JP2001271484A - コンクリート構造物の床構造 - Google Patents

コンクリート構造物の床構造

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JP2001271484A
JP2001271484A JP2000082609A JP2000082609A JP2001271484A JP 2001271484 A JP2001271484 A JP 2001271484A JP 2000082609 A JP2000082609 A JP 2000082609A JP 2000082609 A JP2000082609 A JP 2000082609A JP 2001271484 A JP2001271484 A JP 2001271484A
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thermoplastic resin
concrete
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plate
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Hidekazu Obinata
英 一 小日向
Nobuyuki Miyamoto
本 伸 之 宮
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Yuka Sansho KK
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Yuka Sansho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床衝撃音の遮断性及び床の振動の伝播を防止
し、床の耐荷重性に優れた、コンクリート製集合住宅、
特にスケルトンインフィル住宅に代表されるバリアフリ
ー住宅として使用できるコンクリート構造物の床構造を
提供する。 【解決手段】 コンクリートスラブ上に配設されて不陸
調整を行うと共に床下地材をコンクリートスラブ上に接
合する為の接合材と、該接合材と接合された板状の硬質
熱可塑性樹脂発泡体よりなる床下地材と、該床下地材上
に敷設された床仕上げ材とから構成されるコンクリート
構造物の床構造において、前記板状の硬質熱可塑性樹脂
発泡体のコンクリートスラブ側に、長さが70〜600
mmの複数の硬質熱可塑性樹脂発泡体よりなる支持脚部
が形成されており、該支持脚部の一部分に静的バネ定数
が30×10N/m以下の衝撃吸収緩衝材が接合さ
れていることを特徴とする、コンクリート構造物の床構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床の衝撃音の伝播
を防止して床衝撃音の高い遮断性及び床の耐荷重性に優
れたコンクリート構造物の床構造に関するものである。
更に詳しくは、集合住宅、特にスケルトンインフィル住
宅に代表されるバリアフリーを目的とし、且つ、床の衝
撃音の伝播を防止して床衝撃音の高い遮断性及び床の耐
荷重性に優れた高床のコンクリート構造物の床構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート集合住宅は、その強
度を外壁だけでなく、間仕切り壁によっても補強してい
るために、構造上、間仕切り壁を施工した後から、床部
分の施工が為されていた。従って、構造上、間仕切り壁
の位置を変更することができないために、間取りを自由
に変更することができなかった。しかし、近年、コンク
リート構造物においても床下収納や堀炬燵の設置、間取
りのフリープラン、バリヤーフリー、床衝撃音の高い遮
断性の向上等を目的とした二重床の床仕上げ構造が求め
られるようになった。二重床構造としては、一般に乾式
二重床構造及び発泡熱可塑性樹脂系二重床が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾式二重床構造 乾式二重床構造は、支持脚の面積が少なくパーティクル
ボードの下面とスラブ面の間に広い隙間を有するので給
排水やガス管等の収納性に比較的優れているとされてい
るが、一方、強度性能の点では支持脚の本数と設置面積
が極めて少ないので、床によっては歩行時に床が撓み易
く、歩行感が悪い。また、床先行工法の場合、床施工後
に、間仕切りを施工するので、支持脚の本数が少ない乾
式二重床は、間仕切り部分で床の撓みが大きくなり、扉
が開閉し難くなったり、床の傾斜を生じたりする虞が大
きく、支持脚部増加による補強をする必要性が生じる。
また、乾式二重床構造は、LL値(軽量床衝撃音レベ
ル)を小さくするには、厚いパーティクルボード(約1
5kg/m)や遮音シート(約10kg/m)等を
併用する必要があることから、単位面積当たりの重量が
大きくなる。従って、逆に、低周波帯域、特に63Hz
での重量衝撃音遮断性が低下する。また、最近増加して
いる超高層集合住宅では引越等の荷物の揚げ作業が面倒
で有るばかりでなく、躯体への負担も大きくなるとの欠
点がある。また、乾式二重床構造は、床下の空隙部が広
く、通常、スラブ面に支持脚を固定しないため、子供の
飛び撥ねの様な重量衝撃源に対して、撓み易く、また、
パーティクルボードの質量とゴム脚のバネで構成される
系の共振点が周波数63〜125Hz帯域にあるので、
この周波数帯域での床スラブの重量衝撃音遮断性を著し
く低下させる欠点がある。
【0004】発泡熱可塑性樹脂系二重床 一方、発泡熱可塑性樹脂系二重床は、実開昭63−54
727号明細書及び特開平2−43459号公報に記載
されているが、ここに記載されている発泡熱可塑性樹脂
系二重床は支持脚が面状であるために接地面積が広く、
床としての歪みが小さく、歩行感や断熱性等の居住性に
優れているとの利点もあるが、一方で、スケルトンイン
フル住宅のような床が高い場合は、緩衝層の体積が大き
くなり、経済的でないばかりでなく、特に重量衝撃に対
する低周波帯域の遮音性、配管部の施工性等に劣るとの
問題点もあった。上記実開昭63−54727号明細書
に記載されている発泡熱可塑性樹脂系二重床は、衝撃音
緩衝材としてエラスティックな発泡熱可塑性樹脂層を有
する床下地材と、パーチクルボードやコンパネの捨て貼
り、を組み合わせて床衝撃音レベルを55〜50、LH
値55(厚さ150mmスラブ、床面積約10〜15m
)としたが、床衝撃音レベル(特にLL値)を更に改
善するには重量コストの上で限界があった。また、乾式
二重床と同様、単位面積当たりの重量が大きくなる欠点
もあった。上記特開平2−43459号公報に記載され
ている発泡熱可塑性樹脂系二重床は、エラスティックな
発泡熱可塑性樹脂層の間に空気が流動するように形成さ
れた溝やスリットを設け、更に界壁、間仕切りとの周辺
部に通気性材料を充填して、捨て貼りや遮音シートを増
加させずに床衝撃音レベルを改善した。かかる床構造
は、床下の界壁、梁等で囲まれる面積が狭い部屋(約1
0〜15m)では比較的有効であるが、界壁間の面積
の広い部屋やスケルトンインフィル住宅のような梁が少
なく、床先行床の場合は、周辺部の通気性材料の効果は
小さく、遮音効果は小さくなる。また、二重床の緩衝層
の隙間に充填しても、隙間面積が小さいために吸音材に
よる遮音効果は余り期待できない。いずれにしても、床
衝撃音レベルを改善するには、捨て貼りとしてパーティ
クルボードを二層必要としたり、厚い遮音シートが必要
なためコスト高となり、仕上げ材の重量も大きくなる欠
点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特にスケルトンインフ
ィル住宅のような床下の高さが高いコンクリート構造物
の二重床の床構造において、支持脚部は床下の空気層を
仕切る複数の互いに平行な根太状支持脚とし、且つ、各
支持脚にはバネ定数を有するエラスティックな熱可塑性
樹脂発泡体を接合して、各支持脚間の空隙深さを70m
m以上とした床下地材を接合材を用いてコンクリートス
ラブ面に固定することにより、床衝撃音遮断性、特に軽
量床衝撃音遮断性に優れ、床歪みも小さく、軽量で施工
性に優れ、且つ、成形性に優れて経済的な床構造となる
との知見に基づき本発明を完成するに至ったものであ
る。すなわち、本発明のコンクリート構造物の床構造
は、コンクリートスラブ上に配設されて不陸調整を行う
と共に床下地材をコンクリートスラブ上に接合する為の
接合材と、該接合材と接合された板状の硬質熱可塑性樹
脂発泡体よりなる床下地材と、該床下地材上に敷設され
た床仕上げ材とから構成されるコンクリート構造物の床
構造において、前記板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体のコ
ンクリートスラブ側に、長さが70〜600mmの複数
の硬質熱可塑性樹脂発泡体よりなる支持脚部が形成され
ており、該支持脚部の一部分に静的バネ定数が30×1
N/m以下の衝撃吸収緩衝材が接合されているこ
と、を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】[I] コンクリート構造物の床構
造 (1) 構 造 本発明のコンクリート構造物の床構造1は、コンクリー
トスラブ2上に配設されて不陸調整を行うと共に床下地
材3をコンクリートスラブ2上に接合する為の接合材4
と、該接合材4と接合された床下地材3のコンクリート
スラブ2側に、長さが70〜350mmの複数の硬質熱
可塑性樹脂発泡体よりなる支持脚部5が形成されてお
り、該支持脚部5の一部分に静的バネ定数が10×10
/m以下の衝撃吸収緩衝材5bが接合されている
板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体6よりなる床下地材3
と、該床下地材3上に敷設された床仕上げ材8とから構
成されるものである。
【0007】(2) 構成部材 (a) コンクリートスラブ 上記コンクリートスラブ2は、コンクリート構造物の床
基板として使用されるもので、具体的には、工場内で型
枠内に平筋やトラス筋等の鉄筋よりなる接合体を配設し
て、該型枠内にコンクリートを打設し、必要に応じて、
水蒸気養生を行なって固化させたもので、固化後にビ
ル、マンション等の工事現場に搬入され、所定位置に取
り付けられたものである。
【0008】(b) 接合材 上記コンクリートスラブ2上に配設されて不陸調整を行
うと共に床下地材3をコンクリートスラブ2上に接合す
る為の接合材4としては、セメントと砂からなるモルタ
ルや該モルタルに発泡ポリスチレン粉砕品やパーライト
等の軽量骨材を配合した軽量モルタル、或いは、アクリ
ル樹脂エマルジョンを混入した樹脂モルタル類、又は、
湿気硬化型のウレタン系樹脂類及びそれに発泡ポリスチ
レン樹脂の発泡粒子等を混入したウレタン系樹脂類を団
子状又は筋状に丸められた塊状のものを挙げることがで
きる。該接合材4は、コンクリート構造物のコンクリー
トスラブ2上には若干の凹凸があったりするので、コン
クリートスラブ2上にエチレン・酢酸ビニル樹脂エマル
ジョン等のアンカーコート剤を塗布した後、後記床下地
材3の支持脚部5が配置される予定の箇所の下側に一般
に50〜200mmの間隔で配置される。
【0009】(c) 床下地材 本発明のコンクリート構造物の床構造1において用いら
れる床下地材3としては、板状の硬質熱可塑性樹脂発泡
体6のコンクリートスラブ2側に、該硬質熱可塑性樹脂
発泡体6に接続して長さが70〜600mmの複数の硬
質発泡熱可塑性樹脂成形体や木材よりなる支持脚部5が
形成されており、該支持脚部5はその一部分に静的バネ
定数が10×10N/m以下の衝撃吸収緩衝材5b
が接合されているものである。従って、板状の硬質熱可
塑性樹脂発泡体6に接続する硬質熱可塑性樹脂発泡体よ
りなる支持脚部5aとその先に形成される静的バネ定数
が30×10N/m 以下の衝撃吸収緩衝材よりなる
支持脚部5bとからなるものである。
【0010】板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体 上記板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体6としては、一般に
発泡倍率が20〜60倍の、好ましくは25〜40倍の
発泡ポリスチレン樹脂、発泡ポリオレフィン樹脂等の樹
脂等の独立気泡を有する熱伝導率が通常0.28〜0.
05w/mKの断熱性の発泡熱可塑性樹脂素材等を挙げ
ることができる。この様な板状の硬質熱可塑性樹脂発泡
体6は、一般に圧縮強度(5%歪み時)が1〜10kg
/cm、好ましくは3〜5kg/cmの熱可塑性樹
脂発泡体が用いられる。
【0011】脚 部 本発明のコンクリート構造物の床構造1において用いら
れる床下地材3においては、特に支持脚部5の長さが7
0〜600mm、好ましくは150〜500mm、特に
好ましくは200〜400mmであることが重要であ
る。コンクリート構造物の床構造1の支持脚部5の長さ
が上記範囲未満であると低減効果は小さい。また、逆に
上記範囲を超過すると低減効果が小さくなる。板状の硬
質熱可塑性樹脂発泡体6の支持脚部5は、各種形状に形
成することができるが、好適には幅が50〜200mm
の支持脚部、特に平行する根太状の支持脚部が好まし
く、支持脚部5のピッチは200〜450mm、その数
は一般に3〜8本/m、好ましくは4〜5本/mのもの
である。支持脚部5の本数が多いと床の歪みは小さくな
るが、空隙部9の面積が小さくなるため、吸音効果が小
さくなるし、施工も面倒になる。また、支持脚部5の本
数が少ないと、床の歪みが大きくなり実用に耐えられな
くなる。また、板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体6の面積
に対する支持脚部5の面積の割合が、板状の硬質熱可塑
性樹脂発泡体6の全面積の30〜70%、好ましくは4
0〜50%であることが好ましい。
【0012】空隙部 この床下地材3の支持脚部5の長さを長くすることによ
り衝撃音を吸収したり、空隙部9の空気流動効果による
衝撃ダンピング効果と、コンクリートスラブ2に固着さ
れた複数の隔壁状支持支持脚部5によりパネルの振動が
抑制される効果が相まって、加振時に63〜125Hz
帯域の共振点のピークが抑制され、捨て貼りが無くとも
軽量衝撃や重量衝撃に対し高い床衝撃音遮断性能が得ら
れる。この空隙部9の広さにより低減効果が変化する
が、空隙部9の面積としては上記板状の硬質熱可塑性樹
脂発泡体6の裏面の全面積の30〜70%であることが
好ましい。また、空隙部6の高さは上記の如く70〜3
50mmである。
【0013】衝撃吸収緩衝材 上記支持脚部5の一部分には、静的バネ定数が30×1
N/m以下、好ましくは1×10N/m〜1
0×10N/m、特に好ましくは1×10 N/m
〜3×10N/mの衝撃吸収緩衝材5bが接合さ
れているものであることが重要である。上記衝撃吸収緩
衝材5bとしては、具体的には、例えば、天然ゴム、合
成ゴム等のゴム、エラストマーよりなる成形体、圧縮済
発泡ポリスチレン樹脂、圧縮済発泡ポリプロピレン樹脂
等の弾性を有する独立気泡の熱可塑性樹脂発泡体、ポリ
エステル三次元繊維等の三次元繊維マット等を挙げるこ
とができる。これらの中でも圧縮済発泡ポリスチレン樹
脂、圧縮済発泡ポリプロピレン樹脂等の弾性を有する独
立気泡の熱可塑性樹脂発泡体を用いることが好ましい。
上記衝撃吸収緩衝材5bの静的バネ定数が上記範囲を超
過するものは、遮音性が悪くなる。また、上記半未満の
ものは歪みが大きくなり、床としての安定性に問題が生
じ易くなる。衝撃吸収緩衝材5bは、支持脚部5に続い
て50〜200mm、好ましくは50〜100mmの長
さで形成されていることが好適である。衝撃吸収緩衝材
5bの長さが上記範囲未満では衝撃音の伝播を防止し難
くなる。また、上記範囲を超過すると衝撃音の伝播防止
の改良効果が少なくなり、逆に耐荷重性が低下するよう
になる。
【0014】通気性材料 本発明においては、隣接する支持脚部間の空隙部面積が
広いために空隙部に通気性材料を充填することにより、
床の床衝撃音遮断性をより高めることが可能である。上
記支持脚部5と支持脚部5との間の空隙部6に充填され
る通気性材料10としては、多孔質で通気性を備えてい
る材料、若しくは、それを形成することができる材料で
あり、具体的には、例えば、ウレタンスポンジ、発泡ポ
リスチレン樹脂、発泡ポリスチレン樹脂ビーズ、不織
布、ウエスト、フェルト等の多孔質材料、或いは、ガラ
スウール、ロックウール、熱可塑性樹脂ファイバー等の
多孔質材料を形成することができる材料等を挙げること
ができる。これらの中でも、密度24kg/cm
上、好ましくは32〜45kg/cmのグラスウール
を用いることが好ましい。上記通気性材料10の厚み
は、一般に30〜100mm、好ましくは30〜50m
mのものが使用される。
【0015】桟 木 床下地材3の上面3aには凹部が形成されており、この
凹部に硬質熱可塑性樹脂発泡体や木材よりなる桟木3b
が挿入されている。この桟木3bには捨て板7や仕上げ
材8を敷設した後に捨て板7や仕上げ材8上から釘打ち
することにより床下地材3を固定することができる。床
下地材3の上面3aに形成される桟木の方向は、短辺方
向のみでなく、長辺方向でも良く、また、450mmピ
ッチ、303mmピッチ等の要求に応じて本数を変化す
ることができる。
【0016】(d) 床仕上げ材 上記床仕上げ材8としては、木質系フローリング或いは
CFシート等を挙げることができるが、これら床仕上げ
材8は一般にベニヤ板等の捨て板7を敷設した後に敷設
される。また、必要に応じて、更に遮音シート等を敷設
することもできる。
【0017】[II] 床の施工方法 (1) 接合材の配置工程 本発明のコンクリート構造物の床構造1の施工方法は、
図2に示すように、コンクリート構造物のコンクリート
スラブ2上には若干の凹凸があったりするので、コンク
リートスラブ2上にエチレン・酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョン等のアンカーコート剤を塗布した後、モルタル又は
ウレタン系樹脂を丸めた団子状の接合材4を床下地材3
の支持脚部5の設置予定の箇所に50〜200mmの間
隔で配置される。
【0018】(2) 接合材の配置工程 次に、コンクリート構造物のコンクリートスラブ2上
に、モルタル又はウレタン系樹脂からなる団子状に丸め
られた塊状の接合材4を次の工程で敷設される発泡熱可
塑性樹脂床下地材3の支持脚部5の位置や大きさに合わ
せて適当な間隔で並べられる。
【0019】(3) 床下地材の固定工程 床下地材3の支持脚部5の先端5cにエチレン・酢酸ビ
ニル樹脂エマルジョン等の接着剤を塗布し、上記モルタ
ル又はウレタン系樹脂からなる団子状に丸められた塊状
の接合材4の上に載置した。そして、その床下地材3の
上面3aを押圧して、床下地材3の下側に載置した塊状
の接合材4を変形させて、床下地材3の上面3aを予め
設定したレベルに合わせ、接合材4が硬化するまで放置
する。
【0020】(4) 仕上げ材の敷設工程 上記発泡熱可塑性樹脂製床下地材3を敷設した上に、仕
上げ材8として直接木質系フローリングを施工するか、
捨て板7を敷設した後、仕上げ材8として木質系フロー
リング、CFシート等を敷設することによりコンクリー
ト構造物の床構造1の施工が完了する。
【0021】[III] 評価方法 本発明のコンクリート構造物の床構造とすることによる
効果については、以下に示す方法によって測定し、評価
することができる。
【0022】(1) 軽量床衝撃音レベルの測定 軽量床衝撃音レベルの測定は、JIS A−1418に
規定する床衝撃音発生器によって測定することができ
る。
【0023】(2) 床の耐荷重性の測定 床の耐荷重性(圧縮強度)の測定は、住宅都市整備公団
の適合資材認定基準(発泡プラスチック系床下地材)に
よって測定することができる。
【0024】(3) 静的バネ定数の測定 静的バネ定数の測定は、JIS A−6322に準拠し
て測定することができる。
【0025】[IV] 用 途 この様にしてできたコンクリート構造物の床構造は、床
の衝撃音の伝播を防止して床衝撃音の高い遮断性及び床
の耐荷重性に優れたコンクリート構造物の床構造に関す
るものであるので、コンクリート製集合住宅、特にスケ
ルトンインフィル住宅に代表されるバリアフリー住宅用
として使用することができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
更に具体的に説明する。 実施例1弾性を有する発泡熱可塑性樹脂の製造 厚さ410mm、幅300mm、長さ1,000mmの
発泡ポリスチレンブロックを厚さ方向に加圧して、その
厚さの1/3に圧縮し、その後圧力を開放して2/3ま
で回復させ、しかる後に、上記寸法にスライスすること
によって、弾性を有する発泡熱可塑性樹脂のブロックを
製造した。得られた弾性を有する発泡熱可塑性樹脂のブ
ロックは、密度が15g/リットルで、静的バネ定数が
10×10N/m3のものであった。
【0027】発泡熱可塑性樹脂床下地材の製造 圧縮強度が1.2kg/cm、密度25g/リットル
の、縦900mm、幅595mm、厚み70mmの平板
に、長さ595mm、幅102〜100mm、高さ16
0mmの互いに平行な5本の根太状突起部を形成した支
持脚部をほぼ等間隔に形成することにより全体の高さを
230mmとした、図1に示す形状の、発泡ポリスチレ
ン製成形体を得た。そして、その発泡ポリスチレン製成
形体の表面側に縦200mm、幅40mm、厚さ19m
mの桟木挿入用の溝を形成し、その溝に桟木を挿入し
た。この発泡ポリスチレン成形体の裏面側に形成した支
持脚部の先に、それぞれ上記弾性を有する根太状発泡熱
可塑性樹脂ブロックを長さ595mm、幅100mm、
厚さ70mmの大きさに切断し、酢酸ビニル系エマルジ
ョン接着剤を塗布し接合することにより全支持脚部の長
さを230mmとした床下地材を得た。床下地材の支持
脚部間の深さは230mmであった。
【0028】床構造の形成 床面積20mのコンクリート構造物の音源室のコンク
リートスラブ(厚さ150mm)上に不陸調整材(商品
名:プレミックスネダ)を配置し、その上に幅595m
m×縦900mmの上記発泡熱可塑性樹脂床下地材を固
着した。次いで、床仕上げ材として、厚さ12mmのフ
ローリングを桟木に釘打ちすることによりコンクリート
構造物の床構造を形成した。
【0029】評 価 得られたコンクリート構造物の床構造について、床衝撃
音のレベル測定をJIS A−1418の軽量床衝撃発
生器による方法に準じて行った。その結果を表1に示
す。また、耐荷重性は2kg/cm(5%歪み時の局
部集中荷重)であった。
【0030】実施例2 床下地材の支持脚部間の空隙部に下記の多孔質材料を充
填した以外は実施例1に記載の方法と同様にして実施し
た。その結果を表1に示す。多孔質材料の充填 そして、この床下地材の支持脚部間の長さ595mm×
幅100mm×高さ245mmの空隙部に密度32kg
/cmのグラスウールよりなる多孔質材料を充填し
た。
【0031】比較例1 発泡熱可塑性樹脂床下地材及び床仕上げ材を用いない以
外は実施例1に記載の方法と同様にして床衝撃音レベル
を測定した。その結果を表1に示す。
【0032】実施例2〜3及び比較例2 発泡熱可塑性樹脂床下地材の厚さ210mm、支持脚部
の長さ145mm(実施例2)、厚さ166mm、支持
脚部の長さ76mm(実施例3)、厚さ126mm、支
持脚部の長さ50mm(比較例2)のものを用いた以外
は実施例1に記載の方法と同様にして実施した。その結
果を表1に示す。なお、実施例では支持脚部の方向は短
辺方向としたが、長辺方向としても良い。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】このような本発明のコンクリート構造物
の床構造は、コンクリート製集合住宅、特にスケルトン
インフィル住宅に代表されるバリアフリー住宅を主な目
的とし、床の衝撃音の伝播を防止して床衝撃音の高い遮
断性を有し、床の耐荷重性に優れているので間仕切りの
フリープラン、バリアフリーが要求されるコンクリート
製集合住宅用として使用することができるが、一般のコ
ンクリート製集合住宅用としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)(b)(c)(d)は、本発明実
施例のコンクリート構造物の床構造に用いた床下地材の
平面図(a)、A−A線断面図(b)、裏面図(c)、
側面図(d)である。
【図2】図2は、上記床下地材の支持脚部間に通気性材
料を充填した床下地材を用いたコンクリート構造物の床
構造の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート構造物の床構造 2 コンクリートスラブ 3 床下地材 3a 上面 3b 桟木 4 接合材 5 支持脚部 5a 硬質熱可塑性樹脂発泡体よりなる支持脚部 5b 衝撃吸収緩衝材よりなる支持脚部 5c 先端 6 板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体 7 捨て板 8 床仕上げ材 9 空隙部 10 通気性材料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートスラブ上に配設されて不陸調
    整を行うと共に床下地材をコンクリートスラブ上に接合
    する為の接合材と、該接合材と接合された板状の硬質熱
    可塑性樹脂発泡体よりなる床下地材と、該床下地材上に
    敷設された床仕上げ材とから構成されるコンクリート構
    造物の床構造において、前記板状の硬質熱可塑性樹脂発
    泡体のコンクリートスラブ側に、長さが70〜600m
    mの複数の硬質熱可塑性樹脂発泡体よりなる支持脚部が
    形成されており、該支持脚部の一部分に静的バネ定数が
    30×10N/m以下の衝撃吸収緩衝材が接合され
    ていることを特徴とする、コンクリート構造物の床構
    造。
  2. 【請求項2】板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体の支持脚部
    の面積が、板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体の全面積の3
    0〜70%である、ことを特徴とする請求項1に記載の
    コンクリート構造物の床構造。
  3. 【請求項3】支持脚部の一部分に形成される静的バネ定
    数が30×10N/m以下の衝撃吸収緩衝材が、長
    さ50〜150mmの長さで形成されている、請求項1
    又は2に記載のコンクリート構造物の床構造。
  4. 【請求項4】板状の硬質熱可塑性樹脂発泡体の支持脚部
    が、幅50〜200mmである、請求項1〜3のいずれ
    かに記載のコンクリート構造物の床構造。
  5. 【請求項5】衝撃吸収緩衝材がエラスティックな独立気
    泡の熱可塑性樹脂発泡体である、請求項1〜4のいずれ
    かに記載のコンクリート構造物の床構造。
  6. 【請求項6】隣接する支持脚部と支持脚部との間の空隙
    部に通気性材料が充填されている、請求項1〜5のいず
    れかに記載のコンクリート構造物の床構造。
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