JPS6347624Y2 - - Google Patents

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JPS6347624Y2
JPS6347624Y2 JP1981196517U JP19651781U JPS6347624Y2 JP S6347624 Y2 JPS6347624 Y2 JP S6347624Y2 JP 1981196517 U JP1981196517 U JP 1981196517U JP 19651781 U JP19651781 U JP 19651781U JP S6347624 Y2 JPS6347624 Y2 JP S6347624Y2
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JP
Japan
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branch
supercharging
pipe
intake
safety valve
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JP1981196517U
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JPS58102736U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案はウエストゲートを有するターボ過給機
付エンジンの改良に関するものである。 高回転、高負荷時に排気ガスを過給気のタービ
ンを通さずにバイパスさせて吸気圧をコントロー
ルするウエストゲートを備えるターボ過給機付エ
ンジンにおいては、ウエストゲートが故障して開
かなくなつた場合は、吸気ブースト圧が過大とな
つてエンジンが破損する可能性がある。過ブース
ト防止上安全弁はそのような事故を防止するため
に、吸気圧がある設定圧を越えると弁を開いて吸
気を逃がし、吸気を安全なブースト圧以上に上げ
ない働きをするものである。 ところが、この過ブースト防止安全弁は、従
来、スペース上有利であるという理由だけで位置
決めされて過給機に取付けられているために、タ
ーボ過給機付直列6気筒では取付位置によつてこ
れが誤動作し、ついには安全弁の破損に至つてし
まうという欠点がある。すなわち、前記直列6気
筒エンジンでは、吸気系の中に吸気圧の脈動の激
しい場所があり、このような場所ではブースト圧
も大きく脈動しているために、かなり過ブースト
防止安全弁の設定圧をウエストゲート作動圧より
も大きくしておいても、脈動ブースト圧の最大値
がこの設定ブースト圧を越えてしまい、過ブース
ト防止安全弁が頻繁に開閉動作を行なつてついに
は破損するという欠点があつた。 また、例えば特開昭53−102413号公報には、設
定圧の上昇を防止する調節弁を、容積を大に構成
した受器に設けることが記載されているが、この
公報のものは特別な受器を必要とする上、その調
節弁は受器の一端に設けられているに過ぎない。
また、例えば実開昭56−161133号公報には、分岐
部から近い吸気マニホルド、遠い吸気マニホルド
を設けることが記載されているが、遠い側の吸気
マニホルドに過ブースト防止安全弁を設けたもの
でもない。 そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、
その欠点を解消すべく創案されたもので、6気筒
などの直列型ターボ過給機付エンジンの吸気供給
管路において、分岐部から遠い側に延びる吸気マ
ニホルドを利用して過ブースト安全弁の誤動作を
防止できるターボ過給機付エンジンを提供するこ
とを目的とするものである。 前記目的を達成するための本考案のターボ過給
機付エンジンの構成は、直列型エンジンに過給空
気を供給する過給管を途中で分岐して一方は分岐
部に近い吸気マニホルドの空気取入口に接続させ
ると共に、他方を分岐部よりも遠い吸気マニホル
ドの空気取入口に接続し、この他方の過給管に分
岐部と空気取入口に接続する端部とのほぼ中央に
位置する過ブースト防止安全弁を設けたことを特
徴とするものである。 以下図面を用いて本考案の実施例を説明する。 第1図は本考案のターボ過給機付エンジン1の
平面図、第2図は第1図のA矢視図、第3図は第
1図のB矢視図である。 第1図および第2図において、2は直列6気筒
エンジン1の排気マニホルドであり、10は排気
ターボ過給気である。この過給気10はウエスト
ゲート12および排気バイパス管13を有するも
ので、排気ガスをタービン11を介さずに排気管
3に流すことができるものである。そしてタービ
ン11に駆動されるコンプレツサ14は吸気管5
より取入れた吸気を圧縮加工して過給管15の分
岐後の部分(以下過給分岐管という)16から分
岐して前記直列6気筒エンジン1の前部吸気マニ
ホルド4aと後部吸気マニホルド4bに供給す
る。 このような直列6気筒ターボ過給機付エンジン
1には、従来過給管15のコンプレツサ14に近
い場所Cに第2図に示すように過ブースト防止安
全弁17が設けられていたが、本考案者はこの過
ブースト防止安全弁17を最もブースト圧の脈動
が少ない位置に設けるために実験を行ない、過給
管15のコンプレツサ14側端部15aから過給
分岐管16のコンプレツサ14から最も遠い端
部、即ち後部吸気マニホルド4bの空気取入口4
dに接続する端部16aの範囲でのブースト圧の
測定データを集めた。 まず過ブースト防止安全弁17を取付ける位置
として、過給管15、後方気筒群に給気する過給
分岐管16、前方気筒群に給気する過給分岐管及
びその分岐位置18aが考えられる。 ところで、前方気筒群に給気する前記前方分岐
管は管路が短かく取付け位置がないので検討から
除外し過給管15、過給管16及び分岐位置18
aとについて検討した。又、過給管15はコンプ
レツサ14に近い位置にあり、当然脈動圧が高
く、しかも管路がU状に曲つており、形が複雑で
あるので測定値が安定せず、安全弁17を取付け
る位置として適当でないと判断されたために詳細
な検討から除外した。 そこで、図に示した6気筒直列型、285馬力デ
イーゼルエンジンを全負荷運転した状態で測定し
た。測定位置は、従来の取付け位置C、分岐位置
18a、前記端部16a、及び後2者のほぼ4等
分割位置の6測定点とした。得られた結果を第1
表に示す。
【表】 この結果、ブースト圧の脈動は過給分岐管16
の中央部近傍位置Dが最も小さいことを見出し、
第1図に示すように本考案ではこの位置Dに過ブ
ースト防止安全弁17を設置した。 この過ブースト防止安全弁17の設置位置を第
3図を用いてさらに詳しく説明すれば、この位置
は、過給分岐管16の内部に設けられて吸気を前
後の吸気マニホルド4a,4bに分岐する仕切壁
18の先端部、即ち分岐部18aと、これから最
も遠い過給分岐管端部16aとの間の管長2Lを
ほぼ2分する位置Dである。この位置であれば過
ブースト防止安全弁17は過給分岐管16の外周
のどの方向に設けても良い。なお第3図の16b
は、過給管15と過給分岐管16との接続部であ
る。 以上説明したように、本考案は前後に2分割さ
れた吸気マニホルドに吸気を供給する、ウエスト
ゲートを有するターボ過給機付エンジンにおい
て、直列型エンジンに過給空気を供給する過給管
を途中で分岐して一方は分岐部に近い吸気マニホ
ルドの空気取入口に接続させると共に、他方を分
岐部よりも遠い吸気マニホルドの空気取入口に接
続し、この他方の過給管に分岐部と空気取入口に
接続する端部とのほぼ中央に位置する過ブースト
防止安全弁を設ける構成としたので、分岐部から
遠い側に延びる吸気マニホルドを利用して長手方
向ほぼ中央の最も脈動の小さい部位に、過ブース
ト安全弁を設けるだけの簡単な構造で以て過ブー
スト安全弁の誤動作を防止べき、これによりター
ボ過給機付エンジンを安全に運転できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すターボ過給機付
エンジンの平面図、第2図は第1図のA矢視図、
第3図は第1図の過給分岐管の一部を切り欠いた
状態の第1図B矢視図である。 1……エンジン、2……排気マニホルド、4…
…吸気マニホルド、4c,4d……マニホルド空
気取入口、10……過給機、11……タービン、
12……ウエストゲート、13……バイパス管、
14……コンプレツサ、15……過給管、16…
…過給分岐管(分岐後の過給管)、16a……過
給分岐管の端部、17……過ブースト防止安全
弁、18……仕切壁、18a……分岐部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直列型エンジンに過給空気を供給する過給管を
    途中で分岐して一方は分岐部に近い吸気マニホル
    ドの空気取入口に接続させると共に、他方を分岐
    部よりも遠い吸気マニホルドの空気取入口に接続
    し、この他方の過給管に分岐部と空気取入口に接
    続する端部とのほぼ中央に位置する過ブースト防
    止安全弁を設けたことを特徴とするターボ過給機
    付エンジン。
JP19651781U 1981-12-30 1981-12-30 タ−ボ過給機付エンジン Granted JPS58102736U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19651781U JPS58102736U (ja) 1981-12-30 1981-12-30 タ−ボ過給機付エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19651781U JPS58102736U (ja) 1981-12-30 1981-12-30 タ−ボ過給機付エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58102736U JPS58102736U (ja) 1983-07-13
JPS6347624Y2 true JPS6347624Y2 (ja) 1988-12-08

Family

ID=30109758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19651781U Granted JPS58102736U (ja) 1981-12-30 1981-12-30 タ−ボ過給機付エンジン

Country Status (1)

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JP (1) JPS58102736U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102413A (en) * 1976-12-03 1978-09-06 Autoipari Kutato Intezet System and apparatus for improving torque and exhaust gas characteristic of internal combustion piston engine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018592Y2 (ja) * 1980-04-30 1985-06-05 日野自動車株式会社 多気筒機関の過給装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102413A (en) * 1976-12-03 1978-09-06 Autoipari Kutato Intezet System and apparatus for improving torque and exhaust gas characteristic of internal combustion piston engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58102736U (ja) 1983-07-13

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