JP7198716B2 - 汎用コンバイン - Google Patents

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本発明は、穀稈を刈取って後方に搬送する汎用コンバインに関する。
一般的に汎用コンバインは、走行機体と、該走行機体の前部に昇降可能に連結された刈取部と、該刈取部により刈取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀装置とを備えており、刈取部には、刈取穀稈を脱穀装置側に向けて後方搬送するフィーダが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
この種の汎用コンバインにおいては、刈取部のフレーム部材に、左右方向に延びる円柱状の掻込オーガが軸回りに回転可能に支持されており、該掻込オーガの前方にレシプロ式の刈刃が配置されている。そして、該刈刃により刈取られた刈取穀稈は、回転する掻込オーガによってフィーダの入口側に搬送された後、フィーダに備えられるフィーダコンベアによって後方搬送されるようになっている。
特許第5941790号公報
しかし、上記従来構成の汎用コンバインでは、刈取穀稈がトウモロコシ等のように折れ難い長尺状の作物であったり、穀物重量が軽く傾倒しにくい作物であったりすると、刈取穀稈が掻込オーガの外周面に寄り掛かったまま滞留してしまうことがあり、その場合、刈取穀稈をフィーダまで搬送できないため、刈取作業を継続させることができなくなる。
そこで本発明は、刈取穀稈を詰まらせることなく掻込オーガによって刈取穀稈を確実に搬送することが可能な汎用コンバインを提供することを目的とする。
本発明に係る汎用コンバイン(1)は、穀稈を刈取る刈刃(14)と、該刈刃(14)により刈取られた刈取穀稈を左右方向に搬送する掻込オーガ(13)と、回転可能に支持され、穀稈を前記掻込オーガ(13)に向けて掻込む掻込リール(12)と、前記掻込オーガ(13)によって搬送された刈取穀稈を後方に搬送するフィーダ(8)と、を備える汎用コンバイン(1)において、
前記掻込リール(12)の前記左右方向における幅内かつ前記掻込オーガ(13)の前方側に配置され、前記掻込リール(12)の前記左右方向における前記幅内の穀稈を前記左右方向に傾倒させる傾倒部(33)を有する傾倒ガイド体(24)を備え、
前記傾倒部(33)は、前記刈刃(14)の前方から後方に亘って設けられている、
ことを特徴とする。
例えば図5を参照して、前記傾倒ガイド体(24)は、前記刈刃(14)を支持するフレーム部材(9)に対して前記刈刃(14)の下方で固定されて前方に延びる第1支持部(34a)と、該第1支持部(34a)の前端から前記刈刃(14)の上方に位置するように後方へ延びる第2支持部(34b)と、を備え、
前記第2支持部(34b)は、前記傾倒部(33)を支持する。
例えば図4を参照して、前記左右方向に並設され、第1の傾倒ガイド体(24A)、第2の傾倒ガイド体(24B)及び第3の傾倒ガイド体(24C)を含む複数の傾倒ガイド体を備え、
前記傾倒ガイド体は前記フィーダ(8)の入口(8a)に臨まないように配置される前記第1の傾倒ガイド体(24A)であり、
前記第2の傾倒ガイド体(24B)及び前記第3の傾倒ガイド体(24C)は、前記フィーダ(8)の前記入口(8a)に臨むように配置されると共に穀稈を前記左右方向に傾倒させる傾倒部(33)をそれぞれ有し、
前記第2の傾倒ガイド体(24B)と前記第3の傾倒ガイド体(24C)との間の前記左右方向における距離(P1)は、前記第1の傾倒ガイド体(24A)と前記複数の傾倒ガイド体の内の前記第1の傾倒ガイド体(24A)に隣接して配置される傾倒ガイド体(24D)との間の前記左右方向における距離(P3)よりも短い。
また、前記傾倒部(33)は、前方から後方に向かうにつれて前記左右方向の一方かつ上方に向けて延びる傾斜面を有し、
前記傾斜面は、前記刈刃(14)の前方から後方に亘って延び、穀稈に接触することで穀稈を前記左右方向に傾倒させる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、掻込オーガの前方側に配置された傾倒ガイド体が穀稈を左右方向に傾倒させる傾倒部を有しており、該傾倒部が刈刃の前後方向に亘って設けられているので、圃場の穀稈を刈刃で刈取る前と刈取った後の両方で連続的に傾倒させることができ、刈取穀稈を左右方向に確実に傾倒させた状態で掻込オーガに導くことができる。これにより、刈取穀稈が例えばトウモロコシ等のように折れ難い長尺状の作物であった場合でも、刈取穀稈を掻込オーガに滞留させることなく掻込オーガによって刈取穀稈を確実に搬送することができる。
請求項2に係る本発明によれば、刈刃を支持するフレーム部材の下方に固定した第1支持部を前方に延ばし、該第1支持部の前端を折り返して後方へ延びる第2支持部に傾倒部を支持させたので、簡単な構成で傾倒ガイド体の傾倒部を刈刃の上方に配設することができる。
請求項3に係る本発明によれば、フィーダの入口に臨むように配置される第2の傾倒ガイド体と第3の傾倒ガイド体の間の距離を、フィーダの入口に臨まないように配置された第1の傾倒ガイド体と第1の傾倒ガイド体に隣接した傾倒ガイド体との距離よりも短くなるように構成し、フィーダの入口において傾倒ガイド体をより高い密度で配置したので、刈取穀稈が特に集合して滞留しやすいフィーダの入口で刈取穀稈の姿勢を乱して掻込みを促進させることができるとともに、使用される傾倒ガイド体の総個数を少なくしてコストの上昇を抑えることができる。
本発明を適用した汎用コンバインの平面図。 本発明を適用した汎用コンバインの左側面図。 刈取部の要部を示す側面図。 刈取部の要部を示す平面図。 傾倒ガイド体の取付構成を示す側面図。 傾倒ガイド体の作用を示す説明図。
以下、本発明の実施の形態に係る汎用コンバインについて、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、汎用コンバインの前進方向を「前方」として、その反対側を「後方」とする。また、汎用コンバインに搭乗した作業者が正面(前方)を向いた視点を基準にして、上下左右の方向を表すものとする。
図1は本発明を適用した汎用コンバインの平面図、図2は該汎用コンバインの左側面図、図3は該汎用コンバインに備えられる刈取部の要部を示す側面図、図4は該刈取部の要部を示す平面図である。図示する汎用コンバイン1は、図1乃至図4に示すように、左右一対のクローラ式走行装置2,2を有する走行機体3と、走行機体3の前部に昇降自在に連結された刈取部4とを備えている。
走行機体3の左側には、刈取部4で刈取られた圃場の穀稈の脱穀処理を行うとともに、脱穀処理された処理物から穀粒を選別する脱穀装置5が設置されている。走行機体3の右側には、脱穀装置5で選別された穀粒を貯留するグレンタンク6が設置されており、該グレンタンク6の前方には、作業者(オペレータ)が乗り込む操縦部7が設置されている。
刈取部4は、刈取った作物を脱穀装置5に搬送するフィーダ8と、該フィーダ8の前端側に連結されて前面及び上面を開放する箱状の刈取フレーム9と、該刈取フレーム9を構成する左右の側壁9aの前端側に取付けられた分草体10と、該刈取フレーム9の上方に支持された支持アーム11の前端側に回転可能に支持されたリール12と、該刈取フレーム9を構成する底板9bの上方に設置された掻込オーガ13と、掻込オーガ13の前方斜め下方に設置されたレシプロ式の刈刃14とを備えている。
刈取部4と走行機体3の間には、該刈取部4を走行機体3に対して昇降動作させる油圧式のリフトシリンダ15が設けられており、該リフトシリンダ15の伸長作動によって刈取部4全体が走行機体3に対して上昇作動する一方で、該リフトシリンダ15の縮小作動によって刈取部4全体が走行機体3に対して下降作動するようになっている。
掻込オーガ13は、左右方向に延びる円柱状の本体部16と、該本体部16の外周面に沿って螺旋状に取付けられた搬送板17と、該本体部16の径方向外側に向かって突設された搬送棒18とを有しており、本体部16は、刈取フレーム9の左右の側壁9aに軸回りに回転駆動可能に支持されている。そして、これら搬送板17及び搬送棒18により、刈刃14で刈取った刈取穀稈をフィーダ8の入口8aまでスムーズに搬送できるようになっている。
フィーダ8は、刈刃14で刈取った刈取穀稈を後方搬送するフィーダコンベア19を備えている。このフィーダ8は、走行機体3の右側部分に設けられた操縦部7の左側方に位置しており、該フィーダ8の後端部が走行機体3の前部に上下揺動可能に支持されている。
リール12は、支持アーム11側に取付けられた油圧式の昇降シリンダ20の伸縮作動により、刈取フレーム9に対して昇降作動するようになっている。該リール12は、軸回転する側面視多角形状(図示する例では六角形状)の左右一対のサイドフレーム21を有し、互いに離間した状態で平行に対向配置されたサイドフレーム21の頂点部分同士を左右方向に延びる複数の横フレーム22で連結することにより、内部が空洞となる角柱状に成型されている。また、軸回りに所定間隔毎に配置された各横フレーム22には、下降突出するリールタイン23が所定間隔毎に複数配置されている(図3参照)。
図4に示すように、刈刃14は、左右方向に往復スライド駆動する複数の可動刃14aと、各可動刃14aを受け入れる間隙(スリット)を有する複数の固定刃14bとで構成されている。掻込オーガ13の前方側には、該刈刃14によって刈取られる穀稈を左右方向に傾倒させる傾倒ガイド体24が配置されている。該傾倒ガイド体24の具体的な構成については後述するが、回転するリール12によって掻込まれた穀稈は、該傾倒ガイド体24で左方向又は右方向に傾倒されながら刈刃14により刈取られ、こうして刈取られた刈取穀稈が掻込オーガ13によってフィーダ8側へと搬送される。フィーダ8の入口8aからフィーダ8内に導入された刈取穀稈は、フィーダコンベア19によって脱穀装置5まで後方搬送される。
該脱穀装置5は、フィーダ8からの刈取穀稈が導入される扱室25と、該扱室25の直下方に配置された選別室26とを有しており、該扱室25内には、円柱状の扱胴27が前後方向に延びる軸回りに回転駆動可能に支持されている。また、選別室26内の上部には、前後動する揺動選別体28が設置されており、選別室26内の下部には、前側に後方斜め上方の選別風を起風する唐箕ファン29が配置され、該唐箕ファン29の後方には、一番ラセン30及び二番ラセン31が前後に並べて設けられている(図2参照)。
このような構成により、フィーダ8から脱穀装置5に全部が投入された刈取穀稈は、扱室25内で回転駆動する扱胴27によって後方搬送されながら脱穀処理され、脱穀処理された処理物は選別室26へと落下する。該選別室26に落下した処理物は、揺動選別体28によって揺動選別されるとともに、上記選別風によって選別(風選)される。
具体的には、前側の一番ラセン30側に落下する一番物と、選別風によって後側の二番ラセン31側に落下する二番物と、選別風によって後方斜め上方に吹き上げられる藁屑等の排塵物とに選別される。一番物は穀粒としてグレンタンク6内に搬送され、二番物は選別室26内に再投入されて風選され、排塵物は、走行機体3の後端側から機外に排出される。なお、グレンタンク6内に貯蔵された穀粒は、走行機体3の後端部に支持された排出オーガ32によって機外に排出される。
次に、図4乃至図6を参照して、傾倒ガイド体24の具体的な構成を説明する。図5は傾倒ガイド体24の取付構成を示す側面図であり、図6は傾倒ガイド体24の作用を示す説明図である。
図4に示すように、傾倒ガイド体24は、三角形状の傾倒板33と、該傾倒板33を支持する支持部材34とで構成されており、傾倒部としての傾倒板33は刈刃14の上方に配置されると共に、刈刃14の前方から後方に亘って配置されている。該傾倒ガイド体24は、掻込オーガ13の前方位置に複数配置されており、これら複数の傾倒ガイド体24は左右方向に空隙を存して一列に並設されている。ここで、左右方向において刈刃14が配置されている領域において、フィーダ8の入口8aに臨む部分を領域S1、フィーダ8の入口8aに臨んでいない部分を領域S2とすると、本実施の形態では、領域S1内に3つの傾倒ガイド体24が設置され、領域S2内に1つの傾倒ガイド体24が設置されている。
ここで、領域S2に配置されている1つの傾倒ガイド体24を第1の傾倒ガイド体24Aとし、領域S1に配置されている3つの傾倒ガイド体24を機体左側から第2の傾倒ガイド体24B、第3の傾倒ガイド体24C及び第4の傾倒ガイド体24Dとする。この時、第2の傾倒ガイド体24Bと第3の傾倒ガイド体24Cとの間の左右方向における距離P1は、第1の傾倒ガイド体24Aと複数の傾倒ガイド体の内の第1の傾倒ガイド体24Aに隣接して配置される傾倒ガイド体である第4の傾倒ガイド体24Dとの間の左右方向における距離P3よりも短い。
同様にして、第3の傾倒ガイド体24Cと第4の傾倒ガイド体24Dとの間の左右方向における距離P2は、上記距離P3よりも短い。このように領域S2内に比べて領域S1内に多くの傾倒ガイド体24が配置されている。なお、領域S1内に配置された各傾倒ガイド体24B,24C,24D間の距離P1,P2は、上記の例と反対に距離P2を距離P1よりも小さな値にしたり、距離P1と距離P2を同じ値にしてもよい。また、領域S1と領域S2内に配置される傾倒ガイド体24の数は上記の例に限らず、例えば、フィーダ8の入口8aに臨んでいない領域S2内に2つ以上の傾倒ガイド体24を設置してもよい。また、これら複数の傾倒ガイド体(24A,24B,24C,24D)は、傾倒板33によって刈取穀稈を倒す方向が右方向又は左方向である点にのみ差異があるものの、基本的には同様の構成を有している。
図5に示すように、刈刃14を構成する可動刃14aと固定刃14bのうち、複数の固定刃14bは、刈取フレーム9の底板9bに固設された断面L形状の受刃台35にボルト36を介して固定されており、各固定刃14bに対して可動刃14aが左右方向に往復スライド駆動することにより、二股状の固定刃14bに入り込む穀稈を可動刃14aで切断するようになっている。
支持部材34は、刈刃14の下方で受刃台35を介して刈取フレーム9に固定されて前方に延びる第1支持部34aと、該第1支持部34aの前端から刈刃14の上方に位置するように後方へ延びる第2支持部34bとにより構成されている。該第1支持部34aはボルト36を用いて固定刃14bと共に受刃台35に共締めされており、該第2支持部34bには傾倒板33が固定されている。なお、傾倒板33は、第2支持部34bと一体に形成されていてもよい。該傾倒板33は、先端から後端側に向かって徐々に幅広となる三角形状に形成されており、その後端部は刈刃14の後方まで延びている。傾倒板33は第2支持部34bの左側部と右側部のいずれか一方側に固定されており、図6に示すように、穀稈は傾倒板33の取付位置に応じて左方向または右方向に傾倒される。
具体的には、図4及び図6に示すように、第1の傾倒ガイド体24Aは、第2支持部34bの左側に傾倒板33が固定されており、第2の傾倒ガイド体24B、第3の傾倒ガイド体24C及び第4の傾倒ガイド体24Dは、第2支持部34bの右側に傾倒板33が固定されている。このように、フィーダ8の入口8aに臨んでいない領域S2内に設置される第1の傾倒ガイド体24Aは、第2支持部34bの左側に傾倒板33が固定されているため、回転するリール12によって掻込まれた穀稈は、該傾倒板33で左方向に傾倒されながら刈刃14により刈取られる。一方、フィーダ8の入口8aに臨む領域S1内に設置される3つの傾倒ガイド体24B,24C,24Dは、いずれも第2支持部34bの右側に傾倒板33が固定されているため、回転するリール12によって掻込まれた穀稈は、該傾倒板33で右方向に傾倒されながら刈刃14により刈取られる。
なお、これら傾倒ガイド体24A,24B,24C,24Dは、刈刃14によって刈り取られた刈取穀稈が掻込オーガ13に立てかかって滞留しないように、刈取穀稈を積極的に左方向又は右方向に傾倒できればよく、傾倒ガイド体24A,24B,24C,24Dの傾倒方向は本実施の形態に限定されない。例えば、傾倒ガイド体24B,24C,24Dのいずれかの傾倒ガイド体による刈取穀稈の傾倒方向を左方向としてもよい。
本実施形態に係る汎用コンバイン1は上述した構成からなり、掻込オーガ13の前方側に配置された傾倒ガイド体24が穀稈を左右方向に傾倒させる傾倒板33を有しており、該傾倒板33が刈刃14の前方から後方に亘って設けられているので、圃場の穀稈を刈刃14で刈取る前と刈取った後の両方で連続的に傾倒させることができ、刈取穀稈を左右方向に確実に傾倒させた状態で掻込オーガ13に導くことができる。これにより、刈取穀稈がトウモロコシ等のように折れ難い長尺状の作物であった場合でも、刈取穀稈を掻込オーガ13に滞留させることなく掻込オーガによって刈取穀稈を確実に搬送することができる。
また、傾倒ガイド体24が、第1支持部34aと第2支持部34bからなる支持部材34を備えており、刈刃14を支持する刈取フレーム(フレーム部材)9の下方に固定した第1支持部34aを前方に延ばし、該第1支持部34aの前端を折り返して後方へ延びる第2支持部34bに傾倒板33を固定したので、簡単な構成で傾倒ガイド体24の傾倒板33を刈刃14の上方に配設することができる。しかも、刈刃14の固定刃14bと第1支持部34aを刈取フレーム9の受刃台35にボルト36で共締めするように構成されており、刈刃14の各固定刃14bを刈取フレーム9に固定するのに必要なボルト36を傾倒ガイド体24の固定手段として兼用することができるため、複数の傾倒ガイド体24を掻込オーガ13の前方側の任意箇所に容易に設置することができ、かつコストダウンできる。
また、フィーダ8の入口8aに臨む領域S1内に配置される第2の傾倒ガイド体24Bと第3の傾倒ガイド体24Cとの間の距離P1を、フィーダ8の入口8aに臨んでいない領域S2内に配置される第1の傾倒ガイド体24Aとその側方に配置される第4の傾倒ガイド体24Dとの間の距離P3に比べて狭く設定し、領域S2内に比べて領域S1内に高い密度で傾倒ガイド体24が配置されているため、掻込オーガ13によって搬送される刈取穀稈が特に集合して滞留しやすいフィーダ8の入口8aにおいて重点的に刈取穀稈の姿勢を乱して掻込みを促進させることができるとともに、使用される傾倒ガイド体24の総個数を少なくしてコストの上昇を抑えることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り任意の変更・追加が可能であることは言うまでもない。例えば、傾倒板33の形状や大きさ等を異にする複数種類の傾倒ガイド体24を準備しておき、これらを掻込オーガ13の前方の所定位置に設置するようにしてもよい。また、傾倒ガイド体を一枚の三角形状の板状部材によって構成し、該板状部材を刈刃14に対して左右方向及び前後方向に斜めに跨るように刈取フレーム9に取付けるようにしたり、このような形状の傾倒ガイド体の下側部分に穀稈を刈取可能な切削刃を設けるようにしたりしてもよい。また、三角形状の板状部材からなる傾倒板33を設けず、例えば第2支持部34bを前後方向に対して左右いずれかに傾斜して設け、第2支持部34bを傾倒部として穀稈を傾倒させる機能を持たせてもよい。
1 汎用コンバイン
3 走行機体
4 刈取部
5 脱穀装置
8 フィーダ
8a 入口
9 刈取フレーム(フレーム部材)
13 掻込オーガ
14 刈刃
14a 可動刃
14b 固定刃
24 傾倒ガイド体
24A 第1の傾倒ガイド体
24B 第2の傾倒ガイド体
24C 第3の傾倒ガイド体
24D 隣接して配置される傾倒ガイド体
33 傾倒部(傾倒板)
34a 第1支持部
34b 第2支持部
S1 領域
S2 領域

Claims (4)

  1. 穀稈を刈取る刈刃と、該刈刃により刈取られた刈取穀稈を左右方向に搬送する掻込オーガと、回転可能に支持され、穀稈を前記掻込オーガに向けて掻込む掻込リールと、前記掻込オーガによって搬送された刈取穀稈を後方に搬送するフィーダと、を備える汎用コンバインにおいて、
    前記掻込リールの前記左右方向における幅内かつ前記掻込オーガの前方側に配置され、前記掻込リールの前記左右方向における前記幅内の穀稈を前記左右方向に傾倒させる傾倒部を有する傾倒ガイド体を備え、
    前記傾倒部は、前記刈刃の前方から後方に亘って設けられている、
    ことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 前記傾倒ガイド体は、前記刈刃を支持するフレーム部材に対して前記刈刃の下方で固定されて前方に延びる第1支持部と、該第1支持部の前端から前記刈刃の上方に位置するように後方へ延びる第2支持部と、を備え、
    前記第2支持部は、前記傾倒部を支持する、
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
  3. 前記左右方向に並設され、第1の傾倒ガイド体、第2の傾倒ガイド体及び第3の傾倒ガイド体を含む複数の傾倒ガイド体を備え、
    前記傾倒ガイド体は前記フィーダの入口に臨まないように配置される前記第1の傾倒ガイド体であり、
    前記第2の傾倒ガイド体及び前記第3の傾倒ガイド体は、前記フィーダの前記入口に臨むように配置されると共に穀稈を前記左右方向に傾倒させる傾倒部をそれぞれ有し、
    前記第2の傾倒ガイド体と前記第3の傾倒ガイド体との間の前記左右方向における距離は、前記第1の傾倒ガイド体と前記複数の傾倒ガイド体の内の前記第1の傾倒ガイド体に隣接して配置される傾倒ガイド体との間の前記左右方向における距離よりも短い、
    請求項1または2に記載の汎用コンバイン。
  4. 前記傾倒部は、前方から後方に向かうにつれて前記左右方向の一方かつ上方に向けて延びる傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、前記刈刃の前方から後方に亘って延び、穀稈に接触することで穀稈を前記左右方向に傾倒させる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の汎用コンバイン。
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