JP2790354B2 - 立体模様形成方法 - Google Patents

立体模様形成方法

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JP2790354B2 JP2029976A JP2997690A JP2790354B2 JP 2790354 B2 JP2790354 B2 JP 2790354B2 JP 2029976 A JP2029976 A JP 2029976A JP 2997690 A JP2997690 A JP 2997690A JP 2790354 B2 JP2790354 B2 JP 2790354B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は立体模様形成方法に関し、特に壁、床等の表
面に所望の立体模様を形成するのに好適な方法に関す
る。
<従来の技術> 近年、建築物の床、壁、あるいは駅のプラットホー
ム、コンコース、歩道橋、舗装道路の路面などのアスフ
ァルトコンクリート面やセメントコンクリート面の美装
化を図るために、これらの表面に、レンガやタイル様の
模様、あるいは各種の図形を形設することが行われてい
る。
また、案内標識を壁、床等に直接、立体的に形成する
ことも行われるようになってきている。
このように、壁、床、路面等に各種の模様や図形を立
体的に形成する方法として、例えば、 発泡ポリスチロール製の型枠を施工面に貼付け、凸面
形成材を塗布、硬化させた後、該型枠を溶剤まは熱で溶
融させるか、ワイヤーブラシで破砕除去して凹凸模様を
形成する方法(特公昭62−47593号) 上面に剥離用被覆材を有する型枠、すなわち、2層構
造の型枠部材を用い、凸面形成材材固化または硬化する
前に、まず剥離用被覆材を除去し、次いで凸面形成材が
完全に硬化した後、型枠を除去して凹凸模様を形成する
方法(特開昭60−233264号) 上記の方法と同様の2層構造の型枠部材を用い、剥
離用被覆材を除去した残りの型枠を目地材としてそのま
ま施工面に残す方法(特開昭62−111062号) などが提案されている。
<発明が解決しようとする課題> しかし、前記の方法は、型枠を焼くことにより美装
性が著しく損われたり、溶剤で溶かす場合でも溶剤によ
り汚れがでたりして好ましくない。また、の工法は目
地部の型枠が後で損傷剥離するおそれがあるので、問題
があるため、実用上不利である。
また、およびの方法は、2層構造の型枠部材を用
いるため、型枠部材の製作コストが高い問題があり、さ
らに剥離用被覆材の除去は、凸面形成材が未硬化の状態
で行わねばならないため、除去の際に、剥離用被覆材の
上面に付着している未硬化の凸面形成材が凸面を形成す
べき箇所に垂れ落ちるなどして仕上性を損う原因となっ
たり、作業を困難にしている。またの方法において
は、剥離用被覆材の除去と型枠の除去の2つの作業が必
要となるため、作業工程が煩雑となるなどの問題があっ
た。
そこで本発明の目的は、用いる型枠部材が一層構造の
簡単なものであるため、製作コストが低く、簡便な作業
によって容易に実施可能である立体模様形成方法を提供
することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明は、前記課題を解決するために、模様を形成す
べき施工面にプライマーを塗布し、一層構造の発泡ポリ
エチレンからなる模様型枠材を貼着させた後、アクリル
系レジンコンクリート組織物からなる表層材を該施工面
に流延し、該アクリル系レジンコンクリート組成物が硬
化した後に、前記模様型枠材を施工面から剥離除去する
工程を含む立体模様形成方法を提供するものである。
前記アクリル系レジンコンクリート組成物が、 (A)(メタ)アクリル酸およびそのエステルから選
ばれる少くとも1種のモノマー成分、 (B)該(A)のモノマー成分に溶解可能または該モノ
マー成分によって膨潤される重合体、 及び (C)骨材 を含むものであると好ましい。
また、前記プライマーが、メチルメタクリレート系プ
ライマーまたは変性メタクリレート系プライマーである
と好ましい。
以下、本発明の立体模様形成方法に基づいて舗装路
面、壁等の平坦な面に立体的なレンガ模様を形成する方
法を第1図(A)〜(D)に例示し、本発明を詳細に説
明する。
まず、模様を形成すべき施工面の周囲をマスキング
し、および周囲の汚損を防止するためにシートで被覆し
て保護しておくとよい。マスキングは、ガムテープや市
販のマスキングフィルム(ポリエチレン製)等を貼着し
て行えばよく、汚染防止のためのシートとしては、例え
ば、ポリエチレンシート等を用いればよい。
次に、前処理として、施工面上の油脂、泥、水等の異
物を除去し、さらに表面の汚れや付着物を除去する。施
工面が、セメントコンクリートやセメントモルタル舗装
面である場合には、ライナックス、区画線除去機等の表
面処理機を用いて処理し、アスファルト舗装の場合に
は、ワイヤーブラシを装着したポリッシャー等を用いて
処理すればよい。
次いで、施工面と後記の下地材および目地材との接着
性を向上させるために、プライマーを塗布する。用いら
れるプライマーとしては、例えば、メチルメタクリレー
ト(MMA)系またはウレタン変性MMA系(三井石化産資
(株)製R41、R51及びR51B)等が挙げられる。
施工面に塗布されるプライマーの塗布量は、通常、10
0〜500g/m2程度である。
また、施工面に、段差、不陸、クラック等がある場合
には、予じめ路面舗装材を施工面に積層し、施工面の表
面を平坦にしておくとよい。
用いられる路面舗装材は、段差、不陸、クラック等の
程度に応じて、適宜選択すればよい。例えば、段差、不
陸、クラック等があまり酷くない場合には、メタクリル
酸メチル、メタクリレート系ポリマー等からなる樹脂組
成物と、骨材としての混合硅砂及び含量、硬化剤からな
るレジンモルタル組成物(例えば、三井石化産資(株)
製R64SL)等を用い、段差、不陸、クラック等が酷い場
合には、メタクリル酸メチル、メタクリレート系ポリマ
ー等からなる樹脂組成物、砂利、硅砂等の骨材及び炭酸
カルシウム、顔料等のフィラーとからなるレジンコンク
リート(例えば、三井石化産資(株)製、R17)等を用
いればよい。
路面舗装材の施工面への積層は、定木仕上げ、レイ
キ、コテ塗りで行うことができる。
次に、前記のように、平坦に整えられた施工面に、レ
ンガ態様の目地部を形成する目地材を下塗りする。塗布
は後段における型枠の貼着が、密着性良く行えるよう
に、塗布面が平坦になるように行う。また、用いられる
目地材は、後記のアクリル系レジンコンクリート組成物
からなる表層材によって形成される表層部との色のコン
トラスト等を考慮して適宜選択すればよい。例えば、着
色材として、無機顔料を5〜15重量部、タルク、炭酸カ
ルシウム、硅砂粉等のフィラーを5〜50重量部、メタク
リル酸メチルメタクリレート樹脂を主成分とするもの
(シリカルRR61三井石化産資(株)製)100重量部から
なるレジンペースト等が挙げられる。
目地材の塗布量は、通常、厚さ0.1〜2mm程度でよい。
次いで、目地材が硬化した後、次工程において模様型
枠材を所定の位置に正確に貼着するために、墨田しを行
い、模様型枠材の貼付位置を決定しておくとよい。この
とき、縦および横の規準線を正確に墨出しをしておくと
よい。
以上の通りの前処理を行った後、第1図(A)のよう
に、施工面1の上面に形成された目地材の硬化層2の上
に、墨田しに従って、第2図に示す一層構造の模様型枠
材3を貼着させる。
模様型枠材3は、第2図および第3図に示すように、
その下面5には、目地材の硬化層2に接着するための、
粘着剤が塗布されており、さらに、使用しないときには
その粘着剤の保護のために、離型紙6が下面5に積層さ
れている。
また、模様型枠材の材質としては、例えば、発泡倍率
3〜7倍程度の発泡ポリエチレン等の柔軟な素材が挙げ
られ、特に、アクリル系レジンコンクリートに接着しな
いこと及びレジンコンクリートで浸されない点で発泡ポ
リエチレンが好ましい。
模様型枠材の厚さは、形成する模様の形状、大きさ等
に従って、適宜選択すればよく、特に制限されない。例
えば、1〜2mm程度である。また、後記の表層材である
アクリル系レジンコンクリート組成物の成分である骨材
の粒径に対応して最大粒度の3〜4倍以上の厚さが好ま
しく、例えば、1〜5mm程度でよい。
模様型枠材の貼着は、該型枠材が施工面と十分に密着
し、浮き上がらないように行うとよい。また、前記の目
地材の硬化面にタックが残っていると、模様型枠材と施
工面との密着が十分とならないことがあるので、模様型
枠材の貼着前に確認し、タック等を修整しておくとよ
い。
以上の通りにして模様型枠材を貼着した後、第1図
(B)のように、表層材7を、模様型枠材3の型枠部8
内に塗布、あるいは流し込む。
表層材7としてアクリル系レジンコンクリート組成物
が用いられる。
このアクリル系レジンコンクリート組成物として、例
えば (A)(メタ)アクリル酸およびそのエステル化合物か
ら選ばれる少くとも1種のモノマー成分、 (B)該(A)のモノマー成分に溶解可能または該モノ
マー成分によって膨潤される重合体 及び (C)骨材 を含むものが好ましい。
(A)のモノマー成分としては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチルなどの(メタ)アクリル酸アルキル、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸−2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ヘキシレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、2,2−ビス〔4−(メタ)アクリロイルオキシ
フエニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(メタ)アクリ
ロイルオキシシクロヘキシル〕プロパン、2,2−ビス
〔3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプ
ロポキシフエニル〕プロパン、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレートなどを例示することができる。
これらは1種単独でも2種以上を組合せても用いられ
る。
(B)の重合体としては上記のモノマー、特に(メ
タ)アクリル酸エステルの単独又は共重合体が例示でき
る。
(C)の骨材としては、例えば、硅砂、アルミナ、寒
水石、エメリー石、セラミックサンド、ガラスビーズ等
が挙げられ、本発明においては、表層部を着色するため
に、これらの骨材を着色してなる着色骨材を用いること
もできる。
この着色骨材としては、例えば、表面全域もしくは部
分的にシランカップリング剤、顔料及びバインダー成分
からなる混合成分の着色層が形成されてなるものが挙げ
られる。
顔料としては、有機顔料、無機顔料いずれでも使用可
能である。
有機顔料としては、例えば、ベンジシンエロー、ハン
ザエロー、リソールレッド、アリザリンレーキ、ピグメ
ントスカーレット3B、ブリリアントカーミン6B、パーマ
ネントレッドF−5R、パーマネントレッド4R、ローダミ
ンレーキB、ローダミンレーキY、レーキレッドC、パ
ラレッド、ピーコックブルーレーキ、フタロシニアンブ
ルー、アニリンブラック、パーマネントエローHR、PVバ
イオレットBL、キナクリドン、ペリノン、アンスラキノ
ン、クロモフタールエロー6G、クロモフタールエロー3
G、クロモフタールエローGR等がある。
また、無機顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛
華、リトボン、鉛白、カドミエロー、黄鉛、チタンエロ
ー、ジンククロメート、黄土、クロムバーミリオン、赤
口顔料、アンバー、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、カドミウ
ムレッド、鉛丹、紺青、群青、コバルトブルー、酸化ク
ロームグリーン、ミネラルバイオレット、カーボンブラ
ック、鉄黒等がある。
これら、有機顔料及び無機顔料のいずれも使用可能で
あるが、顔料はレジンコンクリートのレジン成分に応じ
て適宜選択される。
バインダー成分としては、例えばエポキシ樹脂、ウレ
タン樹脂、アクリルウレタン樹脂等のエマルジョンある
いは溶液等が挙げられる。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシ)ラン、ビニルト
リス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセ
チルシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランが好ましく、その他にもビニルトリクロロシラ
ン、γ−〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N,N−
ジメチルアンモニウム(クロリド)〕プロピルトリメト
キシシラン等が挙げられる。
以上の骨材、顔料、バインダー成分およびシランカッ
プリング剤による着色骨材の製造は、着色成分のコーテ
ィング時にシランカップリング剤を同時に存在させて骨
材に焼き付けることにより行うことができる。
(C)の骨材の配合割合は、通常、液体1に対して1
〜6、好ましくは2〜4程度である。
前記の(A)のモノマー成分、(B)の重合体および
(C)の骨材を主成分とするアクリル系レジンコンクリ
ート組成物は、これら(A),(B)および(C)成分
以外に、(D)可塑剤、(E)重合性不飽和結合化合物
を含むことができる。
(D)の可塑剤としては、例えばジメチルフタレー
ト、ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレー
ト、ジペンチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ
−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソデシルフタレ
ート、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステ
ルを挙げることができる。
また、ジエチルマレエート、ジブチルマレエート、ジ
オクチルマレエート、ジブチルフマレート、ジオクチル
フマレート等の前記(A)のモノマー成分と共重合可能
なα,β−不飽和カルボン酸エステルのごとき内部可塑
剤も挙げることができる。
(E)の重合性不飽和結合化合物としては、例えば、
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチ
レングリコールジ(メタ)アクリレートなどのアルカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス〔3−
(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキ
シフエニル〕プロパンや)昭和高分子(株)製の商品名
リポキシVR−60またはリポキシVR−90などのエポキシ樹
脂の(メタ)アクリル酸変性物が例示できる。
一般にこれらの成分の配合割合は、(A)のモノマー
成分が45〜85重量部、(B)の重合体が5〜20重量部、
(D)の可塑剤が1〜25重量部、残部が(E)となる割
合である。
また、このアクリル系レジンコンクリート組成物の硬
化は、重合開始剤、更に必要に応じ常温硬化促進剤とし
てアミン類を配合することによって可能である。
かかる重合開始剤としては、ジアシルペルオキシド、
アルキルペルオキシド、アラルキルペルオキシド、過
酸、過酸エステルなどの過酸化物、アゾ系化合物などを
使用することができるが、これらのうちではジアシルペ
ルオキシドを使用するのが好ましい。ジアシルペルオキ
シドとして具体的には、ジベンゾイルペルオキシド、ジ
アセチルペルオキシド、ジカプリルペルオキシド、ジラ
ウロイルペルオキシド、ジステアロイルペルオキシドな
どを例示することができる。
アミン類としては第一アミン、第二アミンのいずれも
使用することができるが、第三アミンが好適に使用され
る。具体的には、アニリン、トルイジン、キシリジン、
フエニレンジアミン、N.N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、N,N−ジ(β−ヒドロキシエチル)ア
ニリン、N,N−ジメチルトルイジン、N,N−ジエチルトル
イジン、N,N−ジメチルアニシジン、N,N−ジエチルアニ
シジン、N,N−ジメチル−p−t−ブチルアニリン、N,N
−ジエチル−p−t−ブチルアニリン、N,N−ジメチル
−p−クロルアニリン、ジフエニルアミン、N,N−(β
−ヒドロキシエチル)−p−トルイジンなどを例示する
ことができる。これらの中では、N,N−ジメチル−p−
トルイジン、N,N−ジメチル−p−ブチルアニリン、N,N
−ジメチルアニシジン、N,N−ジメチル−p−クロルア
ニリン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−p−ト
ルイジンなどの少なくともベンゼン類のp位に電子供与
体の置換基を有する第三級アミンが好ましく、N,N−ジ
メチル−p−トルイジン、N,N−ジメチル−p−t−ブ
チルアニリンが特に好ましい。
この重合開始剤及びアミン類の配合割合は前記
(A),(B),(D)および(E)の合計100重量部
に対して概ね前者が0.1〜20重量部、後者が0.1〜20重量
部である。
また、空気中の酸素によるラジカル捕捉により表面の
硬化反応が十分進まない事を無くすため固体のパラフィ
ン、好ましくは融点40〜60℃のパラフィンワックスの添
加が好ましい。このパラフィンの配合割合は、前記
(A),(B),(D)および(E)の合計100重量部
に対し、0.1〜1.0重量部である。
表層材の流延あるいは塗布は、前記アクリル系レジン
コンクリート組成物の調製後、速やかに模様型枠材が浮
き上がらないように、静かに行う。施工面、表層部の形
状等に従って、コテ等を用いて適宜行い、型枠材に表層
材ができるだけ被らないよう行えばよい。
表層材の量は、通常、厚さ2mmの場合で4kg/m2程度で
ある。
次に表層材を養生して硬化させる。養生時間は、通
常、30〜90分程度、好ましくは40〜60分程度である。
表層材が硬化した後、第1図(C)のように、模様型
枠材3を端部から上方へ、静かに引上げて施工面から剥
離して除去する。
この模様型枠材の除去は、型枠上に被った未硬化の表
層材が落ちて汚れたり、模様がくずれたりしないよう
に、表層材の硬化直後に行うのが好ましい。
また模様型枠材に表層材の被りが多量にあるため模様
型枠材の除去が困難である場合には、カワスキ等の刃物
を補助的に用いて型枠材の除去を行えばよい。
この模様型枠材の除去作業は、表層材表面が汚損され
ないように注意して、例えば清浄な履物をはくなどして
行なうとよい。
また、模様型枠材の除去が終了した後、表層材のこぼ
れや目地部のバリなど施工による美観を損なう細部の補
修をするとよい。
以上の工程によって、第1図(D)のように、施工面
1上に、レンガ状の模様をなす表層部を形成することが
できる。
さらに、模様型枠材を除去した後、十分に清掃してか
ら、表層部および目地部の表面全体に汚れ防止や美装性
を高めるために、トップコートをむらなく塗布するとよ
い。用いられるトップコートの具体例としては、三井石
化産資(株)製のR81クリヤー、R71クリヤー等が挙げら
れる。トップコートの塗布方法は、ローラー、刷毛、ス
プレー等の方法を、塗布面によって適宜選択すればよ
い。塗布に際しては、目地部にトップコートが滞り易い
ので、滞りを吸収のよい状態のローラーまたは刷毛で吸
い取るようにして表層面全体にむらなくトップコートが
かかるようにする。
塗布後、30分程度養生して、トップコートを硬化させ
る。
トップコートの硬化後、マスキングや保護シートを除
去し、工程を完了する。
以上、本発明の方法に基づいて、レンガ状の立体模様
を平坦な面に形成する工程を説明したが、本発明はこれ
に限定されず、例えば、タイル貼り、石積み、天然石貼
り等の立体模様を形成する方法として適用可能である。
また、形成する立体模様の形状も上記のレンガ模様に
限定されず、所望の形状に形成した模様型枠材を用いれ
ば、いずれの形状の立体模様をも形成することができ
る。例えば、動植物、風景のデザイン画、文字、マー
ク、数字である。
<発明の効果> 本発明の立体模様形成方法は、用いる型枠部材が簡単
な構造であるため製作コストが安く、簡便な作業によっ
て容易に実施可能であり、作業時間も短縮されるため低
コストで行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法における主要な工程を説明する
図、第2図は該工程に用いる模様型枠材を示す図、第3
図はその模様型枠材の部分拡大断面図である。 符号の説明 1……施工面、2……目地材の硬化層、 3……模様型枠材、6……離型紙、 7……表層材、8……型枠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/02 E04F 21/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】模様を形成すべき施工面にプライマーを塗
    布し、一層構造の発泡ポリエチレンからなる模様型枠材
    を貼着させた後、アクリル系レジンコンクリート組成物
    からなる表層材を該施工面に流延し、該アクリル系レジ
    ンコンクリート組成物が硬化した後に、前記模様型枠材
    を施工面から剥離、除去する工程を含む立体模様形成方
    法。
  2. 【請求項2】前記アクリル系レジンコンクリート組成物
    が、 (A)(メタ)アクリル酸およびそのエステルから選ば
    れる少くとも1種のモノマー成分、 (B)該(A)のモノマー成分に溶解可能または該モノ
    マー成分によって膨潤される重合体、 及び (C)骨材 を含むものである請求項1に記載の立体模様形成方法。
  3. 【請求項3】前記プライマーが、メチルメタクリレート
    系プライマーまたはウレタン変性メチルメタクリレート
    系プライマーである請求項1または2に記載の立体模様
    形成方法。
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