JPH04113749U - ウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造 - Google Patents
ウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造Info
- Publication number
- JPH04113749U JPH04113749U JP2564891U JP2564891U JPH04113749U JP H04113749 U JPH04113749 U JP H04113749U JP 2564891 U JP2564891 U JP 2564891U JP 2564891 U JP2564891 U JP 2564891U JP H04113749 U JPH04113749 U JP H04113749U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wastegate
- exhaust
- pipe
- supercharged engine
- exhaust noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002699 waste material Substances 0.000 abstract description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000002912 waste gas Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過給圧が設定した圧力を越えることを防止す
べく、過給機のタ−ビンへの流入排気ガスを、タ−ビン
出口にバイパスするウエイストゲ−トを備える過給エン
ジンにおいて、排気騒音の低減を可能とする。 【構成】 ウエイストゲ−トバイパスパイプと、このパ
イプに対して交叉して結合される排気側の部材との相互
間の結合部の隅角部の曲率半径Rを、50mm≧R≧1
0mmであるように設定する。
べく、過給機のタ−ビンへの流入排気ガスを、タ−ビン
出口にバイパスするウエイストゲ−トを備える過給エン
ジンにおいて、排気騒音の低減を可能とする。 【構成】 ウエイストゲ−トバイパスパイプと、このパ
イプに対して交叉して結合される排気側の部材との相互
間の結合部の隅角部の曲率半径Rを、50mm≧R≧1
0mmであるように設定する。
Description
【0001】
この考案は、過給圧が設定した圧力を越えることを防止すべく過給機のタ−ビ
ンへの流入排気ガスを、タ−ビン出口にバイパスしてタ−ビン出力を制御し過給
圧をコントロ−ルすべきウエイストゲ−トを備える過給エンジンにおいて、排気
騒音の低減を可能とする構造に関する。
【0002】
従来のこの種ウエイストゲ−ト付き過給エンジンにおいては、ウエイストゲ−
トバイパスパイプに対し交叉して結合される排気ブレ−キハウジング、排気コネ
クタパイプ、排気パイプ等の部材との結合部の構造について格別の配慮はなされ
ていなかつた。
【0003】
そのためエンジンの運転状態でアクセルオフ時に、ウエイストゲ−トバイパス
パイプ内の気柱振動(排気ガスの振動)による排気騒音の悪化が経験され、その
対策が望まれていた。
【0004】
ここにおいてこの考案は、ウエイストゲ−トを備える過給エンジンの、ウエイ
ストゲ−トバイパスパイプと、このパイプに対して交叉して結合される排気側の
部材との相互間の結合部の隅角部の曲率半径Rが、50mm≧R≧10mmであ
るように設定してなるウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造を提
案するものである。
【0005】
上述の構造の採用によつて、ウエイストゲ−トバイパスパイプと、これに対し
て交叉される排気側の部材との結合部の隅角部の曲率半径が適当な大きさに設定
された結果、排気ガスの流れが上記結合部で剥離して、ウエイストゲ−トバイパ
スパイプ内で気柱振動を生ずることを阻止でき、したがつて排気騒音が低減でき
るのである。
【0006】
先ず図2に示す全体図において、1はハウジングであつて、ウエイストゲ−ト
2からのウエイストゲ−トバイパスパイプ3が結合される排気側の部材としての
前記ハウジング1は排気コネクタパイプ4を介して排気パイプ5に連通される。
なお6は過給機である。
【0007】
エンジン運転時、排気ガスは過給機6又はウエイストゲ−ト2、ウエイストゲ
−トバイパスパイプ3を経て、ハウジング1、排気コネクタパイプ4、排気パイ
プ5を通り排出される。
【0008】
この時、図1に示す、ウエイストゲ−トバイパスパイプ3とこれに対して交
叉して結合される排気側の部材としてのハウジング1の結合部の隅角部7の曲率
半径Rが小さいと、排気ガスの流れ8,9は、この部分で剥離し、ウエイストゲ
−トバイパスパイプ3内の気柱振動を生ずることにより排気騒音が悪化する。
【0009】
そこで前記結合部の隅角部7の曲率半径Rを適当な大きさに設定すれば、排気
ガス剥離を防止し、排気騒音の低減が図れるものとの考察のもとに実験を行なつ
た。
この実験は、排気パイプの開口端から45゜側方に500mm離れた個所にマ
イクロフオンを設置し、前記曲率半径Rの異なるものについて騒音レベルを検出
することによつて実施した。その結果を図3に示す。この実験結果から、次の通
りであることが実証された。すなわち、
10mm>R :排気騒音大
R≧10mm:排気騒音の低減効果あり
なおR>50mmはレイアウト上不可能である。
よつて上記曲率半径Rを10mmと50mmとの間に設定することが適当であ
る。
【0010】
この考案における上述の構造によれば、前記曲率半径を適当な大きさに設定す
ることにより、ウエイストゲ−トバイパスパイプ内の排気ガスの振動である気柱
振動を抑制し、これにより排気騒音を低減することが可能となるものである。
【図1】この考案の要部を示す断面図である。
【図2】この考案が適用されるウエイストゲ−ト付き過
給エンジンの部分図である。
給エンジンの部分図である。
【図3】排気系取付部形状と騒音レベルとの関係を示す
実験結果のグラフである。
実験結果のグラフである。
1 ハウジング(排気側の部材)
2 ウエイストゲ−ト
3 ウエイストゲ−トバイパスパイプ
7 隅角部
Claims (1)
- 【請求項1】 ウエイストゲ−トを備える過給エンジン
の、ウエイストゲ−トバイパスパイプと、このパイプに
対して交叉して結合される排気側の部材との相互間の結
合部の隅角部の曲率半径Rが、50mm≧R≧10mm
であるように設定してなるウエイストゲ−ト付き過給エ
ンジンの排気音低減構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2564891U JPH04113749U (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | ウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2564891U JPH04113749U (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | ウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113749U true JPH04113749U (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=31910335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2564891U Pending JPH04113749U (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | ウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04113749U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017145767A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 三菱重工業株式会社 | ターボチャージャ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6115741A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-23 | 井関農機株式会社 | 脱ふ装置におけるロ−ル間隙自動調節装置 |
JPS62136755A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-19 | Toyota Motor Corp | 亜鉛−臭素電池 |
JPH02146250A (ja) * | 1988-11-23 | 1990-06-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | インテーク・マニホールド |
JPH02224836A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-06 | Showa Alum Corp | 吸気マニホルドの製造方法 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP2564891U patent/JPH04113749U/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6115741A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-23 | 井関農機株式会社 | 脱ふ装置におけるロ−ル間隙自動調節装置 |
JPS62136755A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-19 | Toyota Motor Corp | 亜鉛−臭素電池 |
JPH02146250A (ja) * | 1988-11-23 | 1990-06-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | インテーク・マニホールド |
JPH02224836A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-06 | Showa Alum Corp | 吸気マニホルドの製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017145767A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 三菱重工業株式会社 | ターボチャージャ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6263138A (ja) | 自動車エンジン用排気ガスタ−ボチヤ−ジヤ | |
JPH0130571Y2 (ja) | ||
JP2000230460A (ja) | 過給エンジンの排気ガス再循環システム | |
JP2007285169A (ja) | 過給機付き内燃機関のシリンダヘッド構造 | |
JPH04113749U (ja) | ウエイストゲ−ト付き過給エンジンの排気音低減構造 | |
JPH0791325A (ja) | 過給機付ディーゼルエンジンの排気還流装置 | |
JPH0240267Y2 (ja) | ||
JP3273337B2 (ja) | 過給機付エンジン | |
US6293102B1 (en) | Integral air brake compressor supply fitting | |
JPS6347624Y2 (ja) | ||
JPH0256820U (ja) | ||
JPS5867957A (ja) | タ−ボチヤ−ジヤ−付エンジンの吸気装置 | |
JPH041309Y2 (ja) | ||
JPH0511308Y2 (ja) | ||
JPH0330576Y2 (ja) | ||
JPS6140909Y2 (ja) | ||
JP2515710Y2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JP2001221044A (ja) | ターボチャージャ用接続排気管 | |
JPS633375Y2 (ja) | ||
JPS6441632U (ja) | ||
JPH04134728U (ja) | エンジン補機の支持装置 | |
JPH1082324A (ja) | ターボチャージャの排ガス流出管 | |
JPS58117323A (ja) | 圧力取り出し装置 | |
JPH0368528U (ja) | ||
JPH04107448U (ja) | 過給機付内燃機関 |