JP6725799B2 - 汎用コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、刈取部に対して昇降可能なリールを備えた汎用コンバインに関する。
走行機体と、該走行機体の前部に昇降可能に連結された刈取部とを備え、該刈取部は、作物を掻込むリールと、該リールの高さ位置を刈取作業に適した高さ位置に変更することができる特許文献1に記載の汎用コンバインが従来公知である。
特開2014−87279号公報
上記文献の汎用コンバインによれば、刈取る穀稈の種類・長さに応じて、走行機体に対して昇降作動する刈取部と、該刈取部に対して昇降作動するリールの昇降位置を調整することによって、穀稈の種類によらず刈取作業できるものであるが、リールによって穀稈を掻込む際に、穀稈の穂先側が前記リール昇降シリンダ側に引っ掛かることで穀稈の掻込みがスムーズにできない場合があるという課題があった。
本発明では、刈取フレームに対してリールを昇降作動させるリール昇降シリンダを備えた汎用コンバインにおいて、穀稈の種類や、リールの昇降位置によらず、リールによる穀稈の掻込みをスムーズにすることができる汎用コンバインを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、第1に、走行機体2と、該走行機体2の前部に昇降可能に連結された刈取部3とを備え、該刈取部3は、前後方向に延設された左右一対の刈取フレーム11と、該刈取フレーム11の前端側に設けたデバイダ12と、作物を掻込むリール14と、該リール14を前記刈取フレーム11に対して昇降させる昇降シリンダ16とを有する汎用コンバインにおいて、前記刈取部3における上記昇降シリンダ16の真正面側には、作物をガイドするガイド体21が配置され、前記ガイド体21は、前記デバイダ12及び前記昇降シリンダ16が取付けられる前記刈取フレーム11に固定され、前記ガイド体21は、前記刈取フレーム11に対する上下方向のガイド幅が調整可能に構成された
ことを特徴としている。
第2に、前記ガイド体21は、複数の別体形成された分割体41,42,52によって構成されるとともに、該分割体41,42,52の取付位置を回動調整することにより、ガイド体21全体の高さが調整できるように構成されたことを特徴としている。
第3に、前記ガイド体21は、複数の別体形成された分割体41,42,52によって構成されるとともに、該分割体41,42,52の一部を交換することにより、ガイド体21全体の高さが調整できるように構成されたことを特徴としている。
第4に、前記ガイド体21は、複数の別体形成された分割体41,42,52によって構成されるとともに、該分割体41,42,52の取付位置を上下方向にスライド移動することにより、ガイド体21全体の高さが調整できるように構成されたことを特徴としている。
第5に、前記ガイド体21は、刈取部3側への取付位置を変更することにより、ガイド体21によるガイド幅が調整できるように構成されたことを特徴としている。
前記ガイド体を前記昇降シリンダの正面に配置したことにより、リールで掻込まれた穀稈の穂先側が昇降シリンダに絡まることを効率的に防止できるとともに、穀稈の長さに応じてガイド体による上下方向のガイド幅を調整することにより、様々な種類の穀稈をスムーズにガイドすることができる。
また、前記ガイド体は、複数の別体形成された分割体によって構成されるとともに、該分割体の取付位置を変更することによりガイド体全体の高さが調整可能に構成されたものによれば、刈取られる穀稈の種類・高さに応じてガイド体の高さを適正に保つことができるため、穀稈の種類によらず穀稈をスムーズにガイドし、効率良く刈取作業をすることができる。
また、前記ガイド体は、複数の別体形成された分割体によって構成されるとともに、該分割体の一部を交換することによってガイド体全体の高さが調整可能に構成されたものによれば、刈取られる穀稈の種類・高さに応じてガイド体の高さを適正に保つことができるとともに、穀稈をガイドする面のみの交換作業等もできるようになるため、メンテナンスが容易になる。
なお、前記ガイド体は、上下方向にスライド移動可能に構成されたものによれば、刈取られる穀稈の種類・高さに応じたガイド体の高さの変更を、よりスムーズに行うことができる。
本発明を適用した汎用コンバインの全体側面図である。 リールが上昇した状態を示した汎用コンバインの全体側面図である。 刈取部を示した要部斜視図である。 ガイド体の設置状態を示した要部平面図である。 (A)は、ガイド体の組立状態を示した斜視図であり、(B)は、ガイド体の部品構成を示した斜視図である。 (A)は、ガイド部を示した側面図であり、(B)及び(C)は、ガイド部の別実施例を示した側面図である。 (A)及び(B)は、刈取部の昇降状態に応じたガイド体のガイド範囲を示した要部側面図である。 別実施例2のガイド体を示した斜視図である。 (A)及び(B)は、別実施例2のガイド体を設けて掻込リールを上昇作動した状態を示す要部側面図と、別実施例のガイド体を設けて掻込リールを下降作動した状態を示す要部側面図である。
図1は、本発明を適用した汎用コンバインの全体側面図であり、図2は、リールが上昇した状態を示した汎用コンバインの全体側面図であり、図3は、刈取部を示した要部斜視図である。図より、本汎用コンバインは、走行部である左右一対のクローラ式走行装置1,1に支持された走行機体2と、該走行機体2の前方に昇降可能に連結されて圃場の作物(穀稈)の刈取作業を行う刈取部3とを備えている。
前記走行機体2は、オペレータが乗込んで操向操作を行う操縦部4を刈取部3の真後ろ側近傍における右寄り位置に設け、該操縦部4の後方斜め左側には、前記刈取部3で刈取られた穀稈の脱穀作業等を行う脱穀装置6を設置し、操縦部4の後方且つ脱穀装置6右側には、脱穀装置6によって脱穀された処理物である穀粒を収納するグレンタンク7を配置し、脱穀装置6の後方には、脱穀後の藁屑等を排出する排出部8が設けられている。
前記刈取部3は、刈取った作物を脱穀装置6側に搬送するフィーダ9と、該フィーダ9の左右両端の前端側に連結されてそれぞれ前方側に向って延設された刈取フレーム11と、該刈取フレーム11の前端に設けた左右一対のデバイダ12,12と、該刈取フレーム11側に支持された左右方向の支持フレーム20の左右両端側からそれぞれ前方に向って延出している左右一対の支持アーム13,13と、該左右の支持アーム13の延出端の間に、回転自在に架設支持された掻込リール14(リール)とを備えている。
該支持アーム13と刈取フレーム11との間には、伸縮によって前記掻込リールを刈取部3の本体に対して昇降させるリールシリンダ16(昇降シリンダ)が、左右一対設置されている。ちなみに、該リールシリンダ16は、基端側が刈取フレーム11内側に固定されて、先端側が刈取フレーム11の上面側に形成された前後方向の挿入孔11aを介して支持アーム13の中途部に取付固定されている(図3参照)。
すなわち、該リールシリンダ16が伸長作動されると、支持アーム13が支持フレーム20を軸に上方揺動されるため、掻込リール14が刈取フレーム11に対して上昇作動する(図2参照)。その一方で、リールシリンダ16が縮小作動されると、支持フレーム20を軸に支持アーム13が下方揺動されるため、掻込リール14が刈取フレーム11に対して下降作動する。
また、左右一方側(図示する例では右側)の支持アーム13には、掻込リール14に動力を伝動する伝動ケース17が設けられている。これにより、掻込リール14は、刈取部3の本体側に対して昇降作動されるとともに、伝動ケース17から伝動される動力によって自身の軸回りに回転駆動可能に構成されている。
さらに、該刈取部3は、走行機体2の前部との間に油圧式のリフトシリンダ(図示しない)が取付けられている。すなわち、該リフトシリンダを伸長作動させることにより、刈取部3が走行機体2に対して上昇作動する一方で、リフトシリンダを縮小作動させることにより、刈取部3が走行機体2に対して下降作動する(図7参照)。
該構成の刈取部3は、まず、圃場の作物を、前記左右のデバイダ12,12の間である刈取側と、該刈取側の左右両外側である非刈取側とに分草する。このとき、左右一方(図示する例では左)のデバイダ12側には、屈曲形成された棒状部材であって、デバイダ12に沿って上方回動された収容姿勢と、左右外側に向けて下方回動された使用姿勢とに切換可能に構成されたナローガイド15が設けられており、該ナローガイド15は、使用姿勢に切換えられることにより、未刈り側の穀稈を左右外側に分草する。
次に、該デバイダ12及びナローガイド15により分草された刈取側の作物である植立穀稈は、前記掻込リール14によって刈取側に掻込まれながらデバイダ12の後方に備えたレシプロ式の刈刃19によって根元から刈取られる。
このとき、左右のリールシリンダ16の前方側には、それぞれガイド体21が設けられており、該ガイド体21により、デバイダ12によって刈取側に分草された作物の先端側(穀稈の穂先側)が、リールシリンダ16に絡まることを防ぐことができる。該ガイド体21の具体的な構成については後述する。
上記より、刈取部3によって刈取られた穀稈は、刈取フレーム11側の搬送オーガ10により前記フィーダ9の前端側へ送られ、該フィーダ9に搬送された穀稈がフィーダ9の内部に備えた搬送コンベア22によって後方側に搬送される。フィーダ9の後端側に搬送された刈取穀稈は、前記脱穀装置6の上部前端側に送られる。
前記脱穀装置6は、該脱穀装置6の上側に配置されて前記フィーダ9から搬送された刈取穀稈の脱穀作業を行う脱穀部26と、脱穀装置6の下側に配置されて前記脱穀部26により脱穀された処理物を穀粒と藁屑等の排塵物とに選別する選別部27とを有している。
前記脱穀部26は、前記フィーダ9の後端側から刈取穀稈の全部が投入される扱室28と、該扱室28の前後方向全体に亘って延設された回転軸回りに回転駆動し、その前端側が漏斗型となる円筒状に形成された扱胴29と、該扱胴29の下方に配置されて、扱胴29の形状に沿って背面視で中央が窪んだ円弧状をしている受網(図示しない)とを備えている。
該構成により、脱穀部26(扱室28)に全稈投入された刈取穀稈は、回転駆動される扱胴29によって扱降し処理(脱穀処理)されて排藁となり、該排藁は扱室28後方の排出部8から機外へと排出される。その一方で、扱胴29によって脱穀処理された処理物は、籾等の穀粒と藁屑等とを含んでおり、受網に受止められるとともに下方に漏下することで選別部27側に導入される。
前記選別部27は、前記受網から漏下した処理物を揺動選別する揺動選別体32と、該揺動選別体32の前方下側に配置されて後方上側に向けて選別風を送風する唐箕ファン33と、選別後の排塵物を機外へ排出する二番選別ファン34と、唐箕ファン33によって選別された1番物である穀粒を回収する1番ラセン36と、2番物を回収する2番ラセン37とを備えている。
該構成により、揺動選別体32で揺動選別されて漏下した処理物は、唐箕ファン33によって起風された選別風の影響を殆ど受けずに選別部27の前後方向中央(1番ラセン36)よりも若干前方側に落下して前記1番ラセン36によって回収される1番物と、選別風の影響を若干受けて1番ラセン36よりも後方に落下して前記2番ラセン37によって回収される2番物とに風選され、藁屑等は上記選別風によって排出部8から機外に飛ばされる。
該1番ラセン36によって回収された穀粒は、該1番ラセン36の搬送端側に設けられた穀粒搬送装置(図示しない)を介して上方搬送されることにより、前記グレンタンク7側へと搬送される。
次に、図1乃至図6に基づき、前記ガイド体の構成について説明する。図4は、ガイド体の設置状態を示した要部平面図であり、図5(A)は、ガイド体の組立状態を示した斜視図であり、図5(B)は、ガイド体の部品構成を示した斜視図であり、図6(A)は、ガイド部を示した側面図である。
前記ガイド体21は、前記刈取フレーム11の上面側において、前記デバイダ12と、リールシリンダ16との間に設置された板状のカバー体であって、刈取フレーム11側に着脱可能に取付けられる取付部(分割体)41と、該取付部41側に着脱可能に支持されるガイド部(分割体)42とに分割形成されている(図5(B)参照)。
前記取付部41は、L字状に屈曲形成されて刈取フレーム11の上面側と左右外側面とに当接することで取付位置に位置決めされ、該状態で固定される固定面43と、該固定面43(刈取フレーム11)の左右内側端部から上方側に向けて延設されて、前記ガイド部42が取付支持される取付面44とが一体成形されている。このとき、固定面43の後部側は、刈取フレーム11上面側の前記挿通孔11aと干渉しないように切欠43bが形成されている(図4及び図5参照)。
上記固定面43は、刈取フレーム11の左右外側の側面にボルト固定するための固定孔43aが前後に複数(図示する例では2箇所)穿設されるとともに、刈取フレーム11の上面側にボルト固定するための固定孔43aが後端側に穿設されている。すなわち、該固定孔43aを介して固定面43が刈取フレーム11側にボルト固定されることにより、ガイド体21が刈取フレーム11(刈取部3)側に着脱可能に固定される。
上記取付面44は、刈取フレーム11側に取付けられた際に、前後方向が、デバイダ12の後端側から、リールシリンダ16の側方側に至るまで延設されるとともに、後方に向って上方傾斜するように立上形成されることで全体が扇状に成形されている。また、該取付面44の上端側には、前記ガイド部42を取付支持するための取付孔44aが前後に並べて複数(図示する例では3箇所)穿設されており、各取付孔44aには、ガイド部42を取付けるための固定ボルト46が設けられている(図5参照)。
前記ガイド部42は、後方に向かって上下幅が広くなる扇状に成形されて前記取付面44に沿って取付支持される支持面47と、該支持面47の上端前部をリールシリンダ16の前方側となる左右外側方向に向けて傾斜するように屈曲形成した傾斜ガイド面48と、該傾斜ガイド面48の前端側をリールシリンダ16の正面側を向くように屈曲形成した正面ガイド面49とが、一体成形されている。
上記支持面47は、取付面44に沿って上下方向に延設された下端側に、前記取付面44側の取付孔44aと同時に固定ボルト46が挿通される支持孔47aが穿設されている。具体的には、該支持孔47aは、前後方向に複数(図示する例では3列)並べて配置されるとともに、各列上下方向に複数(図示する例では3箇所)穿設されている(図5(B)及び図6(A)参照)。
該構成によれば、前記ガイド部42は、取付部41に対して上下方向にスライド移動して、ガイド部42を取付部41側に取付ける際に用いる前記支持孔47aを適宜選択することによって、ガイド部42の上下方向の取付位置を変更することができる。これにより、ガイド体21による上下方向のガイド範囲を複数段階で調整することができる。
ちなみに、該支持孔47aは、上下方向に並べて複数段で設けた孔に代えて、上下方向の長孔で形成し、この長孔を前後方向に複数列配置した構成としても良い。該構成によれば、前記ガイド部42の取付部41側への取付位置が、長孔で形成された支持孔47aの範囲内で上下スライド可能になる。
上記傾斜ガイド面48は、後部側に刈取フレーム11の上方に配置される前記支持アーム13との干渉を防ぐための切欠48aが形成されている(図3及び図5参照)。これにより、該傾斜ガイド面48は、前記リールシリンダ16の前方全体をカバーできるとともに、傾斜ガイド面48と支持面47の後部側は、支持アーム13の側方上側まで立上形成される。
上記構成のガイド体21を設けたことによって、図4に示されるように、前記デバイダ13の真後ろ側に、作物が後方搬送される左右の刈取フレーム11の間である搬送経路の左右外側に向けて傾斜する前記傾斜ガイド面48が配置されるとともに、該傾斜ガイド面48からさらに搬送経路と略垂直となるように搬送経路外側に向けて屈曲された前記正面ガイド面49が配置される。これにより、デバイダ13によって刈取側に分草された作物が、デバイダ13の後方側から各ガイド面に引っ掛ることなくスムーズに搬送経路側に案内される。
詳しく説明すると、該正面ガイド面49及び傾斜ガイド面48に当接した作物は、各ガイド面によってリールシリンダ16の正面側から搬送経路上にガイドされ、リールシリンダ16の後方まで延設された前記支持面47及び取付面44に沿って搬送経路上に後方搬送される。このとき、各支持面47及び取付面44は、後方(リールシリンダ)側に向って上方傾斜されているため、掻込リール14により掻込まれて後方搬送される作物の先端側が、刈取フレーム11の左右外側に垂れてリールシリンダ16側に引っ掛る事態を防止できる。
また、前記ガイド体21は、取付部41とガイド部42とに分割形成したことにより、作物をガイドするガイド部42のみを取付部側から取外すことができるため、各ガイド面の清掃等のメンテナンスが容易になる。
なお、前記ガイド体21は、取付部41若しくはガイド部42の少なくとも一部を弾性体によって構成しても良い。これにより、掻込リール14の昇降作動に伴って、前記ガイド体21の一部が、掻込リール14や、支持アーム13等の刈取部3側の一部と接触する範囲まで大きく形成できるようになるため、作物のガイドをより確実にできるように構成することができる。
ちなみに、前記ガイド体21は、左右のリールシリンダの前方側にそれぞれ配置されているが(図3参照)、例えば、リールシリンダ16が左右一方側にのみに設けられている場合等においては、これに応じてガイド体21を左右一方側にのみ配置した構成であっても良い。
次に、図6に基づき、ガイド部の別実施例について説明する。図6(B)及び(C)は、ガイド部の別実施例を示した側面図であり、図7(A)及び(B)は、刈取部の昇降状態に応じたガイド体のガイド範囲を示した要部側面図である。
前記ガイド部42に穿設された支持孔47aは、支持面47の前端側を支点として所定の中心角を有する円弧状の長孔に形成した構成としても良い(図6(B)参照)。これにより、前記支持面47(ガイド部42)は、前端側を支点に上下方向に回動させることで、取付面44(取付部41)に対する取付角度を連続的に調整できる。
また、前後方向に複数(図示する例では3列)並べて配置された前記支持孔47aは、支持面47の前端を支点とした所定の中心角を有する円弧状となるように上下方向にも複数(図示する例では3箇所)穿設した構成としても良い(図6(C)参照)。すなわち、前記支持面47(ガイド部42)は、前端側を支点に上下回動させて取付面44(取付部41)に対する取付角度を複数段階(図示する例では3段)で調整できる。
ちなみに、前記ガイド体21は、取付部41とガイド部42とを一体成形し、該ガイド体21(取付部42)を刈取フレーム11側への取付けるにあたり、上述のガイド部42の取付部41側への取付けと同様に、前端側を支点とする上下回動や、上下方向のスライド移動によって、ガイド体21の取付位置を変更できるように構成しても良い。該構成によれば、前記ガイド体21が一体形成されたものであっても、ガイド体21によるガイド範囲を調整することができる。
ここで、図7に示されるように、前記ガイド体21は、刈取作業を行う作物の刈取高さ(種類)に応じて刈取部3が上昇作動されると、側面視で前端から後方に向かって上方傾斜するガイド体21の傾斜角度Xが小さくなる(図7(B)参照)。言い換えると、刈取部3の上昇に伴って前記ガイド体21が後方に向かって倒伏されることで、前記ガイド体21によって作物をガイドする上下方向のガイド高さ(デバイダとガイド面の上端との間の高さ)が低くなるため、作物の穂先側がガイド体21を越え易くなる。
これに対し、上記構成のガイド体21によれば、ガイド面48,49の上下方向のガイド幅を大きくすることにより、刈取られる作物の種類・高さ(刈取部の昇降高さ)に応じて、作物がガイド体21のガイド範囲より高くならないように調整することができる。
このとき、前記ガイド体21は、ガイド部42の前端側を支点に上下方向に回動させることによって、ガイド体21の角度(図7の傾斜角度X)を調整できるため、刈取部3の上昇作動によるガイド体21の倒伏の影響を最小限に抑えつつ、上下方向のガイド幅を効率良く大きくすることができる。これにより、該ガイド体21は、作物の種類(刈取部3の高さ)によらず作物をスムーズにガイドすることができる。
次に、図8及び図9に基づき、前記ガイド体の別実施例2について、上述の例とは異なる点について説明する。図8は、別実施例2のガイド体を示した斜視図であり、図9(A)及び(B)は、別実施例2のガイド体を設けて掻込リールを上昇作動した状態を示す要部側面図と、別実施例のガイド体を設けて掻込リールを下降作動した状態を示す要部側面図である。
前記ガイド体21は、刈取フレーム11側に着脱可能に取付けられる取付部41と、該取付部41側に着脱可能に支持されるガイド部52とに分割形成されている。
前記ガイド部52は、前記取付面44に沿って取付支持される支持面53と、該支持面53の上端前部をリールシリンダ16の前方側となる左右外側方向に向けて傾斜するように屈曲形成した傾斜ガイド面48と、該傾斜ガイド面48の前端側をリールシリンダ16の正面側を向くように屈曲形成した正面ガイド面49とが、一体成形されている。
前記支持面53は、図8に示されるように、その前後方向が、取付面44の前後方向の2倍程度の長さとなるまで延設されており、該支持面53の後部側が取付面44の後端上側からさらに上方側に大きく突出されるように形成されている。言い換えると、該支持面53は、図9(A)に示されるように、取付面44(取付部41)の上端側からさらに上方側へと大きく延設されており、該支持面53は、前記掻込リール14がリールシリンダ16によって上昇作動された際の支持アーム13側方側までカバーできるように構成されている。
該構成のガイド体21によれば、リールシリンダ16によって掻込リール14が最上昇位置まで上昇作動された場合であっても、前記ガイド部53は、伸長作動された前記リールシリンダ16の側方側全体をカバーすることができるため、掻込まれる作物がリールシリンダ16に絡まることをより確実に防止することができる。
また、該ガイド体21は、前記取付部41に取付けられるガイド部42,52のみを交換することによって、刈取られる作物の種類に適したガイド範囲に変更することができるため、コストを低く抑えることができる。
2 走行機体
3 刈取部
14 掻込リール(リール)
16 リールシリンダ(昇降シリンダ)
21 ガイド体
41 取付部(分割体)
42 ガイド部(分割体)
52 ガイド部(分割体)

Claims (5)

  1. 走行機体(2)と、
    該走行機体(2)の前部に昇降可能に連結された刈取部(3)とを備え、
    該刈取部(3)は、前後方向に延設された左右一対の刈取フレーム(11)と、該刈取フレーム(11)の前端側に設けたデバイダ(12)と、作物を掻込むリール(14)と、該リール(14)を前記刈取フレーム(11)に対して昇降させる昇降シリンダ(16)とを有する汎用コンバインにおいて、
    前記刈取部(3)における上記昇降シリンダ(16)の真正面側には、作物をガイドするガイド体(21)が配置され、
    前記ガイド体(21)は、前記デバイダ(12)及び前記昇降シリンダ(16)が取付けられる前記刈取フレーム(11)に固定され、
    前記ガイド体(21)は、前記刈取フレーム(11)に対する上下方向のガイド幅が調整可能に構成された
    ことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 前記ガイド体(21)は、複数の別体形成された分割体(41,42,52)によって構成されるとともに、該分割体(41,42,52)の取付位置を回動調整することにより、ガイド体(21)全体の高さが調整できるように構成された
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
  3. 前記ガイド体(21)は、複数の別体形成された分割体(41,42,52)によって構成されるとともに、該分割体(41,42,52)の一部を交換することにより、ガイド体(21)全体の高さが調整できるように構成された
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
  4. 前記ガイド体(21)は、複数の別体形成された分割体(41,42,52)によって構成されるとともに、該分割体(41,42,52)の取付位置を上下方向にスライド移動することにより、ガイド体(21)全体の高さが調整できるように構成された
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
  5. 前記ガイド体(21)は、刈取部(3)側への取付位置を変更することにより、ガイド体(21)によるガイド幅が調整できるように構成された
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
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