JPH04159950A

JPH04159950A - シート搬送装置

Info

Publication number: JPH04159950A
Application number: JP2284796A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Takahashi; 健一高橋
Original assignee: Minolta Co Ltd
Current assignee: Minolta Co Ltd
Priority date: 1990-10-22
Filing date: 1990-10-22
Publication date: 1992-06-03
Anticipated expiration: 2013-10-15
Also published as: US5222728A; JP2811952B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は複写機やレーザプリンタと云ったシートを取り
扱う装置に利用されるシート搬送装置に関し、詳しくは
停止特性、起動特性の異なる第１の搬送手段と第２の搬
送手段との間でシートの受け渡しを行い、かつ第１、第
２の各搬送手段が双方にシートが跨がった状態で一時停
止された後、再度シートを搬送することができるシート
搬送装置に関するものである。

（従来の技術）この種のシート搬送装置は、例えば給紙機構を持った基
台上に載置された複写機本体が、前記基台側の給紙機構
から給紙されたシートに画像を形成するような場合に採
用されている。具体的には、複写機本体において、給紙
されてくる転写シートは、スキュー防止と感光ドラム上
の画像との先端合わせのために、転写部の直前のタイミ
ングローラにて一時停止され所定＃間後再搬送される。

前記−時停止時転写シートはそのサイズによって基台側
と複写機本体側との双方に跨がっていることが多い。こ
のため基台側のシート搬送機構と、基台側から受け入れ
た転写シートをタイミングローラに送り付ける複写機側
のシート搬送機構とはタイミングローラにペーパが到達
すると所定時間後に一時停止され、また所定のタイミン
グで再駆動される。

（発明が解決しようとする課題）ところで基台内のシート搬送機構を、複写機本体内の各
機構と連動させて制御するのでは、機構および制御が複
雑になり、高価につく。また複写機の移動等に不便であ
る。したがって基台内のシート搬送機構を複写機本体側
とは独立したモータにて駆動することにより、構造や制
御を簡略化し、また複写機本体の移動等にも便利なよう
にすることが考えられる。またこの場合、複写機側のタ
イミングローラおよびその手前のシート搬送機構は、複
写機本体側のメインモータを共用し、必要に応じてそれ
ぞれ駆動されるように、メインモータとクラッチを介し
て連結されるが、基台側のシート搬送機構は前記基台側
単独のモータとの間に断接構造を設けず、単独モータの
オン、オフによって駆動、停止されるようにして構造や
制御の簡略化が図られる。

このような複写機本体側のタイミングローラおよびその
手前のシート搬送機構と、基台側のシート搬送機構との
駆動機構との相違は、それぞれの駆動トルクや慣性の動
きに差が生じ、停止特性および起動特性が異なることに
なる。

このため転写シートを前記のように一時停止した後、再
搬送するような場合、−時停止時の停止特性の差のため
に、複写機側のシート搬送機構と基台側のシート搬送機
構との間で転写シートにループが生しることがある。

したがって転写シートの再搬送時に基台側のシート搬送
機構と、複写機側のシート搬送機構との双方を、単に同
時駆動するのでは、シートはループができたまま再搬送
されてしまうので、シワが生じたり、ジャムを生じたり
する原因となる。

そしてシートに生じる前記ループ量は、シートの材質や
、厚み等、その時々の搬送条件の違いによって異なるの
で、これを予め設定しだ補正値によって対処することは
できず、これを簡易に解消することが望まれている。

そこで本発明は、前記シートに生じるループの量を検出
し、この検出ループ量の違いに応して各シート搬送機構
の駆動タイミングを制御し、シートに生じているループ
を解消しながらシートを再搬送できるようにして、前記
従来のような問題を解消することができるシート搬送装
置を提供することを課題とするものである。

（課題を解決するための手段）本発明は、上記のような課題を達成するため、先後に配
された停止特性、起動特性の異なる第１の搬送手段と第
２の搬送手段との間でシートの受け渡しを行い、かつ第
１、第２の各搬送手段が双方にシートが跨がった状態で
一時停止された後、再度シートを搬送することができる
シート搬送装置において、第１、第２の各搬送手段の停
止時に再搬送手段間で生じるシートのループ量を検出す
る検出手段を備え、この検出手段により検出されたルー
プ量に応じて第１、第２の各搬送手段の各起動タイミン
グを変更するようにしたことを特徴とするものである。

（作　用）本発明の上記構成によれば、先後に配された第１の搬送
手段と、第２の搬送手段との間でシートが受け渡され、
第１、第２の各搬送手段が、それら双方にシートが跨が
った状態で一時停止され、第１、第２の各搬送手段の停
止特性、シートの材質、厚み等の搬送条件の違いから、
第１、第２の各搬送手段の間でシートにループを生じた
ような場合でも、このときのループ量が検出手段によっ
て検出され、この検出ループ量に応じて第１、第２の各
搬送手段の起動タイミングを変更するので、第１の搬送
手段の駆動を先行している間に、シートに生していたル
ープを次第に解消していき、ループがほぼ解消した時点
にて第２のシート搬送手段の駆動を開始して、シートの
ループをほぼ解消した状態で第１、第２の各搬送手段に
よるシート搬送を再開することができる。

（実施例）図に示す本発明の一実施例について以下説明する。

本実施例は複写機の場合を示し、第１図にその全体構成
を示している。複写機本体１は給紙ユニット２１の上に
載置され、複写機本体１の上には原稿押さえカバー５１
が設けられている。複写機本体１内のほぼ中央部には感
光ドラム２が設けられている。感光ドラム２は矢印方向
に回転駆動されて、イレーザランプ３と、帯電チャージ
ャ４とによって画像形成領域が−様な帯電状態にされる
。この帯電状態にされた表面には露光光学系５によって
、複写機本体１上面のプラテンガラス６上に置かれた原
稿の像が露光され、原稿画像に対応した静電潜像を形成
する。

感光ドラム２上の静電潜像は現像器７．８の何れかによ
って現像されて顕像となる。感光ドラム２上の顕像は転
写チャージャ９が位置している転写部にて給送されてく
る転写シート上に転写チャージャ９によって転写される
。

転写部には、複写機本体ｌに備える手差し給紙口２２か
ら手差しされる転写シート、あるいは給紙ユニッ）２１
に装着されている各給紙カセット２３〜２５の何れかか
ら給紙される転写シートが給送されて前記画像の転写を
受ける。転写後の転写シートは感光ドラム２から分離さ
れて後、吸引式搬送ベル日０によって定着器１１に送り
付けられ定着処理される。定着後転写シートは複写機本
体１外の排紙トレー１２に排出される。

手差し給紙口２２や給紙カセット２３〜２５から給紙さ
れる転写シートは、搬送ローラ３５〜４２によって転写
部に向は搬送され、停止状態で待機しているタイミング
ローラ４５に送り付けられて先端の整合によりスキュー
が防止されるとともに、タイミングローラ４５の駆動開
始タイミングによって転写部への給送タイミングを調整
される。このタイミング調整によって感光ドラム２上に
形成されている顕像の先端と転写シートの先端とが一致
する。

複写機本体１内のタイミングローラ４５および搬送ロー
ラ３６は複写機本体１の駆動源であるメインモータ６１
からの駆動を図示しないクラッチを介して伝達される。

給紙ユニット２１内の搬送ローラ３７〜４２は給紙ユニ
ット２１の駆動源であるモータ６２の駆動を図示しない
ギヤあるいはヘルドの組合せで直接伝達されている。

このように駆動力伝達機構が違い、駆動抵抗および慣性
が異なるためタイミングローラ４５および搬送ローラ３
６と、搬送ローラ３７〜４２との停止特性および起動特
性は異なる。

第３図は搬送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜４２との
停止特性ＡおよびＢを示している。

搬送ローラ３６はクラッチによって駆動伝達が行われて
いるので、へのような停止特性を示す。ところが給紙ユ
ニット２１内の搬送ローラ４０は、モータとの接続を途
中で断つものがないため、Ｂのような停止特性を示す。

この結果、停止時には斜線部分Ｃに相当する量のループ
が第２図に示すように搬送ローラ３６と搬送ローラ３７
との間に発注することになる。

また第４図は、タイミングローラ４５および搬送ローラ
３６と、搬送ローラ３７〜４２との起動特性りおよびＥ
を示している。もし仮に再起動時にタイミングローラ４
５および搬送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜４２とを
同時に起動させた場合、ループ解消量は斜線部Ｆとなり
、（、−Ｆに相当する量のループが残ってしまう。これ
が大きすぎると転写シートがジャムする原因となる。

そこで、第５図に示すように搬送ローラ３７〜４２の起
動をタイミングローラ４５および搬送ローラ３６の起動
より時間ｔだけ遅らせる。このときほぼＣ＝Ｆとなるよ
うにｔを決定する。

これムこよって、搬送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜
４２との停止特性、起動特性の違いを考慮して、転写シ
ートに停止特性の違いによって生じているループを、搬
送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜４２との再起動時に
ほぼ解消することができる。

なお前記の転写シートに生じるループ量は、転写シート
の材質、厚み等のその時々の搬送条件にも左右され、常
に一定しているわけではない。しかし前記転写シートに
実際に生じているループ量は、前記のようなその時々の
搬送条件の違いも含んでいる。そこで本実施例では、搬
送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜４２とを再起動する
のに、その時々に生じている転写シートの実際のループ
量を検出し、この検出した実際のループ量に応じて、前
記タイミングローラ４５および搬送ローラ３６と、搬送
ローラ３７〜４２との停止特性、起動特性の違いを配慮
した起動タイミングの変更を行うことで、前記その時々
の搬送条件の違いにも対応できるようにしている。

このような制御は第６図に示す複写機の動作制御用のｃ
ｐｏｉｏｏによって行う。ＣＰＬＩｌｏｏには前記制御
のために、給紙ユニット２１の駆動モータ６２に対して
はリモート信号線に加え、モータ６２に付設しているパ
ルス・ゼネレータからの信号線、タイミングローラ４５
および搬送ローラ３６の各クラッチのオン、オフを制御
する信号線が接続されている。モータ６２のパルス・ゼ
ネレータＦＧはモータの回転に応じてパルスを発生する
。搬送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜４２との駆動を
断ったとき、搬送ローラ３６はほぼ即座に停止するのに
対し、搬送ローラ３７〜４２は停止が遅れその間モータ
６２を供まわりさせている。この駆動を断ってからのモ
ータ６２の回転は、搬送ローラ３７〜４２の停止特性と
、転写シートの材質、厚み等のその時々の搬送条件とに
よる停止の遅れに対応している。したがってこの間のモ
ータ６２の供回り回転により前記パルス・ゼネレータＦ
Ｇから発せられるパルス数をＣＰｔ１ｌＯＯによってカ
ウントし、その時々に転写シートに生じるループ量を検
出するようにしている。

以下第７図〜第１Ｏ図に示すフローチャートに基づき具
体的な制御について述べる。

第７図は複写機の全体制御のメインルーチンを示し、電
源をオンすると、ステップ＃１でＣＰυ１００の内部の
ＲＡＭクリアおよび標準モードのための初期設定を行う
。次にステップ＃２でＣＰＩＪＩ００内部のタイマをス
タートさせる。このタイマにより以下の制御に要する１
ルーチンの時間を規制する。ステップ＃３では操作部お
よびスイッチ、センサ等の入力を処理する。ステップ＃
４ではコピー実行から終了までの一連の動作を行う。ス
テップ＃５では搬送ローラ３６と、搬送ローラ３７〜４
２との停止制御動作処理を行う。ステップ＃６では転写
シートに生じるループ量の検出を行う。ステップ＃７で
はタイミングローラ４５および搬送ローラ３６と、搬送
ローラ３７〜４２との再起動動作の処理を行う。ステッ
プ＃８では制御信号、表示信号等の出力を行う。ステッ
プ＃９では内部タイマの終了を待って、ステップ＃２に
戻り、以降前記動作を繰り返す。

第８図は第７図におけるステップ＃５の停止制御サブル
ーチンのフローチャートであり、コヒー中であって、か
つペーパセンサＰＳ（第１図、第２図）のオンエツジを
検出すると、タイミングローラ４５を停止させ、さらに
タイマＴ１をスタートさせるとともに、フラグｆを１に
セットする（ステップ＃５１〜＃５３）。タイマＴ＋は
ペーパがセンサＰＳを通過した後、タイミングローラ４
５に達し、タイミングローラ４５と搬送ローラ３６との
間に所定量のループができるまでの時間に設定されてい
る。ステップ＃５２にてセンサＰＳのオンエツジが検出
されなければ、フラグｆが１であることを条件にタイマ
Ｔ１の終了を待って搬送ローラ３６のクラッチをオフ、
給紙ユニット２１のモータ６２をオフして、フラグａ、
ｂを１にセントし、フラグｆを０にリセットする（ステ
ップ＃５４〜＃５６）。このとき転写シートはタイミン
グローラ４５に送り付けられ、タイミング調整後の再起
動まで待機する状態にある。次にステップ＃５７にてパ
ルス・ゼネレータからのパルスをカウントする。

第９図は第７図におけるステップ＃６のループ量検出動
作のサブルーチンのフローチャートであり、コピー中で
かつ前記パルスのカウント中であると、給紙ユニットモ
ータ６２の停止を判断しくステップ＃６１〜＃６３）　
、停止であれば前記パルスのカウントを終え、このカウ
ントに基づくループ量のレベル分けを行う（ステップ＃
６４、＃６５）。そしてこの判定レベルに応して前記搬
送ローラ３７〜４２の再起動タイミングｔを表１に基づ
いて決定する（ステップ＃６６）。なお、ループができ
ていても、わずかであれば正常に搬送することが可能な
ので、本実施例のレベル分けでは、ループ量の下限側で
ループが０になるようにｔが設定されており、上限側で
は、支障のない若干のループができたまま搬送される。

以上　未満第１０図は第７図におけるステップ＃７の再起動制御の
サブルーチンのフローチャートであり、コピー中でかつ
フラグａが１にセットされているとき再起動が可能かど
うかを判断する（ステップ＃７１〜＃７３）。この判断
はスキャナコントローラからの信号が入力されたかどう
かを見るもので、この信号が入力され、再起動が可能で
あると、ステップ＃７４にてタイミングローラ４５およ
び搬送ローラ３６のクラッチをオンしタイミングローラ
４５および搬送ローラ３６の再起動を先行させる。また
、搬送ローラ３７〜４２の再起動タイミングをタイミン
グローラ４５および搬送ローラ３６の再起動タイミング
から得るために、タイマＴ２を前記時間ｔに設定してス
タートさせる。

そしてフラグａをＯにリセットする。

ステップ＃７２でフラグａが１でなければステップ＃７
５に移行してフラグｂが１かどうかを判別し、■であれ
ばはタイマＴ２の終了を待って給紙ユニットモータ６２
をオンする。これにて搬送ローラ３７〜４２は転写シー
トのループがほぼ解消した時点で再起動される。そして
フラグｂを０にリセットする。

（発明の効果）本発明によれば、先後に配された第１の搬送手段と、第
２の搬送手段との間でシートが受け、渡され、第１、第
２の各搬送手段が、それら双方にシートが跨がった状態
で一時停止され、第１、第２の各搬送手段の停止特性、
シートの材質、厚み等の搬送条件の違いから、第１、第
２の各搬送手段の間でシートにループを生したような場
合でも、このときのループ量が検出手段によって検出さ
れ、この検出ループ量に応じて第１、第２の各搬送手段
の起動タイミングを変更するので、第１の搬送手段の駆
動を先行している間に、シートに生じていたループを次
第に解消していき、ループがほぼ解消した時点にて第２
のシート搬送手段の駆動を開始して、シートのループを
解消した状態で第１、第２の各搬送手段によるシート搬
送を再開することができるので、シートがループした状
態のまま搬送されてシワが生じたり、ジャムが生じたり
するようなことを回避するこ七ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す複写機の全体構成図、
第２図は基台と複写機本体との各シート搬送手段間での
シート授受部の拡大図、第３図は基台と複写機本体との
各シート搬送手段の停止特性の違いを示すグラフ、第４
図は基台と複写機本体との各シート搬送手段の移動特性
の違いを示すグラフ、第５図は基台と複写機本体との各
シート搬送手段の起動タイミングの調整状態を示すグラ
フ、第６図は制御回路のブロック図、第７図は複写機の
全体制御のメインルーチンのフローチャート、第８図は
停止制御サブルーチンのフローチャート、第９図はルー
プ量検出サブルーチンのフローチャート、第１０図は再
起動処理サブルーチのフローチャートである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）先後に配された停止特性、起動特性の異なる第１
の搬送手段と第２の搬送手段との間でシートの受け渡し
を行い、かつ第１、第２の各搬送手段が双方にシートが
跨がった状態で一時停止された後、再度シートを搬送す
ることができるシート搬送装置において、第１、第２の各搬送手段の停止時に両搬送手段間で生じ
るシートのループ量を検出する検出手段を備え、この検
出手段により検出されたループ量に応じて第１、第２の
各搬送手段の起動タイミングを変更するようにしたこと
を特徴とするシート搬送装置。