材３は焼石膏を主材としてこれに砂、水、
混和材等を加えて混練した石膏系セルフレベリン
グ材の他、セメント系、セラミツク系等のものが
あり極めて自己水平性の強い無機質材である。す
なわち下地材２，２…上に打設されたセルフレベ
リング材３は自然流動作用によつて平滑な床下地
面を形成すると共に、下地材２，２…と無機質相
互の一体的硬化が得られる。
れ、下地材２，２…の外周に堰板（図示せず）を
設ける。そしてこの下地材２，２…と堰板内にセ
ルフレベリング材３を打設してゆく。セルフレベ
リング材３は焼石膏を主材としてこれに砂、水、
混和材等を加えて混練した石膏系セルフレベリン
グ材の他、セメント系、セラミツク系等のものが
あり極めて自己水平性の強い無機質材である。す
なわち下地材２，２…上に打設されたセルフレベ
リング材３は自然流動作用によつて平滑な床下地
面を形成すると共に、下地材２，２…と無機質相
互の一体的硬化が得られる。
よつて上記構成の床下地構造は簡易な施工にも
係らず次の様な実用的効果を有する。
係らず次の様な実用的効果を有する。
（効果）
セメントモルタル層が音、熱、衝撃、振動、
応力を吸収、緩和する為遮音性、断熱性、耐衝
撃性、防火性、強度の優れた床が得られる。
応力を吸収、緩和する為遮音性、断熱性、耐衝
撃性、防火性、強度の優れた床が得られる。
下地材の取付は鋸による切断、接着、釘打ち
等が並みにできる施工性が良好である。
等が並みにできる施工性が良好である。
厚さ３mm〜12mmの薄いセルフレベリング材の
複合で強度、耐久性が得られるので、コンクリ
ート床に見られる、温度特性と硬さからくる歩
行感の阻害を最小限にとどめることができ、且
つ経済的である。
複合で強度、耐久性が得られるので、コンクリ
ート床に見られる、温度特性と硬さからくる歩
行感の阻害を最小限にとどめることができ、且
つ経済的である。
床下地上面のセルフレベリング材が自己水平
性を有するので床組み自体に多少の水準狂いが
あつても平滑な床下地面が形成される。
性を有するので床組み自体に多少の水準狂いが
あつても平滑な床下地面が形成される。
又上記により床組み施工を行う大工、更には
セルフレベリング材と打設する左官等にはそれ
ほど熟練工を要しないで均一な施工が得られ
る。
セルフレベリング材と打設する左官等にはそれ
ほど熟練工を要しないで均一な施工が得られ
る。
床下地表面に十分な平滑性が得られる為、直
接床貼り用タイルやじゆうたん等を敷設するこ
とが可能、所謂床仕上げ施工が極めて容易とな
る。
接床貼り用タイルやじゆうたん等を敷設するこ
とが可能、所謂床仕上げ施工が極めて容易とな
る。
第１図は、本考案に係る床下地構造を示す側断
面概略図、第２図は、第１図に於るＸ部拡大図、
第３図は、根太上に敷設した下地材にセルフレベ
リング材を打設した状態を示す平面概略図であ
る。 １２……根太掛け、１３，１３……床朿、１
４，１４……大引き、１５……根太、２……下地
材、２１……木質基板、２２……セメントモルタ
ル層、２２ａ……合成樹脂発泡粒、２２ｂ……無
機質材、３……セルフレベリング材。
面概略図、第２図は、第１図に於るＸ部拡大図、
第３図は、根太上に敷設した下地材にセルフレベ
リング材を打設した状態を示す平面概略図であ
る。 １２……根太掛け、１３，１３……床朿、１
４，１４……大引き、１５……根太、２……下地
材、２１……木質基板、２２……セメントモルタ
ル層、２２ａ……合成樹脂発泡粒、２２ｂ……無
機質材、３……セルフレベリング材。
Claims (1)
- 土台、梁、大引き、又はコンクリートスラブの
上に、木又は鉄製の床根太を架設して床組みを形
成し、その上に合成樹脂発泡粒と無機質材とを混
練したセメントモルタル層を木質基板上に形成し
て成る下地材を敷設し、該下地材上面にセルフレ
ベリング材を打設したこを特徴とする床下地構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11288386U JPH0424035Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11288386U JPH0424035Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6319639U JPS6319639U (ja) | 1988-02-09 |
| JPH0424035Y2 true JPH0424035Y2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=30994175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11288386U Expired JPH0424035Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0424035Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP11288386U patent/JPH0424035Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6319639U (ja) | 1988-02-09 |
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