JPH0633U - コンバインにおける穀稈継送装置 - Google Patents
コンバインにおける穀稈継送装置Info
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- JPH0633U JPH0633U JP4726592U JP4726592U JPH0633U JP H0633 U JPH0633 U JP H0633U JP 4726592 U JP4726592 U JP 4726592U JP 4726592 U JP4726592 U JP 4726592U JP H0633 U JPH0633 U JP H0633U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 合流搬送方向上手側の穀稈受継部での継送を
円滑にする。 【構成】 穀稈合流搬送方向最上手側の株元掻込チェー
ン9の終端と株元合流搬送チェン16の始端を同一の軸
Aに装着されている近接したスプロケット9b,16a
に掛けて接続したコンバインにおいて、前記株元掻込チ
ェーン9の終端と株元合流搬送チェーン16の始端のス
プロケット9b,16aの間に前記株元掻込チェーン9
及び株元合流搬送チェーン16の回行軌跡より大径のス
ターホイール20を介装し、該スターホイール20を前
記軸Aに装着したコンバインにおける穀稈継送装置。
円滑にする。 【構成】 穀稈合流搬送方向最上手側の株元掻込チェー
ン9の終端と株元合流搬送チェン16の始端を同一の軸
Aに装着されている近接したスプロケット9b,16a
に掛けて接続したコンバインにおいて、前記株元掻込チ
ェーン9の終端と株元合流搬送チェーン16の始端のス
プロケット9b,16aの間に前記株元掻込チェーン9
及び株元合流搬送チェーン16の回行軌跡より大径のス
ターホイール20を介装し、該スターホイール20を前
記軸Aに装着したコンバインにおける穀稈継送装置。
Description
【0001】
本考案は、穀稈を刈取って自脱型脱穀機により脱穀処理するコンバインにおけ る穀稈継送装置に関する。
【0002】
従来、走行装置を備えた機台上に脱穀装置を搭載し、該脱穀装置の前方に、穀 稈引起体と、刈刃と、複数の掻込経路を形成する掻込輪と、掻込経路に沿って配 設した茎部掻込帯の下方に株元掻込チェーンを設けた掻込装置と、各掻込経路か ら掻込まれた刈取穀稈を合流させるべく搬送する茎部合流搬送帯及び株元合流搬 送チェーンと、合流した穀稈を脱穀装置に搬送供給する穀稈搬送装置とからなる 前処理装置を配設し、穀稈合流搬送方向最上手側の前記株元掻込チェーンの終端 と株元合流搬送チェーンの始端を同一の軸に装着されているスターホイールに掛 けたコンバインは既に知られている。
【0003】
前記既知のコンバインの穀稈搬送装置における株元合流搬送チェーンの始端と それに向けて穀稈を掻込む株元掻込チェーンの終端との受継部では、株元掻込チ ェーンが終端回行部で穀稈の株元部を挟持した状態から外側方へ回行するので、 稈離れが悪く、巻き込み傾向があり、それにより継送行程で稈姿勢が乱れたり、 折れ曲がったり、詰まりを生じたりした。
【0004】
本考案は、走行装置を備えた機台上に脱穀装置を搭載し、該脱穀装置の前方に 、穀稈引起体4と、刈刃3aと、複数の掻込経路を形成する掻込輪5・・・と、 掻込経路に沿って配設した茎部掻込帯及び突起付き株元掻込チェーンからなる掻 込装置と、各掻込経路から掻込まれた刈取穀稈を合流させるべく搬送する茎部合 流搬送帯及び突起付き株元合流搬送チェーンと、合流した穀稈を脱穀装置に搬送 供給する穀稈搬送装置3とで構成した前処理装置を配設し、穀稈合流搬送方向最 上手側の前記株元掻込チェーンの終端と株元合流搬送帯の始端を同一の軸Aに近 接して装着されているスプロケットに掛けて接続したコンバインにおいて、前記 株元掻込チェーンの終端と株元合流搬送チェーンの始端のスプロケットの間に前 記株元掻込チェーンの終端及び株元合流搬送チェーンの回行軌跡より大径のスタ ーホイールを介装し、該スターホイールを前記軸Aに装着することにより継送さ れる穀稈をスターホイールにより穀稈搬送経路内に押し込むようにして前述の問 題点を解決した。
【0005】
穀稈引起体が引起した穀稈を複数の掻込経路に沿う掻込輪及び株元掻込チェー ンと茎部掻込帯とが後方へ掻込む過程で、刈刃が刈取り、各掻込経路から掻き込 まれた刈取穀稈は順次茎部合流搬送帯及び株元合流搬送チェーンに掻き込まれて 順次合流し、合流した穀稈は穀稈搬送装置により脱穀装置に搬送供給されて脱穀 処理される。そして、合流搬送方向最上手側の前記株元掻込チェーンにより掻き 込まれた穀稈の株元部が、株元合流搬送チェーンの始端に継送される時、スター ホイールは、穀稈の株元部を株元掻込チェーンから外して穀稈搬送経路内に押し 込んでから株元合流搬送チェーンに受け渡すこととなり、継送部で穀稈の姿勢が 乱れたり、折れ曲がったり、詰まったりすることがない。
【0006】
本考案の一実施例を図面について説明すると、左右一対のクローラからなる走 行装置1を有する機台上の一側に自脱型の脱穀装置を搭載し、他側には操作盤、 運転席、穀粒タンク及びエンジンを配設し、前記脱穀装置の前方には刈取装置2 と穀稈搬送装置3とからなる前処理装置を上下傾動可能に装着してある。
【0007】 前記刈取装置2は前部に7個の分草体、6個の穀稈引起体4・・(刈取条数に 応じて適宜増減する)を併設した6条刈タイプのものであって、既刈地側(進行 方向右側)の間隔が広くなっており、刈刃3aの上部には相互に噛合した3対の 掻込輪5・・を軸支して、対をなす掻込輪5・・により3つの掻込経路を形成し 、これらの掻込輪5・・の軸5aの上端に取付けたVプーリー6と斜め前方外側 に向かうケース状のカバー6aの前部に軸支したVプーリー6bには、可撓ラグ 7a・・付きの茎部掻込帯となる茎部掻込ベルト7を張設してあり、両外側及び 中間掻込経路の左側の掻込輪5の軸に取付けたスプロケット8と後方のスプロケ ットには穀稈の株元部を後方へ掻込む長い突起a付きの株元掻込チェーン9を巻 き掛けるが、既刈地側の株元掻込チェーン9の後端は、軸Aに取付けたスプロケ ット9aに巻き掛けられ、未刈地側の株元掻込チェーン9の後端は軸Bに取付け たスプロケット9cに巻き掛けられており、各掻込経路の株元掻込チェーン9の 搬送面と対向する側には掻込ガイド杆9bを対設してあり、茎部掻込ベルト7の 搬送面にも比較的撓み易いガイド杆を対設してある。10はスターホイール型の 穂側掻込輪である。
【0008】 また、前記各掻込経路の後部には、刈取幅の一側から他側に亙る突起付きの株 元合流搬送チェーン16及び起伏する長いタイン17が装着された上下2段の茎 部横搬送チェーン17a,17bと、掻込ケースに進退可能に弾持されていて株 元合流搬送チェーン16の搬送面に対設した比較的強い2本の株元ガイド杆18 ,18a及び撓み易いガイド杆とにより形成される横搬送経路を設けてあり、こ の横搬送経路の搬送終端から脱穀装置の供給口及び挟扼レール21が対設されて いるフィードチェーンの始端に亙る部位には、穂側搬送体22と株元搬送体23 とからなる前記穀稈搬送装置3を後部を中心として上下傾動することにより扱深 さ調節するように軸支し、穂側搬送体22のチェーンには前部で起立突出して後 部で倒伏する多数のタイン22aを装着し、その搬送面にはガイドレールを対設 し、株元搬送体23の搬送面には挟持レールを対設してあり、前記株元合流搬送 チェーン16の始端を巻き掛けたスプロケット16aは、前記スプロケット9c に近接させた状態で前記軸Aに取付けてある。
【0009】 そして、既刈地側の前記株元掻込チェーン9の後端を巻き掛けたスプロケット 9aと株元合流搬送チェーン16の始端を巻き掛けたスプロケット16aとの間 には、緩やかに湾曲していて後退角を有する多数の突起を備えたスターホイール 20を介装して前記軸Aに取付けてあり、このスターホイール20は株元掻込チ ェーン9及び株元合流搬送チェーン16の突起を含む回行軌跡より大径になって おり、上記スターホイール20の掻込部には作用面がスターホイール20の突起 の回転方向前面と略直交する巻き付防止杆20aを併設してあり、前記株元掻込 チェーン9の上面に沿っていて後部に至るにつれて順次掻込経路に進出すると共 に前記長い突起aの移動軌跡とラップしてからスターホイール20の上面に近接 した状態で株元合流チェーン16の下方を経て後方へ延出したガイド板19を設 けてあるので、スターホイール20の突起は、株元掻込チェーン9と株元ガイド 杆18とにより挟持搬送された株元部は、スターホイール20の突起及びガイド 板19によるを押出作用により株元掻込チェーン9の突起から外すと共に搬送経 路内に押し出して株元合流搬送チェーン16に受け渡し、それに続いて搬送経路 から退出する時、穀稈がスターホイールに引掛かっていると、前記巻き付防止杆 20aがそれを受け止めてるので、それを株元合流搬送チェーン16が受け継い で搬送する。
【0010】 前記未刈地側の掻込経路の後部外側から横搬送経路の終端外側を経て株元合流 搬送チェーン16及び茎部横搬送チェーン17a,17bの後方へ向かう部分と 対向する部位に亙って、茎部継送掻込体25と穂部継送掻込体26を設けてあり 、これらの継送掻込体25,26のチェーンに枢着した複数のタイン27・・を 前部で起立突出させ、後部で倒伏するようにガイドレールにより姿勢を制御して あり、上記継送掻込体25,26の傾斜角は前記掻込輪5・・、茎部掻込ベルト 7及び茎部掻込輪28と同一であるが、株元合流搬送チェーン16及び上下の茎 部横搬送チェーン17a,17bは、前記掻込輪5・・等よりも緩傾斜になって いる。30は穀稈搬送装置の前端のブラケットに突設した後部ブラシ、31は横 案内板の終端部に突設して上記後部ブラシ30と重合させた前部ブラシである。
【0011】 前述のコンバインにおいて、前記分草体により分草された後、穀稈引起体4・ ・により引き起された穀稈は、掻込輪5・・、茎部掻込ベルト7及び株元掻込チ ェーン9により掻込まれると共に刈刃3aにより刈取られ、更に後方の横搬送経 路まで掻き込まれる。その際、既刈地側の掻込経路から掻き込まれた穀稈の茎部 は茎部横搬送チェーン17a,17bに受継され、株元部は株元合流搬送チェー ン16の始端に受継されるが、その際、スターホイール20はその突起の回転方 向前面で株元掻込チェーン9の搬送面に圧接されている穀稈の株元部を押し剥し て株元合流搬送チェーン16に受け渡し、前記突起の湾曲した後退角を有する面 が後方へ抜け出しながら回動し、この突起に穀稈又は藁屑等が引っ掛かっている と巻き付き防止杆20aがそれを受け止めて離脱させることとなり、この受継部 で稈抜けしたり、稈姿勢が乱れて詰ったり、巻き付いたりすることがない。
【0012】 横搬送経路の中途部では中間の掻込経路から掻き込まれた穀稈が合流し、横搬 送経路の終端では未刈地側の掻込経路から掻き込まれた穀稈が合流し、この最終 合流部では、株元掻込チェーン9の後部が株元合流搬送チェーン16の終端の後 方へ向かう部位と対向するように延出されており、上下の継送掻込体25,26 は合流部と対向する部位から茎部横搬送チェーン17a,17bの終端と対向す る部位を経て穂側搬送体22のタイン22aの前端回行軌跡と平面視でラップす る位置にまで亙っているので、合流した穀稈を穀稈搬送装置の前端に,乱れや洩 れのない状態でスムーズに継送することができる。
【0013】
本考案は、前述のように構成したので、刈取穀稈が、穀稈合流方向最上手側の 株元掻込チェーン9の終端から株元合流搬送チェーン16へと方向変換されなが ら継送されるとき、株元掻込チェーン9の終端にスプロケット9a及び株元合流 搬送チェーンの始端のスプロケット16aの軸Aに取付けたスターホイール20 は、株元掻込チェーン9により掻込搬送された穀稈の株元部を外側方から侵入し て押し剥してから搬送方向を変換しながら株元合流搬送チェーン16に受け渡す こととなり、それにより株元掻込チェーン9からの稈離れを良くするとともに株 元合流搬送チェーン16への受け継ぎをスムーズに行うことができ、しかも、稈 洩れ、稈折れ、稈詰まり及び巻き付きを防止することができる。
【図1】コンバインの中間部の側面図である。
【図2】同上未刈地側の側面図である。
【図3】刈取装置の平面図である。
【図4】要部の平面図である。
【図5】同上断面図である。
2 刈取装置 3 穀稈搬送装置 5 掻込輪 9 株元掻込チェーン 9b,16a スプロケット 16 株元合流搬送チェーン 19 ガイド板 20 スターホイール
Claims (1)
- 【請求項1】 走行装置を備えた機台上に脱穀装置を搭
載し、該脱穀装置の前方に、穀稈引起体4と、刈刃3a
と、複数の掻込経路を形成する掻込輪5・・・と、掻込
経路に沿って配設した茎部掻込帯及び突起付き株元掻込
チェーン9からなる掻込装置と、各掻込経路から掻込ま
れた刈取穀稈を合流させるべく搬送する茎部合流搬送帯
及び突起付き株元合流搬送チェーン16と、合流した穀
稈を脱穀装置に搬送供給する穀稈搬送装置3とで構成し
た前処理装置を配設し、穀稈合流搬送方向最上手側の前
記株元掻込チェーン9の終端と株元合流搬送チェーン1
6の始端を同一の軸Aに近接して装着されているスプロ
ケットに掛けて接続したコンバインにおいて、前記株元
掻込チェーン9の終端と株元合流搬送チェーン16の始
端のスプロケットの間に前記株元掻込チェーン9の終端
及び株元合流搬送チェーン16の回行軌跡より大径のス
ターホイール20を介装し、該スターホイール20を前
記軸Aに装着したことを特徴とするコンバインにおける
穀稈継送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047265U JP2607059Y2 (ja) | 1992-06-14 | 1992-06-14 | コンバインにおける穀稈継送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047265U JP2607059Y2 (ja) | 1992-06-14 | 1992-06-14 | コンバインにおける穀稈継送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633U true JPH0633U (ja) | 1994-01-11 |
JP2607059Y2 JP2607059Y2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=12770470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992047265U Expired - Fee Related JP2607059Y2 (ja) | 1992-06-14 | 1992-06-14 | コンバインにおける穀稈継送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607059Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921194U (ja) * | 1972-05-29 | 1974-02-22 | ||
JPS4929511U (ja) * | 1972-06-08 | 1974-03-14 | ||
JP2012165752A (ja) * | 2012-04-27 | 2012-09-06 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
-
1992
- 1992-06-14 JP JP1992047265U patent/JP2607059Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921194U (ja) * | 1972-05-29 | 1974-02-22 | ||
JPS4929511U (ja) * | 1972-06-08 | 1974-03-14 | ||
JP2012165752A (ja) * | 2012-04-27 | 2012-09-06 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2607059Y2 (ja) | 2001-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |