JPH108690A - 床構造及びその施工方法 - Google Patents

床構造及びその施工方法

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JPH108690A
JPH108690A JP16464596A JP16464596A JPH108690A JP H108690 A JPH108690 A JP H108690A JP 16464596 A JP16464596 A JP 16464596A JP 16464596 A JP16464596 A JP 16464596A JP H108690 A JPH108690 A JP H108690A
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JP
Japan
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bonding layer
floor structure
wooden block
wooden
floor
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JP16464596A
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English (en)
Inventor
Terufumi Iwanaga
照文 岩永
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KOOEKI KK
Original Assignee
KOOEKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】公園や緑地等の遊歩道、テラス、サンデッキ等
のような屋外に形成する路面や床面を、木製ブロック板
を用いて容易に且つ低コストで形成することができる床
構造及びその施工方法を提供する。 【解決手段】連結部6と凹溝5の結合一体化により、結
合層3と木製ブロック板4が強固に連結一体化し、風雪
や降雨等により木製ブロック板4が流されるようなこと
のない堅牢な木質床構造Aを提供できる。未硬化の結合
層3を形成した後、木製ブロック板4を押圧しながら載
置して、該ブロック板裏面の凹溝5に未硬化の結合部材
を充填させ、その後所定時間静置して結合層3を硬化さ
せ、且つ凹溝5内の結合部材を硬化させて連結部6を形
成するので、簡単且つ低コストで施工することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下地面上に多数枚
の木製ブロック板を敷き詰めてなる床構造に関し、詳し
くは、屋外に形成する遊歩道やデッキ面、公共的施設等
の比較的大規模な建築物の床面、一般家庭の浴室床面
等、屋外から屋内、一般住宅から公共施設まで幅広い用
途に用いられる床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、一般住宅のリビングルームや店舗
等の木質床を形成する木製ブロック板として、フローリ
ング材が広く用いられている。この種フローリング材は
図6(a),(b)に示すように、適宜サイズに形成さ
れ表面をフローリング加工した板材100の左右側縁部
に、一方を凸部101、他方を凹部102とする実矧ぎ
部を設けてなり、それら実矧ぎ部101,102の係合
により多数枚の板材100,100同士を接合しなが
ら、各板材100を下地面110に接着或いは釘打ちす
る等して木質床120を形成するようになっている。
【0003】上記した従来のフローリング材は、その用
途を屋内の床面形成に限定されるものであって、屋外で
の使用を想定しておらず、該フローリング材を用いて屋
外に木質床を構成した場合、下地面である路床や基礎地
盤に対する固定が不確実であり、風雪や降雨等の影響で
流されてしまう虞れがある。
【0004】一方、木材からなる遊歩道やサンデッキ等
を屋外に形成する場合は周知の如く、その構成部材であ
る板材を各々連結し、且つそれら連結された板材群を杭
等によって移動不能に下地面に固定しており、構造が複
雑で作業が大掛かりなことから工期が長くなると共に製
作コストも高く、さらに大雨により冠水した場合は杭が
外れて板材が流される虞れもあった。
【0005】また屋外に構築する遊歩道やテラス等とし
て、下地面上にセメント等を敷き、その上にタイルやレ
ンガ、石板等を敷き詰めて構成されたものも従来から知
られているが、近年における自然指向や景観保護の高ま
り等から、これら遊歩道やテラス等を木製とすることが
望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処
は、公園や緑地等の遊歩道、テラス、サンデッキ等のよ
うな屋外に形成する路面や床面を、木製ブロック板を用
いて、容易に且つ低コストで形成することができる床構
造及びその施工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の床構造は、下地面上に、セメントと砂を
混合した経時硬化性の結合部材を硬化せしめた結合層を
形成すると共に、該結合層上に多数枚の木製ブロック板
を敷き詰めてなり、前記夫々の木製ブロック板の裏面
に、開口縁に対して奥側が広い凹溝を設けると共に、上
記結合層の表面部には、前記凹溝内に充填硬化して該結
合層と木製ブロック板とを結合一体化する連結部を備え
てなることを要旨とする(請求項1)。以上の構成によ
れば、連結部と凹溝の結合一体化により、結合層と木製
ブロック板が強固に連結一体化し、風雪や降雨等により
木製ブロック板が外れたり流されるようなことのない、
堅牢な木質床構造を簡単に提供できる。
【0008】また本発明では、上記木製ブロック板を、
比重が水より重いイペ材で形成することが好ましい(請
求項2)。この場合、床構造が大雨等で冠水したとして
も、木製ブロック板が水より重いので結合層から外れて
浮き上がるようなことはない。
【0009】そして、上記床構造の施工方法としては、
下地面上に、セメントと砂を混合した経時硬化性の結合
部材を敷いて未硬化の結合層を形成した後、開口縁に対
して奥側が広い凹溝を裏面に備えた木製ブロック板を前
記結合層上に多数敷き詰め、且つ夫々の木製ブロック板
を結合層方向に押圧して、前記結合層表面部の未硬化の
結合部材を凹溝内に充填させ、その後所定時間静置し前
記結合層及び前記凹溝内の結合部材を硬化させて、結合
層と木製ブロック板を結合一体化するようにした施工方
法がある(請求項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜3に示す床構造Aは各々、
下地面1上に、透水性シート2を介在させて結合層3を
形成すると共に、該結合層3上に多数枚の木製ブロック
板4を敷き詰めてなるもので、前記下地面1は、床構造
Aが遊歩道を構成する場合は路床、ヨットハーバーやサ
ンデッキ等を構成する場合は基礎地盤、建築物の床面を
構成する場合は床スラブである等、対象とする床構造に
応じて適宜変更される。
【0011】結合層3は、この種技術分野で通常用いら
れるセメントと砂を所定の比率で混合した周知な経時硬
化性の結合部材からなり、該結合部材の所定量を上記下
地面1上に敷き、木製ブロック板4を載承した後硬化せ
しめたものである。
【0012】透水性シート2は必要に応じて任意に用い
るが、例えば下地面1が路床である場合、未硬化の結合
層3における結合部材中の水分が経時によって適度に下
地面1に吸収され、且つ同結合部材中の砂が下地面に吸
収されることを防ぎ、さらには断熱作用を発揮して、結
合部材の硬化を助けるものである。
【0013】木製ブロック板4は、所望の木材を用い
て、長方形,正方形,三角形,五角形以上の多角形,円
形,その他の任意な平面形状で、且つ所定の縦横寸法と
厚みをもって成形され、好ましくは、水より比重が重い
イペ材(中南米を原産とする広葉樹で、非常に頑強で耐
久性に優れた硬材。比重1.12。)を用いて成形する
と良い。
【0014】上記木製ブロック板4の裏面には、その長
さ方向に沿って一条若しくは複数条の凹溝5が形成され
る。該凹溝5は開口縁5aに対して奥側5bが広いもの
で、例えば、図1に示す如く断面略ありみぞ形のもの、
図3に示す如く断面略円形のもの、図2に示す如く相隣
れる木製ブロック板4の裏面端部同士に形成した凹部相
互の組み合わせによるもの等、各種あげられる。
【0015】一方、上記結合層3の表面部には、前記凹
溝5内に充填硬化して凹溝5と係合若しくは嵌合し、結
合層3と木製ブロック板4とを結合一体化させる連結部
6が形成される。結合層3がその表面部に該連結部6を
備えることで、結合層3上に載置された各木製ブロック
板4は該結合層3と結合一体化し、風雪や降雨等により
木製ブロック板4が外れたり流されるようなことのな
い、堅牢な床構造Aを構成できるようになる。
【0016】尚、図中7は結合層3や木製ブロック板4
等の熱膨張に対応するために確保された隙間である。
【0017】次に、上述した床構造Aの施工方法を、図
4及び図5を参照して説明する。まず、構築する床構造
の形態に応じて、前述の如く路床、基礎地盤、床スラブ
等の下地面1を形成し、該下地面1上に、必要に応じて
透水性シート2を敷き、さらにその上に、前述した経時
硬化性の結合部材を敷き詰めて未硬化の結合層3’を形
成する(図4(a)参照)。
【0018】次に、前記未硬化の結合層3’上に、前述
した木製ブロック板4を、隣り合わせるブロック板4同
士の間に隙間7を確保しながら所要数載置し、且つ各ブ
ロック板4を載置する際、若しくは全てのブロック板4
を載置した後に、各ブロック板4を上方から押圧して、
ブロック板4裏面の凹溝5内に、未硬化の結合層3’の
表面部の結合部材6’を充填させる(図4(b)参
照)。
【0019】しかる後、所定時間静置して前記結合層
3’、及び凹溝5内に充填された結合部材6’を硬化さ
せ、前述した結合層3及び連結部6を形成する(図5参
照)。これにより、連結部6が凹溝5に嵌合若しくは係
合して結合層3と木製ブロック板4とを結合一体化さ
せ、風雪や降雨等により各木製ブロック板4が外れたり
流されるようなことのない、堅牢な床構造Aを簡単且つ
低コストで構成できる。
【0020】以上、遊歩道,ヨットハーバー,サンデッ
キ等の屋外に形成される路面や床面等を構築する場合を
主に説明したが、本発明はこれに限定されず、デパート
や美術館等の比較的大規模な公共的施設の床面、一般家
庭の浴室の床面、店舗の床面等の屋内に形成する床面に
も対応可能であり、この場合も、耐湿性、耐水性に優れ
た木質床面を簡単且つ低コストで形成できることは云う
までも無い。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、下地面上
に形成した経時硬化性の結合層の上面に多数枚の木製ブ
ロック板を敷設してなり、各木製ブロック板の裏面に凹
溝を設けると共に、上記結合層の表面部には、前記凹溝
内に充填硬化して該結合層と木製ブロック板とを結合一
体化する連結部を備えてなる新規な構成の床構造とした
ので、連結部と凹溝の結合一体化により、結合層と木製
ブロック板が強固に連結一体化し、風雪や降雨等により
木製ブロック板が外れたり流されるようなことがなく、
耐候性、耐水性、美観に優れた堅牢な木質床構造を簡単
に提供できる。従って、近年における自然指向や景観保
護の高まり等に応じて、公園や緑地等に形成する遊歩
道,ヨットハーバー,サンデッキ,テラス等の屋外用の
路面,床面への対応はもちろん、デパートや博物館等の
比較的大規模な建築物の床面、一般家庭の浴室の床面等
の屋内用としても対応可能で、且つ一般住宅から公共的
施設まで幅広い用途に対応可能な、極めて有用な床構造
を提供できた。
【0022】また、木製ブロック板を比重が水より重い
イペ材で形成した場合、床構造が冠水したとしても各木
製ブロック板が結合層から外れて浮き上がるようなこと
はないので、屋外用の路面や床面を形成する場合や、浴
室床面等を形成する場合に特に有用である。さらに、イ
ペ材の持つ頑強性、耐久性、硬度により耐候性、耐水
性、美観のさらなる向上が図れ、前述の効果をより実効
あるものとすることができる。
【0023】また上記した床構造の施工法として請求項
3記載の施工法を採用することで、未硬化の結合層に載
承する木製ブロック板を押圧するだけで上記連結部を形
成し得るので、上述した利点を有する床構造を極めて簡
単且つ低コストで短期間に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る床構造の実施の形態を示す縦断
面図。
【図2】 本発明に係る床構造の実施の形態を示す縦断
面図。
【図3】 本発明に係る床構造の実施の形態を示す縦断
面図。
【図4】 本発明に係る床構造の施工方法の実施の形態
を示す縦断面図。
【図5】 本発明に係る床構造の実施の形態を示す斜視
図。
【図6】 従来の木質床を示す縦断面図。
【符号の説明】
A:床構造 1:下地面 2:透水性シート 3:結合層 4:木製ブロック板 5:凹溝 6:連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地面上に、セメントと砂を混合した経
    時硬化性の結合部材を硬化せしめた結合層を形成すると
    共に、該結合層上に多数枚の木製ブロック板を敷き詰め
    た床構造であって、前記夫々の木製ブロック板の裏面
    に、開口縁に対して奥側が広い凹溝を設けると共に、上
    記結合層の表面部には、前記凹溝内に充填硬化して該結
    合層と木製ブロック板とを結合一体化する連結部を備え
    てなる床構造。
  2. 【請求項2】 上記木製ブロック板を、比重が水より重
    いイペ材で形成したことを特徴とする請求項1記載の床
    構造。
  3. 【請求項3】 下地面上に、セメントと砂を混合した経
    時硬化性の結合部材を敷いて未硬化の結合層を形成した
    後、開口縁に対して奥側が広い凹溝を裏面に備えた木製
    ブロック板を前記結合層上に多数敷き詰め、且つ夫々の
    木製ブロック板を結合層方向に押圧して、前記結合層表
    面部の未硬化の結合部材を凹溝内に充填させ、その後所
    定時間静置し前記結合層及び前記凹溝内の結合部材を硬
    化させて、結合層と木製ブロック板を結合一体化するよ
    うにした請求項1記載の床構造の施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101527524B1 (ko) * 2014-06-19 2015-06-10 배대현 블록을 이용한 데크 부재, 데크 부재를 제조하는 방법, 데크 및 데크를 시공하는 방법
CN110725385A (zh) * 2019-10-09 2020-01-24 熊招丽 一种城镇道路边部渗水盲沟结构

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