JP2007267756A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

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Yozaburo Narahara
陽三郎 楢原
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
Koji Moriyama
浩二 森山
Yuichi Niifuku
勇一 新福
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Abstract

【課題】茎と茎の間に挟まった穀粒は扱歯に当たり難く扱ぎ残しが生じ易かったので、コンバインの脱穀部の脱穀受網を改良し、脱穀性能を向上させることを課題とする。
【解決手段】コンバインの脱穀装置において、フィードチェーン7側であって、かつ、穀稈送り方向後半部の脱穀受網42上に、扱胴41の回転方向と平行に複数の棒材43を付設し、前記棒材43の上面と、扱胴41の扱歯41b先端の回転軌跡を、正面視でラップ代Rだけラップさせた。
【選択図】図6

Description

本発明は、コンバインの脱穀部の扱胴下方に配設した脱穀受網の構造に関するものである。
従来より、コンバインは走行装置より前方に刈取部を突設し、該刈取部により刈り取った穀稈を後方に搬送して扱胴を配設した脱穀部へ供給される。そして、該扱胴の回転によって、脱穀を行い、脱粒後の排稈は機体後方に放出される。また、該扱胴下方には、扱胴下側面形状に沿って側面視半円状に構成した脱穀受網を配設し、該脱穀受網を漏下した穀粒や藁屑やゴミ等は脱穀部下方に配設した選別装置によって選別され、藁屑やゴミ等は機体後方から排出され、精粒は脱穀部の側部に配置したグレンタンクに貯留されるように構成していた。
前記従来の技術においては、コンバインの脱穀部における脱穀受網は、網枠にクリンプ網、あるいは、金属板に無数の孔を穿孔したパンチングメタルを嵌め込んだだけのシンプルな構成であった。
特開平9−224464号公報 実開昭54−120454号公報
しかしながら、前記のように従来のような脱穀受網の構成では、脱穀する際に、該脱穀受網と扱歯先端との間の隙間は略一定に配置しているため、穀稈先端部分、つまり、穂先側は充分に脱粒することができるが、株元側は茎が多くなるため、茎と茎の間に挟まった穀粒は、扱歯に当たり難く扱ぎ残しが生じ易かった。
本発明は前記の点を鑑み、コンバインの脱穀部の脱穀受網を改良し、脱穀性能を向上させることを課題とする。
本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
コンバインの脱穀装置において、フィードチェーン(7)側であって、かつ、穀稈送り方向後半部の脱穀受網(42)上に、扱胴(41)の回転方向と平行に複数の棒材(43)を付設し、前記棒材(43)の上面と、扱胴(41)の扱歯(41b)先端の回転軌跡を、正面視でラップ代(R)だけラップさせたものである。
本発明は以上のように構成したもので、次のような効果を奏するものである。すなわち、請求項1のように、コンバインの脱穀装置において、フィードチェーン側であって、かつ、穀稈送り方向後半部の受網上に、扱胴の回転方向と平行に複数の棒材を付設したことにより、脱穀部入口においては籾量が多いため、棒材を穀稈送り前半に設けると却って障害となる等して穀稈は姿勢を崩して搬送され、充分に脱粒されず、そのまま送塵口処理胴へ送られて、扱ぎ残しが多くなるが、後半部に配置することで、扱き残った穀粒が棒材と扱歯によって脱粒することになり、効率を向上できる。そして、棒材は回転方向と平行でフィードチェーン側にあるため、穀稈の株元に近い側の茎が多い部分に挟まった穀粒を棒材により上方へ浮き上がらせて、扱歯により下方へ力が加えられて脱粒され、扱き残しを減少させて、確実に脱穀を行なうことができるのである。
また、棒材を付設するだけの簡単な構成で脱穀効率を向上できる。
また、請求項2のように、前記棒材の上面と扱胴の扱歯先端の回転軌跡を正面視でラップさせたことにより、搬送される穀稈はジグザグ状に移動することになり、扱歯と棒材に確実に当接して脱粒され、より効果的に脱穀を行なうことができるのである。
本発明の解決すべき課題および構成は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説明する。図1はコンバインの全体左側面図、図2は脱穀部および選別部の後方からの斜視図、図3は本発明に係る脱穀受網の後方からの斜視図、図4は同じく展開図、図5は同じく正面図、図6は同じく側面図である。
まず、図1を用いてコンバイン1の全体構成の概略を説明する。クローラー式走行装置9上に機体フレーム2を取り付け、その上は、機体進行方向左側に脱穀部4及び選別部5、右側に運転席10及び穀粒を貯留するグレンタンク3が載置されている。刈取部6は脱穀部4の前方で、機体の最前部に位置されており、刈取部6の搬送手段は、脱穀部4側部のフィードチェーン7に向けて刈り取った穀稈を搬送するものである。前記フィードチェーン7に受け継がれた穀稈は、脱穀部4内の扱胴41で脱穀され、脱穀された穀粒等は下方の図2に示す選別部5に落下し、選別後の一番物を揚穀コンベア54を介してグレンタンク3内に投入し、二番物を二番還元コンベア55を介して選別部5に投入して再選別している。
また、図1に示すように、フィードチェーン7後端に図示せぬ排藁搬送装置が配設され、排藁を機体後部に配した排藁カッター装置36へ搬送して、切断して圃場に放出している。運転部は、運転席10の前部にフロントコラム12が立設され操向ハンドルや計器パネル等が配置され、運転部の左側部にサイドコラム11が立設され、脱穀クラッチレバーや主変速レバー等の各種操作具が配備されている。
また、前記グレンタンク3の下部に図示せぬ排出コンベアが横架され、該排出コンベア後部より縦オーガ16が立設され、該縦オーガ16の上部に上下に回動可能に排出オーガ17が連結され、オペレーターの操作で縦オーガ16の水平回動と排出オーガ17の上方回動で排出オーガ17先端部の排出口を機外の適所位置に移動させて機外に穀粒を排出できるようにしている。収穫作業時や移動時において前記排出オーガ17は、グレンタンク3後部より刈取部6の上方に向けて水平に配されて、排出オーガ17ができるだけコンパクトに収納され運転席10に搭乗するオペレーターの作業の邪魔とならない位置としている。
前記刈取部6の前部には、未刈り穀稈を起立させる引起タインを有する引起ケース34、未刈穀稈を分草する分草板35が配設されている。前記引起ケース34下部後方に、引き起こされた穀稈の株元側を掻込むと同時に穀稈株元を切断する刈刃装置37とを設けている。この刈り取られた刈取穀稈は前低後高であり上下に略平行状に配したチェーン式搬送手段とベルト式搬送手段とで挟持しながら後上方に搬送し、穀稈をフィードチェーン7に適正姿勢で刈取穀稈を受け継ぎ、穂先を脱穀部4に供給して脱穀処理するように構成している。また、前記刈取部6は刈取昇降シリンダー15の伸縮駆動によって、刈取部6後上部の図示せぬ駆動ケースを回動支点として昇降回動され、刈取り高さが調整される。
次に、脱穀部4について説明する。図2には矢視F方向をコンバイン1の前方とし、前記脱穀部4は、扱胴41と脱穀受網42等からなり、前記機枠フレーム2上部に収納されている。前記扱胴41の軸心41aは機体前後水平方向に向けられて配置され、該扱胴41の外周は、周囲に扱歯41b・41b・・・、整そ歯41c・41c・・・を突設して配列し、該整そ歯41c・41c・・・は扱胴41の最前方に配列され、穀稈の穂先をそろえ、脱粒工程で穂先をすく際に余計な抵抗が発生し、所要動力が変動しないようにする役割があり、また、該扱歯41b・41b・・・は扱胴41の前部から後端にかけて螺旋状に配列され、脱粒すると同時にこなし処理を行なうのである。
そして、前記扱胴41の下方は脱穀受網42にて覆われ、該脱穀受網42の下方に選別部5が配置されている。選別部5は、後部を支点として前後方向に揺動させる揺動選別装置56と、該揺動選別装置56の後端に配置して揺動させるストローラック57と、揺動選別装置56の前下方に設けて前部下方から後部上方に選別風を供給する唐箕58と、前記選別装置56の下方に設けて漏下する穀粒を揚穀コンベア54に取り出す一番コンベア51や一番樋と、前記ストローラック57の下方に設けて漏下する穀粒や藁屑等が混じる二番還元物を取り出す二番コンベア52や二番樋と、二番コンベア52からの二番還元物を前記選別装置56上面に戻す二番還元コンベア55と、前記ストローラック57上方左側の吸引口から該ストローラック57上面の藁屑および粉塵等を吸い込んで機外に排出させる横断流ファン59等より構成されている。
また、前記扱胴41の右側方には、軸心45aを機体前後方向に向けて送塵口処理胴45が扱胴41と平行に配設され、該扱胴41の右側方を四番口として、扱胴41右側部から送塵口処理胴45を介して排藁カッター装置36に排藁が排出される。
また、脱穀部4の上部にグレンタンク3が配置され、前後方向では運転席10後部から機体後部まで、左右方向で略機体幅とすることで、穀粒を収納する容量をできるだけ大きくしている。
このような構成において、前記フィードチェーン7により挟持された穀稈は後方へ搬送されながら、扱胴41の回転によって脱粒し、排藁は右端より排藁カッター装置36に送られて切断後に後方より圃場に放出される。
また、脱穀受網30を漏下した穀粒や塵埃等は揺動選別装置56上に落ち、藁屑や塵等は風選別と揺動選別によって前方へ送られる。精粒はチャフフィンやグレンシーブ等を通過して流穀板等にガイドされて一番樋上に落下して、一番コンベア51によって右側方へ送られて、揚穀コンベヤ54を介してグレンタンク3に収納される。
ストローラック57を通過して落下した二番物は二番樋上に落下して二番コンベア52より二番還元コンベア55を介して再度揺動選別装置56の前部上に還元されて、再選別される。そして、藁屑や塵等は横断流ファン59より吸引されて機外に排出される。
次に、本発明に係る脱穀受網42の構造について説明する。図3に示すように、扱胴41下方に凹設された脱穀受網42はフレーム42aとクリンプ網42b・42bから構成され、後部が突出した平面視、「L」字状に構成しており、本発明では、図3および図4に示すように、穀稈搬送後部の突出部42c、かつ、フィードチェーン側おいて、穀稈の送り方向(扱胴41の軸方向)に直交させて、言い換えれば、扱歯の回転方向と平行に複数の棒材43・43・・・を付設している。但し、プレート等で凸条に設けることも可能である。
すなわち、前記棒材43・43・・・は、図5に示す正面視で示すように、脱穀受網42の凹面に沿って、扱胴41への穀稈投入側である機体左側方寄りに配設され、また、図6に示す側面視で示すように、該棒材43・43・・・は、扱胴41の隣接する扱歯41b・41bの間に配設し、そして、正面視において該棒材43・43・・・の上面43a・43a・・・と扱歯41b・41b・・・の先端41d・41d・・・の回転軌跡をラップさせて配設している。
このように扱歯先端41d・41d・・・の回転面とラップ代Rを設けて棒材43・43・・・を凸設させることにより、脱穀部4において穀稈は棒材43・43・・・により上方へ浮き上がらせて、扱歯41b・41b・・・により下方へ力が加えられて脱粒されるので、従来にも増して、該棒材43・43・・・により穀稈を確実に扱歯41b・41b・・・に当接させるとともに該扱歯41b・41b・・・により穀稈は扱がれ、確実に脱穀を行なうことができるのである。
尚、図に示すような前記棒材43・43・・・の断面形状を円形とした丸棒として実施例を示しているが、該棒材43・43・・・の断面形状は、四角形や六角形、八角形などとしてもよく、棒材43・43・・・により穀稈を浮き上がらせて脱穀効率を高めるものであれば、その形状を特に限定するものではない。
コンバインの全体左側面図。 脱穀部および選別部の後方からの斜視図。 本発明に係る脱穀受網の後方からの斜視図。 同じく展開図。 同じく正面図。 同じく側面図。
符号の説明
1 コンバイン
2 機体フレーム
4 脱穀部
7 フィードチェーン
41 扱胴
41b 扱歯
41d 先端
42 脱穀受網
43 棒材
43a 上面
45 送塵口処理胴
R ラップ代

Claims (1)

  1. コンバインの脱穀装置において、フィードチェーン(7)側であって、かつ、穀稈送り方向後半部の脱穀受網(42)上に、扱胴(41)の回転方向と平行に複数の棒材(43)を付設し、前記棒材(43)の上面と、扱胴(41)の扱歯(41b)先端の回転軌跡を、正面視でラップ代(R)だけラップさせたことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
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