JPH037468Y2 - - Google Patents

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JPH037468Y2
JPH037468Y2 JP15716983U JP15716983U JPH037468Y2 JP H037468 Y2 JPH037468 Y2 JP H037468Y2 JP 15716983 U JP15716983 U JP 15716983U JP 15716983 U JP15716983 U JP 15716983U JP H037468 Y2 JPH037468 Y2 JP H037468Y2
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JP
Japan
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cushioning material
thin plate
cushioning
board
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JP15716983U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は床下地にかかわる。最近、高層住宅
が普及し、上層階の音が床を通して下層階に伝達
されにくい床が強く求められるようになつた。こ
のような要求に応えるためによく用いられいるの
は乾式浮き床工法と置床工法の2つである。前者
はコンクリート製パネルの下にグラスウール等の
緩衝材を敷きつめて、床スラブと、パネルとの縁
を切る方法であり、コンクリートの重量が大きい
ので遮音性能は優れているが、コストが高い、現
場に合わせて施工するとき切断がしにくいなどの
欠点がある。後者は木質系パネルの四隅に床レベ
ル調整のできる緩衝材付き支持具を付設したもの
であり、現場に合わせて施工するのは容易である
が、木質で軽量であるため遮音効果が充分でない
という欠点がある。
この考案はこのような両工法の長所をいかした
床下地を提供することを目的としている。以下、
この考案の実施例を図面について詳しく説明す
る。
第1図に示すように薄鋼板をフオーミング成形
ないしプレス成形することにより、側端に立ち上
がつた短い側縁1が形成され、底面には複数のリ
ブ2が付設され、側縁には内側に窪んだ溝3が設
けられた薄皿状体4を形成し、皿状部に石膏5の
スラリーを流し込み、硬化せしめてこの考案の床
下地の基板Aを得る(第2図参照)。
この場合薄皿状体4には第3図に示すように多
数の小孔6を設けておき、吸水性の高い紙7を敷
いてから石膏5を流し込むことも可能であり、石
膏の乾燥に都合がよい。小孔に替えて縞状に多数
のスリツト8を設け、スリツト間に出来た細い帯
状の鋼板に凹凸を付けることにより補強を兼ねて
用いることも有効である。
又、石膏の代替にモルタルを充填して基板を形
成してもよい。この場合、モルタルは大きな強度
は必要としないので、貧配合のモルタルで充分で
よい。その他、充填物としてはアスフアルトなど
の熱可塑性物体でほ差し支えない。石膏、セメン
トの場合にも軽量骨材を用いて軽量化することも
出来る。薄皿状体の材料としては、強度があれば
鋼板に限定されることなく、例えばプラスチツク
を含浸した厚紙、エキスパンドメタルなどでもよ
い。このような基板Aをコンクリート床スラブの
上に敷き並べ床下地を形成する。基板はモルタル
を用いて固定するのが望ましい。
基板Aのリブの下には緩衝材を付設するのが効
果的である。緩衝材としては、ゴム・エラスチツ
クポリマー・ガラス繊維のブロツク・発泡ポリウ
レタンを三次発泡させてブロツク化したもの・コ
ルク・バネ鋼など緩衝効果の大きいものならば特
にその素材を限定するものではない。
特に本考案では緩衝材を床全面に敷きつめるの
ではなく、基板の一部に付設するのであるから、
単価が高くても性能の良いものが選択出来る点で
好ましい。第4図に示すのは長さが基板Aの巾と
略等しい角柱状のゴムからなる緩衝材9であり基
板のリブに丁度嵌合する凹部10が設けられてい
る。このような緩衝材9を第5図に示すように、
基板の下面にリブと直交する方向に嵌合して取り
つける。緩衝材の形状は実施例のように連続した
ものでなくとも、個々のリブに独立して取りつけ
られるようなものでもよい。緩衝材とリブとの嵌
合方法としては個々のリブに緩衝材を外嵌しても
よいし、リブとリブとの間に内嵌してもよい。接
着剤を用いてもよいことは勿論である。緩衝材は
床スラブと基板との間に設置されて床上の衝撃音
を吸収するのが目的であるから、緩衝材は必ずし
もムクでなくとも第6図のように底面に凹凸があ
つたり、第7図のように内部に空洞があつたりし
て緩衝効果を高かめることもできる。第8図は緩
衝性能の異なる2種以上の緩衝材を組合せて用い
た例である。又、第9図のように緩衝材の高さを
違えておけば、基板上に衝撃が加えられた場合
に、衝撃の大きさによつてたわみが異なるが、た
わみが大きくなると低く設定した緩衝材も働くの
で、緩衝効果を高めることもできる。
尚、この考案の基板Aのサイズは通常、巾が30
〜100cm、長さが50〜200cm、厚さが本体部1〜5
cm、リブの高さ1〜5cm、リブとリブとの間隔は
3〜30cmである。
本考案は上記のように構成されているので、次
のような特長をもつている。基板はリブ構造であ
る上、充填物により補強されるので曲げ強度が大
きい。一方、充填物自体には曲げ強度は要求され
ず、床下地材としてのある程度の圧縮強度さえあ
ればよいので安価なものが得られる。又、充填物
は重量が大きい上、特に石膏、アスフアルトは遮
音特性に優れているので、安価で且つ遮音効果の
よい下地材が得られる。更に下面に緩衝材を用れ
ば効果がよい。
又、基板の下には空間が設けられているので配
管や配線の場合にも好都合である。配管や配線に
用いる場合、緩衝材に代わり高さ調節の出来るア
ジヤスター脚を下面に付設しておくと好都合であ
る。
基板の側縁の溝にはゴムなどの細い緩衝材を付
設し基板同志が擦れ合うことを防ぎ、且つ、基板
の段差の生ずるのを抑えるのに用いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄皿状体の正面図、第2図は基板の正
面図、第3図は基板の斜視図(一部切欠)、第4
図,第6図並びに第7図に緩衝材の正面図、第5
図,第8図並びに第9図は下地材側面図である。
A……基板、1……側縁、2……リブ、3……
溝、4……薄皿状体、5……石膏、6……小孔、
7……紙、8……スリツト、9……緩衝材、10
……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 剛性のある薄板を以て、下面に補強リブを有
    する薄皿状体を形成し、少なくとも皿状部に流
    動性のある可塑性物体を充填、固化してなる補
    強リブ付き板体から成ることを特徴とした床下
    地。 (2) 可塑性物体は、石膏である実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の床下地。 (3) 可塑性物体は、モルタルである実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の床下地。
JP15716983U 1983-10-11 1983-10-11 床下地 Granted JPS6063610U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15716983U JPS6063610U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 床下地

Applications Claiming Priority (1)

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JP15716983U JPS6063610U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 床下地

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Publication Number Publication Date
JPS6063610U JPS6063610U (ja) 1985-05-04
JPH037468Y2 true JPH037468Y2 (ja) 1991-02-25

Family

ID=30346592

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JP15716983U Granted JPS6063610U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 床下地

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017535705A (ja) * 2014-12-04 2017-11-30 ポスコPosco 建築資材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017535705A (ja) * 2014-12-04 2017-11-30 ポスコPosco 建築資材

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JPS6063610U (ja) 1985-05-04

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