JPH04110436U - 普通型コンバイン - Google Patents

普通型コンバイン

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JPH04110436U
JPH04110436U JP1874691U JP1874691U JPH04110436U JP H04110436 U JPH04110436 U JP H04110436U JP 1874691 U JP1874691 U JP 1874691U JP 1874691 U JP1874691 U JP 1874691U JP H04110436 U JPH04110436 U JP H04110436U
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JP
Japan
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grain
grain culm
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threshing cylinder
threshing
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JP1874691U
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Inventor
弘運 福頼
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三菱農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 普通型コンバインの脱穀シリンダ回転駆動時
に発生する軸流空気の穀稈供給口への吹き出しを抑制
し、稈姿勢の乱れおよび穀粒、藁屑等の四散を未然に防
止して、搬送穀稈を円滑に扱室に供給する。 【構成】 扱室17に設けた穀稈供給口20の一側部2
0aに、脱穀シリンダ14下向き回転側Bに臨ませて排
風案内板21を揚上搬送体10方向に延設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、麦、蕎麦、大豆、菜種等の作物を刈り取り、その全量を脱穀部に投 入し脱穀処理する普通型コンバインに係り、特に、脱穀シリンダ回転駆動時に発 生する軸流空気の穀稈供給口への吹き出しを抑制して脱穀済の穀粒や藁屑等が穀 稈供給口付近での四散を未然に防止することができる普通型コンバインに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、麦、蕎麦、大豆、菜種等多種多様の雑穀作物を刈取り、その全量を脱穀 部に供給し脱穀処理する普通型コンバインでは、揚上搬送体の搬送終端部に長方 形状に形成した幅広の穀稈供給口を設け、搬送穀稈を扱室に継送するように構成 したものが知られている。
【0003】 ところが、このものでは、刈取作業中において、脱穀シリンダに周設した移送 用螺旋板の回転により脱穀シリンダ上向き回転側で空気の吸入作用、下向き回転 側で吹き出し作用が行われるため、揚上搬送体の搬送終端部における搬送穀稈の 受渡し時に、上記吹き出し作用により搬送穀稈の稈姿勢が乱れて扱室への円滑な 穀稈取り込みを行うことが出来ないばかりでなく、機体の回向時あるいは作業の 一時中断時に穀稈供給口への穀稈の供給が途絶えた際には、上記脱穀シリンダの 下向き回転側吹き出し作用により穀粒、排藁等が穀稈供給口付近で四散してしま う、という欠点を有するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の如き実状に鑑み、従来の欠点を解消すべく創案されたもので あって、その目的とするところは、脱穀シリンダ回転駆動時に発生する軸流空気 の穀稈供給口への吹き出しを抑制し、稈姿勢の乱れおよび穀粒、藁屑等の四散を 未然に防止して、搬送穀稈を円滑に扱室に供給することができる普通型コンバイ ンを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、刈取部で刈り取った穀 稈を、揚上搬送体により穀稈供給口を介して全量扱室に供給し、移送用螺旋板を 周設した脱穀シリンダと漏下体との間で脱穀しつつ、穀稈をシリンダ後方に移送 する普通型コンバインにおいて、上記穀稈供給口の一側部には、脱穀シリンダ下 向き回転側に臨ませて排風案内板を揚上搬送体方向に延設したことを特徴とする ものである。
【0006】
【作用】
したがって、本考案によれば、脱穀シリンダ回転駆動時に発生する軸流空気の 穀稈供給口への吹き出しを抑制して、穀粒、藁屑等の四散を未然に防止すること ができると共に、稈姿勢の乱れを伴うことなく搬送穀稈を扱室に円滑に供給する ことができる。
【0007】
【実施例】
本考案の構成を、図面に示した一実施例について詳細に説明する。 図1ないし図4において、1は普通型コンバインであって、該普通型コンバイ ン1の機体前部には刈取部2が設けられていると共に、該刈取部2の後方にはク ローラ走行装置3上に脱穀装置4が設けられている。 上記刈取部2は、分草体5、刈刃6、穀稈掻込みリール7からなる刈取機構8と 、機体幅方向に延設枢支した中央掻寄せオーガ9および揚上搬送体10とから構 成されている。
【0008】 上記揚上搬送体10は、無端チェン11、11間に断面L字状に形成された掻 込みバー12、12…を所定間隔を存して並設すると共に、該掻込みバー12、 12…の両端部には、その立側面12a、12a…に弾性掻込み片13、13… を突設してコ字状の搬送面10aを形成しており、上記中央掻寄せオーガ9およ び後述する脱穀シリンダ14の回転軌跡に一層近接して揚上搬送体10を配設す ることが可能となり、円滑な穀稈の搬送および継送を行うことができ、かつ無端 チェン11、11の垂れ下がりによる掻込みバー12、12間の接触を未然に防 止し、穀稈搬送時の騒音を抑制することができる。
【0009】 また、図5に示す如く、掻込みバー12、12…の各中央位置に弾性掻込み片 13a、13a…を突成するように構成すれば、無端チェン11、11の垂れ下 がりによる掻込みバー12、12間への穀稈挾み込みが防止され、かつ上記弾性 掻込み片13a、13a…により隆起した搬送穀稈の中央部から脱穀シリンダ1 4に穀稈を供給することができ、適宜の挟持力を保持しつつ円滑な搬送を行うこ とができる。
【0010】 一方、上記脱穀装置4には、外周面に移送用螺旋板15と多数の脱穀処理歯1 6、16…を設けてなる脱穀シリンダ14が扱室17内に機体前後方向に横架さ れており、脱穀した雑穀作物を、上記脱穀シリンダ14下方に配設した漏下体1 8により選別した後、図示しない貯留タンクに脱穀穀物を移送するように構成さ れている。 また、上記扱室17の前部には、図6(a)および(b)に示す如く、側板19 の下部に長方形状の穀稈供給口20が開口形成されており、脱穀シリンダ14の 回転方向を矢印Aとした際、該脱穀シリンダ14の下向き回転側Bに臨ませて排 風案内板21が揚上搬送体10方向に向けて延設されている。 上記排風案内板21は、湾曲状に形成された面板22の一側辺22a側を移送用 螺旋板15の回転軌跡に近接させつつ、他側辺22b側を揚上搬送体10の終端 部10a方向へ延設すると共に、上端部22cを穀稈供給口20の一側部20a に溶着して構成されている。
【0011】 叙上の如き構成において、普通型コンバイン1により収穫作業を行うには、ま ず刈取部2を圃場に下降させて刈取機構8により雑穀作物を刈り取った後、該雑 穀作物を揚上搬送体10を介して穀稈供給口20に搬送する。次いで、脱穀シリ ンダ14に周設した脱穀処理歯16、16…により脱穀すると共に、移送用螺旋 板15の回転移送作用で機体後方に脱穀物が移送される。然る後、漏下体18で 選別された雑穀作物は図示しない貯留タンクに搬送される。 このような収穫作業中、扱室17内の脱穀シリンダ14は、常時矢印A方向に 回転しており、上記移送用螺旋板15による脱穀シリンダ14上向き回転側Cで 軸流空気Dの吸入作用が、下向き回転側Bで吹き出し作用が行われるが、穀稈供 給口20の一側部20aに設けた排風案内板21により吹き出し側の軸流空気D は、揚上搬送体10上の搬送穀稈に直接吹き付けることがなく、稈姿勢の乱れを 伴うことなく円滑な穀稈供給を行うことができる。 また、上記排風案内板21は、移送用螺旋板15の回転軌跡に臨ませて配設され ているため、穀稈供給口付近での脱穀済の穀粒、排藁等の四散を確実に抑止する ことができる。
【0012】
【考案の効果】
これを要するに、本考案は、刈取部で刈り取った穀稈を、揚上搬送体により穀稈 供給口を介して全量扱室に供給し、移送用螺旋板を周設した脱穀シリンダと漏下 体との間で脱穀しつつ、穀稈をシリンダ後方に移送する普通型コンバインにおい て、上記穀稈供給口の一側部には、脱穀シリンダ下向き回転側に臨ませて排風案 内板を揚上搬送体方向に延設したから、脱穀シリンダ回転駆動時に発生する軸流 空気の穀稈供給口への吹き出しを抑制することができ、揚上搬送体上の穀稈の稈 乱れを防止して円滑な穀稈供給を行うことができると共に、脱穀済の穀粒や藁屑 等の穀稈供給口付近での四散を抑制することができ、もって円滑かつ確実な雑穀 作物の刈取、脱穀作業を行うことができる、という極めて有用な実用的効果を奏 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】普通型コンバインの全体側面図である。
【図2】同上要部平面図である。
【図3】刈取部の要部側面図である。
【図4】揚上搬送体の要部断面図である。
【図5】揚上搬送体の他例を示す要部断面図である。
【図6】(a)脱穀シリンダおよび穀稈供給口の要部断
面図である。(b)同上要部正面図である。
【符号の説明】
1 普通型コンバイン 2 刈取部 10 揚上搬送体 14 脱穀シリンダ 15 移送用螺旋板 17 扱室 18 漏下体 20 穀稈供給口 20a 穀稈供給口の一側部 21 排風案内板 B 下向き回転側

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部で刈り取った穀稈を、揚上搬送体
    により穀稈供給口を介して全量扱室に供給し、移送用螺
    旋板を周設した脱穀シリンダと漏下体との間で脱穀しつ
    つ、穀稈をシリンダ後方に移送する普通型コンバインに
    おいて、上記穀稈供給口の一側部には、脱穀シリンダ下
    向き回転側に臨ませて排風案内板を揚上搬送体方向に延
    設したことを特徴とする普通型コンバイン。
JP1991018746U 1991-03-04 1991-03-04 普通型コンバイン Expired - Lifetime JP2551302Y2 (ja)

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JP1991018746U JP2551302Y2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 普通型コンバイン

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JP1991018746U JP2551302Y2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 普通型コンバイン

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Publication Number Publication Date
JPH04110436U true JPH04110436U (ja) 1992-09-25
JP2551302Y2 JP2551302Y2 (ja) 1997-10-22

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ID=31905194

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JP1991018746U Expired - Lifetime JP2551302Y2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 普通型コンバイン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04136024U (ja) * 1991-06-07 1992-12-17 株式会社クボタ 全稈投入型コンバイン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58150931U (ja) * 1982-03-31 1983-10-08 ヤンマー農機株式会社 普通型軸流式コンバイン

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH04136024U (ja) * 1991-06-07 1992-12-17 株式会社クボタ 全稈投入型コンバイン

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Publication number Publication date
JP2551302Y2 (ja) 1997-10-22

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