JPH04132232A - 電界効果トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタおよびその製造方法

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JPH04132232A
JPH04132232A JP25441990A JP25441990A JPH04132232A JP H04132232 A JPH04132232 A JP H04132232A JP 25441990 A JP25441990 A JP 25441990A JP 25441990 A JP25441990 A JP 25441990A JP H04132232 A JPH04132232 A JP H04132232A
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JP
Japan
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oxide film
plane
gaas
effect transistor
clean surface
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JP25441990A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Ueno
和良 上野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電界効果トランジスタに関し、特にGaAsM
ESFETおよびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
G a A s M E S F E Tは、高周波増
幅素子および高速スイッチング素子として広く用いられ
ている。
このGaAsMESFETは、通常GaAsの(100
)面上に形成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
GaAsMESFETを萬速論理回路の駆動素子として
応用するには、ゲートのショットキーバリアバイト(S
BH)を高くすることが、回路設計における動作余裕度
を大きくシ、歩留りおよび集積度の向上を計る上で必要
不可欠である。
また、GaAsMESFETを高出力の高周波増幅器に
応用するには、ゲートの逆方向のリーク電流を低く抑え
ることが、素子の信頼性を確保する上で重要である。ゲ
ートの逆方向リーク電流を低く抑えるためには、SBH
を高くすることが有効である。
ところが従来のGaAs (100)面を用いたGaA
sMESFETの場合、表面処理を行なってから真空中
で金属を蒸着してゲート電極が形成される。
SBHは金属や接合の形成方法に対する依存性が少なく
、通常0.8eV程度となることが知られている。
したがって従来の技術では高速論理回路の集積度や高出
力増幅器の信頼性を向上するには限界があった。
本発明の目的は従来得られなかった高いSBHを実現し
たGaAsMESFETと、その再現性の優れた製造方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電界効果トランジスタは、表面が酸化された(
111) A面または(111) B面の砒化ガリウム
上にゲート電極が形成されているものである。
また本発明の電界効果トランジスタの製造方法は、外気
に触れることなく連続して、砒化ガリウムの(111)
 A面または(111) B面の自然酸化膜を除去して
清浄表面を形成する工程と、該清浄表面に酸素プラズマ
を照射するか、あるいは酸素雰囲気中で400℃以下の
温度に加熱することにより酸化膜を形成する工程と、該
酸化膜上に摂氏400℃以下でゲート金属を蒸着する工
程とを含むものである。
〔作用〕
GaAsの(111)面は、GaAsのボンド方向に垂
直な極性面でGa面またはAs面になっている。Ga面
をA面と称しこれを表面とすると、裏面はAs面となり
これをB面と称する。
酸化したGaAsの(111) A面または8面上にゲ
ート電極となるAノを蒸着することによって、従来より
も高いゲート順方向耐圧およびショットキーバリアバイ
トが得られた。
その理由は(111) A面および(111) B面を
酸化することによって薄い絶縁膜が形成され、実効的な
バリアハイドが高くなる。
絶縁膜の中での電界は空乏層の最大電界値(ε、□)で
一定となる。絶縁膜での電圧降下は、絶縁膜の厚さをa
としてε−1aX X aとなる。絶縁膜および半導体
の界面のピニングで決まるバリアハイドに加えて、絶縁
膜による電圧降下分だけバリアハイドが高くなる。
(111) A面ではさらに、酸化によって界面準位密
度分布に変化が生じて、界面におけるフェルミ準位のピ
ニング位置が価電子帯端側にシフトする。酸素が吸着す
ることによって界面に新たな界面準位が発生し、界面準
位密度分布に平衡するエネルギー準位か価電子帯側に移
るためである。
また表面の自然酸化膜を除去して表面をFillにした
のち、酸素プラズマにさらすことによって再現性および
均一性に優れた薄い酸化膜を形成する。
あるいは清浄な表面を形成した後に、酸素雰囲気中で3
00℃に加熱することにより同様に再現性、均一性に優
れた薄い酸化膜を形成することができる。
引き続いて真空中でゲート金属を蒸着することにより不
要な自然酸化膜の生成を防ぎ、特性変動を解消すること
ができる。
〔実施例〕
本発明の第1の実施例について、第1図および第2図(
a)〜(d)を参照して説明する。
第1図において、GaAs (111)A面基板11a
にN型動作層12と高濃度N型コンタクト層13とが形
成されている。
さらにAuGe@Niからなるソース電極14およびド
レイン電極が形成され、層間絶縁膜であるSiO2膜1
6の開口を通して八!からなるゲート電極17が形成さ
れている。
本実施例のGaAsMESFETは、つぎのようにして
製造される。
はじめに第2図(a)に示すように、GaAS(111
) A開基板11aの動作層予定領域にSiを加速エネ
ルギー30keV、注入量(ドース) 4X 1012
cm−2イオン注入する。
さらにコンタクト層予定領域にSiを加速エネルギー7
0keV1注入ml(ドース)IXIO13cm−2イ
オン注入する。
そのあと880℃で5秒間アニールして、N型動作層1
2および低抵抗コンタクト層13を形成する。
つぎに第2図(b)に示すように、リフトオフ法などを
用いて低抵抗コンタクト層13の上にAuGeおよびN
iを厚さ100nm1100nずつ蒸着する。
そのあと420°Cでアロイ処理を行うことにより、ソ
ース電極14およびドレイン電極15を形成する。
つぎに第2図(C)に示すように、CVD法により層間
絶縁膜となる厚さ200nmの5in2膜16を成長し
、フォトレジスト(図示せず)をマスクとしてエツチン
グしてゲート領域を開口する。
つぎにフォトレジストを除去したのち、真空チャンバー
内で水素プラズマを照射してGaAs開口面の自然酸化
膜を除去してから、室温で酸素プラズマを1分間照射し
てGaAs開口面に酸化層12aを形成する。
つぎに第2図(d)に示すように、引き続いて同一チャ
ンバー内でA!を全面に蒸着してから選択エツチングす
ることにより、ゲート電極17を形成して素子部が完成
する。
GaAs表面に酸素プラズマを照射して酸化層12aを
形成していたが、その代りに酸素雰囲気で300℃に加
熱して酸化層12aを形成することもできる。
このようにしてできたG a A s M E S F
 E Tのショットキーゲートを評価したところ、従来
より0.15eV高い0.95eVのバリアハイドがが
得られた。
つぎに本発明の第2の実施例について、第3図および第
4図(a)〜(d)を参照して説明する。
第3図において、GaAs (111)B面基板flb
にN型動作層12と高濃度N型コンタクト層13とが形
成されている。
さらにAuGe@Niからなるソース電極14およびド
レイン電極が形成され、層間絶縁膜であるSiO3膜1
6の開口を通してA!からなるゲート電極17が形成さ
れている。
本実施例のGaAsMESFETは、つぎのようにして
製造される。
はじめに第4図(a)に示すように、GaAs(111
) B面層板11bの動作層予定領域にSiを加速エネ
ルギー30keV1注大量(ドース)3.5X1012
cm−2イオン注入する。
さらにコンタクト層予定領域にSiを加速エネルギー7
0keV1注大量(ドース)BX10”cm−2イオン
注入する。
そのあと880℃で5秒間アニールして、N型動作層1
2および低抵抗コンタクト層13を形成する。
つぎに第4図(b)に示すように、リフトオフ法などを
用いて低抵抗コンタクト層13の上にAuGeおよびN
iを厚さ10100n 30nmずつ蒸着する。
そのあと420℃でアロイ処理を行うことにより、ソー
ス電極14およびドレイン電極15を形成する。
つぎに第4図(C)に示すように、CVD法により眉間
絶縁膜となる厚さ200nmの5in2膜16を成長し
、フォトレジストをマスクとしてエツチングしてゲート
領域を開口する。
つぎにフォトレジストを除去したのち、真空チャンバー
内で水素プラズマを照射してGaAs開口面の自然酸化
膜を除去してから、室温まで冷却して酸素プラズマを1
分間照射し、GaAs開口面に酸化層12aを形成する
つぎに第4図(d)に示すように、引き続いて同一チャ
ンバー内でAIを全面に蒸着してから選択エツチングす
ることにより、ゲート電極17を形成して素子部が完成
する。
このGaAsMESFETの7.−、上*−ゲートのバ
リアハイドを測定したところ、O−89eVであり、従
来より0.09eV高い値が得られた。
また本発明のGaAsMESFETの製造工程において
、自然酸化膜を除去しないで酸化したり、酸化層を形成
したのち一旦大気にさらすと、素子特性に再現性がなか
った。
自然酸化膜の除去工程、酸化層の形成工程、ゲート金属
の蒸着工程は真空中で連続的に行わなければならないこ
とが分る。
GaAsの酸化物は400℃以上に加熱すると熱分解す
る。したがって酸化層の形成工程およびゲート金属を蒸
着工程際の基板温度は400°C以下である必要がある
このような低温における酸化は、化学的に活性な酸素プ
ラズマを用いることによって効率よく進行する。
なお自然酸化膜を除去する工程として、水素プラズマを
照射する代りに、硫化アンモニウムに浸したのち、真空
チャンバー中で350℃にに加熱してもよい。
〔発明の効果〕
酸化した(111) A面上に形成したゲート電極を有
するGaAsMESFETでは、従来の(100)面上
に形成したGaAsMESFETのショットキーゲート
より0.15eV高いバリアハイドが得られた。
ゲー ト順方向耐圧が高く、高集積化に適した、ゲート
リーク電流の少ない、信頼度の高い基本素子を実現でき
る。
また酸化した(111) 8面上に形成したゲート電極
を有するGaAsMESFETにおいては、(111)
A面よりはバリアハイドの向上は少ないが、0.09e
Vのバリアハイドの向上が確認された。
本発明の製造方法によれば、同一真空中で連続して自然
酸化膜を除去したのち、効率よくかつ均一に低温で表面
を酸化することができる。
同一真空中でゲート金属を蒸着することにより、再現性
が良く、均一性の優れたショットキーバリアバイトの高
いゲート電極を形成できる。
再現性が良く、均一性が優れているので歩留りが向上す
るという効果がある。
ト層、14・・・ソース電極、15・・・ドレイン電極
、16・・・5iOs+膜、17・・・ゲート電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁化ガリウムの(111)A面および(111)B
    面のうち1つを用いた電界効果トランジスタにおいて、
    表面が酸化された砒化ガリウム上にゲート電極が形成さ
    れていることを特徴とする電界効果トランジスタ。 2、外気に触れることなく連続して、砒化ガリウムの(
    111)A面および(111)B面のうちの1つの自然
    酸化膜を除去して清浄表面を形成する工程と、該清浄表
    面に酸素プラズマを照射して酸化膜を形成する工程と、
    該酸化膜上に400℃以下でゲート金属を蒸着する工程
    を含むことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方
    法。 3、外気に触れることなく連続して、砒化ガリウムの(
    111)A面および(111)B面のうち1つの自然酸
    化膜を除去して清浄表面を形成する工程と、該清浄表面
    を酸素雰囲気中で400℃以下の温度に加熱して酸化膜
    を形成する工程と、該酸化膜上に400℃以下でゲート
    金属を蒸着する工程とを含むことを特徴とする電界効果
    トランジスタの製造方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020513688A (ja) * 2016-11-21 2020-05-14 フォルシュングスフェアブント ベルリン エー ファウForschungsverbund Berlin e.V. ゲート構造とその製造方法

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