JPH0739393Y2 - コンバインにおける殻稈掻込装置 - Google Patents

コンバインにおける殻稈掻込装置

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JPH0739393Y2
JPH0739393Y2 JP5186289U JP5186289U JPH0739393Y2 JP H0739393 Y2 JPH0739393 Y2 JP H0739393Y2 JP 5186289 U JP5186289 U JP 5186289U JP 5186289 U JP5186289 U JP 5186289U JP H0739393 Y2 JPH0739393 Y2 JP H0739393Y2
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喜代志 田中
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、多条刈コンバインの殻稈掻込装置に係り、詳
しくは掻込ケースの配置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、コンバインにおける前処理部には、第4図及び第
5図に示すように、掻込装置7′株元搬送チェン16等が
配設されており、該掻込装置7′は、スターホィール11
…及び掻込ケース9a′,9b′,9c′,9d′,9e′等で構成さ
れている。
そして、該多条刈コンバインの掻込ケース9′,9b′,9
c′,9d′,9e′は、第5図に示すように、前処理部の全
幅にわたって掻込ケースの略半分の厚さの差で互い違い
に配置されており、また第4図に示すように、掻込ケー
ス9a′,9b′,9c′,9d′,9e′の前後長が短く、大きく股
開きの状態でセットされていた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、近時、短杆の稲が多く植付けられるが、特に
圃場における稲等の作物は、肥料の供給量の差、日当た
りの差等の諸条件により、畦際では短稈となることが多
い。したがって、従来のコンバインの殻稈掻込装置にお
ける掻込ケースの配置高さでは、畦際の短稈材を掻込む
ことが困難で稈こぼれが目立っていた。
また、掻込装置7′から株元搬送チェン16に殻稈を搬送
する際、特に掻込装置7′を低い位置に設置すると、掻
込装置7′から株元搬送チェン16に至る間に殻稈が左右
にばらけてしまい、殻稈搬送に乱れを生ずることがあっ
た。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述問題点を解消することを目的とするもの
であって、第1図乃至第3図を参照して示すと、機体
(3)の前部に複数の殻稈引起し(12…)を設け、その
後部に配設した刈刃(10)の上部に、複数のスターホイ
ール(11…)と、複数の掻込ケース(9a),(9b),
(9c)と株元搬送チェン(16)とを備えてなるコンバイ
ン(1)において、前記株元搬送チェン(16)の搬送方
向下流側端部の掻込ケース(9a)を低く配置し、少くと
も該端部より複数条に渡り、該搬送チェン(16)上流側
端部に向って掻込ケース(9a),(9b),(9c),(9
d),(9e)を高くなるように配置することを特徴とす
るものである。
(ホ)作用 以上の構成に基づき、機体(3)前部の株元搬送チェン
(16)の下流側を畦際にして走行刈取り作業をすれば、
畦際にある短稈材は穀稈引起し装置(12…)により引起
され、次に穀稈搬送チェン(16)下流側に低く配置され
た掻込ケース(9a)のタインによって掻込まれて刈刃
(10)に送られれる。そして、穀稈は、スターホィール
(11)によって保持された状態で、刈刃(10)により刈
取られ、株元搬送チェン(16)に送られ搬送される。ま
た、畦際より離れた位置にある中・長稈の穀稈も、同様
に、穀稈引起し装置(12…)に引起され、穀稈搬送チェ
ン(16)上流側へと高く配置された掻込ケース(9b),
(9c),(9d),(9e)のタインによって掻込まれて、
刈刃(10)により刈取られて、スターホィール(11…)
により穀稈搬送チェン(16)に送られ、該搬送チェン
(16)により搬送される。この際、穀稈は、低位地にあ
る掻込ケース(例えば9a)と隣接する高位置にある掻込
ケース(例えば9b)との間で株元搬送チェン(16)の送
り方向のモーメントが付与され、穀稈は一律に搬送チェ
ン(16)の送り方向に付勢された状態で搬送チェン(1
6)に受け渡される。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説明
する。
コンバイン1は、第2図に示すように、クローラ2で支
持される機体3を有しており、該機体3はフィードチェ
ン6を有する自動脱穀装置5等を搭載している。また、
機体3の前部には前処理部30が昇降自在に配置されてお
り、該前処理部30は前方に多数のディバイダ15…及び穀
稈引起し装置12…を有している。更に、これら穀稈引起
し装置12…の後方下部には往復運動する刈刃10が設置さ
れており、該刈刃10の僅か上方には、第1図乃至第3図
に示すように、5個のスターホィール11…が前処理部30
の全幅にわたって水平に並べ、かつ該スターホィール11
…の穀稈引起し装置12…に近接する側を下方に傾斜して
配設されている。これらのスターホィール11…の上方に
は、同軸にそれぞれ掻込搬送ベルト(又はチェン)の駆
動プーリが固定されており、これら搬送ベルトは前方に
位置する従動プーリとの間に巻掛けられていると共に掻
込ケース9a,9b,9c,9d,9eに覆われている。更に、これら
の掻込ケース9a,9b,9c,9d,9eの内、中側に位置する3個
の掻込ケース9b,9c,9dは先端部が細くなった略楕円形を
しており、該先端部を穀稈引起し装置12…に向け、また
その先端部を下方に傾斜して配設されている。また、外
側の掻込ケース9a,9eは略菱形をしており、その先端部
も同様に、穀稈引起し装置12…に向け、下方に傾斜して
配設されている。そして、これらの掻込ケース9a,9b,9
c,9d,9eの中には2個乃至4個のプーリが配設され、タ
イン21を有するベルトが巻き掛けられており、これらタ
イン21はケース9a〜9eに形成したスリットから外方に突
出している。また、これらの掻込ケース9a,9b,9c,9d,9e
は、第1図に詳示するように、前処理部30の前方から見
て、右端部に位置する掻込ケース9aが最も低く配置され
ており、右から2番目9bと3番目の9cの掻込ケースは右
端部のもの9aより、掻込ケース9の厚さの半分程高く配
置されている。また、4番目の掻込ケース9dは、3番目
の掻込ケース9cよりも更に掻込ケースの厚さの半分程高
く配置されており、左端部の掻込ケース9eは3番目と同
じ高さに配置されている。また、これらの掻込ケースは
9a,9b,9c,9d,9eは、第4図に示す従来の形と異なり、第
3図に示すように前後方向に延長して、その前端部のタ
イン掻込始端部22は穀稈引起し装置12のすぐ後に配置さ
れている。
また、前処理部30前方より見た右側端部の掻込ケース9a
には、その上方に縦搬送チェン19が設けられており、ま
た左側端部の掻込ケース9eの後方やや上方には縦補助搬
送チェン13が設けられており、該縦補助搬送チェン13の
上方にはチェン17が配設されている。そして、掻込ケー
ス9a,9b,9c,9d,9eの後方には穀稈を縦搬送チェン19へと
搬送する株元搬送チェン16が横方向に延びて配設されて
いる。
本実施例は以上のような構成よりなるので、圃場におい
て刈取り作業をする際、ディバイダ15が穀稈の株元に当
るまで前処理部30を下げて機体3を、先ず畦際に沿って
前進させると、圃場の各条の穀稈はディバイダ15…で分
けられ、穀稈引起し装置12…により引起される。機体3
は前進するので、引起された穀稈は、駆動装置により回
転する掻込ケース9a,9b,9c,9d,9e内のタインにより掻込
まれる。この場合、畦際の短稈材も低く位置した掻込ケ
ース9aにより掻込まれる。また、この掻込まれた穀稈は
刈刃10によって刈取られて、スターホィール11…、及び
縦搬送チェン19,20、によって株元搬送チェン16に送ら
れ、該株元搬送チェン16により穀稈は横に搬送された
後、縦搬送チェン19そしてフィードチェンによって自動
脱穀装置5へと搬送されて脱穀される。
このように、圃場の畦際を刈取るときは、コンバイン1
の走行方向左側を畦際として走行させれば、前処理部30
の畦側掻込ケース9aの配置が低く、かつ掻込ケース9aの
タインの掻込始端部22が穀稈引起し装置12…のすぐ後ま
で延長し股開きを狭くしてあるので、畦際の短稈材でも
早くから掻込むことができ、短稈材の刈取りを確実に行
うことができる。また、このように掻込ケース9aが低位
置であるので条刈り時においても、ディバイダ15…内で
横倒し気味になった短稈材をも掻込むことができる。
また、短稈長稈を問わず、穀稈は低位置にある掻込ケー
ス(例えば9a)と隣接する高位置にある掻込ケース(例
えば9b)との間で株元搬送チェン16の送り方向のモーメ
ントが付与され、穀稈は一律に該搬送チェン16の送り方
向に付勢された状態で搬送チェン16に受け渡される。
なお、掻込ケース9a,9b,9c,9d,9eのうち走行方向を見て
左側端部の掻込ケース9a及び右側端部の掻込ケース9eを
低く配置したので、走行方向右側を畦側として、畦際の
短稈材を刈取ることができ、圃場中を右廻りでも左廻り
でも刈取走行作業を行うことができる。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、コンバイン
(1)の株元搬送チェン(16)の搬送方向下流側端部の
掻込ケース(9a)を低く配置し、少なくとも該端部より
複数条に渡り搬送チェン上流側端部に向って掻込ケース
(9a),(9b),(9c),(9d),(9e)を高くなるよ
うに配置する構成としたので、圃場の穀稈を刈取る際
に、穀稈搬送チェン(16)の下流側を畦側として機体
(3)を刈取走行させれば、畦際の短稈材を稈こぼれな
く刈取ることができ、また該短稈材でないものであって
も、ディバイダ内で横倒しになった稈材を掻込むことが
できる。
また、隣接する掻込ケースの配置高さに差を設けてある
ので(例えば9aと9b)殻稈は、これらの掻込ケース間で
株元搬送チェン(16)の送り方向のモーメントが付与さ
れ、殻稈を一律に該搬送チェン(16)の送り方向に付勢
された状態で該搬送チェン(16)に受け渡すことがで
き、殻稈の搬送乱れによるトラブルを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る穀稈掻込装置のスターホィール、
搬送チェン、掻込ケースの配置を示した概略正面図、第
2図は本考案に係るコンバインの側面概略図、第3図は
掻込ケース、搬送チェン等を上方から見た展開図であ
る。第4図は従来用いられていた掻込ケース、搬送チェ
ン等を上方から見た展開図であり、第5図は従来用いら
れていた穀稈掻込装置のスターホィール、搬送チェン、
掻込ケースの配置を示した概略正面図である。 1…コンバイン、3…機体、5…自動脱穀装置、7…穀
稈掻込装置、9…掻込ケース、10…刈刃、11…スターホ
ィール、16…株元搬送チェン、30…前処理部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の前部に複数の殻稈引起し装置を設
    け、その後部に配設した刈刃の上部に、複数のスターホ
    ィールと、複数の掻込ケースと、株元搬送チェンとを備
    えてなるコンバイン装置において、 前記株元搬送チェンの搬送方向下流側端部の掻込ケース
    を低く配置し、少なくとも該端部より複数条に渡り、該
    搬送チェン上流側端部に向かって掻込ケースを高くなる
    ように配置することを特徴とする、 コンバインにおける殻稈掻込装置
JP5186289U 1989-05-01 1989-05-01 コンバインにおける殻稈掻込装置 Expired - Lifetime JPH0739393Y2 (ja)

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JPH02142121U JPH02142121U (ja) 1990-11-30
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