JP2001169649A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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JP2001169649A
JP2001169649A JP36070399A JP36070399A JP2001169649A JP 2001169649 A JP2001169649 A JP 2001169649A JP 36070399 A JP36070399 A JP 36070399A JP 36070399 A JP36070399 A JP 36070399A JP 2001169649 A JP2001169649 A JP 2001169649A
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Yozaburo Narahara
陽三郎 楢原
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
Isao Toyoda
功 豊田
Akira Miyamoto
彰 宮本
Koichi Kajiwara
康一 梶原
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67144Apparatus for mounting on conductive members, e.g. leadframes or conductors on insulating substrates
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が簡易ながら十分な強度が確保できる構
成で、扱ぎ残しを生じにくいコンバインの脱穀装置を提
供すること。 【解決手段】 穀稈が、搬送されながら、扱胴と脱穀受
網部との間で扱がれて脱穀される構成において、脱穀受
網部を、扱胴に向かって突出する突起を備えた目抜き板
で構成する。金属製の目抜き板を型で押し出し成形し
て、脱穀受網部を構成して、突起の概形を、扱胴の回転
方向と略平行に細長い突条形状にし、目抜き板に備わる
目抜き孔を、少なくとも突起の裾に位置する谷部に配置
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの脱穀
部の扱胴下方に配設した脱穀受網周辺の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】穀稈は、コンバインによって、その走行
装置の前方に設けられた刈取部で刈り取られ、後方の脱
穀部へ搬送される。そして、脱穀部に備わる扱胴の回転
によって、脱穀され、脱粒後の排稈は後方に放出され
る。扱胴の下方には、扱胴の下面の形状に呼応した半円
状の脱穀受網が配設されている。脱穀受網を漏下した穀
粒や藁屑やゴミ等は、脱穀部の下方に配設された選別装
置によって選別される。精粒は、脱穀部の側部に配設さ
れたグレンタンクに貯留され、藁屑やゴミ等は、機体後
方から排出される。
【0003】従来の脱穀受網は、網枠にクリンプ網、ま
たは、金属板に無数の孔を穿孔したパンチングメタルを
嵌め込んだだけの単純な構成であった。これによると、
脱穀受網と扱歯先端との間隔が略一定なので、扱ぎ残し
が生じやすかった。例えば、穀稈の穂先近くは十分に脱
粒することができても、株元近くは茎が多くなるため、
茎と茎の間に挟まった穀粒は、扱歯に当たらないことが
ある。そこで、脱穀受網に突起を植設して、穀稈をこの
突起に当てることで、扱ぎ残しを低減する案が考えられ
る。しかし、突起を脱穀受網に植設するには、工程と経
費を要する上、突起の強度に不安があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、製造が簡易ながら十分な強度が確保
できる構成で、扱ぎ残しを生じにくいコンバインの脱穀
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコンバインの脱穀装置は、次の構成を備え
る。すなわち、穀稈が、搬送されながら、扱胴と脱穀受
網部との間で扱がれて脱穀される構成において、脱穀受
網部を、扱胴に向かって突出する突起を備えた目抜き板
で構成することを特徴とする。これにより、製造が簡易
ながら十分な強度の突起で、穀稈を浮き上がらせ反転さ
せて、扱ぎ残しを低減させる。
【0006】ここで、金属製の目抜き板を型で押し出し
成形して、脱穀受網部を構成して、突起及び目抜き孔の
成形精度の向上に寄与させてもよい。
【0007】突起の概形を、扱胴の回転方向と略平行に
細長い突条形状にして、突起の強度と穀稈に対する有効
性に寄与させてもよい。
【0008】目抜き板に備わる目抜き孔を、少なくとも
突起の裾に位置する谷部に配置して、穀粒の濾過に寄与
させてもよい。
【0009】その谷部に配置された目抜き孔を、複数並
べて配列させて、穀粒の一層の濾過に寄与させてもよ
い。
【0010】目抜き板に備わる目抜き孔を、突起の頂部
に配置させることで、突起の形状を成形して、脱穀性能
の向上に寄与させてもよい。
【0011】突起の端部に、穀稈の搬送を円滑にする緩
斜面を設けて、穀稈の搬送に寄与させてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示す実施例を基に説明する。図1は、コンバインを概観
する側面図、図2は、脱穀部および選別部を後方から俯
瞰した斜視図、図3及び4は、扱胴の周辺を示す正面図
及び側面図、図5は、脱穀受網の平面展開図である。
【0013】まず、図1及び2を用いて、コンバインの
概略を説明する。クローラー式走行装置(9)の上に、
機体フレーム(2)が取り付けられ、これに、機体進行
方向左側に脱穀部(4)及び選別部(5)、右側に運転
席(10)並びに穀粒を貯留するグレンタンク(3)が
配置されている。脱穀部(4)の前方には、刈取部
(6)が機体の最前部に配設される。この刈取部(6)
に備わる搬送手段によって、穀稈が、脱穀部(4)の側
部に備わるフィードチェーン(7)に向かって搬送され
る。フィードチェーン(7)で受け継がれた穀稈は、脱
穀部(4)の扱胴(41)で脱穀され、脱穀された穀粒
等は選別部(5)に落下する。選別後の一番物は、揚穀
コンベア(54)を介して、グレンタンク(3)に投入
され、二番物は、二番還元コンベア(55)を介して、
選別部(5)に投入されて再選別される。排藁は、フィ
ードチェーン(7)の後端に配備された排藁搬送装置
で、機体後部に配設された排藁カッター装置(36)へ
搬送され、切断されて圃場に放出される。
【0014】グレンタンク(3)の下部には、排出コン
ベアが横架され、その後部に、水平回動可能な縦オーガ
(16)が立設され、その縦オーガ(16)の上部に
は、上下回動可能な排出オーガ(17)が連結される。
縦オーガ(16)の水平回動と排出オーガ(17)の上
方回動とで、排出オーガ(17)の先端に位置する排出
口が、機外の所望位置に移動されて、穀粒が機外に排出
される。収穫作業時や移動時には、排出オーガ(17)
は、グレンタンク(3)の後部より刈取部(6)の上方
に向けて水平に配置される。排出オーガ(17)をコン
パクトに収納して、運転席(10)に搭乗するオペレー
ターの邪魔にならないようにする。なお、運転席(1
0)の前部には、フロントコラム(12)が立設され、
操向ハンドルや計器パネル等が配置され、運転部の左側
部には、サイドコラム(11)が立設され、脱穀クラッ
チレバーや主変速レバー等の各種操作具が配備されてい
る。
【0015】刈取部(6)の前部には、未刈り穀稈を分
草する分草板(35)と、未刈り穀稈を起立させる引起
タインを備える引起ケース(34)が配設される。引起
ケース(34)の下部後方には、引き起こされた穀稈の
株元側を掻込むと同時に穀稈株元を切断する刈刃装置
(37)が備わる。刈り取られた穀稈は、前低後高であ
り上下に略平行に配設されたチェーン式搬送手段とベル
ト式搬送手段とで挟持されながら、後上方に搬送され
て、穂先を脱穀部(4)に向けた適正姿勢でフィードチ
ェーン(7)へ受け渡す。なお、刈取部(6)は、刈取
昇降シリンダー(15)の伸縮によって、刈取部(6)
の後上部に位置する駆動ケースを回動支点として昇降回
動され、刈取り高さが調整される。
【0016】次に、脱穀部(4)と選別部(5)につい
て説明する。脱穀部(4)には、扱胴(41)や脱穀受
網(42)を備え、機体フレーム(2)の上部に収納さ
れている。扱胴(41)は、その軸心(41a)が、機
体前後方向で略水平に配置され、外周には、多数の扱歯
(41b)と整そ歯(41c)が突設して配列される。
整そ歯(41c)は、扱胴(41)の最前方に配備され
るものであり、穀稈の穂先をそろえることで、脱粒工程
で穂先をすく際に、余計な抵抗が発生して所要動力が変
動しないように作用する。扱歯(41b)は、扱胴(4
1)の前部から後端にわたって略螺旋状に配列され、脱
粒すると同時にこなし処理を行う作用をする。
【0017】扱胴(41)の下方は、脱穀受網(42)
で覆われ、脱穀受網(42)の下方には選別部(5)が
配置される。選別部(5)には、後部を支点として前後
方向に揺動させる揺動選別装置(56)と、その後端に
配置されて揺動させるストローラック(57)が備わ
る。揺動選別装置(56)の前下方には、前部下方から
後部上方に選別風を供給する唐蓑(58)が備わる。揺
動選別装置(56)の下方には、漏下する穀粒を揚穀コ
ンベア(54)に取り出す一番コンベア(51)や一番
樋と、ストローラック(57)の下方には、漏下する穀
粒や藁屑等が混じる二番還元物を取り出す二番コンベア
(52)や二番樋と、二番コンベア(52)からの二番
還元物を、揺動選別装置(56)の上面に戻す二番還元
コンベア(55)が備わる。ストローラック(57)の
上方左側の吸引口からは、横断流ファン(59)によ
り、ストローラック(57)の上面の藁屑や粉塵が吸い
込まれて機外に排出される。
【0018】扱胴(41)の右側方には、送塵口処理胴
(45)が、そ軸心(45a)を機体前後方向に向けて
扱胴(41)と略平行に配設される。そして、扱胴(4
1)の右側方を四番口として、送塵口処理胴(45)を
介して、扱胴(41)の右側部から排藁カッター装置に
排藁が排出される。
【0019】このような構成において、フィードチェー
ン(7)で挟持された穀稈は、後方へ搬送されながら、
扱胴(41)の回転によって脱粒され、排藁は右端より
排藁カッター装置に送られて切断後に後方より圃場に放
出される。脱穀受網(42)を漏下した穀粒や塵埃等
は、揺動選別装置(56)の上に落ち、藁屑や塵等は、
風選別と揺動選別によって前方へ送られる。精粒は、チ
ャフフィンやグレンシーブ等を通過して、流穀板等にガ
イドされて一番樋上に落下して、一番コンベア(51)
によって右側方へ送られて、揚穀コンベヤ(54)を介
してグレンタンク(3)に収納される。ストローラック
(57)を通過して落下した二番物は、二番樋上に落下
して、二番コンベア(52)により二番還元コンベア
(55)を介して、再び揺動選別装置(56)の前部上
に還元されて、再選別される。そして、藁屑や塵等は横
断流ファン(59)により吸引されて機外に排出され
る。
【0020】以下に、脱穀部(4)を改良した本発明の
特徴を説明する。扱胴(41)の下方には、その外周に
呼応して、脱穀受網部が凹設されている。脱穀受網部に
は、脱穀受網(42)と、手前網押さえ(43)とが設
けられる。脱穀受網(42)は、搬送される穀稈の穂先
側に呼応し、手前網押さえ(43)は、脱穀受網(4
2)よりもフィードチェーン(7)寄りに位置して、穀
稈の株元側に呼応する。
【0021】脱穀受網(42)と手前網押さえ(43)
の双方には、図4及び5に明示されるように、扱胴(4
1)に向かって突出する突起(44)が設けられてい
る。穀稈は、フィードチェーン(7)で挟持されて搬送
されながら、扱胴(41)と脱穀受網部との間で扱がれ
て脱穀される。この搬送時、穀稈は、突起(44)に当
たって、浮き上がり反転する。そのため、例えば、株元
近くで茎と茎の間に挟まった穀粒も、扱胴(41)の扱
歯(41b)に当たるので、扱ぎ残しが低減される。特
に、手前網押さえ(43)にも、突起(44)が設置さ
れているので、背丈の短い穀稈や、フィードチェーン
(7)寄りに偏って搬送された穀稈も、扱ぐことができ
る。
【0022】図示のように、突起(44)を、扱胴(4
1)の入口から出口までの略全域にわたって設けると、
穀稈が突起(44)に当たる時期を長くとれる。そのた
め、穀稈が突起(44)に当たる機会も増えて、脱穀性
能が向上する。
【0023】突起(44)の配置位置は、図示の例に限
らず、刈り取り対象の穀稈や圃場の状況に応じて取り替
えたりして、設計変更してもよい。例えば、扱胴(4
1)の出口近傍ほど高密度で分布させると、扱胴(4
1)の入口近傍では、穀稈が突起(44)に当たりにく
いので、穀稈を円滑に取り込むことできる。また、穀稈
の茎部に対するダメージが軽減されるので、脆弱な穀稈
を対象とする場合に利用できる。更に、扱胴(41)の
出口近傍では、突起(44)が高密度で分布しているの
で、そこで集中的に扱がれて十分脱穀される。
【0024】図示の例では、各扱歯(41b)の間に、
均一に一本ずつ突起(44)が配置されている。必ずし
も全ての扱歯(41b)の間に、突起(44)が配置さ
れないように間引くと、突起(44)の分布密度を調整
できる。また、逆に、各扱歯(41b)の間に、複数本
の突起(44)を配置させて、突起(44)の分布密度
を調整してもよい。
【0025】突起(44)の高さは、図4に明示される
ように、扱歯(41b)の回転軌跡に、食い込む高さに
することが好ましい。すると、穀稈が、突起(44)に
当たって浮き上がりやすくなるので、脱穀性能が向上す
る。ただし、食い込み過ぎると、搬送が滞ってしまうの
で、突起(44)が扱歯(41b)の回転軌跡に食い込
む範囲としては、突起(44)の高さの約1/3〜1/
2程度が好適である。
【0026】図6ないし8は、脱穀受網部の一部斜視図
である。脱穀受網部は、鉄板等の金属製目抜き板を、型
で押し出し成形することで形成される。この型成形の
際、目抜き板に備わる目抜き孔(47)は、突起(4
4)の裾に位置する谷部(46)に配置されて、穀粒の
濾過に利用される。このように、型成形により、突起
(44)を、谷部(46)と一体的に形成するので、製
造が簡易ながら、強度の高い突起(44)が得られる。
また、突起(44)及び目抜き孔(47)の形状と位置
を、精度よく形成できる利点もある。
【0027】目抜き孔(47)の形状は、円や、楕円、
凸多角形など任意の形状が利用でき、一つの谷部(4
6)に複数並べて配列させると、穀粒を効率よく濾過す
ることができる。また、目抜き孔(47)の配置位置
は、谷部(46)に限らず、突起(44)の斜面や頂部
であってもよい。
【0028】突起(44)の形状は、その概形が、扱胴
(41)の回転方向と略平行に細長い突条形状である
と、突起(44)の強度を保ちながら、穀稈を有効に扱
ぐことができる。
【0029】図6に示したように、目抜き孔(47)
が、突起(44)の頂部に位置するように、目抜き板を
押し出し成形すると、突起(44)の形状に多様性をも
たせることができる。このように、目抜き孔(47)の
形状や位置を変えるのみで、突起(44)の形状を、容
易に設計変更することができ、脱穀性能の向上に寄与さ
せることが可能である。なお、図8に示したように、突
起(44)の端部(44a)に緩斜面を設けて、穀稈の
円滑な搬送に寄与させてもよい。
【0030】ところで、突起(44)の高さは、均一で
ある必要ない。例えば、図9に示すように、一つの突起
(44)の高さを、搬送される穀稈の穂先側ほど高くな
るように不均一にしてもよい。すると、穀稈の茎部が、
突起(44)と扱歯(41b)との間で滞ったり損傷す
ることなく円滑に搬送される一方、穀稈の穂先側ほど、
突起(44)に当たりやすくなるので、脱穀性能が向上
する。
【0031】また、突起(44)の列の高さも、均一で
ある必要ない。例えば、図10に示すように、突起(4
4)列の高さを、扱胴(41)の出口近傍ほど高くなる
ように不均一にしてもよい。すると、穀稈を円滑に取り
込み、穀稈の茎部に対するダメージが軽減されると共
に、扱胴(41)の出口近傍で十分に脱穀が行われる。
【0032】突起(44)の概形としては、図5に示し
たように、扱胴(41)の回転方向と略平行に細長く連
続した直線状の突条形状のものが有効である。これによ
ると、製造が簡易で、溶接等による着脱も容易ながら、
十分な強度が確保される。
【0033】また、突条形状の突起(44)を、図12
(イ)に示すように、連続した波線状、または、図12
(ロ)に示すように、断線部分を備えて全体の概形とし
ては線状である形にしてもよい。これによると、穀稈
が、その背丈方向に揺さぶられやすくなるので、脱穀性
能が向上すると共に、大きな負荷がかかった場合の逃げ
場が提供される。
【0034】他方、突起(44)の代わりに、扱歯(4
1b)の長さを不均一にしてもよい。図11に示すよう
に、扱歯(41b)の列の長さを扱胴(41)の出口近
傍ほど高くすると、図10に示した例の場合と同様に、
穀稈を円滑に取り込み、穀稈の茎部に対するダメージが
軽減されると共に、扱胴(41)の出口近傍で十分に脱
穀が行われる。
【0035】このような突起(44)や扱歯(41b)
の先端の形状は、図4に示した円弧の他に、多様なもの
が適宜利用できる。例えば、図13(イ)に示すような
緩曲面であれば、穀稈に対するダメージが少なく、図1
3(ロ)(ハ)に示すような略多角形であれば、角張っ
た部位で扱ぐ力が大きくなる。
【0036】また、図13(ニ)に示すように、突起
(44)または扱歯(41b)の上下方向で凹凸があっ
たり、図13(ホ)に示すように、扱胴(41)の入口
など特定の方向に向かって湾曲して傾斜していると、穀
稈が、引っかかりやすくなって脱穀性能が向上する。
【0037】更に、図13(ヘ)に示すように、突起
(44)または扱歯(41b)が複数に分岐するか、図
13(ト)に示すように、細かな凹凸が多数設けられて
いると、穀稈との多様な接触が増えて脱穀性能が向上す
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を備えることによ
って、下記の効果を奏する。請求項1に記載のコンバイ
ンの脱穀装置によると、脱穀受網部が、突起を備えた目
抜き板で構成されるので、製造が簡易ながら十分な強度
の突起で、穀稈が浮き上がらせ反転させられて、扱ぎ残
しが低減される。請求項2に記載のコンバインの脱穀装
置によると、金属製の目抜き板を型で押し出し成形し
て、脱穀受網部を構成するので、突起及び目抜き孔を精
度よく成形できる。請求項3に記載のコンバインの脱穀
装置によると、突起の概形が、扱胴の回転方向と略平行
に細長い突条形状なので、突起の強度を保ちながら効率
よく脱穀できる。請求項4に記載のコンバインの脱穀装
置によると、目抜き孔が、少なくとも突起の裾に位置す
る谷部に配置されるので、簡易な構成で穀粒を効率よく
濾過できる。請求項5に記載のコンバインの脱穀装置に
よると、谷部に配置された目抜き孔が、複数並べて配列
されるので、穀粒を一層効率よく濾過できる。請求項6
に記載のコンバインの脱穀装置によると、目抜き孔が、
突起の頂部に配置されるので、突起の形状を成形して、
脱穀性能の向上に寄与させてもよい。請求項7に記載の
コンバインの脱穀装置によると、突起の端部に緩斜面が
備わるので、穀稈を円滑に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを概観する側面図
【図2】脱穀部および選別部を後方から俯瞰した斜視図
【図3】扱胴の周辺を示す正面図
【図4】同、側面図
【図5】脱穀受網の平面展開図
【図6】脱穀受網部の一部斜視図
【図7】脱穀受網部の別実施例を示す一部斜視図
【図8】脱穀受網部の別実施例を示す一部斜視図
【図9】突起の別実施例を示す扱胴周辺の正面図
【図10】突起の別実施例を示す扱胴周辺の側面説明図
【図11】扱歯の別実施例を示す扱胴周辺の側面説明図
【図12】突起の別実施例を示す平面説明図
【図13】突起及び扱歯の先端の多様な形状を示す側面
説明図
【符号の説明】
41 扱胴 41b 扱歯 42 脱穀受網 43 手前網押さえ 44 突起 44a 緩斜面 46 谷部 47 目抜き孔
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 功 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 宮本 彰 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 梶原 康一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B094 AA05 AA11 HA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバインの脱穀装置で、穀稈が、搬送さ
    れながら、扱胴と脱穀受網部との間で扱がれて脱穀され
    る構成において、 脱穀受網部を、扱胴に向かって突出する突起を備えた目
    抜き板で構成することを特徴とするコンバインの脱穀装
    置。
  2. 【請求項2】脱穀受網部が、 金属製の目抜き板を型で押し出し成形したものである請
    求項1に記載のコンバインの脱穀装置。
  3. 【請求項3】突起の概形が、 扱胴の回転方向と略平行に細長い突条形状である請求項
    1または2に記載のコンバインの脱穀装置。
  4. 【請求項4】目抜き板に備わる目抜き孔が、 少なくとも突起の裾に位置する谷部に配置される請求項
    1ないし3に記載のコンバインの脱穀装置。
  5. 【請求項5】谷部に配置された目抜き孔が、 複数並んで配列される請求項4に記載のコンバインの脱
    穀装置。
  6. 【請求項6】目抜き板に備わる目抜き孔が、 突起の頂部に配置されて、突起の形状が成形された請求
    項1ないし5に記載のコンバインの脱穀装置。
  7. 【請求項7】突起の端部が、 穀稈の搬送を円滑にする緩斜面を備える請求項1ないし
    6に記載のコンバインの脱穀装置。
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