JPH041309Y2 - - Google Patents

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JPH041309Y2
JPH041309Y2 JP1984105164U JP10516484U JPH041309Y2 JP H041309 Y2 JPH041309 Y2 JP H041309Y2 JP 1984105164 U JP1984105164 U JP 1984105164U JP 10516484 U JP10516484 U JP 10516484U JP H041309 Y2 JPH041309 Y2 JP H041309Y2
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exhaust
bypass
pipe
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exhaust gas
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は内燃機関に用いるツインエントリー型
ターボチヤージヤに関する。
従来の技術 内燃機関において用いられるターボチヤージヤ
は主に排気脈動による圧力波、即ち動圧によつて
駆動力が与えられ、従つて各気筒において発生す
る排気脈動が互いに干渉して脈動が減衰せしめら
れるとタービンの駆動力が低下してしまう。また
ターボチヤージヤでは過給圧が一定圧を越えない
ようにするために過給圧が一定圧を越えたときに
は一部の排気ガスを排気タービンを迂回させるた
めのウエイストゲートバルブを設ける必要があ
る。
そこで排気脈動が減衰するのを阻止しつつ過給
圧が一定圧を越えないようにするために排気脈動
が互いに干渉し合わない気筒群を夫々独立した排
気マニホルドに連結してこれら排気マニホルドを
排気ターボチヤージヤの入口側に連結し、各排気
マニホルドを夫々独立したバイパス通路を介して
排気ターボチヤージヤの出口側に連結された排気
管に連結し、各バイパス通路内に夫々ウエイスト
ゲートバルブを設けたターボチヤージヤが公知で
ある(実開昭58−130029号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 ところでこのように各排気マニホルドを夫々独
立したバイパス通路を介して排気管に接続すると
排気管の容積が大きいために各バイパス通路内を
伝播する排気脈動による圧力波が排気管内におい
て減衰し、斯くして各排気マニホルド内の排気脈
動同志が互いに干渉するのが抑制されるのでター
ビンに加わる駆動力を高めることができる。しか
しながらこの場合一方のバイパス通路内を伝播す
る排気脈動による圧力波が排気管を介して他方の
バイパス通路内に伝播するので各排気マニホルド
内の排気脈動同志が互いに干渉するのを完全に阻
止することができず、斯くしてタービンに加わる
駆動力を十分に高めることができないという問題
がある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案によれば1
個のタービン翼車に対して一対のスクロール部を
有し、各スクロール部を排気脈動が干渉し合わな
い異なる気筒群に夫々独立した排気ガス流入路を
介して連結し、各排気ガス流入路をタービンの出
口に接続された排気通路内に夫々別個の独立した
バイパス通路を介して連結し、過給圧が予め定め
られた圧力を超えたときに開弁するウエイストゲ
ートバルブを各バイパス通路内に設けたツインエ
ントリー型ターボチヤージヤにおいて、排気通路
の少くとも一部を互いに分離された一対の排気枝
通路から形成し、一方のバイパス通路を一方の排
気枝通路に連結すると共に他方のバイパス通路を
他方の排気枝通路に連結している。
実施例 第1図および第2図を参照すると、その全体を
符号1で示すツインエントリー型ターボチヤージ
ヤはセンターハウジング2と、その両側に固締さ
れたコンプレツサハウジング3およびタービンハ
ウジング4とを具備し、図面には示さないがコン
プレツサハウジング3内にはインペラが、タービ
ンハウジング4内にはタービン翼車が夫々配置さ
れている。コンプレツサハウジング3は空気吸込
管5と空気吐出管6(第3図)とを有し、空気吐
出管6は吸気ダクトを介してエンジンに連結され
る。一方、タービンハウジング4は排気流入管7
と排気流出口8(第3図)とを有し、排気流出口
8は排気管継手9を介して排気管10に連結され
る。第2図において破線で示すようにタービンハ
ウジング4内には隔壁11によつて分離された一
対のスクロール部12,13が形成される。一
方、第4図および第5図に示されるように排気流
入管7内には互いに隣接して一対の排気ガス流入
路14,15が形成され、これらの排気ガス流入
路14,15は夫々対応するスクロール部12,
13に連結される。また、各排気ガス流入路1
4,15は夫々別個の気筒群に連結される。排気
流入管7の外側面上には互いに隣接して一対の凹
溝16,17が形成され、これら凹溝16,17
の底面上には夫々排気ガス流入路14,15と連
通する連通孔18,19が形成される。凹溝1
6,17は第7図および第8図に示されるように
ボルト21によつて排気流入管7の外側面上に固
締されたカバープレート20によつて覆われ、こ
のとき各凹溝16,17は隔壁22によつて完全
に分離されたウエイストゲートバルブ室23,2
4を形成する。第2図及び第7図に示すように排
気流入管7の内部にはウエイストゲートバルブ室
23から上方に延び次いで水平方向に延びるバイ
パス通路25と、ウエイストゲートバルブ室24
から水平方向に延びるバイパス通路26が形成さ
れ、これらバイパス通路25,26は第3図およ
び第8図に示すように平坦面27上において開口
する。この平坦面27上には第1図および第2図
に示されるようにバイパス管28の一端がボルト
29によつて固定され、バイパス管28の他端部
は排気管10に連通される。バイパス通路28内
には互に独立した一対のバイパス通路30,31
が形成され、各バイパス通路30,31は夫々バ
イパス通路25,26に連結される。
一方、第9図に示されるように排気管10内に
は排気管10の長手方向に延びる隔壁50が形成
され、排気管10の内部はこの隔壁50によつて
2つの排気枝通路51,52に分割される。各バ
イパス通路30,31は隔壁50の上流端から一
定の間隔1を隔てた下流側において夫々対応する
排気枝通路51,52に連結される。従つてウエ
イストゲートバルブ室23はバイパス通路25,
30を介して排気枝通路51内に連結され、ウエ
イストゲートバルブ室24は排気枝通路51とは
分離された排気枝通路52内にバイパス通路2
5,30から完全に独立したバイパス通路26,
31を介して連結される。
第2図および第5図に示されるように各ウエイ
ストゲートバルブ室23,24内には夫々連通孔
18,19の開閉制御をするウエイストゲートバ
ルブ32,33が設けられる。第2図および第6
図に示すように各ウエイストゲートバルブ32、
33は排気ガス流入路14,15(第5図)に沿
つて延びるフラツパ34,35を介して共通のシ
ヤフト36に連結される。このシヤフト36は隔
壁22を貫通すると共に排気流入管7から外方に
突出し、シヤフト36の突出端部にはアーム37
が固着される。アーム37の先端部はピン38お
よび制御ロツド39を介してアクチユエータ40
に連結される。このアクチユエータ40は第3図
に示すようにコンプレツサハウジング3に取付け
られたブラケツト41に固締される。アクチユエ
ータ40はその内部にばね付勢されたダイアフラ
ムによつて大気から隔離されたダイアフラム室を
有し、このダイアフラム室は導管42を介して空
気吐出管6に連結される。ターボチヤージヤ1が
作動しているときには空気吐出管6内の圧力は大
気圧よりも高い過給圧となつており、従つてこの
ときアクチユエータ40のダイアフラム室内には
過給圧が作用することになる。
過給圧が予め定められた圧力よりも低いときに
はウエイストゲートバルブ32,33が連通孔1
8,19を閉鎖している。従つてこのとき各排気
ガス流通路14,15内を流れる全排気ガスが対
応するスクロール部12,13に供給される。一
方、過給圧が予め定められた圧力よりも高くなる
と制御ロツド39がアクチユエータ40から突出
し、その結果ウエイストゲートバルブ32、33
が対応する連通孔18,19を同時に開弁する。
その結果、排気ガス流入路14内を流れる排気ガ
スの一部がタービンに供給されることなく連通孔
18、ウエイストゲートバルブ室23およびバイ
パス通路25,30を介して排気枝通路51内に
排気され、排気ガス流入路15内を流れる排気ガ
スの一部がタービンに供給されることなく連通孔
19、ウエイストゲートバルブ室24およびバイ
パス通路26,31を介して排気枝通路52内に
排出される。
このようにウエイストゲートバルブ32,33
が開弁したときには排気ガス流入路14,15は
夫々独立したバイパス通路25,30およびバイ
パス通路26,31を介して互いに分離された各
排気枝通路51,52内に連通する。このとき一
方のバイパス通路30または31内を介して排気
枝通路51または52内に伝播した排気脈動によ
る圧力波は隔壁50に阻まれて他方のバイパス通
路30または31内に伝播しえなくなる。従つて
一方のバイパス通路30または31内の排気脈動
が他方のバイパス通路31または30の排気脈動
と干渉するのを阻止することができるのでタービ
ンに加わる排気脈動による圧力波が減衰すること
がなく、斯くして強力な駆動力をタービンに加え
ることができることになる。
また、バイパス通路25、30およびバイパス
通路26,31はほぼ同一の流れ抵抗となるよう
に構成されているのでウエイストゲートバルブ3
2,33が開弁したときにバイパス通路25,3
0内を流れる排気ガス量とバイパス通路26,3
1内を流れる排気ガス量とはほぼ等しくなる。そ
の結果、各気筒の背圧を等しくすることができる
ので各気筒間のトルクのばらつきを抑制すること
ができ、安定した運転を確保することができる。
更に、アクチユエータ40を低温度のコンプレツ
サハウジング3に取付けることによつてアクチユ
エータ40の熱劣化を防止することができる。
第10図および第11図に第2実施例を示す。
この実施例ではバイパス間28の一端部をカバー
プレート20に固着し、各バイパス管28のバイ
パス通路をウエイストゲートバルブ室23,24
内に直接開口せしめるようにしている。
第12図に第3実施例を示す。この実施例では
排気管10が互いに分離した一対の排気管部分1
0a,10bを有し、各バイパス管28が夫々排
気管部分10a,10bに連結される。この場合
にも各バイパス管28の排気脈動の干渉を良好に
阻止することができる。
第13図は第4実施例を示す。この実施例では
バイパス管28が下流側に向け一定の角度θでも
つて斜めに排気管10に接続される。このように
バイパス管28を排気管10に接続することによ
つてウエイストゲートバルブ32,33が開弁し
たときに排気ガスをバイパス管28を介してすみ
やかに排気管10内に排出せしめることができ、
斯くしてターボチヤージヤ1の応答性のよい制御
を確保することができる。また、バイパス管28
から排気管10内に流入した排気ガスはただちに
下流側に向けて流れるためにタービンの背圧の上
昇を招くことがなく、斯くしてタービンの効率を
向上せしめることができる。
第14図および第15図に第5実施例を示す。
この実施例ではバイパス管28が波形断面形状を
有するベローズ状のパイプから形成され、バイパ
ス管28の外周がワイヤからなる外管60によつ
て包囲される。バイパス管28内を流れる排気ガ
スの温度はタービンから排出される排気ガスの温
度に比べて高いためにバイパス管28はタービン
ハウジング4、排気管継手9および排気管10に
対して熱膨張する。しかしながら上述の如くバイ
パス管28を伸縮容易なベローズ状パイプから形
成することによつてバイパス管28に熱応力が発
生するのを回避することができ、斯くしてバイパ
ス管28の耐久性を向上することができる。
考案の効果 タービンの出口に接続された排気通路の少くと
も一部を互いに分離された一対の排気枝通路から
形成し、各スクロール部に夫々連通する各排気ガ
ス流通路を夫々独立したバイパス通路を介して各
排気枝通路内に接続することによつて各排気ガス
流通路内に発生する排気脈動の干渉を良好に阻止
することができる。その結果、排気脈動の減衰を
抑制することができるのでタービンに強力な駆動
力を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はターボチヤージヤの斜視図、第2図は
ターボチヤージヤの側面図、第3図は第2図の
−線に沿つてみた側面図、第4図は第3図の
−線に沿つてみた底面図、第5図は第2図の
−線に沿つてみた拡大断面図、第6図はウエイ
ストゲートバルブおよびアクチユエータの斜視
図、第7図はカバープレートを取付けたところを
示すターボチヤージヤの側面図、第8図は第7図
の要部側面図、第9図は第2図と同じ方向からみ
たターボチヤージヤの一部断面側面図、第10図
は第2実施例を示すターボチヤージヤの側面図、
第11図は第10図の要部断面図、第12図は第
3実施例を示すターボチヤージヤの斜視図、第1
3図は第4実施例を示すターボチヤージヤの一部
断面平面図、第14図は第5実施例を示すターボ
チヤージヤの側面図、第15図はバイパス管の一
部断面拡大図である。 1……ターボチヤージヤ、3……コンプレツサ
ハウジング、4……タービンハウジング、10…
…排気管、10a,10b……排気管部分、1
2,13……スクロール部、14,15……排気
ガス流入路、18,19……連通孔、23、24
……ウエイストゲートバルブ室、25,26,3
0,31……バイパス通路、28……バイパス
管、32,33……ウエイストゲートバルブ、4
0……アクチユエータ、51,52……排気枝通
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個のタービン翼車に対して一対のスクロール
    部を有し、各スクロール部を排気脈動が干渉し合
    わない異なる気筒群に夫々独立した排気ガス流入
    路を介して連結し、各排気ガス流入路をタービン
    の出口に接続された排気通路内に夫々別個の独立
    したバイパス通路を介して連結し、過給圧が予め
    定められた圧力を超えたときに開弁するウエイス
    トゲートバルブを各バイパス通路内に設けたツイ
    ンエントリー型ターボチヤージヤにおいて、上記
    排気通路の少くとも一部を互いに分離された一対
    の排気枝通路から形成し、一方のバイパス通路を
    一方の排気枝通路に連結すると共に他方のバイパ
    ス通路を他方の排気枝通路に連結したツインエン
    トリー型ターボチヤージヤ。
JP10516484U 1984-07-13 1984-07-13 ツインエントリ−型タ−ボチヤ−ジヤ Granted JPS6121833U (ja)

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JP10516484U JPS6121833U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 ツインエントリ−型タ−ボチヤ−ジヤ

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JP10516484U JPS6121833U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 ツインエントリ−型タ−ボチヤ−ジヤ

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JPS6121833U JPS6121833U (ja) 1986-02-08
JPH041309Y2 true JPH041309Y2 (ja) 1992-01-17

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JP10516484U Granted JPS6121833U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 ツインエントリ−型タ−ボチヤ−ジヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117224Y2 (ja) * 1979-10-31 1986-05-27
JPS58130029U (ja) * 1982-02-27 1983-09-02 日野自動車株式会社 タ−ボ過給機のコントロ−ル装置

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JPS6121833U (ja) 1986-02-08

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