JPH04107377U - 蓋の開閉装置 - Google Patents

蓋の開閉装置

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JPH04107377U
JPH04107377U JP1991015027U JP1502791U JPH04107377U JP H04107377 U JPH04107377 U JP H04107377U JP 1991015027 U JP1991015027 U JP 1991015027U JP 1502791 U JP1502791 U JP 1502791U JP H04107377 U JPH04107377 U JP H04107377U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋を二方向から開閉する場合に、外観上の見
映えを害したり、物品の出し入れが邪魔となることのな
い開閉装置の提供。 【構成】 ボックス本体2に設けられる蓋1を二方向か
ら開放する場合には、開放側の操作部材5をばね圧に抗
して内方向に押圧すれば、該操作部材に連結されている
回転軸8がロック部材11から外れるので、後は、回動
支点側の回転軸を中心に、蓋をそのまま上方に回動すれ
ば、蓋を二方向から容易に開放することが可能となる。
しかし、上記ロック部材をボックス本体に穿設された格
納口14に回動可能に軸支する関係で、蓋の開放に際し
ては、回動支点側のギヤ機構Gと開放側のギヤ機構Gの
連動した駆動で、開放側のロック部材をその格納口内に
回動させながら没することが可能となるので、ロック部
材の存在が外観上の見映えを害したり、物品の出し入れ
の邪魔となることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車コンソールボックスの蓋をはじめ、その他ボックス本体の開 口部に回動可能に設けられる各種蓋(扉類も含む)を、二方向から開閉すること のできる開閉装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車コンソールボックスの蓋を二方向から開閉する装置としては、例えば、 実開昭60−90042号公報に示すものが存する。 該従来の開閉装置は、具体的には図示しないが、ボックス本体の開口周縁両端 部に断面円形状の支持軸を横設する一方、蓋の対向する周縁に該各支持軸に着脱 可能に外嵌する断面C字状の軸受部を一体に設けて、上記各支持軸に対応する軸 受部を夫々回転可能に外嵌すれば、蓋でボックス本体の開口部を完全に閉塞でき 、ボックス本体の開口部を開放する場合には、一方の軸受部を支持軸から外して 、蓋を他方の支持軸を支点として回動するか、或いは、逆に、他方の軸受部を支 持軸から外して、今度は、一方の支持軸を支点として回動すれば、ボックス本体 の開口部を二方向から適宜開放できる構成となっている。 従って、この従来の開閉装置の下では、ボックス本体側に断面円形状の支持軸 を設け、蓋側に断面C字状の軸受部を設ける極めて簡単な構造を採用するだけで 、ボックス本体に設けられる蓋を二方向から開閉することが可能となる。
【0003】 然し乍ら、斯る従来の開閉装置は、蓋の開閉操作側では、軸受部を支持軸に強 制的に外嵌したり、逆に、この外嵌状態を強制的に解除しなければならず、又、 蓋の回動支点側では、これらの操作に応じて、その都度、C字状軸受部を支持軸 上で無理に回転させなければならないので、頻繁に開閉操作を繰り返すと、軸受 部のC字形状が拡径したり変形したりして、円滑な開閉動作や確実な開閉状態が 得られなくなると言う構造上の問題点を有していた。
【0004】 そこで、本出願人は、斯る従来装置の問題点に鑑み、特願平2−411051 号に係る開閉装置を既に提供している。 この開閉装置は、今までにない新しい発想の下で開発されたもので、蓋の両端 部に操作部材を夫々移動可能に支承すると共に、蓋の内側にばね手段のばね圧を 受けて進退動できる一対の回転軸を配し、該各回転軸を上記操作部材に個々に連 結して、各操作部材を上記ばね手段のばね圧で互いに外方向に付勢する一方、ボ ックス本体の開口周縁両端部に上記回転軸を着脱可能に係止するロック部材を一 体に立設して、操作部材の押圧操作で、該操作部材に連結された各回転軸を、対 応するロック部材から個々に外せるように構成したものである。
【0005】 依って、当該開閉装置の下では、蓋側に操作部材と回転軸とばね手段等を組み 付けて、該蓋をボックス本体の開口部に被嵌すると、各操作部材に連結されてい る回転軸が、対応する本体側のロック部材にばね手段のばね圧を伴って自動的に 係止するので、蓋のボックス本体に対する完全な閉塞状態が得られ、又、蓋を二 方向から開放する場合には、開放側の操作部材をばね圧に抗して内方向に押圧す ると、該操作部材に連結されている回転軸が、本体側の対応するロック部材から 外れるので、後は、回動支点側のロック部材に係止している回転軸を回動支点と して、蓋をそのまま上方に回動すれば、蓋を二方向から簡単に開放することが可 能となる。 このことから、常に節度感のある確実な開閉動作及び開閉状態が保障されて、 例え頻繁に開閉操作を繰り返したとしても、従来装置の如く、円滑な開閉動作や 確実な開閉状態が期待できなくなると言う心配が解消されることとなる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、当該開閉装置にあっては、回転軸を係止するロック部材を、ボック ス本体の開口縁に予め一体に立設する構成を採用している関係で、蓋をいずれの 方向から開放する場合にあっても、開放側のロック部材はボックス本体の開口縁 から起立した状態をもって上外方に突出することとなるので、これにより、外観 上の見映えが害されると共に、特に、ボックス本体に対する物品の出し入れに際 して、斯るロック部材の存在が大いに邪魔となってしまう恐れがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の開閉装置は、斯る先に提供した開閉装置の利点を生かしつつ、その課 題を有効に解決するために再開発されたもので、ボックス本体の開口部に回動可 能に設けられる蓋を二方向から開閉する蓋の開閉装置を前提として、蓋の両端部 に操作部材を夫々移動可能に支承し、蓋の内側にばね手段のばね圧を受けて進退 動できる一対の回転軸を配し、該各回転軸を上記操作部材に個々に連結して、各 操作部材を上記ばね手段のばね圧で互いに外方向に付勢すると共に、ボックス本 体の開口周縁両端部に格納口を穿設して、該各格納口に上記回転軸を着脱可能に 係止するロック部材を回動可能に軸支し、操作部材の押圧操作で、操作部材に連 結された各回転軸を該ロック部材から個々に外せる構成となす一方、上記ボック ス本体の各格納口に軸支されるロック部材に回動用のギヤ機構を夫々付設し、該 ボックス本体両端側のロック部材のギヤ機構同士を接続して、蓋をいずれか一方 から開放した時に、回動支点側のギヤ機構と開放側のギヤ機構の連動した駆動で 、開放側のロック部材をその格納口内に回動させながら没する構成を採用した。
【0008】
【作用】
依って、本考案にあっても、蓋側に操作部材と回転軸とばね手段等を組み付け て、該蓋をボックス本体の開口部に被嵌すれば、各操作部材に連結されている回 転軸が、対応する本体側のロック部材にばね手段のばね圧を伴って自動的に係止 するので、これにより、蓋のボックス本体に対する閉塞状態が得られ、又、蓋を 二方向から開放する場合には、開放側の操作部材をばね圧に抗して内方向に押圧 すれば、該操作部材に連結されている回転軸がロック部材から容易に外れるので 、後は、回動支点側のロック部材に係止している回転軸を回動支点として、蓋を そのまま上方に回動すれば、蓋を二方向から自在に開放することが可能となる。
【0009】 しかし、本考案にあっては、上記の構成に加えて、ロック部材をボックス本体 側に穿設された格納口に回動可能に軸支する一方、該各格納口に軸支されたロッ ク部材に回動用のギヤ機構を夫々付設して、該ロック部材同士のギヤ機構を接続 する構成となしているので、いずれの方向から蓋を開放する場合であっても、回 動支点側のギヤ機構と開放側のギヤ機構の連動した駆動で、開放側のロック部材 をその格納口内に回動させながら没することが可能となる。 従って、蓋の開放時に、上外方に突出するロック部材により、外観上の見映え が害されたり、或いは、ボックス本体に対する物品の出し入れに際して、ロック 部材の存在が邪魔となる心配が全くなくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を、図示する一実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係る開 閉装置も、自動車コンソールボックスに回動可能に設けられる蓋を二方向から開 閉できるように構成したもので、基本的には、本出願人が先に提出した開閉装置 の構成を略そのまま前提としている。
【0011】 即ち、本実施例にあっても、図1に示す如く、蓋1側に対しては、その内側に 凹部3を画成し、該凹部3を画成する両端壁に対向する2個の貫通孔4を穿設し て、該各貫通孔4に連結孔部6を有する操作ボタン5を夫々移動可能に支承する 一方、上記凹部3内に一対の回転軸部8と一対の弾性部9とを一体に有する矩形 状の線材製ばね手段7を撓ませながら配して、該矩形状ばね手段7のカラー10 を嵌装した一対の回転軸部8を、上記各操作ボタン5の連結孔部6内に遊嵌して 連結することにより、ばね手段7の弾性部9の撓みから得られるばね圧で、各操 作ボタン5を互いに貫通孔4内において外方向に付勢する構成となしている。
【0012】 又、ボックス本体2側に対しては、その対向する開口周縁両端部に、テーパー ガイド部12とL字状のロック孔13を有する4個の金属製ロック部材11を対 の関係をもって夫々配設して、該両端側のロック部材11のロック孔13に上記 ばね手段7の各回転軸部8を、回転軸として着脱可能に係止する構成となしてい る。
【0013】 そして、本実施例にあっては、斯る基本構成に加えて、図示する如く、ボック ス本体2の開口縁両端部の両サイドに各ロック部材11を出没可能に格納できる 4個の格納口14を穿設して、各端部側に位置する格納口14内にロック部材1 1を共通の連結シャフト15を介して回動可能に軸支する一方、該各連結シャフ ト15にダブルトーションばね16を装着して、該トーションばね16のばね圧 で、各端部側のロック部材11同士を上記格納口14から常に上方に起立する状 態に付勢し、且つ、蓋1の開放時には、開放側のロック部材11を下記のギヤ機 構Gを介して回動させて、その格納口14内に強制的に没する構成を採用したも のである。 尚、上記ダブルトーションばね16は、その両端フック部を各ロック部材11 に直接係止し、中央フック部を上記連結シャフト15と平行に設けられた別の固 定シャフト17に係止することにより、自己の捩じればね圧で、ロック部材11 を常時起立させようとするものである。又、斯る固定シャフト17や上記連結シ ャフト15は、実施に際しては、ダブルトーションばね16等と一緒に、カバー 等の適宜手段を用いて隠蔽されるものである。
【0014】 上記のギヤ機構Gは、各ロック部材11毎に独立して付設されるものであるが 、各サイドのギヤ機構G・G同士は下記のラックにより接続されて、両者が連動 して駆動できるように構成されている。 これを具体的に説明すると、該各ギヤ機構Gは、蓋1側に設けられるギヤ状リ ング体18と、ボックス本体2側に設けられる複数のギヤ群から構成されて、前 者のギヤ状リング体18は、自身の周面に歯部を形成すると共に、中央部に上記 一対の回転軸部8の軸端8aを遊嵌する長孔19を穿って、蓋1の凹部3内面両 サイドの両端部に夫々一体に突設されている。
【0015】 又、後者のギヤ群は、図2・図3にも示す如く、上記連結シャフト15の端部 に固定される第一小ギヤ20と、蓋1側のギヤ状リング体18と咬合する第二中 ギヤ21と、該第二中ギヤ21と咬合する第三大ギヤ22と、該第三大ギヤ22 と同軸に設けられて上記第一小ギヤ20と咬合する第四大ギヤ23と、第三・第 四大ギヤ22・23と同軸に設けられる第五小ギヤ24とを備えて、各サイドに おける左右の第五小ギヤ24・24同士を夫々1本のラック25により接続して 、ボックス本体2の側壁部内に配設されている。 尚、本実施例にあっては、上記第四大ギヤ23に関しては、図示する如く、歯 部23aが全周の一部だけに設けられているギヤを使用して、一定の時間差をお いて第一小ギヤ20と咬合させる構成となし、且つ、リング体18に形成される 長孔19は、蓋1自体の長手方向及び操作ボタン5の移動方向と平行すると同時 に、上記ロック部材11のL字状ロック孔13の水平孔部と平行し、且つ、該水 平孔部と略等しい寸法となるように設定されている。
【0016】 依って、斯る構成の開閉装置の下では、蓋1の各貫通孔4内に操作ボタン5を 移動可能に支承して、該各操作ボタン5の連結孔部6内にばね手段7の回転軸部 8を遊嵌すれば、凹部3内でばね手段7の弾性部9が内方に撓みながら、そのば ね圧で、各操作ボタン5が貫通孔4から外方向に付勢される。 従って、斯る状態を得た後は、そのままの状態で、蓋1をボックス本体2の開 口部に被嵌すると、矩形状のばね手段7の各回転軸部8が、対応するロック部材 11のテーパーガイド部12に案内されて後退しながら、各ロック部材11のL 字状ロック孔13に至ってその端縁に自動的に係止するので、これにより、図4 に示す如く、蓋1のボックス本体2に対する確実な閉塞状態が得られることとな る。
【0017】 尚、斯る蓋1の閉塞状態にあっては、回転軸となるばね手段7の各回転軸部8 が、一対の弾性部9の撓みにより得られるばね圧を伴って、対応するロック部材 11のロック孔13に確実に係止していると共に、蓋1側の各リング体18は本 体2側の第二中ギヤ21と個々に咬合して、対応するロック部材11の外側に確 実に位置決めされて、その長孔19とロック孔13の水平孔部とが一致する状態 に置かれている。
【0018】 そして、蓋1を開放する場合において、今仮に、図中左側から蓋1を開放する 場合には、その連結孔部6に遊嵌されているばね手段7の回転軸部8を伴って、 左側の操作ボタン5をばね圧に抗して内方向に押圧しながら上方に回動すると、 図5に示す如く、該ばね手段7の回転軸部8がロック部材11のロック孔13の 水平孔部内を移動した後、該ロック孔13の垂直孔部内を上方に移動して、ロッ ク部材11のロック孔13から簡単に外れる。 尚、斯る蓋1の開放操作に際しては、図示する如く、該蓋1の回動と一緒に、 開放側の各ギヤ状リング体18も第二中ギヤ21との咬合を解いて移動する訳で あるが、この時には、当該リング体18の長孔19内でその軸端8aの移動を許 容して、回転軸部8がロック部材11のロック孔13から外れることを補助する こととなるので、開放側では、ギヤ状リング体18の存在が邪魔になることは絶 対にない。
【0019】 他方、回動支点となる右側では、図4において矢印で示す如く、斯る蓋1の開 放動作と連動して、右側のギヤ状リング体18が一緒に回動して、該リング体1 8と咬合する第二中ギヤ21を所定方向に回転させるので、これにより、該第二 中ギヤ21と咬合する第三大ギヤ22が回転すると同時に、その同軸の第五小ギ ヤ24も同方向に回転して、該第五小ギヤ24と咬合するラック25を図中右方 向に水平移動させる。 すると、該ラック25の水平移動に伴い、今度は、開放側たる左側の第五小ギ ヤ24が回転して、図6に示す如く、同軸の第四大ギヤ23を同方向に回転させ ながら、一定の時間差をもって、該第四大ギヤ23の歯部23aを連結シャフト 15の固定されている第一小ギヤ20と咬合させるので、右側のロック部材11 に係止している回転軸部8を回動支点として、蓋1を更に上方に継続して回動す れば、これにより、左側のロック部材11は、図7に示す如く、ダブルトーショ ンばね16のばね圧に抗して、各自の格納口14方向に徐々に回動して、最終的 には、対応する格納口14内に没することとなる。
【0020】 尚、上記第四大ギヤ23を一定の時間差をもって第一小ギヤ20と咬合させる 構成は、開放側の回転軸部8がロック部材11のロック孔13から完全に外れる までは、ロック部材11を格納口14方向に回動させないためのものである。 又、開放側で第五小ギヤ24が回転すれば、第四大ギヤ23のみならず同軸の 第三大ギヤ22も回転することとなるが、これは、単に第二中ギヤ21を空転さ せているだけで、ロック部材11の回動には何ら関与していない。
【0021】 従って、蓋1の最終的な開放状態においては、図8に示す如く、開放側のロッ ク部材11が格納口14に隠れてしまうので、先に提出した開閉装置の如く、ロ ック部材11が起立状態をもって上外方に突出して、開放時の外観上の見映えを 害する心配がなくなるばかりか、ボックス本体2に対する物品の出し入れ時に、 該ロック部材11の存在が邪魔となってしまう心配が全くなくなる訳である。
【0022】 又、回動支点側にあっては、ロック部材11にばね圧を伴って係止している回 転軸部8のみを回動支点としなくとも、同側のリング体18自体が第二中ギヤ2 1と咬合しながら同位置で回動して、蓋1を開放方向に安定して回動させること が可能となるので、蓋1の開放時に、回転軸となる回転軸部8が不用意に動いて ガタついたりする心配が全くなくなると共に、蓋1の回動に伴ってリング体18 が一緒に回動すると、該リング体18の長孔19の方向も徐々に変化して、図示 する如く、ロック部材11のロック孔13の水平孔部と不一致状態となるので、 斯る不一致状態において、例え操作ボタン5に不測の外力等が加わっても、この リング体18の長孔19の規制作用で、回動支点側の回転軸部8がロック部材1 1のロック孔13から簡単に外れて、蓋1とボックス本体2とが分解してしまう 心配も完全に解消できることとなる。
【0023】 尚、この左側から開放された蓋1を閉塞する場合には、蓋1を下方に回動する と、今度は、回動支点側のリング体18が前記とは逆の方向に回動して、第二中 ギヤ21・第三大ギヤ22・第五小ギヤ24をも逆方向に回転させて、ラック2 5を図中左方向に移動させるので、これにより、開放側では、第四大ギヤ23の 第一小ギヤ20に対する咬合状態が解かれ、ロック部材11は再びダブルトーシ ョンばね16のばね圧で自動的に回動して、格納口14から上外方に起立するこ ととなる。 そこで、右側のロック部材11に係止している回転軸部8を回動支点として、 蓋1を更に下方に継続して回動させれば、左側のばね手段7の回転軸部8が、起 立したロック部材11のテーパーガイド部12に当接して、該ガイド部12の案 内作用で、再び、ロック部材11のロック孔13に自動的に係止するので、これ により、上記と同様な蓋1の確実な閉塞状態が得られることとなる。
【0024】 又、逆に、図中右側から蓋1を開放する場合には、同じく、連結孔部6に遊嵌 されているばね手段7の回転軸部8を伴って、今度は、右側の操作ボタン5をば ね圧に抗して内方向に押圧すると、前記と同様に、該ばね手段7の回転軸部8が ロック部材11のロック孔13から容易に外れるので、後は、左側のロック部材 11のロック孔13に係止している回転軸部8を回動支点として、蓋1をそのま ま上方に回動すれば、図9に示す如く、蓋1を右側からでも簡単に開放すること が可能となる。
【0025】 尚、この場合においても、回動支点側では、斯る蓋1の開放動作と連動して、 左側のリング体18が第二中ギヤ21を回転させることとなるので、これにより 、第二中ギヤ21と咬合する第三大ギヤ22が回転すると同時に、同軸の第五小 ギヤ24も同方向に回転して、該第五小ギヤ24と咬合するラック25を図中左 方向に移動させ、該ラック25の移動に伴い、右側の第五小ギヤ24が回転して 、同軸の第四大ギヤ23を同方向に回転させながら、一定の時間差をもって、連 結シャフト15の固定されている第一小ギヤ20と咬合させることとなる。 従って、蓋1を右側から開放する場合であっても、開放側のロック部材11は ダブルトーションばね16のばね圧に抗して、格納口14方向に徐々に回動して 、対応する格納口14内に没することとなるので、左側から開放する場合と同様 に、蓋1の開放状態においては、ロック部材11が上外方に突出して外観上の見 映えを害したり、ボックス本体2に対する物品の出し入れ時に、ロック部材11 の存在が邪魔となる心配がない。
【0026】 又、本実施例にあって、例えロック部材11にギヤ機構Gが付設されていても 、蓋1自体をボックス本体2から取り外す必要が生じたような場合には、両端の 操作ボタン5を同時に内方向に押圧して、ばね手段7の両方の回転軸部8を一緒 にロック部材11のロック孔13から外せば、蓋1をボックス本体2から簡単に 取り外すことも可能となる。
【0027】 尚、上記の実施例にあっては、構造の簡素化を図る上で、蓋1の回動支点とも なる回転軸部8を、矩形状のばね手段7の両側部に一体に設けたものであるが、 この回転軸部8とばね手段7とを夫々別体に成形することも十分に可能である。 更に、実施例は、自動車コンソールボックスの蓋1に応用したものであるが、 本考案はこれに限定されるものではなく、本考案の精神に反しない限り、その名 称の如何に拘らず、二方向からの開閉が可能な冷蔵庫の扉等を含め、その他種々 の蓋や扉類に対しても、容易に実施応用できることは言うまでもない。
【0028】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、ばね手段のばね圧を利用して 、ボックス本体の開口部に回動可能に設けられた蓋を、二方向から開閉すること が可能となるので、常に節度感のある確実な開閉動作及び開閉状態が保障されて 、例え頻繁に開閉操作を繰り返したとしても、従来の如く、円滑な開閉動作や確 実な開閉状態が期待できなくなると言う心配が全くなくなった。
【0029】 その上、本考案にあっては、ロック部材をボックス本体側に穿設された格納口 に回動可能に軸支する一方、該各格納口に軸支されたロック部材に回動用のギヤ 機構を夫々付設して、該ロック部材同士のギヤ機構を接続する構成を採用した関 係で、いずれの方向から蓋を開放する場合であっても、回動支点側のギヤ機構と 開放側のギヤ機構の連動した駆動で、開放側のロック部材をその格納口内に回動 させながら自動的に没することが可能となるので、蓋の開放時に、上外方に突出 するロック部材により、外観上の見映えが害されたり、或いは、ボックス本体に 対する物品の出し入れに際して、ロック部材の存在が邪魔となる心配も全くなく なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る開閉装置を示す分解斜視
図である。
【図2】1個のロック部材に付設されるギヤ機構を示す
要部正面図である。
【図3】同ギヤ機構を示す要部側面図である。
【図4】蓋をボックス本体に対して閉塞した状態を示す
正面図である。
【図5】ばね手段の回転軸部をロック部材のロック孔か
ら外した状態を示す要部拡大説明図である。
【図6】第四大ギヤが第一小ギヤに咬合した状態を示す
要部拡大説明図である。
【図7】ロック部材が格納口方向に回動する状態を示す
要部拡大説明図である。
【図8】蓋を左側(一方向側)から開放した状態を示す
説明図である。
【図9】蓋を右側(他方向側)から開放した状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 ボックス本体 5 操作ボタン(操作部材) 7 ばね手段 8 ばね手段の回転軸部(回転軸) 9 ばね手段の弾性部 11 ロック部材 13 ロック孔 14 格納口 15 連結シャフト 16 ダブルトーションばね 18 ギヤ状リング体 20 第一小ギヤ 21 第二中ギヤ 22 第三大ギヤ 23 第四大ギヤ 24 第五小ギヤ 25 ラック G ギヤ機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体の開口部に回動可能に設け
    られる蓋を二方向から開閉する開閉装置において、蓋の
    両端部に操作部材を夫々移動可能に支承し、蓋の内側に
    ばね手段のばね圧を受けて進退動できる一対の回転軸を
    配し、該各回転軸を上記操作部材に個々に連結して、各
    操作部材を上記ばね手段のばね圧で互いに外方向に付勢
    すると共に、ボックス本体の開口周縁両端部に格納口を
    穿設して、該各格納口に上記回転軸を着脱可能に係止す
    るロック部材を回動可能に軸支し、操作部材の押圧操作
    で、操作部材に連結された各回転軸を該ロック部材から
    個々に外せる構成となす一方、上記ボックス本体の各格
    納口に軸支されるロック部材に回動用のギヤ機構を夫々
    付設し、該ボックス本体両端側のロック部材のギヤ機構
    同士を接続して、蓋をいずれか一方から開放した時に、
    回動支点側のギヤ機構と開放側のギヤ機構の連動した駆
    動で、開放側のロック部材をその格納口内に回動させな
    がら没するように構成したことを特徴とする蓋の開閉装
    置。
JP1991015027U 1991-02-25 1991-02-25 蓋の開閉装置 Expired - Lifetime JP2521395Y2 (ja)

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EP91120298A EP0501021B1 (en) 1991-02-25 1991-11-27 Apparatus for opening and shutting a lid
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